Microsoft Surfaceシリーズの最新モデルの仕様や特徴のまとめ記事です。ただし、旧モデル化していても、Microsoft公式のSurface紹介ページに記載されており、まだ販売が継続しているモデルについては記載しています。
また、SurfaceにはノートPCやタブレットとは異なる、2画面折りたたみスマホのSurface Duoや、大型ディスプレイの一体型デスクトップPCのSurface Studioなども存在しますが、それらは別枠の製品として記載しておりませんのでご了承ください。
- 本記事の内容は記事更新時点(2023年4月12日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。
- 掲載しているモデルは記事更新時点での最新モデルのみです。また、掲載の価格は公式のMicrosoft Storeにて記事更新時に確認したものとなります。他ショップやキャンペーン・セール中にはもっとお得に購入出来る事もあるので、参考までにご覧ください。
全モデルの簡易比較表
Surfaceシリーズの最新モデルの簡易比較表です(2023年4月12日時点)。表には記載していませんが、全モデル「Microsoft Office Home and Business」が標準付属しています(法人・教育機関モデルでは無くなるので注意)。一部旧世代化したばかりのモデル等は最新モデルでなくても掲載している場合があります。
また、一部モデルでは法人・教育機関モデルでは仕様が微妙に違うことがありますが、主にセキュリティや管理機能の差によるもので性能は変わらないことが多いので、割愛させていただいています。
掲載の価格は公式ストアにおける通常価格となっていますが、Surfaceは学割もある他、セールやキャンペーンも多いため、実際にはもう少し安く買える可能性も高いので、その点も一応考慮に入れてご覧いただくと良いかと思います。
![]() Surface Pro 9 |
![]() Surface Pro 9 |
![]() Surface Pro 8 |
![]() Surface Pro 7+ |
![]() Surface Laptop Go 2 |
![]() Surface Go 3 |
![]() Surface Laptop 5 |
![]() Surface Laptop 5 |
![]() Surface Laptop 4 13.5インチ |
![]() Surface Laptop 4 15インチ |
![]() Surface Laptop |
![]() Surface Pro X |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2in1タイプ | セパレート | セパレート | セパレート | セパレート | クラムシェル | セパレート | クラムシェル | クラムシェル | クラムシェル | クラムシェル | 画面が手前に スライド |
セパレート |
価格 | ¥162,580~ ¥391,380 |
¥216,480~ | ¥121,880~ ¥293,480 |
¥113,740 (Core i5) |
¥96,580~ ¥122,980 |
¥65,780~ ¥107,580 |
¥151,580~ ¥251,680 |
¥197,780~ ¥355,080 |
¥128,480~ ¥271,480 |
¥152,680~ ¥280,280 |
¥160,380~ ¥346,280 |
¥125,180~ ¥202,180 |
CPU | Core i7-1255U Core i5-1235U |
Microsoft SQ3 | Core i7-1185G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 (Core i3は法人等向け) |
Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 |
Core i5-1135G7 | Core i3-10110Y Pentium Gold 6500Y |
Core i7-1255U Core i5-1235U |
Core i7-1255U | Core i7-1185G7 Core i5-1135G7 Ryzen 5 4680U |
Core i7-1185G7 Ryzen 9 4980U |
Core i7-11370H Core i5-11300H |
Microsoft SQ2 Microsoft SQ1 |
メモリ | 8GB/16GB/32GB LPDDR5 |
8GB / 16GB LPDDR4X |
8GB/16GB/32GB LPDDR4X |
8GB LPDDR4X | 4GB / 8GB LPDDR4X |
4GB / 8GB | 8GB/16GB/32GB LPDDR5X |
8GB/16GB/32GB LPDDR5X |
8GB/16GB/32GB LPDDR4X |
8GB/16GB/32GB LPDDR4X |
16GB / 32GB LPDDR4X |
8GB / 16GB LPDDR4X |
ストレージ (SSD) |
1TB 512GB 256GB 128GB |
512GB 256GB 128GB |
1TB 512GB 256GB 128GB |
128GB | 256GB 128GB |
128GB eMMC:64GB |
1TB 512GB 256GB |
1TB 512GB 256GB |
1TB 512GB 256GB |
1TB 512GB 256GB |
2TB 1TB 512GB 256GB |
512GB 256GB 128GB |
GPU | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU |
Adreno 8CX Gen 3 | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU UHD Xe 48EU |
Iris Xe G7 80EU UHD Xe 48EU |
Iris Xe G7 80EU | UHD 615 | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU |
Iris Xe G7 96EU | Xe G7 96EU Xe G7 80EU Radeon RX Vega |
Iris Xe G7 96EU Radeon RX Vega |
Iris Xe G7 80EU RTX 3050 Ti |
Adreno 685 Adreno 690 |
画面 | 13インチ 120Hz 2880×1920 タッチ対応 |
13インチ 120Hz 2880×1920 タッチ対応 |
13インチ 120Hz 2880×1920 タッチ対応 |
12.3インチ 2736×1824 タッチ対応 |
12.4インチ 1536×1024 タッチ対応 |
10.5インチ 1920×1280 タッチ対応 |
13.5インチ 2256×1504 タッチ対応 |
15インチ 2496×1664 タッチ対応 |
13.5インチ 2256×1504 タッチ対応 |
15インチ 2496×1664 タッチ対応 |
14.4インチ 120Hz 2400×1600 タッチ対応 |
13インチ 2880×1920 タッチ対応 |
無線 | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 6E Bluetooth 5.1 5G |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 5G(法人等向け) |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 LTE(一部モデル) |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.1 |
Wi-Fi 5 Bluetooth 5.0 LTE |
バッテリー 駆動時間 |
15.5時間 | 19時間 | 16時間 | 15時間 | 13.5時間 | 11時間 | 18時間 | 17時間 | Ryzen:19時間 Core:17時間 |
Ryzen:17.5時間 Core:16.5時間 |
i5:19時間 i7:18時間 |
15時間 |
重量 | 879g | 878g | 889g | i5:770g | 1,127g | Wi-Fi:544g LTE:553g |
1,272g~1,297g | 1,560g | 1,265g~1,288g | 1,542g | Core i5:1742.9g Core i7:1820.2g |
774g |
上述の仕様まとめを見れば分かることではありますが、Surfaceシリーズでは、他PCでは当たり前ではない共通の仕様がいくつかあります。一応分けて触れておきます。Surfaceシリーズは全体的に高価で、CPUやメモリ等の基本仕様から見たコスパは悪く見えますが、下記のような仕様が用途と合っている場合には意外とコスパが良いこともあります。
全モデルタッチパネル搭載
Surfaceシリーズは、全モデルがタッチパネルを搭載しています。操作にマウスやタッチパッドが必須ではありません。他PCではタッチパネル採用率の低いクラムシェル型(普通のノートパソコン)でもタッチパネルが搭載されています。
Microsoft Officeが標準で付属
Surfaceシリーズでは、全モデルでMicrosoft Office Home and Business が標準で付属しています。同じメーカーのソフトなので、実質的なコストは0で導入している形です。ただし、当然その分価格はやや加算されている印象です。
また、一般の方は基本的に購入できませんが、Surfaceには法人・教育機関向けモデルがあり、こちらではOfficeが付属されません。包括ライセンス契約などをしている法人や教育機関では、該当機関に所属する人は無料でOfficeを利用できる場合があるためです。その分価格が少し安くなっています。また、法人・教育機関向けモデルではOSもHome版からPro版へと変更されています。余談ですが、個人事業主なら法人モデルを購入できるという話もあるので、気になる方は調べて見ると良いかもしれません。
ディスプレイが3:2で品質が良い
Surfaceシリーズのディスプレイのアスペクト比(縦横比)は、「3:2」となっています。2023年現在、一般的なノートPCやタブレットの縦横比(アスペクト比)は「16:9」で横ワイド画面ですが、Surfaceはやや縦方向の割合が長いため、縦に長いページで利用する際に便利です。使用の仕方にもよると思いますが、文書やWebページ等は縦長の方が一度に見える領域が広いことが多いため、それを意識したものと思われます。ビジネス用途でも役立つことが多い仕様だと思います。
また、解像度も一般的なノートPCやタブレットより全体的に高めになっているため繊細な描写が可能な上、色域も広いです。ディスプレイの品質は低価格モデルも含め全モデル高くこだわりが見られます。
公式のMicrosoft Storeでは学割があり、通常価格よりも少し安く購入することができます。対象は学生、保護者、教職員となっています。対象の方は是非チェックしてみてください。
ただし、他の割引とは併用が不可能な場合が基本で、通常割引やキャンペーン等と比べて大きくお得になるとも限らないので、学生割適用外の方の方が常に不利という訳でもないです。学割対象の人はいつでもセール価格で買える感じだと思います。
