厳選したおすすめノートパソコンを用途別にざっくりまとめています。一時更新停止中です。申し訳ありません。
ノートPC選びの要点
はじめに、参考までにノートPC選びの要点を一部ざっくりとまとめています。必要ない方は飛ばしてください。
まずはCPUです。CPUはPCの頭脳とよく表現される非常に重要なパーツです。CPUの性能がPC全体に影響を与えるため、どんな用途においても重要です。
CPUの処理性能は大きく分けてシングルスレッド性能とマルチスレッド性能に分けられます。
- シングルスレッド性能
シングルスレッド性能は1コアでの処理性能を表します。シングルスレッド性能が高いと、軽い処理に掛かる時間が短くなる(サクサク動く)他、全コア稼働時にも当然影響がありますので、ほぼ全ての処理に対して有利に働きます。
- マルチスレッド性能
マルチスレッド性能は、全コア稼働時の処理性能を表します。マルチスレッド性能が高いと、動画のソフトウェアエンコード(CPUエンコード)やレンダリングなど、膨大な量の処理に掛かる時間が短くなる他、複数ソフトを同時起動した際のパフォーマンスが向上するなどのメリットがあります。
主要CPU性能まとめ(2021年8月時点)
一般ノートPC向け(TDP:15W程度)
まずは、一般ノートPC向けのCPUをまとめています。通常のTDP(TDP PL1)が低く設定されている省電力CPUになります。一般ノートPC向けとしていますが、現在では性能が大きく向上しているため、上位のものなら重い処理でもこなせます。ただし、その際には排熱に注意が必要です。
CPU名称 | スコア |
---|---|
Ryzen 7 5800U |
3479
|
Ryzen 7 5700U |
3393
|
Ryzen 5 5600U |
3009
|
Ryzen 7 4700U |
2700
|
Ryzen 5 5500U |
2573
|
Ryzen 5 4500U |
2171
|
Core i7-1185G7 |
2101
|
Ryzen 3 5300U |
2058
|
Core i7-1165G7 |
1949
|
Core i5-1135G7 |
1780
|
Ryzen 3 4300U |
1571
|
Core i7-1065G7 |
1543
|
Core i7-10510U |
1414
|
Core i5-10210U |
1230
|
Core i5-1035G4 |
1210
|
Core i3-1115G4 |
961
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i7-1185G7 |
563
|
Core i7-1165G7 |
558
|
Ryzen 7 5800U |
543
|
Ryzen 5 5600U |
530
|
Core i5-1135G7 |
519
|
Core i3-1115G4 |
504
|
Ryzen 7 5700U |
494
|
Ryzen 7 4700U |
477
|
Ryzen 5 5500U |
462
|
Core i7-1065G7 |
449
|
Ryzen 5 4500U |
449
|
Ryzen 3 5300U |
441
|
Core i7-10510U |
440
|
Ryzen 3 4300U |
425
|
Core i5-1035G4 |
417
|
Core i5-10210U |
416
|
ゲーミング・クリエイターPC向け(TDP:35W~)
次に、主にゲーミング・クリエイター向けPCに搭載されるCPUをまとめています。末尾にHが付くのが特徴です。消費電力が少し多い代わりに処理性能を高めているタイプのCPUになります。
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i9-11900H |
5022
|
Ryzen 9 5900HS |
4877
|
Core i7-11800H |
4830
|
Ryzen 7 5800H |
4722
|
Ryzen 9 4900HS |
4315
|
Core i5-11500H |
4186
|
Core i5-11400H |
3945
|
Ryzen 7 4800HS |
3847
|
Ryzen 7 4800H |
3847
|
Ryzen 5 5600H |
3709
|
Ryzen 5 4600H |
3247
|
Core i7-11375H |
2564
|
Core i7-11370H |
2206
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i7-11375H |
610
|
Core i9-11900H |
599
|
Core i7-11370H |
590
|
Ryzen 9 5900HS |
578
|
Core i7-11800H |
577
|
Core i5-11500H |
577
|
Core i5-11400H |
563
|
Ryzen 7 5800H |
560
|
Ryzen 5 5600H |
530
|
Ryzen 9 4900HS |
495
|
Ryzen 7 4800HS |
472
|
Ryzen 7 4800H |
472
|
Ryzen 5 4600H |
452
|
参考
https://www.cpu-monkey.com/ja/
https://www.notebookcheck.net/
メモリはCPUの作業スペースとなるパーツです。より容量が多く高速なほど、効率良く作業を行えるため良いです。下記に容量と用途の目安についてざっくり載せています。
4GB | 少ない容量です。Chromebookや本当に軽い作業しか行わないなら問題ないケースもあると思いますが、最低でも8GB以上をおすすめします。 |
8GB | 重い処理を基本行わない一般ユーザー向けの容量です。 |
16GB | 重い処理も視野に入れた容量です。ゲーミングやクリエイター向けでは最低では16B以上が基準となります。 |
32GB | メモリを大量に使用する用途を意識した容量です。特に動画・画像編集ソフトはメモリを大量に使用する傾向があるので、クリエイターの方は余裕があれば検討しても良い容量です。 |
GPUは、画像処理を担当するプロセッサです。CPUがPCのシステム処理全般を担当する汎用プロセッサなのに対し、GPUは画像処理をほぼ専門に担当する特化型のプロセッサになります。
GPUは大きく分けてCPUの内蔵GPUと外部GPU(グラボ)があります。重いグラフィック処理をしない一般ユーザーならCPUの内蔵GPUでも十分ですが、重いゲームや動画編集などを視野に入れるなら、外部GPU(グラボ)搭載のPCが必要となります。
内蔵GPUでも、性能が高いものなら簡単な動画編集等(FHD以下)はこなすことが出来ますが、専用のビデオメモリを持たないという点が大きいため、処理によっては非常に時間が掛かります。頻繁に利用するなら外部GPU搭載機をおすすめします。
外部GPU(グラボ)搭載機はグラフィック性能が高いですが、パーツが増える分価格は高くなるのはもちろん、消費電力の増加、重量の増加、発熱の増加などのデメリットも多くあるので、とにかく性能が高いものがあれば良いという訳ではない点は留意しておきましょう。
主要GPU性能まとめ(2021年8月時点)
2021年8月時点でのノートPC向け主要GPUの性能をまとめています。3DMark Timespy Graphicsのスコアです。ゲームのベンチマークでのスコアという点は一応注意してください(ゲーム以外の用途でもGPU間の相対的な比較には概ね使えるとは思います)。また、内蔵GPUのスコアについてはデュアルチャネル動作時のものとなっているため、シングルチャネル時には性能が低下する点に注意してください。関連して、たとえばLPDDR4X-4266のような従来よりも高速なメモリが採用されていると、性能がやや向上します。
CPU名称 | スコア |
---|---|
GeForce RTX 3080 |
11758
|
GeForce RTX 3070 |
10463
|
GeForce RTX 3060 |
8261
|
GeForce RTX 2060 |
5963
|
GeForce RTX 2060 Max-Q |
5649
|
GeForce GTX 1660 Ti |
5610
|
GeForce RTX 3050 Ti |
5113
|
GeForce GTX 1660 Ti Max-Q |
4986
|
GeForce RTX 3050 |
4839
|
GeForce GTX 1650 Ti |
3679
|
GeForce GTX 1650 |
3453
|
GeForce GTX 1650 Ti Max-Q |
3140
|
GeForce GTX 1650 Max-Q |
2930
|
Iris Xe Graphics G7 96EU Core i7-1165G7 等 |
1589
|
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4,5000) Ryzen 7 5700U 等 |
1173
|
Iris Xe Graphics G7 80EU Core i5-1135G7 等 |
1131
|
Radeon RX Vega 7 (Ryzen 4,5000) Ryzen 5 5500U 等 |
