【最新版】iPad 全モデル ざっくり比較【2022年4月版】

最新のiPad各種をざっくり比較しています。

注意

本記事の内容は記事更新時点(2022年4月7日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

記事全体の参考

簡易比較表

各モデルの主要スペックをまとめた簡易比較表を載せています。2022年4月時点での最新モデルが対象です(Wi-Fiモデル)。

iPad簡易比較表(WI-Fiモデル・2022年4月)
iPad 10.2
第9世代
iPad mini 8.3
第6世代
iPad Air 10.9
第5世代
iPad Pro 11
第3世代
iPad Pro 12.9
第5世代
価格
※2022年4月7日時点
39,800円~ 59,800円~ 74,800円~ 94,800円~ 129,800円~
画面サイズ 10.2インチ 8.3インチ 10.9インチ 11インチ 12.9インチ
SoC Apple A13 Apple A15 Apple M1 Apple M1 Apple M1
解像度 2160×1620 2266×1488 2360×1640 2388×1668 2732×2048
ディスプレイ Retina Liquid Retina Liquid Retina Liquid Retina Liquid Retina XDR
重量 487g 293g 461g 466g 641g
ストレージ 64G~256GB 64GB~256GB 64GB~256GB 128GB~2TB 128GB~2TB
Wi-Fi Wi-Fi 5 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6 Wi-Fi 6
対応コネクタ Lightning
Smart Connector
USB Type-C USB Type-C
Smart Connector
Thunderbolt/USB 4
Smart Connector
Thunderbolt/USB 4
Smart Connector
サイズ
横/高さ/縦
174.1 mm
7.5 mm
250.6 mm
134.8 mm
6.3 mm
195.4 mm
178.5mm
6.1mm
247.6 mm
178.5 mm
5.9 mm
247.6 mm
214.9 mm
5.9 mm
280.6 mm
生体認証 Touch ID
(指紋認証)
Touch ID
(指紋認証)
Touch ID
(指紋認証)
Face ID
(顔認証)
Face ID
(顔認証)
スピーカー 2スピーカー 2スピーカー 2スピーカー 4スピーカー 4スピーカー
カメラ シングル シングル シングル デュアル デュアル
True Tone
5G ×
Apple Pencil 第1世代 第2世代 第2世代 第2世代 第2世代
対応キーボード Smart Keyboard Bluetoothキーボード Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
通販 Apple Store
Amazon

モデル別ざっくり評価

iPad(第9世代) 10.2インチ

(C)Apple

良い点
  • 価格が安い(約4万円~)
  • 高い処理性能(Apple A13)
  • 安価な割に優れたディスプレイ
悪い点
  • ベゼル幅が厚めで、画面サイズの割に本体サイズが大きめ
  • 他モデルより厚みがある(約7.5mm)
  • スピーカーが1側面にしかない(数は2)
  • 最新iPadの中で唯一Lightningコネクタ
  • 最新iPadの中で唯一Wi-Fi 6に非対応

10.2インチのiPad 第9世代は、安さと性能コスパ重視のエントリーモデルです。最安値モデルは約4万円~と安く、手を出し易いモデルになっているのが魅力です。その安価ながら軽作業には十分すぎる性能によるコスパの良さから、価格.comのタブレットランキング上位を常に維持し続ける人気モデルです。

先代モデルではストレージの最小容量が32GBと少なかったのが弱点の一つでしたが、最新の第9世代では64GBからになり(価格は据え置き)、より使い易くなりコスパも向上しました。

プロセッサには「Apple A13」が採用されており、やや古めのものですが、その性能は2022年現在でも十分高性能と言えるものです。Androidスマホ・タブレットによく利用されるハイエンドSoCにも匹敵します。そのため、基本的に同価格帯(4万円クラス)の他のAndroidやChromebookのタブレットよりも大幅に高性能となっており、コスパが良いです。また、価格の割には画面の解像度も高くて、精細な映像を楽しめるのも良いです。

ただし、iPad無印は価格と同価格帯のAndoroidタブレットと比べれば明らかに優れたコスパを発揮し、その性能や機能は一般的なタブレットとしては十分なものですが、他のiPadと比べるとやや劣る点も多いのは覚えておくと良いかもしれません。

まずぱっと見でわかるのは、ベゼル幅の厚さ(画面の縁の大きさ)です。10.2インチのiPadのベゼル幅は比較的厚く、正直やや野暮ったい見た目になっています。2021年9月に登場した第9世代でも、筐体サイズと画面サイズが全く同じだったので、ベゼル幅は全く変わりませんでした。そのため、見た目も重視する人にはやや不向きと言えるかもしれません。関連して、単純に画面サイズの割に本体サイズも大きくなってしまっています。同価格帯で処理性能は優れているという話をしましたが、ベゼル幅に関しては同価格帯以下の他タブレットでもっと優れている機種が普通にある点は留意しておいて損はないかもしれません。軽い処理しかしない前提なら、基本Apple A13ほどの性能が無くても大丈夫なので、見た目重視なら他のベゼル幅が狭くて安い機種を検討しても良いかもしれません。

