デスクトップPCのおおまかなPCパーツ構成と価格のシミュレーターです。各パーツ項目で現在主要なものを抜粋して選択できるようになっています。下に手動入力用も用意しているので、細かく自分でパーツ名や金額を入力したい方はそちらをご利用ください。一応試作版。
自作PCの構成を考える際の下地や、BTOパソコンをパーツ価格からコスパ評価したい場合にご活用頂けると幸いです。マザーボードなどの一部のパーツは、具体的な製品名を載せると数が膨大になってしまうので、大体の仕様と価格を載せています。その点はご容赦ください。
項目が多くて常に最新を維持するのが正直難しいので、月1更新くらいを想定しています。更新時期はタイトルに載せるので、そちらをご確認ください。
- 掲載の価格は、更新時点のおおよその市場価格です(主に価格.com参考)。最安値付近の価格を拾っているので、実際にはもう少し高くなる可能性も高いと思います。
パーツ合計:円
CPUの性能比較表(2024年11月版)
CPUはPCの頭脳に例えられる中心的な処理装置です。CPUの性能がPC全体のパフォーマンスに影響してくるため、PCの中でも特に重要なパーツの一つです。
CPUの良し悪しを知るには、ベンチマークスコアを見るのが手っ取り早いです。下記の表で更新時点での主要CPUのベンチマークスコア(PassMark)と主要な設定についてまとめていますので、参考までにご覧ください。ただし、下記のスコアは主にマルチスレッド性能(CPUの全コア稼働時の性能)であるため、1コアあたりの性能や高性能なGPUと併用する際のゲーミング性能においては、異なる結果となる可能性もあるため注意です。また、CPU名のリンクはAmazonのものです。
GPUの性能比較表(2024年11月版)
GPUは画像処理に特化したプロセッサです。PCの中心的な処理を担うのはCPUですが、画像に関する処理(ゲーム、動画再生、動画編集 etc.)の主役は基本的にGPUとなります。重いゲームや動画編集をしないならCPUに統合されているGPU(内蔵GPU)でも十分なケースが多いですが、重い処理を想定する場合にはグラフィックボード・ビデオカード(単体のGPUを搭載したパーツのこと。通称グラボ)が必要となります。
CPUと同様に、性能の良し悪しを知るにはベンチーマークスコアを調べるのが手っ取り早いです。下記に更新時点での主要GPUのベンチマークスコア(3D Mark Time Spy Graphics)と主要な仕様についてまとめているので、参考までにご覧ください。ただし、下記はDirectX 12における2560×1440時のスコアであるため、1080pや4K、レイトレーシング時には異なる結果になる可能性もある点に注意です。また、GPU名のリンクはAmazonのものです。
その他の各パーツの要点など
CPUとGPU以外のパーツの要点についても下記にざっくりとまとめているので興味があればご覧ください。
CPUクーラー:CPUの発熱(TDP)に合わせたものを選択
CPUは小さなパーツで膨大な処理を行うため、高負荷時には大きく発熱します。そのため、高性能なCPUで高負荷時にも安定したパフォーマンスを発揮するためにはCPUクーラーの性能も重要です。CPUの発熱(TDP)に合わせたものを選択することが大切です。
冷却性能 | クーラーのファン | TDP(参考) |
---|---|---|
高 | 120mm×3(360mm水冷)、140mm×2(280mm水冷) | 300W~ |
140mm×2(空冷)、120mm×2(240mm水冷) | 250W~ | |
120mm×2(空冷)、140mm×1(空冷) | 200W~ | |
120mm×1(空冷) | 150W~ | |
92mm×1(空冷)、付属クーラー(空冷、Ryzen高性能) | 120W~ | |
低 | 付属クーラー(空冷) | ~90W |
- CPUの発熱に合わせて選ぶCPUクーラーはCPUの発熱に応じて選択します。基本的にCPUのTDP(熱設計電力)という値を参考に選びますが、CPUによっては電力設定が異なるため中々難しいです。詳細レビューなどを参考にすると安心ですが、よくわからない場合は上述の表のTDPの最大値でも大丈夫なクーラーにしておけば安心です(費用はかさむ可能性あるけど)。ざっくりとですが、上の表でCPUのTDPと選ぶクーラーの目安を載せているので、そちらも参考までにご覧いただくと良いかもしれません。
- 空冷よりも水冷の方が冷却性能が高いCPUクーラーは、基本的に空冷よりも水冷の方が冷却性能が高いです。主な理由は、空冷はケース内部や排熱した後に、その熱をケース外へまた排熱する必要がありますが、水冷は直接ケース外へ排熱出来る点や、ファンの個数を増やし易いためです。ただし、空冷の方が安価なのでコスパ的にはさほど変わらないと思う他、水冷は継続使用で性能が低下したり、故障や寿命を迎える可能性があるのに対し、空冷はそのようなリスクが無いのがメリットです。
- ファンの数が多くて大きいほど冷却性能が高い水冷も空冷も冷却に用いるのはファンなので、その性能が非常に重要です。具体的にはファンの個数が多くて大きいほど冷却性能が高まります。ただし、冷却性能が高い製品ほど部品が大きかったり増えたりする訳なので、価格も高くなります。一応、熱を伝導する金属(ベースやヒートパイプやヒートシンク)などによっても差はでますが、基本的にはファンの性能が非常に重要です。
- ケースの排熱も重要(特に空冷)CPUの冷却にはクーラーだけでなくケースの排熱も重要なのは忘れてはいけません。水冷は仕組み上物凄く重要という訳ではありませんが、空冷ではケースのエアフローはめちゃくちゃ重要なので注意しておきましょう。
メモリ:用途に応じた容量を選択。DDR4とDDR5に注意
メモリはCPUの作業スペースとなるパーツです。2023年5月時点ではDDR4とDDR5の二つが混在しているため、CPUとマザーボードの対応に注意です。
- 最低16GBは欲しい(出来れば32GB)説明するまでもなさそうですが、メモリ容量は重い処理も想定するなら最低でも16GBは欲しいですし、できれば32GB欲しいです。コスパ的にも32GBの方が少し良いことが多いので、自作では32GBが基本の容量だと思います。
- デュアルチャネルは必須メモリは同じ規格・容量のメモリを同時に2枚1組で使用することで、2枚のメモリで並列を処理行い転送速度を向上させる「デュアルチャネル(デュアルチャンネル)」技術というものがあります。デスクトップではデメリットがほぼないのに恩恵が大きいので、必ず利用できるようにしておくようにしましょう。BTOや既製品では基本的に始めから対応していると思うので、特に気にする必要はありません。
- DDR4とDDR5について2024年6月時点だと、主流メモリはDDR4とDDR5の二つの規格が混在していますが、この二つは互換性がないため、CPU(とマザーボード)に対応しているものを選ぶ必要がある点に注意が必要です。価格については、DDR5の方がまだ1.4倍~くらい高価なので、予算を節約したいならDDR4もアリです。ただし、DDR5の方が帯域幅は格段に向上している上に電力効率も良くなっていますし、今後はDDR5対応が主流になっていきます。流用の可能性なども考えると、出来ればDDR5を導入しておくことをおすすめしたいです。ただし、遅延についてはDDR4の方がわずかに少ないので、帯域幅がDDR4でもネックにならない用途の場合はほとんど性能が変わらないこともあります。
- DDR5メモリは別製品と混ぜて利用するのはリスクがあるので注意DDR4メモリでは別製品と混ぜて利用するのは推奨はされないものの、特に問題のある行為でもありませんでしたが、DDR5ではリスクがあるので注意です。これは、DDR4までは電源IC(PMIC)というものがマザーボードに搭載されていたのに対し、DDR5からはメモリに直接搭載することになったためです。現在では絶対止めた方が良いというほどではなくなっていますが、一応気を付けておいた方が良いです。この仕様変更によって電力効率向上に貢献しているようなので仕方ないですが、やや不便な仕様にはなりました。
- 4枚挿しは上級者向けメモリスロットの数について、ATX以上のマザーの場合はほぼ全てが4ですし、MicroATXでも多くの製品が4つ備えていますが、実際にメモリを4枚で利用するのは上級者向けです。これには基本的に2枚利用時よりも使える帯域が低下するため、場合によっては状況に応じて速度や電圧を調整しないと安定しなかったり、メモリにはランクという仕様があり(使用するメモリコントローラの数)、これによっても利用できる状況が変わったり、DDR5の場合はPMICがメモリ側に実装される影響で他製品と混在させるのがあまり好ましくなかったりなど、色々とややこしい問題が発生するためです。ただでさえ、自作PCにおけるメモリは特に問題が発生しやすい部分なので、そこのリスクを上げるのは好ましくないため、メモリの4枚利用は初級者の方は避けた方が良いと思います。
ストレージ(SSD):自分に合った容量と性能のものを選択
ストレージはデータの保存場所です。必要な容量は個人の利用方法によって異なるため語ることはないですが、その他の仕様での注意点などを少し触れています。また、HDDについては、アクセス頻度の低いけど保存しておきたいデータが膨大にある場合には良いですが、現在ではSSDがかなり安価になっていてそれ以外ではあまりおすすめではないので、下記では特に触れていません。
- QLCは耐久性が低いため出来れば避けたい(TBWが低いものを避ける)SSDを選ぶ際に最も気を付けて欲しいのが、耐久性です。具体的には、QLCというレベルセル構造を用いているSSDは耐久性が低いため、出来れば避けることをおすすめします。ただし、QLCなどのレベルセル構造は記載されていない場合もあります。その場合にはTBWという推定寿命を表した数値なら大体記載されているので、そちらを確認しましょう。これが他製品と比べて明らかに低いものはQLCである可能性が高いので、避けることをおすすめします。2023年現在では、1TBあたり600TB以上くらいなら大体TLC以上なので、これを基準にしても良いです。一応レベルセルについてもう少し詳しく触れておくと、SSDではセルと呼ばれる場所にデータを保存しますが、一つのセルに複数ビットを保存する仕組みがあります。4つの構造が存在し、それぞれ1セルで1ビットがSLC(シングルレベルセル)、1セル2ビットがMLC(マルチレベルセル)、1セル3ビットがTLC(トリプルレベルセル)、1セル4ビットがQLC(クアッドレベルセル)という感じになっています。一つのセルで多くのビットを保存するほど単価が安くなるので大容量かつ安価なSSDにすることができますが、セルあたりの負荷が増えるため耐久性が大幅に落ちてしまうというデメリットがあります。そのため、QLCは一番安価だけど耐久性が低いという感じになっています。どうしても安くしたいなら無しの選択肢ではないと思いますが、一つ上のTLCの良コスパ品なら、耐久性は倍で価格も1~2割しか違わないことが基本なので、コスパはQLCの方が基本圧倒的に悪いです。
