「Core i」と「Ryzen」の違いを比較【ざっくり解説】

Intelの主流CPUシリーズの「Core i」シリーズと、AMDの主流CPUシリーズの「Ryzen」シリーズの違いについてざっくり解説しています。(Core iの末尾Xシリーズや、Ryzen Threadripperシリーズは除外しています)
デスクトップPC向けのもので、記事更新時点(2020年6月)で最新世代のものを対象としています。

注意
※掲載の価格は、記事更新時点での主に価格.comやAmazonでの最安値となっています。

はじめに

本記事は、PCの主流CPUシリーズである、Intelの「Core i」シリーズ、AMDの「Ryzen」シリーズ各種のデスクトップ向けの最新のものを対象としています。
現在(2020年6月現在)の最新は、「Core i」は第10世代(10000番台)で、「Ryzen」は第3世代(3000番台)です。

超ざっくり比較

まずは、細かい数値を見ていく前に「Core i」「Ryzen」の各性能についてざっくりとした比較を載せています。なんとなく各シリーズの特徴を掴めれば、といった感じの、かなりざっくりとした比較です。かっちりとした比較ではないため、そのことを頭の中に置いた上でご覧ください。

処理性能

まずは処理性能面です。

Core i と Ryzen のざっくり性能比較(2020年6月時点)
項目 Core i シリーズ Ryzen シリーズ
マルチスレッド性能
シングルスレッド性能
ゲーミング性能

※同モデルナンバー内での比較(Core i9とRyzen 9等)
※2020年6月現在で最新のCPUが対象(Core iは第10世代、Ryzenは第3世代)
※ゲーミング性能は高性能なGPU(グラフィックボード・ビデオカード)と同時に利用した場合のもの。

1スレッド(1コア)あたりの性能です。シングルスレッド性能が高いと、軽い処理の速さ(レスポンス)が良くなる他、基本的にどのような用途でも有利に働くため非常に重要です。
CPU全体(全コア稼働時)の処理性能です。マルチスレッド性能が高いと、動画エンコードやレンダリングなどの膨大な処理を必要とする作業で特に有利になる他、複数の処理を並行して行う場合などでも有利です。

要点だけをまとめると、
Core iシリーズはゲーミング性能に優れており、Ryzenシリーズはマルチスレッド性能に優れています。

第10世代のCore iシリーズではマルチスレッド性能が大幅に強化され、Ryzenとの差が大分縮小されました。第9世代 Core iシリーズ(一つ前の世代)では大敗していたのが、明らかな差という程では無くなりました。

消費電力

消費電力についての比較です。結論を先にいうと、Ryzenの方が良いです。

消費電力比較(第10世代Core iと第3世代Ryzen)
消費電力(Blender Open Data)
CPU名称
消費電力(W)
Ryzen 3 3300X
148
Ryzen 5 3600
150
Core i5-10400
153
Ryzen 7 3700X
164
Core i5 10600K
198
Ryzen 9 3900X
231
Core i7-10700K
232
Core i9-10900K
301
参考:

第10世代のCore iシリーズは最大消費電力が高い

第10世代のCore iシリーズは前世代よりマルチスレッド性能が強化されましたが、その代わりに消費電力が大幅に増加してしまいました。これによって、同モデルナンバー同士だと、第3世代Ryzenよりも消費電力は明らかに多く、ワットパフォーマンスも悪くなってしまいました。当然発熱も多いので、クーラーは第3世代Ryzenよりも注意する必要があります。

付属クーラー

付属クーラーについての比較です。結論を先にいうと、Ryzenの方が良いです。

付属クーラー(2020年6月時点)
項目 Core i シリーズ Ryzen シリーズ
冷却性能 ×
静音性 ×

付属モデルの多さ

Core i シリーズの付属クーラー

Core iシリーズの付属クーラーは、正直微妙です。処理性能重視モデル(主に末尾K)には基本的に付属していないですし、それ以外の付属しているモデルでも「冷却性」「静音性」共に悪いです。別売りの1,000円~2,000円のクーラーの方が遥かにマシです。