1045
|
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 4,5000) Ryzen 3 5300U 等 |
854
|
UHD Xe Graphics G4 48EU Core i3-1115G4 等 |
723
|
ノートPCの主な要点はパネル種類・解像度・リフレッシュレート・色域の4点です。最近ではアスペクト比のバリエーションも増えているので、そちらもチェックしておくと良いかもしれません。
- パネル種類
パネル種類は基本的には深く気にする必要はありませんが、特に安さに特化したモデルではTNと呼ばれる視野角の狭いものが採用されている可能性があるので、それは避けた方が良いです。一応IPSとか高視野角とか書かれているかどうかを確認しておくと安心です。また、ノートパソコンではごく一部ですが、有機EL(OLED)採用のディスプレイもあります。有機ELは自然な発色で色鮮やかで、黒の表現も得意です。色表現に関しては液晶よりも基本良いです。ただし、焼き付きや劣化が液晶よりもしやすい点と輝度を上げにくい点に注意が必要です。
- 解像度
2021年現在ではFHD(1920×1080)が一般的で、一般ユーザーならFHD以上あれば大丈夫です。クリエイターの方やもっと精細な画像を楽しみたい方が、より高い解像度のディスプレイを検討することになります。
- リフレッシュレート
リフレッシュレートはディスプレイの更新頻度を表す指標です。単位はHzです。特にゲーミングノートでは重要な項目になります。要するに、ディスプレイの表示可能な最大fpsのことで、たとえば60Hzのディスプレイでは最大60fpsの表示しかできません。
- 色域
色域とは、ディスプレイが再現できる色の範囲のことです。色域の狭いディスプレイだと、色の再現性が低いため、色鮮やかさに欠けたり見にくい画像になる可能性があります。特にクリエイターやキレイな映像を楽しみたい方が気にしておくべき項目です。安さ重視機では基本的に色域の狭いディスプレイが採用され、色域の広いディスプレイを採用している機種は高価になる傾向があります。sRGBカバー率:100%とかAdobe RGBカバー率:69%などで示されることが多いです。
- アスペクト比
アスペクト比は、画面の縦と横の長さの比です。一般的なFHDや4Kなどは16:9ですが、最近ではやや縦長な16:10や3:2のディスプレイも増えています。縦にスクロールすることが多い方は縦長の方が便利だと思うので、考慮しておくと良いかもしれません。ただし、単純に解像度が少し増えることもあって、やや高価な機種が多いです。
コスパ重視(一般ユーザー向け)
重い用途を含まない一般ユーザー向けのコスパ重視PCです。とにかくコスパと安さを重視しています。
オフィス作業、Web閲覧、FHD以下の動画鑑賞等の軽い処理は快適に行うことが出来ます。Core i5 / Ryzen 5以上のCPU なら軽いゲームやFHD以下の簡単な動画編集も快適に行えると思います。
重いゲームや動画編集などは厳しいため、より高性能なPCが必要となる点は注意です。
コスパ重視ノートの要点
CPU
軽い処理前提なら、最新のCore i5 / Ryzen 5 で問題なく行えます。2021年8月現在なら、Core i5-1135G7 / Ryzen 5 5500U 以上がおすすめです。Core i3 / Ryzen 3 でも軽い処理には十分な性能がありますが、やや重い処理や複数ソフトの同時起動時には少しもたつく可能性があるので、コスパ的にもCore i5 / Ryzen 5 以上がおすすめです。
メモリ
軽い処理前提の一般ユーザーなら8GBでも十分だと思います。少し重い処理や余裕が欲しい人は16GB以上も良いです。
また、メモリ増設予定が無いなら、始めからメモリがデュアルチャネル(2枚搭載)のものである方が、メモリの帯域幅が広くて高速なので一応確認しておくと良いです。
GPU
安さとコスパ重視機では、価格的にグラボの搭載が厳しいため、基本的にCPUの内蔵GPUを利用します。内蔵GPUは、CPUが上位モデルの方が性能も少し高いことが基本なので、軽いグラフィック処理を用途に含む場合にはCPUが上位モデルのものを選択することを検討しても良いと思います。
また、内蔵GPUはメインメモリを共有するため、メモリの速度が重要です。内蔵GPU性能を高めたいなら、メモリはデュアルチャネルにしましょう。
ディスプレイ
安さとコスパ重視機では、ディスプレイは基本最低限です。FHDで色域の狭いものが基本です。選択の余地はほとんどありません。
ただ、TNパネル採用の液晶は視野角が狭いので避けた方が良いです(最近はあまり無いですが)。ディスプレイ仕様にIPSとか高視野角とか書かれていることを一応確認しておくと安心です。
IdeaPad Flex 550 14 (AMD)
画面
|
14型 FHD IPS 光沢なし マルチタッチ |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Ryzen 3 5300U |
メモリ
|
4GB~16GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.5 kg |
価格
|
約 55,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ(Zen2)を搭載した非常にコスパの良い2 in 1タイプのPCです。Ryzen 7 モデルでも約85,000円という破格の安さ(2021年8月時点)ながら、ペンまで付属しています。ただし、Wi-Fi 6には対応していません。
Yoga 660
画面
|
13.3型 FHD IPS 光沢あり |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.3 kg |
価格
|
約 78,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ搭載の13.3型の2 in 1タイプのノートPCです。ファブリックカバーを採用しており、手に馴染む質感になっています。タッチ対応の2 in 1でペンまで付属しており、コスパが良いです。最小構成の価格は少し高めですが、Ryzen 7モデルでも9万円台で購入することが出来るのは安いです。価格差的に、Ryzen 5モデルよりもRyzen 7モデルの方がコスパは良いと思います。
ThinkPad E14 Gen 3(AMD)
画面
|
14型 FHD IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Ryzen 3 5300U |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.64 kg~ |
価格
|
約 72,500円~ |
Ryzen 5000シリーズ搭載の14型のスタンダードノートPCです。ThinkPadシリーズはキーボードが非常にタイピングしやすいのが特徴です。また、キーボード真ん中あたりの赤いトラックポイントを使用して、キーボードから手を動かさずにマウスポインタを操作することもできます。タイピングを頻繁に行う人におすすめの製品です。重量は14インチの割には重めですが、バッテリー駆動時間は比較的長いです。処理性能コスパも比較的良いです。
ThinkPad E15 Gen 3(AMD)
画面
|
15.6型 FHD IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Ryzen 3 5300U |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.7 kg~ |
価格
|
約 71,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ搭載の14型のスタンダードノートPCです。ThinkPadシリーズはキーボードが非常にタイピングしやすいのが特徴です。また、キーボード真ん中あたりの赤いトラックポイントを使用して、キーボードから手を動かさずにマウスポインタを操作することもできます。タイピングを頻繁に行う人におすすめの製品です。重量も15.6インチモデルにしてはやや軽めの約1.7kgからとなっています。処理性能コスパも比較的良いです。
Inspiron 14 (5415) AMD
画面
|
14型 FHD IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
メモリ
|
8GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.442 kg |
価格
|
約 70,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ(Zen2)を搭載した、コスパの良いシンプルな14型のノートパソコンです。メモリが8GBモデルしかない上に、シングルチャネルな点には注意です。ただし、空きスロットが一つあるため増設は可能です。自分で増設出来る方ならコスパ良く16GBにすることができます。
Inspiron 15 (5515) AMD
画面
|
15.6型 FHD IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.643 kg |
