今選ぶおすすめGPUランキング【コスパ重視・2022年11月最新版】

今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で8位まで紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。

今選ぶGPUランキング・2022年11月版

注意

掲載の情報は記事更新時点のものです。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は更新時点でのおおよその市場最安値価格です。

簡易比較表

本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。

主要スペック等
GPU名称 順位 性能スコア
TDP
(TGP)
メモリ コスパ
電力
効率
参考価格
DX12 レイトレ 容量 速度 バス幅
RTX 3070 1 13789 8302 220W
8GB
14Gbps
256bit
0.189 62.7 73,000円
RX 6700 XT
(又はRX 6750 XT)
2 12757 5975 230W
12GB
16Gbps
192bit
0.221 55.5 57,800円
RX 6600 XT
(又はRX 6650 XT)
3 9698 4407 160W
8GB
16Gbps
128bit
0.244 60.6 39,800円
RX 6800 XT 4 18792 9543 300W
16GB
16Gbps
256bit
0.194 62.6 96,800円
RTX 3060 Ti 5 11893 6978 200W
8GB
14Gbps
256bit
0.195 59.5 60,980円
RTX4080 6 27942 18196 320W
16GB
22.4Gbps
256bit
0.127 87.3 219,800円
RX 6600 7 8149 3779 132W
8GB
14Gbps
128bit
0.248 61.1 32,800円
RTX 4090 8 35783 26113 450W
24GB
21Gbps
384bit
0.120 79.1 298,000円

  • 性能スコア(DX12):DX12(DirectX 12の略)は現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのことです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440。
  • 性能スコア(レイトレ):掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
  • TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
  • コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。

おすすめGPUランキング

現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。


1位

GeForce RTX 3070

区分
ハイエンド下位
DX12スコア
約 13,800
TDP
220W
メモリ
8GB GDDR6(448GB/s)
参考価格
約 73,000円~※2022年11月16日時点

良い点

  • RTX 2080 Tiに匹敵する高い性能
  • 優れたコスパ
  • 優れたワットパフォーマンス

悪い点

  • 非常に高価(約7.3万円~)
  • 消費電力が多い(220W)

「RTX 3070」は「RTX 2080 Ti」に匹敵する旧世代のハイエンド級の性能を持つGPUです。価格はハイエンド上位モデルより大幅に安く、コスパと電力効率が優れるのが魅力のGPUです。

プレイするタイトルや要求するパフォーマンスにもよりますが、ゲーミングでは基本的に1080pや1440pなら高設定でも快適なパフォーマンスを実現できる上、より上位のGPUよりも大幅に安価です。4Kゲーミングやレイトレーシングも高いレベルを目指さないなら視野に入るので、一応あらゆる高負荷な処理に対応できるGPUの中では比較的安価でコスパが良い、実用コスパに非常に優れるGPUといえると思います。

また、描画性能だけでなく、上位GPUよりも消費電力が大幅に少なく、ワットパフォーマンスも優れているのも魅力です。より上位のGPUではTDP300W以上が基本という中、最大消費電力は220Wにまでに抑えられている上、その割には優れている性能のおかげで電力効率は前世代までの全GPUを上回るほど優秀です。

価格と消費電力自体は高い部類ではありますが、優れた性能とどの方面から見ても優れた効率のGPUで、一般の消費者でも手が届かないことはないレベルの価格が素晴らしいGPUです。


2位

Radeon RX 6700 XT

区分
ミドルレンジ上位
DX12スコア
約 12,757
TDP
230W
メモリ
12GB GDDR6(384GB/s)
参考価格
約 57,800円※2022年11月8日時点

良い点

  • 1440pでも使える優れた性能
  • 優れたコスパ
  • メモリが12GBと同価格帯では多い

悪い点

  • 高価(約5.8万円~)
  • 消費電力が多い(230W)
  • RTX 3070よりレイトレーシング性能が劣る

「RX 6700 XT」は、価格の割には多い12GBメモリと、RTX 3060 Tiよりもやや高い性能ながら安価でコスパが良いのが魅力のGPUです。また、類似モデルに「Radeon RX 6750 XT」があり、価格も性能もさほど変わらないので、そちらも基本的に似た評価です。