次に、最新のiPadの中で、唯一Lightningコネクタとなっている点も留意です。Lightning – USB Type-Cの変換ケーブルが同梱しているため、充電器の互換性で困ることはありませんが、他にLightningコネクタ機器を持っていない場合にはiPad専用ケーブルとなってしまう他、他のUSB Type-Cケーブルや機器をiPadに接続したい場合には少し不便です。サブ機としての運用なら許容できる範囲だと思いますが、メイン機としてゴリゴリ使うならやや気になる人も居るかもしれません。

また、買ってから知る人も多そうなのがスピーカーです。iPad 10.2インチでは、スピーカーが2つとも1側面(ホームボタン側)にしかありません。そのため、その面を下にして利用すると音が篭ってしまう可能性があります。また、単純にスピーカーの質も上位機種より劣っており、そうでなくても音の広がりとか臨場感にはやや欠けてしまいます。

ディスプレイも、価格の割には間違いなく良い品質のものが採用されてはいますが、iPadの中で唯一反射防止コーティングやフルラミネーション加工が無い点は、他モデルよりは劣っています。加えて、Apple Pencilも最新のiPadの中では唯一第1世代にしか対応していません。

ディスプレイの品質自体は十分に高いと言えるものなので、クリエイターなどでなく、特にこだわりが無ければそこまで気にする必要は無いとは思いますが、予算に余裕があってよりキレイな映像を楽しみたい方は上位のものを検討してみるのも良いと思います。

マイナス面を多く語ることになりましたが、これは他のiPadと比較してのものです。同価格帯のタブレットと比較すると、この10.2インチモデルでも上回っている部分の方が基本的に多いので、そこは勘違いしないようにしましょう。特に、約4万円からという価格の機種としては処理性能が非常に高い点は魅力的です。

他iPadと比べると劣る点も目立つ最も安価なiPad 10.2インチモデルですが、高い処理性能を持ちつつも価格を抑えた機種としては非常に強力な選択肢です。

iPad mini 8.3インチ(第6世代)

(C)Apple

良い点
  • 小型で軽量(8.3インチ、約293g)
  • 非常に高い処理性能(Apple A15)
  • 優れたディスプレイ性能
悪い点
  • iPad(10.2インチ)よりも高い(約6万円~)

iPad mini 第6世代は、8.3インチの小型モデルです。重量も非常に軽いため、気軽に手で持ちながら扱えるのが魅力です。

プロセッサには「Apple A15」が採用されており、小型だから性能が低いということもなく、処理性能も非常に高いです。2022年時点ではAndroid向けのハイエンドSoCをも大きく上回る性能を持っており、その性能を考えると約6万円~という価格は安く、優れたコスパとなっています。

また、性能だけでなくディスプレイ性能も同価格帯の中では非常に優れています。iPad Airに近いものとなっており、「True Tone」にも対応しており、反射防止加工もあります。画面サイズは小さいですが、質はiPad無印よりも大幅に優れています。サイズ的に10.2インチの下位モデルのような印象も受けると思うminiですが、実は若干上位のモデルという位置付けです。

外見の面でも、先代では厚かったベゼル幅が第6世代から大分スリムになり、背面も高級感が増しています。先代では価格の割には野暮ったさもある見た目が少しネックでしたが、大幅に改善されました。更に、先代ではLightningコネクタだったのがUSB Type-Cに変わったこともあり、外見およびインターフェース面の双方が改善され、モバイル用途で先代よりも更に使い易いようになっています。

その他にも、第6世代からはWi-Fi 6に対応した他、Cellularモデルでは5Gにも対応している点なども、iPad無印よりも優れている点です。

基本軽作業前提の小型タブレットで約6万円~というのは確かに高価にも感じますが、プロセッサ性能やディスプレイの質などを考えるとコスパは非常に優れています。大型スマホのような感覚で手軽に使える機種を求めている人には魅力的だと思います。

ただし、そのコスパや機能性や性能は申し分ないですが、個人的にはスマホの大画面化が進んでいる現状では、8インチクラスのタブレットは立ち位置がやや微妙な気がします(個人の主観です)。

タブレット購入を考える大体の理由は、スマホよりも大画面で手軽に使えるデバイスが欲しいという感じだと思いますが、8.3インチというサイズではその要望を十分に満たせるかは怪しい気がします。コスパやスペックが優れているとは言っても、価格自体は安くはない(約6万円から)ですし、優れた性能も軽作業前提デバイスとして見るとオーバースペック気味です。

スマホと上手く差別化することができずに有効活用出来なければ意味が無いので、事前にちゃんと使うことになるかを考えて検討すべき機種ではあるのかなと思います。

iPad Air (第5世代) 10.9インチ

(C)Apple
良い点
  • 非常に高い処理性能(Apple M1)
  • 軽量(約461g)
  • 非常に優れたコスパ
  • 高い解像度の優れたディスプレイ
悪い点
  • 高価(7万円台中盤~)
  • リフレッシュレートは60Hz

iPad Airはやや高価ながら非常に優れた性能とコスパを持つミドルレンジモデルです。価格は7万円台中盤~なので安くはありませんが、処理性能も含め色々な点が下位のiPad(10.2インチ)よりも大幅に強化されています。2022年4月時点では、個人的には総合コスパは全モデル中トップだと思うので、長期利用を考えていて多少予算に余裕があるなら最適なモデルだと思います。

