おすすめのノートパソコンまとめ【2024年最新版】

おすすめのノートパソコンまとめ

最終更新:2024/8/28

特にコスパの良さや実用性で魅力を感じた、おすすめノートパソコンをざっくりまとめています。特に良いと思ったものだけ掲載しているので数は基本少なめです。また、同機種でCPUやメモリなどの構成が異なるものもありますが、特におすすめの構成がある場合には特定の構成のみの紹介となっている点に注意してください。

注意
価格を含む本記事の内容は記事更新時点のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は基本税込み・送料込みです。

おすすめノートPC簡易比較表

本記事で紹介しているおすすめノートPCの簡易比較表です。製品名のリンクは表の下から始まる紹介部へのリンクとなっています。付は特にコスパが良くておすすめの機種です。

製品製品名短評総合
評価
参考価格画面サイズ
解像度
SoCRAMストレ
ージ
GPU重量
Dell
Inspiron 14 5445 AMD
16GBメモリモデル
Ryzen 8000シリーズ採用の超高コスパ機。Ryzen 7モデルでも9万円前後という安さで標準SSDも1TB。Ryzen 7の方は高性能な内蔵GPUを持ち、AIエンジン(高性能ではないけど)も搭載しており、凄まじい性能コスパ。
4.5
83,573円
71,225円~
14型
1920×1200
Ryzen 7 8840U
8コア16スレッド
Ryzen 5 8540U
6コア12スレッド
16GB
DDR5
1TB
512GB
Radeon 780M
Radeon 740M
約1.61kg
レノボ
IdeaPad 5 2-in-1 Gen 9 14型
Ryzen 8000シリーズ採用の高コスパ2 in 1 ノート。価格の割に優れた性能ながら、タッチ機能もありペンも付属するのが魅力。
4.25
109,890円~
94,710円~
14型 タッチ
1920×1200
Ryzen 7 8845HS
8コア16スレッド
Ryzen 5 8640HS
6コア12スレッド
16GB
LPDDR5X
512GBRadeon 780M
Radeon 760M
約1.6kg
HP
ThinkBook 14 Gen 6 AMD 価格.com限定
Ryzen 5 7430U搭載
「Ryzen 5 7430U」採用の安さ重視の高コスパ機。16:10ディスプレイ採用の高コスパ機としては安価な約7万円という価格が魅力。ただし、内蔵GPU性能が低く、AV1デコードにも対応しない点に注意。
4.25
64,900円~
14型
1920×1200
Ryzen 5 7430U
6コア12スレッド
16GB
DDR4
512GBRadeon RX Vega 7約1.38kg
Dell
Inspiron 15(5440)
1334U+16GB
「Core i5-1334U」採用の安さとコスパ重視機。16GBメモリ&16:10ディスプレイで、AV1デコードにも対応している機種の中では安価。
4.25
69,325円~
14型 
1920×1200
Core i5-1334U
10コア12スレッド
16GB
DDR4
512GBIris Xe 80EU約1.54kg~
レノボ
IdeaPad Flex 5 Gen 8 AMD
Ryzen 5 7530Uモデル
安さとコスパ特化の2 in 1ノート。16:10のタッチ対応ディスプレイで、ペンまで付属していてRyzen 5+16GBメモリで8万円台中盤という安さ。ただし、内蔵GPU性能が低く、AV1デコードにも対応しない点に注意。
4.0
79,860円~
14型 タッチ
1920×1200
Ryzen 5 7530U
6コア12スレッド
16GB
LPDDR4X
512GBRadeon RX Vega 7約1.55kg
HP
Pavilion Aero 13 G3
わずか957gの超軽量13.3型ノート。Ryzen 7000シリーズ(Zen 3+)を採用し、処理性能も高い。
特に重い処理をしないならRyzen 5でも良いが、内蔵GPUのコア数が半分になるので、性能コスパはRyzen 7の方が良い
4.25
109,800円~
13.3型
1920×1200
Ryzen 7 7735U
8コア16スレッド
Ryzen 5 7535U
6コア12スレッド
16GB
LPDDR5
512GBRadeon 680M
Radeon 660M
約957g
ASUS
Vivobook 16X K3605
16型でビデオカード搭載の高コスパ機。120Hz対応の大型ディスプレイとビデオカード搭載で、幅広い用途で使えるのが魅力。性能コスパも悪くない。
4.0
109,800円~
16型 120Hz
1920×1200
Core i7-12700H
14コア20スレッド
Core i5-13500H
12コア16スレッド
Core i5-12450H
8コア12スレッド
16GB
DDR4
512GBRTX 4060
RTX 4050
RTX 3050
RTX 2050
約1.92kg~
レノボ
IdeaPad Pro 5 Gen9 14型(AMD)
カスタマイズ可能
各種品質も高くて高コスパな14型ノート。
「Ryzen 7 8845HS」搭載で高い処理性能に加え、ディスプレイを含めた各種品質も高い割に安価な12万円台という価格が魅力。
4.25
124,850円
14型 OLED
120Hz
2560×1600
Ryzen 7 8845HS
8コア16スレッド
16GB
LPDDR5X
512GBRadeon 780M約1.46kg
Apple
MacBook Air(M2)
「Apple M2」搭載の13.6型ノート。価格の割に少ないメモリ・ストレージとリフレッシュレートの低さが気になるが、非常に優れた電力効率を持ち、外部GPU無しでも重めのグラフィック処理に対応できるのは魅力。
4.0
148,800円
+5%ポイント
13.6型
2560×1664
Apple M2
8コア8スレッド
8GB~24GB256GB~2TBApple M2 GPU
(8コア/10コア)
約1.24g

