今選ぶおすすめGPUランキング【コスパ重視・2024年3月最新版】

今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で1位~9位まで紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。

注意

掲載の情報は記事更新時点のものです。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は更新時点でのおおよその市場最安値価格です。

簡易比較表

本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。

主要スペック等
GPU名称 順位 3DMark
TDP
(TGP)
メモリ コスパ
電力
効率
参考価格
DX12 レイトレ 容量 バス幅 帯域
RTX 4070 SUPER 1位 21199 13223 220W
12GB
192bit 504GB/s 0.216 96.4 97,980円
RTX 4070 2位 17826 11104 200W
12GB
192bit 504GB/s 0.213 89.1 83,800円
RTX 4060 3位 10665 6045 115W
8GB
128bit 272GB/s 0.243 92.7 43,800円
RX 7800 XT 4位 19968 10706 263W
16GB
256bit 624GB/s 0.247 75.9 80,800円
RTX 4060 Ti 8GB 5位 13473 8062 160W
8GB
128bit 288GB/s 0.233 84.2 57,800円
RX 7600 6位 10836 5399 165W
8GB
128bit 288GB/s 0.293 65.7 36,980円
RTX 3060 12GB 7位
8867
5157
170W
12GB
192bit
360GB/s
0.223
52.2
39,800円
Arc A750 8位 12476 6681 225W
8GB
256bit 512GB/s 0.392 55.4 31,800円
RTX 4070 Ti SUPER 9位 24454 15440 285W
16GB
256bit 672GB/s 0.175 85.8 139,800円

  • 性能スコア(DX12):DX12(DirectX 12の略)は現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのことです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440。
  • 性能スコア(レイトレ):掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
  • TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
  • コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。

おすすめGPUランキング

現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。


1位

GeForce RTX 4070 SUPER

引用:NVIDIA

区分
ハイエンド
DX12スコア
約 21,100
TDP/TGP
220W
メモリ
12GB GDDR6(504GB/s)
参考価格
約 97,980円~※2024年3月1日時点

良い点

  • RTX 4070と50ドルしか変わらないのに、20%以上のコア類の増加
  • 1440pでも高い性能
  • 性能の割に少ない消費電力(TGP:220W)
  • 4Kゲーミングでも実用的な性能
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • 優れたレイトレーシング性能

気になる点

  • 高価(約9.8万円~)
  • 価格の割には弱いVRAM性能(12GB、504GB/s)

220Wとは思えないハイエンド級の性能の超高コスパGPU

「RTX 4070 SUPER」は220Wというミドルレンジ並みの消費電力で前世代最上位クラスの性能を発揮する、非常に強力なコスパを発揮する高性能GPUです。

希望小売価格は599ドルに設定されており、549ドルになるRTX 4070と50ドルしか変わらないのに、コア類は20%以上も増量されています。1440p以下のゲームにおける性能は「RTX 3090」に匹敵するレベルであり、10万円未満のGPUとは思えない高性能さとなっています。

それでいて消費電力(TGP)は220Wというミドルレンジ並みの数値で、効率が非常に優れているのも魅力です。良い意味で性能に見合わない価格と電力面を備えた高コスパGPUです。

しかし、発売直後の実売価格が思ったよりも高く、約10万円~という感じでした。とはいえ、その価格だとしても十分魅力があるレベルです。少し経てばある程度値下がりすると思われることも考えると、ものすごいコスパのGPUだなと思います。

ただし、価格の割にはVRAMの性能が低いという弱点がある点は一応注意です。12GB(504GB/s)という仕様です。この価格の割には低いメモリ仕様によって、他のハイエンドGPUと比べると4Kや生成AIなどでの性能低下率が大きめになっていたりする点は一応注意です。

とはいえ、基本性能の高さのおかげでVRAMが重要な処理の性能も悪い訳ではないです。全然許せるレベルで、正直デメリットというほどでもないです。そのため、総合的に見たコスパは非常に優秀なGPUです。


2位

GeForce RTX 4070

区分
ハイクラス
DX12スコア
約 17,800
TDP/TGP
200W
メモリ
12GB GDDR6(504GB/s)
参考価格
約 83,800円~※2024年3月1日時点