まずぱっと見でもわかるのが、無印やminiよりも画面占有率が高く、ベゼルが狭くすっきりとした見た目となっている点です。背面の質感も良いので、高級感があります。Airという名前の通り重量も約461gと非常に軽く、10.9インチというサイズながら下位の10.2インチのiPadの約490gよりも軽量となっています。

プロセッサには「Apple M1」が採用されており、非常の高性能です。MacBook Airなどにも採用されるSoCということもあり、タブレットに採用されるSoCとしては頭一つ抜けた性能となっています。7万円台中盤という価格だけ聞くと高価ですが、このプロセッサ採用で7万円台というだけで、他の面がよほど悪くない限りはコスパは良いと言えるレベルです。

ディスプレイの質も非常に高く、精細でキレイな映像を楽しむことができます。最大輝度やHDRではiPad Proの方がやや優れてはいるものの、よほど高度なクリエイティブ用途を意識しない限りは、画面のキレイに関してはiPad Airでも気にならないと思います。

ただし、iPad Proはリフレッシュレートが最大120Hzとなっているのに対し、iPad Airのリフレッシュレートは60Hzとなっている点は、輝度や色域以上に分かりやすく使用感に結構関わってくる部分なので、そこを重視したい方はProも検討してみると良いかもしれません(ただし、現状の動画やスマホ・タブレット向けのゲームは大体60fps上限なので、一般用途ではスクロールやUI操作が滑らかになるくらいのメリットしかないことがほとんどだったりします)。

第5世代のiPad Airは、全ての面が非常に高性能となっており、同価格帯以下の他機種を大きく突き放す仕上がりです。当然上位のiPad Proには劣る要素はあるものの、Proほどの高性能タブレットを相手にしなければ、まず負けることがないです。また、iPad Proに対しても、プロセッサは同じなので処理性能コスパは上回っています。

安い買い物ではなくなりますが、コスパと性能の双方を非常に高いレベルで併せ持つ、一般の人には魅力的なモデルだと思います。

あえて欠点を挙げるとするなら、最安が7万円台中盤という価格設定ながら、最小ストレージ容量が64GBと少ない点です。他の点が価格の割に非常に優れているので全然許せるレベルだとは思いますが、価格の割には明らかに少ない容量です。容量を多く使いたい場合には256GBモデルを選択するか、事前にクラウドストレージを活用することを考えておく必要があります。

iPad Pro 11インチ(第3世代)

(C)Apple

良い点
  • 非常に高い処理性能(Apple M1)
  • 軽量(約466g)
  • 高い解像度の優れたディスプレイ(高い解像度、色域、120Hz)
  • スピーカーを4つ搭載
  • スリムベゼルですっきりした見た目
悪い点
  • 非常に高価(9万円台~)

iPad Proは、Pro(プロ)と付くように、各種性能が非常に高い、プロ仕様のハイエンドモデルです。価格は非常に高く、11インチモデルは9万円台からとなっています。サイズ感はiPad Air(10.9インチ)に非常に似ており、ベゼルが狭くすっきりした見た目です。

プロセッサは「Apple M1」が搭載されています。MacBookにも採用されているモデルで、タブレットに使うプロセッサとしては非常に高性能です。頭一つ抜けた性能を持っています。

ディスプレイの質も非常に高いです。高い解像度・高色域・120Hzの高リフレッシュレートを持ち、あらゆる面で優れています。スピーカーも4つ搭載しており、オーディオ面でも優れています(他モデルは2つ)。

また、搭載のUSB Type-CポートはThunderbolt4に対応しており、高速なデータ通信が可能な他、互換性が高いです。

価格が非常に高く、正直ここまでの性能が要らない人の方が多いと思うので、購入前に用途からよく考えて検討した方が良いとは思いますが、その性能は非常に素晴らしいタブレットです。

iPad Pro 12.9インチ(第4世代)

(C)Apple

良い点
  • 非常に高い処理性能(Apple M1)
  • 軽量(約466g)
  • 非常に優れたディスプレイ(11インチモデルよりも)
  • 大画面(12.9インチ)
  • スピーカーを4つ搭載
  • スリムベゼルですっきりした見た目
悪い点
  • 非常に高価(12万円台~)
  • やや重い(約641g)

iPad Pro 12.9インチモデルは、各種性能が非常に高い、プロ仕様のハイエンドモデルです。価格は非常に高く、12万円台からとなっています。

画面サイズ以外の大体の仕様は11インチモデルとほぼ同じですが、ディスプレイが「Liquid Retina XDR」となっていて、より良いものになっています。高い解像度・高色域・120Hzの高リフレッシュレートを持ちつつ、11インチモデルより高い最大輝度と非常に高いコントラスト比となっています。より明るくて自然な映像を表示することが可能となっています。そのため、高度なクリエイティブ用途で使う場合には最も適していると言えると思います。

ただし、ディスプレイ性能が影響しているのか、11インチモデルから更に大幅に価格が高くなっています。サイズが大きい点はメリットにもなりますが、デメリットにもなる部分ですし、重量も増え、持ち運びにはややマイナスとなっている部分もあります。キーボードと併用してノートPCのようにも使うメイン機という訳ではなければ、マイナス面が気になる可能性も高くなる点は留意です。

