今選ぶおすすめGPUランキング【コスパ重視・2026年6月最新版】

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今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。

注意

掲載の情報は記事更新時点(2026年6月1日)のものです。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は更新時点でのおおよその市場最安値価格です。

生産終了している、もしくは品薄で今後の追加販売が望めないGPUは除外しています。

簡易比較表

本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。

※各項目の評価はベンチマークスコアや仕様値を基に独自の計算方法で算出したものです。スコアで完全にランキング付けしている訳ではなく、その他の要素によってランキングが前後している可能性があります。

GPU 総合
評価
参考価格 各評価※1 3DMark
TDP
(TGP)
メモリ(VRAM) コスパ
電力
効率
基本性能 VRAM レイ
トレ
電力
効率
最大消費 価格 DX12
※2
DXR
※3
容量 バス幅 帯域
RX 9070 XT
16GB / 304W
3.91 ¥87,800~ 4.51 4.29 4.20 4.69 2.69 2.69 30311 18702 304W
16GB
256bit 640GB/s
RX 9070
16GB / 220W
3.95 ¥85,800~ 4.24 4.29 3.88 4.98 3.45 2.77 26979 16052 220W
16GB
256bit 640GB/s
RX 9060 XT 16GB
16GB / 160W
3.82 ¥58,900~ 3.41 4.25 3.19 4.76 4.00 3.36 16550 9672 160W
16GB
128bit 322GB/s
RTX 5070 Ti
16GB / 300W
3.64 ¥159,800~ 4.31 4.33 4.25 4.55 2.73 1.60 27792 19164 300W
16GB
256bit 896GB/s
RTX 5070
12GB / 250W
3.60 ¥95,800~ 3.90 3.80 3.70 4.59 3.27 2.48 22689 14237 250W
12GB
192bit 672GB/s
RTX 5060 Ti 16GB
16GB / 180W
3.60 ¥91,980~ 3.36 4.36 3.26 4.43 3.82 2.56 15963 10322 180W
16GB
128bit 448GB/s
Arc B580
12GB / 190W
3.57 ¥47,800~ 3.03 3.77 2.99 4.21 3.86 3.69 14454 7993 190W
12GB
192bit 456GB/s
RX 7800 XT
16GB / 263W
3.60 ¥74,980~ 3.68 4.29 3.32 3.81 3.06 2.96 19968 10706 263W
16GB
256bit 624GB/s
RTX 5060
8GB / 145W
3.41 ¥54,800~ 3.18 2.81 3.07 4.59 4.14 3.47 13703 8598 145W
8GB
128bit 448GB/s
RX 9060 XT 8GB
8GB / 150W
3.50 ¥51,980~ 3.38 2.80 3.15 4.83 4.09 3.55 16316 9358 150W
8GB
128bit 322GB/s
RTX 5050
8GB / 130W
3.31 ¥45,800~ 2.90 2.80 2.79 3.95 4.27 3.77 10259 6176 130W
8GB
128bit 320GB/s
RTX 5080
16GB / 360W
3.58 ¥199,800~ 4.67 4.34 4.57 4.50 2.18 1.00 32411 22100 360W
16GB
256bit 960GB/s
※1:利用するソフトやプログラム方式などによる。評価は主要ソフトにおける筆者の印象
※2:Time SpyのGraphicsスコア
※3:DirectX Raytracingを用いたレイトレーシング性能。Port Royalのスコア
※表右端の電力効率の数値はTGP/TBPと3DMarkスコアから単純計算したものなので参考程度に

  • 性能スコア(DX12):現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのベンチマークスコアです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440です。
  • 性能スコア(DXR):レイトレーシング性能のスコアです。掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
  • TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
  • コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。

おすすめGPUランキング

現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。


1位

Radeon RX 9070 XT

参考価格

87,800円~

総合評価: (3.88
基本性能 (4.51)
VRAM(メモリ) (4.29)
レイトレーシング (4.20)
電力効率 (4.69)
最大消費電力 (2.69)
価格 (2.69)
良い点
  • ハイエンド級の非常に優れた性能(RTX 5070 Tiの若干下くらい)
  • 16GB VRAM(640GB/s)
  • 同性能帯で特に優れた基本性能コスパ
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 比較的優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • 非常に高価(9万円前後~)
  • 消費電力が多い(304W)
  • FP4のネイティブ対応無し
  • RTX 5070 / 5070 Ti に少し劣るワットパフォーマンス
主要スペック
GPU Radeon RX 9070 XT
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6(640 GB/s)
TGP/TDP 304W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
30,300
Port Royal
(DXR/レイトレ)
18,700

「RX 9070 XT」は「RTX 5070 Ti」に匹敵する準ハイエンド級のゲーム性能を持ちつつも、「RTX 5070 Ti」よりは5~6万円も安価に購入することができるのが魅力の高コスパ準ハイエンドGPUです。

