ノートPCショップ(メーカー)一覧【2023年最新版】

2023年版の主要なノートPCショップ(メーカー)をざっくりとまとめた記事です。

注意

掲載の情報は記事更新時点(2023年6月27日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

公式ストアリンクまとめ

まず始めに、下記に各メーカーの公式ストアのリンクだけを先にまとめて載せておきます(別タブで開きます)。また、メーカーの公式ストアだけでなく、Amazonや各家電量販店(通販)での取り扱いも多いので、そちらも併せて確認すると良いと思います。Amazon等で購入した方がの方が安く手に入るケースも珍しくはないですが、公式ストア以外で購入すると初期不良・修理対応やサポートを受けるのがやや面倒だったり、公式ストア購入限定のサポートが付属するケースもある点は留意しておきましょう。

ショップ一覧(おすすめ)

主要なノートPCショップ(メーカー)をそれぞれ紹介しています。まずは、コスパが比較的良いおすすめショップからまとめています。各評価等についてはなるべく客観的な目線を意識していますが、あくまで主観なのでご了承くださいませ。オススメ度についてはコスパを重視しています


Lenovo(レノボ)

良い点

  • コスパが非常に良い
  • 幅広い機種

気になる点

  • 無料サポートが最低限で、海外メーカーなので海外の方の対応となる可能性が高いかも

レノボの評価
コスパ
(4.5)
ゲーミング
(3.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(2.0)
オススメ度
(4.5)

レノボは中国(北京)に本社を置く世界でも大手のPCメーカーです。非常にコスパの良いPCを多数販売しています。

本社は中国ですが、オペレーションセンターはアメリカとシンガポールがメインとなる他、PC部門はNECと事業統合されていて日本市場も重視しており、中国企業っぽさはそこまで強くなく、グローバルな印象を受けます。

コスパは本当に優れており、他の大手メーカーと比べても良く見えることも多いレベルです。コスパの良さで選ぶならHPやデルと並んで筆頭のメーカーだと思います。製品ラインナップも豊富なので、用途に合う機種が何かしら見つかると思います。

ただ、製品幅も広くてどのジャンルも魅力的な機種がある印象ですが、個人的にはゲーミングノートPCはちょっと気になりました。ヒンジの形が少し特殊となっており、個人的には見た目は好みでなかったです。コスパは良いですし、冷却性能を重視した形ではあるので、ほぼ宅内据え置きのような形で使うならむしろプラスな要素だと思いますが、ある程度持ち出すことも意識する場合には微妙かもしれない点に注意です。

全体の製品の印象としては、コスパ重視品が多いながら品質が悪いものばかりという訳でもないですし、やはり安さは正義なので非常に魅力的なメーカーです。

その代わりサポートは無料では最低限な点は注意です。更に、海外メーカーなので、電話対応も海外の方となる場合も多いことが想定される点もあるので、わからないことがあれば自分で調べることが出来る人でないと少し不安かもしれません。


DELL(デル)

良い点

  • コスパが非常に良い
  • ほぼ全モデルで即納モデルあり

気になる点

  • 個人でも買えるけど、法人モデルが多い
  • 無料サポートが最低限で、海外メーカーなので海外の方の対応となる可能性が高いかも

デルの評価
コスパ
(4.5)
ゲーミング
(4.0)
クリエイター
(4.5)
サポート
(2.0)
オススメ度
(4.5)

デルはコスパの良さが魅力のアメリカに本社を置くメーカーです。ノートPCのコスパの良さで選ぶなら、レノボやHPと並んで筆頭のメーカーだと思います。

また、デルのPCはほぼ全モデルに即納モデルがあり、価格も通常のモデルと大きくは変わらないので、出来るだけ早く手元に届いて欲しい人にもおすすめできるのは強みだと思います。

機種の種類は大手メーカーらしく豊富ですが、法人モデルも多い点が個人購入の場合は少し不便です。個人でも個人事業主として購入することが普通に可能なので、その点は問題ないのですが、一応法人モデルとなっているため、個人向けのおすすめPCやレビューなどが少ないため情報を掴みにくい印象です。

