Intelの主流CPUシリーズのCore i シリーズと、AMDの主流CPUシリーズのRyzenシリーズの違いについてざっくり解説しています。(Core iの末尾Xシリーズや、Ryzen Threadripperシリーズは除外しています)
デスクトップPC向けの最新世代(2023年1月10日時点)のものを対象としています。
※2023/1/10:無印モデルを追加しました。
はじめに
主にデスクトップPC向けの最新世代CPUが対象
本記事は、PCの主流CPUの、IntelのCoreシリーズとAMDのRyzenシリーズ各種の主にデスクトップPC向けの最新世代のものを対象としています。
現在(2023年1月25日時点)の最新は「Core」は第13世代(13000番台)で、「Ryzen」は7000シリーズ(7000番台)です。
ただし、現在最新となる「第13世代Coreシリーズ」および「Ryzen 7000シリーズ」は主に円安による影響により従来より値上がりしてしまったため、前世代との価格が大きいです。そのため、一部のモデルは現在でも競争力があるモデルとなっているため、前世代でも品薄にならない内は前世代も同時に掲載をしていくことにしています。
超ざっくり比較
まずは、細かい数値を見ていく前に「Core」と「Ryzen」の各性能についてざっくりとした比較を載せています。「なんとなく各シリーズの特徴を掴めれば」といった感じのかなりざっくりとした比較です。しっかりとした比較ではないため、そのことを頭の中に置いた上でご覧ください。
Core 第13世代 | Ryzen 7000 | |
---|---|---|
コア Pコア:高性能コア Eコア:高効率コア |
4~24 コア
Eコア:0~16コア
|
6~16 コア
Pコアのみ
|
スレッド |
8~32 スレッド
Eコア:8~16スレッド
|
12~32 スレッド
Pコアのみ
|
マルチスレッド性能 (Cinebench R23) |
◎ (~39,956) |
Ryzen 9:◎ その他:〇 (~38,657) |
シングルスレッド性能 (Cinebench R23) |
◎ (~2,271) |
〇 (~2,071) |
ゲーミング性能 ※高性能GPU使用時 |
◎ | 〇 ※Coreとの差は小さい |
価格 | △ Core i9:~89,800円 Core i7:~63,980円 Core i5:~48,800円 Core i3:~23,800円 |
△~〇 Ryzen 9:~89,800円 Ryzen 7:~55,800円 Ryzen 5:~41,800円 |
対応メモリ (サポートの最大) |
DDR5-5600 DDR4-3200 |
DDR5-5200 |
内蔵GPU (3DMark Time Spy) |
×~△ (無~800程度) ※末尾FはGPU非搭載 |
△ (2CU:720程度) |
付属クーラー | TDP:65W以下のみ付属 (性能は良くはない) |
TDP:65W以下のみ付属 (性能は良くはない) |
消費電力・発熱 (Blender Testの消費電力) |
×~△ (~約287W) |
×~〇 (~約237W) |
まずは処理性能面のざっくり比較です。タイトルの通りで、Core i9 / Ryzen 9の最上位モデル同士の比較なら同等レベル(わずかにCore i9が有利)ですが、Core i7 / Ryzen 7 以下同士の比較では、Eコアの差が大きく第13世代Coreの方が大幅に有利です。
第13世代Core ※Core i5以上 |
Ryzen 7000 | |
---|---|---|
コア数 Pコア:高性能コア Eコア:高効率コア |
10~24 コア
Eコア:4~16コア
|
6~16 コア
Pコアのみ
|
スレッド数 |
16~32 スレッド
Eコア:4~16スレッド
|
12~32 スレッド
Pコアのみ
|
マルチスレッド性能 Cinebench R23 |
総じて有利で
Core i9:~39,956Core i7以下では大きく有利 Core i7:~31,062
Core i5:~24,525
|
Ryzen 9(16コア)のみ同等
Ryzen 9:16コア~38,657Ryzen 9 12コア:~29,516 Ryzen 7:~20,399
Ryzen 5:~15,315
|
シングルスレッド性能 Cinebench R23 |
わずかに有利
Core i9:~2,271Core i7:~2,126
Core i5:~2,026
|
わずかに不利
Ryzen 9:~2,072Ryzen 7:~2,010
Ryzen 5:~1,976
|
ゲーミング性能 ※高性能な外部GPU使用時 |
◎ | 〇 ※差は小さい |
※同モデルナンバー内での比較(Core i9とRyzen 9等)
※2023年1月現在で最新のCPUが対象
※ゲーミング性能は高性能なGPU(グラフィックボード・ビデオカード)と同時に利用した場合のもの。
性能比較のポイントは「Eコア」です。第13世代Coreでは通称「Eコア」と呼ばれる、小型で低消費電力に特化した高効率コアを多数搭載しており、マルチスレッド性能を大きく引き伸ばしています。これに対しRyzen 7000では従来のメインの高性能コア(通称:Pコア)しか搭載していません。EコアはPコアよりもコア性能自体は劣るため、Pコアの数で勝っていれば問題がある訳ではないのですが、Pコアの数がCore i7以下だと同じなため、Eコア分で勝るCore i7以下ではCoreが大きく有利となっています。
そのため、予算も重視するCore i7 / Ryzen 7 以下を検討する場合には、第13世代Coreが無難です。
ただし、第13世代CoreはPコアが最大8コアなのに対し、Ryzen 9は12 / 16コアを搭載するので、最上位モデルでは勝負ができています。むしろ、ゲーミングおよびシングルスレッド性能ではわずかにCore i9の方が上になるものの、後述のワットパフォーマンスではRyzen 9の方がやや有利な他、Eコアを大量搭載する場合には処理の振り分けの複雑化によりアプリケーションや処理によって思ったよりも性能が出なかったり不安定化する懸念が現状ではまだ残っているため、いわゆるPコアのみを搭載するRyzenの方が、重い処理をガンガンやらせる際の安定性については有利な印象です。
- シングルスレッド性能
1スレッド(1コア)あたりの性能です。シングルスレッド性能が高いと、軽い処理の速さ(レスポンス)が良くなる他、基本的にどのような用途でも有利に働くため非常に重要です。
- マルチスレッド性能
CPUの全コア稼働時の処理性能です。マルチスレッド性能が高いと、動画エンコードやレンダリングなどの膨大な処理を必要とする作業で特に有利になる他、複数の処理を並行して行う場合などでも有利です。シングルスレッド性能と違い、用途によっては高くても恩恵をほとんど感じない要素という点に注意。
モデルによって多少の差異はあるものの、競合モデル同士の価格はほぼ同等と捉えて構わないレベルです。
Core i7 / Ryzen 7 以下についてはRyzen側が少し安いですが、Ryzen 7000シリーズ対応チップセットのマザーボードがCoreのものよりやや高価なので、差し引きで同じくらいの費用になると思います。
下記が2023年1月10日時点でのおおよその市場価格です。
第13世代Core | Ryzen 7000 | |
---|---|---|
Core i9 / Ryzen 9 | ~88,980円 | ~89,800円 |
Core i7 / Ryzen 7 | ~63,980円 | ~55,800円 |
Core i5 / Ryzen 5 | ~48,980円 | ~41,800円 |
Core i3 / Ryzen 3 | ~23,800円 | 未登場 |
このように競合モデル同士の価格ではほぼ同等レベルとなっていますが、Core i7 / Ryzen 7 以下ではCoreの方がマルチスレッド性能で大きく勝るため、コスパでは第13世代Coreの方が大きく有利ということになります。
そのため、コスパ重視でハイエンドモデル(Core i9 / Ryzen 9)より下のモデルを検討する場合にはCoreの方がおすすめです。