以前は性能の割には価格が高くて正直微妙でしたが、次世代GPUが近付いたことによる在庫処分価格で大きく価格が下がったおかげでコスパが良くなり、一気に有力になりました。

その性能は1080pなら平均144fps~165fpsを十分狙える高性能さで、1440pでも安定したパフォーマンスが期待できます。基本のゲーミング性能は「RTX 3060 Ti」を少し上回るながら、「RTX 3060 Ti」よりも少し安価に購入できるようになっており、コスパが良いです。

弱点はレイトレーシング性能です。ベンチマークスコアでは「RTX 3070」に約39%も負ける他、「RTX 3060 Ti」にも約17%も負けてしまいます。現状はレイトレーシングは主要ではないので大きなデメリットではないと思いますが、利用を想定している場合には注意が必要です。


3位

Radeon RX 6600 XT

区分
ミドルレンジ上位
DX12スコア
約 9,700
TDP
160W
メモリ
8GB GDDR6(256GB/s)
参考価格
約 39,800円~※2022年11月8日時点

良い点

  • 1080pで優れたコスパとワットパフォーマンス
  • 同性能帯では少ない消費電力(160W)
  • 他の同性能帯GPUよりやや安価(約4万円~)

悪い点

  • 価格の割にメモリの帯域幅が狭い(256 GB/s)ため、高解像度でやや弱い
  • レイトレーシング性能が低い

「RX 6600 XT」は比較的安価ながら1080pで非常に優れたコスパとワットパフォーマンスを発揮するのが魅力のGPUです。また、類似モデルに「Radeon RX 6650 XT」があり、価格もさほど変わらないので、そちらも基本的に似た評価です。

対抗となるRTX 3060よりも1080pでは約14%程度高い性能を持っており、それでいて実売価格では同じか少し安いくらいの価格となっているため、コスパが上回っています。また、160Wという消費電力も同性能・同価格帯のGPUの中では低めで、ワットパフォーマンスも優れています。

コスパも電力効率も良く、効率的で魅力的なGPUですが、価格の割にはメモリ性能が低い点には注意が必要です。容量は8GBと悪くないですが、メモリのバス幅が128ビットとなっており帯域幅が狭いため、高解像度などの高負荷な処理では不利となります。特に4Kなどの超解像度ではパフォーマンスが大きく低下してしまうので注意です(4KだとRTX 3060と同程度まで落ちます)。さらに、レイトレーシング性能も低いので、高負荷な処理は全般的に上位GPUよりもメインコアの性能差以上に、苦手な仕様となっています。

価格の割にはハイエンド用途が苦手な仕様となっている点は気になりますが、逆に1080pゲーミングなら競合製品よりも効率では優秀で、RTX 3060よりは明らかに良いので、ミドルレンジでは非常に強力な選択肢です。


4位

Radeon RX 6800 XT

区分
ハイエンド上位
DX12スコア
約 18,800
TDP
300W
メモリ
16GB GDDR6(512GB/s)
参考価格
約 96,800円~※2022年11月17日時点

良い点

  • ハイエンドクラスの高い性能
  • ハイエンドにしてはコスパと電力効率がどちらも良い
  • 4Kゲーミングやレイトレーシングでも実用的な性能

悪い点

  • 非常に高価(約10万円~)
  • 消費電力が非常に多い(300W)
  • RTX 3080よりもメモリの帯域幅とレイトレーシング性能でやや劣る

「RX 6800 XT」はハイエンドながらコスパも電力効率も良いのが魅力のGPUです。

基本的なゲーミング性能は対抗の「RTX 3080」よりもやや高く、価格設定は同じくらいなのでコスパが良いです。また、消費電力も「RTX 3080 10GB」の320Wより若干少ないため、電力効率も少し勝ります。大容量VRAMを持つハイエンド帯の中では貴重な、コスパと電力面の両方で効率的なGPUとなっています。メモリ容量も16GBと多く、「RTX 3080 10GB」の10GBよりも多い点も優れている点です。