参考 学生割引のご契約条件Microsoft Store各モデルの特徴解説
Surface Pro 9 (Intel)
第12世代Core搭載の13インチの2in1タブレット
Surface Pro 9(Intel)は13インチサイズのタブレットPCです。本体には無段階調整のキックスタンドが付いており自立させる事ができます。また、別売りのタイプカバーを装着することでキーボードを利用する事ができ、2in1PCとしても運用できる汎用性の高さが魅力です。Surfaceシリーズの中でも特に人気が高いモデルです。
Pro 9ではCPUが前世代の第11世代Coreから第12世代Coreへとアップグレードされました。前世代では4コア8スレッド(Core i5以降)だったのが、10コア12スレッドとなり、コア数が大幅に増えたためマルチスレッド性能が大幅に向上しました。
CPU以外も微妙な違いはあるものの、機体は同じものなので、CPUが更新されWi-Fi 6Eに対応した以外はPro 8からほぼ据え置きといった仕様になっています。
CPUについてですが、従来の高性能コア(Pコア)は2コアだけになり、省スペース化と低消費電力動作に特化している代わりに性能や電力効率ではやや劣るEコアを8個搭載する仕様となっている点に注意です。この仕様によって、CPU全体としての電力効率は前世代から向上とは言い切れないレベルになっており、実際バッテリー持続時間もほぼ変わりません。そのため、重い処理を行わない場合には在庫処分価格となったPro 8の方がコスパが良い可能性がある点は留意しておくと良いかもしれません。
また、Surface Slim Pen 2を使用することで、触覚フィードバック機能を利用することができる珍しい機能を備えています。クリエイターの中には嬉しい人が居るかもしれません。
スペック表 | |||
参考価格 | 162,580円 ~ 391,380円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU |
Core i7-1255U
Core i5-1235U
|
||
RAM | 8GB / 16GB /32GB (LPDDR5) |
||
SSD | 1TB / 512GB / 256GB / 128GB | ||
GPU | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU |
||
画面 | 13インチ 最大120Hz タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2880×1920 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 公表値:最大15.5時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6E対応) Bluetooth 5.1 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 287x208x9.3 mm | ||
重量 | 約879g | ||
インターフェース | USB Type-C(USB4.0/Thunderbolt4対応) x 2 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 |
キックスタンド付き
タイプカバーは別売り
|
処理性能(CPU)
CPUにはIntelの第12世代プロセッサ(Alder Lake)が採用されています。タブレット端末としては非常に高い処理性能です。Core i5とCore i7は10コア12スレッドとなっています。コア・スレッド数が変わらないため、どちらもCPUとしての処理性能は大差はありません。
ただし、10コアとは言っても低消費電力動作と省スペースに特化した高効率コア(Eコア)を8コア含んでおり、従来の高性能コア(Pコア)は2コアだけなので、従来の10コアCPUと比べると低性能な点は留意です。とはいえ、従来のタブレットの性能からすると破格の高性能さとなっており、重い処理も対応できるレベルとなっています。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の13インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2880×1920と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、非常に品質の高いディスプレイです。イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思います。ただし、表面は光沢ありなので好みが分かれると思います。
リフレッシュレート(最大fps)は最大120Hzとなっています。映像を滑らかに表示することが可能です。
また、厳密にはディスプレイ自体の機能ではないと思いますが、Surface Slim Pen 2を利用することで触覚フィードバック機能を利用することができます。他のタブレットでは聞いたことのない機能で、イラストなどで利用する人には嬉しいかもしれません。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。Core i5では「Iris Xe Graphics G7 80EU」、Core i7では「Iris Xe Graphics G7 96EU」となっており、実行ユニット数がCore i7の方が少し多く、処理性能も少し高いです。
GPU自体は前世代と同じものですが、CPU自体の性能の向上に加えてメモリがDDR5になって帯域幅が広くなったため、前世代より少し性能は向上しています。
その性能は、データ量の少ない簡単な動画編集等や画像編集なら快適に行えると思います。4Kのようなデータ量の多い動画・画像編集をするにはやはり性能不足感が否めませんが、編集の内容や頻度によっては使えるレベルだと思います。とはいえ、やはりGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードと比べると性能は圧倒的に低いため、重い画像処理をする用の端末ではありません。
モバイル性能
画面サイズは13インチで重量は879gです(本体のみ)。重量とサイズ的には持ち運びも苦ではないと思いますが、サイズの割にはやや重い方です。手で持って使うのはやや辛い重量だと思います。iPad Pro 12.9インチ(第6世代)だと約682gだったりします。
ただし、タイプカバーは約280gと軽量で、本体との合計重量は約1,159gです。タイプカバー搭載で13インチのノートPCとしては捉えるなら、やや軽量な部類になります。
バッテリー駆動時間は、一般的な使用方法を意識した測定でメーカー公表値最大15.5時間です。前世代の最大16時間よりわずかに短くなりましたが、ほぼ同等です。優れたバッテリー駆動時間だと思います。また、USB Type-Cから充電することが可能なため、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
総合的に見て、手で持って使うには重いためタブレットとしてはやや劣る汎用性ですが、優れたバッテリー性能を持つため、置いてPCのように使う場合のモバイル性能は優れていると思います。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。ただし、最低の128GBだとやや物足りない感はあります。
また残念なことに、Pro 9ではmicro SDカードスロットが搭載していないので、補助容量を用意するのも難しいです。USB Type-Aポートもないので、一般的なUSBメモリも使いづらく、物理ストレージでの容量確保は全般的に難しいです。クラウドなどを上手く活用することが推奨されている感じだと思います。クリエイターの方や、容量を多く使いたい方は留意しておきましょう。
ただし、一応本体搭載のSSDは割と簡単に個人で交換できる仕様になったそうです(ただし、恐らく保証の範囲外になる)。M.2のType2230というメジャーでない規格となりますが、出来るだけ安くSSD容量を増やしたいという方は交換を検討しても良いかもしれません。
Surface Pro 9 (5G/Arm)
5G対応の13インチの2in1タブレット
Surface Pro 9(5G)は13インチサイズのタブレットPCです。NanoSIMおよびeSIMによるモバイル回線の5Gに対応しており、Wi-Fiなどに頼らずネット利用することができます。この5Gモデルは、従来のSurface Pro XがPro 9へと統合された形になっています。
本体には無段階調整のキックスタンドが付いており自立させる事ができます。また、別売りのタイプカバーを装着することでキーボードを利用する事ができ、2in1PCとしても運用できる汎用性の高さが魅力のモデルです。
プロセッサには「Microsoft SQ3」が採用されています。これは「Snapdragon 8cx Gen 3」と同様のものと言われており、一般的なWindows機ものとは異なるスマホ等に採用されるタイプのArmアーキテクチャのSoCとなっている点に注意が必要です。この設計の関係で一部のアプリケーションがネイティブでは利用できません(x64系のみ対応のアプリ)。x64系アプリは現在のWindowsでは主流なので、使えるアプリは結構制限されてしまうので事前に自分が使うアプリの対応状況を調べておく必要があります。また、その処理性能は先代機搭載の「Microsoft SQ1 / SQ2」よりも大きく向上しているものの、Intelモデルの「Core i5-1235U / Core i7-1255U」と比べると圧倒的に低い点も注意です。
ただし、Armアーキテクチャの最新SoC搭載なので、省電力性と電力効率は非常に優れており、バッテリー持続時間が公称で最大19時間と非常に長いのはメリットです。
また、Intelモデルと同様にSurface Slim Pen 2を使用することで、触覚フィードバック機能を利用することができる珍しい機能を備えています。クリエイターの中には嬉しい人が居るかもしれません。
Intelモデルのような、様々な環境や用途への対応はなく汎用性は劣りますが、大型のAndroidタブレットやiPadとして捉えるなら優れたものになっていると思います。
ただし、発売時で最安21万円台という価格はさすがに高価で、Pro 9のCore i5モデルにも処理性能は格段に劣る上に、ArmアーキテクチャというWindowsではやや致命的な汎用性の弱点もあります。そのため、コスパではPro 9の方が間違いなく圧倒的に上なので、どうしてもモバイル回線を使用したい場合か、Arm対応アプリしか基本使わない人でバッテリー性能を最も重視する人以外にはおすすめしにくい製品だと思います。
スペック表 | |||
参考価格 | 216,480円 ~(税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home ARM | ||
CPU | Microsoft SQ3 | ||
RAM | 8GB / 16GB (LPDDR4x) |
||
SSD | 512GB / 256GB / 128GB | ||