- SSDの接続方式は NVMe(PCIe)と SATA の二種類があり、NVMeの方が高速SSDの接続方式についてです。主にM.2のPCI-Expressを用いた「NVMe接続」と、HDDや光学ドライブなどにも使われる「SATA接続」の二種類があります。NVMe接続の方が圧倒的に高速となっていて、最新のものだと10倍以上の速度差があります。SATA接続のものの方が容量単価が若干安いというメリットがあったものの、その差も最近ではかなり小さくなっており、製品数もかなり減ってしまったので、NVMe接続のものを選ぶことが基本です。
- PCIeの Gen3 や Gen4 はあんまり気にしなくてOK(Gen3でも十分高速)NVMe接続のSSDは基本的にPCI-Expressというものを用いて利用しますが、大体Gen3とかGen4とかが併記されています。この対応バージョンが新しいほど、速度が向上したり、電力効率が良くなったりします。新しいバージョンの方がもちろん良いは良いのですが、現状ではGen3でも一般利用ならまず困らないレベルの高速さなので、正直あまり気にしなくても構わないと思います(ストレージ速度が非常に重要な処理をする場合は例外ですが)。
- DRAMレス製品以前の主流SSDでは「DRAMキャッシュ」を用いて性能を向上させる仕組みが取り入れられているのが一般的でした。しかし、最近ではホストCPUのメモリを活用してパフォーマンスを向上させるHMB(ホストメモリバッファ)を活用したDRAMレスのSSDが増えてきています。
DRAMレス製品は、DRAMキャッシュ有りの製品と比べると安価で、速度も長時間アクセスを前提にしないなら十分なパフォーマンスが得られるためコスパにも優れており、人気が高まっています。
耐久性や長期持続パフォーマンスを期待するなら未だにDRAM製品は有力なので、DRAMレス一択とまではいかないですが、予算と相談して選択しましょう。 - やや上級者向け?:システムストレージや領域(OSを入れるSSD)を小容量にして、他のストレージや領域をデータ保存用にするのがおすすめ「このSSDはこのPC限りで終わりにする」と決めている人は気にする必要がないので、飛ばしてもらって大丈夫です。一つのSSDを長期間、もしくは別PCでも使いたい人向けです。おすすめ構成は、システムストレージや領域(OSが入っているところ)とは別に、データ用のストレージや領域を用意しておくという形です。主な理由は、単純にシステムデータとメインのデータが隔離されるため管理が楽、他PCへの移行が楽になる、システムストレージでのトラブルを想定した時のリスク回避、などのためです。たとえば、SSD一つのPCでパーティション分割もせずに利用している場合、そのまま他PCでデータ保存用ストレージとして使うのが難しくなります。一旦別の場所へデータを移動して、再フォーマットした後にデータを入れ直すというのは可能ですが、非常に面倒な上、無駄に残りの耐久性を削られてしまうのも好ましくありません。そのため、始めから二つのSSDを用意して、システムストレージとデータ保存用のストレージとして利用し始めるか、パーティション分割を行ってデータ保存用のパーティションを別に用意しておくと、後々楽になる可能性があります。システムストレージの容量は、Windows 11なら25GB~35GB程度と言われており、上述の様な分け方を行う際には少し余裕を持って120GB程度は用意しておくのが一般的です。ただし、冒頭で触れた通り、SSDとPCを基本同一のタイミングで変えるタイプの人は基本気にしなくても大丈夫なので、深く考えなくてもOKです。
マザーボード:高発熱CPUの場合はVRM(電源回路)にも注目
マザーボードはPCの基盤となるパーツです。詳しく触れていくと長くなるので特に重要かなと思う部分だけ触れていきます。
- 高性能CPUの場合、電源回路(VRMフェーズ)の数と質が重要たくさんの電力を使う高性能CPUの場合には、マザーボードのCPUに電力を供給する「CPU VRM(電源回路)」が重要です。このCPUのVRMの仕様によって、同じCPUでも性能や発熱が変わってきます。そのため、元々発熱が多いCPUの場合には出来るだけ優れた電源回路を備えたマザーボードを使うことが好ましいです。ただし、CPUの電源回路が高性能であるほど結構分かり易く高価になる傾向があるため、予算との相談になります。見るのは数と質です。まず数ですが、VRMフェーズは数が多いほど安定して電力を供給できるため良いと言われているため、出来れば数が多いものを選びたいです。次に質ですが、VRMではMOSFETやドライバーなどの複数のものが必要となりますが、これが一つのモジュールとして統合されている方が、特に効率の面において良いとされています。このようなモジュールの代表的なものには「DrMOS」や「SPS」と言ったものがあります。特に覚えなくても、公式のCPU回路部分の製品紹介で、こんな感じの固有名詞っぽい名前が発見できれば大体OKという認識で良いかなと思います。また、基本記載はないので気にしてもしょうがない部分かもしれませんが、最大出力電流(A)が高い方が良いです。
- チップセットマザーボードには各パーツへデータを受け渡して管理する、チップセットと呼ばれる集積回路が搭載されています。マザーボードの核とも言える重要な部分です。世代などによって性能が異なるため全般的な説明は上記くらいしかできないですが、高性能なパーツを多く採用する場合にはやはり良いチップセットが搭載されたマザーボードの方が好ましいです。グレード別の頭文字のアルファベットを下記の載せておくので、参考までにご覧ください。高性能なCPUであるほど出来れば良いものが良いかなくらいで見ておくと良いです。Intelチップセット:Z > H > B(例:Z790、H770、B760)AMDチップセット:X > B > A(例:X670E、B650、A620)また、一般の方ではほとんど居ないと思いますが、高速なSSDを二つ以上同時に負荷を掛けたり、グラボを二枚で運用したるする場合にはPCIeのレーン数も重要なので、最上位のものが良いです。あと余談ですが、デスクトップPCにおいてはチップセットはマザーボードに統合されているのが基本ですが、ノートPCなどのモバイル端末向けの場合、CPUなどと同じパッケージ内に実装されていることもあります。
- フォームファクタフォームファクタはマザーボードの寸法の規格です。現在主流なのは4種類で大きい順に「Extended ATX > ATX > MicroATX > Mini ITX」という感じになっています。ですが、対応のPCケースの幅や実用性的に、基本はATXかMicroATXのどちらかです。シンプルに大きい方が高性能かつ拡張性が高いけど、高価になる傾向があります。何を選ぶかは個人次第ですが、予算との兼ね合いや、使うケースが対応しているかの確認は忘れないようにしましょう。
- 対応メモリ(DDR4とDDR5)メモリについてです。2023年現在ではDDR4とDDR5の二つが市場に混在していますが、DDR4とDDR5は互換性がないため注意が必要です。マザーボードと対応メモリが異なることのないように注意しましょう。特に、第12世代Coreと第13世代CoreはDDR4とDDR5の両方に対応しているため、事前にどちらのメモリにするかを決めてから、マザーボードを選択するようにしましょう。
電源ユニット:容量は「CPUとGPUのTDP合計」に少し余裕を持たせるくらいを意識。80PLUS認証にも注目
電源ユニットはPCへ電力を供給するパーツです。最低でもPC全体の最大消費電力以上の容量を備えておく必要があります。
- 容量の全てが利用できる訳ではないので注意始めに触れておきたいのは、電源の仕様の容量の全てが利用出来る訳ではない点です。電源ユニットがPCで使えるように電力を変換する際にいくらかロスが生じてしまうためです。電源によって変換効率が少し違うので、そこも少し意識します(後述)。
- CPUとGPUの最大TDP合計値に、少し余裕を持たせた容量を意識PCで電力を非常に多く使うのはCPUとGPU(グラボ)なので、この二つの最大TDPの合計値を基準として考えます。その基準値に、他パーツの電力や前述のロス分を考慮して余裕を持たせた数値を推奨の最低容量とします。例として「Core i9-13900K」と「GeForce RTX 4080」を利用する場合には以下のような感じで考えます。【容量の計算(例)】Core i9-13900K:253W(TDP PL2)RTX 4080:320W(TDP)他パーツやロス分考慮:286W(253W + 320W / 2)容量目安:859W以上ざっくりとですが、上記のような感じで私の場合は算出しています。ただし、実際にはCPUとGPUの両方が同時にフル稼働することは一般的にはまずないので、少し足りなくても十分使えはしますし、CPUやGPUの消費電力を設定で軽減したりも可能なので、その辺りは個人の考え方次第でもあるのかなと思います。
- 80PLUS認証:上位ほど効率が良くてロスが少ない前述のように、電源ユニットが電力をPCで使えるように変換する際にロスが生じますが、そのロスが少ない(変換効率が良い)方が部品への負荷も少なく発熱も減るため良いとされています。その変換効率の良し悪しを判断するための材料として「80PLUS認証」という称号のようなものが存在します。ランクは下記のような感じで分けられています。TITANIUM > PLATINUM > GOLD > SILVER > BRONZE > STANDARD良い認証ほど高価になりますが、発熱が少なく長寿命も期待できるので、ハイエンドPCや長期間利用したいPCの場合にはGOLD以上くらいを目安に選びたいところです。
- 12VHPWR:1つで最大600Wまで供給できる新コネクタ12VHPWRは1つで最大600Wまで供給できる新しいコネクタです。従来の8/6pinケーブルだと1本で最大150Wまでのため、年々増大化するGPUの消費電力増加によって本数が多くなってしまっており、見た目がごちゃつく上に安全性や効率面での懸念もあったことを解消することができます。グラボが12VHPWR端子採用だとしても、基本的に従来端子への変換アダプタが付属するので注意しないと使えないことはありませんが、無駄な接続が多くなり安定性や効率への懸念が少し生まれますし、グラボが12VHPWRの場合は電源も対応のものを選ぶのが好ましくはあります。ただし、設計での懸念点がある点は注意。登場当初に、12VHPWRケーブルはしっかりと差し込まれておらずに融解する事例が登場時に報告されており問題になったことがあるので、使用の際にはしっかりと差し込むことを十分に注意してください。