ハイエンドでは効率的で魅力的に見える「RX 6800 XT」ですが、対抗の「RTX 3080 10GB」にレイトレーシング性能で大きく負ける点が弱点です。ベンチマークスコアでは約2割程度負けており、同価格帯のGPUとしては大きな差です。現状はレイトレーシング自体はそこまで主要ではないため大きなデメリットにはならないと思いますが、レイトレーシングも利用したいと思っている人は注意が必要です。

また、メモリも容量は16GBと十分ですが、メモリのバス幅と速度はハイエンドというほどは高くないため、帯域幅はRTX 3080などと比べるとやや劣る点も一応注意です。これにより、4Kなどの超高負荷な用途では若干RTX 3080の方が優位性があります。

やや注意点はあるものの、その注意点も他のハイエンドGPUと比べた時の話で、ミドルレンジGPUと比べるなら大きく高性能です。ハイエンドとしては効率的なGPUなので、特にレイトレーシングなどの超高負荷な処理を前提としていないなら非常に魅力的なハイエンドGPUだと思います。


5位

GeForce RTX 3060 Ti

区分
ミドルレンジ上位
DX12スコア
約 11,900
TDP
200W
メモリ
8GB GDDR6(448GB/s)
参考価格
約 60,980円~※2022年11月8日時点

良い点

  • RTX 2080 SUPERを上回る高い性能
  • 優れたコスパ
  • 優れたワットパフォーマンス

悪い点

  • 高価(約6.1万円~)
  • 消費電力が多い(200W)

「RTX 3060 Ti」はミドルハイくらいの価格で、前世代のハイエンド級の性能を持つ高コスパGPUです。その性能は前世代のRTX 2080 SUPERを上回り、1080pや1440pで快適なゲームパフォーマンスを提供してくれます。その性能を6万円台という価格で実現することができます。

仕様的にはRTX 3070からコア数やクロックが1~2割下げられた形となっていますが、メモリ仕様は全く同じなのが嬉しいです。この価格帯にしては優れた仕様の256bitメモリを搭載しています。メモリ仕様のおかげもあり、やはりハイエンド帯には劣るものの、4Kやレイトレーシングなどの高負荷な用途も視野に入れれるレベルです。対人戦のゲームでなければ十分に実用レベルです。

ただし、価格設定が「RTX 3070」と1万円以下と小さい他、近い性能を持つ「RX 6700 XT」よりもやや高価というのが気になります。もう少し優れたコスパを考えるなら「RTX 3070」の方が良いし、コスパおよび予算やメモリ容量重視なら「RX 6700 XT」の方が良いという感じで、意外と第一候補にはなりにくいGPUだとは思います。

とはいえ、高いメモリ帯域幅を備えたRTXとしては比較的安価なので、ハイエンドな用途での対応力も捨てない範囲で予算を抑えたい場合に魅力的なGPUとなっていると思います。


6位

GeForce RTX 4080

区分
ハイエンド上位
DX12スコア
約 27,900
TDP
320W
メモリ
16GB GDDR6X(716.8GB/s)
参考価格
約 219,800円※2022年11月17日時点

良い点

  • ハイエンド上位クラスの非常に高い性能(RTX 3090 Tiよりも1~2割高い性能)
  • 大容量メモリで高速なメモリ(16GB GDDR6X)
  • 4K・レイトレーシングでも高いfpsを実現
  • 前世代を圧倒する非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 3に対応し、使用時には負荷が大幅に軽減
  • AV1デコードおよびエンコードをサポート