メモリについては、Ryzen 7000シリーズはDDR5しか対応していないのに対し、第13世代CoreはDDR5に加えてDDR4にも対応している点に注目です(DDR4とDDR5は互換性がなく、マザーボードによって決まるので注意)。2023年1月現在ではまだDDR5の方が容量単価で1.5倍~程度高価なので、安価な選択肢があるDDR4の方が有利と言えます。
ただし、帯域幅については現在のDDR4の主流がDDR4-3200なのに対し、DDR5は基本DDR5-4800~ですから、大幅にDDR5の方が上回ります。
現状の多くのアプリケーションではパフォーマンスが大して変わらない(参考:https://www.techspot.com/review/2351-intel-core-i9-12900k/)という検証結果もあるため、特にメモリの帯域幅が重要な処理を行う場合や、将来性を見据えたい場合でなければ、DDR4でも現状大きく劣る場面はほぼないので、予算節約を重視する場合には選択肢に入ります。
とはいえ、これから出てくるCPUはDDR5に統一されていくと思いますし、大分価格も下がってきているので、個人の判断ながら将来性も加味すれば出来ればDDR5の方が良いかなと思います。
電力面についての比較です。結論から言うと、Ryzen 7000の方が有利です。
メーカーによって名称は異なるものの、最近のCPUの電力設定は基本的にTDP(PL1)とTDP(PL2)という二つの値によって制御されており、この数値を見ることで大体の消費電力がわかります。下記に表を載せているのでそちらを見てみましょう。第13世代CoreおよびRyzen 7000では基本的にTDP(PL2)の電力によって動作するため、そちらが実質の消費電力と見ると良いと思います(PL1は冷却や電力供給が適切に行われている場合には基本的には意味のない設定となっている)。
第13世代Core | Ryzen 7000 | ||||
---|---|---|---|---|---|
※Coreの末尾Fは省略 | 末尾 | PL1 | PL2 | PL1 | PL2 |
Core i9 / Ryzen 9 | K/X | 125W | 253W | 170W | 230W |
無印 | 65W | 219W | 65W | 88W | |
Core i7 / Ryzen 7 | K/X | 125W | 253W | 105W | 142W |
無印 | 65W | 219W | 65W | 88W | |
Core i5 / Ryzen 5 | K/X | 125W | 181W | 105W | 142W |
無印 | 65W | 148W~ | 65W | 88W | |
Core i3 / Ryzen 3 | 無印 | 58W~ | 89W | – | – |
また、やや抜けはありますが、実測の電力テストの結果も併せて載せておきます(海外レビュー参考)。
CPU名称 | 消費電力 |
---|---|
Ryzen 5 7600X |
99W
|
Ryzen 7 7700X |
135W
|
Ryzen 9 7900X |
185W
|
Core i5-13600K |
187W
|
Ryzen 9 7950X |
235W
|
Core i7-13700K |
252W
|
Core i9-13900K |
287W
|
CPU名称 | 1Wあたりのスコア |
---|---|
Ryzen 9 7950X |
173.4
|
Ryzen 9 7900X |
157.0
|
Ryzen 5 7600X |
156.2
|
Ryzen 7 7700X |
151.0
|
Core i9-13900K |
133.7
|
Core i5-13600K |
129.6
|
Core i7-13700K |
119.9
|
上記を見てもわかるように、電力面ではRyzenの方が有利です。TDPのPL2を見ると全モデルでRyzenの方が低い設定になっていますし、実測でもRyzenの方が一段低い電力で動作していることがわかります。
そのため、性能で拮抗するCore i9 / Ryzen 9では電力を加味すればRyzen 9の方がやや優秀です。純粋な性能ではCore i9の方がわずかに勝るものの、電力面での差は結構大きいため、総合的にはRyzen 9有利な印象です。
ただし、7以下のモデルでは、Eコアで優位性があるマルチスレッド性能が第13世代Coreの方が大幅に高いため、一概にRyzen有利とは言いにくいです。消費電力が少ない上に効率もRyzenの方が上なため、電力のみに焦点を当てればRyzen有利なのは確かですが、性能が高いほど処理を早く終えることができる分の時間が節約できるなどのメリットもありますし、Core i7 / Ryzen 7 以下ほどの性能差があると、Core側が最大電力設定を多少下げてもマルチスレッド性能では優位に立つことが出来る事情もあるため、そのあたりの設定が出来る前提での評価なら電力面においても差はかなり小さいと言えます。
付属クーラーについての比較ですが、CoreとRyzenのどちらともTDP(PL1)が65W以下のモデルにおいて付属します。TDPが65Wを超えるモデルについては付属しないため注意してください。
付属モデルを見てもわかるように、CPU付属クーラーは低発熱モデルのみに付属する低性能なものです。そのため、性能は使えれば良いというレベルのものです。静音性と冷却性共に大したことありません。細かく見れば差があるかもしれませんが、AMDとIntelのどちらもクーラーも良いものとは言い難いレベルです。
そのため、一見差はないように見えますが、実はそうでもありません。それは、CPU自体の発熱に差があるためです。Ryzenの方が消費電力および発熱が少なく、低性能なクーラーでも問題が発生しにくいためやや有利です。
仕様を見てみると、Ryzen 7000のクーラー付属モデルのTDPの最大値は88Wで統一されているのに対し、第13世代CoreはCore i3でも89Wとなっており、Core i5なら148W~、Core i7 / i9では219Wとなっており、明らかに多いです。使えないことはないと思いますが、安定性やパフォーマンスの最大化を気にするなら、Core i5以降は付属クーラーでの運用は止めた方が良いと言えるレベルです。BTOなどで搭載されている場合には標準クーラーには要注意です。
それに対し、Ryzenの88Wは省電力であり、付属クーラーでも冷却に関しては問題はないレベルです。別売りの2,000円~のクーラーでも大きく性能が向上するため、出来れば別途用意することを個人的にはおすすめしたいですが、騒音さえ気にならないなら正直問題はないレベルだと思います。
正直、付属クーラーを選択の要にするのは微妙だとは思いますが、付属クーラー運用を考えるならRyzen一択レベルだと思います。
内蔵GPUについてです。グラフィックボードを搭載する場合には基本気にする必要がないですが、搭載しない場合には重要な部分です。GPUを搭載しないモデルもあるので、搭載モデルに注意してください。
項目 | 第13世代Core | Ryzen 7000 |
---|---|---|
内蔵GPU名 | Intel UHD Xe Graphics 770 Intel UHD Xe Graphics 730 ※Core i5下位以下 |
Radeon Graphics (RDNA2 / 2CU) ※末尾G除く |
内蔵GPUの有無 |
ほぼ有
※一部モデルでは無効(末尾F) |
全モデル搭載 |
ゲーム性能 (3DMark Time Spy) |
低性能
無~800 程度 |
低性能 720 程度 ※末尾Gモデル以外 |
搭載モデルに関しては、第13世代Coreは従来通り末尾Fのモデルでは内蔵GPUがありませんが、Ryzen 7000では全モデルで搭載されることとなりました。
前世代までは、Ryzenは末尾GのAPUモデルでしか内蔵GPUを搭載していなかったために、特にオフィスPCなどでの利用で難がありましたが、Ryzen 7000からはそれが解消されました。そうでなくても、無いよりはあった方が良い部分なので嬉しいです。