価格
|
約 73,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ(Zen2)を搭載した、コスパの良いシンプルな15.6型のノートパソコンです。8GBモデルではシングルチャネルになってしまう点に注意ですが、自分で増設できる方ならコスパ良く16GBにすることができます。
少し高価だけど高コスパ
安さ重視機よりはやや高価だけど、高品質や高性能でコスパは良いという機種を紹介しています。主に10万円前後あたりの製品を中心に紹介しています。
少し高級機の要点
CPU
価格は少し高めですが高コスパ機なので、CPUは普通の安価なコスパ重視機と基本的に変わりません。2021年8月現在なら、Core i5-1135G7 / Ryzen 5 5500U 以上がおすすめです。高負荷な処理にも対応したい場合には Core i7-1165G7 / Ryzen 7 5700U も良いです。
メモリ
軽い処理前提の一般ユーザーなら8GBでも十分だと思います。少し重い処理や余裕が欲しい人は16GB以上も良いです。
また、メモリ増設予定が無いなら、始めからメモリがデュアルチャネル(2枚搭載)のものである方が、メモリの帯域幅が広くて高速なので一応確認しておくと良いです。
GPU(グラボ)
少し高めくらいの機種だと価格的にグラボの搭載が厳しいため、基本的にCPUの内蔵GPUを利用します。GPU以外の部分が少し良くなっている事が多いです。
内蔵GPUは、CPUが上位モデルの方が性能も少し高いことが基本なので、軽いグラフィック処理を用途に含む場合にはCPUが上位モデルのものを選択することを検討しても良いと思います。
また、内蔵GPUはメインメモリを共有するため、メモリの速度が重要です。内蔵GPU性能を高めたいなら、メモリはデュアルチャネルにしましょう。
ディスプレイ
ちょっと高めの機種だと、ディスプレイの色域が広めだったり、タッチパネルとなっていて2 in 1 PCとなっているモデルも多いです。動画や画像をよりキレイに表示させたい場合や、気軽に持ち運んでマウス無しでよく使いたいという人に嬉しい仕様が、コスパと安さ特化モデルより増えていると思います。
Yoga 760 (14)
画面
|
14型 FHD IPS 光沢あり タッチ対応 |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5800U Ryzen 5 5600U |
メモリ
|
8GB~16GB LPDDR4X-4266 |
GPU
|
Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
256GB~512GB |
重量
|
約 1.41 kg |
価格
|
約 91,000円~ |
Ryzen 5000シリーズ(Zen3)を2 in 1タイプのPCです。Zen3のRyzen 5000シリーズを採用の上、メモリが従来品よりも高速かつ低消費電力のLPDDR4X-4266という高いグレードのものが採用されている点が魅力です。電力効率の良いCPUとメモリのおかげで、バッテリー持続時間は約19.3~19.9時間(JEITA2.0)と長いです。重量もタッチ対応の14型機としてはやや軽量な約1.41kgとなっており、モバイル性能も高めです。ペンも付属しています。
メモリ16GBのRyzen 7機でも11万円台中盤となっており、価格的にはコスパ特化機よりはやや高いですが、総合コスパでは非常に優れていると思います。
IdeaPad Slim 560 Pro (16)
画面
|
16.0型 WQXGA(2560×1600) IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Ryzen 7 5800H Ryzen 5 5600H |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
GeForce GTX 1650 Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
|
512GB |
重量
|
約 1.89~1.92 kg |
価格
|
約 97,000円~ |
Ryzen 5000 Hシリーズを搭載した16型の高性能高コスパ機です。GTX 1650搭載モデルを選択することができ、該当モデルの性能コスパが非常に優れています。ディスプレイは解像度がFHDより広い2560×1600となっている他、Proモデルという事で色域も広めのものが基本採用されているようです(色域については仕様表には向記載が無いため異なる可能性もあり)。
GTX 1650搭載モデルではゲーミングでも使える性能となっており、クリエイターからゲーマーまで幅広い人に対応した、高コスパながら汎用性にも優れる機種となっています(ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは高くない)。
HP Pavilion 15-eg
画面
|
15.6型 FHD IPS タッチ対応 |
---|---|
CPU
|
Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Iris Xe Graphics(CPU統合) UHD Graphics(CPU統合) |
SSD
|
256GB~1TB |
重量
|
約 1.71 kg |
価格
|
約 75,000円~ |
第11世代Intelプロセッサーを搭載した高コスパ機です。タッチにも対応しています。Core i5モデルでも比較的安価に16GBメモリに変更することができる他、最上位のCore i7&SSD1TBモデルでも11万円台前半と、そこまで高くないのが魅力です。出来るだけ安く16GBモデルや大容量SSDを導入したい人は最適だと思います。重量は約1.71kgで、15.6型の高コスパ機にしては軽いのも良いです。ただし、バッテリー持続時間は約8時間(公式スペック表)と短めです。
dynabook PZ/HP
画面
|
15.6型 FHD IPS 光沢なし |
---|---|
CPU
|
Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
|
Iris Xe Graphics(CPU統合) |
ストレージ
|
SSD:256GB~1TB HDD:1TB |
重量
|
約 1.84 kg |
価格
|
約 83,000円~ |
コスパの良い15.6型のスタンダードな国内メーカー(純ではないけど)製品です。ディスプレイは色域が広めなものが基本採用(スペック表での明記は無いため異なる可能性もあり)で、HDD搭載モデルもあるため大容量ストレージが欲しい方にもおすすめできます。
国内メーカーなのでサポートも日本人の方が基本的に対応することもあり、初心者の方も比較的安心だと思います。
ゲーミングノート
おすすめのゲーミングノートを紹介しています。筆者が重くて分厚い超ハイエンド品はあまり好きではないので、コスパ重視のごつさ控えめのモデルが中心となっています。
ゲーミングノートの要点
CPU
ゲーミングノートと名の付くモデルなら大体CPUも始めから高性能なものが搭載されています。2021年現在では6コア12スレッド以上くらいが普通だと思います。ゲーミング単体ならCore i5 / Ryzen 5でも問題ないと思いますが、複数ソフトの同時起動を前提とする場合はCore i7 / Ryzen 7 以上のモデルも検討すると良いと思います。
メモリ
最低でも16GB以上は欲しいです。複数ソフトの同時起動を前提とする場合には32GB以上あっても良いと思います。
GPU(グラボ)
ゲーミングノートでは外部GPUが基本的に搭載されています。重いゲームをFHDで60fpsが安定すれば良いくらいなら、GTX 1650等の下位モデルのものでも大丈夫なので、ゲーミングと名が付いているモデルなら基本的に気にする必要はありません。120fps以上出したいならRTX 3050以上、144fps以上出したいならRTX 3060以上あたりを意識すると良いと思います。
ディスプレイ
ゲーミングノートではディスプレイのリフレッシュレート(表示できる最大fps数)が重要です。ゲーミングと付いていれば基本的に120Hz以上にはなっていると思います。
RTX 3060以上のような高性能なGPUを搭載したモデルでは120fps以上を出せる性能があるため、ディスプレイのリフレッシュレートにも注意しておくと良いです。120Hzや144Hzだと少し性能を持て余してしまう可能性があります。
GALLERIA XL5R-R36 5600H搭載
画面
|
15.6型 FHD IPS 144Hz |
---|---|
CPU
|
Ryzen 5 5600H |
メモリ
|
16GB |
GPU
|
GeForce RTX 3060 |
SSD
|
512GB |
重量
|
約 2.0 kg |
価格
|
139,980円 |
RTX 3060搭載で約14万円という安さが魅力のドスパラのゲーミングノートです。SDカードスロットも搭載で、4K動画編集にも使えるスペックがありながら約14万円というのは安いと思います。
Delta 15 A5EFK-030JP
画面
|
15.6型 FHD 240Hz ノングレア |