- 販売メーカーで選ぶのは難しい(製造が大体別メーカー)電源は重要だから信頼性のあるメーカーのものが良いと考える人も多いと思いますが、電源ユニットの販売メーカーの多くが製造は別企業(OEM)に頼っているため、メーカーで良し悪しを判断するのが難しいです。同じ販売メーカーでも、製品によって製造メーカーが異なるというのも普通にあります。しかも、仕様表でOEMを記載することもほぼないので、過去のレビューなどを参考するしかないです。一応、高品質と言われている主要OEMは、コスパもそこまで悪くない割に高品質なのが「CWT」「Enhance」など、非常に高価だけど信頼性が高く高品質なのが「Seasonic」や「Flextronics」などが2023年現在では挙げられるところだと思うので、こだわるならこの辺りのOEMかどうかを確認すると良いかもしれません。他にもたくさんありますし、評価も諸説ある部分なので気になる方は各々調べてみてください。
- 【自作&カスタマイズ】ファンの種類も考慮電源ユニットにも冷却用のファンが搭載されていますが、そのファンにもいくつか種類があります。電源ユニットでは主に3種類が使われており、安価で静音性に優れるけど熱にも弱くPC用電源のようなメンテナンス無しでの長期使用には向かない「スリーブベアリング」、熱に強く長寿命だけどやや高コストで状況によって騒音もやや気になる「ボールベアリング」、コストが高いけど長寿命かつ静音性にも優れる「流体動圧軸受(FDB)」の3つが主流です。性能だけを考えるならFDBが最も良いですが、高価なのがデメリットです。また、他にもハイドロダイナミックベアリングなど別の名称のものが採用されていることがありますが、他のものは基本的にはスリーブベアリングとボールベアリングよりは良さそうものが多いようです(特許の関係でFDBの名が使えないため別の名称を使用しているが、仕組み的には同類のものが多いらしい)。
- 【自作&カスタマイズ】プラグイン対応だと便利直接性能には関係しないですが、プラグイン対応だと各ケーブルが独立し着脱可能なので配線しやすく便利です。ただし、高価になるのが欠点です。性能に大きく関わる訳ではないので、重視するかは各々で判断という感じ。
PCケース:サイズとエアフローに注意。もちろん見た目も
PCケースはその名の通り、PCの各パーツを収めるケースです。BTO等では相性問題は特に気にする必要がありませんし、ケースは固定のショップが多いので、基本的には自作用の要点になります。
- 各パーツとの対応に注意(CPUクーラー、マザーボード、グラボ、電源など)最低限、各パーツがちゃんと収まるかのチェックは事前にやっておきましょう。特に、大型のCPUクーラーを利用する際には注意です。その他、マザーボードのフォームファクタの対応、グラボのサイズ、電源なども一通り目を通しておきましょう。
- ケースファンの数やサイズをチェック。エアフロー(排熱)が重要高性能なPCを利用する際にケースで特に心掛けて欲しいのは、エアフロー(排熱)です。昨今ではCPUクーラーは水冷が多くなりましたが、グラボはまだ内排気も行う空冷が基本ですから、エアフローはまだ重要です。PCケースの排熱で特に重要なのはケースファンです。大きいものほど風量が強く、数が多いほど良いです。ただし、ケースファンのサイズが大きいほど音も大きくなる傾向があるのでその点は留意です(回転数次第だけど)。また、ケースによっては付属のファンが明らかに少なく、必要に応じて自分で用意する前提のものもあるので、付属ケースファンも事前に確認しておきましょう。ケースファンの構成はケースの通気性や利用するCPUとGPUのTDP次第ですが、低性能なゲーミングPCでも12cmファン×2(吸気1排気1)は必須で、発熱多めのゲーミングPCの場合には12cmファン×3以上は欲しいかなという印象です。また、14cm以上のファンの場合には風量がグッと上がりますので、エアフロー重視ならファンのサイズも意識してみると良いです。
- 静音タイプのケースは排熱が難しいので注意PCケースの中には、ファンの通気口以外は密閉し、吸音材などを内部に貼り付けた静音タイプのケースもあります。静音性の向上を期待できますが、当然ながら熱がこもりやすいです。個人的な見解ですが、一定の効果はもちろんありますが、通気口を完全には防げないですし、ケースファンも回りますから、当然無音にはなりません。低負荷時の静音効果を求めるなら全然アリですが、高負荷時には静かになって欲しい場合にはそこまでかなという印象なので、その辺りは用途などと見比べて検討すると良いと思います。
初めまして。コメント失礼します。
今回初めてPCを自作しようと考えており、後述の構成に問題がないか、また、他により良いパーツが無いかなどについてご教授をいただきたくコメントさせていただきました。
パソコンの主な使用用途としてはゲーム、具体的なタイトルは「Ark: Survival Ascended」、「Escape From Tarkov」(以下EFT)などです。予算は35万円前後を考えています。どちらのゲームもとても重いので十分なスペックを実現することが難しいのは存じ上げております。見た目やライティングの有無などは全く気にしないので、予算内でできるだけ快適にプレイできるようにコスパ重視で組みたいと思っています。
以下自分が組もうと考えているPCの構成パーツとそれを選んだ理由です。
【CPU】 : AMD Ryzen 9 7950X3D ¥97,980
EFTをプレイするにあたって、「キャッシュメモリの搭載量が重要なためRyzen X3Dシリーズが良い」という噂を小耳にはさんだので選びました。
【GPU】: Geforce RTX 4070 ti super $799 (¥117,800)
1月24日発売の新モデルですが、コスパが良いとのことなので選びました。
【メモリ】: Corsair CMK64GX5M2B5600Z40 ¥25,938
EFTはCPUとメモリが大事とのことなので少し余裕をもって64GBで良さそうなものを選びました。
【SSD】: Hanye HE80-2TGHS ¥14,180
容量は2TBがいいのですが、SSDの良し悪しが全く分からないので適当なものを選びました。
【マザボ】: MSI MAG X670E TOMAHAWK WIFI ¥39,839
Bluetooth対応、DDR5対応の中で良さそうなものを選びました。
【CPUクーラー】: Deepcool LS720 R-LS720-BKAMNT-G-1 ¥14,800
360mm水冷クーラーの中から良さそうなものを選びました。
【電源】: 玄人志向 KRPW-GA850W/90+ ¥13,091
CPU,GPUのTDP的に850Wあれば十分だろうと考え、選びました。
【ケース】: LIANLI LANCOOL 216 RX ブラック ¥16,111
360mmの水冷ファンが入ること、色が黒であることを条件に選びました。
【OS】: Microsoft Windows 11 Home 日本語版 ¥15,280
以上で合計355,019円です。
質問としましては
1.上記の構成で問題はないか
2.他に良いパーツはないか
3.RTX 4070 ti superが価格通り手に入るのか、またどこで購入できるのか
などです。
お手数をおかけしますが、ご返信いただけますと幸いです。
拙い長文失礼いたしました。
はじめまして。いただいた質問についてそれぞれ回答したいと思います。
>上記の構成で問題はないか
全体的にコスパ重視でよくまとまっていて、特に問題という点は見当たらないと思います。
>他に良いパーツはないか
安さとコスパ重視でしっかり選定されていると思うので、そこ特化前提なら、確実にこっちの方が良いみたいな製品はほとんど挙げれなさそうな感じに見えます。
ただそれで終わりもあれなので、好みとか誤差レベルで強いて言うならってレベルですが、一応いくつか触れておきますね。
【メモリ】
挙げられているものだとDDR5-5600だとテスト電圧が1.25Vのものなので、DDR5-5600でも1.1V表記(遅延はわずかに増えますが)のCP2K32G56C46U5の方が、定格での安定運用や効率重視ならほんのちょっと向いているかなとは思います。
【電源】
まず、KRPW-GA850W/90+は850W GOLDでは最安クラスなので、そこ重視なら全然悪くはないです。
ただ、850W GOLDで3年保証というのは少し短いのが若干気になるのと、GPUのコネクタが2021年発売の少し古い電源のため12VHPWRコネクタではなく、RTX 40シリーズでは変換アダプターを使うことになるので、配線が少しゴチャついたりごくわずかな効率低下もありそうなど、若干の懸念点はあります。
人によっては全然許容できるレベルなので気にならないなら良いですが、1.5~1.6万円程度でもう少し保証が長い12VHPWRコネクタ採用品の方が今は人気ではありますね(該当製品はたくさんあるので割愛)。
>RTX 4070 ti superが価格通り手に入るのか、またどこで購入できるのか
正直出てみないとわからないですが、公式のサイトで想定価格が115,800円~とありますので、大幅に高くなることは無いと期待したいところですね。
購入場所については、注目の製品なので普段グラボを取り扱う主要なショップなら割とどこでも仕入れると思います。
登場後の需要と供給の関係などは本当に出てからでないとわからない部分ですが、想定通りの価格なら非常に魅力的ですから、そこからの大幅な値下がりはあまり期待できなさそうに思います。
購入後は品薄になって少し待つ可能性も否定はできないので、不安ならすぐに購入できるように構えておくと良いかもしれません。
はじめまして。
コメント失礼します。
初めて自作PCを作ろうと考えており、現在色々なサイトを読み漁って勉強中なのですが構成がなかなか決められません。
やりたいこととしてはlol、APEXなどのゲームや動画編集を行いたいと思っています。
CPUは Ryzen7 5700X を使用したいと考えていますが相性とコスパの良いグラボ、マザボを決めきれずに悩んでいます。
OS抜きの予算は15〜17万円と設定しております。
おすすめ構成があれば教えていただきたいです。
はじめまして。
5700XとAM4マザボが今凄く安いこともあって、OS抜きで予算が17万円だと思ったよりも選択肢が多くて絞るのが難しいので、
出来ればこれまでに検討したり気になったりした構成やパーツ等について聞かせて貰えないでしょうか?