良い点

  • 1440pでも使える優れた性能
  • 性能の割には少ない消費電力(TGP:200W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • レイトレーシングや4Kも実用的に使える性能ながら、サイズや消費電力的に従来のハイエンドよりも扱いやすい
  • DLSS 3を利用可能

気になる点

  • 高価(約8.5万円~)
  • 価格の割にはやや低めのVRAM性能(12GB、504GB/s)

ハイエンド用途でも使える性能を200Wで実現

「RTX 4070」は前世代ハイエンドレベルの高性能さと、それをわずか200Wで動作できる効率の良さが魅力のGPUです。発売直後は最安で約10万円からと高価でしたが、その後に8万円台中盤程度まで値下がりし、コスパも良くなり非常に魅力的になりました。

性能は前世代の「RTX 3080」と同等レベルで、1080pでは快適なパフォーマンスを発揮し、1440pでも高いパフォーマンスを期待することができます。

メモリは12GBとなっており、先代の「RTX 3070(8GB)」では頼りなかったレイトレーシングや4Kでも実用的な性能になっている点も大きく、従来の70番台よりもハイエンド用途への対応力が大きく増しています

しかも、その性能をわずか200Wで実現しているのが凄いです。価格は従来の70番台よりは高くなってしまったものの、従来の80番台よりは少し安くはなっている上、200Wの消費電力のおかげで扱いやすさも従来のハイエンドよりは大きく向上しているのは魅力です。

従来ならレイトレーシングや4Kを実用的に使うには基本300W以上の大型のハイエンドGPUが必要だったため、大容量の電源とエアフローに優れたタワーケースが実質必須でしたが、「RTX 4070」の200Wなら電源容量が節約できるため実質的な費用削減にも繋がる上、発熱の少なさと2連ファン仕様製品が多いこともあり、ケースの選択肢も多いです。

メモリと価格に関してはもう一声欲しかった感も正直あるものの、非常に扱いやすく優秀なGPUです。あらゆる用途に出来るだけ対応した上で予算を抑える選択肢としては最適だと思います。


3位

GeForce RTX 4060

引用:MSI

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 10,700
TDP/TGP
115W
メモリ
8GB GDDR6(272GB/s)
参考価格
約 43,800円~※2024年3月1日時点

良い点

  • 比較的安価(約4.4万円~)
  • 優れた1080pコスパ
  • 非常に少ない消費電力(TGP:115W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • 小型&低発熱で小型ケースでも採用しやすい
  • 安価にDLSS 3を利用可能

気になる点

  • メモリ性能が低め(8GB , 272GB/s)で、高解像度で弱い
  • 1440p以上やレイトレはDLSS等を利用しないと厳しめ

115Wの低消費電力で小型

「RTX 4060」は非常に少ない消費電力(TGP:115W)ながら、その割には高性能なミドルレンジGPUです。安価ながら「RTX 40シリーズ」なのでDLSS 3を利用できるのも強みです。

何といっても、特に魅力なのは消費電力の少なさと効率の良さです。1080pゲームなら大体快適にプレイできる性能を持ちながら115Wというのは非常に魅力的です。発熱も少なく、ショート基盤製品も発売時から複数登場しているため、小型ケースや排熱に不安があるケースでの運用での懸念が軽減できるのも嬉しいです。

しかし、基本性能自体は他のミドルレンジGPUと比べて高い訳ではなく、前世代の「RTX 3060 Ti」にもやや負けるレベルではある点には一応注意です。重量級のゲームや、1440p以上の解像度でネイティブ運用するのはやや厳しいです。とはいえ、前世代までの150W以下のGPUと比べると格段に高い性能とはなっていて、1080pなら快適と言えるパフォーマンスを提供してくれるので、ライト層では満足できる性能にはなっていると思います。

それに、1440p以上やレイトレ関しては、一つ上位の「RTX 4060 Ti」でもやや不安のある設定です。ネイティブでは1080pで使うGPUとして割り切って、電力面と安さのメリットに特化するなら、この「RTX 4060」は非常に理に叶った選択となりそうなGPUだと思います。高負荷なゲームではDLSS 3等のアップスケーリングと併用するのが基本になると思いますし、それを考えれば尚更上位GPUに対してそこまで基本性能の低さがデメリットにも感じないとも言えますし。