---|---|
CPU
|
Ryzen 9 5900HX |
メモリ
|
16GB |
GPU
|
Radeon RX 6700M |
SSD
|
512GB |
重量
|
約 1.9 kg |
価格
|
約 219,800円~ ※2021年12月22日時点 |
Ryzen 9 5900HXとRadeon RX 6700M搭載の高性能ゲーミングノートです。ディスプレイはリフレッシュレート最大240Hz対応となっており、非常に滑らかな映像を描写することが可能です。
厚み19mm、重量1.9kgと、高性能なゲーミングノートにしては軽量薄型です。見た目もあまりゴツく無いので、ゲーミング用途じゃなくてもデメリットを感じる場面は少ないと思います。
処理性能からコスパも良いですし、高性能なゲーミングノートながらスタンダードノートクラスの重量と厚みということもあって、一般ユーザーには魅力的な仕上がりの製品だと思います。
ただし、テンキーやSDカードスロットは搭載していないので、ビジネスやクリエイティブ用途にはやや不便かもしれません。
ROG Zephyrus G15 GA503
画面
|
15.6型 WQHD(2560×1440) 165Hz 15.6型 FHD 144Hz sRGBカバー率:約99% Adobe RGBカバー率:約86% |
---|---|
CPU
|
Ryzen 9 5900HS Ryzen 7 5800HS |
メモリ
|
16GB~32GB |
GPU
|
GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3060 |
SSD
|
512GB~1TB |
重量
|
約 1.99 kg |
価格
|
約 179,800円~ ※2021年12月22日時点 |
Ryzen 5000HSシリーズと、GeForce RTX 30シリーズ搭載の高性能ゲーミングノートです。ディスプレイはやや広めの解像度のWQHDモデルもあり、色域も広いです。SDカードスロットも搭載しているため、クリエイティブな用途にも十分使える機種だと思います(ただしテンキーは無し)。
性能から見た価格はやや高めではありますが、高リフレッシュレートなのに、高解像度かつ高色域という質の良いディスプレイが採用されている点を考慮すれば、コスパ的には悪くはないと思います。
重量もこの性能帯のゲーミングノートにしては重くない約1.99kgで、バッテリー持ちも意外と良くて、見た目もごつすぎないのが良いです。これだけの性能を持ちながら、2kg以下の機種も珍しいと思います。
ハイエンドゲーミング機ながら、クリエイティブ用途にも使えるディスプレイと、持ち運びも出来る汎用性の高さが素晴らしい機種です。
FHD(144Hz)のやや安価なモデルは公式のASUS Store限定品となっています。
ROG Strix G15 Advantage Edition G513QY(G513QY-R9RX6800)
画面
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15.6型 2,560×1,440 IPS 165Hz |
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CPU
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Ryzen 9 5900HX |
メモリ
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16GB |
GPU
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Radeon RX 6800M |
SSD
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1TB |
重量
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約 2.4 kg |
価格
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229,800円 |
「Ryzen 9 5900HX」と「Radeon RX 6800M」を搭載したハイエンドゲーミングノートです。価格自体は高いですが、スペックの割には安くてコスパが良いです。ハイエンド上位クラスの性能を出来るだけ安く手にしたいならおすすめできる製品です。ただし、重量は約2.4kgと重いため持ち運びには適していません。
ASUS TUF Gaming A15 FA506Q
画面
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15.6型 FHD 144Hz |
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CPU
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Ryzen 7 5800H |
メモリ
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16GB |
GPU
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GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3060 |
SSD
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512GB~1TB |
重量
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約 2.3 kg |
価格
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約 147,800円~ |
性能コスパが非常に良い15.6型のスタンダードなゲーミングノートです。Ryzen 7 5800HにRTX 3060 or RTX 3070搭載という高性能さながら、約15万円からという安さでコスパが非常に良いです。
ゲーミングノートらしい約2.3kgという重さとやや分厚い点は留意ですが、その分冷却性は高められれている上に、性能コスパは非常に優れています。とにかく性能コスパを重視したい人におすすめの製品です。
TUF Gaming A17 FA706Q
画面
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17.3型 FHD 144Hz |
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CPU
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Ryzen 7 5800H |
メモリ
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16GB |
GPU
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GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3060 |
SSD
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512GB~1TB |
重量
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約 2.7 kg |
価格
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約 169,800円~ |
17.3型の大画面でコスパの良いゲーミングノートPCです。基本的に上述のTUF Gaming A15が17.3になっただけのモデルになります。大きくなって重量も増したので、ほぼ据え置きに近い運用になると思いますが、画面は大きくて見やすいです。
デスクトップ用のゲーミングPC(GPU)が非常に高騰している環境下では、ディスプレイも含めたコストを考えるなら、据え置きなら大型のゲーミングノートの方が費用は安く済ませることが出来るかもしれません。
クリエイター向け(動画・画像編集)
グラボを搭載している他、色域が広かったり、解像度が高かったりなどのディスプレイの質が高いクリエイター向けのPCを紹介しています。
クリエイター向けノートの要点
CPU
動画編集の場合は出来るだけコア数が多く高性能なものが望ましいです。2021年時点では6コア12スレッド以上が良いと思います。画像編集のみの場合は、最新のCore i5 / Ryzen 5なら4コアでも大丈夫だと思います。
メモリ
画像・動画編集ソフトはメモリを非常に多く消費する傾向があります。最低でも16GB以上は欲しいです。余裕を持ちたかったり、複数ソフトの同時起動を前提とする場合には32GB以上も全然良いと思います。
GPU(グラボ)
画像編集の場合は、高度な処理を行う場合にはグラボがあった方が良い場合もありますが、軽い編集なら内蔵GPUでも大丈夫だと思います。