ノートPC選びの要点

はじめに、参考までにノートPC選びの要点を一部ざっくりとまとめています。必要ない方は飛ばしてください。

まずはCPUです。CPUはPCの頭脳とよく表現される非常に重要なパーツです。CPUの性能がPC全体に影響を与えるため、どんな用途においても重要です。

CPUの処理性能は大きく分けてシングルスレッド性能とマルチスレッド性能に分けられます。

CPUの処理性能
  • シングルスレッド性能
    シングルスレッド性能は1コアでの処理性能を表します。シングルスレッド性能が高いと、軽い処理に掛かる時間が短くなる(サクサク動く)他、全コア稼働時にも当然影響がありますので、ほぼ全ての処理に対して有利に働きます。
  • マルチスレッド性能
    マルチスレッド性能は、全コア稼働時の処理性能を表します。マルチスレッド性能が高いと、動画のソフトウェアエンコード(CPUエンコード)やレンダリングなど、膨大な量の処理に掛かる時間が短くなる他、複数ソフトを同時起動した際のパフォーマンスが向上するなどのメリットがあります。

主要CPU性能まとめ(2024年3月時点)

主要CPUの性能をまとめています。Cinebench R23で測定されたスコアです。

一般ノートPC向け(TDP:15W~28W程度)

まずは、一般ノートPC向けのCPUをまとめています。一段階目のTDP(TDP PL1)が低く設定されている省電力CPUになります。一般ノートPC向けとしていますが、現在では性能が大きく向上しているため、上位のものなら重い処理でもこなせます。ただし、その際には排熱に注意が必要です。

Cinebench R23 Multi
CPU名称スコア
Core Ultra 7 155H
14474
Ryzen 7 8840U
13890
Ryzen 7 7840U
13443
Core i7-1360P
11484
Core Ultra 5 125H
11293
Ryzen 7 5800U
11203
Core i5-1340P
10921
Ryzen 7 5825U
10904
Ryzen 7 6800U
10779
Core i7-1260P
10571
Ryzen 7 7730U
10291
Ryzen 7 7735U
10081
Ryzen 7 5700U
8673
Apple M2
8643
Core i7-1355U
8634
Ryzen 5 7530U
8438
Core i5-1240P
8337
Ryzen 5 5625U
8135
Ryzen 5 6600U
8018
Core i7-1255U
7904
Ryzen 5 5600U
7877
Apple M1
7728
Ryzen 5 5500U
7186
Core i5-1235U
7037
Core i3-1215U
5802
Core i7-1185G7
5324
Ryzen 3 5300U
5147
Core i7-1165G7
5110
Core i5-1135G7
4706
Core i3-1115G4
3038

Cinebench R23 Single
CPU名称スコア
Core i7-1360P
1853
Core i7-1355U
1778
Ryzen 7 8840U
1760
Core Ultra 7 155H
1735
Ryzen 7 7840U
1719
Core i5-1340P
1710
Core i7-1260P
1696
Core Ultra 5 125H
1683
Core i7-1255U
1650
Core i5-1235U
1597
Apple M2
1582
Core i3-1215U
1581
Core i5-1240P
1550
Apple M1
1512
Ryzen 7 6800U
1493
Ryzen 7 7735U
1435
Ryzen 7 5800U
1478
Ryzen 7 5825U
1460
Core i7-1185G7
1449
Ryzen 7 7730U
1435
Ryzen 5 7530U
1431
Core i7-1165G7
1425
Ryzen 5 6600U
1425
Ryzen 5 5625U
1369
Ryzen 5 5600U
1364
Core i5-1135G7
1321
Core i3-1115G4
1299
Ryzen 7 5700U
1251
Ryzen 5 5500U
1172
Ryzen 3 5300U
1116


ゲーミング・クリエイターPC向け(TDP:35W~)

次に、主にゲーミング・クリエイター向けPCに搭載されるCPUをまとめています。末尾にHが付くのが特徴です。消費電力や発熱を増加させる代わりに処理性能を高めているタイプのCPUになります。

Cinebench R23 Multi
CPU名称スコア
Core i9-13900H
18308
Core i7-13700H
17219
Ryzen 9 7940HS
16952
Core i7-12700H
15895
Ryzen 7 8845HS
15889
Core i9-12900H
15884
Ryzen 7 6800H
13784
Ryzen 9 6900HS
13621
Core i5-12500H
13118
Ryzen 9 5900HS
12533
Core i9-11900H
12433
Ryzen 7 5800H
11859
Core i7-11800H
11709
Ryzen 5 6600H
10472
Core i5-11500H
9532
Ryzen 5 5600H
9504
Core i5-11400H
8100

Cinebench R23 Single
CPU名称スコア
Core i9-13900H
1974
Core i9-12900H
1846
Ryzen 9 7940HS
1791
Core i7-13700H
1785
Core i7-12700H
1775
Ryzen 7 8845HS
1716
Core i5-12500H
1689
Core i9-11900H
1578
Ryzen 9 6900HS
1549
Ryzen 7 6800H
1527
Core i7-11800H
1499
Core i5-11500H
1492
Ryzen 9 5900HS
1474
Ryzen 6 6600H
1458
Core i5-11400H
1421
Ryzen 7 5800H
1410
Ryzen 5 5600H
1363