GPU | Adreno 8CX Gen 3 | ||
画面 | 13インチ 最大120Hz タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2880×1920 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 公表値:最大19時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6E対応) Bluetooth 5.1 5G |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 287x208x9.3 mm | ||
重量 | 約878g(Sub6) | ||
インターフェース | USB Type-C(USB4.0/Thunderbolt4対応) x 2 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 |
キックスタンド付き
|
処理性能(CPU)
プロセッサは「Microsoft SQ3」の1種類のみとなっています。これは「Snapdragon 8CX Gen 3」と同様のものと言われています。Armアーキテクチャ対応のSoCとしては2022年10月時点では最上位のハイエンドSoCとなっており、タブレット端末としては高性能です。
性能は「Microsoft SQ2」から大幅に向上しており、スマホで行うような軽い処理なら非常に快適にこなすことができます。
ただし、WindowsノートPCに搭載されるようなCPUと比較すると高性能とは言えない点には注意です。Intelモデルの「Core i5-1235U / Core i7-1255U」と比べると、ベンチマークでは1.5倍~2倍ほどIntelモデルの方が優秀な結果となっており、明らかに劣ります。価格も安い訳ではないので、処理性能コスパ重視ならIntelモデルの方がおすすめです。
ディスプレイ
ディスプレイはタッチ対応の13インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2880×1920と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、非常に品質の高いディスプレイです。イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思います。ただし、表面は光沢ありなので好みが分かれると思います。
リフレッシュレート(最大fps)は最大120Hzとなっています。映像を滑らかに表示することが可能です。
また、厳密にはディスプレイ自体の機能ではないと思いますが、Surface Slim Pen 2を利用することで触覚フィードバック機能を利用することができます。他のタブレットでは聞いたことのない機能で、イラストなどで利用する人には嬉しいかもしれません。
ディスプレイ仕様はIntelモデルとほぼ同じものとなっています。一応、「Dolby Vision IQ対応」「自動カラーマネジメント対応」の記述が消え、動的リフレッシュレート対応ではなくなっている点では違いがありますが、基本的にはあまり重視はされない項目だと思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。「Adreno 8CX Gen 3」と記載されていますが、「Snapdragon 8cx Gen 3」搭載の「Adreno 690」と同様のものと言われています。
先代の「Surface Pro X」の頃よりはGPU性能も大幅に向上しており、タブレットで行う一般的なグラフィック処理やゲームは大体十分に快適に行える性能があります。イラスト関連の処理も快適だと思います。
ただし、やはりIntelモデルと比べるとGPUも大幅に劣る性能となっている上、Armアーキテクチャという点で高度なグラフィックソフトを存分に使えないケースも考えられますので、動画編集など重いグラフィック処理には基本的には向かないと思います。処理性能コスパを考えるならやはりIntelモデルの方が上です。
とはいえ、GPU性能もArmアーキテクチャのものとしてはハイエンドなので、スマホで行うような処理なら非常に快適です。重い処理を基本行わずにバッテリー性能を重視するなら優れています。
モバイル性能
画面サイズは13インチで重量は879gです(本体のみ)。重量とサイズ的には持ち運びも苦ではないと思いますが、サイズの割にはやや重い方です。手で持って使うのはやや辛い重量だと思います。iPad Pro 12.9インチ(第6世代)だと約682gだったりします。
ただし、タイプカバーは約280gと軽量で、本体との合計重量は約1,159gです。タイプカバー搭載で13インチのノートPCとしては捉えるなら、やや軽量な部類になります。
バッテリー駆動時間は、一般的な使用方法を意識した測定でメーカー公表値最大15.5時間です。前世代の最大16時間よりわずかに短くなりましたが、ほぼ同等です。優れたバッテリー駆動時間だと思います。また、USB Type-Cから充電することが可能なため、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
総合的に見て、手で持って使うには重いためタブレットとしてはやや劣る汎用性ですが、優れたバッテリー性能を持つため、置いてPCのように使う場合のモバイル性能は優れていると思います。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。ただし、最低の128GBだとやや物足りない感はあります。
また残念なことに、Pro 9ではmicro SDカードスロットが搭載していないので、補助容量を用意するのも難しいです。USB Type-Aポートもないので、一般的なUSBメモリも使いづらく、物理ストレージでの容量確保は全般的に難しいです。クラウドなどを上手く活用することが推奨されている感じだと思います。クリエイターの方や、容量を多く使いたい方は留意しておきましょう。
ただし、一応本体搭載のSSDは割と簡単に個人で交換できる仕様になったそうです(ただし、恐らく保証の範囲外になる)。M.2のType2230というメジャーでない規格となりますが、出来るだけ安くSSD容量を増やしたいという方は交換を検討しても良いかもしれません。
Surface Pro X
薄型軽量なLTE対応の2in1タブレット(Wi-Fiモデルも追加)
Surface Pro Xは13インチサイズのLTE対応のタブレットPCです(Wi-Fiのみ対応モデルも後に追加されました)。本体には無段階調整のキックスタンドが付いており自立させる事ができます。
プロセッサに一般的なWindows機ものとは異なる、スマホ等に採用されるタイプのArmアーキテクチャのSoCが採用されています。このSoCの設計の関係で一部のアプリケーションがネイティブでは利用できません(x64系アプリ)。x64系アプリは現在のWindowsでは主流なので、使えるアプリはかなり制限されます。また、処理性能も価格の割には低く、重い処理は厳しめです。全ての作業をブラウザ上やOfficeソフトでカバーできる人のみに適している仕様だと思います。
その代わり、SoCが省電力性に非常に優れるため、バッテリー容量は少なめながらも駆動時間は公称15時間と長めです。更に、重量も約774gと13インチタブレットとしては軽く、厚さも7.3mmと薄いため、サイズの割にはモバイル性能は優れたタブレットだと思います。
総合的には手を出し辛い製品だと思いますが、正直あまり人気の出なかったモデルであり、発売当初よりも値下がりしている点は注目です。その上、Surface Pro 9で新モデルの登場が発表されたこともあり、更に在庫処分価格になる可能性もあります。
SoCとアーキテクチャがネックではありますが、機体性能は非常に優れているので、価格次第ではデメリットを考えても魅力的に見える可能性があります。在庫処分の時期には価格動向に注意したい製品です。
スペック表 | |||
参考価格 | 125,180円 – 197,780円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home (Arm) Windows 11 Home (Arm) |
||
CPU | Microsoft SQ1 Microsoft SQ2 |
||
RAM | 8GB / 16GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 128GB / 256GB / 512GB | ||
GPU | 内蔵 (Adreno 685,690) |
||
画面 | 13インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2880×1920 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2019 | ||
バッテリー持続時間 | メーカー公表値:15時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac LTE Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 287x208x7.3 mm | ||
重量 | 約774kg(タイプカバー除く) | ||
インターフェース | USB Type-Cx2,nano SIM×1 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | タイプカバーは別売り |
処理性能(CPU)
SoC(CPUはSoCの一部)は、旧モデルでは「Microsoft SQ1」、リニューアルモデルでは「Microsoft SQ2」が採用されています。二つの違いは明らかにはされていませんが、処理性能的にはクロックの違いだけのようです。劇的な性能差はないようです。主にスマホ用として採用されるSoCの「Snapdragon」で有名なQualcomm(クアルコム)とMicrosoftが共同で開発したSoCです。有名な一般的なWindows機に採用されるCPUとは異なるArmアーキテクチャベースのものとなります。
少し複雑なので始めにまとめて処理性能について要約しておくと、処理性能は価格の割には低く、軽作業であればこなせる性能はありますが、重い処理は厳しめです。
設計の関係で、x64(Windows向けの64ビット)アプリは動作させることができません(追記:2020年末のアップデートにてエミュレーション動作が可能になるようです。ただし、エミュレーション動作のためパフォーマンスは低下します)。x32(Windows向けの32ビット)アプリは動作させることができますが、Windowsのエミュレーション動作となるため、パフォーマンスが低下します。ARM系の64ビットアプリは本来の性能で動作しますが、Windowsでの対応アプリは現状では非常に少ないです。
処理性能については、x86系アプリ(Windows向けの32ビットアプリ)はエミュレーション動作となるためパフォーマンスが低下します。その影響もあり、x86での処理性能は「Core m3-8100Y」より少し上くらいで、価格の割にはかなり低いです。オフィス作業やWeb閲覧程度はこなせますが、重い処理は厳しめです。