他にも気になる・悩んでいることとかあれば気軽に聞いてくれればスムーズになるかもしれません。
はじめまして。
初めて自作㍶を作ろうと考えており、構成に問題がないのか、などアドバイスを頂きたいです。
予算は15-17万円以内に収めようと考えています。
使用用途としては、スターフィールドやサイバーパンク、FFなどをフルHDにてできるだけ快適にプレイしたいと考えています。
以下は構成です。
【PCパーツ構成】
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:玄人志向 NVIDIA GeForce RTX4060Ti 搭載 グラフィックボード GDDR6 8GB
メモリ:Crucial DDR4-3200 (2933・2666対応) (PC4-25600) 16GB×2枚 288pin DIMM
SSD:EXCERIA G2 SSD-CK1.0N3G2/N
マザーボード:MSI B550M PRO-VDH WIFI (B550 AM4 MicroATX)
CPUクーラー:DEEPCOOL AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1
電源ユニット:玄人志向 KRPW-BK650W/85+ (650W)
PCケース:DEEPCOOL MACUBE 110 WH R-MACUBE110-WHNGM1N-G-1
OS:Microsoft Windows 11 HOME 日本語パッケージ版
総額:144,173円
宜しくお願い致します。
はじめまして。
用途や構成等拝見させていただきました。まずプレイ予定のゲームとGPUの選択について少し話したいと思います。
サイバーパンク2077とFF(多分XV?)についてはRTX 4060 Tiでもそれなりに快適にプレイできると思いますが、スターフィールドは上記の二つよりもかなり重量級のゲームなので、RTX 4060 Tiだと…たぶん平均60fps前後くらいってレベルになっちゃうと思います。快適と言えるかはちょっと微妙なラインなので、スターフィールドにも対応したいなら、予算いっぱいの17万円まで使ってRTX 4070をなんとか採用するしかない感じですね。
また、仮にRTX 4070を採用する場合には、Ryzen 7 5700Xだとボトルネックが若干気になるところなので、Ryzen 5 7600かCore i5-13400Fあたりにしたいかなって感じです。
と、前置きはここまでとして、下記から各項目について、アップグレードする場合のことも含めてざっと書いていきたいと思います。
【CPU】
安さ特化なら元の予定のRyzen 7 5700Xはめっちゃコスパ良いのでそのままで良いと思います。
ただ、前述のようにStarfieldのためにRTX 4070の採用を視野に入れるなら5700Xだと若干ボトルネックになる気がするので、その場合にはRyzen 5 7600やCore i5-13400Fも候補になるのかなと思います。個人的には、チップセットのサポート期間的にRyzen 5 7600の方がややおすすめです。
とはいえ、マザボも少し高いですし、Ryzenの場合はDDR5メモリなのでその分も少し高くなって、合計1万円前後くらいは追加で必要になってしまうのは出費的には痛いのは事実です。また、多少ボトルネックが発生する可能性を考慮しても、Ryzen 7 5700Xの方が安い分、最終的なコスパは大して変わらない気はしますし、安さ重視ならそのままでも良いと思います。
【GPU】
グラボは、先に触れた通りRTX 4060 TiだとStarfieldが快適と言えるか怪しいところなのをどうするかって感じですね。17万円まで使えるなら、なんとかRTX 4070を採用できないこともないです。
あと一応、ゲーム性能だけを見るなら今ならRX 7700 XTが安くなっているので、そちらも選択肢としてはありだと思います。
ただ、AI関連処理とかGPUレンダリングなどについて、現状ではほとんどのソフトでGeForceに最適化されているため、そういう場合には大幅にパフォーマンスが劣るという点は留意する必要があります。
しかし、レイトレーシングを除くゲームコスパなら凄く強いです。
【SSD】
特に問題ないです。EXCERIA G2は安さ特化のSSDとしては非常に高コスパなので、良いと思います。
一応、耐久性の目安となるTBWが他の競合のTLC製品と比べるとやや低めというのが少し気になる点ではあるのですが、特別アクセス頻度が多い使い方をしない限りは、実用上問題ないレベルだと思います。
【マザーボード】
MSI B550M PRO-VDH WIFIは、Wi-Fi/Bluetooth機能が必須で安さ特化なら良いと思います。ただ、無線機能が必要でないなら「MPG B550 GAMING PLUS」の方がおすすめです(既に見ていそうな気もしますが)。
Ryzen 5 7600やCore i5-13400Fにする場合を考えると、無線機能無しなら+2000円~5000円くらいで済むと思いますが、無線機能が必須ならそこから更に少し高くなっちゃうので、RTX 4070採用の場合は予算的に厳しいかもですね。
【CPUクーラー】
Ak400で問題ないと思います。予算に余裕があれば、グリスも別途買っておくと良いと思います。
また、Ryzen 7 5700Xにはクーラーが付属しないので用意が必須ですが、Ryzen 5 7600やCore i5-13400Fには一応クーラーが付属しているので必須ではないです(性能は良くないですが)。
ただ、付属クーラーからの交換は後からでも割と簡単にできますし、ゲームはCPU負荷はそこまで高くないのが基本なので、他にCPU負荷の高い用途であまり使わないのなら、とりあえず付属クーラーでの運用も一応ありかなと思います。
【電源ユニット】
特に問題ないと思います。
【PCケース】
選択は別に問題ないですが、ケースファンが一つしか付属していないので、別途の用意がほぼ必須という点に注意です。
とりあえず、ざっと上記のような感じで答えておきたいと思います。
ご返信ありがとうございます。
大変参考になりました。
スターフィールドかなり重たいんですね
4070も検討したいと思います!