参考
https://www.cpu-monkey.com/ja/
https://www.notebookcheck.net/

メモリはCPUの作業スペースとなるパーツです。より容量が多く高速なほど、効率良く作業を行えるため良いです。下記に容量と用途の目安についてざっくり載せています。

4GB少ない容量です。Chromebookや本当に軽い作業しか行わないなら問題ないケースもあると思いますが、最低でも8GB以上をおすすめします。
8GB重い処理を基本行わない一般ユーザー向けの容量です。
16GB重い処理も視野に入れた容量です。ゲーミングやクリエイター向けでは最低では16B以上が基準となります。
32GBメモリを大量に使用する用途を意識した容量です。特に動画・画像編集ソフトはメモリを大量に使用する傾向があるので、クリエイターの方は余裕があれば検討しても良い容量です。

GPUは、画像処理を担当するプロセッサです。CPUがPCのシステム処理全般を担当する汎用プロセッサなのに対し、GPUは画像処理をほぼ専門に担当する特化型のプロセッサになります。

GPUは大きく分けてCPUの内蔵GPUと外部GPU(グラボ)があります。重いグラフィック処理をしない一般ユーザーならCPUの内蔵GPUでも十分ですが、重いゲームや動画編集などを視野に入れるなら、外部GPU(グラボ)搭載のPCが必要となります。

内蔵GPUでも、性能が高いものなら簡単な動画編集等(FHD以下)はこなすことが出来ますが、専用のビデオメモリを持たないという点が大きいため、処理によっては非常に時間が掛かります。頻繁に利用するなら外部GPU搭載機をおすすめします。

外部GPU(グラボ)搭載機はグラフィック性能が高いですが、パーツが増える分価格は高くなるのはもちろん、消費電力の増加、重量の増加、発熱の増加などのデメリットも多くあるので、とにかく性能が高いものがあれば良いという訳ではない点は留意しておきましょう。

主要GPU性能まとめ(2024年3月時点)

ノートPC向け主要GPUの性能をまとめています。3DMark Timespy Graphicsのスコアです。ゲームのベンチマークでのスコアとなっており、その他の用途では異なる結果となる可能性もあるため注意してください。また、内蔵GPUのスコアについてはデュアルチャネル動作時のものとなっているため、シングルチャネル時には性能が低下する点にも注意してください。関連して、たとえばLPDDR4X-4266のような従来よりも高速なメモリが採用されていると、内蔵GPUは性能がやや向上します。

下記の表の黄色のバーが単体のGPU(グラボ・ビデオカード)で、緑色のバーは内蔵GPUになります。

3DMark TimeSpy Graphics
CPU名称スコア
GeForce RTX 3080
11758
GeForce RTX 3070
10463
GeForce RTX 4060
10299
GeForce RTX 4050
8536
GeForce RTX 3060
8261
GeForce RTX 2060
5963
GeForce RTX 2060 Max-Q
5649
GeForce GTX 1660 Ti
5610
GeForce RTX 3050 Ti
5113
GeForce RTX 3050
4839
GeForce GTX 1650 Ti
3679
GeForce GTX 1650
3453
Arc 8コア iGPU
Core Ultra 7 155H等
3446
Arc 7コア iGPU
Core Ultra 5 125H等
3108
Radeon 780M
Ryzen 7 7840U等
2754
Radeon 680M
Ryzen 7 6800U等
2400
Radeon 760M
Ryzen 5 7640U等
2116
Iris Xe Graphics G7 96EU
Core i7-1255U 等
1589
Radeon 660M
Ryzen 5 6600U等
1558
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4,5000)
Ryzen 7 5700U 等
1173
Iris Xe Graphics G7 80EU
Core i5-1235U 等
1131
Radeon RX Vega 7 (Ryzen 4,5000)
Ryzen 5 5500U 等
1045
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 4,5000)
Ryzen 3 5300U 等
854
UHD Xe Graphics G4 48EU
Core i3-1115G4 等
723

参考
https://www.3dmark.com
https://www.notebookcheck.net

ノートPCの主な要点はパネル種類解像度リフレッシュレート色域の4点です。最近ではアスペクト比のバリエーションも増えているので、そちらもチェックしておくと良いかもしれません。

ディスプレイの要点
  • パネル種類
    パネル種類は基本的には深く気にする必要はありませんが、特に安さに特化したモデルではTNと呼ばれる視野角の狭いものが採用されている可能性があるので、それは避けた方が良いです。一応IPSとか高視野角とか書かれているかどうかを確認しておくと安心です。また、ノートパソコンではごく一部ですが、有機EL(OLED)採用のディスプレイもあります。有機ELは自然な発色で色鮮やかで、黒の表現も得意です。色表現に関しては液晶よりも基本良いです。ただし、焼き付きや劣化が液晶よりもしやすい点と輝度を上げにくい点に注意が必要です。
  • 解像度
    2023年現在ではFHD(1920×1080)が標準となっています。一般ユーザーならFHD以上あれば大丈夫です。また、最近ではFHDの16:9ではなく、やや縦の領域が広い16:10(1920×1200)の採用も増えており、該当機では作業等がしやすい印象です。また、クリエイターの方やもっと精細な画像を楽しみたい方の場合は、より高い解像度のディスプレイも検討することになると思います。
  • リフレッシュレート
    リフレッシュレートはディスプレイの更新頻度を表す指標です。単位はHzです。特にゲーミングノートでは重要な項目になります。要するに、ディスプレイの表示可能な最大fpsのことで、たとえば60Hzのディスプレイでは最大60fpsの表示しかできません。
  • 色域
    色域とは、ディスプレイが再現できる色の範囲のことです。色域の狭いディスプレイだと、色の再現性が低いため、色鮮やかさに欠けたり見にくい画像になる可能性があります。特にクリエイターやキレイな映像を楽しみたい方が気にしておくべき項目です。安さ重視機では基本的に色域の狭いディスプレイが採用され、色域の広いディスプレイを採用している機種は高価になる傾向があります。sRGBカバー率:100%とかAdobe RGBカバー率:69%などで示されることが多いです。
  • アスペクト比
    アスペクト比は、画面の縦と横の長さの比です。一般的なFHDや4Kなどは16:9ですが、最近ではやや縦長な16:10や3:2のディスプレイも増えています。縦にスクロールすることが多い方は縦長の方が便利だと思うので、考慮しておくと良いかもしれません。ただし、単純に解像度が少し増えることもあって、やや高価な機種が多いです。