とはいえ、個人モデルに限っても製品数は十分ですし、コスパも良いので大きな問題ではないかもしれません。

コスパは優れたデルですが、その代わりサポートは無料では最低限な点は注意です。更に、海外メーカーなので、電話対応も海外の方となる場合も多いことが想定される点もあるので、わからないことがあれば自分で調べることが出来る人でないと少し不安かもしれません。


HP

良い点

  • コスパが非常に良い
  • 幅広い機種
  • セールを頻繁に行っている

悪い点

  • 無料サポートが最低限で、海外メーカーなので海外の方の対応となる可能性が高いかも

HPの評価
コスパ
(4.0)
ゲーミング
(3.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(3.5)
オススメ度
(4.5)

HPは非常にコスパが良いPCを多数販売しているPCメーカーです。アメリカに本社を置きます。レノボやデルと並んで、ノートPCでは特にコスパが優れたPCメーカーだと思います。

頻繁に開催されるセールやキャンペーン対象品が特にお得なので注目です。具体的には、2023年時点では「週末限定セール」「〇時間限定タイムセール」「アウトレットセール」の3つが主軸となっている他、期間限定のセールが開催されることもあります。常に何かしらのセールやキャンペーンが行われていて、対象品の中には物凄くお得なものもよくあるので必見です。

機種も豊富なので、用途にあった機種が何かしらあると思います。

コスパは優れたHPですが、他の海外メーカーと同様に、サポートは無料では最低限な点は注意です。更に、海外メーカーなので、電話対応も海外の方となる場合も多いことが想定される点もあるので、わからないことがあれば自分で調べることが出来る人でないと少し不安かもしれません。


ASUS

良い点

  • セールを頻繁に行っている
  • コスパが良い(セール品)
  • ゲーミングノートが豊富

悪い点

  • セール・キャンペーン対象じゃないと少し高いことが多い
  • ASUSあんしん保証に登録で、無料のサポートが割と良い
  • 海外メーカーなので海外の方の対応となる可能性が高いかも

ASUSの評価
コスパ
(4.0)
ゲーミング
(4.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(3.0)
オススメ度
(4.0)

ASUSは台湾に本社を置くメーカーです。コスパも比較的良い印象で、コスパ重視なら見ておきたいメーカーです。

ASUSはゲーミングノートPCが非常に充実しているのが特徴の一つです。スタンダードなゲーミングノートはもちろん、フリップタイプの2in1のゲーミングノートや、着脱可能なキーボード付きのタブレットタイプのゲーミングPCまであります。外付けGPUを自社販売していたりなどもしています。ゲーミングノートPCのバリエーションは非常に豊富なので、モバイルゲーミングPCを探すなら必見のメーカーです。

通常価格はレノボやHPなどのコスパの良いショップと比べるとやや高めですが、セールを頻繁に行っており、対象製品のコスパは良いです。セール価格はAmazon等などの他の販売店でも基本的に反映されますが、公式のASUS Storeだけのセールも少しあるので、そちらも覗いておくと良いです。

保証は通常保証に加えて、購入1ヶ月以内に製品登録をするだけで「ASUSあんしん保証」というサービスに無料で加入することができ、保証期間の1年で1度のみですが、故障原因不問で負担を部品代金の20%だけで修理対応を受けることができます。大手の無料のサポートの中では比較的良い方だと思います。また、他の有料サポートでも故障原因は不問です。

ただし、海外メーカーなので、対応は外国の方のことも多いことが想定されます。ただし、基本的に故障原因が不問なので、不具合トラブル等での対応で困ることは他メーカーよりは少ないかもしれません。


Microsoft(Surface)

良い点

  • Microsoft Officeが付属(教育・法人モデル除く)
  • 全モデルでタッチパネル搭載の優れたディスプレイ採用
  • 公式のMicrosoft Storeでの購入時には無料でも手厚いサポートや返品対応
  • 一部の機種ではマイクロソフト ペン プロトコル(MPP)対応で、ペン操作が快適に

気になる点

  • 価格が高め
  • ゲーミングモデルが無い

マイクロソフトの評価
コスパ
(2.0)
ゲーミング
(1.5)
クリエイター
(4.0)
サポート
(3.5)
オススメ度
(3.5)