ARM系の64ビットアプリでは本来の性能を発揮できますが、それでも最新のCore i5(TDP15W)未満の性能なので、性能自体は価格の割には低いです。また、現在のWindows 10では対応アプリは非常に少ないため、活用できる場面は少ないです。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の13インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2880×1920と非常に高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、品質の高いディスプレイです。
イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思いますが、SoC設計の関係で使えるソフトに制限があるので、専門的なソフトを使う用途ではシステム的におすすめし辛いです。また、表面は光沢ありなので好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
SoCに搭載されているGPUを利用します。SQ1だと「Adreno 685」、SQ2だと「Adreno 690」です。二つの違いは明らかにはされていませんが、690だと少しクロックが上がっているだけという推測が有力っぽいです。そのため、性能に劇的な違いはありません。
どちらも性能は非常に低く、非常に軽いゲームや動画視聴程度なら問題なく行えると思いますが、少しでも重いグラフィック処理となると厳しくなってくると思います。
モバイル性能
タブレット本体が約774gです。13インチながら12.3インチのSurface Pro 7とほぼ同じ重量で、軽量です。厚さも7.3mmと薄く見た目もスリムでかっこいいです。
バッテリー容量は約38Whと少なめですが、省電力なSoCのおかげでバッテリー駆動時間は結構長いです。また、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており高速です。最低の128GBだとやや物足りない感があります。
ほぼOfficeやブラウザ上での作業しかしない(というかできない)と思われるので、困ることは少ないと思いますが、SDカードスロットを標準搭載していないので注意してください。最低の128GBモデルで補助容量としてSDカードを使うことはできません。
Surface Pro 8
13インチの2in1タブレット(旧)
Surface Pro 8は13インチサイズのタブレットPCです。Surface Pro 9の登場によって旧世代となりますが、機体は基本同じものとなっており、在庫処分価格では十分選択肢に入るので、とりあえず継続して掲載です。ただし、2023年4月時点では品薄気味になっています。
本体には無段階調整のキックスタンドが付いており自立させる事ができます。また、別売りのタイプカバーを装着することでキーボードを利用する事ができ、2in1PCとしても運用できます。Surfaceシリーズの中でも特に人気が高いモデルです。
また、Surface Slim Pen 2を使用することで、触覚フィードバック機能を利用することができる珍しい機能を備えています。クリエイターの中には嬉しい人が居るかもしれません。
スペック表 | |||
参考価格 | 121,880円 ~ 293,480円 (税込) ※2022年10月18日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU | Core i7-1185G7 Core i5-1135G7 Core i3-1115G4(Core i3は企業等限定) |
||
RAM | 8GB / 16GB /32GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 1TB / 512GB / 256GB / 128GB | ||
GPU | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU UHD Xe G4 48EU |
||
画面 | 13インチ 最大120Hz タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2880×1920 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 公表値:最大16時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.1 5G対応(法人等のみ) |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 287x208x9.3 mm | ||
重量 | 約889g | ||
インターフェース | USB Type-C(USB4.0/Thunderbolt4対応) x 2 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | キックスタンド付き タイプカバーは別売り |
処理性能(CPU)
CPUにはIntelの第11世代プロセッサ(Tiger Lake)が採用されています。タブレット端末としては高い処理性能です。Core i5とCore i7モデルは4コア8スレッドとなっています。コア・スレッド数が変わらないため、実はどちらもCPUとしての処理性能は大差はありません。
軽い処理などは快適に行える性能で、やや重めの処理もいけるくらいの性能です。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の13インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2880×1920と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、品質の非常に高いディスプレイです。
イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思います。ただし、表面は光沢ありなので好みが分かれると思います。
リフレッシュレートは最大120Hzです。映像を滑らかに表示することが可能です。グラフィック性能も第10世代よりも大幅に向上し、軽いゲームなら快適にプレイできるため、そのリフレッシュレートを活かす機会もあると思います。
また、厳密にはディスプレイ自体の機能ではないと思いますが、Surface Slim Pen 2を利用することで触覚フィードバック機能を利用することができます。他のタブレットでは聞いたことのない機能で、イラストなどで利用する人には嬉しいかもしれません。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。Core i5では「Iris Xe Graphics G7 80EU」、Core i7では「Iris Xe Graphics G7 96EU」となっており、実行ユニット数がCore i7の方が少し多く、処理性能も少し高いです。
前世代よりも性能が大幅に向上したため、データ量の少ない簡単な動画編集等や画像編集なら快適に行えると思います。4Kのようなデータ量の多い動画・画像編集をするにはやはり性能不足感が否めませんが、編集の内容や頻度によっては使えるレベルだと思います。とはいえ、やはりGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードと比べると性能は圧倒的に低いため、重い画像処理をする用の端末ではありません。
モバイル性能
画面サイズは13インチで重量は889gです(本体のみ)。重量とサイズ的には持ち運びは苦ではないと思いますが、サイズの割にはやや重いです。手で持って使うのはやや辛い重量だと思います。iPad Pro 12.9インチ(第6世代)だと約682gだったりします。
ただし、タイプカバーは約280gと軽量で、本体との合計重量は約1,169gです。タイプカバー搭載で13インチのノートPCとしては捉えるなら、やや軽量な部類になります。
バッテリー駆動時間は、一般的な使用方法を意識した測定でメーカー公表値最大15.5時間です。前世代の最大16時間よりわずかに短くなりましたが、ほぼ同等です。優れたバッテリー駆動時間だと思います。また、USB Type-Cから充電することが可能なため、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
総合的に見て、手で持って使うには重いためタブレットとしてはやや劣る汎用性ですが、優れたバッテリー性能を持つため、置いてPCのように使う場合のモバイル性能は優れていると思います。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。ただし、最低の128GBだとやや物足りない感はあります。
また残念なことに、Pro 9ではmicro SDカードスロットが搭載していないので、補助容量を用意するのも難しいです。USB Type-Aポートもないので、一般的なUSBメモリも使いづらく、物理ストレージでの容量確保は全般的に難しいです。クラウドなどを上手く活用することが推奨されている感じだと思います。クリエイターの方や、容量を多く使いたい方は留意しておきましょう。
ただし、一応本体搭載のSSDは割と簡単に個人で交換できる仕様になったそうです(ただし、恐らく保証の範囲外になる)。M.2のType2230というメジャーでない規格となりますが、出来るだけ安くSSD容量を増やしたいという方は交換を検討しても良いかもしれません。
Surface Pro 7+
中身はほぼPro 8と同じ2in1タブレット(旧モデル)
Surface Pro 7+は、中身は Pro 8 に近い12.3インチの2 in 1タブレットです。シャーシ(パーツを収めた外装部)がPro 7と同じものなので、Pro 7+というモデル名になっていると思われます。Pro 8に近い優れた性能を持ちつつ、同じCPU、メモリ、ストレージ構成で安いのが魅力です。ただし、2023年4月時点では品薄気味になっています。
外見およびサイズ等以外でPro 8と違う点は、主にディスプレイ仕様とインターフェースです。
ディスプレイは精細さは変わらないものの、Pro 8の方が13インチと少し大きい他、リフレッシュレートが120Hzと増加しており滑らかな映像表示が可能になっている点が異なります。また、ベゼル幅もPro 8の方が狭くスタイリッシュです。
インターフェースでは、Pro 8では廃止されているUSB Type-AポートとSDカードリーダーが搭載されている点が異なります。Type-Cポートは一つしかないですが、個人的にはインターフェース類はPro 7+の方が使いやすいと思います。また、Pro 8ではThunderbolt4に対応していますが、Pro 7+では対応していない点も異なります。
公式のスペック表にはCore i3モデルの記載もありますが、確認時点(2022年6月8日)ではCore i5モデルしか販売されていないようです。そのため、Core i5 / 8GB /128GB のモデルのみというシンプルな構成となっています。
スペック表 | |||
参考価格 | Core i5:105,800円 ~(税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU | Core i5-1135G7 Core i3-1115G4 |