おすすめノートPC紹介

Dell Inspiron 14 (5445) AMD 16GB

参考価格

83,573円~
(Ryzen 7 8840U)
71,225円~
(Ryzen 5 8540U)

おすすめ度 :★4.5

CPU性能 ★3.5★4.25 | ディスプレイ ★3.75 | グラフィック処理(軽) ★3.5~★4.75 | グラフィック処理(重)★2.25~★3.0 | バッテリー持続 ★4.25 | 重量 ★3.5 | その他(機能性など) ★4.0

良い点
  • 性能の割に非常に安価でコスパが良い(16GBメモリ+Zen4 Ryzenで7万円~)
  • 非常に優れた処理性能コスパ
  • 内蔵GPUが非常に高性能(Ryzen 7モデル)
  • 16:10で縦の領域が少し広いディスプレイ
  • 非光沢ディスプレイ
  • バッテリー持続時間が長い
  • SDカードスロット搭載
気になる点
  • ディスプレイの色域が狭い
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
  • 14インチの割には軽くない
  • プラスチックボディ
スペック表
CPU
Ryzen 7 8840U
8コア/16スレッド
Ryzen 5 8540U
6コア(2*Zen4 + 4*Zen4c)/12スレッド
ディスプレイ14型 フルHD+
(1920×1200)
60Hz ノングレア
メモリ16GB DDR5-5600
SSD
1TB
GPU
Radeon 780M(12CU)
Radeon 740M(4CU)
無線機能Wi-Fi 6 / Bluetooth 5
重量
約1.61kg
その他SDカードスロット

DellのZen 4アーキテクチャの「Ryzen 8000シリーズ」を採用したコスパ特化機です。

特に「Ryzen 7 8840U」は高性能な内蔵GPU「Radeon 780M」とNPUの「Ryzen AI」を搭載していながら8万円台中盤~9万円程度(2024年8月末時点)となっており、性能を考えれば明らかに安くてコスパが良いです。

重めのゲームにも対応できる内蔵GPUを備えていてモバイル性能も低くはないノートPCとしては安価で魅力的です。

その他にも、ディスプレイの横縦比が16:10な点や、SDカードスロットも搭載、16GBメモリモデルではSSDも1TBになるなどの点も地嬉しいです。

下位の「Ryzen 5 8540U」も安価ながら効率も良く性能は優れていますが、Ryzen 7モデルから内蔵GPUのコア数は12→4(3分の1)に減ってしまう点は大きいです。加えて、AIエンジン(NPU)の搭載も無くなってしまいますので、1万円~1.5万円ほど高くなるものの、総合コスパならRyzen 7モデルがおすすめです。

ただし、価格重視モデルなので、上記で触れた点以外は基本的に最低限の仕様という点は注意です。ディスプレイは60Hzかつ色域も狭く輝度も低いものです。ボディもプラスチック製で、質量も1.61kg~と14インチの割には重めです。

とはいえ、処理性能コスパは非常に優れていますし、デメリットの点も屋内に限れば気にならないものが多いので、宅内利用メインの高コスパ機を探しているなら非常におすすめできます。

IdeaPad 5 2-in-1 Gen 9 14型(AMD)

参考価格

109,890円~
(Ryzen 7 8845HS)
94,710円~
(Ryzen 5 8645HS)

おすすめ度 :★4.25

CPU性能 ★3.75~4.25 | ディスプレイ ★3.5 | グラフィック処理(軽) ★4.5 | グラフィック処理(重)★2.5~3.25 | バッテリー持続 ★4.0 | 重量 ★3.0 |その他(機能性など) ★3.75

良い点
  • コンバーチブル2-in-1ノート(タッチ対応)
  • ペン付属
  • 優れたCPU性能
  • 優れた内蔵GPU性能
  • 16:10で縦の領域が少し広いディスプレイ
  • microSDカードスロット搭載
  • バッテリー持続時間が長め
  • USB PD対応
  • 高速なDDR5Xメモリ搭載
  • NPU搭載(Ryzen AI)
気になる点
  • 高価(約9万円台中盤~)
  • ディスプレイの色域が狭い
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
スペック表
CPURyzen 7 8845HS(8コア/16スレッド)
Ryzen 5 8645HS(6コア/13スレッド)
ディスプレイ14型 WUXGA(1920×1200)
60Hz
メモリ16GB LPDDR5x-6400
SSD
512GB~
GPU
Radeon 780M(12コア/Ryzen 7)
Radeon 760M(8コア/Ryzen 5)
無線機能Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2
重量
1.46kg
その他microSDカードスロット
USB PD対応
ペン付属