説明も不要かと思いますが、マイクロソフトはWindowsを開発したアメリカの企業です。PC販売事業では「Surface」を展開しています。着脱可能なタイプカバーを利用して、タブレットとノートPCのどちらとしても使える2 in 1タブレットの先駆けとなったブランドでもあります。

「Surface」は他メーカーでは当たり前ではない特徴がいくつかある点に注目です。

まず一つは、Microsoft Officeが標準で付属している点です(教育・法人モデル除く)。他メーカーなら高い費用が必要となるオフィスですが、マイクロソフトなら費用ゼロで導入できる強みを活かしています。

二つ目は、優れたディスプレイ性能です。Surfaceは全モデルタッチパネル搭載かつやや高めの縦長で高めの解像度という特徴があります。要するに、総じて安価なPCよりもディスプレイの質が優れています。ペンの筆圧や傾き検知にも対応しており、イラスト制作やお絵描きなどにも向いています。更に、一部の機種ではマイクロソフト ペン プロトコル(MPP)による触覚フィードバック機能まで対応しています。

モバイル機としてはタッチパネル搭載は非常に魅力的ですし、解像度や色域なども優れたディスプレイなので、モバイル機としての重要な基本性能が総じて高いのは非常に魅力的です。

ただし、その代わりSurfaceは価格が全体的に高めとなっています。ディスプレイの質の高さやOffice付属の面があるとはいえ、それを考慮しても他のコスパの良い海外メーカーと比べると総合コスパはやや劣る印象です。

サポートは、公式のMicrosoft Storeで購入した場合には基本保証に加えて、60日間の返品無料と、90日間の無償テクニカルサポートが付属する他、60日以内に購入時よりも価格が下がった場合に差額が返金される価格保証まであります。

超大手企業ということもあり、無料でも手厚いサポートとなっていると思います。ただし、初期不良以外の交換対応は基本再生品(他の初期不良などで返品されたものを整備し直したもの)との交換になる(要確認)らしく、新品交換や修理対応ではないらしいので注意が必要です。

価格は高いので予算に余裕がある人向けですが、全モデルで優れたタッチ対応ディスプレイを備えており、公式ストア購入時には無料でも手厚いサポートがあるのは魅力です。


Apple

良い点

  • 独自開発の高性能省電力チップ(Apple Mシリーズ)
  • 高品質高解像度ディスプレイ

気になる点

  • 価格が高め
  • ノートPCではタッチ対応機が無い(タッチ機能が欲しいならiPad)
  • Windows機がない

Appleの評価
コスパ
(3.0)
ゲーミング
(1.5)
クリエイター
(3.5)
サポート
(3.5)
オススメ度
(3.5)

AppleはiPhoneやMacBookで有名なアメリカに本社を置く企業です。OSには独自開発のMacOS(PC)やiOS(iPhone)を採用しているため、Windowsとは使い勝手が異なる点は留意しておく必要があります。

Apple製品の特色は上述のOSとプロセッサです。2020年11月から「Apple Mシリーズ」という自社開発のプロセッサ搭載品を発売していますが、これが高性能なのはもちろんですが、省電力性に優れたプロセッサとなっているのが魅力的です。

また、Apple Mシリーズは統合GPUの性能も内蔵品としてはかなり高性能となっており、外部GPU無しでもデータ量が多すぎないグラフィック処理なら対応できるのも魅力です。モバイル性能とバッテリー持ちを犠牲にすることなく、クリエイティブ用途にも対応できる汎用性の高いPCとなっています。ただし、残念ながらDirectXにはネイティブ対応していないため、Windows向けのゲームは基本まともにはプレイできない点には注意が必要です。

ディスプレイに関しては、どの機種も一般的なものよりもやや高い解像度と高い色域を備えた優れたものとなっています。ただし、MacBookは2023年6月時点ではタッチ対応機が一つもないのが残念です。慣れた人ならタッチパッドやキーボード操作の方が速いというのはそうかもしれませんが、やはり初心者や高齢者などのPCに詳しくない人はタッチ機能があった方が直観的でわかりやすいと思います。独自OSとタッチ機能無しの点から、PC初級者の人にはおすすめしにくい機種にはなってしまっていると思います。

サポートは、Macでは全製品に1年間のハードウェア保証と90日間のテクニカルサポートが付いています。マイクロソフトと似ています。さすがの超大手企業ということで、無料でもサポートは手厚いです。