何度もすみません、corei5 13400F で自作する場合の注意点やパーツの変更等ご教授お願い致します。
Core i5-13400Fについて知っておいた方が良いかもしれないのは、Pコアあたりのキャッシュ量が13600K以降よりも少ない(多分前世代と同じものになっている)ため、ハイエンドGPU利用の場合のゲーミング性能が他の最新CPUよりも少し低くなる可能性がある点です。
そのため、DDR5メモリを採用する場合には、個人的にはRyzen 5 7600(X)の方がおすすめです。ハイエンドGPU利用の場合にはゲーム性能が若干高いですし、ソケットAM5のサポート期間が13400FのLGA1700よりも長いことがほぼ確定的で、しかもRyzenの方はX3Dモデルの投入で、既存プラットフォームでもゲーム性能を高めやすくなる可能性もあるといったメリットがあります。
それ以外は正直あまりいう事はないですね。マザボはDDR4とDDR5どちらも選べて安いものもたくさんありますし、消費電力と発熱も少ないので、クーラーや電源もあまり気にしなくても大丈夫です。扱い易いCPUです。
お世話になっております。
教えていただいた内容を参考に構成しました。
ご意見・問題点など教えて頂けると幸いです。
CPU:Ryzen 5 7600
GPU:玄人志向 NVIDIA GeForce RTX4060Ti 搭載 グラフィックボード GDDR6 8GB 搭載モデル
メモリ:ドスパラセレクト D5D4800-16G2A
SSD:Solidigm P41 Plus SSDPFKNU010TZX1 (M.2 2280 1TB)
マザーボード:ASRock B650M Pro RS (B650 AM5 MicroATX)
CPUクーラー:DEEPCOOL AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1
電源ユニット: 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ (650W)
PCケース:Thermaltake CA-1J5-00M1WN-01
OS:Microsoft Windows 11 HOME 日本語パッケージ版
拝見しました。全体的に特にこれという問題はないと思いますが、軽い注意的なものを少しだけ。
【PCケース】
Versa H26はケースファンが標準だと2基と最低限なので注意です。後から追加は簡単にできますので、深く気にするものではないですが一応。
【SSD】
P41 plusはQLCなので、耐久性などが主要メーカーのTLCと比べると少し悪い可能性があります。
正直普通の人の実用性的にはほとんど問題ない部分だとは思いますが、出来ればTLCの方が良いかなとは思います。
留意しておいた方が良いと思うのは上記くらいで、上記も変えないといけないってレベルではないので、全体的に問題無いと思います。
ご返信ありがとうございます。
SSD検討してこの構成で作ってみます。
CPUとGPUの組み合わせで悩んでいます。
13400F , 4060Ti
13600KF , 4060Ti
13600KF , 4070
この三つで考えています。
ASUS Pro Art RTX4060Ti OC 16Gを使おうと思っていましたが、価格的に4070も選択肢に入る価格で、悩んでいます。こうした方がいいなどのアドバイスがあればお願いします。プレイするゲームに関しては、Minecraftを影modを入れたり、Apexなどをやる予定です。
はじめまして。
個人的には、予算的に問題がなくゲームがメインならRTX 4070が一番おすすめです。
RTX 4060 Tiと比較すると、ゲーム性能がRTX 4070の方が約3割も上なため、重いゲームに対する対応力がRTX 4070の方が大幅に有利なのが大きいです。単純にPC総額から見たコスパもRTX 4070の方が良いです。
更に、RTX 4060 Tiは価格の割には低いメモリ帯域幅がネック(288GB/s、RTX 4070は504GB/s)で、4Kゲームなど、メモリ帯域が重要になるほど差が大きくなる点も気になるところです。
ただ、RTX 4060 Ti 16GBモデルに関しては、画像生成AI(高解像度)やVRChatなどの、VRAM容量が物を言う用途に限れば有利なので、それらを重視するなら選択肢に入るとは思います。しかし、RTX 4060 Ti 16GBモデルのゲームコスパは最新GPUの中では格段に悪いので、そこを犠牲にしても良いならという感じになると思います。
上記の点を考慮すると、個人的にはやはりRTX 4070の方がおすすめですが、FHDのAPEXやマイクラ(レイトレ除く)ならRTX 4060 Tiでも快適だとは思うので、もっと重いゲームや165以上のfpsへの対応よりも、予算の節約や前述の画像生成AIなどでの対応力を重視するなら、RTX 4060 Ti 16GBも無しではないと思います。
回答ありがとうございます。
画像生成AIやVRはする予定はないです。
となればやはり4060Ti8GBか4070の方がいい気がしてきました。
前のコメントで挙げた候補に関しては予算は問題なく、CPUとGPUを合わせて125000までくらいで考えています。
他にいい組み合わせがあったらおすすめなどもお願いしたいです。
CPUはRyzen7000か13世代Intelにしたいですかね。
CPUに関して触れるのを忘れていましたね。ごめんなさい。
最初挙げられていたCore i5-13600KFや13400Fで問題ないと思います。
もっと良い組み合わせというか、好みのレベルかなって感じですが、他の候補を挙げるなら、
一応、Core i5-13400FよりはRyzen 5 7600(X)の方が、AM5のサポート期間的に少し有利かなって思うのがあるのと、
AI関連やVRなどをするつもりが無いのであれば、RX 7700 XT/RX 7800 XTがレイトレを除くゲームコスパならGeForceよりも少し良いので、そこも一応選択肢になると思います。
今ならRadeonの方は7700 XT/7800 XTだと3000円分のえらべるpayが貰えるキャンペーンが開催されているので、予算的にもややお得にはなります。
予算に問題がないならCore i5-13600KF+RTX 4070が一番無難かなとは思いますが、現状GeForceが有利な処理をする予定がないなら、予算節約やゲームコスパ重視のRyzen + Radeonも面白そうだと思います。
返信ありがとうございます。
たしかにRyzen 5 7600Xもいいかもですね。
ただいろんなレビューサイトを見てみましたが、あまりい良い印象にはならなかったので、買うなら13600KFか、Ryzenなら7800X3Dかなと言った印象です。
Radeonに関しては、今使ってるPCのGPUがArcなので、一度最大手のGPUを使ってみたいと言う感じがあったので、あまり選択肢に入れていませんでしたが、考えた方がいいですかね?
性能差はわずかなので、今だとRyzen 5 7600(Xが無い方)でも大丈夫です。
Ryzen 7 7800X3DはもっとハイエンドなGPUでないと良さが活きないと思われ、正直総合コスパはそんなに良くないと思うので、微妙かなって思います。
Ryzen 5 7600Xのレビュー評価は、発売時価格が高かった(4万円台後半)ことによる部分が大きいと思うので、今の価格ならCore i5-13400Fと同等か若干有利って感じになると思いますよ。
今Arcをお使いなのですね。先にも述べた通り、今GeFoceに有利な処理で使う予定がないなら、予算節約やゲームコスパ(レイトレ除く)に関してはRadeonの方がやや有利ではあるので、そこは質問者様の考え方次第かなって思います。
また、今GeForceが有利な処理が多いのも、RadeonにAIアクセラレーターが搭載されるようになったのがRX 7000からで間もないというのが大きいと思われるため、今後そのあたりの最適化がソフトやドライバで改善されれば差は縮まる可能性もあります。
とはいえ、やはり現在はGeForceの使用率が高く、各ソフトの最適化もGeForce基準であることが多いため、弱点が少なくて無難なのはGeForceであるのは確かですね。
返答ありがとうございます。
Minecraftの影modはレイトレーシングに含まれますかね?
含まれるのならRadeonはやめておきたいですし、消費電力も4060Ti比でかなり増えてしまうのでやめておきたいところではありますね。
流石に多すぎるかなと思っています。
あとは4000Superシリーズも気になりますが、あまり買うのには適してないですかね?
まあでも総合的に見て、グラボは4060Tiにしようと思います。
マイクラの話はちょっと複雑で簡単に話すことが難しいので、一度ご自分で詳しく調べられた方が速いかなと思います。
ただ、RTX 4060 TiとRX 7700 XTを比較するのであれば、レイトレーシング(DXR)性能は同等レベルなので、そこは深く気にしなくても良いかなと思います。
効率に関しては確かにRTX 40シリーズの方が少し良いですね。ただ、本体価格から見たゲームコスパはRX 7700 XTの方が優秀ですし、レイトレ以外の性能は格段に上なので、考え方や運用次第だと思います。
RTX 40 Superはそもそもまだ発売されていないので…。ただ、噂レベルの話を見ると、恐らくRTX 4070 Super以降のモデルから来年1月以降登場ということになりそうで、そちらは予算的に候補外でしょうし、RTX 4060 Superについては情報がありませんが、出るとしてもそれ以降の登場になると思いますから、出るとしても大分先のRTX 4060 Tiを明確な予定無しで待つことになりますね。
初めまして!
初めての自作PC組み立てを考えています
下記構成で組もうと思ったいるのですが、問題点や改善点などあればご教示いただきたいです!
予算は上限なしです!
CPU: Intel Core i9 14900K BOX
GPU: ASUS ROG-STRIX-RTX4090-24G-WHITE (GeForce RTX 4090 24GB)
マザーボード: ASUS ROG MAXIMUS Z790 FORMULA (Z790 1700 ATX)
メモリ: Corsair CMH64GX5M2B6000C40W (DDR5 PC5-48000 32GB 2枚組)
SSD: Crucial T500 CT1000T500SSD5JP (M.2 2280 1TB ヒートシンク付) 2つ
CPUクーラー: ROG RYUO III 360 ARGB
電源ユニット: Thermaltake PS-TPD-1650FNFAGJ-4
PCケース: Lian-Li O11D EVO XL WHITE (E-ATX ガラス ホワイト)
OS: Microsoft Windows 11 HOME 日本語パッケージ版
はじめまして。白統一のハイエンドPC良いですね。
欠陥的な問題は特に無いように思いますが、こうした方が良いかも的なところについて、いくつか触れていきたいと思います。
【CPU】
Intelが良いというなら構わないですが、Ryzen 9 7950X3Dの方が電力面やAM5の将来性などではやや有利なので、検討していなければそちらも一応チェックしてみると良いかもです。
【SSD】
マザーボードにヒートシンクが付属しているので、ヒートシンク付きのSSDでなくても大丈夫です。
ハイエンドマザボなので付属のヒートシンクも安さ特化って訳でもないでしょうし、別途に用意するならファン付きのものでもない限り大して変わらないと思います。
また、SSDの選定についても、Crucial T500は最新のMicron製232層TLC採用ってことで凄くはあるでしょうけれど、発売直後ということもあって高価なので…。
凄くこだわりがある訳でなければ、今あえて選ぶ必要も無いように思います。一般的な用途なら、実用性的にはもう少し安いものでもほぼ変わらないと思います。
たとえば今なら、Read 7000MB/sクラスでも「SK hynix Platinum P41 2TB」が1.7万円前後で買えちゃうので、Crucial T500の1TBと同じ費用で容量が倍にできたりします。
【電源ユニット】
特にこだわりがなければ構わないですが、白統一PCでは電源のケーブルも白くするために白い電源を採用することが多いです。
また、O11D EVO XLなら電源自体は裏面配置で見えない位置になるっぽいので、ケーブルだけ別途で何か対応するならそれでも構わないと思います。
【PCケース】
O11D EVO XLにはケースファンが付属していないので、別途で用意する必要がある点に注意です。
細かくじっくり見た訳ではないので見落としがあるかもしれませんが、とりあえずこんな感じで回答しておきます。
丁寧な回答ありがとうございます!