悪い点

  • 高すぎる価格(約22万円~)
  • 消費電力が非常に多い(320W)
  • 高性能すぎて1080pではボトルネックのせいで活かしづらく、コスパが悪い

「RTX 4080」は前世代の最上位クラスの「RTX 3090 Ti」をも大きく上回る性能のハイエンドGPUです。1440p以下では圧倒的な性能を発揮し、4Kやレイトレーシング利用時でも120fps以上も全然狙える非常に高い性能を発揮します。従来GPUでは考えれない性能を実現しています。

また、性能だけでなくワットパフォーマンスも非常に優れており、従来の最高効率のGPU(RX 6800)をも1.3倍~1.4倍と遥かに上回る効率を発揮します。高負荷な処理でガンガン使う場合には非常に魅力的です。消費電力は非常に多い320Wですが、従来のハイエンドとしては平均的ですし、性能の高さを考えれば悪いとは思わない数値です。

ただし、問題はやはり高すぎる価格です。発売時では約22万円~となっており、さすがに高すぎます。ワットパフォーマンスの良さがあるため、高負荷で酷使する前提であれば、長期的な費用を考えると悪くないかもしれませんが、そうでなければ現状では純粋なコスパは悪いと言わざるを得ません。

特に、高性能すぎて1080pでは色々なことがボトルネックになりやすくて活かしづらい点もあるので、4Kやレイトレーシングでの高fpsなどを望むレベルでないなら、値下がりが進んだ旧世代GPUの方が安くてかつ高コスパです。

総評としては、価格のせいで万人におすすめできるGPUとはなりませんが、性能は前世代の最上位GPUも上回る高性能GPUです。ワットパフォーマンスでも非常に優れているのが非常に魅力的で、人は選ぶもののハイエンドGPUとしては欲しいもの全てを高水準で備えているGPUだと思います。


7位

Radeon RX 6600

区分
ミドルレンジ
DX12スコア
約 8,149
TDP
132W
メモリ
8GB GDDR6(224GB/s)
参考価格
約 32,800円※2022年11月8日時点

良い点

  • 1080pで非常に優れたコスパとワットパフォーマンス
  • 同性能帯では少ない消費電力(132W)
  • 比較的安価(約3.3万円~)

悪い点

  • メモリ帯域幅が狭い(224 GB/s)ため、高解像度で弱い
  • レイトレーシング性能が低い

「RX 6600」は3万円台という安価さながら1080pでは十分な性能を持ち、コスパとワットパフォーマンスが優れているのが魅力の低予算GPUです。TDPも132Wと同性能帯ではダントツで少ないため、電源容量や排熱にやや余裕が出る点も嬉しいです。

在庫処分価格で値下げが進んだおかげで、2022年10月現在では3万円前後で購入できます。価格抜きの効率面でも素晴らしいものを持っているのに安価なので、ライトユーザーにはかなり手を出し易いGPUとなっています。

ただし、性能自体は高くはない点には注意が必要です。1080pで100fps出れば良いという程度なら大丈夫な性能ですが、平均144fps以上となると軽めのゲームでないと厳しいです。また、メモリ帯域幅が224GB/sとやや狭いため、高解像度では弱いです。価格的に仕方ないですが、レイトレーシング性能も低いです。

価格を考えれば効率的に悪くはないですし、この低価格帯では基本的に妥協しなければならない点ですが、それらの用途を考えている場合には注意が必要です。

総評として、性能自体は高くはありませんが、1080pゲーミングをそれなりに快適にプレイするには十分な性能で、3万円台前半未満で購入できるGPUでこれだけの性能と効率を備えているのは非常に魅力的です。出来るだけ低価格でコスパの良いゲーミングPCが欲しい場合には有力となるGPUだと思います。


8位

GeForce RTX 4090

区分
ハイエンド上位
DX12スコア
約 35,800
TDP
450W
メモリ
24GB GDDR6X(1008GB/s)
参考価格
約 298,000円※2022年11月8日時点