動画編集の場合は内蔵GPUだと厳しく、グラボ搭載機が良いです。ただし、専用のビデオメモリがあるという事が重要なので、凄く高性能である必要性は高くないです。VRAMが4GB以上あれば、GTX 1650等の下位モデルのものでも大丈夫です。頻繁に行うため処理時間を少しでも短くしたい場合には、RTXシリーズ等のより高性能なモデルも検討してみると良いです。
ディスプレイ
ゲーミングノートではディスプレイのリフレッシュレート(表示できる最大fps数)が重要です。ゲーミングと付いていれば基本的に120Hz以上にはなっていると思います。
RTX 3060以上のような高性能なGPUを搭載したモデルでは120fps以上を出せる性能があるため、ディスプレイのリフレッシュレートにも注意しておくと良いです。120Hzや144Hzだと少し性能を持て余してしまう可能性があります。
ROG FLOW X13
画面
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13.4型 WUXGA(1920×1200) 120Hz 13.4型 WQUXGA(3840×2400) 60Hz タッチ対応 |
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CPU
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Ryzen 9 5900HS Ryzen 7 5800HS |
メモリ
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16GB~32GB LPDDR4X-4266 |
GPU
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GeForce RTX 3050 Ti GeForce GTX 1650 |
SSD
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512GB~1TB |
重量
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約 1.35 kg |
価格
|
約 169,800円~ |
グラボ搭載ながら、13.4型のコンパクトな機体でタッチ対応の2 in 1 PCという異色のモバイルPCです。画面が小さいためゲーミングというよりはクリエイター向きかなということで分類していますが、どちらの用途でも適している機種です。
重量は約1.35kgとサイズの割には軽くはないですが、持ち運びは十分できるレベルだと思います。また、高さはなんと15.8mmとグラボ搭載機とは思えない薄さです。ゲーミングPC特有の厚みはありません。
ディスプレイは主にゲーム用途向けの120Hz(FHD相当)とクリエイター用途向けの60Hz(4K相当)モデルがあります。60Hzの4K相当モデルでは色域も広いディスプレイになっており、クリエイティブ用途でも十分に使えるレベルです。ただし、本体サイズが小さいので仕方ないですが、SDカードスロットは本体には搭載していません。
このような特殊なモデルは相当高価な印象がありますが、最安値モデル(Ryzen 7 5800HS / GTX 1650)は約17万円とめちゃくちゃ高価ではなく、高性能グラボ搭載機種を検討するなら普通に狙えるレベルです。
グラボ搭載機の大きく気掛かりな点として、重い処理(ゲームや動画編集など)をしなくなったとしたら、一般PCより高くて重いだけのPCになってしまうという点があると思いますが、ROG FLOW X13なら普通のモバイルPCやタブレット形態でも使えるためデメリットだけが残ることが無いため嬉しいと思います。
やはり性能比のコスパだけ見れば高価ではありますが、非常に魅力的な製品だと思います。
また、別売りの外付けGPUモジュール「ROG XG Mobile」を接続することで、RTX 3070やRTX 3080といったハイエンドGPUを使用することも可能です。そちらにはUSBポートやSDカードスロットも搭載されています。
raytrek R5-TA5
画面
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15.6型 FHD IPS 光沢なし sRGBカバー率:約99% AdobeRGBカバー率:約76% |
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CPU
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Core i7-11800H |
メモリ
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16GB / 32GB |
GPU
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GeForce RTX 3050 |
SSD
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512GB / 1TB |
重量
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約 2.0 kg |
価格
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149,800円 / 164,980円 |
ドスパラのクリエイター向けのノートPCです。sRGBカバー率約99%の広めの色域のディスプレイと第11世代の8コアのCore i7とRTX 3050を採用しています。価格は16GBメモリ/SSD512GBのモデルで約15万円とコスパが良いです。重量もそこまで重くない約2.0kgとなっています。
メモリが32GB、SSDが1TBに増量したモデルも販売されており、こちらもコスパが良いです。ストレージやメモリを出来るだけ多くしたい場合にはおすすめです。
MacBook Pro 14インチ
画面
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14.2型 3024×1964 高色域(P3) 最大120Hz |
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CPU
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Apple M1 Pro Apple M1 Max |
メモリ
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16GB~64GB |
GPU
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M1 Pro GPU(14/16コア) M1 Max GPU(24/32コア) |
SSD
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512GB~8TB |
重量
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約 1.6 kg |
価格
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約 239,800円~ ※2021年12月22日時点 |
Apple開発のM1 Pro / M1 Maxチップを採用した14.2型のノートPCです。OSがMac OSとなるため、Windowsでなくても良い人向けです。
非常に優れたCPU・GPU性能を持ちながら、電力効率も良く省電力でバッテリー持続時間も長いです。電力効率の良さは他のWindows PCと一線を画す驚異的な良さです。ディスプレイの質も非常に高く、クリエイターの方にとって非常に魅力的なモデルです。
SoCは「M1 Pro」と「M1 Max」の二種類があります。「M1 Max」の方が上位モデルとなり、統合GPU性能が非常に高くなっています。ただし、非常に高価です。
CPU性能は「M1 Pro」の8コアモデルを除きどれも同じなので、CPU性能目当てなら「M1 Pro」で大丈夫です。GPU性能重視なら「M1 Max」はハイエンドGPU並みの高性能さで非常に魅力的ですが、下位の「M1 Pro」でも普通に重い処理もこなせるレベルの性能はあります。「M1 Max」モデルは予算に余裕がある人向けです。
MacBook Pro 16インチ
画面
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16.2型 3456×2234 高色域(P3) 最大120Hz |
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CPU
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Apple M1 Pro Apple M1 Max |
メモリ
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16GB~64GB |
GPU
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M1 Pro GPU(16コア) M1 Max GPU(24/32コア) |