付属の有無についてもうちょっと具体的に言うと、TDPが95W未満のCPUには付属していますが、95W以上のCPUには付属しないという傾向になっています。

Ryzen シリーズの付属クーラー

Ryzenシリーズはほぼ全モデルにクーラーが付属しています。高性能モデルには付属しない事が多いCore iシリーズよりも良いです。

また、性能も付属にしては良いです。下位モデルのものはIntelのよりは良いかな程度ですが、上位モデルのものだと冷却性能は付属にしては中々良いです。

付属クーラーに関しては、Ryzenの方が全面的に有利です。費用を少しでも減らすために、付属クーラーで利用したいのであれば、ほぼRyzen一択となります。

内蔵GPU

内蔵GPUについてです。

内蔵GPUの違い
項目 Core i シリーズ Ryzen シリーズ
内蔵GPUの有無

※一部モデルでは無効(例:末尾F)

※一部モデルでは搭載(例:末尾G)

例外はありますが、基本的にCore iシリーズでは搭載していて、Ryzenシリーズでは搭載されていません。


Core iシリーズの内蔵GPU

Core iシリーズでは、基本的に内蔵GPUが搭載されています。末尾がFのモデル(例:Core i5-10400F)のみ内蔵GPUが無効化されていて利用ができません。

ただし、内蔵GPUの性能自体は単体のGPUと比べると圧倒的に低いので、グラフィックボードを搭載する場合には、内蔵GPUはあっても役に立つことはない事がほとんどです。メリットとなるのは、PCにグラフィックボードを搭載しない場合や、QSV(Intelの内蔵GPUによるエンコード)を利用したい場合、多数の画面出力を行いたい場合などに限られます。

Ryzen シリーズの内蔵GPU

Ryzen シリーズでは、基本的に内蔵GPUが搭載されていません。末尾がGのモデルにのみ搭載されています。ただし、内蔵GPUが搭載されているモデルは、実はアーキテクチャが一つ前の世代のものなので、CPU自体の性能が控えめとなってしまっています。たとえば、「Ryzen 5 3400G」は3000番台ですが、アーキテクチャは2000番台(第2世代Ryzen)と同じものとなっています。

内蔵GPUが未搭載だと、グラフィックボードがほぼ必須になります。そのため、超低価格PCを想定する場合には、グラフィックボード分の余計なコストが掛かってしまうので向きません。ただし、高性能なグラフィックボードを搭載する前提ならデメリットはほぼありません。要するに、ゲーミングPCなら気にする必要はほぼありません。

各モデルごとの比較【最新世代】

各モデルごとに、少し詳しく比較・解説しています。
Core i シリーズとRyzen シリーズは、「Core i9」には「Ryzen 9」、「Core i7」には「Ryzen 7」といったように、各モデルナンバーごとに対抗製品が存在します。
そのため、各対抗製品同士を比較することによって、両者の差をより分かり易く知る事ができます。

以下から最新シリーズ(第10世代のCore iと第3世代Ryzen)の主流製品をざっくりと比較しながら見ていきます。


Core i9 と Ryzen 9

Core i9およびRyzen 9は主流CPUにおける最上級モデルです。いわゆるハイエンドと呼ばれる区分に含まれ、その中でも最上位の製品群となります。
主流CPUとしてトップの性能を誇り、両者素晴らしい性能を持っています。その代わり価格は非常に高く、人気モデルの価格は6万円~7万円程度となっています(2020年6月時点)。

第10世代「Core i9」と第3世代「Ryzen 9」
Core i9(第10世代)
マルチスレッド性能
(4.5)
シングルスレッド性能
(5.0)
ゲーミング性能
(5.0)
消費電力・発熱
(1.0)
Ryzen 9(第3世代)
マルチスレッド性能
(5.0)
シングルスレッド性能
(4.5)
ゲーミング性能
(4.0)
消費電力・発熱
(2.0)

Core i9とRyzen 9の人気モデルを一部抜粋して比較しています。

【主要スペック】
CPU PassMarkスコア コア/スレッド 動作クロック
(最大)
TDP クーラー
の付属
コスパ 参考価格
Ryzen 9 3900X 32800 12/24 3.8GHz(4.6GHz) 105W 0.546 60,000円
Core i9-10900K 23500 10/20 3.7GHz(5.3GHz) 125W × 0.326 72,000円
Core i9-10900 19400 10/20 2.8GHz(5.2GHz) 65W 0.298 65,000円
【Cinebench R15】
CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 9 3900X 213 3168
Core i9-10900K 224 2620
Core i9-10900 220 2541

