今選ぶCPUランキング【コスパ重視・2021年9月最新版】

今(2021年9月時点)でオススメのCPUをランキング形式で5位まで紹介しています。コスパ重視で「総合部門」と「ゲーム部門」の2つに分けて紹介しています。
価格は記事更新時点での価格.comもしくはAmazonでの最安値を参考にしたものとなっています。
ベンチマークスコアはPASSMARKのベンチマークスコアを参考にしたおおよその値です。
CPUランキング・総合
CPUランキング・ゲーム

簡易比較表

本記事でランキング入りしているCPUをまとめた簡易比較表です。1~5評価は主観なので、あくまでも参考程度にしてください。

GPU名称 ざっくり評価 参考価格 評価
マルチ
性能
シングル
性能
コア
/スレッド
TDP
コスパ 内蔵
GPU
性能 コスパ 発熱
Core i5-11400
(6コア12スレッド)
2万円台前半の安さで超高コスパ6コアCPU。
性能は上位には見劣りするけど十分高性能。
23,500円 3.4 4.7 4.0 3954 541 6 / 12 65W 0.168
Core i5-11400F
(6コア12スレッド)
Core i5-11400Fの内蔵GPU無し版。
価格が安く、ゲーミングPCならコスパup。
20,000円 3.4 4.9 4.0 3954 541 6 / 12 65W 0.198 ×
Ryzen 9 5900X
(12コア24スレッド)
12コアで驚異的なマルチスレッド性能。
電力効率も良く、超効率的ハイエンドCPU。
72,800円 4.7 3.3 3.0 8468 637 12 / 24 105W 0.116 ×
Core i7-11700
(8コア16スレッド)
約4万円8コア16スレッドで高コスパ。
他の8コアCPUより発熱も少なめ。
40,000円 3.9 3.4 3.4 4834 599 8 / 16 65W 0.121
Core i7-11700F
(8コア16スレッド)
Core i7-11700Fの内蔵GPU無し版。
価格が安く、ゲーミングPCならコスパup。
37,000円 3.9 3.5 3.4 4834 599 8 / 16 65W 0.131 ×
Ryzen 5 5600G
(6コア12スレッド)
高性能なGPU搭載(内蔵にしては)で6コア。
ライトユーザーに最適。
36,800円 3.7 3.5 4.2 4511 574 6 / 12 65W 0.126
Ryzen 5 5600X
(6コア12スレッド)
約4万円で優れたゲーミング性能。
ただし、6コアの割には高価。
39,500円 3.7 3.3 4.3 4562 604 6 / 12 65W 0.115 ×
Core i7-11700KF
(8コア16スレッド)
優れたコスパの8コアCPU。
ただし、価格の割に消費電力・発熱が多い。
46,000円 4.2 3.5 3.0 5709 612 8 / 16 125W 0.124 ×
  • シングル性能:Cinebench R20 におけるシングルスレッド性能。高いと低負荷な処理におけるレスポンスが良くなる他、どの処理でも有効に働く。
  • マルチ性能:Cinebench R20 におけるマルチスレッド性能。全力の性能。高負荷な処理や複数ソフト起動時のパフォーマンスなどに関わる。
  • TDP:CPUのおおまかな消費電力や発熱を表す指標。正確な値ではないので注意。(例:Core i5-11400のTDPは65Wだけど、最大消費電力は100Wを軽く超える)
  • コスパ:(性能スコア / 価格)の値。評価の方は主観。
  • 電力効率:(性能スコア / TDP)の値。
  • 内蔵GPU:内蔵GPUの有無を表す。◎は高めの性能。

CPUランキング・総合部門

総合部門です。CPUの「性能・価格・実用性」のバランス重視し、総合的に評価しています。
※ゲーミング性能の評価は、高性能なグラフィックボードと併用した場合の評価です。

1位

Core i5-11400

ざっくり評価
コスパ
(4.5)
シングル性能
(3.5)
マルチ性能
(3.5)
ゲーミング性能
(3.5)
発熱・消費電力
(4.0)
スペック表
CPU名称 Core i5-11400
PassMarkスコア
約17,600(ミドルレンジ)
動作クロック 2.6GHz-4.4GHz
コア/スレッド 6/12
TDP 65W
内蔵GPU Intel UHD Graphics 730
価格 約23,500円
購入ページ
AmazonF