MSI

良い点

  • クリエイター向け・ゲーミングノートPCが充実
  • ゲーミングノートPCのコスパが良い
  • 無料の本体保証が2年と長い

気になる点

  • 高額機が基本で、安価な機種が少ない
  • 一般・ライトユーザー向けの製品が少ない

MSIの評価
コスパ
(3.5)
ゲーミング
(4.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(3.5)
オススメ度
(4.0)

MSIは台湾に本社を置くメーカーです。ノートPCでは主に、クリエイター向けPCやゲーミングノートを中心に販売しています。ゲーミングノートPCのコスパは良いですし、クリエイターノートは見た目も良くて、性能の割には軽量な良い機種が多い印象です。

価格面では、コスパが良い機種もありますが、低価格機やコスパ特化機が少ない(というかほぼ無い)のが気になります。一部ビジネス向けのエントリー機もありますし、セール時にはクリエイター向けの下位機種が安くなったりすることもありますが、基本的には高額で高性能な機種を求める人向けのメーカーだと思います。

高額機が多いMSIですが、本体の無料保証が2年となっており長いのは良いです(2023年6月時点)。一般的には1年なので、明確なメリットです。

高額機が中心のため、一般・ライトユーザー向けには利用し辛いメーカーな印象ですが、無償の製品保証が長いですし、クリエイター・ゲーミング向けPCは魅力的な機種も多いので、該当する方にはおすすめできるメーカーです。


Dynabook

良い点

  • 国内メーカーで安心感がある(純国内ではないけど)
  • 国内メーカーの中ではコスパが良い
  • 電話での購入前・購入後サポートを無料で受けることができる

悪い点

  • 一般ユーザー向け製品のみ

Dynabookの評価
コスパ
(3.0)
ゲーミング
(1.0)
クリエイター
(2.0)
サポート
(3.5)
オススメ度
(3.5)

Dynabookは旧東芝の日本企業です。現在ではシャープグループとなっています。ただし、シャープは親会社が台湾が本社の鴻海(ホンハイ)の傘下企業なので、純国内メーカーではありません。

価格は、レノボ・デル・HP等のコスパの良い海外メーカーと比べると高めですが、国内メーカーの中では安めでコスパが比較的良い方だと思います。そのため、国内メーカーで出来るだけコスパを良い機種が欲しいならおすすめです。

機種の種類としては、軽量でモバイル性能を重視した機種も多くて、一般ユーザーには嬉しいと思います。ただし、製品はディスプレイ性能を重視したモデルや外部GPU搭載のクリエイターやゲーミング用モデルはなく、一般ユーザー・ライトユーザー向けのみとなっています(2023年6月時点)。

保証については無料では一般的な最低限という感じですが、技術的なのも含め購入前・購入後のサポートを無料で受けることが出来ます。海外メーカーよりも日本人の方が対応される可能性も高いと思うため、初級者の方も安心だと思います。


ドスパラ

良い点

  • ゲーミング・クリエイター向けノートのコスパが良い

気になる点

  • 製品数は少なめ
  • 一般ユーザー向けPCはそこまで

ドスパラの評価
コスパ
(4.0)
ゲーミング
(4.5)
クリエイター
(4.0)
サポート
(2.5)
オススメ度
(3.5)

ドスパラはゲーミングデスクトップのBTOパソコンショップとして有名な国内メーカーです。

ノートPCはゲーミング・クリエイター向けが主力です。ややバラつきはある印象ですが、良コスパ品はお買い得な印象です。一応ゲーミング・クリエイター向けでないノートPCもありますが、そちらは正直コスパも特別良くはない印象です。

ただし、やはりデスクトップPCがメインのショップなので、ノートPCは製品数が少ない印象です。また、カスタマイズのできるBTOパソコンショップとして有名なドスパラですが、ノートPCではパーツ構成は基本的に変更できません。

無料での保証は1年で、一般的な最低限な感じですが、サイト全体のサポートの評判は悪評がやや目立ちます。大手のサポートの評判はあまりアテにならないのが基本ですが、非常に多い客数をしっかりと捌き切れていない感は正直感じます。ただし、電話による技術的なサポートについては無料なので、そこは良いと思います。