Core i9の方がシングルスレッド性能とゲーミング性能に優れており、Ryzen 9の方がマルチスレッド性能と消費電力(ワットパフォーマンス)に優れています。ただし、マルチスレッド性能はRyzen 9が大きくリードしているのに対し、シングルスレッド性能とゲーミング性能の差は小さいです。

また、Ryzen 9の方がコア数とスレッド数が多いのにも関わらず、Core i9の方が消費電力が大幅に多いです。ワットパフォーマンスはRyzen 9の圧勝です。消費電力が大幅に多いということは発熱も多いという事なので、クーラーにも気を付けなければならなりません。「Core i9-10900K」では、水冷が推奨されているレベルです。対して「Ryzen 9 3900X」は、とりあえずは使える空冷クーラーが付属しています。別途クーラーを用意するにも、高性能なものなら空冷でも大丈夫です。Core i9の発熱の多さが気になる方は、定格クロックが大幅に下がるため性能はやや落ちますが、発熱と消費電力が抑えられている末尾K以外のモデルがおすすめです。

上記のことなどから、Ryzen 9の方が総合的なコスパは上と見られているのが一般的です。

とはいえ、大きく負けているCore i9のマルチスレッド性能も、性能自体は非常に高性能です。エンコードやレンダリングの時間が少し長くなる程度の影響しか基本的にはありません。

それに、特に需要のあるゲーミング性能のみを求めたい方も多いと思いますので、ゲーミング性能重視の方はCore i9を選ぶ価値も十分あります。この辺りは好みの問題だと思います。


Core i7 と Ryzen 7

Core i7およびRyzen 7は主流CPUにおける上級モデル(上から2番目)です。いわゆるハイエンドと呼ばれる区分に入ります。
価格はおおよそ4~5万円となっています(2020年6月時点)。
非常に高い性能を発揮しつつ、9ほど価格が高くないため、高性能PCで特に人気のシリーズとなっています。

第10世代「Core i7」と第3世代「Ryzen 7」
Core i7(第10世代)
マルチスレッド性能
(4.0)
シングルスレッド性能
(4.5)
ゲーミング性能
(5.0)
消費電力・発熱
(2.0)
Ryzen 7(第3世代)
マルチスレッド性能
(4.5)
シングルスレッド性能
(4.5)
ゲーミング性能
(4.0)
消費電力・発熱
(3.0)

Core i7とRyzen 7の人気モデルを一部抜粋して比較しています。

【主要スペック】
CPU PassMarkスコア コア/スレッド 動作クロック
(最大)
TDP クーラー
の付属
コスパ 参考価格
Ryzen 7 3800X 23340 8/16 3.9GHz(4.5GHz) 105W 0.497 47,000円
Ryzen 7 3700X 22700 8/16 3.6GHz(4.4GHz) 65W 0.568 40,000円
Core i7-10700K 19500 8/16 3.8GHz(5.1GHz) 125W × 0.355 55,000円
Core i7-10700 18500? 8/16 2.9GHz(4.8GHz) 65W 0.385? 48,000円
【Cinebench R15】
CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 7 3800X 211 2216
Ryzen 7 3700X 204 2114
Core i7-10700K 220 2299
Core i7-10700 205 1780

「第10世代のCore i7」と「第3世代のRyzen 7」は、マルチスレッド性能は大きくは変わりません(省電力モデルは除く)。どちらも8コア16スレッドで定格クロックも近いので、マルチスレッド性能面での実用性はほぼ同じと言って良いです。ただし、シングルスレッド性能およびゲーミング性能では、少しCore i7の方が上なので、処理性能のみの評価としては、第10世代のCore i7の方が若干有利かと思います。

ただし、「Core i7-10700K」は消費電力がめちゃくちゃ多く、従来のCore i7を大きく上回る点に注意が必要です。前世代のCore i9クラスの消費電力です。ワットパフォーマンスではRyzen 7の方が有利です。