ひと口解説
第11世代のCore i5の下位モデルです。6コア12スレッド。2万円台中盤という安さと、その安価さながら大体のことはこなせる性能による優れたコスパ魅力のCPUです。IPCとメモリクロックが向上したことにより、前世代から各種性能が少し向上している他、内蔵GPUもXeアーキテクチャのものへと刷新し強化されています。対抗のRyzen 5000シリーズに3万円を下回る安価なモデルが無いことも大きく(2021年4月時点)、あらゆる用途でコスパ上位に食い込むコスパ特化CPUです。

約2万円台中盤という安さにより、あらゆる用途で高いコスパを発揮する超高コスパCPUです。安くてとにかくコスパの良いCPUが欲しい、という人に最適なCPUです。前世代から各種性能が少し強化されている他、内蔵グラフィックもXe Graphicsとなり少し強化されています。

その安さの割にはゲーミング性能も高く、価格の安さを考慮するとゲーミングコスパはトップクラスです(2021年5月時点)。高いゲーミング性能を維持しつつも出来るだけ安くしたい場合にも非常に強い強い選択肢となります。

ちなみに、ひとつ上位のCPUで「Core i5-10500」というものがあり、そちらでは内蔵GPUの実行ユニット数が少し増えている(24EU→32EU)ので、内蔵GPUも活用したい方ならそちらも検討してみましょう。また、内蔵GPUが無効化された「Core i5-11400F」というモデルもあり、そちらの方が少し安いです。ビデオカードが必須にはなりますが、ゲーミングPC等のビデオカード搭載前提のPCならそちらもおすすめです。


2位

Ryzen 9 5900X

ざっくり評価
コスパ
(4.0)
マルチ性能
(5.0)
シングル性能
(4.5)
ゲーミング
(4.5)
発熱・消費電力
(2.0)
スペック表
CPU名称 Ryzen 9 5900X
PassMarkスコア
約39,700(ハイエンド上位)
動作クロック 3.4GHz-4.9GHz
コア/スレッド 12/24
TDP 105W
内蔵GPU 無し
価格 約72,800円
購入ページ

ひと口解説
AMDの第4世代のRyzen 9です。12コアによる非常に優れたマルチスレッド性能とワットパフォーマンスの良さが魅力のハイエンドCPUです。前世代からマルチスレッド性能が大きく向上しているのにも関わらず消費電力はむしろ少し減っており、ワットパフォーマンスが非常に良いです。マルチスレッド処理を前提とする人には非常に魅力的です。シングルスレッド性能とゲーミング性能も前世代より大幅に良くなっており、ゲーミング用途でも選び易くなりました。
しかし、価格は前世代よりも上昇してしまっており、発売時の価格は7万円を超えます。上述のスペック面を考えればコスパ的には全然悪くはないのですが、7万円という価格の高さはやはり大きいので、予算に余裕がある人向け。
内蔵GPUを搭載しないのでグラボが必須な点は注意。

各種性能が大幅にアップしたZen3搭載のRyzen 9です。12コアによる非常に優れたマルチスレッド性能と、12コアにしては少ない消費電力と、それによる非常に優れたワットパフォーマンスが特に魅力のハイエンドCPUです。

前世代では大きな弱点だったゲーミング性能は大きく改善し、Intelとの差は無視しても良いレベルまで向上しました。ゲーミング用途でも選び易くなったと思います。ただし、Intelと同様にゲーミングコスパのみに焦点を当てるなら、価格の安い下位モデルの方がお得な点は留意です。検討する際には、用途で非常に優れたマルチスレッド性能が必要かどうかを考えましょう。

また、価格は先代モデルよりも50ドル高くなっており(国内価格だと6,000円~7,000円程度の上昇)、発売時点の価格は7万円を超えます。そのパフォーマンスを考えるとコスパ自体は悪くないですが、この価格の高さは悩みどころです。