レノボ性能コスパと汎用性特化の高コスパ14インチ2-in-1ノートです。

最安約9万円台という価格ながら、高性能内蔵GPUを搭載したRyzen 8000シリーズ採用で、ペン付属の2 in 1ノートというのが魅力です。

CPUには「Ryzen 5 8645HS」もしくは「Ryzen 7 8845HS」が採用されています。Ryzen 5と7を比較すると、5ではコア数が削減されており、CPUコアが8→6、GPUコアが12→8と大きめに減りますが、それでも仕様と価格的には十分なレベルなので、避けた方が良いというレベルではないです。内蔵GPU性能も軽めのゲームや動画編集なら対応できるレベルを維持できるので、安さ重視ならRyzen 5でも良いかなと思います。

ただし、Ryzen 7の場合の価格は約11万円~で、こちらの方が処理性能コスパ自体はやや上なので、予算に余裕があって性能重視ならRyzen 7の方がおすすめです。

CPUと価格だけでも妥当な価格に見えますが、本機はペンまで付属した2 in 1 PCというのが非常に魅力的です。アスペクト比も16:10(1920×1200)となっており、低価格機で主流の16:9のFHD(1920×1080)よりも縦が少し広くて作業がしやすいのも嬉しいです。

ただし、それ以外は価格の割には低い仕様で、特にディスプレイの表示性能は低い点は注意です。色域は狭いので色鮮やかとは言えず、リフレッシュレートも最大60Hzなので滑らかでもありません。この価格でタッチ対応&ペン付属というだけでコスパは良いものの、映像品質に関しては低価格機並みな点は一応注意です。

ThinkBook 14 Gen 6 AMD 価格.com限定 Ryzen 5 7430U搭載

参考価格

64,900円~

おすすめ度 :★4.25

CPU性能 ★3.5 | ディスプレイ ★3.5 | グラフィック処理(軽) ★3.0 | グラフィック処理(重)★1.5 | バッテリー持続 ★4.25 | 重量 ★4.0 | その他(機能性など) ★3.75

良い点
  • 比較的安価(6万円台中盤)
  • 16:10で縦の領域が少し広いディスプレイ
  • 非光沢ディスプレイ
  • SDカードスロット搭載
  • USB PD対応
  • 安価でアルミボディ
  • サイズの割にはやや軽量(約1.38kg)
  • バッテリー持続時間が長い
気になる点
  • ディスプレイの色域が狭い
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
  • AV1デコードサポート無し(GPU)
  • 内蔵GPUの性能が低め
スペック表
CPURyzen 5 7430U
6コア/12スレッド
ディスプレイ14型 WUXGA(1920×1200)
60Hz ノングレア
メモリ16GB DDR4-3200
SSD
512GB
GPU
Radeon RX Vega 7
無線機能Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.2
重量
約1.38kg
その他SDカードスロット
USB PD
有線LANポート

レノボの安価ながらアルミボディで質感が良いのが嬉しい、高コスパ14型のノートPCです。

6万円台という価格の割には優れた筐体品質を備えている他、16:10ディスプレイやSDカードスロット搭載などの良い点があるのがポイントです。重量も1.38kgとサイズの割には軽量な部類なのも嬉しいです。

CPUには「Ryzen 5 7430U」が採用されており、内蔵GPUは若干ネックなものの、CPU性能コスパは良いです。

ディスプレイは16:10という点以外は最低限の仕様な点や、内蔵GPUにはAV1デコード機能が無い点は注意が必要ですが、オフィスやWeb閲覧がメイン用途の高コスパ機を探しているなら非常に魅力的な製品だと思います。

Dell Inspiron 14 (5440) 1334U+ 16GB

参考価格

69,325円~

おすすめ度 :★4.25

CPU性能 ★3.5 | ディスプレイ ★3.5 | グラフィック処理(軽) ★3.0 | グラフィック処理(重)★1.5 | バッテリー持続 ★3.0 | 重量 ★3.25 | その他(機能性など)★3.5

良い点
  • 比較的安価(7万円前後)
  • CPU性能コスパが良い
  • 非光沢ディスプレイ
  • 16:10で縦の領域が少し広いディスプレイ
  • SDカードスロット搭載
  • USB PD対応
気になる点
  • ディスプレイの色域が狭い
  • 内蔵GPUの性能が低め
  • サイズの割には軽くはない
  • バッテリー容量が少ない(41Wh)
  • プラスチック製シャーシ
スペック表
CPUCore i5-1334U
6コア/12スレッド
ディスプレイ14型 フルHD+(1920×1200)
60Hz ノングレア
メモリ16GB DDR5-4400
SSD
512GB
GPU
Iris Xe Graphics 80EU
無線機能Wi-Fi 6 / Bluetooth
重量
1.54kg~
その他SDカードスロット

「Core i5-1334U」と16GBメモリを搭載しながら、16:10ディスプレイやSDカードスロットも備えており、それでいて7万円前後という安さが魅力の、DELLの高コスパスタンダードノートです。

「Ryzen 5 7530U」の安価機種ではWi-Fi 5やUSB PDが無かったりすることが多いですし、AV1ハードウェアデコードも無いですが、こちらの機種はWi-Fi 6対応でUSB PDにも対応している他、AV1デコードにも対応しています。

14型の割にはそこまで軽くない点や、バッテリー容量が少ない点などは注意が必要ですが、この価格にしては弱点が少ない高コスパ機だと思います。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 AMD