次に性能面ですが、まずRyzen 7000(末尾G除く)にはRDNA 2アーキテクチャの「Radeon Graphic」が搭載されています。ただし、コンピュートユニットは2つしかなく、性能は低いです。基本的に画面出力などの最低限の処理のみを前提とした仕様となっている点は注意です。とはいえ、内蔵GPUが元々そういうものですし、AV1デコードも含め主要な映像コーデックにも一通り対応しているので、とりあえず用としては及第点だと思います。
後に登場予定である末尾Gモデル(APUモデル)では高性能なものが搭載される予測となっているので、内蔵GPUで高性能なものが欲しいのであれば待つことを検討しても良いかもしれません。
第13世代Core搭載では「UHD Xe Graphics 770」もしくは「UHD Xe Graphics 730」が搭載されています。性能としてはRyzen 7000の内蔵GPU(2CU)とほぼ同等です。若干の差はあるものの、どちらも低性能で出来ることの差はほぼないので、差はないものとして扱って構わないレベルです。やはり性能自体は低性能なので、重い処理は厳しいという点は変わりません。
以前の世代では性能やコーデック面で差があったために少し評価し辛い印象がありましたが、第13世代CoreとRyzen 7000ではほぼ同等なので差はないレベルです。Ryzenの末尾G(APUモデル)が追加されれば恐らくそれが一段高い評価になると思いますが、2023年1月時点では差はないです。
各モデルごとの比較【最新世代】
各モデルごとに、少し詳しく比較・解説しています。
Core シリーズとRyzen シリーズは、「Core i9」には「Ryzen 9」、「Core i7」には「Ryzen 7」といったように、各モデルナンバーごとに対抗製品が存在します。
そのため、各対抗製品同士を比較することによって、両者の差をより分かり易く知る事ができます。
以下から最新シリーズ(第13世代のCoreとRyzen 7000)の主流製品をざっくりと比較しながら見ていきます。また、両者の最新世代シリーズが円安の影響が大きく前世代よりも大幅に値上がりしてしまったため、前世代も価格やコスパの面で一部モデルは未だに選択肢に入るレベルとなっているので、当面は併せて掲載しています。
- 第12、13世代Coreでは高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)の2種類のコアが搭載されていますが、クロックは高性能コアのものを掲載しています。
- Coreシリーズは末尾F、Ryzen 5000シリーズは末尾G以外では内蔵GPUが利用できない点に注意(Ryzen 7000シリーズは全モデル搭載)。
- TDP(PL2)が実質の最大消費電力の目安です。PL1は、PL2を維持するには冷却や電力に問題がある場合に適用されます。また、省電力モデルでは冷却などに問題がなくてもPL2の継続持続時間に制限が設けられており、一定時間後にPL1に移行するようになっているモデルもあります。
Core i9 と Ryzen 9
Core i9およびRyzen 9は主流CPUにおける最上級モデルです。いわゆるハイエンドと呼ばれる区分に含まれ、ハイエンドの中でも最上位の製品群となります。
主流CPUとしてトップの性能を誇り、両者素晴らしい性能を持っています。その代わり価格は非常に高く、人気モデルの価格は7~9万円程度となっています(2023年1月時点)。
CPU名 |
マルチ
スレッド |
シングル スレッド |
ゲーミング |
消費電力
発熱
|
|
---|---|---|---|---|---|
![]() |
Core i9(第13世代)
|
||||
![]() |
Ryzen 9(7000番台)
|
||||
![]() |
Core i9(第12世代)
|
||||
![]() |
Ryzen 9(5000番台)
|
Core i9とRyzen 9の人気モデルを一部抜粋して比較しています。
CPU | Cinebench R23 Multi |
コア/ スレッド |
動作クロック 定格/最大 |
TDP (PL1) |
TDP (PL2) |
コスパ | 電力効率 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i9-13900K | 39,956 | 24/32 | 3.0 / 5.8GHz | 125W | 253W | 0.450 | 157.9 | 88,800円 |
Core i9-13900KF | 39,956 | 24/32 | 3.0 / 5.8GHz | 125W | 253W | 0.455 | 157.9 | 87,800円 |
Ryzen 9 7950X | 38,657 | 16/32 | 4.5 / 5.7GHz | 170W | 230W | 0.430 | 168.1 | 89,800円 |
Core i9-13900 | ? | 24/32 | 2.0 / 5.6GHz | 65W | 219W | 88,800円 | ||
Core i9-13900F | ? | 24/32 | 2.0 / 5.6GHz | 65W | 219W | 86,800円 | ||
Ryzen 9 7900X | 29,516 | 12/24 | 4.7 / 5.6GHz | 170W | 230W | 0.400 | 128.3 | 73,800円 |
Ryzen 9 7900 | 25,062 | 12/24 | 3.7 / 5.4GHz | 65W | 88W | 0.359 | 284.8 | 69,800円 |
Ryzen 9 5950X | 28,641 | 16/32 | 3.4 / 4.9GHz | 105W | 142W | 0.345 | 201.7 | 82,800円 |
Core i9-12900K | 27,198 | 16/24 | 3.2 / 5.2GHz | 125W | 241W | 0.340 | 112.9 | 80,000円 |
Core i9-12900KF | 27,198 | 16/24 | 3.2 / 5.2GHz | 125W | 241W | 0.349 | 112.9 | 78,000円 |
Core i9-12900 | 26,455 | 16/24 | 2.4 / 5.1GHz | 125W | 202W | 0.339 | 130.1 | 78,000円 |
Core i9-12900F | 26,455 | 16/24 | 2.4 / 5.1GHz | 125W | 202W | 0.339 | 130.1 | 78,000円 |
Ryzen 9 5900X | 21,878 | 12/24 | 3.7 / 4.8GHz | 105W | 142W | 0.372 | 154.4 | 58,800円 |
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i9-13900K |
39956
|
Ryzen 9 7950X |
38657
|
Ryzen 9 7900X |
29516
|
Ryzen 9 5950X |
28641
|
Core i9-12900K |
27198
|
Ryzen 9 7900 |
25062
|
Ryzen 9 5900X |
21878
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i9-13900K |
2271
|
Ryzen 9 7950X |
2072
|
Ryzen 9 7900X |
2041
|
Core i9-12900K |
2002
|
Ryzen 9 7900 |
1964
|
Ryzen 9 5950X |
1639
|
Ryzen 9 5900X |
1622
|
Core i9(第13世代)とRyzen 9(7000シリーズ)は処理性能やコスパではわずかにCore i9が有利で、電力面ではRyzen 9の方がやや優れています。下記から、それぞれの仕様を確認しながら比較していきます。
ただし、Ryzen 9については16コアの「Ryzen 9 7950X」と12コア「Ryzen 9 7900X/無印」で性能に大きく差があるので、まずは16コアの「Ryzen 9 7950X」とCore i9との比較について触れていきます。