3位

Core i7-11700

ざっくり評価
コスパ
(4.5)
マルチ性能
(4.0)
シングル性能
(4.0)
ゲーミング
(4.0)
発熱・消費電力
(3.0)
スペック表
CPU名称 Core i7-11700
PassMarkスコア
約21,000(ハイエンド下位)
動作クロック 2.5GHz-4.9GHz
コア/スレッド 8/16
TDP 65W
内蔵GPU Intel UHD Graphics 750
価格 約40,000円
購入ページ

ひと口解説
第11世代のCore i7の下位モデルです。8コア16スレッド。前世代よりIPCとメモリクロックが向上したことにより、各種性能が少し向上しています。優れた性能と、最新の8コアCPUとしては安価なのが魅力です。対抗のRyzen 7 5000番台には約6万円という高価なモデルしかない(2021年7月時点)こともあり、安さも重視した高性能PCでは強い選択肢です。
余談ですが、第11世代ではCore i9のコア数がCore i7と同じになったため、相対的に地位を上げています。第11世代では、Core i9を選ぶくらいならCore i7を選ぶ方が良いです。

高性能CPUの安定択として定評のあるCore i7の第11世代版です。各項目で優れた性能を発揮します。K付きのモデルよりも多少処理性能は落ちるものの、価格は大幅に安いです。

また、第11世代ではCore i9とCore i7のコア数が同じになったため、マルチスレッド性能が欲しい場合にもCore i9を優先する意味が薄くなった点も評価を相対的に上げました。

2021年7月時点ではRyzen 7以降が高すぎることもあり、コスパ重視の高性能CPUとして強い選択肢だと思います。ただ、TDPは65Wながら最大クロックの高い8コア16スレッドCPUで、内部では電力制限が緩めに設定されているため、消費電力や発熱には注意が必要です。付属クーラーは変更することをおすすめします。


4位

Ryzen 5 5600G

ざっくり評価
コスパ
(4.0)
マルチ性能
(4.0)
シングル性能
(4.0)
ゲーミング
(3.5)
内蔵GPU
(4.0)
発熱・消費電力
(4.0)
スペック表
CPU名称 Ryzen 5 5600G
PassMarkスコア
約20,300(アッパーミドル)
動作クロック 3.9GHz-4.4GHz
コア/スレッド 6/12
TDP 65W
内蔵GPU Radeon RX Vega 7
価格 約36,800円
購入ページ
ひと口解説
Zen3採用のRyzen APUです。6コアにしては高いマルチスレッド性能に加え、高性能な内蔵GPUが統合されており、軽いゲームや動画編集ならこなせるくらいのグラフィック性能が魅力です。APUの内蔵GPU性能はメインメモリの影響を強めに受けるため、メモリには要注意です。
内蔵GPU自体は先代モデルと同じものが搭載されているはずですが、Zen3による恩恵なのか性能はやや向上しています。
ただし、外部GPU搭載時のゲーミング性能は、そうでないモデルよりもやや低くなる点は注意。

Zen3採用のRyzen 5 APUです。6コアの割には高いマルチスレッド性能を備え、電力効率に優れる上、内蔵GPU性能も高いです。ビデオカード無しでも軽いゲームやFHD以下の軽い動画編集ならこなせるのが魅力です。重いゲームでも、FHD低設定とかなら動作自体は可能なレベルです。高性能とはいえ、内蔵GPUでは重いゲームやデータ量の多い動画編集などはまだ厳しい点は留意ですが、CPU単体としては非常に汎用性が高く、ライトユーザーに最適なCPUです。

高性能な外部GPUを搭載してゲーミング用途でも使えますが、その場合にはそうでない同価格帯モデル(例:Ryzen 5 5600X)よりもやや低いパフォーマンスとなる点は一応注意です。

また、Zen3 APUモデルには上位に「Ryzen 7 5700G」もあります。価格がやや高く、コスパ的にこの「Ryzen 5 5600G」の方が良さそうですが、より高性能なものが欲しい場合にはそちらもおすすめです。