「総合性能」ということでは間違いなく最高のモデルですが、処理性能だけなら同じSoCのAirやPro(11インチ)と大差ありません。プロのクリエイターでなければAirやPro(11インチ)でも大体の人は十分用途を満たせると思うので、慎重に用途や予算を考えて検討することをおすすめしたいモデルです。

スペック・仕様別比較

価格

iPad(Wi-Fiモデル)の価格を表にまとめているので見ていきましょう。また、4Gや5Gなどのモバイル回線に対応したCellularモデルは、大体16,000円~18,000円程度高くなります。

iPadの価格一覧(Wi-Fiモデル)
iPad iPad mini iPad Air iPad Pro 11 iPad Pro 12.9
64GB 39,800円 59,800円 74,800円
128GB 94,800円 129,800円
256GB 57,800円 77,800円 92,800円 106,800円 141,800円
512GB 130,800円 165,800円
1TB 178,800円 213,800円
2TB 226,800円 261,800円

予算や用途は人によって異なるため、どれが良いとは一概には言えませんが、個人的には総合コスパはiPad Airが一番良い印象です。

第5世代iPad AirはSoCに「Apple M1」を搭載し、タブレットとしては破格の性能を持ちながら7万円台中盤という価格でコスパが非常に優れています。軽量でモバイル用途でも使い易く、メイン機としても使える10.9インチというサイズもタブレットとして非常に丁度良いと思います。また、スピーカーが横向き時限定ながらステレオに対応しており、対応していない無印やminiよりもメディア鑑賞でも優位性があります。7万円台~という価格は決して安くはないですが、長期間しっかりめに使う前提ならおすすめしたいモデルです。

その他のモデルについても軽く触れていくと、まずは10.2インチの無印モデルはやはり約4万円~という安さが魅力的です。SoCは「Apple A13」となっており、他モデルと比べると低性能な印象もあるかもしれませんが、その性能は普通に高性能で、軽作業前提なら十分すぎる性能です。ディスプレイの解像度「2160×1620」も4万円クラスのタブレットにしては高く、精細な映像を楽しめるのも素晴らしく、安価なタブレットとしては非常に優れたコスパを発揮します。ベゼル幅がやや厚く野暮ったさのある見た目や、未だにLightningコネクタとなっている点は使い辛さもありますが、低価格帯での高コスパ機としては不動の地位を保っている機種です。

iPad miniは、片手でも使える小型軽量さが魅力です。また、サイズ感だけでなく処理性能やディスプレイ品質も価格の割には非常に優れておりコスパも良いです。8.3インチというサイズが、最近大型化が顕著なスマホとの差別化を図りにくい感が個人的には気になりますが、手軽さという点では随一のタブレットになっています。

iPad Pro(11インチ)は各種性能が非常に高いハイエンドモデルです。ハイエンドモデルとは言っても、軽量でモバイル用途でも使うことができ、様々な用途に出来ます。クリエイターでなくても、予算に余裕があって失敗したくない人にはおすすめできるモデルです。ただし、iPad Airが第5世代からSoCが「Apple M1」になり、同じものになったため、処理性能では大差がなくなっています。ディスプレイやスピーカーやカメラでは優位性はありますが、そこを重視するよりも予算が抑えたい場合にはAirでも良くなりました。

iPad Pro(12.9)はやや大きめのハイエンドモデルです。各種性能が非常に優れていることはもちろん、キーボードと併用すればノートPCのようにも使える点が魅力です。しかし、11インチモデルと比べて約35,000円も高価になっており、最安モデルでも約13万円と非常に高価です。その価格差の割に、サイズ以外の差はディスプレイの最大輝度が高いくらいなので、正直コスパ的には悪くなっていると思います。サイズが大きいのは時にはデメリットにもなりますし、そのサイズ感がよほど自分の用途にマッチしているか、プロのクリエイター以外には一番にはおすすめは出来ないモデルになっていると思います。

プロセッサ(SoC)

iPadに搭載されている各プロセッサの性能についてです。

ベンチマークの参考

CPU性能

まずはCPUの性能を見ていきます。CPUはタブレットの頭脳ともいえるパーツで、CPU性能がタブレット全体のパフォーマンスに影響してくるため非常に重要です。Geekbenchというベンチマークのスコアで見てみましょう。

また、グラフィックについてはCPUがメインで担当している訳では無い点に注意です。グラフィックはGPUというパーツが主に担当しているので、CPUの後からそちらも見ていきます。

Geekbench 5.3 シングルコア
SoC スコア
Apple M1(8コア)
iPad Air
1719
Apple M1(8コア)
iPad Pro 11インチ
1716
Apple M1(8コア)
iPad Pro 12.9インチ
1710
Apple A15(6コア)
iPad mini 第6世代
1590
Apple A13(6コア)
iPad 第9世代
1328
Apple A12(6コア)
先代のiPad,iPad mini
1116
Geekbench 5.3 マルチコア
SoC スコア
Apple M1(8コア)
iPad Pro 12.9インチ
7378
Apple M1(8コア)
iPad Pro 11インチ
7260
Apple M1(8コア)
iPad Air
7034
Apple A15(6コア)
iPad mini 第6世代
4640
Apple A13(6コア)
iPad 第9世代 予測
3235
Apple A12(6コア)
先代のiPad,iPad mini
2772