とてもわかりやすく参考になります!!
素人質問が続き大変恐縮なのですが…
①上記構成の場合どれくらいケースファンを積んだ方がいいですか?また現状Lian-Li UNI FAN SL-INFINITY 120 WT Single Pack UF-SLIN120-1Wにしようかと思うのですがおススメなどあれば教えていただきたいです!
②ドスパラオンラインで購入を検討しています。安心ワイド保証に加入しようとしているのですが3年で加入しておいた方がいいですか?
③グラボを積むのにCPUをKFモデルじゃなくてKモデルににする意味ってありますか?
構成と関係ない質問も入っちゃってすみません♀️
ご回答いただければとても嬉しいです!
それぞれ回答していきます。
①ケースファンをどれぐらい積んだ方が良いか
一番多いのは12cmファン4基とかそのあたりだと思います。
ただ、O11 Dynamic EVO XLは凄く大型で拡張性が高いのが魅力のケースで、リア以外は14cmファンまで搭載できますし、別売りケーブルが必要にはなりますがグラボをサイドに付けれたりもします。
正直、その辺りがわからずに選んでいるのなら、わざわざ非常に高価なO11 Dynamic EVO XLを選ぶ必要性も薄いのかなという印象も受けます。XL無しの方でも良いのかな思いますし、
他ケースでも近い見た目のものだと、H9 Eliteなどは同じピラーレスのフロント&サイドパネルがガラスのケースで、RGBファン3基と静音ファン1基が付属(多分取付済み)しており、更にファンコントローラーも付属して3万円未満です。
O11 Dynamic EVO(XL)を使う場合のケースファンとしても、挙げられたものは1個だけで一般的なケースファン3個レベルの値段がする高価なものですが、特にこだわりがないなら他のコスパの良いやつでも良いのかなと。
たとえば「CF120 PLUS WH DP-F12-AR-CF120P-WH-3P」あたりは3個セットでファンコントローラーも付属してコスパも良いのでおすすめです(ドスパラにもあります)。これに+12cmファン1つという形がよくありそうな選択になるのかなと思います。
②保証について
保証への考えは人それぞれではあると思いますが、高価で高性能なパーツは特に長めのメーカー保証が元から付いてることが多いですし、個人的には付けない派ですね。
安いなら付けることを考えても良いかもしれませんが、特にドスパラは利用者が多いこともあってか、保証で良い噂をあまり聞かない気がするのも不安材料です。
③KFではなくKにする意味があるか
あることはありますが、一般的には恩恵を感じられることはほとんど無いと思います。
役立つケースとしては、まずグラボが何らかの理由で使えなくなった場合に内蔵GPUから画面出力が可能なら保険になることがあるとして、
他には、モニターやソフトごとに利用GPUを変えたりできるので、グラボだけじゃ足りないレベルの超多画面出力とか、グラボにさせたくない処理がある場合には役立つこともあるかもしれないです。
とても参考になります!
いただいたご意見参考にもう少し考えてみようと思います!
本当にありがとうございました!!
はじめまして,現在自作を検討しておりご相談させて頂けないでしょうか
予算はOSなしで15万程度で考えております
以下に現在考えているパーツとその選定理由を記載しました
致命的な問題点や改善案等,教えて頂けたら幸いです
CPU Core i5-13500 [14コア(6P+8E)/20スレッド/65W-154W] 37,730円
→それなりに良いパワーがあって,コストパフォーマンスに優れたものを選択しました
グラボの故障に対応できるよう,内臓GPUを搭載した中でコスパが良さそうだと思いました
GPU ASUS TUF RTX3060 12GB 42,780円
→ゲームもしたいですが,Stable DiffusionによるAIイラスト作成にも興味があり
12GB以上のメモリを搭載していることが前提となったため,RTX3060に決定しました
できるだけ静かなPCにしたかったので3連ファンの物を選択していましたが
数日前に値段が10,000円値上がりしたようなので再検討中です
メモリ DDR5-5200 32GB(16GBx2) 12,980円
→今組むならDDR5の方が良いと判断しました
5200MHz,5600MHz等クロック数は最終的な価格を見て検討予定です
SSD SOLIDIGM P44 Pro 1TB 11,680円
→Cドライブにはある程度信頼できるメーカが良かったのでSOLIDIGMを選択しました
別途2TBor4TBのM.2 SSDをデータストレージ用に入手予定です
マザーボード 約25,000円
MSI MAG B760M MORTAR WIFI DDR5
ASROCK B760M STEEL LEGEND WIFI DDR5
ASUS TUF GAMING B760M-PLUS WIFI DDR5
→最も決め手に欠けており,悩んでいるところです
検索条件としては
・MicroATX
・一体型I/Oバックパネル搭載
・Bluetooth付き
・DDR5対応
としたところ,残ったのがこれら3種くらいとなりました
値段で決めてしまっても良いものか,選択の決め手となり得る差があるのか
教えて頂けないでしょうか?
例えばSTEEL LEGENDはPCIe 16が1本ですが,他は2本あります
グラボ以外の用途が調べても良くわからなかったのですが,1本でも十分なのでしょうか
CPUクーラー AK400(空冷 120mm×1) 3,000円
→静かなPCにしたいので,それなりに冷えるという噂のクーラーを選択しました
電源ユニット 750W前後? 12,000円程度?
→特にこだわりはなく,必要なW数を満たしたうえで,必要な容量の物を購入予定です
以下のPCケースを考えており,組みやすさのためにフルプラグイン式が良いかと思っています
PCケース [ASUS] Prime AP201 MicroATX 11,200円
→見た目が好みなので使用したくて,マザーボードをMicroATXを指定しました
遮音性はないが冷えやすく,ファンの回転数は落としやすいとのレビューを見て
静音性に優れたパーツで組めば,そこまでうるさくならないのではないかと判断しました
以上で156,370円となり,ポイント等駆使すれば15万程度と言えるかと考えています
よろしくお願いいたします
はじめまして。構成と理由を拝見しました。非常に分かり易かったです。
用途と予算に応じたパーツ選定がしっかり出来ているように見えます。
致命的な問題は特に見当たらないと思いますし、あまり言うことも無いと思いますが、一応質問頂いた点も含めて少し触れていきます。
【CPU、メモリ、SSD、CPUクーラー】
特に問題もなく、言う事もないように見えます。
【マザーボード】
B760M STEEL LEGEND WIFI DDR5は、MicroATXながらSSD用のM.2スロットが3つあるのが特徴です。一般的なMicroATXマザボでは大体2つとなっています。
全部の仕様を確認したわけではありませんが、ぱっと見はそこ以外は他の2つに対して優位性は基本ないと思うので、M.2 SSDを3つ以上使用する訳じゃないならあえて選ぶ理由は無いかもです。
ただ、Steel Legendも一応PCIe x1は一つ空いてるので、PCIeカードが一切使えない訳ではありません(グラボの厚みによっては使えない可能性はあるけど)。
PCIe x16については基本的にx8やx4などの、より小さいものでも挿して利用することが出来るので、空きがあると安心ではあります。
x16やx8のグラボ以外での使い道は、RAIDカードやサーバー用のカードなどがあり、一般の人が活用することは恐らくほとんどないと思いますが、
x1やx4についてはUSBやSATAポート増設や内蔵キャプチャーボード、サウンドカードなど使い道が結構あります。
とはいえ、USB接続のもので代用可能なものも多く、実際には手軽なそちらの方が人気だったりして、恐らく大半の人は使わずに終わることが多いとは思います。
【PCケース】
全面メッシュの通気性抜群のケースですね。吸気不足の心配がなく、熱が籠ることもなさそうなので、確かにファンの回転数は落とし易いかもですね。
普通なら標準ファンが12cmのものが1基だけなのが心配となるところですが、この仕様なので大丈夫なのか正直よくわからないですね。
全然後でも構わない部分ですが、排熱状況を見てケースファン増設も考えると良いかもです。
さっそくのご回答,ありがとうございます
そう言って頂けると,色々調べてパーツ選定をした甲斐がありました
【グラフィックボード】
現在3連ファンのTUFを考えていたものを,値上がりにより再検討中ですが
3連というのも静かになりそうというイメージだけで選んでいました
やはり2連ファンと比べると,体感できる程度には温度や音に差が出るのでしょうか?
差が大きそうなら内蔵GPUから始めて値下がりを待つ選択肢が生まれますが
さほど差がないなら2連ファンに変更しようかと思います
【マザーボード】
PCIe x16よりM.2の方が使う可能性の方が高いような気がしますが
3枚目のM.2を刺す可能性は低く,必要ならM.2を追加できるPCIeカードを買えば良さそうなので
基本的にはUSB3.0が多いTUF GAMINGで考えておいて,
値段によってはMORTARにする可能性もありという感じで決めようと思います
【PCケース】
書いていませんでしたがケースファンは静音性が良いものをいくつか買うつもりです
ケースの形の関係で前面から背面へのエアフローにはできませんが,
底面から上面へのエアフローを作るのをベースとすれば良いでしょうか?