5位

Ryzen 5 5600X

ざっくり評価
コスパ
(3.5)
マルチ性能
(4.0)
シングル性能
(4.0)
ゲーミング
(4.0)
発熱・消費電力
(4.0)
スペック表
CPU名称 Ryzen 5 5600X
PassMarkスコア
約22,600(アッパーミドル)
動作クロック 3.7GHz-4.6GHz
コア/スレッド 6/12
TDP 65W
内蔵GPU 無し
価格 約40,800円
購入ページ
ひと口解説
AMDの第4世代のRyzen 5です。6コアにしては非常に高いマルチスレッド性能と消費電力の少なさを兼ね備えているのが魅力のCPUです。シングルスレッド性能とゲーミング性能も前世代より大幅に良くなっており、ゲーミング用途でも選び易くなりました。
しかし、価格は前世代よりも上昇してしまっており、発売時の価格は4万円近くです。ミドルレンジCPUとは思えない高さになってしまっています。上述のスペック面を考えればコスパ的には悪くはないのですが、やはり気にはなります。
内蔵GPUを搭載しないのでグラボが必須な点は注意。

6コアとしては破格のパフォーマンスを発揮する高コスパCPUです。6コアのミドルレンジCPUとは思えないシングルスレッド性能、マルチスレッド性能を備えていながら、消費電力は6コアCPUにしては少なめです。ワットパフォーマンスが非常に優れています。消費電力(発熱)の少なさから、CPUクーラーも大型の空冷や水冷が必須ではなく扱い易い点も魅力です。ただし、内蔵GPUは搭載していないため、グラボが必須な点は注意です。

前世代では大きな弱点だったゲーミング性能は大きく改善し、Intelとの差は無視しても良いレベルまで向上しました。ゲーミング用途でも選び易くなったと思います。余談ですが、Ryzen 9でもRyzen 5でもゲーミング性能のみであればほぼ変わらないため、ゲーミングコスパはRyzen 5の方が良いです。

しかし、価格は先代モデルよりも50ドルも高くなっており(国内価格だと6,000円~7,000円程度の上昇)、発売時では約4万円です。ハイエンドの下位モデル並みの価格となってしまっており、費用面ではマイナスとなってしまっています。6コアで消費電力が少なくワットパフォーマンスが良いという魅力はありますし、コスパ自体は悪くないですが、低価格CPUとは言えないレベルにはなってしまった点は注意です。

CPUランキング・ゲーム部門

CPUのゲーム性能(グラフィック性能)を評価したランキングです。ゲームによりますが、PCゲームは基本的にGPUの性能(グラフィック性能)の方が重要になってきます。本記事では、十分な性能を持つグラボ(グラフィックボード・ビデオカード)を搭載している前提ですので、このCPUさえあればゲームが快適に出来るという訳ではないためご注意ください。


1位

Core i5-11400F

ざっくり評価
コスパ
(5.0)
マルチ性能
(3.5)
シングル性能
(3.5)
ゲーミング
(3.5)
発熱・消費電力
(4.0)
スペック表
CPU名称 Core i5-11400F
PassMarkスコア
17,600(ミドルレンジ)
動作クロック 2.6GHz-4.4GHz
コア/スレッド 6/12
TDP 65W
内蔵GPU 無し
価格 約20,000円
購入ページ

ひと口解説
第11世代のCore i5の内蔵GPU無効化の下位モデルです。6コア12スレッド。IPCとメモリクロックが向上したことにより、前世代から各種性能が少し向上しています。2万円台中盤という安さと、その安価さながら大体のことはこなせる性能による優れたコスパ魅力のCPUです。対抗のRyzen 5000シリーズに3万円を下回る安価なモデルが無いため(2021年4月時点)、あらゆる用途でコスパ上位に食い込むコスパ特化CPUです。ゲーミング用途においては、シングルスレッド性能向上の付随してマルチスレッド性能も少し強化されたことにより、前世代よりもハイエンドGPUのボトルネックにも少しなりにくくなっています。

2万円台前半という安さによる高いゲーミングコスパが魅力のCPUです。性能自体は最新のRyzenや上位モデルと比べると劣るものの(特にマルチスレッド性能)、価格は大幅に安い上に、ゲーミング性能は価格差ほど落ちないので、ゲーミングコスパが凄く良いです。