その魅力はやはり、準ハイエンドながらコスパにも優れている点です。10万円を超えるレベルのGPUの多くは、ミドルレンジ帯のGPUよりも基本性能コスパが悪いことが多いですが、「RX 9070 XT」は準ハイエンド帯ながら非常に優れたコスパを発揮します。

前世代(RX 7000)ではGeFoceに対してレイトレーシングで劣るのがネックでしたが、そちらも改善して差が無くなったので、非常に選び易くなりました。

前述の通り、ゲーム性能は「RTX 5070 Ti」にも匹敵するレベルですが、価格は「RTX 5070 Ti」が16万円前後~なのに対し、この「RX 9070 XT」は9万円~10万円前後です。大体6万円前後くらい安いため、ゲームコスパは明らかに勝っています。

VRAMは16GBしっかり搭載していることも相まって、準ハイエンドクラスのゲームコスパは「RX 9070」と並んで他のGPUとは一線を画すレベルの高コスパとなっています。

また、先代からAI性能でも改善があり、基本性能(FP16 / INT8)が先代から飛躍的に向上した点も、将来性を考慮すると嬉しい部分です。

少し気になるのはクロックの高さと消費電力です。ブースト周波数は2970MHz~となっており非常に高く、標準の消費電力も304W~と多いです。

「RX 9070」が「2520MHz / 220W」であることを考えると、少しの性能のためにクロックや消費電力が犠牲になっている形なので、安全運用を目指すなら少し電力面の制限をすることが個人的にはおすすめのGPUです(一応自己責任)。

また、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、依然としてAI面ではGeForceに実用性能では大きく劣るという点は注意が必要です。

2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点が大きいです。

2026年からは量子化技術が進化し、FP4の量子化モデルが多数実用化されているので、それをネイティブ動作できない「RX 9000シリーズ」は最先端のAI処理への対応面ではどうしても見劣りします。

とはいえ、「RX 9070 XT」の非常に優れた基本性能およびVRAM容量コスパを考えると、AIでも明らかに悪い訳でもない点も併せて考慮したいです。

対抗のRTX 50シリーズでは10万円以下で16GB VRAMと準ハイエンド以上の性能を実現したモデルが無く、「RX 9070 XT」の直接の勝負相手は「RTX 5070 12GB」や「RTX 5060 Ti 16GB」です。VRAM性能や基本性能で格段に上回るため、FP4のネイティブ対応がなくても基本性能である程度ゴリ押しして差を縮めることができます。最終的なコスパは特別悪くはありませんし、十分実用性能を維持できます。

総合評価としては、対抗モデルと比較してゲームコスパは圧勝です。AI・クリエイティブ面では実用性能コスパ的にはやや不利ですが(FP4の欠如)、基本性能コスパの高さからゴリ押しで差が結構縮まるので、明確な不利が付くほどではないレベルです。ゲームメインの実用性能コスパとしては非常に満足できる製品だと思います。

しかし、FP4の欠如はAIを重視するユーザーには致命的になる可能性もあるので、どうせ高い費用を掛けるという意味では「RTX 5070 Ti」の方が安心感と納得感は大きいとも感じます。

ゲームメインでコスパ重視なら一択レベルの差ですが、予算が潤沢かつクリエイティブ面も視野に入れる場合には、少し考えて選択したいです。

2位

Radeon RX 9070

参考価格

85,800円~

総合評価: (3.95)
基本性能 (4.24)
VRAM(メモリ) (4.29)
レイトレーシング (3.88)
電力効率 (4.98)
最大消費電力 (3.45)
価格 (2.77)
良い点
  • 非常に優れた性能(RTX 5070を少し上回る)
  • 16GB VRAM(640GB/s)
  • 優れた基本性能コスパ
  • 4K・レイトレーシングでも十分実用的
  • 性能の割に省電力(TBP:220W~)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • 非常に高価(8万円台~)
  • FP4のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9070
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6(640 GB/s)
TGP/TDP 220W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
26,900
Port Royal
(DXR/レイトレ)
16,000

「RX 9070」は8万円台中盤~で準ハイエンド級の性能と16GB VRAMを備えたコスパの良さと、性能の割には少ない消費電力(220W~)による非常に優れたワットパフォーマンスが魅力のGPUです。

「RTX 5070」と同価格帯ですが、一段上のゲーム性能と16GB VRAMを手に入れることができ、ゲームでのお得感では明らかにこちらが明らかに勝ります。

前世代(RX 7000)ではGeFoceに対してレイトレーシングで劣るのがネックでしたが、そちらも改善して差がほとんど無くなったので、非常に選び易くなっています。