良い点

  • RTX 3090 Tiを大幅に上回る圧倒的な性能
  • 超大容量で高性能なビデオメモリ(24GB GDDR6X)
  • 4K・レイトレーシングでも、従来のハイエンドGPUの1080p~1440p並みのfps
  • 高負荷な処理時には非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 3に対応し、使用時には負荷が大幅に軽減
  • AV1デコードおよびエンコードをサポート

悪い点

  • 高すぎる価格(約30万円~)
  • 消費電力が非常に多い(TGP:450W)
  • 高性能すぎて1080pではボトルネックのせいで活かしづらく、コスパが悪い

「RTX 4090」は、従来モデルと比較して規格外の性能と規格外の価格を持つ超ハイエンドGPUです。2022年10月時点では「RTX 40シリーズ」の最上位モデルです。

従来と違い、80番台(RTX 4080)よりも大きく高性能である点もポイントです。前世代の「RTX 3090」は「RTX 3080」に対してコア数が1.2倍程度しか多くなかったのに対し、「RTX 4090」は「RTX 4080 16GB」よりも約1.68倍も多いメインコアを有しており、大きく高性能となっています。前世代ではコア数の少なさの割に価格が高すぎたために80番台よりも明らかにコスパが悪かった90番台ですが、「RTX 4090」はしっかりと頭一つ抜けたGPUとして位置づけられています。

そのパフォーマンスは従来からすると信じられないほど高性能で、従来の常識を塗り替えるレベルです。前世代の最上位モデル「RTX 3090 Ti」を4Kゲーミングでは平均で1.4倍以上も超えるパフォーマンスを発揮し、1440pすらも低負荷に思えるレベルとなっています。

更に、メインコアの性能に加え、レイトレーシング性能も大きく強化されている他、DLSSもバージョンアップしたDLSS 3に対応しており、利用できるタイトルでは従来よりも負荷を大幅に軽減する機能が追加されているため、圧倒的な効率と性能を発揮します。

4Kやレイトレ時(1080p)のゲーミング性能は前世代のハイエンドGPUである「RTX 3080 10GB」に近いレベルになっているという信じられないパフォーマンスとなっており、今までは4Kやレイトレーシングは高fps安定を求めるなら使わないのが基本でしたが、その敷居を格段に下げてしまいました。前世代のハイエンドGPUすら霞む高性能な超ハイエンドGPUという仕上がりです。

そんな性能では本当に素晴らしい「RTX 4090」ですが、やはり超ハイエンドモデル特有の弱点があります。

最大のネックはやはり価格です。発売時点では最安約30万円程度からというとんでもない高価格です。GPUの費用だけで従来のハイエンドゲーミングPCが購入できるレベルです。その性能は素晴らしいですが、高すぎるためコスパに関しては基本悪いです。また、その性能を活かすためには一般的なゲーミングモニターよりもさらに高リフレッシュレートなハイエンドゲーミングモニターが必要となるため、追加の費用を要求されてしまう点も留意しなければなりません。その性能を十二分に活かせる用途でなければ選択肢には入らないGPUとなっています。

次に、ハイエンドGPUでは付き物の消費電力の多さです。TGP(最大消費電力の目安)は450Wと非常に多くなっています。ですが、その性能の高さのおかげで従来GPUと比較すれば総合的に電力効率は優れています。しかも、メインコア以外をフル活用する超高負荷な処理以外では、実は450Wよりもやや少ない電力で動作することが多いことが確認されており、その性能を活かせる特に高負荷な処理では前世代を圧倒するワットパフォーマンスも兼ね備えています。消費電力自体は非常に多いですが、高負荷な処理を日常的に行うのであれば電力面でも優れた選択肢だったりします。

最後の弱点は、ボトルネック面です。その高性能さゆえにボトルネックを感じ易くなっている点は要注意です。従来の環境のままの使用では基本的に性能をとりこぼしてしまうことになると思います。