総評としては、「RTX 4060」は基本性能の高さを求める人には向かないGPUだとは思いますが、1080pゲームでは基本十分な性能を持ち、小型さと低消費電力のおかげで非常に扱いやすいのが魅力です。DLSS 3にも対応しているため、より高負荷ゲームでも使えないことはないという保険もある、ライト層には非常におすすめできるミドルレンジGPUです。


4位

Radeon RX 7800 XT

区分
ハイクラス
DX12スコア
約 19,900
TDP/TGP
263W
メモリ
16GB GDDR6(624GB/s)
参考価格
約 80,800円~※2024年3月1日時点

良い点

  • 非常に優れた基本性能コスパ
  • 価格の割に優れたハイエンド級のメモリ(16GB , 624GB/s)
  • 1440pでも使える高性能さ
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)

気になる点

  • 高価(約8万円~)
  • 消費電力が多い(263W)
  • RTX 4070 / 4070 SUPERに劣るワットパフォーマンス
  • RTX 4070 / 4070 SUPERに劣るレイトレーシング性能
  • Radeonは生成AIやGPUレンダリングでGeForceに不利(2024年1月時点)

499ドルで16GB VRAMを備える、基本性能コスパが非常に高いGPU

「RX 7800 XT」は「RTX 4070」よりも100ドルも安い価格設定ながら16GB VRAMを備え、基本性能コスパが高いのが魅力のGPUです。

基本のゲーム性能は「RTX 4070」と同等か若干高いレベルながら、希望小売価格上は50ドルも安いため、コスパが非常に優れているのが魅力です。その上、「RTX 4070 / 4070 SUPER」の12GB VRAM(504GB/s)よりも優れた16GB VRAM(624GB/s)が付属するため、1440p~4Kの高解像度などの高負荷な処理でも強いです。

GPUは高性能なハイエンドモデルになるほど基本性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7800 XT」の基本性能コスパはミドルレンジモデルを含めても高い部類であり、その上で16GB VRAMも付属するため非常にお得感があります。

このように、基本スペックは物凄く強力で魅力的なのが「RX 7800 XT」なのですが、基本性能以外ではやや気になる点も多い点には注意です。

まず、レイトレーシング性能では「RTX 4070」に平均で13%前後ほど劣る結果になっている他、消費電力も「RTX 4070」は200Wなのに対し、この「RX 7800 XT」は263Wなので、ワットパフォーマンスもやや劣っています。

更に、2024年3月時点では画像生成AIを含むAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどでもGeForceの方が有利となっているのも用途によっては気になる点です(ドライバーやソフト側の最適化の関係で)。今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはり選びにくいです。

総評としては、基本性能とVRAMコスパは非常に優れており魅力的なGPUですが、レイトレーシング性能や電力面、AI処理などの最適化では「RTX 4070」に現状まだ劣るので、出来るだけ多方面で安定した性能を発揮して欲しいなら最適とは言えないGPUです。

現在はレイトレを使わないゲームがメインで、生成AIなどは後々良くなってくれれば良いと将来性に委ねられる人向けのGPUです。


5位

GeForce RTX 4060 Ti 8GB

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 13,400
TDP/TGP
160W
メモリ
8GB GDDR6(288GB/s)
参考価格
約 57,800円~※2024年3月1日時点

良い点

  • RTX 3070に匹敵する高い性能(1080pで快適なパフォーマンス)
  • 非常に優れた1080pコスパ
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割に非常に少ない消費電力(165W)
  • DLSS 3を利用可能

気になる点

  • 高価(約6万円~)
  • 価格の割に明らかに低いVRAM帯域幅(288GB/s)

RTX 3070並みの性能を160Wで実現

「RTX 4060 Ti 8GB」は前世代の「RTX 3070」に迫る性能のミドルレンジGPUです。その性能を160Wという少ない消費電力で実現しており、電力効率が非常に優れているのも魅力の高コスパGPUです。