そして、9070は電力面も良いです。220W~という仕様で、性能を考えれば省電力でワットパフォーマンスが非常に良いです。RTX 50の高効率モデルにも対抗できるレベルとなっています。

また、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、依然としてAI面ではGeForceに実用性能では大きく劣るという点は注意が必要です。

2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点が大きいです。

2026年からは量子化技術が進化し、FP4の量子化モデルが多数実用化されているので、それをネイティブ動作できない「RX 9000シリーズ」は最先端のAI処理への対応面ではどうしても見劣りします。

とはいえ、「RX 9070」の非常に優れた基本性能およびVRAM容量コスパを考えると、AIでも明らかに悪い訳でもない点も併せて考慮したいです。

対抗のRTX 50シリーズでは10万円以下で16GB VRAMと準ハイエンド以上の性能を実現したモデルが無く、「RX 9070」の直接の勝負相手は「RTX 5070 12GB」や「RTX 5060 Ti 16GB」です。VRAM性能や基本性能で格段に上回るため、FP4のネイティブ対応がなくても基本性能である程度ゴリ押しして差を縮めることができます。最終的なコスパは特別悪くはありませんし、十分実用性能を維持できます。

このように、各種性能と価格を考えると非常に強力なことは間違いない「RX 9070」です。

ただ、少しだけ気になるのは一つ上位の「RX 9070 XT」との価格差です。

米国での希望小売価格は50ドルしか変わらない(日本円だと7000円~1万円くらい)割には、最大性能は10%~15%ほどさがあり、純粋なコスパではちょっとだけ劣ることが多いです。

電力面では大きく上回るので、無印にも十分価値はあるものの、悩みどころです。

3位

Radeon RX 9060 XT 16GB

参考価格

58,900円~

総合評価: (3.82)
基本性能 (3.41)
VRAM(メモリ) (4.25)
レイトレーシング (3.19)
電力効率 (4.76)
最大消費電力 (4.00)
価格 (3.36)
良い点
  • 16GB VRAM で比較的安価
  • 比較的安価に1440pでも実用的な性能
  • 優れた基本性能コスパ
  • 非常に優れたレイトレーシングコスパ
  • 省電力(TBP:160W~)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能(FP16/INT8)が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • VRAMの帯域幅が狭い(約322GB/s)
  • 高設定の重量級ゲームではやや物足りない性能
  • FP4のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9060 XT 16GB
区分 ミドルレンジ
VRAM
16GB GDDR6(322 GB/s)
TGP/TDP 160W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
16,600
Port Royal
(DXR/レイトレ)
9,700

「RX 9060 XT 16GB」は16GB VRAMを搭載しつつ性能コスパも良いのが魅力のミドルレンジGPUです。

やはり魅力なのはVRAMです。6万円台前後~という安価さで16GB VRAMを搭載します。おかげで重い処理でもボトルネックを感じにくいので、2026年5月時点のミドルレンジGPUの中では実用コスパが非常に高いと思います。安さとコスパの両立を目指すなら、強力な選択肢だと思います。

具体的な性能については、フルHDでも「RTX 5060」を少し上回るくらいで、過去世代だと「RTX 4060 Ti」や「RTX 3070」に近い性能です。

重いゲームにも対応できる性能があり、16GB VRAMもあって、価格は6万円台前半~とちゃんとミドルレンジなのがとにかく良いです。

価格の割に大容量のVRAMを搭載しているGPUは従来もありましたが(RTX 4060 Ti 16GB、RTX 5060 Ti 16GB、Arc A770 16GB など)、基本性能コスパが悪いのが通例でした。しかし、この「RX 9060 XT 16GB」は大容量VRAMだけでなく基本性能コスパも良いのが非常に嬉しいです。

また、前世代ではGeFoceに対してレイトレーシングで劣るのがネックでしたが、そちらも改善して差が無くなり、非常に選び易くなったことも大きいです。

その価格に見合った性能コスパと大容量VRAMのおかげで、実用コスパに非常に優れるミドルレンジGPUとなっています。従来のミドルレンジのイメージを払拭するモデルになったと思います。

更に、処理性能だけでなく電力面が優れているのも強みです。TBPは160Wに設定されており省電力です。性能を考えればワットパフォーマンスも優れています。

このように、性能・コスパ・電力のどれを取っても前世代から大きく向上しています。

また、AI性能でも改善があり、FP16 / INT8 性能が先代から飛躍的に向上した上、FP8にも対応したのも嬉しいです。

「RX 7600 XT」では16GB VRAMがあっても、ゲームもAIも基本性能が低くて恩恵が少なかったのが残念な部分でしたが、その懸念点が大きく改善されています。

また、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、注意点として、2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点はあります。