参考価格

79,860円~

おすすめ度 :★4.0

CPU性能 ★3.5 | ディスプレイ ★3.75 | グラフィック処理(軽) ★3.0 | グラフィック処理(重)★1.5 | バッテリー持続 ★4.0 | 重量 ★3.0 |その他(機能性など) ★3.25

良い点
  • コンバーチブル2-in-1ノート(タッチ対応)
  • ペン付属
  • 16:10で縦の領域が少し広いディスプレイ
  • SDカードスロット搭載
  • USB PD対応
  • バッテリー持続時間が長い
気になる点
  • ディスプレイの色域が狭い
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
  • 14インチの割にやや重め(約1.55kg)
  • AV1デコードサポート無し(GPU)
  • 内蔵GPUの性能が低め
スペック表
CPURyzen 5 7530U
6コア/12スレッド
ディスプレイ14型 WUXGA(1920×1200)
60Hz 光沢あり タッチ対応
メモリ16GB LPDDR4x-4266
SSD
512GB
GPU
Radeon RX Vega 7
無線機能Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.1
重量
1.55kg
その他SDカードスロット
ペン付属
USB PD対応

レノボの非常にコスパが良い14型の2 in 1ノートPCです。Ryzen 5 + 16GBメモリでタッチ対応でペン付属の2 in 1 PCが約8万円というのは安く、コスパが良いのが魅力です。

CPUには6コア12スレッドの「Ryzen 5 7530U」、メモリにLPDDR4Xを16GB搭載しており、軽作業は非常に快適です。やや重い処理もいける性能を持っています。

そして、本機で魅力なのは、その上でタッチ対応ディスプレイの2 in 1 PCとなっており、ペンまで付属している点です。しかも、ディスプレイはアスペクト比が16:10(1920×1200)となっており、低価格機で主流の16:9のFHD(1920×1080)よりも縦が少し広くて作業がしやすいのが嬉しいです。

さすがに色域は狭く、色鮮やかさには欠けるために高品質なディスプレイとは言えないですが、フリッカーフリー仕様なので、低価格機のディスプレイとしては平均よりも少し良い部類です。

また、バッテリー持続時間も公称で約14.5時間(JEITA2.0)となっており、軽負荷時にはバッテリー駆動時間も長いですし、USB PDにも対応しています。14インチとしてはやや重めの1.55kgというのが若干気になるものの、バッテリー性能やタッチ対応の点を考えると、モバイル性能も悪くはないと思います。

安さ重視機なので全て高品質という訳ではないものの、低価格なら比較的気になりにくい点でコストが削減されており、実用コスパが非常に優れている機種だと思います。

HP Pavilion Aero 13-be

おすすめ度 :★4.25

CPU性能 ★4.0 | ディスプレイ ★4.0 | グラフィック処理(軽) ★4.25 | グラフィック処理(重)★2.75 | バッテリー持続 ★3.0 | 重量 ★4.75 |その他(機能性など) ★3.25

良い点
  • 非常に軽量(約957g)
  • CPU性能コスパが良い(Ryzen 7 モデル)
  • 優れた内蔵GPU性能(Ryzen 7モデル)
  • 価格の割に優れたディスプレイ(16:10、広めの色域)
  • 非光沢ディスプレイ
  • マグネシウム・アルミニウム合金で高級感のある質感
  • 高速なLPDDR5メモリ16GB搭載
  • USB PD対応
気になる点
  • やや高価(10万円台~)
  • バッテリー持続時間は短め
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
スペック表
CPURyzen 7 7735U
8コア/16スレッド
Ryzen 5 7535U
6コア/12スレッド
ディスプレイ13.3型 WUXGA(1920×1200)
60Hz ノングレア
メモリ16GB LPDDR5-6400
SSD
512GB
GPU
Radeon 680M(Ryzen 7)
Radeon 660M(Ryzen 5)
無線機能Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3
重量
約957kg
その他

HPの957gという超軽量モバイルノートPCです。この軽さながら、「Ryzen 7 7735U / Ryzen 5 7535U」搭載で高性能で、このレベルのモバイル機にしては安価かつコスパが良いです。「週末限定セール」「〇時間限定タイムセール」「アウトレットセール」「価格.com限定モデル」のいずれかで10万円台中盤くらいでの販売が基本となっています。

「Ryzen 7 7535U」搭載モデルもありますが、CPUコアが8→6になり、GPUのユニット数も12→6と性能低下が大きめなのに、価格は8,000円~1万円程度しか変わらないため、純粋なコスパはRyzen 7モデルの方が良いです。ただ、Ryzen 5機でもコスパ自体は悪くないので、グラフィック性能は高い必要がない人で、安さ重視で割り切れる人ならアリだと思います。

本機の最大のポイントはやはり、約957gという超軽量さです。ケースの素材にマグネシウム・アルミニウム合金を採用し、強度を保ちつつコンパクト化・軽量化に特化しています。ディスプレイのベゼルも非常に小さくてスタイリッシュで、質感も優れており、高級感があるのも所有欲を満たしてくれると思います。

CPUにはZen 3+のRyzen 7000シリーズを搭載しており、優れた電力効率と性能を発揮します。メモリには低消費電力で高速なLPDDR5-6400メモリが採用されており、これだけの軽さでバッテリー持ちも悪くはないレベルを維持できるのは、このCPUとメモリの恩恵も大きいと思います。

