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Radeon VIIの評価【性能比較】

radeonVII-review

ハイエンドGPU「Radeon VII」の評価・まとめ記事です。
世界初の7nmプロセス採用のゲーミングGPUとの事ですが、その実力はどうなのか見ていきます。(ちなみに現在は14nmが主流)

簡易比較表

「Radeon VII」とその他の現在主要なGPUとの簡易比較表です。 価格は記事投稿時点での、主に価格.com最安値となっています。

「Radeon VII」簡易比較表
GPU名称
3DMark
メモリー
TDP
ワット
パフォーマンス
コスパ
価格
RTX 2080 Ti 33500 11GB 250W 134 0.197 170000円
RTX 2080 27900 8GB 215W 129.8 0.279 100000円
GTX 1080 Ti 27800 11GB 250W 111.2 0.278 100000円
Radeon VII 27800 16GB 300W 92.7 0.299 93000円
RTX 2070 22400 8GB 185W 121.1 0.345 65000円
GTX 1080 22000 8GB 180W 122.2 0.338 65000円
RTX 2060 18300 6GB 160W 114.4 0.381 48000円
GTX 1070 18000 8GB 150W 120 0.4 45000円
GTX 1660 Ti 16000 6GB 120W 133.3 0.410 39000円
GTX 1060(6GB) 12900 6GB 120W 107.5 0.461 28000円
GTX 1050 Ti 7700 4GB 75W 102.7 0.428 18000円

参考 UL BenchmarksUL Benchmarks

GTX 1080 TiやRTX 2080と同程度

3DMarkでの性能はGeForceのGTX 1080 TiやRTX 2080と同じくらいになっています。文句無しのハイエンドです。Radeonのゲーミング性能がGeForceより低めとはいっても、まず困る事はない性能だと思います。

コスパは悪くないが、TDPが高すぎる

単純な性能と価格のコスパは、発売から日が浅くて価格の高い今でも、RTX 2080よりもやや上なので悪くないです。
ですが、とにかくTDP(消費電力の目安)が高い。300Wは異常です。その分の電源容量も確保しないといけないし、熱も気になるし、ここまで高いと電気料金も気になってくる…。
7nmプロセス(小型プロセス)の大きな利点の一つには低消費電力化があった気がするんですが、何かの間違いだったのかなと思ってしまうレベル。

ワットパフォーマンスが悪い

300WとこれだけTDPが高いと、当然ワットパフォーマンスは悪いです。300Wで「悪くないワットパフォーマンス」と言われるためには、RTX 2080 Tiをも超える性能が必要ですからね。
最近のGeForceは、ワットパフォーマンスが飛躍的に向上してきているので、その事も考慮してワットパフォーマンスが悪い事は印象が良くないですね。

ゲーミング性能

ゲーミング性能は、言葉の通りゲームをする際のパフォーマンスの性能です。
実際にゲームを動作させた際のFPS数で比較されます。
今回は、17種類のゲームでのデータを基に見ていきます。

17種のゲームでの平均FPS(1080p Medium)
GPU名称 平均FPS
RTX 2080 Ti 198.3
RTX 2080 184.5
GTX 1080 Ti 177.5
RTX 2070 163.9
Radeon VII 163.4
GTX 1080 156.6
RTX 2060 149.9
GTX 1070 Ti 149.1
RX Vega 64 147.6
RX Vega 56 137.0
GTX 1070 134.4
GTX 1060(6GB) 104.2
RX 580 8GB 103.0
GTX 1060(3GB) 98.3
RX 570 GB 90.7
GTX 1050 Ti 65.2
GTX 1050 51.5

ゲーミング性能は RTX 2070 と同程度

ゲームでの実測値は、「RTX 2070」とほぼ同程度という結果でした。3DMarkで見るよりも大分落ちる印象ですね。
ハイエンドGPUに最も求められるのは「ゲーミング性能」だと思うので、これはいただけない。まぁ、GeForceよりRadeonがゲーミング性能が低いのは元々なんですが。
「RTX 2070」が6万円台中盤で買えるので(2019年3月15日時点)、9万円以上する「Radeon VII」のコスパは凄く悪いです。もちろん性能自体は文句無しのハイエンドの高性能ですが、あえて選ぶ理由は正直無さそうです。
しかも、GeForceのRTXシリーズは、現状ゲーミング性能にほとんど関係ないコアを搭載し、その分のコスト(価格の上昇)がありながらの数値です。
「Radeon VII」はレイトレーシング機能は当然持っておらず、他に何か新しい機能を利用できるコアも搭載していません。7nmプロセスにしかない利点があれば別だったかもしれないですが、仕様上はそのようなものは無いように見えます。正直褒めるところが無いです。

まとめ

良い点・悪い点

良い点
  • 世界初の7nmプロセス採用のゲーミングGPU(話題性)
  • ハイエンドGPU
悪い点
  • ワットパフォーマンスが悪い
  • TDPが300Wとめちゃくちゃ高い
  • ゲーミング性能が低い(同価格帯のGeForceと比較して)
  • 価格が高い(2019年3月15日時点で9万円以上)

総評

正直微妙、あえて選ぶ必要は無さそう

見出しの通り、正直魅力をあまり感じません。
TDPは300Wとめちゃくちゃ高いし、その割には性能こそ高いものの、ゲーミング性能は「RTX 2070」と同程度。しれっとメモリーを16GBも積んでいるのだから、もう少し頑張って欲しかったですね

これからの値下がりに期待

Radeonでは、初動の価格は高くて、そこから数万円値下がりというのがよくあります。値下がり後の価格によっては、選択肢に入るかもしれません。
具体的には、同程度のゲーミング性能の「RTX 2070」の6万円台までは下がらないと話にならない気がします。
TDPが300Wということを考えると、更に一段安い5万円台にならないと厳しいかもしれない…。



記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

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