価格は2024年1月時点で5万円台後半~となっており、前世代の「RTX 3070」よりも安いのに同クラスの性能ということで、コスパ重視の選択肢として魅力です。1080pに焦点を当てた5万円クラスのGPUとしては競争力があります。

ただし、大きな懸念点がVRAMです。バス幅が128bitのものを採用しているため、帯域が288GB/sしかありません。これは前世代の「RTX 3060(360GB/s)」や「RTX 3060 Ti(448GB/s~608GB/s)」をも大きく下回る数値となっており、最安5万円後半という価格を考えれば明らかに悪いです。容量も8GBなので、新世代なのにスペックダウンしています。

これについてNVIDIAは、キャッシュメモリが前世代から大幅に増量されており、キャッシュヒット率が高まってVRAMへのアクセス頻度は低くなっているため問題ない(実行帯域幅は500GB/s以上)と主張していますが、実際のテスト結果を見ると、やはり1440p以上の高解像度では「RTX 3060 Ti」などよりも性能が低下している状況が見て取れるため、やはり影響は出ています。

1080pなら十分と言えるメモリ性能ですし、元々1440p以上はメイン用途として想定されていないことを考えると、ターゲット層的には問題ない部分だとは思いますが、高解像度での運用や、一部のクリエイティブ用途などでも帯域幅は重要だと思うので、そのような用途での使用を想定している人は注意が必要です。

何にせよ、元々前世代から飛躍的とは言えないレベルの向上率に加え、上述のメモリの弱さもあるため、残念ながら高解像度やハイエンド用途への対応力はそこまで高くなく、1080pコスパは少し向上しているものの、実用性的には前世代からあまり変わらないようにも感じるのが気になるGPUではあると思います。

とはいえ、一応DLSSやFSRなどのアップスケーリング機能を活用すればレイトレーシング性能や高解像度も実用的なレベルであり、高設定での運用も十分視野に入れることが出来ますし、電力面の良さは揺るぎない部分です。使い方次第ではありますが、競争力のある丁度良い価格と性能の高コスパGPUにはなっていると思います。


6位

Radeon RX 7600

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 10,800
TDP/TGP
165W
メモリ
8GB GDDR6(288GB/s)
参考価格
約 36,980円~※2024年3月1日時点

良い点

  • 安価(3万円台後半~)
  • 1080pで非常に優れたコスパ
  • 比較的少ない消費電力(160W)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)

気になる点

  • メモリの帯域幅が低め(288 GB/s)なので、高解像度では弱い
  • レイトレーシング性能が低い
  • RTX 4060に電力面では大きく劣る

4万円未満で強力な1080pコスパ

「RX 7600」は約4万円クラスという安価な価格帯で、1080p(FHD)での非常に優れたコスパが魅力のGPUです。

前世代の「RX 6600 XT」や「RTX 3060」をやや上回るパフォーマンスを発揮しつつも、価格は3万円台後半からと安いため、コスパが非常に良いです。低予算PCのコスパ特化の選択肢として魅力的です。

しかし、やはり1080pをメインとしたGPUであるため、基本性能は高くはない点には注意です。1080pなら快適と言えるパフォーマンスなので、ライト層なら満足できる性能だと思いますが、144fps安定や1440p以上の解像度などの高いパフォーマンスを求める場合には向かないGPUという点には留意しておく必要があります。

ただし、RDNA 2以降のRadeonでは2024年1月に対応した「AFMF」というドライバレベル動作のフレーム生成機能を使えば、非常に手軽にfpsを上げることが出来る点があり、強みの1080pゲームコスパの良さを強めてくれる点はポイントです。「RTX 4060」には「DLSS 3」が使える点で優位性があるものの、そちらはゲーム側の対応が必要なのに対し、AFMFはゲーム側の対応が必要なく非常に手軽に有効化できるので、ライト層ならそちらの方が嬉しそうかなと思います。

電力面に関しては、消費電力を表す指標のTBPは165Wとなっており、競合の「RTX 4060(115W)」と比べると明らかに劣るのは気になるところです。115Wの「RTX 4060」ではロープロファイルモデルやショート基盤モデルも珍しくなく、小型ケースや静音ケースでの採用のしやすさでは大きな差があるので、やや評価を下げる結果となりました。