最新CPUの上位モデルの価格が軒並み高騰してしまっているため、安さ重視CPUとしては貴重な選択肢の一つです。性能だけを考えれば強くはないですが、その安さとコスパは非常に魅力的なコスパ特化CPUです。

ただし、内蔵GPUは搭載していない点は注意です。


2位

Ryzen 9 5900X

ざっくり評価
コスパ
(4.0)
マルチ性能
(5.0)
シングル性能
(4.5)
ゲーミング
(4.5)
発熱・消費電力
(2.0)
スペック表
CPU名称 Ryzen 9 5900X
PassMarkスコア
約39,700(ハイエンド上位)
動作クロック 3.4GHz-4.9GHz
コア/スレッド 12/24
TDP 105W
内蔵GPU 無し
価格 約72,800円
購入ページ

ひと口解説
AMDの第4世代のRyzen 9です。12コアによる非常に優れたマルチスレッド性能とワットパフォーマンスの良さが魅力のハイエンドCPU。前世代からマルチスレッド性能が大きく向上しているのにも関わらず、消費電力はむしろ少し減っています。マルチスレッド処理を前提とする人には非常に魅力的です。シングルスレッド性能とゲーミング性能も前世代より大幅に良くなっており、ゲーミング用途でも選び易くなりました。
しかし、価格は前世代よりも上昇してしまっており、発売時の価格は7万円を超えます。上述のスペック面を考えればコスパ的には全然悪くはないのですが、7万円という価格の高さはやはり大きいので、予算に余裕がある人向け。
内蔵GPUを搭載しないのでグラボが必須な点は注意。

Zen3になりシングルスレッド性能とゲーミング性能が大幅に改善したRyzen 9です。純粋なゲーミング性能もIntelに引けを取らないレベルになりましたし、その上でCore i9を遥かに凌駕する非常に高いマルチスレッド性能を持つため、配信等の他の処理をしながらのゲームでも余裕がある性能です。価格は高いですが、性能重視なら選ぶ価値は物凄くある魅力的なCPUです。

ただし、内蔵GPUは搭載していない点は注意です。


3位

Core i7-11700F

ざっくり評価
コスパ
(4.5)
マルチ性能
(4.0)
シングル性能
(4.0)
ゲーミング
(4.0)
発熱・消費電力
(3.0)
スペック表
CPU名称 Core i7-11700F
PassMarkスコア
約21,000(ハイエンド下位)
動作クロック 2.5GHz-4.9GHz
コア/スレッド 8/16
TDP 65W
内蔵GPU 無し
価格 約37,000円
購入ページ

ひと口解説
第11世代のCore i7の内蔵GPU無効化の下位モデルです。8コア16スレッド。前世代よりIPCとメモリクロックが向上したことにより、各種性能が少し向上しています。優れた性能と、最新の8コアCPUとしては安価なのが魅力です。対抗のRyzen 7 5000番台には約6万円という高価なモデルしかない(2021年5月時点)こともあり、安さも重視した高性能PCでは強い選択肢です。
余談ですが、第11世代ではCore i9のコア数がCore i7と同じになったため、相対的に地位を上げています。第11世代では、Core i9を選ぶくらいならCore i7を選ぶ方が良いです。

第11世代ではCore i9のコア数が10→8に減り、Core i7と同じになりました。マルチスレッド性能で前世代ほどの差がなくなったために、マルチスレッド性能が欲しい場合にもCore i9を優先する意味が薄くなりました。元々ゲーミングでは価格差ほどの優位性があるのか微妙だったCore i9がより弱くなったため、Core i7が以前以上に安定の選択肢となりました。

実用性&コスパ重視の高性能CPUとして非常に良い選択肢だと思います。ただ、TDPは65Wながら、内部では電力制限が緩めに設定されているため、消費電力や発熱には注意が必要です。付属クーラーは変えることをおすすめします。

内蔵GPUは搭載していない点は注意です。


4位

Core i7-11700KF

ざっくり評価
コスパ
(3.5)
マルチ性能
(4.5)
シングル性能
(4.5)
ゲーミング
(4.5)
発熱・消費電力
(1.5)
スペック表
CPU名称 Core i7-11700KF
PassMarkスコア
約25,200(ハイエンド)
動作クロック 3.6GHz-5.0GHz
コア/スレッド 8/16
TDP 125W
内蔵GPU 無し
価格 約46,000円
購入ページ