まず触れておきたいのが、上位のiPadと並べると性能が低く見える無印iPadのApple A13も、実はタブレット搭載のプロセッサとしては十分に高性能な部類になる点です。一般的な用途なら十分サクサク動きます。下位モデルだと性能が低くて一般用途でももっさりしちゃうんじゃないかと思う人も居るかもしれませんが、そこまで低性能では無いので安心して大丈夫です。

とはいえ、上位モデルよりは低性能なのも事実です。Apple A13とApple M1を比較すると、シングルコアで約29%、マルチコアでは2倍以上もM1の方が高性能です。価格を考えるとそこまで大きな差では無いと思いますが、重い処理やサクサクさを意識するなら、他モデルの方が優れています。

GPU性能

次に、グラフィック処理を担当するGPUの性能を見ていきます。「GFX Bench 5.0 Aztec Ruins High Tier Offscreen」のベンチマークテストの結果です。

GFX Bench 5.0 Aztec Ruins High Tier Offscreen
SoC スコア
Apple M1 GPU
iPad Pro 11インチ
70
Apple M1 GPU
iPad Pro 12.9インチ
63
Apple M1 GPU
iPad Air
60.9
Apple A15 GPU
iPad mini 第6世代
41.2
Apple A13 GPU
iPad 第9世代
31
Apple A12 GPU
先代のiPad,iPad mini
23.1

Apple M1が頭一つ抜けた性能となっていることがわかります。ある程度クリエイティブな用途にも対応できるレベルで、動画編集など出来る事の幅が広がります。Apple A13やA15だと5割前後も性能が低くなってしまい、クリエイティブ用途への対応力はかなり落ちるので、メイン用途とするならApple M1搭載モデルを選択することをおすすめします。

ただし、iPad無印搭載のApple A13のGPUでも低性能という訳ではなく、スマホ・タブレット向けのGPUとしては普通に高性能な部類です。スマホゲームや動画鑑賞の一般的な用途では基本困らない性能があります。

むしろ、M1レベルのグラフィック性能がクリエイティブ用途を視野に入れないならほぼ必要なく、オーバースペックレベルと言えると思います。

サイズ・重量

サイズと重量について、表にまとめたので見ていきます。重量はWi-Fiモデルのものです。Cellularモデルだと数g重くなります。

画面サイズ 重量 高さ 厚み
iPad 10.2インチ 487g 174.1 mm 250.6mm 7.5mm
iPad mini 8.3インチ 293g 134.8mm 195.4mm 6.3mm
iPad Air 10.9インチ 461g 178.5mm 247.6mm 6.1mm
iPad Pro 11 11インチ 466g 178.5mm 247.6mm 5.9mm
iPad Pro 12.9 12.9インチ 682g 214.9mm 280.6mm 6.4mm

ベゼル幅の厚いiPad(10.2インチ)は、画面サイズの割には本体サイズが大きめなのがわかります。10.9インチのiPad Airと大して変わらないサイズとなっています。また、厚みも他モデルよりもあります。安さの代償ということになると思いますが、他モデルよりは劣る結果となっています。

iPad miniは、第6世代(Apple A15)モデルからベゼル幅が狭くなりスリムになりました。小型で軽量で、片手で持って使うのには最も適していると思います。

ディスプレイ

各モデルのディスプレイ仕様について表にまとめています。

iPadのディスプレイ比較
iPad iPad mini iPad Air iPad Pro 11 iPad Pro 12.9
ディスプレイ Retina Liquid Retina Liquid Retina Liquid Retina Liquid Retina XDR
画面サイズ 10.2インチ 8.3インチ 10.9インチ 11インチ 12.9インチ
解像度 2160×1620 2266×1488 2360×1640 2388×1668 2732×2048
耐指紋性撥油コーティング
True Tone
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
広色域ディスプレイ(P3)
×
リフレッシュレート 60Hz 60Hz 60Hz 120Hz
ProMotion
120Hz
ProMotion
最大輝度 500nit 500nit 500nit 600nit 600nit
フルスクリーン:1000nit
ピーク:1600nit
MEMO
  • 耐指紋性撥油コーティング
    iPadは全モデル、油分を弾いて皮脂の付着を防止するフッ素加工がされています。
  • フルラミネーションディスプレイ
    液晶パネルとカバーガラスを圧着加工して一体化したディスプレイです。液晶パネルとカバーガラスの隙間が無くなることで、光の反射が抑えられる他、タッチ面と映像との距離が近くなるため、直接映像に触れているようなディスプレイになります。
  • True Tone
    周囲の光に合わせて色や明るさを調整し、より自然な映像にする機能です。

ディスプレイは上位モデルになるほど大きくなり、質も良くなります。用途や予算に合わせて選ぶことになると思います。

最も安価なiPad(10.2)は、iPadの中では最も質は低いディスプレイとなる点に注意です。正確には、ディスプレイの質自体は普通に高いですが、反射防止関連の加工がされていない点で差があります。とはいえ、価格の割には十分に良いディスプレイにはなっているので、強いこだわりが無く、安く済ませたいなら悪くないです。

対して、ディスプレイの質を重視したいなら10.2インチ以外のiPadを選ぶのがおすすめです。特に、iPad Proのディスプレイは、リフレッシュレートが120HzのPro Motionテクロノロジー搭載となっており、他モデルより滑らかな映像描写が可能になっています。他モデルは60Hzですが、120Hzとの差は一目でわかります。とはいえ、現状ではYouTubeなどの動画も基本60fpsなので、一般用途ではあまり恩恵を感じることは無いかもしれません(スクロールやUI操作が滑らかになるくらい)。

