今選ぶおすすめGPUランキング【コスパ重視・2024年12月最新版】

今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で1位~9位まで紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。

注意

掲載の情報は記事更新時点(2024年12月15日)のものです。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は更新時点でのおおよその市場最安値価格です。

簡易比較表

本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。

GPU参考価格評価3DMark
TDP
(TGP)
メモリ(VRAM)コスパ
電力
効率
基本
性能
VRAM電力
効率
AI
※1
レイ
トレ
価格DX12DXR※2
容量バス幅帯域
RTX 4070
12GB / 200W
¥83,800~4.03.754.53.753.52.51782611104200W
12GB
192bit504GB/s0.21389.1
RTX 4070 SUPER
12GB / 220W
¥99,800~4.253.754.753.753.752.02119913223220W
12GB
192bit504GB/s0.22896.4
Arc B580
8GB / 165W
¥49,800~3.253.753.253.253.253.75144547993190W
12GB
192bit456GB/s0.29076.1
RTX 4060
8GB / 115W
¥41,800~3.03.04.53.02.54.0106656045115W
8GB
128bit272GB/s0.26792.7
RX 7800 XT
16GB / 263W
¥75,800~4.04.54.03.53.252.751996810706263W
16GB
256bit624GB/s0.26375.9
RX 7700 XT
12GB / 245W
¥62,980~3.753.753.753.253.253.25170069059245W
12GB
192bit432GB/s0.27069.4
RX 7900 XT
20GB / 315W
¥109,800~4.54.54.04.03.752.02661614134315W
20GB
320bit800GB/s0.24275.9
RTX 4070 Ti SUPER
16GB / 285W
¥132,800~4.54.54.04.54.01.752445415440285W
16GB
256bit672GB/s0.18485.8
RTX 3060 12GB
12GB / 170W
¥39,980~2.753.52.753.52.54.088675157170W12GB192bit360GB/s0.22252.2
RTX 4060 Ti 8GB
8GB / 160W
¥56,800~3.53.04.253.252.753.5134738062160W
8GB
128bit288GB/s0.23784.2
Arc A770 16GB
16GB / 225W
¥39,800~3.04.52.53.252.754.0134727108225W
16GB
256bit560GB/s0.29959.9
RX 7600
8GB / 165W
¥36,980~3.03.03.252.252.254.25108365399165W
8GB
128bit288GB/s0.29365.7
※1:利用するソフトなどによる。評価は主要ソフトにおける筆者の印象。
※2:DirectX Raytracingを用いたレイトレーシング性能

  • 性能スコア(DX12):現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのベンチマークスコアです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440です。
  • 性能スコア(DXR):レイトレーシング性能のスコアです。掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
  • TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
  • コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。

おすすめGPUランキング

現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。


1位

GeForce RTX 4070

参考価格

83,800円~

おすすめ度 :★4.5

基本性能 ★4.0 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★4.5 | AI ★3.75 | レイトレ ★3.5 | 価格 ★2.5

良い点
  • 1440pでも使える性能
  • 4K・レイトレーシングでも実用的な性能
  • 性能の割に少ない消費電力(TGP:200W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
気になる点
  • 高価(8万円台中盤~)
  • VRAM性能が価格の割には弱い(12GB、504GB/s)
主要スペック
GPUGeForce RTX 4070
区分ハイクラス
VRAM
12GB GDDR6X(504 GB/s)
TGP/TDP200W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
 17,800
Port Royal
(DXR/レイトレ)
11,100

「RTX 4070」は前世代ハイエンドレベルの高性能さと、それをわずか200Wで動作できる効率の良さが魅力のGPUです。価格は8万円台中盤~(2024年8月時点)と高価ですが、ミドルレンジGPUと比べると出来ることの幅が一気に広がるので、実用コスパは高いGPUです。

性能は前世代の「RTX 3080」と同等レベルで、1080pでは非常に快適なパフォーマンスを発揮し、1440pでも高いパフォーマンスを期待することができます。

メモリは12GBとなっており、先代の「RTX 3070(8GB)」では頼りなかったレイトレーシングや4Kでも実用的な性能になっている点も大きく、従来の70番台よりもハイエンド用途への対応力が大きく増しています

しかも、その性能をわずか200Wで実現しているのが凄いです。価格は従来の70番台よりは高くなってしまったものの、従来の80番台よりは少し安くはなっている上、200Wの消費電力のおかげで扱いやすさも従来のハイエンドよりは大きく向上しているのは魅力です。

従来ならレイトレーシングや4Kを実用的に使うには基本300W以上の大型のハイエンドGPUが必要だったため、大容量の電源とエアフローに優れたタワーケースが実質必須でしたが、「RTX 4070」の200Wなら電源容量が節約できるため実質的な費用削減にも繋がる上、発熱の少なさと2連ファン仕様製品が多いこともあり、ケースの選択肢も多いです。