また、「Ryzen 7 7735U」の内蔵GPUの「Radeon 680M」は内蔵の割には優れたグラフィック性能を持っているのも魅力です。優れたメモリ性能の恩恵もあり、重いゲームも低設定なら動作できるくらいの性能があります。超軽量PCなので継続的な重い処理には向きませんが、軽いゲームや動画編集なら対応できる性能があるのは嬉しいです。

ディスプレイも高品質です。16:10で色域が広めで色鮮やかなものが採用されています。他の構成を考えれば、10万円台前半でディスプレイも高い品質が維持されているのは凄いです。

ぱっと見のコスパは特別良くは見えないと思いますが、細かい部分を見ると一般的なノートPCよりも一段上な部分が多く、価格の割には高品質で高い高級感を得られる機種です。モバイルPCとしては非常にコスパに優れた製品だと思います。

Vivobook 16X K3605(RTX 2050以外)

参考価格

109,800円~
(セール価格)

おすすめ度 :★4.0

CPU性能 ★4.0~4.5 | ディスプレイ ★3.5 | グラフィック処理(軽) ★5.0 | グラフィック処理(重)★3.5~ | バッテリー持続 ★2.75~ | 重量 ★2.5 |その他(機能性など) ★4.0

良い点
  • 非常に優れた処理性能コスパ(CPUとGPU)
  • 優れたCPU性能
  • ビデオカード搭載で重いグラフィック処理も可能(RTX 3050/4050/4060)
  • ビデオカード搭載機にしては安価
  • 大型の16:10で縦の領域が広く見易いディスプレイ
  • 120Hzリフレッシュレート
  • 16インチのビデオカード搭載の割には軽量(約1.92kg~)
  • テンキー付き
  • USB PD対応
気になる点
  • 高価(約11万円~)
  • 価格の割に少ないSSD容量(512GB)
  • バッテリー持続時間は短め
  • サイズ的には普通だけど重い(約1.92kg~)
  • ディスプレイの色域が狭いかも?(類似の先代機では狭かった。本機は未確認なので要確認)
  • 高価だがプラスチック製シャーシ
スペック表
CPUCore i7-12700H(14コア/20スレッド)
Core i5-13500H(12コア/16スレッド)
Core i5-12450H(8コア/12スレッド)
ディスプレイ16型 1920×1200
120Hz ノングレア
メモリ16GB DDR4-3200
SSD
512GB
GPURTX 4060
RTX 4050(約14万円~)
RTX 3050(約12万円~)
RTX 2050(約11万円~)
無線機能Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.1
重量
約1.92kg~1.99kg
その他SDカードスロット
USB PD対応

ASUSのビデオカード搭載の割には安価で、様々な用途に出来るのが魅力の高コスパノートPCです。

GPUにビデオカード「RTX 2050」「RTX 3050」「RTX 4050」「RTX 4060」のいずれかを搭載するため、少し重めの動画編集やゲームなどにも対応できる性能ですが、価格は11万円~と高すぎなくてコスパが良いです。

普通のゲーミングノートと違い、ディスプレイが16:10でフルHDよりも少し縦長となっているため、ゲーム以外の作業での効率の高さを意識しているのもポイントです。その他にも、SDカードスロットも搭載されていたり、見た目もゴツさがなく厚みもそこまでじゃなかったりと、ビデオカード搭載ながら一般的な用途での使い方も重視されているのが本機の魅力です。

CPUは「Core i7-12700H」「Core i5-13500H」「Core i5-12450H」の3種類があります。「Core i5-12450H」だけは価格の割には低い性能ですが、その代わりに同額ならGPUのグレードが高くすることが出来るのがメリットです。

弱点としては、サイズが大きくて重めのため頻繁な持ち運びには適さない他、外部GPU搭載のため、一般的なノートPCよりもバッテリーの駆動時間が短いなどがあります。とはいえ、サイズの割には軽量な部類ですし、宅内で軽く移動するだけなら問題ないレベルだと思いますので、マルチに使えるメイン機のノートPCが出来るだけ安く欲しいという場合にはコスパの良い製品だと思います。

IdeaPad Pro 5 Gen 9 14(AMD)

参考価格

124,850円~

おすすめ度 :★4.25

CPU性能 ★4.25 | ディスプレイ ★4.75 | グラフィック処理(軽) ★4.75 | グラフィック処理(重)★3.0 | バッテリー持続 ★3.5 | 重量 ★3.75 |その他(機能性など) ★3.25

良い点
  • 優れたCPU性能
  • 非常に優れた内蔵GPU性能
  • 非常に優れたディスプレイ(2.8K、16:10、OLED、120Hz、高色域)
  • バッテリー持続時間が長い
  • アルミ採用シャーシ
  • 薄型(約16mm)
  • NPU搭載(Ryzen AI)
  • 高速なDDR5Xメモリ16GB搭載
気になる点
  • 高価(約12.4万円~)
  • 価格の割には少ないSSD容量(最小構成512GB)
  • フリッカーが気になる可能性あり
スペック表
CPURyzen 7 8845HS
8コア/16スレッド
ディスプレイ14型 2.8K(2800×2000)
120Hz 光沢あり
メモリ16GB LPDDR5X-6400
SSD
512GB
GPU
Radeon 780M
無線機能Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3
重量
約1.46kg~
その他SDカードスロット
USB PD対応

レノボの「Ryzen 7 8845HS」採用で優れたバッテリー性能と内蔵GPU性能が魅力の14型ノートPCです。

2024年3月時点で最新の「Ryzen 7 8845HS」を搭載しており、CPU性能は非常に優れています。ワットパフォーマンスも良い上、バッテリー容量も14型にしては多い84Whrなので、駆動時間も公称で動画再生時に約12.7時間、アイドル時は約17.3時間と非常に優れているのも魅力です。