SSD
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512GB~8TB |
重量
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M1 Pro:約 2.1 kg M1 Max:約 2.2 kg |
価格
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約 299,800円~ ※2021年12月22日時点 |
Apple開発のM1 Pro / M1 Maxチップを採用した16.2型のノートPCです。OSがMac OSとなるため、Windowsでなくても良い人向けです。
非常に優れたCPU・GPU性能を持ちながら、電力効率も良く省電力でバッテリー持続時間も長いです。電力効率の良さは他のWindows PCと一線を画す驚異的な良さです。ディスプレイの質も非常に高く、16.2インチは大きめで見易いので、クリエイターの方にとって非常に魅力的なモデルです。
SoCは「M1 Pro」と「M1 Max」の二種類があります。「M1 Max」の方が上位モデルとなり、統合GPU性能が非常に高くなっています。ただし、CPU性能はどちらも同じなので、予算を余裕があるとか、少しでも高いGPU性能が欲しいという場合でなければ「M1 Pro」モデルで十分だと思います。「M1 Pro」でもGPU性能は高性能で重い処理もこなせます。
Inspiron 13 7000 2-in-1 (7306)
画面
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13.3型 IPS タッチ対応 sRGBカバー率:100% FHD / UHD(4K:3840×2160) |
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CPU
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Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
メモリ
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8GB~16GB LPDDR4-4267 |
GPU
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Iris Xe Graphics(CPU統合) |
SSD
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512GB |
重量
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約 1.274 kg |
価格
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約 106,000円~ |
DELLの4Kにも対応した13.3型の2 in 1 PCです。ペンが付属していて本体に収納することができます。ディスプレイの質も高く、高級機ではありますがコスパは優れていると思います。グラボ搭載ではないので重い動画編集等には向きませんが、高速なLPDDR4X-4267メモリのおかげもあり内蔵GPU性能は非常に優れています。重い処理を含まない動画・画像編集や軽いゲームなら快適に行うことが可能です。
ディスプレイにはsRGBカバー率100%の広い色域のものが搭載されています。解像度は下位モデルだとFHDですが、4Kモデルでも価格上昇がそこまで大きくないので、4Kモデルをおすすめしたいです。4KのCore i7モデルでも13万円台(2021年8月時点)と安く、コスパは非常に優れていると思います。
特別重い処理をしない画像関連のクリエイターの人や、キレイな映像に興味がある方にはオススメできる機種です。また、Office標準搭載機の価格も安いので、必要な方はチェックしておくと良いです。
Prestige-15-A11SCS-006JP
画面
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15.6型 FHD IPS 光沢なし sRGB相当 |
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CPU
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Core i7-1185G7(4コア8スレッド) |
メモリ
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16GB |
GPU
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GeForce GTX 1650 Ti Max-Q |
SSD
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1TB |
重量
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約 1.69kg |
価格
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約 138,800円~ ※2021年12月22日時点 |
軽量薄型のビジネス&クリエイター向けノートです。厚さ16.9mm、重量1.69kgと15.6型にしては軽量薄型ながら、バッテリー駆動時間も長めです。そのモバイル性能の高さがありながら、グラボを搭載しているため重い動画編集なども可能なのが魅力です。
ただし、CPUとGPUは高性能なモデルと比べると性能は低めです。価格もそこまで高価ではないのでコスパは悪く無いと思いますが、性能を重視したい場合にはやや不向きかもしれません。また、SDカードスロットは搭載していますが、15.6型ながらテンキーは搭載していない点も注意が必要です。
グラボ搭載機でモバイル性能を特に重視したい場合におすすめの製品です。
MacBook Air (Apple M1チップ)
画面
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13.3型 IPS 2560×1600 光沢あり Display P3 |
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CPU
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Apple M1 |
メモリ
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8GB~16GB |
GPU
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Apple M1 GPU(7~8GPU) |
SSD
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256GB~2TB |
重量
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約 1.29 kg |
価格
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約 114,800円~ ※2021年12月22日時点 |
Apple開発のM1チップを採用した13.3型のPCです。OSがMac OSとなるため、Windowsでなくても良い人向けです。Apple M1は8コア8スレッドCPUとしては高い処理能力を持ち、電力効率も良くて非常に省電力でバッテリー持続時間も長いです。
GPUはチップに統合されたものになりますが、統合グラフィックスにしては非常に高い処理能力を持ちます。7GPUモデルと8GPUモデルの二つがあるため注意です。ディスプレイは2560×1600の高解像度で高色域の質の高いものが採用されています。
ただし、SDカードスロットは無い点は注意です。ストレージを標準構成から増量するとかなり高くなるので、本体で大容量のストレージが欲しい人はWindows機の方がコスパは基本的に良くなると思います。
DAIV 5P
画面
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15.6型 FHD IPS 光沢なし |
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CPU
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Core i7-10750H |
メモリ
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16GB~32GB(x1) |
GPU
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GeForce GTX 1650 Ti |
SSD
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512GB~2TB |