メモリと価格に関してはもう一声欲しかった感も正直あるものの、非常に扱いやすく優秀なGPUです。あらゆる用途に出来るだけ対応した上で予算を抑える選択肢としては最適だと思います。

2位

GeForce RTX 4070 SUPER

RTX 4070 SUPERの公式イメージ画像

参考価格

99,800円~

おすすめ度 :★4.5

基本性能 ★4.25 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★4.75 | AI ★3.75 | レイトレ ★3.75 | 価格 ★2.0

良い点
  • RTX 4070と1万円程度の差で20%以上のコア増加
  • 1440pでも高い性能
  • 4K・レイトレーシングでも実用的な性能
  • 性能の割に少ない消費電力(TGP:220W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
気になる点
  • 非常に高価(9万円台中盤~)
  • VRAM性能が価格の割には弱い(12GB、504GB/s)
主要スペック
GPUGeForce RTX 4070 SUPER
区分ハイエンド
VRAM
12GB GDDR6X(504 GB/s)
TGP/TDP220W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
21,100
Port Royal
(DXR/レイトレ)
13,200

「RTX 4070 SUPER」は220Wというミドルレンジ並みの消費電力で前世代最上位クラスの性能を発揮しつつコスパも良い、非常に強力な総合コスパを発揮する高性能GPUです。

希望小売価格は599ドルに設定されており、549ドルになるRTX 4070と50ドルしか変わらないのに、コア類は20%以上も増量されています。1440p以下のゲームにおける性能は「RTX 3090」に匹敵するレベルであり、10万円未満のGPUとは思えない高性能さとなっています。

それでいて消費電力(TGP)は220Wというミドルレンジ並みの数値で、効率が非常に優れているのも魅力です。良い意味で性能に見合わない価格と電力面を備えた高コスパGPUです。

しかし、発売直後の実売価格が思ったよりも高く、約10万円~という感じでした。とはいえ、その価格だとしても十分魅力があるレベルです。少し経てばある程度値下がりすると思われることも考えると、ものすごいコスパのGPUだなと思います。

ただし、価格の割にはVRAMの性能が低いという弱点がある点は一応注意です。12GB(504GB/s)という仕様です。この価格の割には低いメモリ仕様によって、他のハイエンドGPUと比べると4Kや生成AIなどでの性能低下率が大きめになっていたりする点は一応注意です。

とはいえ、基本性能の高さのおかげでVRAMが重要な処理の性能も悪い訳ではないです。全然許せるレベルで、正直デメリットというほどでもないです。そのため、総合的に見たコスパは非常に優秀なGPUです。

3位

Arc B580

参考価格

49,800円~

おすすめ度 :★4.25

基本性能 ★3.25 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★3.25 | AI ★3.25 |レイトレ ★3.25 | 価格 ★3.75

良い点
  • 比較的安価(5万円前後)
  • 価格の割に優れたVRAM(12GB、456GB/s)
  • 価格の割に優れたAI性能・レイトレーシング性能
  • 5万円以下クラスで1440pでも実用的な性能
  • 優れたビデオコーディング性能
  • 比較的安価ながら、多方面の処理に対応できる優れた実用コスパ
気になる点
  • 実際のゲーム性能がベンチマークスコアよりもやや劣る(実際にはRTX 4060を少し上回る程度)
  • 性能の割には消費電力がやや多め(190W)
  • アイドル消費電力が多い(ASPM有効で改善はする)
  • Resizable BARが有効でないとパフォーマンスが低下(グラボの要件では有効化が必須とされている)
  • ドライバの最適化が気になる(前世代で酷かったが、改善が進んではいた)
主要スペック
GPUArc B580
区分ミドルレンジ
VRAM
12GB GDDR6(456 GB/s)
TGP/TDP190W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
14,500
※実性能はRTX 4060の少し上くらい
Port Royal
(DXR/レイトレ)
7,900

「Arc B580」は5万円前後という比較的安価な価格設定で12GB VRAMを搭載し、重い処理にも高めの対応力を備えるのが魅力のGPUです。

生成AI・レイトレーシング・メタバースなど、近年登場して注目度が一気に高くなった用途ではVRAM容量が非常に重要で、8GBだと大きくパフォーマンスが制限されることが多いので、比較的安価にそのボトルネックを大きく回避できる12GB VRAMを備えるのが良いです。

また、基本性能もRTX 4060を少し上回るレベルとなっており、純粋なコスパも悪くないです。何なら、高解像度や高設定・上記で挙げたようなVRAMが重要な用途では大きく上回るケースも散見されることもあり、実用コスパが非常に優れています。

出来るだけ費用を抑えつつも、高い対応力を備えたGPUが欲しいなら魅力的なGPUだと思います。

しかし、全てが良いという訳ではなく、特に気になるのは電力面です。

前世代の酷さを考えれば格段に改善はしたものの、未だにフルHDゲームでのワットパフォーマンスはRTX 4060には大きめに劣っており、消費電力も多めです(TBP:190W)。