ひと口解説
第11世代のCore i7の上位モデルです。8コア16スレッドで高い性能を発揮します。前世代よりIPCとメモリクロックが向上したことにより、各種性能が少し向上しています。対抗のRyzen 7 5800Xよりも安価ながら、処理性能はほとんど変わらないためコスパが良いです。
ただし、TDP:125Wという仕様からもわかるように消費電力と発熱が非常に多い点は注意です。

高い性能を誇るCore i7の上位CPUです。8コア16スレッドで、各種性能自体は非常に高く、当然ゲーミング性能も素晴らしいです。価格も発売当初より大きく値下がり、対抗のRyzen 7 5800Xよりも安価でコスパが良いです。

ただし、価格の割には消費電力と発熱が非常に多い点には注意が必要です。BTO等では大体水冷(240mm)以上が標準となっているレベルです。Core i9じゃないからと甘く見ないようにしましょう。

また、内蔵GPUは搭載していない点は注意です。


5位

Ryzen 5 5600X

ざっくり評価
コスパ
(3.5)
マルチ性能
(4.0)
シングル性能
(4.0)
ゲーミング
(4.0)
発熱・消費電力
(4.0)
スペック表
CPU名称 Ryzen 5 5600X
PassMarkスコア
約22,600(ハイエンド)
動作クロック 3.7GHz-4.6GHz
コア/スレッド 6/12
TDP 65W
内蔵GPU 無し
価格 約40,800円
購入ページ
ひと口解説
AMDの第4世代のRyzen 5です。6コアにしては非常に高いマルチスレッド性能と消費電力の少なさを兼ね備えているのが魅力のCPUです。当然ワットパフォーマンスも向上しています。シングルスレッド性能とゲーミング性能も前世代より大幅に良くなっており、ゲーミング用途でも選び易くなりました。
しかし、価格は前世代よりも上昇してしまっており、発売時の価格は4万円近くです。ミドルレンジCPUとは思えない高さになってしまっています。上述のスペック面を考えればコスパ的には全然悪くはないのですが、やはり気にはなります。
内蔵GPUを搭載しないのでグラボが必須な点は注意。

非常に優れたシングルスレッド性能とワットパフォーマンスが魅力の6コアCPUです。消費電力も6コアCPUとしては少なめで、CPUクーラーの選択にも余裕がある点も良いです。

ゲーミング性能も前世代から大きく改善し、Intelとの差を無視できるレベルまで向上しました。マルチスレッド性能はCore i7やRyzen 7以降に劣るのと、ミドルレンジモデルとは思えない価格の高さは気になりますが、Core i7やRyzen 7以降よりは少しは安く出来ますし、消費電力やワットパフォーマンス面では有利なので、一応差別化は出来ています。

内蔵GPUは搭載していない点は注意です。


性能スコアなどの参考

雑感

2021年8月、Zen3採用のRyzen 5000G APUモデルが一般消費者向けにも販売が開始されました。Zen2のAPUモデルはOEM限定だったので嬉しいですね。Zen3モデルは前世代よりマルチスレッド性能が大幅に向上した他、内蔵グラフィック性能も少し向上しました。一般向けには「Ryzen 5 5600G」と「Ryzen 7 5700G」の二つが発売されましたが、価格とコスパ的には「Ryzen 5 5600G」の方が競争力がある気がします。

TDP(PL1):65Wの省電力モデルという事もあり、グラボ搭載時のゲーミング性能が若干低い点は注意です。ゲーミング向けではやはり従来モデルの方が強いと思いますが、少しでも費用を抑えたいライトユーザーには魅力的な製品だと思います。

それでは、記事はここまです。ご覧いただきありがとうございました。

20 COMMENTS

I9は性能というよりAMDに対抗するために意地で出しているだけなんだろうな

返信する
うみ

こんにちは
只今CPUの買い替えを検討しているのですが、おすすめのCPUはありますか?
今使っているCPUはryzen5 2600で使っているマザボは3000番台に対応したB450M Pro4です。

返信する
とねりん:管理人

最低でも用途と予算がわからないと具体的なことは言えないですが、B450M Pro4はRyzen 5000シリーズにも対応しているので(BIOS更新は必要)、Ryzen 5000シリーズが性能とコスパ的にはおすすめです。
ただ、メーカーPCでOEM版のWindowsを使用している場合には認証が通らなくなる可能性があるため注意してください。

返信する
pc初心者

こんばんわ
マザーボードMSI H110M-S01を使っていて現在corei56400で変えようとおもってるのですがなるべく予算を抑えて対応しているものならどれがおすすめですか?