また、iPad Pro 12.9インチモデルのみ、Liquid Retina XDRディスプレイとなっており、iPad 11インチモデルよりも上位のものになっています。最大輝度がフルスクリーン時1,000nit、ピーク時1,600nitまで引き上げられている他、10万:1の非常に高いコントラスト比を実現しています。高度な画像・動画を扱うプロのクリエイターの方にはおすすめできる仕様だと思います。ただし、価格も大幅に高くなっています。

生体認証

iPadの生体認証
認証
iPad Touch ID
(指紋認証・ホームボタン)
iPad mini Touch ID
(指紋認証・電源ボタン)
iPad Air
iPad Pro Face ID(顔認証)

iPadの生体認証は、iPad Proのみ顔認証(Face ID)で、他は指紋認証(Touch ID)です。

個人的にはどちらも慣れてしまえば大差ないものだと思っていますが、最近では新型コロナウィルス対策のためにマスク着用した状態での利用も多いことから、顔認証はやや不便さが触れられることがあります。

自宅等での利用なら大して気にする必要はないと思いますが、外出時によく利用する人はよく不便さを感じるかもしれません。実は、今ではマスク着用時でもFace IDでロック解除できる機能が実装されてはいますが、マスク着用姿なら本人以外でもロック解除するという、セキュリティ的には正直微妙なものなので注意が必要です。

上述のようなこともあり、現状では指紋認証の方がやや使い勝手は上なのかなという印象です。

対応コネクタ

iPadのコネクタ
コネクタ
iPad Lightning
iPad mini USB Type-C
iPad Air
iPad Pro USB Type-C
(Thunderbolt/USB 4)

対応コネクタは、上記の表の通りです。最新モデルでは、最も安価なiPad 10.2インチモデルのみLightningコネクタで、他はUSB Type-Cです。

Lightningは使えるケーブルやデバイスが限られるため、USB Type-Cの方が汎用性が高く便利です。他のスマホやPCとも簡単に接続することができます。規格による汎用性を重視(他のモバイル端末とのデバイスの共有)したいなら、最も安価なiPad 10.2インチは避けた方が良いかもしれません。

また、iPad ProのUSB Type-Cポートは「Thunderbolt/USB 4」対応です。超高速なデータ通信が可能で、外部ディスプレイ出力にも強い他、Macbook等で使うデバイスなどとの親和性も高いようです。サブ機ではなく、PCのような使い方も意識したメイン機として運用する場合には強みになると思います。

Wi-Fi・モバイル通信

iPadの無線通信
Wi-Fi モバイル通信
iPad Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac) 4G LTE
iPad Air Wi-Fi 6 (802.11 a/b/g/n/ac/ax) 5G
iPad mini
iPad Pro

iPadの最新モデルのWi-Fiは、iPad 10.2インチ(無印)のみWi-Fi 5で、その他はWi-Fi 6に対応しています。

Wi-Fi 6は5より高速なだけでなく、2.4GHzと5.0GHzの同時利用に対応していたり、遅延が減少していたり、スリープ時の電力消費が減っていたりと、実は結構進化しています。ただし、結局最大速度が上がっても、常に最大速度が出る訳でも必要な訳でもないので、速度だけ見れば実は基本Wi-Fi 5でも十分だと思いますし、その他の面も恩恵を感じにくい部分だったりします。長期利用や新しい規格に興味がある人は、Wi-Fi 6対応の機種が良いと思いますが、現状はどちらでも使用感に大差はないかなという印象です。

モバイル回線については、iPad 10.2インチ(無印)のみ4G LTEで、その他は5Gに対応しています。モバイル回線については利用しない人も多いと思いますし、現状は5Gが十分に活用できない環境なので、気にする必要もないケースが多いとは思いますが、こちらも無印が一段劣る結果となっています。

Wi-Fiとモバイル回線の両方とも無印モデルが一段劣る仕様となっている点は要注意です。現状はそこまで差を感じるケースは無さそうな部分ではありますが、1440p以上の高画質動画などを止まらずに観たいという人は、気にしておいても良いかもしれません。

内蔵スピーカー

iPadのスピーカー
スピーカー
iPad 2(下に2つ)
縦向き時にステレオ
iPad mini 2(上下に1つずつ)
横向き時にステレオ
iPad Air
iPad Pro 4(上下に2つずつ)
常にステレオ

内蔵スピーカー数はiPad Proのみ4で、他は2となっています。ただし、スピーカー数が2の3モデルについても搭載箇所やステレオ対応面で少し差があるため軽く触れていきます。

iPad 10.2インチモデルでは下部に2つ搭載されています。そのため、スピーカーの付いた面を下にして置いたりすると、音が篭ってしまう可能性があるため注意が必要です。また、横向きで使用する場合には音が片方からしか聞こえないため、やや違和感があるかもしれない点も注意です。