マウスコンピューター

良い点

  • カスタマイズができる(価格は高い)
  • 無料でも3年間の無償修理保証(センドバックなので片道分の送料は負担)

悪い点

  • 全体的にやや高め

マウスコンピューターの評価
コスパ
(3.0)
ゲーミング
(3.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(3.5)
オススメ度
(3.5)

マウスコンピューターはゲーミングデスクトップのBTOパソコンショップとしても有名な国内メーカーです。

個人的な印象よりも機種の数は多かったです。全体的に軽量化に力を入れているようで、サイズの割には軽量なモデルが多かったです。価格はレノボ・デル・HPのような大手の海外メーカーと比べるとやや高いのでコスパ重視機を求める場合には最適とは言えないかもしれませんが、国内メーカーとしては安い部類だと思います。

また、ノートPCでは珍しく、メモリやストレージ容量をカスタマイズすることができるモデルが多いです。価格正直高いなと思いましたが(2023年6月時点)、32GB以上のメモリを最初から導入できるノートPCは多くないですし、そのような機種は大体かなり高価なので、それを考慮すると需要的には妥当な金額なのかもしれません。

マウスコンピューターの強みは国内メーカーとしては安い点もありますが、保証が良い点もあります。無料でも無償の製品保証が3年間付いているため、これは全メーカーで見てもトップクラスに良いと思います。センドバック保証となるため、片道分の送料は負担することになる点は要注意ですが、一般的には1年の保証が3年になるのは魅力的です。

更に、電話サポートについても無料で365日24時間対応と良いです。混雑しているときが多い印象はありますが、平日の夜間でも対応しているのは嬉しいです。


FRONTIER(フロンティア)

良い点

  • コスパが良い(ゲーミングノート)

気になる点

  • 製品数は少なめ
  • 2022年7月以降はゲーミングノートの発売が止まっている

フロンティアの評価
コスパ
(3.5)
ゲーミング
(4.0)
クリエイター
(3.5)
サポート
(3.0)
オススメ度
(3.5)

フロンティアはゲーミングデスクトップのBTOパソコンショップとして有名な国内メーカーです。デスクトップのゲーミングPCでは格安のセール品が有名で、コスパ重視としてはトップクラスのショップです。

ただし、ノートPCにはあまり力を入れていない印象です。

それでも以前はゲーミングノートPCに関しては比較的コスパが良くておすすめできる部類でしたが、2022年7月以降は新規製品の発売が止まっており、現在ゲーミングノートで販売中の製品が無いという状況です(2023年6月時点)。あまり売り上げや利益が芳しくなく、販売を止めてしまった可能性があるかもしれません。

ゲーミングノート以外のモデルは2023年6月現在でも販売が継続されていますが、大手の海外メーカーと比べると正直コスパは悪く、シェア的にレビューも少なくて製品の詳細を知ることが難しい点もあり、おすすめは正直しにくい印象です。

ゲーミングノートの販売が再開すれば話が変わるかもしれませんが、現状はノートPCを購入するショップとしてはあまりメリットが無さそうに感じるショップです。

その他のショップ

上述のショップ(メーカー)よりは価格面では劣るかなと思うショップを分けて載せています。費用を安くしたいなら基本的に向かないと思いますが、高い分サポート関連が充実していたり、質が高かったり、何かに特化していたりなどの魅力があることが基本なので、予算に余裕がある人は見て置いて損は無いと思います。


NEC

良い点

  • 国内メーカーで安心感がある(純国内ではないけど)

気になる点

  • 価格がやや高め

NECの評価
コスパ
(2.5)
サポート
(3.5)
オススメ度
(3.0)

NECは国内メーカーです。ただし、レノボ傘下なので、純国内メーカーではありません。

価格はレノボ・デル・HP等のコスパの良い海外メーカーと比べると高めですが、特価品は大きな差があるほどではないです。そのため、価格状況にはよりますが、国内メーカーの中ではコスパが良い部類なので、国内で高コスパ機を探すなら有力な選択肢になると思います。

製品は軽量でモバイル性能が高い機種も多くて、一般ユーザーには嬉しいと思います。ただし、製品は高解像度や外部GPU搭載のクリエイターやゲーミング用モデルがないため、上述の通り大手海外メーカーには価格でも劣るので、性能コスパ重視の場合にはやや魅力に欠けるかもしれません(2023年7月時点)。