また、前世代と同じくResizable BARが有効でないとパフォーマンスが大きめに低下するため要件で必須とされている点や、標準のアイドル消費電力がかなり多いためASPM有効が推奨される点など、前世代で大きく不安視されたドライバの最適化不足を含めてやや粗い仕上がりを感じさせる点も健在ではあるのも少し懸念点です。

とはいえ、5万円以下で12GB VRAMを備える実用コスパに優れるGPUは魅力的なので、それを考慮しても十分検討に値すると思います。

4位

RTX 4060

参考価格

41,800円~

おすすめ度 :★4.25

基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★4.5 | AI ★3.0 |レイトレ ★2.5 | 価格 ★4.0

良い点
  • 比較的安価(約4万円~)
  • フルHDで十分な性能
  • 優れたフルHDコスパ
  • 非常に省電力(TGP:115W)
  • 小型&低発熱なので小型ケースで採用しやすい
  • 安価にDLSSのフレーム生成を利用できる
気になる点
  • VRAM性能が低い(8GB、272GB/s)
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシング等ではやや厳しい性能
主要スペック
GPUGeForce RTX 4060
区分ミドルレンジ
VRAM
8GB GDDR6(272 GB/s)
TGP/TDP115W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
 10,700
Port Royal
(DXR/レイトレ)
6,040

「RTX 4060」は非常に少ない消費電力(TGP:115W)ながら、その割には高性能なミドルレンジGPUです。安価ながら「RTX 40シリーズ」なので、DLSS 3のフレーム生成を利用できるのも強みです。

何といっても、特に魅力なのは消費電力の少なさと効率の良さです。1080pゲームなら大体快適にプレイできる性能を持ちながら115Wというのは非常に魅力的です。発熱も少なく、ショート基盤製品も発売時から複数登場しているため、小型ケースや排熱に不安があるケースでの運用での懸念が軽減できるのも嬉しいです。

しかし、基本性能自体は他のミドルレンジGPUと比べて高い訳ではなく、前世代の「RTX 3060 Ti」にもやや負けるレベルではある点には一応注意です。重量級のゲームや、1440p以上の解像度でネイティブ運用するのはやや厳しいです。とはいえ、前世代までの150W以下のGPUと比べると格段に高い性能とはなっていて、1080pなら快適と言えるパフォーマンスを提供してくれるので、ライト層では満足できる性能にはなっていると思います。

それに、1440p以上やレイトレ関しては、一つ上位の「RTX 4060 Ti」でもやや不安のある設定です。ネイティブでは1080pで使うGPUとして割り切って、電力面と安さのメリットに特化するなら、この「RTX 4060」は非常に理に叶った選択となりそうなGPUだと思います。高負荷なゲームではDLSS 3等のアップスケーリングと併用するのが基本になると思いますし、それを考えれば尚更上位GPUに対してそこまで基本性能の低さがデメリットにも感じないとも言えますし。

総評としては、「RTX 4060」は基本性能の高さを求める人には向かないGPUだとは思いますが、1080pゲームでは基本十分な性能を持ち、小型さと低消費電力のおかげで非常に扱いやすいのが魅力です。DLSS 3にも対応しているため、より高負荷ゲームでも使えないことはないという保険もある、ライト層には非常におすすめできるミドルレンジGPUです。

5位

Radeon RX 7800 XT

参考価格

75,800円~

おすすめ度 :★4.25

基本性能 ★4.0 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★4.0 | AI ★3.5 | レイトレ ★3.25 | 価格 ★2.75

良い点
  • 7万円台で非常に優れたVRAM性能(16GB、624GB/s)
  • 非常に優れた基本性能コスパ
  • 1440pでも高い性能
  • 4K・レイトレーシングでも実用的な性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
気になる点
  • 高価(7万円台中盤~)
  • 消費電力が多い(263W)
  • RTX 4070 / 4070 SUPERに劣るワットパフォーマンス
  • RTX 4070 / 4070 SUPERに劣るレイトレーシング性能
  • Radeonは生成AIやGPUレンダリングでGeForceにやや不利(2024年8月時点)
主要スペック
GPURadeon RX 7800 XT
区分ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6(624 GB/s)
TGP/TDP263W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
19,900
Port Royal
(DXR/レイトレ)
10,700

「RX 7800 XT」は「RTX 4070」よりもやや安価ながら16GB VRAMを備え、基本性能コスパが高いのが魅力のGPUです。

基本のゲーム性能は「RTX 4070」と同等か若干高いレベルながら、希望小売価格上は50ドルも安いため、コスパが非常に優れているのが魅力です。その上、「RTX 4070 / 4070 SUPER」の12GB VRAM(504GB/s)よりも優れた16GB VRAM(624GB/s)が付属するため、1440p~4Kの高解像度などの高負荷な処理でも強いです。