更に、Ryzen 7には全モデル付属にしては高性能なクーラーが付属するのに対し、Core i7は末尾Kのモデルには付属しません。付属しているモデルでも、クーラー自体の性能はかなり微妙です。性能面以外では、Ryzen 7に優位性があります。

Core i7Ryzen 7どちらを選ぶかは、Core i7のゲーミング性能というメリットと、消費電力(発熱)の多さというデメリットをどう捉えるかといったところになると思います。

また、「第10世代のCore i7」は「Core i7-10700K」とそれ以外の省電力モデルとで大きな差があることに注意です(他モデルでも同様の傾向はありますが、特にCore i7が顕著)。たとえば「Core i7-10700K」と「Core i7-10700(F)」では、定格クロックで0.9GHzもの差があり、マルチスレッド性能が約2割も下がります。ただし、代わりに消費電力と発熱は大きく抑えられているはずなので、扱いやすさは上がります。それに、コア数とスレッド数は同じなので、エンコードやレンダリング等のコア数とスレッド数が重要な処理では、大した差にはならないと思われます。よって総合的には「Core i7-10700(F)」は色々と勝手が良さそうに見えます。個人的には一番無難に感じるおすすめモデルです。


Core i5 と Ryzen 5

Core i5およびRyzen 5は主流CPUにおける中級モデルです。いわゆるハイクラス~ミドルクラスに区分されます。
中級とはいっても、現在では十分に高性能です。「可・不可」でいえば不可能な事はないレベルの高性能さです。3~4年前のハイエンドCPUを大きく上回るレベルの性能を持っています。価格はやや幅が広く、おおよそ2万円~3万円台中盤程度となっています。

第10世代「Core i5」と第3世代「Ryzen 5」
Core i5(第10世代)
マルチスレッド性能
(3.5)
シングルスレッド性能
(4.0)
ゲーミング性能
(4.5)
消費電力・発熱
(3.0)
Ryzen 5(第3世代)
マルチスレッド性能
(4.0)
シングルスレッド性能
(4.0)
ゲーミング性能
(4.0)
消費電力・発熱
(3.5)

Core i5とRyzen 5の人気モデルを一部抜粋して比較しています。

【主要スペック】
CPU PassMarkスコア コア/スレッド 動作クロック
(最大)
TDP クーラー コスパ 参考価格
Ryzen 5 3600X 18330 6/12 3.8GHz(4.4GHz) 95W   30,000円
Ryzen 5 3600 17800 6/12 3.6GHz(4.2GHz) 65W   25,000円
Core i5-10600K 15600 6/12 4.1GHz(4.8GHz) 125W ×   ?
Core i5-10400 13100 6/12 2.9GHz(4.3GHz) 65W   25,000円
【Cinebench R15】
CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 5 3600X 204 1640
Ryzen 5 3600 196 1578
Core i5-10600K 205 1452
Core i5-10400 190 1320

「第10世代のCore i5」と「第3世代のRyzen 5」は、シングルスレッド性能は大差無く、マルチスレッド性能はRyzen 5がやや有利で、ゲーミング性能はCore i5が有利といった感じです。特に「第10世代のCore i5」のゲーミングコスパは非常に優れており、2020年6月時点では最強コスパ候補筆頭です。下位モデルの「Core i5-10400(F)」のゲーミングコスパはめちゃくちゃ良く、ゲーム用の出来るだけ安いCPUが欲しいなら物凄く強い選択肢です。

「ゲーミング性能重視やとりあえず広く対応したい」場合にはCore i5、「マルチスレッド性能ワットパフォーマンスを重視したい」場合にはRyzen 5という形で分かり易いです。

ただし、「Core i5-10600K」は中間モデルとは思えないほど消費電力が非常に多いので注意が必要です。従来のCore i7(末尾K)並みです。クーラーも空冷ならそれなりに高性能なものが必要となります。


Core i3 と Ryzen 3

Core i3およびRyzen 3は主流CPUにおける中の下くらいに位置するモデルです。いわゆるミドルクラス~エントリークラスに区分されます。価格は安く、おおよそ1万円台前半~2万円程度となっています(2020年6月時点)。
価格の安さが魅力のモデルなので、性能は高いとは言えないレベルです。とはいえ、、文書作成やWeb閲覧等などオフィス作業程度であれば十分すぎるくらいの性能は持っています。価格が安いので、特に重い作業をしないのであれば、コスパは良いです。近年では性能自体は順調に向上しており、数世代前のCore i7クラスの性能は持っています。本記事に出ているような最新モデルなら、ゲーミング用途でも普通に使えはします。