そして、グラフィック性能も内蔵GPUにしては非常に優れているのが魅力です。「Ryzen 7 8845HS」搭載の「Radeon 780M」は少し前のエントリー向けのディスクリートGPUである「GeForce GTX 1650 Max-Q」に匹敵する性能を持っているため、内蔵GPUながら重めのゲームやFHD以下の動画編集も意外と動かせるくらいの性能があります。これだけの薄型&長時間バッテリー駆動機でありながら、重めのグラフィック処理にもある程度対応できるのは非常に魅力的だと思います。一応カスタマイズで約3万円で「RTX 3050」を搭載することもできるので、もう少し重い処理にも対応したい人はそちらも選ぶことができます。

ディスプレイには16:10の14型液晶を採用し、解像度は2800×1800でリフレッシュレートは120Hzです。色域もDCI-P3 100%をカバーしており、高品質なディスプレイで、クリエイティブな用途でも十分使えるレベルです。輝度は400nitと低めな点や光沢ありという点はありますが、価格を考えれば非常に優れた仕様だと思います。

グラフィック性能重視なら「RTX 3050」や「RTX 4050」搭載機でもっと安い機種もあるので、性能コスパだけ見れば凄く良いという訳ではありませんが、これだけの薄型&長時間バッテリー駆動が可能な機種で重めのグラフィック処理も不可能ではない機種は貴重です。

MacBook Air 13.6インチ(Apple M2)

参考価格

148,800円~
+大体5%ポイント還元

おすすめ度 :★4.0

CPU性能 ★4.25 | ディスプレイ ★4.0 | グラフィック処理(軽) ★4.75 | グラフィック処理(重)★3.25 | バッテリー持続 ★4.25 | 重量 ★3.75 |その他(機能性など) ★3.25

良い点
  • 優れたCPU性能
  • 非常に優れた内蔵GPU性能
  • 優れたディスプレイ(高解像度、高色域)
  • 高級感のあるアルミボディ
  • バッテリー持続時間が長い
  • 非常に薄型(約11.3mm)
  • やや軽量(約1.24kg)
  • Thunderbolt3/USB 4に対応
気になる点
  • 非常に高価(約15万円~)
  • 最大リフレッシュレートが60Hz
  • 価格の割に少なすぎるメモリ・ストレージ容量(8GB/256GB~)
  • Armアーキテクチャのため、Windowsとアプリ対応面が異なる点に注意が必要
  • DirectXのみ対応ゲームはネイティブでは動かせない
  • AV1デコードのサポート無し(GPU)
  • SDカードスロット無し
スペック表
CPUApple M2
8コア/8スレッド
ディスプレイ13.6型 2560×1664
60Hz 光沢あり
メモリ8GB~24GB
LPDDR5-6400
SSD
256GB~2TB
GPU
Apple M2 GPU
8/10コア
無線機能Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.3
重量
約1.24kg
その他SDカードスロット

Apple M2チップを採用した13.6型のMacBook Airです。一般的なWindows向けのCPUと異なるArmアーキテクチャとなる上、OSがMacOSとなるため、Windowsでなくても良い人向けです。

Apple M2は電力効率が非常に良く省電力で、バッテリー持続時間が長いのが魅力です。処理性能も8コア8スレッドという仕様の割には高く、省電力なプロセッサながら重い処理もそれなりにこなすことが出来ます。

GPUはチップに統合されたものになりますが、統合グラフィックスにしては高い処理能力を持つため、重めの動画編集もデータ量が多すぎなければ可能なレベルです。このクラスの薄型軽量機が高いグラフィック性能を備えているのは非常に魅力的だと思います。ただ、グラフィック性能的にはゲームでも十分使える性能ですが、上述のアーキテクチャとOSの違いの点から、PC用のゲームに関しては多くがネイティブ動作不可能な点には注意が必要です(DirectXに対応していないため)。

ディスプレイは2560×1664の高解像度で高色域の非常に質の高いものが採用されています。上述のバッテリー性能の良さとグラフィック性能の良さもありますし、薄型軽量の点も含め、持ち運びを頻繁にするクリエイターに非常に魅力的な機種だと思います。

ただし、ストレージやメモリ面の最小構成が貧弱で、カスタマイズで増量すると非常に割高な点は注意です。

まずメモリが最小構成だと8GBしかありません。16GBに増やす場合は+3万円となるので非常に高価です。とはいえ、メモリ8GBはさすがに頼りないので、重い処理を前提とするなら16GBにはしておきたいところです。

次にSSDですが、最小構成では256GBしかありません。しかし、容量を増やそうとするとかなり割高なのでコスパが悪くなってしまいます(256GBあたり3万円)。しかも、SDカードスロットも無いために別の方面からの対応も難しいため、クラウドストレージを有効活用することが重要です。正直、内蔵の大容量のストレージが欲しい場合にはWindows機にした方がコスパ的にはお得だと思います。

本体価格は、Apple M3搭載の新型のMacBook Airが登場したことに伴い値下げされ、最小構成で148,800円(2024年3月時点)となっており、以前ほどは高価ではなくなっているものの、まだかなり高価です。たまにAmazonや家電量販点のセールで少し安くなっている他、公式の整備済み製品では約20%引きの125,800円~で保証付きで販売されているので、気になる方はチェックしておくと良いです。


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