総評としては、競合の「RTX 4060」のDLSS 3対応や低消費電力による扱いやすさが強力なため、同価格帯の競争力で一番になるのは難しいですが、1080pゲームコスパに焦点を当てるなら非常に強力な選択肢だと思います。


7位

GeForce RTX 3060 12GB

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 8,900
TDP/TGP
170W
メモリ
12GB GDDR6(360GB/s)
参考価格
約 39,800円~
※2024年3月1日時点

良い点

  • 安価で大容量VRAM(12GB, 360GB/s)
  • AIイラスト生成など、VRAM容量が重要な処理でのコスパが非常に良い
  • 4万円以下のGPUとしては対応できる用途の範囲が非常に優秀

気になる点

  • 基本のGPU性能が高くはない
  • ゲームコスパは良くはない
  • 最新世代や競合モデルより悪い電力面
  • DLSS 3に非対応

3万円台で12GB VRAM搭載

「RTX 3060 12GB」は最安3万円台で12GBの大容量VRAMを搭載するのが魅力のミドルレンジGPUです。

最近急激に流行り出したAIイラスト生成を含む、VRAM容量が非常に重要な処理において非常に優れたコスパを発揮することで、注目度が更に高まっています。4万円以下のGPUとしては、流行りの用途も含めて非常に高い対応力を持っているため、旧世代ながら人気のGPUとなっています。

ただし、VRAM容量以外はあまり良い性能ではない点に注意です。

ゲームにおける性能・コスパ・効率はRTX 4060~4070の方が上です。また、12GB VRAMは強力ですが、帯域幅は狭めな上にメインのGPUが強力ではないためゲームでは活きる場面は少ないです。1440p以上の解像度では厳しめの性能で、レイトレーシングなどにおいてもGPU自体の非力さがネックとなってしまいます。なので、アップスケーリングに頼りたいですが、そこでもDLSS 3には対応できないので、最新世代よりも少し不利だったりします。

とはいえ、1080pならほとんどのゲームで普通に使える性能なので、ゲームでの性能を少しでも高めるよりも、最近注目のAIイラスト生成など、VRAM容量が物を言う用途にも対応できるようにしたいという場合には、非常に丁度良い選択肢だと思います。


8位

Arc A750

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 12,500
TDP/TGP
225W
メモリ
8GB GDDR6(512GB/s)
参考価格
約 31,800円※2024年1月18日時点

良い点

  • 安価(約3.2万円~)
  • 価格の割に優れたメモリ性能(8GB 512GB/s)
  • 優れたゲーミングコスパ
  • 優れたレイトレーシング性能コスパ
  • 安価でAV1デコードおよびエンコードをサポート

気になる点

  • 最適化不足でゲームによってベンチマークスコアほどの性能が出ないケースがある(ドライバによる対応が進行中)
  • 最適化不足で正常に動作しない懸念がある
  • 性能の割には消費電力が多く、電力効率が悪い
  • Resizable BAR未使用時には性能が大きく低下

3万円台で破格のコスパとメモリ性能

「Arc A750」は3万円ちょっとという価格の割には優れた仕様を持つ、ズバ抜けたカタログスペックコスパが魅力のミドルレンジGPUです。Intelが久しぶりに参入したデスクトップ向けの単体GPUの、第一弾のミドルレンジ製品です。

発売当初は5万円前後で販売されていましたが、諸々の事情で大幅に値下がりし、2023年9月時点では3万円ちょっと(もっと安いこともある)で購入可能になっています。そのおかげで、3万円クラスでは破格な「8GB GDDR6(256bit, 512GB/s)」メモリを搭載しつつ、ベンチマークスコアではRTX 3060 Tiに匹敵する性能でコスパも破格となっています。

更に、将来性があると言われている「AV1」映像コーデックに対してデコードとエンコードにも両対応しており、安価に最新機能を一通りそろえたいクリエイターにも嬉しい仕様となっています。カタログスペックと価格から見れば、3万円クラスのGPUでは頭一つ抜けた性能とコスパになっています。