なのですが、2026年5月時点では、6万円以下クラスで大規模なAIモデルもエラーにならずに展開できるというのはほぼ対抗馬が居ないレベルの強みです。

そのため、多少の最適化不足やFP4の欠如も「RX 9060 XT 16GB」にとってはやや許容できるデメリットにまで押し下げられていると思います。非常に無難でおすすめできる高コスパGPUです。

4位

GeForce RTX 5070 Ti

参考価格

159,800円~

総合評価: (3.64)
基本性能 (4.30)
VRAM(メモリ) (4.33)
レイトレーシング (4.25)
電力効率 (4.55)
最大消費電力 (2.73)
価格 (1.60)
良い点
  • 非常に優れたVRAM性能(16GB、896GB/s)
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 非常に優れたAIパフォーマンス
  • 優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 非常に高価(16万円前後~)
  • 消費電力が多い(TGP:300W)
主要スペック
GPU GeForce RTX 5070 Ti
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR7(896 GB/s)
TGP/TDP 300W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
27,800
Port Royal
(DXR/レイトレ)
19,160

「RTX 5070 Ti」はどの用途でも強力な性能を持つ、隙の少なさが魅力の準ハイエンドGPUです。

基本性能は前世代の「RTX 4080 SUPER」に匹敵するレベルで非常に高く、VRAMも16GBを備えます。メモリ帯域幅も896GB/sと非常に優れているので、どの用途でも安定した優れたパフォーマンスを発揮するのが魅力です。

また、ライバルの「Radeon RX 9070 XT」に対しても、AIや一部のクリエイティブ用途では性能や汎用性で上回るのが強みです。

現状(2026年5月時点)では多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されていることが主な要因です。そのため、AIを重視するならGeForceが無難です。

このように、準ハイエンド級の優れた基本性能と優れた汎用性が魅力なのが「RTX 5070 Ti」です。

ただし、価格の割にはVRAM容量と基本性能が弱く感じるのがデメリットです。

まず VRAM ですが、16GB(896GB/s)という仕様自体は強力ですが、15万円~という価格ならもう少し増やして欲しかった感があります。「RX 9070 / 9070 XT」は5~6万円前後も安価ながら同じ16GBを搭載しています。容量単価は大きく負けています。

基本性能も非常に強力ではあるものの、ゲームでの実用性は「RX 9070 XT」と大差ないので、高価な分コスパでは負けてしまっています。

2026年現在で大きな決め手となりやすい要素は「VRAM容量コスパ」だと思いますが、そこで「RX 9070 / 9070 XT」に大きく劣る上、ゲーム性能でも大きな優位性がある訳ではないので、特にゲーマーにとっては魅力を感じにくいモデルになっている気がします。

とはいえ、前述のようにゲーム以外の点(主にAI・クリエイティブ)の汎用性は高いですし、非常に長く活躍できる性能を持っていると思うので、長期利用性を考えれば多少高くても価値は感じられるGPUです。用途や予算次第では非常に魅力的です。

5位

GeForce RTX 5070

参考価格

95,800円~

総合評価: (3.60)
基本性能 (3.90)
VRAM(メモリ) (3.80)
レイトレーシング (3.70)
電力効率 (4.59)
最大消費電力 (3.27)
価格 (2.48)
良い点
  • 非常に優れた性能(RTX 4070 SUPERを上回る)
  • 1440pでも優れた性能
  • 4K・レイトレーシングでも実用的な性能
  • 性能の割に少なめの消費電力(TGP:250W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • 優れたAI処理性能(VRAMがネックにならない場合)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 高価(10万円前後~)
  • VRAMが価格の割には弱い(12GB、672GB/s)
  • 競合の「RX 9070 / 9070 XT」が16GB VRAM
主要スペック
GPU GeForce RTX 5070
区分 ハイクラス
VRAM
12GB GDDR7(672 GB/s)
TGP/TDP 250W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
 22,690
Port Royal
(DXR/レイトレ)
14,240

「RTX 5070」は優れた性能とワットパフォーマンスを持つハイクラスGPUです。

価格は10万円前後~となっており、ハイエンドクラスよりも安価です。それでいて、1440pやAIやクリエイティブでも十分使える性能があり、実用コスパが高いです。

「RX 9070 / 9070 XT」の方がゲームにおけるコスパは上なのが気になるところですが、GeForceの方がクリエイティブ面での汎用性が高い点で優位性があります。実用コスパを出来るだけ高めつつも少し節約したい場合に魅力的な選択肢です。

ただし、やはり価格の割には少ない12GB VRAMが気になるところです。

1440p以下の重量級でないゲームなら困るケースは少ないですが、レイトレーシングや4K高設定などではさすがにボトルネックを感じやすくなります。その他のAIやクリエイティブ用途でも同様です。

「RX 9070 XT / 9070」では16GB VRAMを搭載する上、基本性能でも負けているので、ややハイエンドな使い方を想定するなら微妙感が一気に強くなるGPUです。