GPUは高性能なハイエンドモデルになるほど基本性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7800 XT」の基本性能コスパはミドルレンジモデルを含めても高い部類であり、その上で16GB VRAMも付属するため非常にお得感があります。

このように、基本スペックは物凄く強力で魅力的なのが「RX 7800 XT」なのですが、基本性能以外ではやや気になる点も多い点には注意です。

まず、レイトレーシング性能では「RTX 4070」に平均で13%前後ほど劣る結果になっている他、消費電力も「RTX 4070」は200Wなのに対し、この「RX 7800 XT」は263Wなので、発熱も多くワットパフォーマンスもやや劣っています。

更に、2024年8月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどでもGeForce向けに最適化されていることが多いのも気になる点です。今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。

総評としては、基本性能とVRAMコスパは非常に優れており魅力的なGPUですが、レイトレーシング性能や電力面、AI処理などの最適化では「RTX 4070」に現状まだ劣るので、出来るだけ多方面で安定した性能を発揮して欲しいなら最適とは言えないGPUです。

現在はレイトレを使わないゲームがメインで、生成AIなどは後々良くなってくれれば良いと将来性に委ねられる人向けのGPUです。

6位

Radeon RX 7700 XT

参考価格

62,980円~

おすすめ度 :★4.0

基本性能 ★3.75 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★3.75 | AI ★3.25 |レイトレ ★3.25 | 価格 ★2.75

良い点
  • 1440pでも実用的な性能
  • RTX 4060 Tiよりも大幅に高い性能
  • 非常に優れた基本性能コスパ
  • 6万円台で12GB VRAM
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
気になる点
  • 1万円ちょっとの追加でRX 7800 XT 16GBが選べる
  • やや高価(6万円台中盤~)
  • 消費電力が多い(245W)
  • 同世代ではやや悪い電力面
  • Radeonは生成AIやGPUレンダリングでGeForceにやや不利(2024年8月時点)
主要スペック
GPURadeon RX 7700 XT
区分ハイクラス
VRAM
12GB GDDR6(432 GB/s)
TGP/TDP245W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
17,000
Port Royal
(DXR/レイトレ)
9,060

「RX 7700 XT」は6万円台中盤で12GB VRAMと重量級ゲームにも十分対応できるミドルレンジ最上位クラスの高性能さを持つ、基本性能コスパに非常に優れたGPUです。

基本のゲーム性能は「RTX 3080 10GB」や「RTX 4070」よりも少し下程度の高性能さを持ちますが、価格は6万円台中盤と安くて基本性能コスパが物凄く良いです。

VRAMも12GBでミドルレンジGPUとしては高めの仕様を持っており、レイトレーシングを考慮しなければ1440p以下では大きく不足することはほとんどありません。

このように価格と性能だけ見れば優れたGPUだと思うのですが、相対的に見るとやや微妙な点も多いのが気になるGPUなのは注意です。

まず気になるのは一つ上位の「RX 7800 XT」との価格とVRAM差です。2024年10月時点では1万円ちょっとの追加でRX 7800 XTを選ぶことができますが、基本性能コスパはほぼ変わらず、VRAMが16GBとなっています。

最近ではレイトレーシングや生成AIやメタバースなどのVRAMを大量に使う用途が増えてきているので、この差は気になります。

また、電力面も微妙で、こちらはRX 7800 XTにやや劣る結果となっている上、対抗のRTX 40シリーズには大幅に負けてしまっています。

更に、2024年8月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどがGeForce向けに最適化されていることが多いのも気になる点です。今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。

総評としては、RX 7700 XTは「重量級ゲームを快適にプレイできる性能を持っている中で出来るだけ安いGPU」という条件なら非常に強力なGPUであり、需要もあるとは思いますが、少し上の価格帯のGPUが非常に強力なので、相対的に見て第一候補にはなりにくいGPUだと思います。

7位

Radeon RX 7900 XT

参考価格

109,800円~

おすすめ度 :★4.0

基本性能 ★4.5 | VRAM(メモリ) ★4.75 | 電力効率 ★4.0 | AI ★4.0 | レイトレ ★3.75 | 価格 ★2.0

良い点
  • ものすごく優れたVRAM性能(20GB、800GB/s)
  • ハイエンドの割に優れた基本性能コスパ
  • 1440pでも快適な性能
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
気になる点
  • 非常に高価(11万円~)
  • 消費電力が多い(315W)
  • RTX 4070 Ti SUPERに大きく劣るレイトレーシング性能
  • Radeonは生成AIやGPUレンダリングでGeForceにやや不利(2024年10月時点)
主要スペック
GPURadeon RX 7900 XT
区分ハイエンド
VRAM
20GB GDDR6(800 GB/s)
TGP/TDP315W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
26,600
Port Royal
(DXR/レイトレ)
14,100

「RX 7900 XT」は20GBの超大容量VRAMを搭載したハイエンドGPUでありながら、基本性能コスパも良いのが魅力のGPUです。電力効率も優れた部類です。

GPUは高性能なハイエンドモデルになるほど基本性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7900 XT」はコスパで強力なミドルレンジGPUとも戦えるコスパの良さを持っているのが魅力です。