とはいえ、Core i5Ryzen 5との性能差が大きいので、少し予算をプラスしてCore i5Ryzen 5を買うだけで性能が大幅に上昇するという状況になっています。「3を買うなら、少しプラスして5買った方がお得」というのが明らかなので、他モデルより明らかに人気が低いです。

第10世代「Core i3」と第3世代「Ryzen 3」
Core i3(第10世代)
マルチスレッド性能
(2.5)
シングルスレッド性能
(3.5)
ゲーミング性能
(3.0)
消費電力・発熱
(4.0)
Ryzen 3(第3世代)
マルチスレッド性能
(3.0)
シングルスレッド性能
(4.0)
ゲーミング性能
(3.5)
消費電力・発熱
(3.5)

Core i3とRyzen 3の人気モデルを一部抜粋して比較しています。

【主要スペック】
CPU PassMarkスコア コア/スレッド 動作クロック
(最大)
TDP クーラー コスパ 参考価格
Ryzen 3 3300X 12900 4/8 3.8GHz(4.3GHz) 65W 0.832 15,500円
Ryzen 3 3100 12000 4/8 3.6GHz(3.9GHz) 65W 1.043 11,500円
Core i3-10100 8800? 4/8 3.6GHz(4.3GHz) 65W 0.502? 17,500円
【Cinebench R15】
CPU シングルスレッド マルチスレッド
Ryzen 3 3300X 202 1129
Ryzen 3 3100 181 1019
Core i3-10100 190 885

「第10世代のCore i3」と「第3世代 Ryzen」は、ほぼ全面的にRyzen 3の方が強いです。Core i3は「シングルスレッド性能」「マルチスレッド性能」「ゲーミング性能」全てで負けています。惨敗と言われても仕方ないレベルかもしれないです。特に「Ryzen 3 3300X」は1万円台中盤とは思えない性能を発揮しており、Core i3の価格がかなり下がらないと対抗できそうにないレベルです。

基本的にRyzen 3の方が有利なので、可能ならRyzen 3(特に3300X)を選択するのがおすすめです。

ただし、Ryzen 3は末尾Gモデル以外で内蔵GPUを搭載していないのに対し、Core i3では末尾Fモデル以外は搭載している点や、最大消費電力もRyzen 3より若干少ないというメリットがあります。グラボを搭載しないPCや、省電力や低発熱を意識したPCなどではCore i3の方が適している場合もあります。

結局どっちが良い?

最後に、「どっちが良いか?」という点について個人的なおすすめを述べています。あくまで参考までにご覧ください

マルチスレッド性能重視(エンコード等)ならRyzen

エンコードやレンダリングなどを頻繁に行う、マルチスレッド性能を重視したい人ならRyzenがおすすめです。

Core iシリーズは第10世代でマルチスレッド性能を強化しましたが、それでもRyzenに届いたとは言えないレベルです。その上、消費電力が増大してワットパフォーマンスはRyzenより明らかに悪いです。マルチスレッド性能面では、Ryzenの方が有利です。

ゲーミング性能重視ならCore i(5以上)

第9世代(一つ前の世代)から引き続き、ゲーミング性能に関してはCore iシリーズの方が上です。第10世代でのその差を更に広げました。ゲーミング性能重視ならCore iシリーズは強い選択肢です。ただし、Core i3はゲーミング用としてやっぱりちょっと弱いので(使えない訳ではないけど)、Core i5以上をおすすめします。

Core iシリーズは、第10世代でもマルチスレッド性能ではRyzenに不利でしたが、差が小さくはなりました。特に、スレッド数が倍増したCore i3~i7は、コア数とスレッド数自体はRyzenと同じになったので大きいです。従来と同じく「ゲーミング重視なら」と付くのは変わらないものの、妥協レベルは小さくなりました。

特に「Core i5」のゲーミング性能コスパは非常に良く、魅力的です。



それでは、内容はここまでとなります。ご覧いただきありがとうございました。

性能スコアなどの参考

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