||
RAM | 8GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 128GB | ||
GPU | Iris Xe G7 80EU | ||
画面 | 12.3インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2736×1824 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 公表値:最大15時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 292x201x8.5 mm | ||
重量 | 約770g | ||
インターフェース | USB Type-Ax1,USB Type-Cx1 SDカードスロット |
||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | キックスタンド付き タイプカバーは別売り |
処理性能(CPU)
CPUにはIntelの第11世代プロセッサ(Tiger Lake)の「Core i5-1135G7」か「Core i3-1115G4」が採用されています。ただし、Core i3モデルは流通量が少なく、公式ストアでは販売が行われておらず、量販店等の販売店限定となっています(2022年6月時点)。価格はCore i3モデルの方が約15,000円ほど安くなっていますが、実質的にはCore i5モデルのみと考えた方が良いです。
「Core i5-1135G7」は4コア8スレッドCPUで、タブレット端末としては高い処理性能です。軽い処理などは快適に行える性能で、やや重めの処理もいけるくらいの性能ですが、4コアとコア数は多くない上、本体も薄型で排熱に優れているとはいえないので、重い処理を頻繁にするには向きません。
「Core i3-1115G4」は2コア4スレッドCPUで、タブレット端末としては高い処理性能ですが、高性能とはいえない性能です。軽い処理は快適に行うことが可能で、オフィス作業やWeb閲覧程度なら十分な性能ですが、コア数が少ないため、処理が多数重なると動作遅くなる可能性があります。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の12.3インチの液晶です。解像度は2736×1824と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、品質の非常に高いディスプレイです。Pro 8と精細さは同じです。
イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思います。ただし、表面は光沢ありなので好みが分かれると思います。
ただし、Pro 8よりベゼル幅が厚く、2022年発売の高級タブレットとしてはやや野暮ったさを感じます。また、Pro 8では最大120Hz表示が可能で、映像を滑らかに表示することが可能ですが、このPro 7+では120Hzには対応していない点に注意です。
ディスプレイ性能は非常に高く、Pro 8と比べてキレイさや精細さはほぼ変わりませんが、大きさやベゼル幅、リフレッシュレートで少し劣ります。
また、Pro 8ではSurface Slim Pen 2を利用することで触覚フィードバック機能を利用できますが、Pro 7+は対応機種に記載がないので恐らく利用できません(要確認)。そこを重視している人はあまり居ないとは思いますが、気になっている人は留意してください。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。Core i5では「Iris Xe Graphics G7 80EU」、Core i3では「Intel UHD Graphics(Xe 48EU)」となっています。Core i5の方が高性能ですが、重い処理が出来るほどの性能ではないので、どちらも使用感的には大差はないのかなと思います。
前世代よりも性能が大幅に向上したため、データ量の少ない簡単な動画編集等や画像編集(FHD以下程度)なら割と快適に行えると思います。とはいえ、やはりGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードと比べると性能は圧倒的に低いため、重いグラフィック処理をする用の端末ではありません。
モバイル性能
画面サイズが12.3インチの770gの端末です。軽量で持ち運びも普通にできるレベルです。ただし、サイズの割には若干重い方だと思います。iPad Pro 12.9インチ 第4世代だと約641gだったりします(iPadが軽いと言った方が良いかもしれませんが)。
バッテリー駆動時間は、一般的な使用方法を意識した測定でメーカー公表値最大15時間です。Pro 7の10.5時間から大幅に向上しました。優れたバッテリー駆動時間だと思います。また、USB Type-Cから充電することができるため、ACアダプターの持ち運ぶが必須ではありません。
総合的に見て、優れたバッテリー性能で重量も軽量なので、モバイル性能は優れていると思います。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。ただし、2022年3月の確認時点では標準で128GBモデルしか用意されていないようなので、容量は少ないです。クラウドストレージの他、SDカードスロットを搭載しているので、その辺を上手く活用する必要があるかもしれません。
Surface Laptop Go 2
12.4インチのコンパクトモバイルノート
Surface Laptop Goは12.4インチのコンパクトなクラムシェル型ノートPCです。画面がくるっとは回転しないクラムシェル型ですが、タッチパネル搭載で使い勝手は良いです。コンパクトで軽いので持ち運びも苦になりません。
初代との違いはほぼCPUが新しいものになっただけなのに、発売時の価格は7,000円~8,000円値上がりしてしまったため、リーズナブルさはやや失われてしまったのが少し残念です。
ストレージ容量が128GB~256GBとなっており、メイン機として使うには不安がありますが、SDカードスロットにも対応していない点には注意です。
オフィス付きの高品質なモバイルノートを出来るだけ安価に導入したい場合に最適なモデルです。
[/cell][/yoko2]スペック表 | |||
参考価格 | 96,580円 ~ 122,980円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU | Core i5-1135G7 | ||
RAM | 4GB / 8GB (LPDDR4X) |
||
ストレージ | SSD:128GB / 256GB | ||
GPU | 内蔵 (Iris Xe G7 80EU) |
||
画面 | 12.4インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 1536×1024 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | メーカー公表値:13.5時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.1 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 278.2×206.2×15.7 mm | ||
重量 | 約1.127kg | ||
インターフェース | USB Type-Cx1,USB Type-Ax1 | ||
生体認証 | 指紋認証(電源ボタン) ※最安値モデルでは搭載無し |
||
備考 |
処理性能(CPU)
CPUは「Core i5-1135G7」の一種類のみです。4コア(8スレッド)で、処理性能は低くはないです。オフィス作業やWeb閲覧は十分快適に行えますし、やや重めの処理でもある程度対応できます。
ただし、高性能なCPUとは言い辛いので、重めの処理を前提とするのはあまり向かないと思います。メモリが8GBが最高というのも高負荷な処理には向きません。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の12.4インチのIPS液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は1536×1024とやや低いです。ただし、色域と視野角は広いです。また、クラムシェル型PCながらタッチパネルを搭載しているので、マウスやタッチパッド操作が必須ではないです。モバイルPCとしては嬉しいです。表面は光沢仕様なので好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPUに内蔵の「Intel Iris Xe Graphics G7 (80EU)」です。前世代のUHD G1よりは約2.5倍もグラフィック性能が向上しています。ゲームも軽いものなら快適にプレイできます。
また、データ量の少ない簡単な動画編集もある程度快適に行うことができるようになりました。とはいえ、やはり内蔵GPUではまだデータ量の多い動画・画像編集をするのは性能不足感が否めないので、GeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードを搭載した機種の検討をおすすめします。
モバイル性能
重量は1,127gです。厚みも15.7mmと薄くコンパクトなので、持ち運びも苦にならないと思います。
バッテリーの駆動時間は、メーカー公表値では最大13.5時間と長めです。とはいえ、バッテリー容量は前世代と同じなら39.7Whで、12.4インチ画面のPCとしてはやや少なめな印象なので、実際に動作するとそこまでは持たないかもしれません。ただし、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではなくモバイルバッテリーでの充電も可能です。
ストレージ
ストレージは128GBもしくは256GBのSSDです。速度は高速です。容量はメイン機とするには少なく、SDカードスロットも標準搭載していないのがやや残念です。
Surface Go 3
小型軽量でお手頃な10.5インチタブレット
Surface Go 3は10.5インチサイズのタブレットPCです。本体には無段階調整のキックスタンドが付いており自立させる事ができます。また、別売りのタイプカバーを装着することでキーボードを利用する事ができ、2in1PCとしても運用できます。
価格は公式だと6万円台中盤からとなっていて、他のSurface製品よりも安いのも魅力です。ただし、最安値モデルでは64GBのストレージがeMMCで低速なので、出来れば最安値モデルは避けた方が結果的にはお得だと思います。
CPUの処理性能は低いため、重い処理には向きません。また、バッテリー容量も少なく、他モデルよりも駆動時間は短めな点も注意が必要です。
スペック表 | |||
参考価格 | 65,780円 ~ 107,580円(税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home(Sモード) | ||
CPU | Core i3-10100Y Pentium Gold 6500Y |
||
RAM | 4GB / 8GB | ||