一応ステレオ再生には対応しているものの、下部に2スピーカーという仕様なので縦向き時限定となり、動画は横長解像度が多い現状と噛み合っていません。無印iPadのスピーカー仕様は正直4万円クラスのタブレットにしては良くはないです。イヤホンなどを利用する場合には気にする必要はないですが、内蔵スピーカーを利用したい場合には注意が必要です。

iPad miniとAirでは上下に2つ搭載されています。横向きなら両側から音が聞こえますし、ステレオ再生にも対応しています。逆に縦向き時にはステレオにならないものの、下側が塞がってしまう場合でも、上側からは音が聞こえるようになっており、その点では無印よりも使い勝手が良いです。無印より価格が大幅に高いため、スピーカーのためだけに上位機種を検討するかは予算次第になりますが、内蔵スピーカーを重視するなら、無印は避けてAirかmini以上のモデルが良いです。

最後にiPad Proですが、上下に2つずつ搭載されており、どのような使い方でも複数のスピーカーから音が聞こえるようになっています。価格が高いので当然かもしれませんが、やはりiPad Proが頭一つ抜けて良い仕様です。

バッテリー持続時間

公式のスペック表では、iPadのバッテリー持続時間は全モデル共通で「Wi‑Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間(携帯電話ネットワーク利用時には9時間)」となっています。恐らくは実際にテストして同じくらいのバッテリー寿命となるように調整しているのだと思われます。

バッテリー持続時間は平均的なタブレットという感じですが、全体的にサイズの割に軽量なタブレットとしては、優れたバッテリー性能となっていると思います。

ただし、高い解像度と最大輝度の高いディスプレイを採用しているため、最大輝度等を高く設定すると一気にバッテリー持続時間が短くなる点は注意が必要です。

カメラ

iPadのカメラ
背面カメラ 前面カメラ LiDARスキャナ
iPad シングルレンズ
広角:800万画素
広角:1200万画素 ×
iPad mini シングルレンズ
広角:1200万画素
iPad Air
iPad Pro デュアルレンズ
広角:1200万画素
超広角:1000万画素
超広角:1200万画素

iPadは全モデル前面カメラの画素数が1200万画素と高くなっており、ビデオ通話などでもキレイな映像となる点が特徴として挙げられます。最安の無印モデルでも画素数が同じなのは嬉しい点です。コロナ流行以降、ビデオ通話の需要が急激に増した影響も考えての仕様かもしれません。

背面カメラは、無印、mini、Airはシングルレンズで、Proはデュアルレンズとなっています。価格を考えると、カメラ性能コスパでいうとAirが一番悪くなります。タブレットのカメラ性能を重視する人は多くはないと思うので、購入の決め手になることは少ないと思いますが、重視している方は注意が必要です。

iPad Proのカメラ性能は高いです。背面カメラはデュアルレンズ仕様ですし、「LiDARスキャナ」という光で距離を測定する技術が搭載されており、物体間の前後関係を正しく測定することができ、暗い場所でもキレイに撮影できたり、AR関係でも活躍するようです。プロのクリエイター向けというだけあり、おまけレベルの性能ではなくしっかりと重視されています。高級機でもタブレットではここまで高性能なカメラを搭載することがほとんどないので、カメラ重視のタブレットとしては唯一に近い優位性があると思います。

Apple Pencil

iPadでは、Apple製の電子ペンである「Apple Pencil」を利用することができます。メモ書きや絵を描いたりする際に役立ちます。世代毎の違いや、iPad毎の対応状況について、下記に画像や表を参考に載せているので見ていきましょう。

(C)Apple

(C)Apple

iPadのApple Pencil対応
対応Apple Pencil 充電
ペアリング
iPad 第1世代(約11,800円) Lightningコネクタ
iPad mini 第2世代(約15,950円) 磁気コネクタ
iPad Air
iPad Pro

モデルによって対応する世代が異なるため、事前に利用予定のiPadに対応したものをチェックしておく必要がある点に注意です。

双方の違いですが、ペアリングや充電方法の違いです。第1世代Apple PencilはLightningコネクタで充電とペアリングを行います。第2世代は、iPad Pro/Airの側面の磁気コネクタにくっつけることで、充電とペアリングを行います。

iPad 10.2は磁気コネクタが無くて、第2世代のApple Pencilでペアリングができないため使うことが無いという感じです。

実際の使用面での違いは、第1世代はつるつるで丸いなめらかな表面となっているの対し、第2世代ではマットで鉛筆のような見た目と質感になっています。また、第2世代では表面をダブルタップすることでツールを切り替える機能があります。特に絵を描いたりする場合には凄く便利だと思います。

それぞれ対応モデルが決まっているため後からの選択の余地はないですが、よく絵を描いたりする人は第2世代のApple Pencilに対応しているiPad 10.2以外が良いかもしれません。

Smart Connector(対応キーボード)

Smart Connectorと対応キーボード
対応キーボード Smart Connector
iPad mini Blutooth ×
iPad Smart Keyboard 〇(側面)
iPad Air Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
〇(背面)
iPad Pro

iPadの対応キーボードは、磁気コネクタであるSmart Connectorの有無と搭載箇所で決まっています。

Smart Connectorの無いiPad miniはBluetoothキーボードのみ対応です。

Smart Connectorが側面にあるiPad(10.2)は、Smart Keyboardに対応しています。

Smart Connectorが背面にあるiPad AirとiPad Proは、Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioに対応しています。