無料の製品保証は1年と一般的です。


富士通

良い点

  • 国内メーカーで安心感がある(純国内ではないけど)

気になる点

  • 価格が高い

富士通の評価
コスパ
(1.5)
サポート
(2.0)
オススメ度
(3.0)

富士通は国内メーカーです。ただし、レノボ傘下なので、純国内メーカーではありません。

価格は、レノボ・デル・HP等のコスパの良い海外メーカーと比べると高めです。ただし、ペン内蔵型の2 in 1機種や、800g未満の超軽量PCなど、他メーカーと差をつけるための機種が多いので、他メーカーにはないPCを選びたいなら良いかもしれません。

サポートは通常のメーカー保証は一般的な1年ですが、その他のサポートが少し特殊です。

WebチャットおよびLINEによる相談は無料ですが、電話によるアフターサポートも基本メーカー保証と同じ1年が無料で、それ以降は有料です。

電話サポートの受付や説明ページもかなり項目や注意事項が多く、出来るだけ電話での問い合わせを減らしたいという意図が見えます。実際、ほとんどの問い合わせがチャットやQ&Aの確認だけで済むと思うので、対応側が効率を求めるなら正解ですが、消費者側としてはやはり不便なので、ここは少しマイナスかなと思います。

その代わり、恐らくは日本の方による丁寧な対応が期待できる可能性は高いかもしれないです。


Panasonic(パナソニック)

良い点

  • モバイル性の高い高品質PC
  • 価格重視機がほぼ無く、Let’s noteはどれも高品質なので、品質で失敗する可能性が低い

気になる点

  • 価格が高い
  • 15.6インチ以上のモデルが無い

パナソニックの評価
コスパ
(1.5)
サポート
(4.0)
オススメ度
(2.5)

パナソニックは数少ない純国内メーカーです。高品質で生産性とモバイル性に特化した「Let’s note」をメインに販売しています。テレビで記者が使っているPCでもよく見掛けます。

価格はコスパの良い海外メーカーと比べるとやはり高いですが、PC自体の品質は高いです。2023年6月現在では販売中の主流モデルは全て軽量モデルとなっており、モバイル性能を重視していることがわかります。

また、公式の紹介ページを見るとわかりますが、「生産性」も非常に重視した仕様となっています。最新モデルではメモリは16GB標準搭載がほとんどとなっている他、画面のアスペクト比も3:2や16:10のモデルが多かったり、タッチパネル搭載機や2 in 1タイプのものもあります。今では数少ない光学ドライブ搭載機も、14インチ以下で採用している機種まであります。ビデオカード搭載機はないため、重いグラフィック処理を伴う用途(主にクリエイティブやゲーム)ではやや弱いですが、その他の用途ならあらゆる用途に対応できる機種が揃っています。

価格が高めなのが難点ですが、最新のLet’s noteは例外なく高品質なモバイルPCとなっているため、予算はあるけどPCに詳しくないのでよくわからないところで失敗したくないという人には良いメーカーだと思います。

基本のメーカー保証は1年と普通です。電話での問い合わせは365日受け付けており、時間も夜8時までと少し長めなのが嬉しいです(2023年6月時点)。純国内メーカーなので、サポートは日本人の方となる可能性が高いと思うので、その点もPCに詳しくない人にとっては嬉しいかと思います。


Razer

良い点

  • ハイエンドなゲーミング・クリエイター向けPCを中心に販売

気になる点

  • 高価格機しかない

Razerの評価
コスパ
(1.5)
ゲーミング
(4.5)
クリエイター
(4.5)
サポート
(2.0)
オススメ度
(2.5)

Razerは多彩なゲーミングデバイスを販売する、シンガポールに本社を置くメーカーです。ノートPC部門では、主に高額なゲーミングノートやクリエイター向けPCを中心(ほぼ専門)に販売しています。

高い性能のCPUとGPU、ディスプレイを採用したPCを販売しています。高いパーツを採用した機種が基本なので、平均価格はかなり高めです。予算に余裕があって、価格よりも性能の高さをとにかく重視したいクリエイターやゲーマーにおすすめのメーカーです。