とはいえ、前述のように12GB VRAMでも1440p以下なら困るケースは少ないですし、AIにおいても現状(2026年1月時点)ではGeForceの方が汎用性では上回るので、VRAM容量がネックにならない限りは優秀なGPUだと思います。

6位

GeForce RTX 5060 Ti 16GB

参考価格

91,980円~

総合評価: (3.60
基本性能 (3.36)
VRAM(メモリ) (4.36)
レイトレーシング (3.26)
電力効率 (4.43)
最大消費電力 (3.82)
価格 (2.56)
良い点
  • 比較的安価に16GB VRAM(448GB/s)
  • フルHDで快適な性能
  • 1440pでも実用的な性能
  • 少なめの消費電力(TGP:180W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 高価(約9万円前後~)
  • 基本性能コスパが悪い
  • 12GB VRAMで足りる用途なら「RTX 5070」に大幅に負ける
  • ゲーム性能コスパは「RX 9060 XT 16GB」に大きく負ける
主要スペック
GPU GeForce RTX 5060 Ti 16GB
区分 アッパーミドル
VRAM
16GB GDDR7(448 GB/s)
TGP/TDP 180W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
15,963
Port Royal
(DXR/レイトレ)
10,322

「RTX 5060 Ti 16GB」はGeForceで16GB VRAMを持ち、そこそこ高性能な割には高すぎないのが魅力のミドルレンジGPUです。ハイエンド級のパフォーマンスを求めないなら、非常に幅広い用途に対応できます。

魅力はやはり16GB VRAMです。最近ではゲームの必要VRAM容量が増えていることはもちろん、メタバースや生成AIやレイトレーシングなどなど、VRAMをたくさん使う用途が増えてきているので、ハイエンドGPUでなくてもVRAM容量だけは欲しいという人が多いです。

先代の「RTX 4060 Ti 16GB」も似たコンセプトのGPUでしたが、基本性能とVRAM帯域幅(288GB/s)が低いせいで、16GBの強みを感じにくく、器用貧乏な印象がありました。

しかし、「RTX 5060 Ti 16GB」では基本性能がやや向上し、VRAM帯域幅も448GB/sへと向上しました。これによって、重めの処理での不安が軽減されているのが嬉しいGPUとなっています。

基本性能は「RX 7700 XT」に近い感じで、フルHDなら重量級ゲームにも十分に対応できます。また、豊富なVRAMのおかげでレイトレーシングや1440pでも実用的なパフォーマンスを期待できます。

更に、GeForceなのでAIや一部のクリエイティブ用途での汎用性が高いのが大きなポイントです。

正直、対抗製品の「RX 9060 XT 16GB」の方がゲームコスパは良いのですが、AIやクリエイティブ用途での汎用性も意識するならGeForceの方が有利です。

ハイエンドGPUよりは格段に安価ながら、ハイエンド用途も一応カバーできる幅広い対応力が大きな魅力となっています。

しかし、大きなデメリットがあります。ゲーム性能コスパの悪さです。

ゲームにおける基本性能は「RX 9060 XT 16GB」に近いレベルで、2025年発売のGPUとしてはミドルレンジです。

しかしながら、価格は8~9万円と性能の割にはかなり高価です。「RX 9060 XT 16GB」よりも2万円前後も高価です。ゲーム性能コスパでは格段に劣るため、AIやクリエイティブ用途を重視していない場合の魅力は大きく劣る点に注意が必要です。

また、「RTX 5070」との価格差が小さい割に性能差が大きいのも気になる点です。5070の方が1.5万円~2万円ほど高くなるものの、ベンチマークスコアでは40%以上という圧倒的な差があります。そのため、VRAMが12GBで足りる用途なら「RTX 5070」の方が圧倒的にコスパが良いです。

RTX 5070ほどの性能がなくても十分だよって人なら魅力的だと思いますが、少しでも高いパフォーマンスやコスパを求める人には一考の余地があるGPUだと思います。

7位

Arc B580

参考価格

47,800円~

総合評価: (3.57)
基本性能 (3.03)
VRAM(メモリ) (3.77)
レイトレーシング (2.99)
電力効率 (4.21)
最大消費電力 (3.86)
価格 (3.69)
良い点
  • 比較的安価(4.8万円~)
  • 価格の割に優れたVRAM(12GB、456GB/s)
  • 価格の割に優れたAI性能・レイトレーシング性能
  • 5万円以下で1440pでも実用的な性能
  • FP4にもネイティブ対応
  • 安価で優れたメディアエンジン
  • 比較的安価ながら、多方面の処理に対応できる優れた実用コスパ
気になる点
  • 実際のゲーム性能がベンチマークスコアよりもやや劣る(実際にはRTX 4060を少し上回る程度)
  • 性能の割には消費電力がやや多め(190W)
  • フルHDでは競合モデルに劣るワットパフォーマンス
  • アイドル消費電力が多い(ASPM有効で改善はする)
  • ドライバの最適化が不安急速改善進んではいる
  • 古めのCPUや一部のゲームでパフォーマンスが低下(こちらも急速に改善が進んではいる)
主要スペック
GPU Arc B580
区分 ミドルレンジ
VRAM
12GB GDDR6(456 GB/s)
TGP/TDP 190W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
14,500
※実性能はRTX 4060の少し上くらい
Port Royal
(DXR/レイトレ)
7,900