重量
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約 1.53kg |
価格
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164,780円~ (セール価格でよく14万円前後に) |
マウスコンピューターの軽量クリエイターノートです。グラボを搭載している15.6型機ながら、約1.53kgという軽量さが魅力です。
ただし、CPUは旧世代のものでそこまで高性能なものでないです。その代わりに、最近ではセール価格になっている事が多く、最小構成では大体14万円前後という安さで購入できるのが嬉しいです。また、メモリはシングルチャネルなので、処理によっては少し不利になります。
CPU性能面で多少妥協する必要はありますが、グラボ搭載の15.6型とは思えない軽さとコスパの良さが魅力の製品です。
AERO 15 OLED
画面
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15.6型 有機EL 120Hz 4K(3840×2160) DCI-P3比120% |
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CPU
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Core i9-11980HK Core i7-11800H |
メモリ
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16GB~32GB |
GPU
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GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3070 GeForce RTX 3060 |
SSD
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512GB~1.5TB |
重量
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約 2.0kg |
価格
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約 230,000円~ ※2021年12月22日時点 |
4Kの有機ELディスプレイを採用したハイエンドクリエイターPCです。4Kで色域もDPI-P3比120%と広いです。有機ELなので運用には多少注意が必要かと思いますが、非常に精細で精度の高い色の表現が可能です。
CPUには8コアの11世代Intelプロセッサ、GPUにはRTX 3060以降が採用され、処理性能も高いです。それでいて、ハイエンドグラボ搭載機にしては軽量で薄型(約2kg / 19.9mm)なので、持ち運び用途でも使えます。
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzとなっており、普通のゲーミングPCとしても使えますし、汎用性の高い機種だと思います。価格は非常に高いですが、予算は考えないプロのクリエイターの方に特におすすめできる製品です。
MSI Stealth GS66-11U
画面
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15.6型 光沢なし 4K(3840×2160) Adobe RGB 100% FHD 300Hz |
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CPU
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Core i9-11900H |
メモリ
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16GB~32GB |
GPU
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GeForce RTX 3080 GeForce RTX 3070 |
SSD
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1TB |
重量
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約 2.1kg |
価格
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約 300,000円 / 約 400,000円 ※2021年12月22日時点 |
4Kの有機ELディスプレイを選べるハイエンドモデルです。4KモデルではAdobe RGBをカバーする色域も高いディスプレイになります。FHDのゲーミングモデルではリフレッシュレートが300Hzのものになります。4KモデルではRTX 3080、FHDモデルではRTX 3070が採用されています。
CPUには11世代のCore i9、GPUにはRTX 3070 / 3080が採用され、処理性能も高いです。それでいて、ハイエンドグラボ搭載機にしては軽量で薄型(約2.1kg / 19.8mm)なので、持ち運び用途でも使えます。
安価なRTX 3070モデルだとFHD 300Hzモデルしかない(確認時点)に注意です。
軽量ビジネス
高価だけど、軽量で持ち運びに向いているビジネスノートを紹介しています。14型以下の製品が中心です。
軽量ビジネスノートの要点
CPU
CPUは普通の安価なコスパ重視機と基本的に変わりません。2021年8月現在では、安さ重視ならCore i5-1135G7 / Ryzen 5 5500U あたりで、高負荷な処理にも対応したい場合には Core i7-1165G7 / Ryzen 7 5700U という感じが基本だと思います。
メモリ
ビジネスノートでは、オフィスや文書作成やWeb閲覧の軽作業が基本だと思うので、基本的に8GBでも十分だと思います。少し重い処理や余裕が欲しい人は16GB以上も良いです。
軽量薄型ノートではメモリは後から増設ができない(はんだ付けのみ)のケースが多いため注意です。
GPU(グラボ)
軽量ビジネスノートなので、GPUは基本的にCPU内蔵のものを利用します。
ディスプレイ
高価な軽量機種はディスプレイの色域が比較的広くて質が高いことが多いです。「コスパ特化機より高いな」と感じる軽量機では大体色域が広めのディスプレイとなっていると思います。また、タッチ対応機種も比較的多いので、汎用性重視なら検討してみると良いです(ただし価格は更に少し高くなります)。
Swift 5 SF514-55T-H56Y/G
画面
|
14型 FHD IPS タッチ対応 |
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CPU
|
Core i5-1135G7 |
メモリ
|
16GB LPDDR4X-4266 |
GPU
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Iris Xe Graphics 80EU(CPU統合) |
SSD
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512GB |
重量
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約 1.04 kg |
価格
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約 117,000円~ |
14型で約1.04kgの軽量ノートです。ディスプレイは色域広めで、タッチにも対応しています。
CPUはCore i7ではないですが、搭載のCore i5-1135G7はCore i7-1165G7とCPUコア数が同じなので、処理性能は実は大して変わりません。メモリはLPDDR4X-4266の省電力で高速なメモリが採用されていますし、性能はCore i7クラスと思って良いです。コスパ特化機と比べると価格はやや高いですが、他の軽量ノートと比べるとコスパが良くて魅力的です。また、Office標準搭載モデルもお得なので、必要な方には嬉しいと思います。
SDカードスロットが無い点は注意です。
Zenbook Flip S UX371EA
画面
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13.3型 4K 有機EL タッチ対応 13.3型 FHD IPS タッチ対応 |
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CPU
|
Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
メモリ
|
8GB~16GB LPDDR4X-4266 |
GPU
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Iris Xe Graphics 96EU(CPU統合) Iris Xe Graphics 80EU(CPU統合) |