SSD | eMMC:64GB SSD:128GB / 256GB |
||
GPU | 内蔵 (UHD 615) |
||
画面 | 10.5インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 1920×1280 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | メーカー公表値:最大11時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) LTE Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 245x175x8.3 mm | ||
重量 | Wi-Fi:約544g LTE:約553g |
||
インターフェース | USB Type-C×1,SDカードスロット nano SIM×1(LTE対応モデルのみ) |
||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | キックスタンド付き タイプカバーは別売り |
処理性能(CPU)
CPUは「Pentium Gold 6500Y」もしくは「Core i3-10100Y」です。どちらも2コア4スレッドの超省電力CPUなので、処理性能は低めです。Web閲覧やオフィス作業をするには困らないレベルの性能だと思いますが、重めのソフトを使用したり複数のソフトを同時に使用したりしようとすると動作がモタつく事があるかもしれません。重い処理を頻繁にさせるには厳しい性能です。
Core i3モデルの方がPentiumモデルよりはわずかに処理性能が高いですが、差は小さく、Core i3でも性能自体は高くはありません。元々重い処理をさせるための端末ではないですし、予算を抑えたいならPentiumで良いと思います。ただし、LTEモデルだとCore i3モデルしかないです。
ディスプレイ
ディスプレイは、10.5インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は1920×1280とフルHDより少し縦長です。色域も広く、品質の高いディスプレイです。低価格モデルながらディスプレイ性能は素晴らしいです。表面は光沢があるので好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵の「Intel UHD Graphics 615」です。グラフィック性能は低いです。基本最低限のことが出来るレベルの性能で、動画視聴や簡単な画像編集くらいなら可能だと思いますが、その他の高いグラフィック性能を要求するような処理は厳しいです。
モバイル性能
重量はWi-Fiモデルだと544g、LTEモデルだと553gです。サイズが小さいので軽いです(このサイズのタブレットPCとしては平均的)。専用のタイプカバーは243g程度なので、タイプカバー込みでも800g未満と軽いです。
バッテリー駆動時間は最大11時間となっており、先代の10時間よりも1時間伸びました。とはいえ、やや短めの駆動時間だと思います。USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
また、LTE対応モデルがあり、モバイル回線を使用可能です。ただし、LTE対応はCore i3モデルしかないこともあり、価格は大幅に高くなります。
ストレージ
64GBモデルではSSDより低速なeMMCが採用されているので注意が必要です。メイン機として運用するには、OSインストール分も考慮すると64GBではやや厳しめなので、128GB以上のモデルをおすすめします。128GB以上のモデルはPCIe SSDが採用されているので高速です。
Surface Laptop 5 13.5インチ
薄くて優れた機体性能の13.5インチノート
Surface Laptop 5 13.5インチモデルは、13.5インチの一般的なタイプのノートPC(クラムシェル型)です。14.5mmという薄さによるスリムさと、長いバッテリー持続時間が魅力のモデルです。
また、キーボード面についてはメタルボディだけでなくファブリック素材が使用されているモデルを選ぶことができ、一般的なノートPCとは肌触りや見た目が異なるものが用意されているのも特徴です。
5でCPUが第12世代Coreプロセッサになり、マルチスレッド性能が大幅に向上しました。先代までは価格の割に処理性能が低くコスパは悪い印象が強かったですが、それがやや改善されています。とはいえ、それでも価格の割には高い処理性能とは言えないのでそこは注意です。
インターフェース面ではSDカードスロットが無い点は注意が必要ですが、Pro 8/9と異なりUSB Type-Aを備える他、最安値モデルでもストレージ容量が256GBあるため、Proよりも少し使いやすいです。
スペック表 | |||
参考価格 | 151,580円 ~ 251,680円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU |
Core i7-1255U
Core i5-1235U
|
||
RAM | 8GB / 16GB / 32GB (LPDDR5X) |
||
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | ||
GPU | Iris Xe G7 96EU Iris Xe G7 80EU |
||
画面 | 13.5インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2256×1504 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 最大18時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.1 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 308x223x14.5 mm | ||
重量 | ファブリック素材仕様:約1,272g 金属ボディ仕様:約1,297g |
||
インターフェース | USB 4.0/Thunderbolt 4 対応 USB-C x 1 USB Type-A x1 |
||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | キーボード面にファブリック素材を選べる |
処理性能(CPU)
CPUは第12世代Coreプロセッサーの「Core i5-1235U」と「Core i7-1255U」の2種類です。どちらも10コア12スレッドのCPUとなっており、高い処理性能です。重い処理にも対応できる性能あります。
ただし、最安15万円からという価格のノートPCのCPUとしては特別高性能ではありません。同世代の末尾Pモデル(例:Core i7-1260P)や、最新のRyzen 5以降、Apple M1/M2などには処理性能はやや劣り、高性能コア(Pコア)が2コアしかないため、高負荷時の電力効率も競合モデルよりはやや劣る印象です。ただし、メモリにLPDDR5Xという高速かつ電力効率の良い高品質なものが採用されています。
総評としては、性能自体は高性能なのでやや重い処理にも対応できますが、同価格帯のノートPCと比べると良くはなく、最大性能から見たコスパという意味ではあまり良くはないと思います。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の13.5インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2256×1504と高いです。色域も広く、品質の高いディスプレイです。ただし、リフレッシュレートに120Hzの記載がないのが残念です(恐らく60Hz)。モバイルノートでは高リフレッシュレートが活きる場面はあまりないとは思いますが、Surface Pro 8/9では対応している部分がないのは残念です。
表面は光沢ありなので、好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。Core i5では「Iris Xe Graphics G7 80EU」、Core i7では「Iris Xe Graphics G7 96EU」となっており、実行ユニット数がCore i7の方が少し多く、処理性能も少し高いです。
GPU自体は前世代と同じものですが、CPU自体の性能の向上に加えてメモリがDDR5になって帯域幅が広くなったため、前世代より少し性能は向上しています。
省電力かつ帯域幅の広いメモリが採用されていることもあり、このクラスの軽量さのモバイルPCとしてのグラフィック性能は比較的高いと思います。データ量の少ない簡単な動画編集等や画像編集なら快適に行えると思います。
やはり4Kのようなデータ量の多い動画・画像編集をするにはやはり性能不足感が否めませんが、編集の内容や頻度によっては使えるレベルだと思います。とはいえ、やはりGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードと比べると性能は圧倒的に低いため、重い画像処理をする用の端末ではありません。
モバイル性能
メタル仕様のものは1,297g、ファブリック仕様のものは1,272gです。画面サイズからすると平均的で、持ち運びも十分できるモバイルノートPCだと思います。ただし、14.5mmという薄さの割には思ったより軽くないです。
バッテリー駆動時間は、メーカー公表値では最大18時間と長いです。また、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事も可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
長いバッテリー駆動時間に加え、薄型でサイズ通りの軽量さを持ち合わせており、モバイル性能は高いと思います。Surface Proよりも使いやすいキーボード・タッチパッドに加え、ディスプレイもタッチ機能に対応していますし、モバイルノートPCとしてのモバイル性能は上位になるのではないかと思います。
ただし、重量に関しては特筆するほどは軽くないので、軽さを重視するなら普通です。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。容量は最安値のモデルで256GBです。
メインストレージと別に注意しておくべきなのは、SDカードスロットを搭載していない点です。13インチクラスのノートPCではSDカードスロットが無いのは珍しいことではないですが、ストレージ容量が価格の割には少ないので欲しかったところです。
また、ディスプレイ性能が非常に高く、CPUも内蔵にしては高いグラフィック性能でクリエイティブ用途にも使えそうなので、やはりSDカードスロット搭載していてくれたら嬉しかったと思います。
ですが、Pro 8/9と違いUSB Type-Aポートがあるので、一般的なUSBメモリは普通に使うことができる点はタブレットよりも優位になるかと思います。
Surface Laptop 4 13.5インチ
薄くて優れた機体性能の13.5インチノート