背面にもファンをつけるなら排気にした方が良いのでしょうか?
【スペックアップ,コストダウン】
基本的に15万前後で考えていたため,概ねこのままで問題ないと思っているのですが
この構成からスペックアップしたいとなれば,どこを変えるのがおすすめでしょうか?
例えば今グラボのランクを上げると(メモリが12GB欲しいので)RTX4060 Ti 16GB辺りなので
+3万程度となり,現状のお財布的には厳しくなります
ですが将来的にRTX4060 Ti 16GB等にスペックアップできるようになった時,
i5 13500だとCPUも変える必要があるので+1.2万でi5 13600Kにしておくべき
と言った感じの将来を見越した構成変更のアドバイスがあればお聞きしてみたいです
(13500がどの辺りからボトルネックになるのかはわかっていませんので上記は例です)
もしくはコストダウンする必要があるとすれば,どこから削るのが良さそうでしょうか?
【グラボ】
恐らく推察の通り、3連ファンモデルの方が1つのファンあたりの回転数を下げる事が出来るので、静音性は高い傾向があります。
ファン数と回転数以外にも質や設定にもよる部分ですが、大きいと10dBAくらいの差がつくケースもあったかと思うので、体感出来る差にはなると思います。
とはいえ、グラボのファンのサイズは基本CPUクーラーのものと比べると小型なので、100%回転のCPUクーラーよりもうるさいことはほとんどありませんので、その辺りをどう考えるかですね。
温度についても3連ファンの方が低い傾向はあるとは思います。ただ、RTX 3060レベルの発熱ならファン2つでも十分対応は可能なレベルであり、ファンの回転数やヒートシンクの質や大きさ、VRMの仕様などは製品ごとに差があるので、静音性よりはバラつきがあると思います。
【PCケース】
CPUの空冷クーラーが背面方向への排気となりますし、ヒートシンクから発した熱気を外に出す必要がありますから、それに併せて背面のケースファンはほぼ排気一択です。
底面についても、グラフィックボードが基本下方向からの吸気となるので、それに併せて吸気がベターかなと思います。
上面については諸説あるかもしれない部分ですね。排気の方が無難には見える気がしますが、今回はケースが特殊なこともあって、断言できるほどではないかもです。
【スペックアップ・ダウンについて】
予算を考えれば今の構成が丁度良いので中々難しいですが、
Core i5-13500ならハイエンドGPUでも検討しない限りはボトルネックはそこまで気にしなくて大丈夫かと思います。
また、他CPUを検討する際には、内蔵GPUを諦めるというのは実用性は変えずに節約する手っ取り早い選択肢かなと思います。
GPUについては、低価格PCで高解像度のAIイラスト生成を意識するなら、やはりRTX 3060 12GBが丁度良い選択なので、他GPUはちょっと難しい気がしますね。
また、RTX 4060 Ti 16GBについては、総合コスパを考えると正直おすすめはしないですね…。
VRAMが16GBあるとは言ってもバス帯域幅は狭いままで、GPU自体の性能もそれを活かせるほどには思えませんし、ゲームテストでの差はわずかだったと思います。8GBモデルから1~2万円の追加費用に値するとは思えません。
高解像度のStable DiffusionのAIイラスト生成など、VRAMが重要な処理に限れば確かに恩恵はあるとは思いますが、他の用途に関しては競合モデルと比較してコスパは大きく劣ります。そこを妥協してでも良いというなら話は別ですが…。
なんとか予算をもう少し出してRTX 4070を買った方が総合コスパは圧倒的に良いとは思います。
あと一応、どうしてもVRAM容量が欲しくて安いGPUが欲しいなら、一応「Arc A770 16GB」がありますね。かなり冒険的な選択にはなってしまうのでこちらもおすすめとは言えないかもですが…。
他で削れるとすれば、SSDと電源をもう少し安いものにする、というくらいしか思いつきませんね…。
一応スペックアップにはほぼ繋がりませんが、将来のグレードアップも意識し、予算もあまり掛けないで出来る選択としては、CPUをRyzen 7 7700あたりにするというのはありかなと思います。
第13世代CoreのソケットLGA1700は恐らく次世代で変更になってしまいますが、Ryzen 7のAM5は最低2025年までのサポートが明言されており、次世代のRyzenでも利用が可能と思われます。
ただ、CPUとマザボの費用差で合計+3,000円~5,000円くらいにはなりそうなので、節約を第一に考えるなら微妙かもしれませんね…。
ありがとうございます
【グラボ】
やはりファンの数で音や温度に多少の差はでそうですね
基本的には3連ファンが4万前半程度まで戻るのを待ち
待ちきれなくなりそうなら2連の物という感じになりそうです
【PCケース】
基本的には底面吸気,背面/上面排気で組んでみて
問題があれば上面を変えて様子を見る感じでしょうか
大体イメージしていた通りなので,それでやってみようと思います
【スペックアップ・ダウンについて】
13500ならそれなりのGPUまでなら大丈夫そうとのことで,
組み立て時はRTX3060で確定ですが,しばらくの後にRTX4070にグレードアップしたいとなった時
13500でも問題はなさそうという認識でよろしいでしょうか?
また,ご提案頂いたRyzen7 7700だとどうでしょうか?
Ryzen7 7700は最初期には考えていましたが,
・MicroATX
・一体型I/Oバックパネル搭載
・Bluetooth付き
で探したところ軒並み3万超えで+5~7,000円
CPU自体も13500より+2,000円くらいで1万ちかく予算超過だと思っていましたが
ASRock B650M PG Riptide WiFiなら約22,000円だったので
思っていたほどの価格差はなくなりそうでした
価格.comの最安値で比較したところ
Core i5-13500+ASUS TUF GAMING B760M-PLUS WIFI DDR5:37,719+24,730=62,449
Ryzen7 7700+ASRock B650M PG Riptide WiFi:39,980+21,980=61,960
となり,500円程度の差でした
これくらいなら価格差を無視できるとして,性能比較するとどうでしょうか?
ゲームならIntel,クリエイティブならRyzen程度の浅い認識だったのですが
ゲームならi5 13500,クリエイティブならRyzen7 7700となりますか?
【CPUについて】
Ryzenの場合のマザーボードは、自分が先ほど確認したときには2.6万円くらいを想定していましたが、名前を挙げられた「B650M PG Riptide WiFi」が丁度値下がりしたようでかなりお得になってますね。
RTX 4070を使う場合のボトルネックについては明確には答えられませんが、
今回の二つに関して言うなら、ゲームならRyzen 7 7700、クリエイティブ面はメモリ容量やGPU性能の方が重要なことも多いですが、CPUで見るならマルチスレッド性能が高く、最適化面でも優先されがちなIntelのCore i5-13500の方が若干有利かなと思います。
ただ、どちらにしても差は大きくはないと思います。
少し補足説明をしておくと、Core i5-13500は第13世代Coreとしてラインナップされていますが、実は中身のPコアは第12世代のものです(Raptor CoveではなくGolden Cove)。アーキテクチャはほぼ同一らしいですが、コアに付属するキャッシュメモリが第12世代だと少ない(第13世代だとPコアあたり2MBなのが第12世代だと1.25MB)ため、合計キャッシュ量が最新CPUと比べるとやや少なくなっているため、キャッシュメモリが重要なゲームなどをハイエンドGPUで使う場合には実は前世代レベルの性能となっています。
そのため、単コア性能で勝り、キャッシュ総量も少し多いRyzen 7 7700の方がハイエンドGPUとの併用時の性能低下は少ないです(よほど高性能なGPUと使わない限りは誤差レベルだとは思いますが)。
Ryzen7 7700とCore i5 13500だと7700の方がゲーム性能は上,
クリエイティブ性能は13500の方が上になるんですね
イメージとは反対だったので意外でした
CPU(とマザボ)に関しては相談させていただく前より選択肢が増えてしまい
未だ決めきれていませんが,悩んだ分組んだPCに愛着が持てると思いますので
Ryzen7 7700にするかCore i5 13500にするか,もうしばらく悩もうと思います
あまり見ていなかった消費電力の観点でもRyzen7 7700の方が優れていそうで
小さめのケースで静かになって欲しいと言う意味では合っているような気がしてきました
この度は相談に乗って頂き,誠にありがとうございました
ハイエンドGPU使用時のゲームではRyzen 7 7700が上なのは確かだと思いますが、
クリエイティブについては最適化などを考えたらってレベルですし、正直参考程度にって感じです。ほぼ同等レベルだと思われます。
ハイエンドGPUへの交換が視野にあるなら、Ryzen 7 7700の方が少し良いかなってくらいだと思います。
消費電力と発熱に関しては、どちらも省電力CPUなので、気にするほどでもないかなとして触れませんでしたが、
一応標準設定ならCore i5-13500の方が低消費電力&低発熱です。
Core i5-13500はTDP PL1が65W、最大ターボ電力が154Wですが、154Wの方は短期的な場合で、長期的な電力制限としては基本的には65Wの方が適用され、こちらが基本になります。
それに対し、Ryzen 7 7700はTDP PL1が65W、最大88Wですが、こちらは基本88Wの方で稼働する上、Ryzen 7000の特性上CPUの温度がやや高めだったりするので、Core i5-13500の方が若干良いです。
とはいえ、どちらも上位モデルCPUと比べると消費電力と発熱自体は少なく、AK400で静音動作は十分可能なレベルなので気にするほどでもないかなと思います。
お久しぶりです
こちらで相談させてもらった者ですが,結局Core i5-13500で組みました
ちょうど値上がりしていたASUS TUF RTX3060 12GBも43,000円程度に落ち着いた瞬間に
買うことができたおかげで,合計は155,000円程度でした
相談させていただいたことで改めてこの構成で行こうと踏ん切りをつけることができ
無事にPCが完成したと思っていますので,非常に感謝しております
ありがとうございました
ご報告とお礼の言葉ありがとうございます。
見返すと説明が下手で申し訳なかったです…。それでも、少しでもお役に立てたなら幸いでした。
Core i9 12900の価格が748080円になっていますがそんなことはないと思います。
追記:
ごめんなさい、勘違いしていました。748080円はコメント記載時のミスだと思っていましたが、こちらの表記ミスでしたね。
ご指摘頂いたにも関わらずに失礼なことを言ってしまい申し訳ございませんでした。
CPU:Core i7-13700KF [16コア(8P+8E)/24スレッド/125W-253W]61,060円
GPU:GeForce RTX 4070 Ti(285W/12GB/504GB/s)114,800円
メモリ:DDR4-3200 32GB(16GBx2)7,000円
SSD:P5 Plus 1TB(Gen4 Read:6600MB/s,Write:5000MB/s)9,400円
マザーボード:B760 ATX Wi-Fi DDR4/24,000円
CPUクーラー:iCUE H150i ELITE CAPELLIX(水冷 120mm×3)26,200円
電源ユニット:RM850e ATX 3.0(850W 80PLUS GOLD)18,200円
PCケース:O11 Dynamic EVO(E-ATX)21,500円
OS:Windows 11 Pro 64bit パッケージ版/21,800円
パーツ合計:303,960円
今このように考えてます。
したいゲームはdiablo4とage of empires 4と生配信です。動画編集とかもしたいって思ってます。
なるべく白色のcorsair で揃えたいです。
ケースはlianli o11 dynamic white Evoです!