具体的には、前述のモニター面での敷居が高くなる点も弱点ですし、特に1080pでは恐らく現状ではCPU性能が追い付いていないことが原因で、4Kよりもfps向上率が大幅に低くなっている点があります(それでも非常に高性能だけど、価格の割には低くコスパは非常に悪い)。1080pなどをメインとする場合には正直前世代の「RTX 3080」などでも十分な性能がありますし、「RTX 3080」を選ぶなら20万円前後節約することができることを考えると、1080pゲーミングなどの低負荷な処理を前提とするなら現状では非常に悪いコスパのGPUに成り下がってしまう点は留意しておくべき部分かと思います。

正直、一般消費者におすすめできるケースはほぼ無いGPUだとは思いますが、その性能の高さは圧倒的で魅力です。しれに、高負荷な処理に限れば現状でも圧倒的なワットパフォーマンスを発揮するため、用途によっては優れている可能性もあります。適している人はごくわずかだと思いますが、文句なしの現状の最強GPUとなっているため、予算を考えない人やワットパフォーマンスを最も重視する人にとっては魅力的なGPUだと思います。


それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

38 COMMENTS

迷い人

初めまして!
ゲーミングPCを買い替えようと思っていたので、とても参考になりました!
今のPCがi7-6700k/GTX1070/16GB/SSD 500GBで、RTX3080もしくはRTX3070搭載のPCを選ぼうかと思っています。

GPUランキングでは3070が80より上ですが、買うからにはなるべく性能を追求し、数年間は一線級のスペックを持つものを買いたいと思います(3090は高価すぎる、ゲーム中心ではオーバースペックかと思い諦めました)
ゲームはFF14やPSO2NGS等をウルトラワイドモニタでなるべく高画質でスムーズに動かせるものが欲しいです。

色々な比較サイト様を拝見して検討しておりますが、踏ん切りがつかない状態です。
RTX3080と3070、どちらがより希望を満たせるでしょうか?
非常に難しい話かと思いますが、背中を押していただきたく思います。

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とねりん:管理人

はじめまして。
私自身がコスパと電力効率重視の考えなので、その面でRTX 3070の方を上にしています。ただ、価格の高ささえ我慢できるならコスパも電力効率も大きな差ではないので、予算に余裕があって少しでも高い性能が良いならRTX 3080でも良いと思います。

後のために高い性能を導入するのは良い選択肢だと思いますが、基本的にRTX 3070でも1440pまでなら重いゲームでも十分な性能です。165fpsくらいまでは全然いけると思います。数年前までは1080pでも重いゲームで144fpsを安定させるのは厳しい状況があったので、より高いGPUを導入するメリットも全然あったと思いますが、今では全体的に性能が向上したので、昔ほどのメリットは無いのかなと思います。
質問者様のご利用の環境や要求するレベルによりますが、RTX 3080の方が良いとなるのは、4Kやレイトレーシングで出来るだけ高いfpsを出したい場合などになると思います。どちらかというと、そのあたりを意識するかどうかの話になると思います。

返信する
迷い人

詳しいアドバイスをいただき、恐縮です。
当時、1070を選んだ時も1080との性能差と金額面で妥協して選んでしまった面があるので、今回買うならなるべく妥協はせずに性能で選びたいと思い、3080も視野に入れていました。
ただ、1070からの買い替えとなると3070でも倍近い性能アップに繋がるということもあり、それでも十分かなとは思ってはおりました。今のところ、4Kやレイトレーシング対応ゲームをプレイする予定もないので、仰るように3070でも十分なのかも知れません。
また、Radeon系も考えてはみましたが、今までずっとGeforceを使い続けてきたことと、最近のAMD事情を知らないので、安全を考えてGeforceにしました。

ケースデザインや価格的にドスパラ様での購入を考えていますが、3080搭載PCが入荷待ち状態なので、もう少し待ってみて、FF14の大型アップデートが来る11月までに再入荷し、価格が無理のない範囲でしたら3080を、3070をカスタマイズした以上の価格になってしまうようなら、「GALLERIA XA7C-R37T」or「GALLERIA XA7C-R37」をカスタマイズしたものを考えたいと思います。

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