「Arc B580」は4万円台で12GB VRAMを搭載し、重い処理にも高めの対応力を備えるのが魅力のGPUです。

VRAM容量は、生成AI・レイトレーシング・メタバースなどで重要視されているため、12GB VRAMを安価に導入できるのは大きな魅力です。安価にそれらの用途でのボトルネックを大きく回避できます。

また、基本性能もRTX 4060を少し上回るレベルとなっており、純粋なコスパも悪くないです。8GB VRAMのGPUと比べるとFPSの安定性では上回るケースが散見されることもあり、実用コスパが非常に優れています。

出来るだけ費用を抑えつつも、高い対応力を備えたGPUが欲しいなら魅力的なGPUだと思います。

しかし、全てが良いという訳ではなく、特に気になるのは電力面とドライバの成熟度です。

まず電力面ですが、前世代(Arc Aシリーズ)の酷さを考えれば格段に改善はしたものの、未だにフルHDゲームでのワットパフォーマンスはRTX 5050にも大きく劣っており、消費電力も多めです(TBP:190W)。電力面を重視したいなら正直向いているとは言えないです。

次にドライバです。Intelは重量級ゲーム向けのGPUに本腰を入れ出したのが最近ということもあってか、古いゲームや重量級ゲームを中心に、やや最適化不足なことが多い印象があります。

しかし、急速に改善が進んではいて、実は登場当初よりはかなりドライバの不安は軽減されていたりします。

しかも、前述のメモリ高騰による値下げ幅が小さいことも相まって、2026年5月時点では実は結構掘り出しもの的な存在になっていると思うので、低価格PCを求めるなら割とおすすめです。

とはいえ、前世代と同じくResizable BARが有効でないとパフォーマンスが大きめに低下するため要件で必須とされていたり、標準のアイドル消費電力がかなり多いためASPM有効が推奨される点などの注意点が残っているため、初心者向きではないかなとは思う点は留意しておく必要があります。

上記のような点は設定を変えるだけで対応可能なので大きなネックとは思っていませんが、ドライバではまだ不安を感じさせる点が色々とあるのはやはり懸念点ではあります。

とはいえ、4万円台で12GB VRAMを備える実用コスパに優れるGPUは魅力的なので、それを考慮しても十分検討に値すると思います。

追記:発売直後、やや古めのCPUや低性能なCPUではパフォーマンスが大きめに低下する報告が散見されており(Ryzen 5 5600などでも発生)、検証で実際に一部のゲームで該当の現象が確認されています。そのため、使うCPUには注意が必要です(ただし、Intelもこの問題を認識しているようなので、アップデートで改善される可能性あり)。

8位

Radeon RX 7800 XT

参考価格

74,980円~

総合評価: (3.60)
基本性能 (3.68)
VRAM(メモリ) (4.29)
レイトレーシング (3.32)
電力効率 (3.81)
最大消費電力 (3.06)
価格 (2.96)
良い点
  • 8万円以下で16GB VRAM
  • 優れた基本性能コスパ
  • 1440pでも高い性能
  • 4K・レイトレーシングでも使える性能
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • FSR 4.1に対応
気になる点
  • 高価(8万円前後~)
  • 消費電力が多い(263W)
  • ワットパフォーマンス・レイトレーシング性能がが競合モデルに劣る(RTX 4070 / 5070)
  • 他の競合モデルと比べてAI性能が格段に低い(専用回路無し)
  • FP4/8のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 7800 XT
区分 ハイクラス
VRAM
16GB GDDR6(624 GB/s)
TGP/TDP 263W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
19,900
Port Royal
(DXR/レイトレ)
10,700

「RX 7800 XT」は8万円以下で優れた性能と16GB VRAMを備える、基本性能コスパの高さが魅力のGPUです。

発売からしばらく経ってからAI面での使いにくさが少しずつ解消されており、再評価されてきたと思うGPUです。

特に魅力なのはやはり16GB VRAMです。最近注目度の高い生成AIやレイトレーシングでもボトルネックになりにくいですし、「RTX 5060 Ti 16GB」や「RX 9060 XT 16GB」と違って帯域幅も広め(624GB/s)なので、1440pや4Kなどでも高いパフォーマンスを維持しやすいです。