まずはコア仕様についてみていきます。第13世代のCore i9は24コア32スレッドという仕様です。24コアによるマルチスレッド性能は驚異的で、前世代のCore i9も遥かに上回ります。ただし、24コアの内16コアは小型で低消費電力に特化した高効率コア(Eコア)となっており、Pコアよりは低性能です。また、ハイパースレッディングも未使用なので、合計スレッド数は32となっており、24コアの割には少ないです。そのため、16コア32スレッド「Ryzen 9 7950X」とスレッド数は同じで、マルチスレッド性能もほぼ同等となっている点は留意です。
ただし、Pコア数の差があまり関係ないゲーミング性能およびシングルスレッド性能ではCore i9が少し上回っているため、単純な性能勝負ではわずかにCore i9有利となっています。そのため、最強のCPUを求める場合にはCore i9が有力となります。
また、価格は発売時には「Core i9-13900K」よりも「Ryzen 9 7950X」方がやや高価でしたが、その後値下がりしほぼ同額になりました。とはいえ、マザーボードが第13世代Coreの方が少し安く、処理性能ではCore i9がわずかに有利ですから、性能コスパは第13世代Core i9の方が有利となっています。
対するRyzen 9 7950Xは16コア32スレッドという仕様になっており、全てがいわゆるPコアです。16個のPコアによるマルチスレッド性能は驚異的で、24コアの第13世代のCore i9と同等レベルです。しかし、シングルスレッド性能およびゲーミング性能では少し負けているため、総合処理性能ではわずかに不利となっています。価格はほぼ同じなので、処理性能コスパでもCore i9に軍配が上がる形になっています。
ただし、Eコアを大量に搭載する第13世代のCore i9は、全コア稼働時の電力効率が対抗のRyzen 9に劣るのが弱点です。マルチスレッドテストで1Wあたりのスコアを算出すると「Ryzen 9 7950X」の方が明らかに有利なのに対し、単純な性能差は大した差でもないので、性能重視の場合でも高負荷な状態がずっと続く場合にはRyzen 9に優位性があります。そのため、性能と効率のどちらを重視するかという問題になります。
次に、一つ下位の12コアのRyzen 9であるRyzen 9 7900X / 無印についてですが、12コア24スレッドという仕様になっており、こちらも全てがPコアです。12コアながら、前世代の16コアCPUである「Ryzen 9 5950X」や「Core i9-12900K」に匹敵するマルチスレッド性能を持ちます。
マルチスレッド性能自体は非常に高性能でハイエンドと言えるものですが、第13世代Core i9や7950Xと比べると一段劣る性能となっており、この価格帯のCPUを検討する人は最高性能を求める人が多いため、第一候補となることは少なそうです。また、性能的には第13世代のCore i7に近いのに、価格は少し高いため、Core i7との二択でやや不利な点も優先順位を下げています。最上位CPUと比べるとコスパは悪くないものの、実質的に競合するCore i7よりは少し悪いという感じで、決して悪いCPUではないものの、やはり第一候補にはなりにくそうです。
とはいえ、他のCore i9 / Ryzen 9よりは一段少ない消費電力で稼働することができ、コスパも良い部類ではあります。特に無印の「Ryzen 9 7900」は約7万円(発売時)という価格で他のCore i9やRyzen 9よりも安価な上、標準設定なら12コアとは思えない省電力さかつ電力効率も物凄く良いので、クーラーや電源の費用を節約したい場合には優れた選択肢になりますし、性能重視の場合でもPBOという疑似オーバークロック機能を有効にすれば7900Xと少ししか変わらない性能で稼働できたりもするので、設定をいじってみたいという人にもおすすめできる高コスパで扱いやすいハイエンドCPUに仕上がっていると思います。
次に電力面についてですが、これはRyzen 9の方が有利となっています。TDP(PL2)の値を見てみると、末尾KおよびXの上位モデルでは、Core i9は253W、Ryzen 9は230Wでやや少ないです。省電力寄りの無印モデルではより差が開き、Core i9は219Wなのに対し、Ryzen 9は88W(最大でも170W)となっているので、明らかにRyzen 9が有利なことがわかると思います。最大値で見た電力差は約1割程度という感じですが、マルチスレッド性能はほぼ同等で、シングルスレッドやゲーミング性能も差は1割もないので、効率もRyzen 9の方が良いです。
といった感じで、総評としては純粋な性能ではCore i9の方がわずかに有利だけど、電力面ではRyzen 9がやや大きめに有利で、総合的に見てもRyzen 9が有利というのが個人的な評価です。また、Core i9は無印モデルでもかなりの消費電力なので、水冷が欲しいレベルですが、Ryzen 9は12コアがモデルがあり、一段安い上に空冷での運用も十分視野に入れれるため、選択の幅が広いのも嬉しいです。
更に、少し違う側面から見ると、ソケット(マザーボード)面でもRyzenの方がやや有利です。第13世代CoreのソケットはLGA1700で、これは恐らく次の世代から変更となるため、マザーボードも既存のものでは対応できなくなるのに対し、Ryzen 7000シリーズのAM5は最低でも2025年までのサポートが名言されている点は長期利用を見据えるなら嬉しいです。
このクラスのCPUを搭載するPCはマザーボードや他パーツも基本的に高価で高品質なので、パーツを交換する機会はあまり無いかもしれませんが、一応判断材料の一つにはなるかもしれません。
Core i7 と Ryzen 7
Core i7およびRyzen 7は主流CPUにおける上級モデル(上から2番目)です。いわゆるハイクラスと呼ばれる区分に入ります。
価格はおおよそ5万円~7万円となっています(2023年1月時点)。
価格はCore i9やRyzen 9ほど高くないながらハイエンド用途で使える性能を持ち、特にゲーミング性能はCore i9やRyzen 9とも価格差ほど変わらないことが大きく、コスパ重視の高性能PCで特に人気のシリーズとなっています。
CPU名 |
マルチ
スレッド |
シングル スレッド |
ゲーミング |
消費電力
発熱
|
|
---|---|---|---|---|---|
![]() |
Core i7(第13世代)
|
||||
![]() |
Ryzen 7(7000番台)
|
||||
![]() |
Core i7(第12世代)
|
||||
![]() |
Ryzen 7(5000番台)
|
Core i7とRyzen 7の人気モデルを一部抜粋して比較しています。
CPU | Cinebench R23 Multi |
コア/ スレッド |
動作クロック 定格/最大 |
TDP (PL1) |
TDP (PL2) |
コスパ | 電力効率 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i7-13700K | 31,062 | 16/24 | 3.4 / 5.4GHz | 125W | 253W | 0.485 | 122.8 | 63,980円 |
Core i7-13700KF | 31,062 | 16/24 | 3.4 / 5.4GHz | 125W | 253W | 0.502 | 122.8 | 61,800円 |
Core i7-13700 | 16/24 | 2.1 / 5.2GHz | 65W | 219W | 59,800円 | |||
Core i7-13700F | 16/24 | 2.1 / 5.2GHz | 65W | 219W | 56,980円 | |||
Core i7-12700K | 22,812 | 12/20 | 3.6 / 5.0GHz | 125W | 190W | 0.380 | 120.1 | 60,000円 |
Core i7-12700KF | 22,812 | 12/20 | 3.6 / 5.0GHz | 125W | 190W | 0.415 | 120.1 | 55,000円 |
Core i7-12700 | 21,568 | 12/20 | 2.1 / 4.9GHz | 65W | 180W | 0.411 | 119.8 | 52,500円 |