Surface Laptop 3 13.5インチモデルは、13.5インチのノートPC(クラムシェル型)です。タッチパネル搭載機ながら14.5mmという薄さでスリムな点が特に魅力です。先代機から処理性能が大幅に強化された他、バッテリー駆動時間も大幅に長くなりました。重量は約1.27kg前後と特別軽量ではありませんが、モバイル性能は高いです。また、キーボード部にはファブリック素材を選択可能です。
先代機は正直なところコスパが悪いという印象が強かったですが、4では上述の性能アップの点に加え、最安値モデルが若干値下がりしたこともあり、前ほどコスパは悪くないです。全モデル共通のOffice標準搭載も強いです。
SDカードスロットは先代に引き続き非搭載なので注意が必要ですが、最安値モデルでもストレージ容量が256GBあるため、たくさんデータを保存する訳でなければ困る事は少ないと思います。
スペック表 | |||
参考価格 | 128,480円 ~ 271,480円 (税込) ※2022年6月8日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home | ||
CPU | Core i7-1185G7 Core i5-1135G7 Ryzen 5 4680U |
||
RAM | 8GB / 16GB / 32GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | ||
GPU | 内蔵 (Xe G7 96EU Xe G7 80EU Radeon RX Vega) |
||
画面 | 13.5インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2256×1504 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2019 | ||
バッテリー持続時間 | Ryzenモデル:最大 19 時間 Coreモデル:最大 17 時間 |
||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 308x223x14.5 mm | ||
重量 | ファブリック素材仕様:約1,288g メタルボディ仕様:約1,265g |
||
インターフェース | USB Type-Cx1,USB Type-Ax1 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 | キーボード面にファブリック素材を選べる |
処理性能(CPU)
CPUはAMDの「Ryzen 5 4680U」とIntelの「Core i7-1185G7」「Core i5-1135G7」から選ぶことができます。「Ryzen 5 4680U」は6コアで、「Core i7-1185G7」「Core i5-1135G7」は4コアです。どのCPUも性能は優れており、オフィス作業やWeb閲覧は快適に行えますし、やや重めの処理にもそれなりに対応できます。
ただし、マルチスレッド性能はIntel CPUモデルよりもRyzen 5 4680Uの方が大幅に高く、価格も安価です。筐体やその他の仕様は同じなので、コスパはRyzenモデルの方が一段上かなという印象です。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の13.5インチの液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2256×1504と高いです。色域も広く、品質の高いディスプレイです。表面は光沢ありなので、好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵で、「Core i7-1185G7」は Xe Graphics G7(96EU)、「Core i5-1135G7」は Xe Graphics G7(80EU)、Ryzen 5 4680UはRadeon RX Vega(確認時点で詳細不明)です。全モデル内蔵にしては非常に高いグラフィック性能なので、データ量がそこまで多くない簡単な動画編集等なら十分快適に行えると思います。データ量の多い動画・画像編集も出来なくはないくらいの性能だとは思いますが、まだ満足とは言えないレベルなので、その場合にはGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードを搭載した機種の検討もおすすめします。
モバイル性能
メタル仕様のものは1,265g、ファブリック仕様のものは1,288gです。画面サイズからすると平均的で、持ち運びも十分できると思います。ただし、14.5mmという薄さの割には思ったより軽くないです。
バッテリー容量は45.8Wh~47.4程度です(公式参照)。13.5インチの端末としては一般的な容量だと思います。公称のバッテリーの駆動時間は、Intel CPUモデルが最大17時間、Ryzenモデルが最大19時間です。非常に優れています。また、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。容量は最安値のモデルで256GBです。
メインストレージと別に注意しておくべきなのは、SDカードスロットを標準搭載していない点です。13インチクラスのノートPCではSDカードスロットが無いのは珍しいことではないですが、ストレージ容量が価格の割には少ないのと、ディスプレイ性能が非常に高く、CPUも内蔵にしては高いグラフィック性能でクリエイティブ用途にも使えそうなので、搭載していてくれたら嬉しかったと思います。
Surface Laptop 5 15インチ
薄くて軽量な15インチモバイルノート
Surface Laptop 5 15インチモデルは、14.7mmという薄さと15インチながら約1,560gという軽量さが魅力の、一般的なタイプのモバイルノートPCです(クラムシェル型)。
その仕様は大きめのノートPCを日常的に持ち歩きたい方に適しています。処理性能も高く、その他のディスプレイ等の機体性能も優れているので、据え置きのメイン機としても優れているのも嬉しいです。
ただし、15インチという小さくはないサイズにも関わらず、SDカードスロットを標準搭載していない点とテンキーが付属していない点は注意が必要です。
スペック表 | |||
参考価格 | 197,780円 ~ 355,080円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU |
Core i7-1255U
|
||
RAM | 8GB / 16GB / 32GB (LPDDR5X) |
||
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | ||
GPU | Xe Graphics G7 96EU | ||
画面 | 15インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2496×1664 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | 最大 17時間 | ||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax(Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 340x244x14.7 mm | ||
重量 | 約1,560g | ||
インターフェース | USB 4.0/Thunderbolt 4 対応 USB-C x 1 USB-A 3.1 x 1 |
||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 |
処理性能(CPU)
CPUは「Core i7-1255U」の1種類です。10コア12スレッドのCPUとなっており、高い処理性能です。重い処理にも対応できる性能があります。
ただし、最安20万円近くからという価格のノートPCのCPUとしては低性能な部類です。もう少し下の価格帯での採用も多い同世代の末尾Pモデル(例:Core i7-1260P)や、最新のRyzen 5以降、Apple M1/M2などにも処理性能はやや劣りますし、高性能コア(Pコア)が2コアしかないため、高負荷時の電力効率も競合モデルよりはやや劣る印象です。ただし、メモリにLPDDR5Xという高速かつ電力効率の良い高品質なものが採用されているためその点は良いです。
総評としては、処理性能自体は決して低性能ではなく高性能な部類ですが、超高級機レベルの価格のPCとしては低いです。最大性能から見たコスパという意味では悪いと思います。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の15インチ液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2496×1664と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、品質の高いディスプレイです。15インチで解像度も高くキレイなディスプレイで、アスペクト比が3:2でやや縦長で見易く、素晴らしいディスプレイです。
ただし、リフレッシュレートに120Hzの記載がないのが残念です(恐らく60Hz)。モバイルノートでは高リフレッシュレートが活きる場面はあまりないとは思いますが、Surface Pro 8/9では対応している部分がないのは残念です。
また、表面は光沢ありなので、好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵で、「Core i7-1255U」では「Xe Graphics G7 96EU」搭載されています。
GPU自体は前世代と同じものですが、CPU自体の性能の向上に加えてメモリがDDR5になって帯域幅が広くなったため、前世代より少し性能は向上しています。
省電力かつ帯域幅の広いメモリが採用されていることもあり、このクラスの軽量さのモバイルPCとしてのグラフィック性能は比較的高いと思います。データ量の少ない簡単な動画編集等や画像編集なら快適に行えると思います。
ただし、やはり4Kのようなデータ量の多い動画・画像編集をするにはやはり性能不足感が否めません。軽量薄型PCとしては仕方ない部分ですが、やはりGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードと比べると性能は圧倒的に低いため、重い画像処理をする用の端末ではありません。
また、20万円近くからという高価格を考えれば、外部GPU(ビデオカード)搭載の圧倒的にグラフィック性能の高いゲーミングPCやクリエイターPCの選択肢も多いため、グラフィック性能コスパは悪いです。
外部GPU搭載機では軽量・薄型という面は損なわれてしまうため、一長一短とも言えますが、15インチという時点で13インチクラス以下の端末にはモバイル性では敵いませんから、大きいのに性能も高くないというデメリットの方が際立ってしまう気がします。
モバイル性能
重量は約1,560gです。15インチディスプレイのタッチパネル搭載機としては軽量だと思います。大きめの画面サイズで持ち運びたい人には適していると思います。
公称のバッテリーの駆動時間は最大17時間です。高解像度のディスプレイを備えている15インチクラスのPCとしては、優れたバッテリー性能だと思います。また、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