対応キーボードおよび画面サイズ的にも、ノートPCのような運用も意識するならiPad AirかiPad Proがおすすめになります。Magic Keyboardのみタッチパッドも搭載しているので、よりノートPCのような感覚で利用することが可能になります。

まとめ

用途別おすすめモデル

最後に、用途別のおすすめモデルをざっくりとまとめておきます。

iPadおすすめモデル
  • iPad (10.2インチ)  –  主に自宅で利用する予算機
    10.2インチiPadは、iPadの中で最も安い価格(最安値約4万円)ながら処理性能は高性能なのが魅力です。Web閲覧がメインのサブ機なら十分すぎるものだと思います。また、解像度も同価格帯のタブレットよりは高い2160×1620となっており、安価ながら精細な映像を楽しめるのも魅力です。ただし、その他は上位モデルより劣る点が目立つ点は留意です。まず外装面ですが、ベゼル幅が大きい上に、厚みもiPadの中ではある方なので、見た目はちょっと野暮ったさがあります。ディスプレイも解像度は良いものの、iPadで唯一反射防止加工とフルラミネーション仕様が無い点は気になります。その他、未だにLightningコネクタという点も汎用性に欠けます。本体重量は軽くて持ち運びも十分できる仕様ですが、特に外見やコネクタ面がネックで、屋外や外出先での使用には他モデルよりは劣る点が目立ちます。そのため、主に自宅等で利用する場合におすすめです。安価なので上位機種より劣るのは仕方ないですし、安さと性能コスパは非常に良いです。同価格帯の他タブレットよりはベゼル幅以外は劣ることはほとんどないと思うので、コスパと予算を重視する場合には非常に強力なタブレットだと思います。
  • iPad mini (8.3インチ)  –  気軽に手で持ったまま使える高性能小型機
    iPad miniは、小型軽量で手で持ったまま使えるのが魅力です。第6世代からはApple A15搭載となり、処理性能も非常に高いです。約6万円~ながらハイエンドスマホレベルです。ベゼルも狭くなり、背面も変わって見た目に高級感も出ました。ディスプレイ性能もサイズ以外はAirとほぼ同等(仕様表を見る限りは全く同じ)で、非常に優れています。価格は約6万円からと安くはないですが、処理性能やディスプレイ性能を考えるとコスパは非常に優れている機種だと思います。ただ、スマホが大型化している現環境では、8インチクラスのタブレットの立ち位置はやや微妙な感じがします(個人の主観です)。小型ですが価格自体は安くないので、購入の際にはちゃんと有効活用するかを事前にしっかり考えておいた方が良いと思います。
  • iPad Air (10.9インチ)  –  一般用途で出来るだけ長く使いたい場合の高性能高コスパ機
    iPad Airは、個人的には一般用途ならiPadの中では最も実用性およびコスパに優れていると思います。最安値モデルで7万円台中盤と高価ではありますが、Apple M1搭載で処理性能は非常に高い点や高いディスプレイ性能を考えると、コスパは悪くないどころか良い方だと思います。重量も約461gという軽さで、モバイル性も優れています。無印iPadよりもあらゆる面で一段上の性能を持っているのが魅力です。出来るだけ長期間メイン機として使っていきたいなら、最有力となる機種だと思います。ただし、先代機より値下がりしてしまった上、その値上げの要因と思われるApple M1の優れた処理性能が、正直一般用途ではオーバースペック感も否めないです。ライトユーザーが安さ重視で選択する場合には、無印の方が優先度は高いかもしれません。
  • iPad Pro (11インチ)  –  持ち運びもできる超高性能万能タブレット
    iPad Proは各種性能が非常に優れているプロ向けのタブレットです。価格は9万円台中盤からと高価ですし、一般用途で使うにはオーバースペックな点も多いので、名前に「Pro」とある通り、基本的にはプロクリエイター向けのモデルです。ですが、高性能なハイエンドタブレットながら軽量で、サイズも11インチと幅広い用途で使えるサイズ感です。プロ用途以外でも魅力的で、活躍できる仕様と性能にはなっているので、予算に余裕があって出来るだけタブレット選びで失敗したくないという人には、一般の方にもおすすめできる機種となっています。
  • iPad Pro (12.9インチ)  –  PCのような使い方も意識した超高性能タブレット
    iPad Pro 12.9インチは各種性能が非常に優れているプロ向けの大型のタブレットです。タブレットにしては大画面なので作業がしやすいです。そのサイズを活かし、キーボードを併用すればノートPCに近い感覚で運用することも可能なのも魅力です。ただし、11インチモデルと同じく一般用途で使うにはオーバースペックな点も多く、価格も約13万円~と非常に高価なので、予算に余裕がある人やプロクリエイター向けのモデルです。ですが、11インチよりはライトユーザーが気軽に使うには大きめで不便そうな印象もありますので、クリエイター以外の方が検討することはあまりなさそうな印象です。とはいえ、12.9インチというサイズながら、その重さは約641gと軽量で、一般的なノートPCと比べれば圧倒的に軽いです。基本的にはノートPCよりはモバイル性能は高く、持ち運びも苦ではないです。

本記事の内容は以上になります。結構主観も含んだ内容になっていると思うので、参考程度に見て頂けると幸いです。何か気になった点があればコメント等でご指摘頂けると幸いです。

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