Core i7-12700F | 21,568 | 12/20 | 2.1 / 4.9GHz | 65W | 180W | 0.431 | 119.8 | 50,000円 |
Ryzen 7 7700X | 20,399 | 8/16 | 4.5 / 5.4GHz | 105W | 142W | 0.379 | 143.7 | 53,800円 |
Ryzen 7 7700 | 18,720 | 8/16 | 3.8 / 5.3GHz | 65W | 88W | 0.348 | 143.7 | 53,800円 |
Ryzen 7 5800X | 15,245 | 8/16 | 3.8 / 4.7GHz | 105W | 142W | 0.393 | 107.4 | 38,800円 |
Ryzen 7 5800X3D | 15,003 | 8/16 | 3.4 / 4.5GHz | 105W | 142W | 0.255 | 105.7 | 58,800円 |
Ryzen 7 5700X | 14,211 | 8/16 | 3.4 / 4.6GHz | 65W | 76W | 0.461 | 187.0 | 30,800円 |
Ryzen 7 5700G | 14,041 | 8/16 | 3.8 / 4.6GHz | 65W | 88W | 0.436 | 159.6 | 32,200円 |
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i7-13700K |
31062
|
Core i7-12700K |
22812
|
Core i7-12700 |
21568
|
Ryzen 7 7700X |
20399
|
Ryzen 7 7700 |
18720
|
Ryzen 7 5800X |
15245
|
Ryzen 7 5800X3D |
15003
|
Ryzen 7 5700X |
14211
|
Ryzen 7 5700G |
14041
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i7-13700K |
2126
|
Ryzen 7 7700X |
2010
|
Core i7-12700K |
1939
|
Ryzen 7 7700 |
1916
|
Core i7-12700 |
1862
|
Ryzen 7 5800X |
1594
|
Ryzen 7 5700X |
1522
|
Ryzen 7 5700G |
1517
|
Ryzen 7 5800X3D |
1491
|
Core i7(第13世代)とRyzen 7(7000シリーズ)は、性能はCore i7の方が圧倒的に有利で、電力面ではRyzen 7の方が優れているという感じになっています。ただし、基本的にはCore i7が安定の選択だと思います。
第13世代のCore i7は合計16コア24スレッドとなっており、高性能コア(Pコア)が8コア、高効率コア(Eコア)が8コアという構成です。前世代のCore i9と同じ構成です。対するRyzen 7はPコアが8コアのみなので、コア構成はCore i7の方がEコア8つ分上回る形になっています。そのため、マルチスレッド性能は圧倒的にCore i7の方が有利であり、約1.5倍も高性能となっています。
また、シングルスレッド性能およびゲーミング性能でも若干Core i7の方が有利なので、処理性能はどの方面から見ても基本的にCore i7が有利です。価格はRyzen 7の方がやや安価ですが、マルチスレッド性能がCore i7の方が圧倒的に高いので、コスパ的にもCore i7の方が明らかに有利という感じになっています。
ただし、第13世代のCore i7(K付き)は消費電力が非常に多い点は要注意です。K付きモデルのTDP PL2はCore i9と同じ253Wとなっており、従来のCore i9をも少し上回るレベルです。無印モデルでも219Wとなっており、省電力では言い難いレベルの多さです。Core i7という肩書きですが、Kの有無に関わらず高負荷な処理を前提とするなら水冷クーラー推奨となる点は覚えておく必要があります。
対するRyzen 7の消費電力は、第13世代Core i7よりは圧倒的に少ないです。末尾XのTDP PL2は142Wとなっており、第13世代Core i7(K付き)の253Wとの差は100W以上と非常に大きいです。無印モデルなら88Wと更に格段に低くなります。マルチスレッド性能差は大きいものの、圧倒的に少ない電力で稼働するため、電力効率はRyzen 7の方がやや優れています。
Ryzen 7なら高負荷な処理前提でも空冷クーラーで運用が十分可能なレベルですし、電源でも余裕が出ますから、電力面ではRyzen 7の圧倒的に有利となっています。
なのですが、価格差はほぼ同等なのに性能に差がありすぎるため、やはりCore i7の方が魅力的です。それに、設定をいじれる人であれば、第13世代Core i7の最大電力設定値を多少下げたりすることも可能で、それをすれば電力面でのデメリットも抑えつつ時には圧倒的に高い性能を発揮させるみたいな使い方も可能となるので、Core i7の一択レベルに感じてしまいます。
一応まとめると、性能重視ならCore i7の方が大きく優れていて、消費電力や発熱面を重視するならRyzen 7の方が優れている。という評価になり、一見差別化はできているように見えますが、やはり先にも挙げた通り、価格がほぼ同じなのにCore i7の方が最大性能が圧倒的に上な点はかなり大きいです。CPUは処理性能の高さが非常に重要で魅力的ですから、正直Core i7一択レベルだと思います。細かく設定をいじる気がある人なら電力面のデメリットも薄れますし、やはり総合的に見ると第13世代Core i7が無難な選択になるのかなと感じます。
また、登場当初は前世代の第12世代Coreも安さの点で選択の余地がありましたが、無印モデルの登場で第一候補となるケースはほぼなくなり、あえて選ぶ必要性はなくなってしまったかなと思います。
Core i5 と Ryzen 5
Core i5およびRyzen 5は主流CPUにおける中級モデルです。いわゆるミドルレンジに区分されます。
中級とはいっても現在では十分に高性能で、「可・不可」でいえば不可能な事はないレベルの高性能さです。数年前のハイエンドCPUを大きく上回るレベルの性能を持っています。価格はやや幅が広く、おおよそ2万円~5万円台となっています。
CPU名 |
マルチ
スレッド |
シングル スレッド |
ゲーミング |
消費電力
発熱
|
|
---|---|---|---|---|---|
![]() |
Core i5 K付き
(第13世代)
|
||||
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Core i5 無印
(第13世代/10コア)
|
||||
![]() |
Ryzen 5(7000番台)
|
||||
![]() |
Core i5 K付き
(第12世代)
|
||||
![]() |
Core i5 無印
(第12世代)
|
||||
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Ryzen 5(5000番台)
|
Core i5とRyzen 5の人気モデルを一部抜粋して比較しています。
CPU | Cinebench R23 Multi |
コア/ スレッド |
動作クロック 定格/最大 |
TDP (PL1) |
TDP (PL2) |
コスパ | 電力効率 | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i5-13600K | 24,525 | 14/20 | 3.5 / 5.1GHz | 125W | 181W | 0.492 | 135.5 | 49,800円 |
Core i5-13600KF | 24,525 | 14/20 | 3.5 / 5.1GHz | 125W | 181W | 0.522 | 135.5 | 46,980円 |
Core i5-12600K | 17,660 | 10/16 | 3.9 / 4.9GHz | 125W | 150W | 0.420 | 117.7 | 42,000円 |
