CPUの名前の由来について解説【Intel編】

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【IntelとAMD】CPUの名前についてざっくりまとめ

IntelのCPUの名前の付け方についての説明です。(AMD製CPUについてはこちら→CPUの名前についての説明【AMD編】

注意

本記事の内容は、記事更新時点(2020年5月)でのものとなっています。現在は異なる可能性があるため注意してください。

CPUの名前の構造・成り立ち

CPUの全体的な名前の構造は下記のような形になっています。現在主流のCPUメーカーはIntelとAMDの2つですが、基本構造はどちらも同じとなっています。

CPU名 シリーズ名  番号
末尾のアルファベット
※ない場合もある
Core i7 7700K(例) Core i7 7700 K
CPU名の項目 概要
シリーズ名 「Core i7 は高性能モデル」の様にシリーズ毎に特色がある。
番号 いわゆる型番。世代番号などを含む。基本的に数字が大きいほど新しく高性能。
末尾 特記したい機能性を示したいものに付けられる(末尾Uは省電力モデルなど)。

末尾のアルファベットについては無い場合もありますが、アルファベットのみの違いの場合(例:Core i9-9900とCore i9-9900K)は、ベースは同じものなので、基本的には性能に劇的な差はつきません。次からは、各項目について少し詳しめに見ていきます。

Intel CPUシリーズ名

Intel CPUのシリーズ名について見ていきます。Core i7Celeronといったもののことです。下記の表にざっくりまとめてみました。

Intel CPU のシリーズ名
CPU名の項目 概要
Xeon 超高性能・超高価格。主に企業のサーバー等に使われる。
Core X 超高性能・(超)高価格。「Core i7 7740X」のようにXが末尾につく。
Core i9 超高性能・(超)高価格。第9世代から主流モデルとなったが、価格は非常に高い。
Core i7 高性能・高価格。個人使用での高性能CPUの主流モデル。
Core i5 Core i7の下位モデル。最新のものは十分高性能。
Core i3 Core i5の下位モデル。低価格でそれなりの性能。
Core M モバイル端末用の超省電力モデル。性能はPentiumとCore i3の中間程度。
Pentium Core i3の下位モデル。Core i3より低価格でまぁまぁの性能。コスパが良い。
Celeron 低性能・低価格の廉価モデル。
Atom Celeronより低性能の廉価モデル。消費電力が少ない。
Core 2 Quad Core iシリーズ登場以前に、高性能CPUモデルとして主流だった。現在では廃止されている。
Core 2 Duo Core iシリーズ登場以前に、高コスパCPUモデルとして主流だった。現在では廃止されている。
※薄字は、現在は廃止されたシリーズ

IntelのCPUシリーズは、上記のような感じになっています。よく見かけるのはCore iシリーズですね。その他のシリーズは主に、超高性能な企業向けの製品、安価モデル、省電力モデルなどとなっています。

Intel CPUの世代番号

Intel CPUを区別するのは、シリーズ名の他に「世代」があります。ざっくりいうと、ベースの部品が新しいものに変わるごとに数字が一つ増えます。シリーズ名の後の番号の先頭が世代数となります。たとえば「Core i9-9900K」であれば、9900Kの9が世代番号で第9世代のCPUという意味になります。

また、各世代毎にコードーネームというものが存在します。それ自体に意味があるものではないのですし、世代数はCPU名を見れば一目瞭然なので、特に覚える必要もないかと思いますが、下記にCore iシリーズ(デスクトップ向け)の世代別コードネームの一覧を載せておくので、興味がある方はご覧ください。

Core iシリーズのコードネーム(デスクトップ向け)
世代 コードネーム リリース開始
第1世代
Nehalem
2008年
第2世代 Sandy Bridge 2011年1月
第3世代 Ivy Bridge 2012年4月
第4世代 Haswell 2013年6月
第4世代その2 Haswell Refresh 2014年5月
第5世代 Broadwell 2015年6月
第6世代 Skylake 2015年8月
第7世代 Kady Lake 2017年1月
第8世代 Coffee Lake 2017年11月
第9世代 Coffee Lake Refresh 2018年10月
第10世代 Comet Lake

CPUの番号

CPU名の中の番号の部分についての説明です。まずは下記をご覧ください。

CPUの番号 概要
左から1番目の数字 世代番号。基本的に数字が大きいほど新しく高性能。
左から2番目の数字 同世代(シリーズ)内での序列のようなもの。基本的に数字が大きいほど高性能。
残りの数字
「Core i5 4570」と「Core i5 4590」なら、後者の方がほんの少し性能が良いという程度の認識でOK。あるCPUをほんの少し改良出来た場合に、ここの数字が増える

各数値の意味は画像で見て貰えば大体は分かるかと思います。性能をざっくり比較する際にも使えますが、同じシリーズ同士であることが条件です。比較する際の覚え方としては「同じシリーズであれば、数字が大きい方が新しく高性能」という風になります。

CPU名の末尾のアルファベットの意味

CPUの中には「Core i7 7700K」のように末尾にアルファベットがついているものがあります。これは基本的に、特記したい役割や機能性を示すために付けられます。下記にIntel CPUの末尾のアルファベットの意味についてざっと表にまとめています。

【デスクトップPC向け】
末尾のアルファベット 概要
X オーバークロック対応モデル。ハイエンドチップセット対応CPUに採用。
K オーバークロック対応モデル。末尾無しのCPUが元となっている場合が多い。
C オーバークロック対応モデル。現時点では、第5世代のCore iシリーズでのみ採用。
KF 内蔵GPU無効化かつオーバークロック対応モデル。第9世代から登場。
F 内蔵GPU無効化モデル。第9世代から登場。
S 省電力モデル。末尾無しの元CPUの動作クロックが引き下げられている。性能も低下。
T 超省電力モデル。末尾無しの元CPUの動作クロックが引き下げられている。性能も低下。
R 一体型PCや小型PCでの採用例がある。数は非常に少ない。
P
第3世代に内蔵GPUを無効にしたモデルとして登場。その後廃止されたかに思われた。
しかし、第6世代で普通に内蔵GPUを稼働できるモデルとして再登場した。謎。

※薄字は現在ほとんど使われていないモデル


【モバイル端末向け】
末尾のアルファベット 概要
HK 高性能かつオーバークロック対応モデル。
H 高性能モデル。
HF 高性能モデルかつ、内蔵GPU無効化モデル。
U 省電力モデル。最もよく見掛ける、現在のスタンダードモデル。
Y 超省電力モデル。主に超薄型PCに搭載される。
HQ クアッドコアかつ高性能モデル。
MQ クアッドコアかつ高性能モデル。第4世代までの採用。恐らくHQの先代モデル。
MX 高性能モデル。第4世代までの採用。恐らくHの先代モデル。
QM クアッドコアモデル。第3世代まで採用。恐らくMQの先代モデル。
M モバイルPC用モデル。第4世代までのスタンダードモデル。
DU 第5,6世代で登場。性能はUとほぼ同じ。謎。

※薄字は現在は廃止されたか現在ほとんど使われていないモデル。

結構細かく定められているので、覚えられれば、どういった特徴のCPUなのかが末尾を見るだけでわかるようになります。

終わりに

ざっくりとIntel CPUの名前の説明をしました。名前の由来が分かれば、わざわざ一つ一つのCPUの性能を調べなくても大体の立ち位置や用途がわかるということが伝わったでしょうか。覚えていると意外と便利ですし、割と簡単な仕組みなので覚えておいて損はないと思います。

それでは、記事は以上になります。ここまでご覧いただきありがとうございました。

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