SSD
|
512GB~1TB |
重量
|
約 1.22~1.25 kg |
価格
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約 114,800円~ ※2021年12月22日時点 |
13.3型のコンバーチブルタイプの2 in 1 PCです。ペンも付属した汎用性の高い高品質機ながら、コスパはそこまで悪くないのが魅力です。見た目もかっこいいです。公式ショップではよくセールが行われており、最安値モデルは約10万円程では販売されていることも多いです。CPUにはIntelの第11世代プロセッサを採用しており、メモリは高速で省電力なLPDDR4X-4266が採用されています。
また、本機ではタッチパッドを電卓のように使える「NumberPad」を利用出来るのも大きな魅力です。14型以下の機種ではテンキーを付けれないのが弱点の一つですが、その弱点を補強しています。ディスプレイは液晶のFHDと有機ELの4Kのモデルがあります。どちらも比較的色域の広い高品質なディスプレイです。
重量は13.3型の軽量機としては若干重め(13.3型全体では平均くらい)ですが、持ち運びは十分できる重さだと思います。ただ、13.3型では普通ですが、SDカードスロットが無い点は一応注意です。その点以外は軽量ビジネス機として欲しい部分を多く備えた高機能機ながら、コスパもそこまで悪くない優秀な機種だと思います。
HP Pavilion Aero 13-be
画面
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13.3型 WUXGA(1920×1200) IPS |
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CPU
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Ryzen 7 5800U Ryzen 5 5600U |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
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Radeon RX Vega(CPU統合) |
SSD
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256GB~512GB |
重量
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約 957 kg |
価格
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約 93,000円~ |
Zen3のRyzen 5000シリーズを搭載した軽量ノートです。軽量機ながら高いマルチスレッド性能を備え、コスパもそこまで悪くないのが魅力です。見た目も美しいです。ディスプレイは少し縦が長くなっているタイプで見易いです。色域も広めです。
13.3型では普通ですがSDカードスロットが無い点と、省電力性の高いCPUの割にはバッテリー持続時間が短い点は一応注意です。
dynabook VZ/HPL
画面
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13.3型 FHD 非光沢 タッチ対応 |
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CPU
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Core i7-1165G7 Core i5-1135G7 |
メモリ
|
8GB~16GB |
GPU
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Iris Xe Graphics(CPU統合) |
SSD
|
256GB~1TB |
重量
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約 979 g |
価格
|
約 138,000円~ |
非常に汎用性の高い軽量ビジネスノートです。タッチにも対応したコンバーチブルタイプの2 in 1 PCで、ペンも付属しています。
約979gという軽量さながらバッテリー持続時間が最大24時間(JEITA Ver 2.0)と長く、モバイル性能が非常に高いです。13.3型の小型機ながらmicroSDカードスロットも備えています。
価格はやはり高いですが、国内メーカーで性能と品質の高さを考えればコスパはそこまで悪くないと思います。モバイルPCとしては挙げられる欠点がほぼなく、強いていうならテンキーが無い事とLTEに対応していない点くらいです。とにかく汎用性の高い軽量ビジネスノートが欲しい場合にはおすすめできる機種です。
Chromebook
ChromeOSを採用した、Chromebookのおすすめ機種を紹介しています。Google Chromeを中心にGoogle関連サービスを利用することを想定した、軽作業を前提としたものなので、安さとコスパを重視して選んでいます。ノートPC用の記事ですが、タブレット機が中心になるかもしれません。
Chromebookの要点
CPU(SoC)
Chromebookは軽作業を前提とした端末で、ChromeOSの動作も比較的軽快なので、そこまで高性能なCPU(SoC)は必要無いと思います。コア(スレッド)が4以上のものなら大丈夫だと思います。
メモリ
軽い処理前提の端末なので、4GB程度でもそこまで困らないと思います。筆者もChromebookを所持していますが、4GBでも不便を感じることはほとんどありません。
GPU(グラボ)
基本的にCPU(SoC)内蔵のものを使用します。
ディスプレイ
安さとコスパ重視機では、ディスプレイは色域の狭いものが基本です。ただ、少し高級な機種なら質の良いディスプレイを搭載しているものもありますし、Chromebookは安さの割には質の良いディスプレイを採用しているものも多い印象です。
ASUS Chromebook Detachable CM3
画面
|
10.5型 WUXGA(1920×1200) IPS タッチ対応 |
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SoC
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MediaTek MT8183 |
メモリ
|
4GB |
記憶容量
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eMMC:64GB~128GB |
重量
|
本体:約 506 kg カバー:約 167 kg キーボード:約 242 kg |
価格
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約 40,000円~ ※2021年12月22日時点 |
スタンドカバーとキーボードとペンが付属している、様々な使い方のできるタブレットタイプのChromebookです。ペンは本体に収納することが可能です。付属のスタンドカバーは一般的な横置きだけでなく縦置きにも対応しているのが特徴で、状況に応じた立て方をすることができます。
SoCはそこまで高性能なものではありませんが、Chromebookでは不便をほとんど感じないレベルです。
処理性能は高くないものの、始めから様々なものが付属していながら、価格は約4万円~(2021年8月時点)とそこまで高くないのが非常に魅力的です。タブレットの代表といえばiPadだと思いますが、これだけの付属品を揃えようとすれば遥かに高くなってしまうので、この機種の方がコスパと安さの点では優位性があります。
発売からすぐに人気となった、Chromebookの中では抜群の人気を誇る高コスパ機種です。
IdeaPad Duet Chromebook
画面
|
10.1型 WUXGA(1920×1200) IPS タッチ対応 |
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SoC
|
MediaTek Helio P60T |
メモリ
|
4GB |
記憶容量
|
eMMC:64GB~128GB |
重量
|
本体:約 450 kg 本体+カバー+キーボード:約 920 kg |
価格
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約 35,000円~ ※2021年12月22日時点 |
スタンドカバーとキーボードが付属している、安さとコスパが魅力のChromebookです。
「ASUS Detachable CM3」と似た機種となっています(発売はこっちが先)。ただし、付属のスタンドカバーが横置きのみの対応な上に重いのと、ペンが付属していない点でやや劣ります。価格はこちらの方が少し安いので、そこでの選択になると思います。セール時には約3万円程度で買えることも多いため、その時のコスパは非常に良いです。
ライバル機の登場でやや影が薄くなりましたが、安さでは未だに優位性のある魅力的な機種です。