Core i5-12600KF | 17,660 | 10/16 | 3.9 / 4.9GHz | 125W | 150W | 0.442 | 117.7 | 40,000円 |
Core i5-13400 | 15,890 | 10/16 | 2.5 / 4.6GHz | 65W | 154W | 0.373 | 96.5 | 39,800円 |
Core i5-13400F | 15,890 | 10/16 | 2.5 / 4.6GHz | 65W | 148W | 0.453 | 100.4 | 32,800円 |
Ryzen 5 7600X | 15,315 | 6/12 | 4.7 / 5.3GHz | 105W | 142W | 0.405 | 107.9 | 37,800円 |
Ryzen 5 7600 | 14,240 | 6/12 | 4.7 / 5.3GHz | 65W | 88W | 0.380 | 161.8 | 37,500円 |
Core i5-12400 | 12,454 | 6/12 | 2.5 / 4.4GHz | 65W | 117W | 0.408 | 106.4 | 30,500円 |
Core i5-12400F | 12,454 | 6/12 | 2.5 / 4.4GHz | 65W | 117W | 0.461 | 106.4 | 27,000円 |
Ryzen 5 5600X | 11,268 | 6/12 | 3.7 / 4.6GHz | 65W | 76W | 0.420 | 148.3 | 26,800円 |
Ryzen 5 5600 | 11,077? | 6/12 | 3.5 / 4.4GHz | 65W | 76W | 0.508 | 145.8 | 21,800円 |
Ryzen 5 5600G | 11,077 | 6/12 | 3.9 / 4.4GHz | 65W | 88W | 0.508 | 125.9 | 21,800円 |
Ryzen 5 5500 | 10,605 | 6/12 | 3.6 / 4.2GHz | 65W | 88W? | 0.536 | 120.5 | 19,800円 |
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i5-13600K |
24525
|
Core i5-12600K |
17660
|
Core i5-13400 |
15890
|
Ryzen 5 7600X |
15315
|
Ryzen 5 7600 |
14240
|
Core i5-12400 |
11448
|
Ryzen 5 5600X |
11268
|
Ryzen 5 5600G |
11077
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i5-13600K |
2026
|
Ryzen 5 7600X |
1976
|
Core i5-12600K |
1918
|
Ryzen 5 7600 |
1856
|
Core i5-13400 |
1794
|
Core i5-12400 |
1716
|
Ryzen 5 5600X |
1572
|
Ryzen 5 5600G |
1504
|
まず言っておきたいのが、Core i5やRyzen 5と聞くと性能に不安を感じる人も居ると思いますが、今では十分に高性能と言えるレベルの性能を持っていることです。基本的に不可能なことは無いくらいの高性能さを持ちつつも価格が上位モデルよりも安いため、一般用途でのコスパが非常に良いのが魅力です。
中でもゲーミングコスパが非常に良い点は魅力的です。基本的にゲーミング単体のコスパであれば5が一番強いです(特に安価なモデル)。「ゲーミングといえばCore i7 / Ryzen 7以上」という印象の方は多いと思いますが、上位モデルとの決定的な差はコア数の差などによるマルチスレッド性能です。確かにCore i5 / Ryzen 5は上位モデルよりもコア数が少ないためマルチスレッド性能では劣りますが、ゲーミング性能に限れば話は別です。
ほとんどのゲームではCPUに全てのコアを全力で稼働させるほどの負荷が掛かることがないので、同じGPUであればゲームでのfpsはマルチスレッド性能差ほど低下することはまずありません。そのため、ゲーミング単体なら価格が安いCore i5 / Ryzen 5の方がコスパが良いという感じになります。
前置きが長くなりましたが、本題の比較に入ります。
Core i5(第13世代)とRyzen 5(7000シリーズ)は、性能はCore i5の方が大きく有利で、電力面ではRyzen 5の方が大きく有利という感じになっています。基本的にはCore i7 / Ryzen 7と同じ傾向です。
それぞれK付きとX付きの上位モデルから見ていくことにします。まず第13世代のCore i5(K付き)は合計14コア20スレッドとなっており、高性能コア(Pコア)が6コア、高効率コア(Eコア)が8コアという構成です。対するRyzen 5はPコアが6コアだけなので、コア構成はCore i5(K付き)の方がEコア8つ分上回る形になっています。EコアはPコアに劣る性能とはいえ、8コア差はさすがに非常に大きいです。そのため、マルチスレッド性能は圧倒的にCore i5の方が有利であり、約1.6倍も高性能となっています。
また、シングルスレッド性能およびゲーミング性能でも若干Core i5の方が有利なので、処理性能はどの方面から見ても基本的にCore i5が有利です。
価格を見ても、Core i5-13600K(F)とRyzen 5 7600Xでは、Core i5の方が約5,000円~8,000円ほど高価ではあるものの、さすがにこの性能差ではCore i5の方が明らかにコスパが良く魅力的です。
ただし、一応Core i5(K付き)の方が消費電力が大幅に多い点には注意です。TDP PL2は181Wとなっており、前世代のCore i7と同等となっています。対抗のRyzen 5は上位の7600Xでも142Wと大きく少ない上、実際には高負荷時にも142Wよりもやや少ない電力で稼働するため、Core i5(K付き)よりも大分少ない消費電力です。電源容量に余裕が出る上、クーラーも安価な空冷で十分なのはメリットです。電力効率も少し上回っています。そのため、性能の高さよりも安さや扱いやすさに特化する場合には魅力的ではあります。
とはいえ、Core i5はCore i7と違って、高負荷時でもなんとか空冷でも事足りるレベルに収まっているため、数字だけで見れば結構な差があるものの、実用面での差は数字ほどはないのかなという印象です。
そして、Core i5といえば400番台の下位モデルも魅力的です。こちらが本題かもしれません。Core i5-13400(F)は10コア16スレッドというコア構成で、Pコアが6、Eコアが4という構成です。前世代のCore i5-12600K(F)と同じ構成です。6コアのRyzen 5と比べると、Eコア4つ分の優位性があります。それでいて、価格はほぼ同等の3万円台まで安くなるので、コスパが非常に良いです。
性能は14コアの上位モデル(Core i5-13600Kなど)よりも大きく下がるものの、価格が大きく下がりRyzenとの差を埋める選択肢になります。電力面でRyzen 5に劣る点は変わりませんが、14コアモデルよりも消費電力が少し下がり、空冷運用が十分可能なレベルなので、重大な差というほどにはならないと思います。
といった感じで、総合的に見るとやはりCore i5が大きく有利だと思います。電力面で差があるといっても、どちらも空冷でなんとかなるレベルなら優先度としては高くないと思いますので、コア数で勝るCore i5が魅力的だと思います。
Core i3 と Ryzen 3(Ryzen 3未登場)
※Ryzen 3がRyzen 5000シリーズから消費者向けモデルが発売されていないので、Core i3のみの評価になります。
Core i3およびRyzen 3は主流CPUにおける中の下くらいに位置するモデルです。いわゆるミドルレンジ下位くらいに区分されます。価格は安く、おおよそ1万円台前半~2万円程度となっています。