競合製品と比べると、基本のゲーム性能は「RTX 4070 Ti SUPER」を少し上回るレベルながら、価格は11万円~で「RTX 4070 Ti SUPER」よりも1万円以上安い上に(2024年10月時点)、VRAM容量も4GB上回っています。

ただし、実用コスパという点で考えるとやや微妙感もあるので、人気が伸び悩んでいる印象です。

まず、レイトレーシング性能が「RTX 4070 Ti SUPER」に大きめに劣っている点があります。

そして、AI面でも、2024年10月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどでもGeForce向けに最適化されていることが多いため、実際の性能では大きく劣ることが多いのも気になる点です。

今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。

また、数値から見たコスパは優れていますが、やはり価格が高すぎるのでミドルレンジGPUのようには導入できない点がありますし、魅力の20GB VRAMも、ゲームでは現状12GB~16GBあれば困ることはほとんどないです。そのため、少し下の価格帯の「RTX 4070 / 4070 SUPER 12GB」、「RX 7800 XT 16GB」の方が大きく安価で、実用コスパ的に上に見える、というのも大きいと思います。

電力効率が「RTX 4080(SUPER)」や「RTX 4090」ほど良ければそれでもおすすめできたと思いますが、その辺りほどは良くないこともあって、中々評価の難しいGPUになっていると思います。

総評としては、10万円超えのハイエンドGPUなのにコスパが良いという非常に魅力的な要素を持っているため、特に20GB VRAMを活かせる用途で使うなら非常に強力です。

しかし、レイトレーシングや生成AIではGeForceのハイエンドには劣るのがやはり大きい印象です。ボリューム層よりも一段上のGPUが欲しくて、かつ現在はレイトレを使わないゲームがメインで、生成AIなどは後々良くなってくれれば良いと将来性に委ねられる人向けの高コスパハイエンドGPUだと思います。

8位

GeForce RTX 4070 Ti SUPER

グラボ 玄人志向 GeForce RTX 4070 Ti SUPER

参考価格

132,800円~

おすすめ度 :★4.25

基本性能 ★4.5 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★4.75 | AI ★4.5 |レイトレ ★4.0 | 価格 ★1.75

良い点
  • 非常に優れたVRAM性能(16GB、672GB/s)
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 優れたAIパフォーマンス
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSSのフレーム生成を利用可能
気になる点
  • 非常に高価(13万円台~)
  • 消費電力が多い(285W)
主要スペック
GPUGeForce RTX 4070 Ti SUPER
区分ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6X(504 GB/s)
TGP/TDP285W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
24,500
Port Royal
(DXR/レイトレ)
15,400

「RTX 4070 Ti SUPER」は大容量で高速な16GB VRAMを搭載したハイエンドGPUです。1440p以下なら非常に快適なfpsを実現できるのはもちろん、4Kやレイトレーシング利用時でも高fpsが期待できる高い性能を持ちます。

その高い基本性能も魅力ですが、このGPUの特に大きな魅力はやはり大容量の16GB VRAMです。16万円~の「RTX 4080 / 4080 SUPER」と同じ容量です。

容量だけ見れば「RX 7800 XT」が約8万円以下で買えたりしますが、そちらよりも基本性能が大幅に高い上、現状(2024年7月時点)ではまだ画像生成AIやGPUレンダリングなどではGeForceの方が有利なので、その辺りの用途をしっかり楽しみたい人には「RTX 4070 Ti SUPER」の方が大幅に有利です。

価格自体は13万円~と非常に高価(2024年12月時点)なのがやはりネックですが、あらゆるハイエンド用途に高いレベルで対応できるGPUとして優秀な選択肢だと思います。

とはいえ、純粋なゲームコスパではやはり「RTX 4070 / RTX 4070 SUPER」の方が優秀ですし、ワットパフォーマンスも若干負けています。12GBと16GBの差をどれだけ重要視するかによって評価が分かれるGPUだと思います。

9位

GeForce RTX 3060 12GB

参考価格

39,980円~

おすすめ度 :★4.0

基本性能 ★2.75 | VRAM(メモリ) ★3.5 | 電力効率 ★2.75 | AI ★3.5 | レイトレ ★2.5 | 価格 ★4.0

良い点
  • 比較的安価(4万円台前半)
  • 安価で大容量VRAM(12GB、360GB/s)
  • 安価でVRAM容量が重要な処理に対応できる(画像生成AI、VRChat等)
気になる点
  • ゲーム性能コスパ自体は良くはない
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシングにはやや厳しい性能
  • 最新世代よりも悪い電力面
  • DLSSのフレーム生成に非対応
主要スペック
GPUGeForce RTX 3060 12GB
区分ミドルレンジ下位
VRAM
12GB GDDR6(360 GB/s)
TGP/TDP170W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
8,900
Port Royal
(DXR/レイトレ)
5,160