Acer

良い点

  • コスパが良い

気になる点

  • タッチ対応製品が少ない
  • アスペクト比がほとんど16:9

Acerの評価
コスパ
(4.0)
ゲーミング
(3.5)
クリエイター
(3.5)
サポート
(2.0)
オススメ度
(3.5)

Acerは台湾に本社を置く、ゲーミングデバイスを多く販売するメーカーです。

以前はPCに関しては日本市場をそこまで重視はしていない印象でしたが、近年では日本向けの公式ストアでの販売製品数も増え、頻繁にセールを行っていたりなど、徐々に力を入れてきている印象です。

処理性能コスパの良いPCを中心に販売しており、レノボ、HP、DELLなどと比べても悪くはないレベルだと思います。

ただし、タッチ対応製品が少なかったり、アスペクト比が16:9の機種がほとんどだったりなど、最近の人気となってきている仕様への対応が遅れている印象もあり、大手の海外メーカーと比べると製品幅はやや狭い印象です。

コスパは良いので、コスパ重視製品を探している場合には覗いておくと良いかもしれないメーカーですが、性能以外の特色がある訳でもなく、めちゃくちゃ安い訳でもないシェア低めの海外メーカーなので、第一候補にはなりにくい印象です。


LG

良い点

  • 軽量薄型で高品質なノートPC

悪い点

  • 価格が高い
  • 日本向けの公式ストアが無い

LGの評価
コスパ
(3.0)
クリエイター
(3.0)
サポート
(3.0)
オススメ度
(3.5)

LG(LGエレクロニクス)は、韓国に本社を置くメーカーです。PCでは、LG gramシリーズを代表とする軽量薄型ノートPCを主軸として販売しています。日本向けの公式ストアは無く、Amazonや家電量販店を始めとした通販で購入するのが基本です。

価格全体的に高めですが、LGシリーズは共有で軽量薄型でバッテリー駆動時間の長い高品質なPCとなっているため、モバイルPCを求める場合には失敗をしにくいと思います。レビュー評価を見ても平均が非常に高く、購入した人の満足度は高いことが伺えます。

軽量で高品質なモバイルノートPCを中心と販売するメーカーとしては「パナソニック(Let’s note)」も有名ですが、そちらはそこまで薄型ではなく、タッチパッドの独特な見た目も格好いいとは言い難くて正直見た目は微妙な部類だと思うので、見た目もクールなものにしたい場合にはLGシリーズは魅力的だと思います。


エプソン

良い点

  • 3年間の部品保証

悪い点

  • 価格が高く、コスパが悪い
  • 製品数が少ない

エプソンの評価
コスパ
(1.5)
サポート
(4.0)
オススメ度
(2.5)

エプソンは数少ない純国内メーカーです。価格は高いですが、無料保証が優れているのが特徴です。

1年間のメーカー保証は一般的ですが、加えて3年間の部品保証が付いており、1年経過後も3年までは修理が必要となって場合でも部品代金が無償となります。完全無償という訳ではないですが、3年間も部品保証が無料で付くのは珍しいです。

しかし、正直やはり価格がかなり高めで、性能コスパが良くないので総合評価は微妙です。コスパは大手海外メーカーと比べると圧倒的に悪く、製品数も非常に少ないので選択肢には入り辛いです。

法人やまとまった数を購入する場合には良い可能性もありますが、コスパ重視の個人購入では微妙です。


VAIO

良い点

  • 軽量でモバイル性の高い高品質PC
  • VAIOストアでの購入で、3年延長サポートが付属

悪い点

  • 価格が高い

VAIOの評価
コスパ
(1.5)
サポート
(5.0)
オススメ度
(2.5)

VAIOは数少ない純国内メーカーです。軽量なPCを中心に販売しています。VAIOストアからの購入で「VAIOストア パソコン3年あんしんサポート」が付属するのも魅力です。

しかし、やはり価格は大手の海外メーカーと比べると高価となっており、性能コスパは悪めです。

価格は高いのでやはり予算に余裕がある人向けですが、公式ストアからの購入での3年間の延長サポートと、国内メーカーによるサポートは魅力ですし、大幅値引きセールも結構やっている印象なので、価格状況によっては国内メーカーと保証を重視する人には悪くない選択となるかもしれません。

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