高性能で大容量なVRAMを搭載するほどコア側の性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7800 XT」は大容量VRAMを搭載していながら基本性能コスパも良いです。お得感があります。

このように、基本スペックは物凄く強力で魅力的なのが「RX 7800 XT」なのですが、基本性能以外ではやや気になる点も多いので注意が必要です。

まず、レイトレーシング性能がGeForceよりもやや低い点があります。1440pレイトレーシングにおいては、「RTX 5070」に平均で29%前後ほど劣る結果になっている他、消費電力も「RTX 5070」は250Wなのに対し、この「RX 7800 XT」は263Wなので、ワットパフォーマンスも大きく劣っています。

次に、AI性能も競合モデルや次世代の「RX 9000シリーズ」と比べて低いのもデメリットです。また、FP4およびFP8にネイティブ対応していないため、実用性能で他の競合シリーズや次世代の「RX 9000」と比べると格段に劣ります。

ただし、2025年後半にROCmによるWindowsのPyTorchのネイティブサポートが遂に実現したことで、昔と違って「動作させるだけも一苦労 / そもそも動作できない」ということはほぼ無くなっているので、手を出し易くはなってはいるのはポイントです。

発表当初はサポート対象外だった「AIベースのFSR 4」への対応も、FSR 4.1からINT8による最適化で対応されることとなり、2026年に一気にAIを手軽に使える環境が一気に整うこととなりました。

とはいえ、パフォーマンスや効率自体は新しいGPUと比べると格段に劣るので、将来性も考えてさまざまな用途で活躍して欲しいなら RX 9000 や RTX 50 の方が無難ではあるとは思います。

主にゲーム目的でVRAMが欲しいというのが前提なら悪くはないですが、その他の汎用性も含めるなら、依然として旧世代のデメリットを相殺できるほどの良さは無いかなとは思いますので、用途をしっかり考えて選択したいGPUです。

9位

GeForce RTX 5060

参考価格

54,800円~

総合評価: (3.41)
基本性能 (3.18)
VRAM(メモリ) (2.81)
レイトレーシング (3.07)
電力効率 (4.59)
最大消費電力 (4.14)
価格 (3.47)
良い点
  • 比較的安価(5万円台~)
  • フルHDで優れた性能
  • 優れたフルHDコスパ
  • 省電力(TGP:145W)
  • 小型&低発熱なので小型ケースで採用しやすい
  • 安価にDLSSのマルチフレーム生成を利用できる
  • 非常に優れたワットパフォーマンス(フルHD)
  • FP4にネイティブ対応
気になる点
  • VRAM性能が低い(8GB、448GB/s)
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシング等ではやや厳しい性能
主要スペック
GPU GeForce RTX 5060
区分 ミドルレンジ下位
VRAM
8GB GDDR6(448 GB/s)
TGP/TDP 145W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
 13,700
Port Royal
(DXR/レイトレ)
8,600

「RTX 5060」は5万円台という比較的安価な価格でフルHDなら重量級ゲームにも対応できる性能を備えるのが強みのGPUです。「RTX 50シリーズ」なのでDLSS 4のマルチフレーム生成にも対応しています。

また、消費電力が少ないのも強みです。TGPは145Wと省電力で、小型PCにも採用しやすいです。フルHDならワットパフォーマンスも非常に良いです。重い用途でのガンガン使う訳ではないなら魅力的なGPUです。

しかし、気になるのはVRAMが8GBしか無い点です。1440p以上の解像度や重量級ゲームの高設定ではネックになるケースが増えてしまいますし、AIやメタバースなどでも余裕がないVRAM容量です。

基本性能コスパは良いですが、価格が5万円台では安価と言えるか微妙なラインで、それでいてVRAMも8GBなのが何とも言えない感じです。

「RX 9060 XT 16GB」を選べば1万円~1.5万円ほど高価になるものの、2倍のVRAM(16GB)&基本性能の向上を得られる点を考えると、相対的なお得感が小さめに見えるのは否めないです。

フルHD運用という点に限るのあれば普通に有力なGPUだとは思いますが、少し上の用途にも目を向けるとなると、一気に微妙感が強くなるGPUだと思います。

ゲームではマルチフレーム生成やアップスケーリングが現在では使えるので、補えそうな期待もできないことはないですが、それらの技術も結局は追加のVRAMを多少要求されてしまうので、結局は元々VRAM使用量が少ない軽めのタイトルでしか大きな恩恵が得られ無さそうな気もするので、中々評価が難しいです。