「RTX 3060 12GB」は4万円前後という価格で12GBの大容量VRAMを搭載するのが魅力のミドルレンジGPUです。

最近急激に流行り出したAIイラスト生成を含む、VRAM容量が非常に重要な処理において非常に優れたコスパを発揮することで、注目度が更に高まっています。4万円クラスのGPUとしては、流行りの用途も含めて非常に高い対応力を持っているため、旧世代ながら人気のGPUとなっています。

ただし、VRAM容量以外はあまり良い性能ではない点に注意です。

ゲームにおける性能・コスパ・効率はRTX 4060~4070の方が上です。また、12GB VRAMは強力ですが、帯域幅は狭めな上にメインのGPUが強力ではないためゲームでは活きる場面は少ないです。1440p以上の解像度では厳しめの性能で、レイトレーシングなどにおいてもGPU自体の非力さがネックとなってしまいます。なので、アップスケーリングに頼りたいですが、そこでもDLSS 3には対応できないので、最新世代よりも少し不利だったりします。

とはいえ、1080pならほとんどのゲームで普通に使える性能なので、ゲームでの性能を少しでも高めるよりも、最近注目のAIイラスト生成など、VRAM容量が物を言う用途にも対応できるようにしたいという場合には、非常に丁度良い選択肢だと思います。

10位

GeForce RTX 4060 Ti 8GB

参考価格

56,800円~

おすすめ度 :★4.0

基本性能 ★3.5 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★4.25 | AI ★3.25 |レイトレ ★2.75 | 価格 ★3.5

良い点
  • 優れたフルHDゲームコスパ
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割に少ない消費電力(165W)
  • DLSSのフレーム生成を利用可能
気になる点
  • 高価(5万円台後半~)
  • VRAM性能が価格の割にはかなり弱い(8GB、288GB/s)
主要スペック
GPUGeForce RTX 4060 Ti 8GB
区分ミドルレンジ
VRAM
8GB GDDR6(288 GB/s)
TGP/TDP165W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
13,400
Port Royal
(DXR/レイトレ)
8,060

「RTX 4060 Ti 8GB」は165Wという少ない消費電力で高いフルHDゲーム性能を持つのが魅力の高コスパGPUです。

価格は2024年8月時点で5万円台後半~となっていますが、5万円以下のGPUよりは一段高い性能を備えていながら消費電力は少なめなので、フルHDに焦点を当てた5万円クラスのGPUとして競争力があります。

ただし、大きな懸念点がVRAMです。バス幅が128bitのものを採用しているため、帯域が288GB/sしかありません。これは前世代の「RTX 3060(360GB/s)」や「RTX 3060 Ti(448GB/s~608GB/s)」をも大きく下回る数値となっており、最安5万円後半という価格を考えれば明らかに悪いです。容量も8GBなので、新世代なのにスペックダウンしています。

これについてNVIDIAは、キャッシュメモリが前世代から大幅に増量されており、キャッシュヒット率が高まってVRAMへのアクセス頻度は低くなっているため問題ない(実行帯域幅は500GB/s以上)と主張していますが、実際のテスト結果を見ると、やはり1440p以上の高解像度では「RTX 3060 Ti」などよりも性能が低下している状況が見て取れるため、やはり影響は出ています。

1080pなら十分と言えるメモリ性能ですし、元々1440p以上はメイン用途として想定されていないことを考えると、ターゲット層的には問題ない部分だとは思いますが、高解像度での運用や、一部のクリエイティブ用途などでも帯域幅は重要だと思うので、そのような用途での使用を想定している人は注意が必要です。

何にせよ、元々前世代から飛躍的とは言えないレベルの向上率に加え、上述のメモリの弱さもあるため、残念ながら高解像度やハイエンド用途への対応力はそこまで高くなく、1080pコスパは少し向上しているものの、実用性的には前世代からあまり変わらないようにも感じるのが気になるGPUではあると思います。

とはいえ、一応DLSSやFSRなどのアップスケーリング機能を活用すればレイトレーシング性能や高解像度も実用的なレベルであり、高設定での運用も十分視野に入れることが出来ますし、電力面の良さは揺るぎない部分です。使い方次第ではありますが、競争力のある丁度良い価格と性能の高コスパGPUにはなっていると思います。

11位

Arc A770 16GB

参考価格

39,800円~

おすすめ度 :★4.0

基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★2.5 | AI ★3.25 |レイトレ ★2.75 | 価格 ★3.75