ただし、前述した「諸々の事情」の一つである、登場時にあった最適化不足が大きな懸念点です。

Arcは登場時に明らかな最適化不足が見えていて、主にベンチマークスコアの割には実際のゲーミング性能が低すぎる問題(RTX 3060と同程度まで下がる)や、古いDirectXを使用したゲームで上手く動作しない問題が致命的とされていました。

登場時よりはドライバーによる最適化が進んで改善されてきてはいますし、大きく値下がりしたこともあるので、現在では以前ほどのデメリットではないものの、やはり他GPUと比べると不具合や最適化不足が目立つのは間違いないので、その点は踏まえた上で購入することが必要となります。

ただし、上記を考慮しても、ズバ抜けたカタログスペックコスパは非常に魅力的ですから、安価でコスパの良いGPUとして競争力はあると思います。手を出すのはややギャンブル要素を含むかもしれませんが、色々改善されてしまったら逆に高くなる可能性もありますから、今のうちに手を出すのもアリかなと思える製品です。


9位

GeForce RTX 4070 Ti SUPER

引用:玄人志向 GG-RTX4070TiSP-E16GB/EX/TP

区分
ハイエンド
DX12スコア
約 24,500
TDP/TGP
285W
メモリ
16GB GDDR6X(672GB/s)
参考価格
約 139,800円※2024年3月1日時点

良い点

  • ハイエンド級の非常に高い性能
  • 大容量メモリで高速なメモリ(16GB GDDR6X)
  • 4K・レイトレーシングでも高いfpsを実現
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • AV1デコードおよびエンコードをサポート
  • DLSS 3を利用可能
  • RTX 4080と同じメモリ容量で約4万円も安い

気になる点

  • 非常に高価(約14万円~)
  • 非常に多い消費電力(285W)

16GB VRAMでRTX 4080より大幅に安いハイエンド級GPU

「RTX 4070 Ti SUPER」は前世代の最上位クラスの「RTX 3090 Ti」を大きく上回る性能を持つハイエンドGPUです。1440p以下なら高いfpsを実現できるのはもちろん、4Kやレイトレーシング利用時でも高fpsを維持できる高い性能を持ちます。

その高い基本性能も魅力ですが、このGPUの特に大きな魅力は「RTX 4080 / 4080 SUPER」と同じ16GBのVRAMを持ちながら大幅に安価な点です。ミドルハイ以上で16GB以上のVRAMを持つ最新のGeForceとしては現状最も安価です。

容量だけ見れば「RX 7800 XT」が約8万円ほどから買えたりしますが、現状(2024年3月時点)ではまだ画像生成AIやGPUレンダリングなどではGeForceの方が明らかに有利なので、その辺りの用途をガッツリ楽しみたい人には「RTX 4070 Ti SUPER」の方が大幅に有利です。

価格自体は最安14万円前後と非常に高価(2024年3月時点)なのがやはりネックですが、「RTX 4080」よりは約4万円も安いので、ハイエンド級GPUであらゆるハイエンド用途に対応できるGPUでもう少しだけ節約できる選択肢としては優秀だと思います。

とはいえ、純粋なゲームコスパではやはり「RTX 4070 / RTX 4070 SUPER」に敵いませんし、ワットパフォーマンスも若干負けています。VRAMの12GBと16GBの差をどれだけ重要視するかによって評価が分かれるGPUだと思います。


それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

44 COMMENTS

ネコラー

評価は非常に的を射ていましたが、
Radeon独自のAFMFに触れてほしかった感アリマス。
60FPS制限のゲームでもフレーム倍にしてくれますし、画質の劣化云々言われていますが正直体感できないレベルなので。次の更新時に是非触れてあげてください。

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
確かに、AFMFレベルで気軽に使えるものなら評価に入れるべきですね…。
早速少し追記しておきました。

返信する
DDT

最近バカ売れしているNvidia RTX A2000 6GB、使ってみると名機でしたよ。
ロープロファイルで補助電源不要の消費電力70W、それにもかかわらず性能は1660superやRTX3050クラス。価格が不安定ながらも、38000円程度に下落する事があります。
デメリットは出力がMiniDisplayPortで使い勝手が悪い程度です。

ゲーム用ではないからランクインは難しいですか?