価格の安さが魅力のモデルなので、性能はCore i5 / Ryzen 5以上と比較すると低いです。
とはいえ、現在ではWeb閲覧やOffice作業などの軽作業であれば十分すぎるくらいの性能は持っています。その安価さのおかげで、特に重い作業をしないのであればコスパは良いです。また、消費電力や発熱も少ないため、小さなケースで運用するのにも適しています。また、ゲーミング用途でも、上位モデルと比べるとパフォーマンスが劣るというだけで、普通に使えはします。
ですが、価格差の割にCore i5やRyzen 5との性能差が大きいことと、CPUは一度導入すると交換が難しいことが気になるため、優先して選ばれることはあまりないです。少し予算をプラスしてCore i5やRyzen 5を買うだけで性能が大幅に上昇するため、「3を買うなら、少しプラスして5買った方がお得」というのが明らかなので、他モデルより人気は低めです。
そのことをメーカーも承知しているのか、特にデスクトップではIntelもAMDもCore i3およびRyzen 3の販売にあまり積極的ではない印象です。実際、Ryzenに至っては、2023年1月時点でRyzen 5000シリーズおよびRyzen 7000シリーズで消費者向けモデルが1つも投入されていません。
CPU名 |
マルチ
スレッド |
シングル スレッド |
ゲーミング |
消費電力
発熱
|
|
---|---|---|---|---|---|
![]() |
Core i3(第13世代)
|
||||
![]() |
Core i3(第12世代)
|
||||
![]() |
Ryzen 3(5000番台)
※未投入なので評価無し
|
Core i3とRyzen 3の人気モデルを一部抜粋して比較しています。
CPU | Cinebench R23 |
コア/ スレッド |
動作クロック 定格/最大 |
TDP (PL1) |
TDP (PL2) |
クーラー の付属 |
コスパ | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i3-13100 | 4/8 | 3.4 / 4.5GHz | 60W | 89W | 〇 | 23,800円 | ||
Core i3-13100F | 4/8 | 3.4 / 4.5GHz | 58W | 89W | 〇 | 19,800円 | ||
Core i3-12100 | 8,172 | 4/8 | 3.3 / 4.3GHz | 60W | 89W | 〇 | 0.484 | 16,880円 |
Core i3-12100F | 8,172 | 4/8 | 3.3 / 4.3GHz | 58W | 89W | 〇 | 0.584 | 14,000円 |
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i3-12100 |
8172
|
Core i3-12100F |
8172
|
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i3-12100 |
1679
|
Core i3-12100F |
1679
|
Ryzen 3の比較モデルがないため、軽い紹介程度に触れていきます。
第12世代および第13世代CoreのCore i3は4コア8スレッドCPUです。
コア性能が以前よりも向上しているため、重い処理も不可能ではないですが、やはり上位モデルと比べると性能差がかなり大きいのは否めません。Core i5にすれば、第13世代では最低でも10コアが搭載されています。多少費用が節約できるといっても、1~2万円程度です。PCの総額の割合でみれば大した節約にもならないことが基本ですし、やはり上位モデルと比べるとコスパも微妙なモデルだと思います。
軽作業前提の実用コスパという点では、安さも含めて優位性はもちろんあるものの、ある程度長く使うPCなら、現状でも高性能とは言えないCPUを導入するのをおすすめするのは難しいです。
そのため、私個人としては安さ重視だとしても、Core i5 / Ryzen 5の下位モデルをおすすめします。
結局どっちが良い?
最後に「どっちが良いか?」という点について個人的なおすすめを述べています。あくまで参考までにご覧ください。
Core i7 / Ryzen 7 以下では第13世代Coreがコスパで明らかに有利
Core i7 / Ryzen 7 以下のモデルはPコアの数は同じながらCoreではEコアが追加されているため、Coreの方がマルチスレッド性能が大きく有利です。そのため、性能コスパは第13世代Coreが明らかに有利です。
電力面ではRyzen有利なものの、性能差がかなり大きいため、価格がほぼ同等なら性能を重視したい人が多いと思いますし、電力面は後から調整も可能な部分です。そのため、基本的にコスパ重視(ハイエンド除く)PCなら第13世代Coreの方が有利なので、Coreが無難な選択肢です。
相変わらずCore i5とCore i7のK無しモデルがコスパ最強筆頭格
従来通りという感じですが、総合コスパではCore i5およびCore i7の無印(K無し)モデルが筆頭だと思います。Core i7-13700(F)とCore i5-13400(F)ですね。円安の影響もあって従来よりはそれぞれ1万円ほど高価になってしまったものの、変わらず非常に強力です。
5万円台で前世代と同じ16コアと備えるCore i7は新たな高性能高コスパCPUの定番になるのは間違いないと思いますし、Core i5は3万円台になり安さの魅力は薄れてしまったものの、Eコア追加によりマルチスレッド性能を飛躍的に伸ばしています。3万円台とは思えない高性能さで安さ重視PCの定番になること間違いなしです。
コスパ特化なら「Core i7-13700(F)」、安さ&コスパ重視なら「Core i5-13400(F)」が無難な既定路線になると思います。
第13世代のCore i5(K付き)が新たな高性能モデルの定番に入るかも?
人気モデルになるかは微妙なところですが、Core i5(K付き)が価格や性能的に従来のCore i7のような立ち位置に居るので、もしかしたら定番に仲間入りするかもしれません。
該当モデルであるCore i5-13600K(F)のコア数は14コアとなっており、マルチスレッド性能も前世代のCore i7を上回るほどで性能は十分で、ゲーミング性能もCore i7と大差ないので、ゲーミング性能を出来るだけ保ちつつ価格を抑えるには最適なモデルに仕上がっています。
もちろん第13世代でもCore i7(無印)は十分魅力的ですし、定番としては君臨するでしょうけれど、今までは正直影が薄かったK付きのCore i5が存在感を増してくるかもしれないと思いました。
ハイエンドのコスパはCore i9がわずかに有利だけど、電力面ではRyzen 9が少し有利
性能特化のハイエンドモデル Core i9 / Ryzen 9 を検討する場合ですが、性能重視ならCore i9、電力面重視ならRyzen 9(16コア)という形になります。
ただし、正直好みレベルの差という印象です。強いて言うなら、迷うなら個人的には「Ryzen 9 (7950X)」を勧めたいかなという程度の差になります。
個人的に電力効率が良いCPUの方が好きというのがありますし、先にも触れましたが、Ryzen 7000のソケットAM5の方が恐らく現役が長くて長期サポートとなる点が主な理由です。とはいえ、Core i9 / Ryzen 9クラスのCPUを導入してすぐにCPUを交換したいという人もあまり居ないとは思うため、気にするまでもないかもしれませんので、やはり好みレベルです。
Ryzen 9の12コアモデルに関しては、マルチスレッド性能が第13世代のCore i9や7950Xに比べて大きく劣るため、性能特化では選択肢から外れてしまうと思います。マルチスレッド性能コスパでもわずかながら劣っています。電力面では優位性があるものの、7万円~クラスのCPUを検討するならやはり性能に特化したいということだと思いますから、7950XやCore i9の方が魅力的に感じる場合が多いと思われ、候補の上位に挙がってくることはなさそうな印象です。
Ryzen 9 7900(無印)の電力面が物凄く優秀で、意外に強力?