返信する
とねりん:管理人

こんばんは。
同じマザーボードでCPUだけ交換したいという事なら、H110は古いチップセットになりますので残念ながら最新CPUは使えないです。またCPUの交換は、メーカー製PCだとWindowsライセンスの認証問題も出てくる可能性もあります。
一般的にCPUを新調したい場合は、自作の場合を除き新しくPCを購入するのが基本になります。

返信する
匿名

ゲーム用にpcを買い換える予定なのですが、i710700とi910700ならどちらがおすすめなのでしょうか? グラボは3080です

返信する
とねりん:管理人

その2つでコスパ重視ならCore i7の方がおすすめですが、正直なところ今ならRyzen 5000シリーズの方を個人的にはおすすめしたいです。

返信する
匿名

返信のほどありがとうございます。やっぱりK付きでなくてもi9って爆熱なんですね。

返信する
とねりん:管理人

いえ、Core i9-10900なら発熱は爆熱というほどでもないと思いますが、第10世代のCore i9とCore i7はゲーミング性能が少ししか変わらない上、単純に価格とマルチスレッド性能比のコスパもCore i7の方が優秀のため、おすすめしました。
そのため、マルチスレッド性能を少しでも高くしたいとか、予算を全く気にしないという場合でなければCore i7の方が優先順位は高くなると思います。

返信する
匿名

こんにちは
私はゲーム目的にPCを買いかえようと思っているのですが、第10世代CPUが出た今、Core i5-9400Fを搭載したPCを購入しても後悔しないだろうか心配です。オンラインゲームをするだけならCore i5-9400Fでも問題ないですよね?

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
可能か不可能かでいえば、Core i5-9400Fでも可能です。問題は無いです。安いモデルが販売されているのであれば、それは価格が安い分の性能の低さという事で割り切れるなら他に問題は無いと思います。
ただし、Core i5のゲーミング性能は10世代で大きく向上していますし、今のコスパでいえば第10世代の「Core i5-10400」の方が良いと思います。Core i5→Core i7ほどの価格差も無いと思いますし、「後悔するかも」と思うなら「Core i5-10400」を選択した方が個人的には良いんじゃないかと思います。

返信する
匿名

このサイトいつも愛用してます!
良かったらRyzen5 1600AFも加えてくれると嬉しいです

返信する
とねりん:管理人

ありがとうございます。励みになります。

1600AFも総合の方で候補ではあったのですが、同価格帯だとRyzen 3 3300XやRyzen 5 3500の方が若干有利かなという事で外させていただきました。ただ、1万円台前半で6コア12スレッドのCPUは貴重なので、スレッド数が重要になる処理では悪くないと思います。

返信する
匿名

巷で噂の絶えないコスパがすごいとされるRyzen 3 3300Xと3100の解説もお時間あったらお願いします!

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。

Ryzen 3 3300Xと3100は存在は確認していまして、性能も概ね把握しています。発売がまだなので保留していましたが、もうすぐ発売ですし検討してみます。

返信する
ぬぬ

Amazonにてi9 9900が42000程で売られているのですが、コスパ的にどうなのでしょうか。

返信する
とねりん:管理人

ゲーミング用途なら悪くないと思いますが、Core i7-10700(F)でも性能とコスパは同じくらいだと思うので、お得って訳でもないと思います。
急いでいるなら止めませんが、かなり期待されているRyzen 5000シリーズが来月5日に出るので、CPUの購入はそちらの性能を見てからでも良いかなと思います(ただ、供給不足で品薄気味になるかもしれません)。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です