返信する
とねりん:管理人

ご推察の通り、ゲームコスパが同価格帯の他製品と比べると劣るため除外しています。
3.8万円を基準としても、同価格帯の競合製品だと「RTX 3060 12GB」「RTX 4060」「RX 7600」などがありますが、それらと比べるとゲーム性能は大分劣るのに価格が同じなので…。

とはいえ、補助電源不要の低消費電力でロープロファイルのブロワーファンというのは非常に使い勝手が良いのは確かで、ゲームに対して高い要求を求めない場合には非常に良いグラボだと思います。

返信する
迷い人

初めまして!
ゲーミングPCを買い替えようと思っていたので、とても参考になりました!
今のPCがi7-6700k/GTX1070/16GB/SSD 500GBで、RTX3080もしくはRTX3070搭載のPCを選ぼうかと思っています。

GPUランキングでは3070が80より上ですが、買うからにはなるべく性能を追求し、数年間は一線級のスペックを持つものを買いたいと思います(3090は高価すぎる、ゲーム中心ではオーバースペックかと思い諦めました)
ゲームはFF14やPSO2NGS等をウルトラワイドモニタでなるべく高画質でスムーズに動かせるものが欲しいです。

色々な比較サイト様を拝見して検討しておりますが、踏ん切りがつかない状態です。
RTX3080と3070、どちらがより希望を満たせるでしょうか?
非常に難しい話かと思いますが、背中を押していただきたく思います。

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。
私自身がコスパと電力効率重視の考えなので、その面でRTX 3070の方を上にしています。ただ、価格の高ささえ我慢できるならコスパも電力効率も大きな差ではないので、予算に余裕があって少しでも高い性能が良いならRTX 3080でも良いと思います。

後のために高い性能を導入するのは良い選択肢だと思いますが、基本的にRTX 3070でも1440pまでなら重いゲームでも十分な性能です。165fpsくらいまでは全然いけると思います。数年前までは1080pでも重いゲームで144fpsを安定させるのは厳しい状況があったので、より高いGPUを導入するメリットも全然あったと思いますが、今では全体的に性能が向上したので、昔ほどのメリットは無いのかなと思います。
質問者様のご利用の環境や要求するレベルによりますが、RTX 3080の方が良いとなるのは、4Kやレイトレーシングで出来るだけ高いfpsを出したい場合などになると思います。どちらかというと、そのあたりを意識するかどうかの話になると思います。

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迷い人

詳しいアドバイスをいただき、恐縮です。
当時、1070を選んだ時も1080との性能差と金額面で妥協して選んでしまった面があるので、今回買うならなるべく妥協はせずに性能で選びたいと思い、3080も視野に入れていました。
ただ、1070からの買い替えとなると3070でも倍近い性能アップに繋がるということもあり、それでも十分かなとは思ってはおりました。今のところ、4Kやレイトレーシング対応ゲームをプレイする予定もないので、仰るように3070でも十分なのかも知れません。
また、Radeon系も考えてはみましたが、今までずっとGeforceを使い続けてきたことと、最近のAMD事情を知らないので、安全を考えてGeforceにしました。

ケースデザインや価格的にドスパラ様での購入を考えていますが、3080搭載PCが入荷待ち状態なので、もう少し待ってみて、FF14の大型アップデートが来る11月までに再入荷し、価格が無理のない範囲でしたら3080を、3070をカスタマイズした以上の価格になってしまうようなら、「GALLERIA XA7C-R37T」or「GALLERIA XA7C-R37」をカスタマイズしたものを考えたいと思います。

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はか

コスパいいものを探してるのに、評価が「高すぎるのが難点」みたいな評価ばっかりでどうなの。ただの高品質ランキングかと

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とねりん:管理人

価格の高さとコスパは別の指標なので、別におかしくはないと思います。
コメント頂いている時点では最新世代GPUがハイエンド品しか出ていないので、そういうものが多くなるのも仕方ないです。

それに、現在の1~3位は順に「RTX 3060 Ti」「RX 6700 / 6750 XT」「RX 6600 / 6650 XT」ですから、少なくとも現時点では比較的安価なものも評価していると思いますが…。

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