少し遅れて追加された省電力モデルの「Ryzen 9 7900」ですが、これが意外と強力です。
その魅力はやはり省電力さと電力効率です。標準設定ではMTPが88Wとなっており、12コアとは思えない省電力さとなっており、小さめの空冷でも冷却が可能なレベルです。クーラーや電源の費用を節約することが出来るのはメリットの一つです。
性能も、7900Xと比べるとマルチスレッド性能はさすがにやや低下するものの、16コアの第3世代Core i7より少し低い程度に収まっており、十分にハイエンドな性能です。その仕様によって、電力効率は物凄く良くなっているため、性能重視だけど電力効率も重視したい場合には非常に強力な仕様です。
価格は発売時で約7万円台となっており、他のCore i9やRyzen 9よりは一段安くなっていることもあり、コスパは普通に良い部類です。性能と価格的にはCore i7と競合する形になっており、本体価格では負けてしまっていますが、上述の電力面でクーラーや電源の費用が節約することが出来ることに加え、電力効率や省電力性で圧倒的に優位なので、長期的に見れば実質費用もそこまで負けていないかなという印象です。
更に、「Ryzen 9 7900」ではPBOという疑似的な自動オーバークロック機能を利用することができ(Xモデルでは標準で有効になっている機能)、それを有効にすれば7900Xに近い性能で運用することも可能になります。電力面ではクーラーは高い性能を要求されるレベルまでになってしまうものの、簡単に切り替えることが出来るので、選択肢があるのは良いことです。
このように、「Ryzen 9 7900」は高い性能と効率を備えながら、省電力CPUにも性能重視CPUにもなる面白いCPUだと思います。
とはいえ、やはり純粋なコスパでは第13世代のCore i7に負けるのは事実であり、どうせ高い性能を求めるなら高性能なクーラーは必要となりますから、ゲーミングPC向けのCPUとして勧めるならやはりCore i7にはなってしまうとは思います。
第一におすすめすることはあまり無いCPUだとは思いますが、総合力とポテンシャルは非常に高いCPUとして紹介しておこうと思います。
それでは、内容はここまでとなります。ご覧いただきありがとうございました。
core i7-12700とRyzen7 5700XのPCで12700の方が5700Xよりも2万円ほど高い構成を見つけたのですが、その値段の差に見合う性能は見られるのでしょうか。その他の構成は同じものとします。
用途とGPUによると思います。
まず、「Core i7-12700」の方がコア数が多い新しいCPUのため、マルチスレッド性能が「Ryzen 7 5700X」の約1.5倍と大幅に高いです。そのため、高負荷なマルチスレッドが重要な処理で使う場合には十分価値はあると思います。一般的なものでいうと、マルチタスク処理全般や、CPUレンダリング・エンコードなどがあります。
関連して、12700の方がGPUのボトルネックもやや発生しにくい他、単純なゲーム性能もCore i7-12700の方が若干上なので、ハイエンドGPUと組み合わせる際には12700の方が有利になると思います。
総評としては、ベンチマークスコアを見るとやはりマルチスレッド性能差が大きく違うため、2万円(恐らく全体の10%~15%程度?)で1.5倍と考えると価格差から得られる性能としては十分な上、ゲームパフォーマンスやボトルネック面でも少し優秀な「Core i7-12700」の方が純粋なコスパは上だと思います。
ただし、重いマルチスレッド処理を頻繁にする訳でなく、ゲームパフォーマンスなども少しでも高い方が良い訳でないなら、実際の使用感はほぼ変わらないと思うので、安い「Ryzen 7 5700X」の方が良いとなると思います。
また、CPU以外の構成は同じものということでしたが、CPUクーラーが低性能なもので統一されている場合には、省電力な「Ryzen 7 5700X」の方が良いという可能性もあると思います。
返信ありがとうございます。
この場合のハイエンドGPUというと何番あたりからのことを指すのでしょうか。
また、12700の発熱ではBTOでよく使われるクーラーでは排熱は足りないですか。その場合、どの程度のクーラーが必要ですか。
ゲームや解像度にもよるので一概には言えないですが、ベンチマークテストの3DMark Time Spyのスコアを参考に見てみると、
【RTX 3060】
5700X:8874(-2.8%)
12700:9128
【RTX 3060 Ti】
5700X:11523(-2.8%)
12700:11855
【RTX 3070】
5700X:12932(-4.4%)
12700:13531
【RTX 3080】
5700X:15929(-6.5%)
12700:17029
上記のような感じになっているので、RTX 3070から少しボトルネック差が出てきているという感じになります。
排熱については、PCケースにもよりますし、CPUクーラーについても具体的な製品がわからないと何とも言えないですが、Core i7-12700の安さ重視製品では120mmファン1基の空冷が多い印象なので、その場合には十分とは言えないかなと思います。
とはいえ、高負荷時に少しだけ性能が落ちるかもって程度で、後から調整も可能な部分なので、CPU付属のクーラーでなければ気にするほどでもないかもしれません。余計なことを言ってしまったかもしれません。
一応、Core i7-12700で空冷なら120mmファン2基 or 140mmファン1基のクーラーがあると安心ではあると思います。
AMD Ryzen 7 5700GとIntel Core i5-12400で迷てます。
タスクをたくさん開くので一度Ryzenを使ってみたいのですがソフトの相性や不具合、故障が
心配です。
恐らく想像しているほどRyzenの方が問題が多発している状況は今ではないと思います。
逆にCoreの方で脆弱性や不具合が発生していることも普通にありますし、よく使用するソフトで問題が多発していないか事前に調べるのは必要だと思いますが、個人的にはそれ以上は気にしても仕方無いのではないかと思います。
ありがとうございました。
今までIntelばかり使用していたので不安でした。
ちなみに、とねりんさんは、どちらがお勧めですか。
価格差と自作とBTOなどで購入するかでも話が変わりますし、どちらが良いとは言えないですね。
理解されているような気がしますが、Ryzen 7 5700Gの他の競合モデルよりゲーミング性能がやや低い点と、Core i5-12400の方がややマルチスレッド性能が低い点を踏まえ、自分の用途や予算などを考慮して決めることになると思います。
また、Ryzenは次世代からチップセットやソケット形状が刷新されるため新世代のものへの交換は不可能になる可能性が高いですが、Coreの方は次世代(13世代)でもソケット形状は維持され既存のマザーボードでも対応されることが予測されているため、後のCPU換装を考えるならCoreの方が有利な点や、DDR5メモリへの対応などでも差があります。
ありがとうございました。
BTOで Ryzen 7 5700GはWindows10でi5-12400はWindows11で価格は同額です、
とねりんさんのおっしゃる通り後の事も考えて、パソコンショップに行って来ます。
差し支えなければ、もう少し詳しい構成(もしくは型番)と価格を教えていただけないでしょうか?
今は次世代のCPUやGPUが控えていて難しい時期なので、一応コスパチェック的なことくらいは出来るかなと思うので、良ければ。
Ryzen3 3250UとRyzen5 4500Uのどちらを購入しようか検討しております。
用途としては初心者のword,excel練習用で、コスト重視です。
どちらがおすすめですか?
オフィス程度の軽作業なら、処理性能はRyzen 3 3250Uでも十分だと思います。
ただ、Ryzen 5 4500Uの方が処理性能は圧倒的に高く、電力効率も大幅に良いです。
長期利用を想定しており、バッテリー駆動時間も長い方が良い場合にはRyzen 5 4500Uの方がおすすめです。
コメントありがとうございます!
有益なご意見とても参考になります。
再度、検討致します。