これでいいなら買いたいけどだめなら何がだめでおすすめ教えてください。値段は気にしません。
後内臓HDDつけたいです!
書き忘れてました。
はじめまして。ダメというよりはこうした方が良いかもって感じがメインですが、気になった点のみ下記から触れていきたいと思います。
【マザーボード】
自作なら、今の価格だとB760よりはZ690の方がコスパが良いのでおすすめです。ただし、BIOSの更新が恐らく必要となる点に注意です。
また、予算は気にしないとのことですし、個人的には今高額PCを購入するならDDR5対応をおすすめしたいです。
【メモリ】
DDR5対応マザーボードを選ぶ場合はDDR5を選ぶことになります。
【電源ユニット】
RM850e ATX 3.0はATX 3.0対応品の中では安いのが魅力ですが、850W GOLDの中では質は良い方ではないように見え、コスパはそんなに良い方じゃないのでおすすめではないです(7年保証のライフルベアリングファン仕様で、動作温度などの記載も見つからないため)。
1.8万円~2万円くらいで10年保証のFDBファン仕様のものが結構あるので、その中から選ぶ方がおすすめです。
また、出来るだけ内部を白でまとめたいなら白い電源ユニットを選ぶことをおすすめします。
マザーボードやグラボに接続するケーブルは結構幅を広かったり大きかったりして目立つのですが、白い電源だとケーブルも白いフラットケーブルのことが多くて統一感が出ます。
ただし、製品数は少なく、やや高価な傾向があります。とはいえ、白と黒が混在するのが良いという人も居ると思いますし、一応本人の好み次第かなと思います。
【PCケース】
O11 Dynamic EVO Whiteはケースファンが付属していないようなので、別途用意が必須となります。
なるほどですね
勉強になります!
さっきのやつで良さそうな部品名書いてくれたら助かります。
さっきのアドバイスに書いてたやつの部品名
多分どれも候補がたくさんあるようなものだったので書かなかったんですけれども、一応一例として挙げるなら
【マザーボード】
ほぼ真っ黒なので好みに合うかはわかりませんが、「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」などがコスパ的には特に良いと思います。
ただ、先にも書きましたが第13世代Coreが登場する前に発売されたマザーボードなので、事前にBIOS更新が必要となる可能性が高い点に注意です。
【メモリ】
CrucialのCP2K16G56C46U5(定格DDR5-5600 16GBx2)が薄型ヒートシンク付きでコスパが良く最近では人気でしたが、品薄気味&少し値上がり気味(最安1.5万円)なので他のものでも。
1.1万円~1.3万円くらいのDDR5-4800のものならたくさん見つかると思います。
【電源ユニット】
850W GOLDなら大体高品質なので候補品たくさんあるため一例ですが、
黒で良いなら「MSI MAG A850GL PCIE5」「Antec NeoECO Gold NE850G M ATX 3.0」「DEEPCOOL PX850G」「Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 850W HG2-850.GEN5」、
白のATX 3.0対応(12VHPWRケーブル付属)だと、現状「SP850 GOLD WT」と「LEADEX VII GOLD 850W SF-850F14XG WT」くらいしか選択肢は無さそうに見えず、やや高価です。
SP850の方は最安2.2万円の割には5年保証でファンもFDBじゃないので、コスパも悪めです。
12VHPWRケーブルにこだわらないなら、白くても「RM850 White 2021」「LEADEX III GOLD ARGB 850W」「V SFX Gold 850W White Edition」などコスパは悪くないものもありますが、変換アダプタを使用することになるため、見た目が少しごちゃつくのとその部分は基本黒になってしまうと思います。
なるほどですね!勉強なります
伝え忘れてたけどlianli o11 dynamic white Evoは内蔵型ハードディスクつけることできますか?
2.5/3.5インチのドライブベイが一つもないケースはまず無いのでその点は大丈夫です。
返信ありがとうございます。
CPUクーラーはnzxtの240mmにしようと思います。ただ、クーラーを上部に取りつける場合ラジエーターのファンは吸気、排気どちらで取り付けるべきでしょうか。また、前面に取り付ける時と比較して組み立てが難しくなることは無いのでしょうか?回答頂けるとありがたいです。
CPUグリスは別でJP-DX2の購入を検討しています。
一般的には上面は排気だと思います。
特に、North TGの場合は標準で前面に14cmの中型ファンが2個あってそこからしっかりと吸気出来ると思うので、排気の方が良いと思います。
追記:気づくのが遅れて申し訳ありませんが、設置に関しての回答が抜けてしまっていたので追記します。
前面と比べるとケーブルの位置などが変わるので取り回しは当然変わりますが、上面配置も一般的ですし、特別難しくなる印象は無いです。
また、North TGの場合だとファンハブやコントローラーが標準では搭載されていないので、基本マザーボード上のコネクタに接続することになると思いますが、マザーボードの簡易水冷用CPUファンコネクタは中央上から右上あたりにあるのが一般的で、どちらに設置でも特別ネックにならないようになっているのが基本だと思います。
ありがとうございます。
後部につける120mmファンのおすすめがあるのなら教えて頂きたいです。今の所静音性も加味してnoctuaのNF-A12x25にしようと思っています。
個人的にはですが、Noctuaのファンは性能はもちろん悪くないですが、高価さを補えるほどだとは思っていないです。見た目とかブランドに魅力を感じている訳ではないならあえておすすめはしません。
候補はたくさんあると思いますが、RGB無しならサイズの「KAZE FLEX 120」や「WONDER TORNADO 120」などは定番で、FDBが明記されている点もあり無難な選択肢だと思います。
初めまして、コメント失礼します。
初めて自作㍶を作ろうと考えており、構成に問題がないのか、アドバイスを頂きたいです。
予算は25万円以内に収めようと考えています。以下構成になります。
cpu i5-13600kf 45,340円
gpu GIGABYTE RTX4070 12GB 86,380円
cpuクーラー LT720 17,911円
マザーボード ASUS Z690-PULS WIFI パソコン工房限定 20,980円
メモリ ADATA DDR5 32GB ドスパラ限定 11,980円
SSD ADATA 2TB ドスパラ限定 10,280円
電源 DEEPCOOL 750W GOLD ドスパラ限定 11,980円
㍶ケース Fractal Design North TG 23,018円
ケースファン DEEPCOOL FK120-3 3,560円
OS Windows home11 15,680円 総額247,109円
この構成で特に問題はないのでしょうか。簡易水冷はケース付属のファンを外して前面に取り付けようと考えています。
はじめまして。
構成拝見しました。気になった点だけ触れていきますね。
【CPUクーラーとケースとファン関連】
問題というかこっちの方がしっくりくるってレベルですが、恐らくNorth TGとLT720は見た目で選んでいるような印象ですが、
「Core i5-13600KF」は最大181WのCPUで、LT520でも運用できるCPUだと思うので、LT520を上面に配置してケースファンも背面に12cmファンを1個だけ買い足す方が、綺麗にまとまるとは思います。
こちらの方が付属の14cmファンを無駄にせずに費用も抑えられると思いますし、エアフローも14cmファンを採用している分しっかり確保できると思います。
検討済みかもしれませんが、CPUの冷却性能に不安があるなら、ちょっと良いグリスでも検討する方が費用も掛からないですし、電力制限も少しだけなら下げても性能はわずかしか変わらないので、そちらで対応する方が個人的には良いかなと感じます。
その他はグラボのBIOS更新が恐らく必要になる点は注意した方が良いくらいで、パーツ構成ではぱっと見問題無いように見えます。