良い点
  • 安価なのにハイエンド級のVRAM(16GB、560GB/s)
  • 比較的安価(約4万円~)
気になる点
  • 実際のゲーム性能がベンチマークスコアよりも大幅に劣る(RTX 3060 12GBと同じくらい)
  • ゲームコスパは良くはない
  • 性能の割には消費電力がかなり多い(225W)
  • アイドル消費電力が多い(ASPM有効で改善はする)
  • Resizable BARが有効でないとパフォーマンスが低下
  • ドライバの最適化が怪しい(改善が進んではいる)
主要スペック
GPUArc A770 16GB
区分ミドルレンジ下位
VRAM
16GB GDDR6(560 GB/s)
TGP/TDP225W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
13,500
※実性能は9000弱の
RTX 3060 12GBに近い
Port Royal
(DXR/レイトレ)
7,100

「Arc A770 16GB」は4万円台では破格の16GB VRAMを搭載するのが魅力のGPUです。

生成AIやメタバース用途を筆頭に、これから利用が広まっていきそうな次世代用途では大容量VRAMを必要とする傾向が強い印象があるため、それらの用途でVRAMボトルネックを回避するためのGPUとしては非常に安価なのが良いです。

しかし、その他では気になる点が多いのに注意です。

まずは、恐らく最適化不足が原因で、実ゲーム性能が「RTX 3060 12GB」程度しかないため、ゲームコスパが良くない点です。主要なベンチマークでは「RTX 4060 Ti」並みのスコアが出ていますが、実際にはそこまでのパフォーマンスは期待できないので、騙されないようにする必要があります。

しかも、「Arc A770 16GB」を含めた初代のArcは、登場当初に最適化不足が顕著で、不具合等が多発していた点も留意する必要があります。現在(2024年)ではそこまで深刻なレベルでは無くなっているとは思うものの、他GPUよりは不安定な可能性があります。

また、電力面が最新GPUと比べると悪いのも気になる点です。ゲーム性能は「RTX 3060 12GB」と同等なのでミドルロークラスの性能ですが、消費電力(TBP)は225Wとなっており、性能を考えれば大分多く、ワットパフォーマンスが悪いです。

電力面については致命的というほどではないものの、小型ケースなどでは採用し辛い点は一応留意です。

このように、注意点が多くて上級者向けのGPUではあると思いますが、5万円以下で16GB VRAMと搭載するGPUは貴重ですし、元が酷かっただけに最適化もかなりの速度で進んではいるので、次世代用途への対応や将来性に期待して導入するのは悪くないと思うGPUです。

12位

Radeon RX 7600

参考価格

36,980円~

おすすめ度 :★3.75

基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★3.25 | AI ★2.25 |レイトレ ★2.25 | 価格 ★4.25

良い点
  • 安価(3万円台後半~)
  • フルHDで非常に優れたコスパ
  • 比較的少ない消費電力(160W)
  • AFMFが利用可能(AMDのドライバ動作のフレーム生成)
気になる点
  • VRAM性能が低め(8GB、288GB/s)
  • RTX 4060に電力面で大きく劣る
  • レイトレーシングは期待できない
主要スペック
GPURadeon RX 7600
区分ミドルレンジ
VRAM
8GB GDDR6(288 GB/s)
TGP/TDP160W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
10,800
Port Royal
(DXR/レイトレ)
5,400

「RX 7600」は約4万円クラスという安価な価格帯で、1080p(FHD)での非常に優れたコスパが魅力のGPUです。

前世代の「RX 6600 XT」や「RTX 3060」をやや上回るパフォーマンスを発揮しつつも、価格は3万円台後半からと安いため、コスパが非常に良いです。低予算PCのコスパ特化の選択肢として魅力的です。

しかし、やはり1080pをメインとしたGPUであるため、基本性能は高くはない点には注意です。1080pなら快適と言えるパフォーマンスなので、ライト層なら満足できる性能だと思いますが、144fps安定や1440p以上の解像度などの高いパフォーマンスを求める場合には向かないGPUという点には留意しておく必要があります。

ただし、RDNA 2以降のRadeonでは2024年1月に対応した「AFMF」というドライバレベル動作のフレーム生成機能を使えば、非常に手軽にfpsを上げることが出来る点があり、強みの1080pゲームコスパの良さを強めてくれる点はポイントです。「RTX 4060」には「DLSS 3」が使える点で優位性があるものの、そちらはゲーム側の対応が必要なのに対し、AFMFはゲーム側の対応が必要なく非常に手軽に有効化できるので、ライト層ならそちらの方が嬉しそうかなと思います。

電力面に関しては、消費電力を表す指標のTBPは165Wとなっており、競合の「RTX 4060(115W)」と比べると明らかに劣るのは気になるところです。115Wの「RTX 4060」ではロープロファイルモデルやショート基盤モデルも珍しくなく、小型ケースや静音ケースでの採用のしやすさでは大きな差があるので、やや評価を下げる結果となりました。

総評としては、競合の「RTX 4060」のDLSS 3対応や低消費電力による扱いやすさが強力なため、同価格帯の競争力で一番になるのは難しいですが、1080pゲームコスパに焦点を当てるなら非常に強力な選択肢だと思います。

それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

44 COMMENTS

ネコラー

評価は非常に的を射ていましたが、
Radeon独自のAFMFに触れてほしかった感アリマス。
60FPS制限のゲームでもフレーム倍にしてくれますし、画質の劣化云々言われていますが正直体感できないレベルなので。次の更新時に是非触れてあげてください。

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
確かに、AFMFレベルで気軽に使えるものなら評価に入れるべきですね…。
早速少し追記しておきました。

返信する
DDT

最近バカ売れしているNvidia RTX A2000 6GB、使ってみると名機でしたよ。
ロープロファイルで補助電源不要の消費電力70W、それにもかかわらず性能は1660superやRTX3050クラス。価格が不安定ながらも、38000円程度に下落する事があります。
デメリットは出力がMiniDisplayPortで使い勝手が悪い程度です。

ゲーム用ではないからランクインは難しいですか?

返信する
とねりん:管理人

ご推察の通り、ゲームコスパが同価格帯の他製品と比べると劣るため除外しています。
3.8万円を基準としても、同価格帯の競合製品だと「RTX 3060 12GB」「RTX 4060」「RX 7600」などがありますが、それらと比べるとゲーム性能は大分劣るのに価格が同じなので…。

とはいえ、補助電源不要の低消費電力でロープロファイルのブロワーファンというのは非常に使い勝手が良いのは確かで、ゲームに対して高い要求を求めない場合には非常に良いグラボだと思います。

返信する
迷い人

初めまして!
ゲーミングPCを買い替えようと思っていたので、とても参考になりました!
今のPCがi7-6700k/GTX1070/16GB/SSD 500GBで、RTX3080もしくはRTX3070搭載のPCを選ぼうかと思っています。

GPUランキングでは3070が80より上ですが、買うからにはなるべく性能を追求し、数年間は一線級のスペックを持つものを買いたいと思います(3090は高価すぎる、ゲーム中心ではオーバースペックかと思い諦めました)
ゲームはFF14やPSO2NGS等をウルトラワイドモニタでなるべく高画質でスムーズに動かせるものが欲しいです。

色々な比較サイト様を拝見して検討しておりますが、踏ん切りがつかない状態です。
RTX3080と3070、どちらがより希望を満たせるでしょうか?
非常に難しい話かと思いますが、背中を押していただきたく思います。

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。
私自身がコスパと電力効率重視の考えなので、その面でRTX 3070の方を上にしています。ただ、価格の高ささえ我慢できるならコスパも電力効率も大きな差ではないので、予算に余裕があって少しでも高い性能が良いならRTX 3080でも良いと思います。

後のために高い性能を導入するのは良い選択肢だと思いますが、基本的にRTX 3070でも1440pまでなら重いゲームでも十分な性能です。165fpsくらいまでは全然いけると思います。数年前までは1080pでも重いゲームで144fpsを安定させるのは厳しい状況があったので、より高いGPUを導入するメリットも全然あったと思いますが、今では全体的に性能が向上したので、昔ほどのメリットは無いのかなと思います。
質問者様のご利用の環境や要求するレベルによりますが、RTX 3080の方が良いとなるのは、4Kやレイトレーシングで出来るだけ高いfpsを出したい場合などになると思います。どちらかというと、そのあたりを意識するかどうかの話になると思います。

返信する
迷い人

詳しいアドバイスをいただき、恐縮です。
当時、1070を選んだ時も1080との性能差と金額面で妥協して選んでしまった面があるので、今回買うならなるべく妥協はせずに性能で選びたいと思い、3080も視野に入れていました。
ただ、1070からの買い替えとなると3070でも倍近い性能アップに繋がるということもあり、それでも十分かなとは思ってはおりました。今のところ、4Kやレイトレーシング対応ゲームをプレイする予定もないので、仰るように3070でも十分なのかも知れません。
また、Radeon系も考えてはみましたが、今までずっとGeforceを使い続けてきたことと、最近のAMD事情を知らないので、安全を考えてGeforceにしました。

ケースデザインや価格的にドスパラ様での購入を考えていますが、3080搭載PCが入荷待ち状態なので、もう少し待ってみて、FF14の大型アップデートが来る11月までに再入荷し、価格が無理のない範囲でしたら3080を、3070をカスタマイズした以上の価格になってしまうようなら、「GALLERIA XA7C-R37T」or「GALLERIA XA7C-R37」をカスタマイズしたものを考えたいと思います。

はか

コスパいいものを探してるのに、評価が「高すぎるのが難点」みたいな評価ばっかりでどうなの。ただの高品質ランキングかと

とねりん:管理人

価格の高さとコスパは別の指標なので、別におかしくはないと思います。
コメント頂いている時点では最新世代GPUがハイエンド品しか出ていないので、そういうものが多くなるのも仕方ないです。

それに、現在の1~3位は順に「RTX 3060 Ti」「RX 6700 / 6750 XT」「RX 6600 / 6650 XT」ですから、少なくとも現時点では比較的安価なものも評価していると思いますが…。

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