15インチクラスのPCとしては優れたモバイル性能のPCといえると思いますが、テンキーが無い点は注意です。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。容量は最安値モデルで256GBです。最安20万円近くからというPCにしては明らかに少ないです。この価格ならせめて512GBを最低容量にして欲しいです。
更に残念なのが、SDカードスロットを搭載していない点です。15インチモデルは半ば据え置き機としてメイン運用する人も多いと思いますし、機体性能的にもクリエイティブな用途にも使えそうなので、SDカードスロットは標準搭載して欲しかったです。
Surface Laptop 4 15インチ
薄くて軽量な15インチモバイルノート
Surface Laptop 4 15インチモデルは、15インチながら軽量でモバイル性能に優れるノートPCです(クラムシェル型)。タッチパネル搭載の15インチ機ながら、14.7mmという薄さと約1.542gという軽量さが特に魅力です。大きめのノートPCを持ち歩きたい方に適しています。その他のディスプレイ等の機体性能も優れています。
13.5インチモデル同様にSDカードスロットを標準搭載していない点は要注意ですが、最安値モデルでもストレージ容量が256GBあるため、たくさんデータを保存する訳でなければ困る事は少ないと思います。
スペック表 | |||
参考価格 | 152,680円 ~ 280,280円 (税込) ※2022年6月8日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home | ||
CPU | Core i7-1185G7 Ryzen 7 4980U |
||
RAM | 8GB / 16GB / 32GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 256GB / 512GB / 1TB | ||
GPU | 内蔵 (Xe Graphics G7 96EU Radeon RX Vega) |
||
画面 | 15インチ タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2496×1664 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2019 | ||
バッテリー持続時間 | Ryzenモデル:最大 17.5 時間 Coreモデル:最大 16.5時間 |
||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax(Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 339.5x244x14.7 mm | ||
重量 | 約1,542g | ||
インターフェース | USB Type-Cx1,USB Type-Ax1 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 |
処理性能(CPU)
CPUは「Core i7-1185G7」と「Ryzen 9 4980U」の二種類です。どちらもモバイル版の省電力CPUとしては高性能なので、オフィス作業やWeb閲覧は快適に行えますし、やや重めの処理にもある程度対応できます。
ただし、「Core i7-1185G7」は4コアなのに対し、「Ryzen 9 4980U」は8コアなので、マルチスレッド性能はRyzenの方が圧倒的に高いです。Core i7の方が安いという訳でもないので、性能コスパはRyzenモデルの方が良いです。
どちらも高性能なCPUではあるので、重い処理を頻繁に行う訳でなければ好みで選んでも問題と思いますが、コスパを考慮するならRyzenモデルの方がおすすめです。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の15インチ液晶です(アスペクト比3:2)。解像度は2496×1664と高く、繊細な画像表示が可能です。色域も広く、品質の高いディスプレイです。15インチで解像度も高くキレイなディスプレイで、アスペクト比が3:2でやや縦長で見易いです。表面は光沢ありなので、好みが分かれると思います。
処理性能(GPU)
GPUはCPU内蔵です。Core i7-1185G7は「Xe Graphics G7(96EU)」、Ryzen 7 4980Uは「Radeon RX Vega」となっています。
どちらも内蔵にしては非常に高いグラフィック性能なので、データ量がそこまで多くない簡単な動画編集等なら十分快適に行えると思います。データ量の多い動画・画像編集も出来なくはないくらいの性能だとは思いますが、まだ満足とは言えないレベルなので、その場合にはGeForce GTXやRTX等の単体のビデオカードを搭載した機種の検討もおすすめします。
モバイル性能
重量は約1,542gです。15インチディスプレイのタッチパネル搭載機としては軽めの重量だと思います。大きめの画面サイズで持ち運びたい人には適していると思います。
バッテリー容量は45.8Wh~47.4程度です(公式参照)。一般的な容量だと思います。公称のバッテリーの駆動時間は、Intel CPUモデルが最大16.5時間、Ryzenモデルが最大17時間です。非常に優れています。また、USB PDに対応しており、USB Type-Cで充電する事が可能なので、ACアダプターの持ち歩きが必須ではありません。
ストレージ
ストレージはSSD(PCIe接続)となっており非常に高速です。容量は最安値モデルで256GBです。
残念なのが、SDカードスロットを標準搭載していない点です。15インチモデルは半ば据え置き機としてメイン運用する人も多いと思いますし、機体性能的にもクリエイティブな用途にも使えそうなので、SDカードスロットは標準搭載して欲しかったです。
Surface Laptop Studio
グラボ搭載可能な14.4インチ2in1ノートPC
Surface Laptop Studioは14.4インチサイズの2in1ノートPCです。特殊なヒンジを採用しており、画面を手前にスライドさせることができます。その仕様によって、素早くタブレットモードへ移行することができます。
また、グラボ搭載モデルもあり、該当モデルでは重い動画編集やゲームなども可能です。ディスプレイは最大120Hzに対応しているため、ゲーミングノートPCとしての運用もできます。
重量は1.8kg前後となっておりサイズの割には重いです。グラボ搭載機としては軽めの部類だと思いますが、モバイルノートPCとしては重めなのでその点は留意です。ただし、バッテリー駆動時間は最大19時間と長いので、充電を中々できない環境への使用には適していると思います。
価格が2023年に約4.4万円値下がりしたものの、最小構成で約16万円(2023年4月時点)からと非常に高価です。また、下位モデルでは外部GPU非搭載(内蔵GPU利用)ですが、その場合にはさすがに性能が価格に見合わなさすぎるので、外部GPU搭載(RTX 3050 Ti)モデルをおすすめします。
RTX 3050搭載モデルなら重いゲームや動画編集用としても使える万能PCとして非常に魅力的ですが、価格は22.6万円からと非常に高価です。正直処理性能コスパは非常に悪く、CPUの処理性能が2023年現在では低い部類となっていることもあり、需要はかなり限られるPCだと思います。
スペック表 | |||
価格 | 160,380円 ~ 346,280円 (税込) ※2023年4月12日時点 |
||
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ||
CPU | Core i7-10370H Core i5-11300H |
||
RAM | 16GB / 32GB (LPDDR4X) |
||
SSD | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | ||
GPU | Core i5:Iris Xe G7 80EU Core i7:GeForce RTX 3050 Ti |
||
画面 | 14.4インチ 120Hz タッチ対応 |
||
表面 | グレア(光沢あり) | ||
解像度 | 2400×1600 | ||
Office | Microsoft Office Home and Business 2021 | ||
バッテリー持続時間 | Core i5:最大19時間 Core i7:最大18時間 |
||
無線機能 | IEEE 802.11 b / g / n / ac / ax (Wi-Fi 6対応) Bluetooth 5.1 |
||
その他機能 | カメラ | ||
サイズ | 約 323.28×228.32×18.94 mm | ||
重量 | Core i5:1742.9g Core i7:1820.2g |
||
インターフェース | USB Type-C(Thunderbolt4)×2 | ||
生体認証 | 顔認証 | ||
備考 |
処理性能(CPU)
CPUは「Core i5-11300H」と「Core i7-11370H」の2種類です。どちらも4コア8スレッドで、TDPが35Wの性能重視寄りの電力設定のCPUです。オフィス作業やWeb閲覧は快適に行えますし、やや重めの処理にもある程度対応できます。ただし、2023年現在では4コアはコア数が少なくて低性能な部類なので、重い処理を複数同時にさせるには少し不安があります。価格を考えるとCPUの処理性能コスパは非常に悪いです。
ディスプレイ
ディスプレイは、タッチ対応の14.4インチです(アスペクト比3:2)。解像度は2400×1600となっており高いです。恐らく色域も広く、品質の高いディスプレイです。イラスト制作等の用途でも十分使える性能だと思います。ただし、表面に光沢があるところは好みが分かれるとは思います。
処理性能(GPU)
GPUは、Core i5モデルではCPU内蔵の「Iris Xe Graphics G7 80EU」で、Core i7モデルでは「GeForce RTX 3050 Ti」となっています。
CPU内蔵のCore i5モデルでは、軽いゲームや動画編集程度は快適に行えますが、重いゲームや動画編集はやや厳しいです。
Core i7モデルに搭載されている「RTX 3050 Ti」なら、重い動画編集にも対応できますし、重いゲームも低設定なら100fps以上出せる性能があります。ディスプレイのリフレッシュレートも最大120Hzなので、しっかりと表示することができます。重い動画編集やゲームも意識するならCore i7がほぼ必須になりますし、Core i5モデルはグラボ未搭載機にしては高すぎるので、Core i7モデルをおすすめしたいです。
モバイル性能
重量はCore i5モデルが約1742g、Core i7モデルが約1,820gです。サイズを考えると重めの重量なので、モバイル性能はやや低めだと思います。ただし、バッテリー駆動時間は最大18-19時間と長いため、充電が中々できない環境での使用には適しています。
ストレージ
一番少ないモデルでも256GBなので、最低限は満たしていると思います。ただし、SDカードスロットは搭載していないので、補助容量を用意するのが難しいです。クラウドなどを上手く活用することが推奨されている感じだと思います。クリエイターの方や、容量を多く使いたい方は事前に留意しておきましょう。