10位

Radeon RX 9060 XT 8GB

参考価格

51,980円~

総合評価: (3.50)
基本性能 (3.38)
VRAM(メモリ) (2.80)
レイトレーシング (3.15)
電力効率 (4.83)
最大消費電力 (4.09)
価格 (3.55)
良い点
  • 比較的安価(約5万円台)
  • 非常に優れたフルHDコスパ
  • 省電力(TBP:150W~)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • VRAMの性能が低い(8GB 、322GB/s)
  • 重量級ゲームやレイトレーシングは厳しい性能
  • FP4へのネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9060 XT 8GB
区分 ミドルレンジ
VRAM
8GB GDDR6(322 GB/s)
TGP/TDP 150W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
16,300
Port Royal
(DXR/レイトレ)
9,350

「RX 9060 XT 8GB」は5万円前後という安価さでしっかりとミドルレンジクラスの基本性能があり、フルHDゲームコスパが非常に優れているのが魅力のGPUです。

フルHDラスタライズ性能特化(レイトレーシングなどは使わない)で、とにかく安さとコスパに特化したGPUが欲しい場合には特におすすめできるGPUです。

VRAM帯域の低さなども影響してか、実ゲーミング性能では「RTX 5060」に近いレベルですが、それでも価格では少し優位性があり、ゲームコスパでは勝っています。

また、電力面が優れているのも強みです。TBPは150Wに設定されており省電力です。フルHDならワットパフォーマンスも優れています。

前世代(RX 7000)では電力面がやや微妙だったので、基本性能コスパで上回っていても価値を感じにくかったですが、RX 9000からはそちらも改善したので、選び易くなりました。

ただし、やはり8GB VRAMが気になるところです。価格を考えれば仕方ない部分ではあるものの、VRAMをたくさん使う用途(1440p/4K、レイトレ、メタバース、生成AI)がどんどん一般的になってきているので、将来性を考えると安さだけで正当化できるか微妙な点です。

そこで、進化しているアップスケーリングやフレーム生成機能である程度補えるのでは?と考える人も居るとは思いますが、実はそれらの機能も追加で多少のVRAMが要求されてしまうので、8GB VRAMがそこでもネックになるのが割と致命的だったりします。

また、現状(2026年5月時点)ではAIでGeForceにAIやクリエイティブ面の汎用性では劣る状況があるのも懸念要素です。

ROCmのWindowsのネイティブサポートが実現したことなどから、以前よりは格段に使い易くはなったものの、VRAM容量が8GBと最低限であることや、FP4のネイティブ対応なし(RTX 50 や Arc B では対応)という点もあり、AIを使いたいならGeForceの方が明確に無難です。

そんな感じで、「RX 9060 XT 8GB」の総評としては、非常に優れたフルHDゲームコスパを持つため、そこに用途を限定するのであれば非常におすすめできるGPUです。

しかし、8GB VRAMがネックで高画質やレイトレーシング・AI面では安定した性能を得られないので、それらの安定稼働も目指すなら「RX 9060 XT 16GB」の方がおすすめです。

11位

GeForce RTX 5050

参考価格

45,800円~

総合評価: (3.31)
基本性能 (2.90)
VRAM(メモリ) (2.80)
レイトレーシング (2.79)
電力効率 (3.95)
最大消費電力 (4.27)
価格 (3.77)
良い点
  • 安価(4万円台~)
  • フルHDで優れた性能
  • 省電力(TGP:130W)
  • 小型&低発熱なので小型ケースで採用しやすい
  • 安価にDLSSのマルチフレーム生成を利用できる
  • 優れたワットパフォーマンス(フルHD)
  • FP4のネイティブサポート
気になる点
  • VRAM性能が低い(8GB、320GB/s)
  • RTX 5060 や RX 9060 XT 8GB と価格差が小さい割に性能差が大きい
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシング等ではやや厳しい性能
主要スペック
GPU GeForce RTX 5050
区分 エントリークラス上位
VRAM
8GB GDDR6(320 GB/s)
TGP/TDP 130W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
 10,259
Port Royal
(DXR/レイトレ)
6,176

「RTX 5050」は4万円台~という安さで、フルHDでは基本快適な性能が得られるのが魅力のエントリーGPUです。

また、「RTX 50シリーズ」なのでDLSS 4のマルチフレーム生成にも対応しているのも強みですし、小型PCにも採用しやすいのも良いです。

また、TGPは130Wと非常に省電力で、サイズも小型モデルが中心なので非常に扱い易いです。ライトユーザーには嬉しい仕様だと思います。

ただ、安さ特化のモデルなので性能面では気になる点が多い点に注意が必要です。

まず気になるのはVRAMが8GBしか無い点です。価格を考えれば仕方ない部分ではありますが、少し重めの用途を検討するとなるとネックになります。AIやメタバースなどでも余裕がないVRAM容量です。

同価格帯に「Arc B580 12GB」があるのも気になるところですし、更にもう少し出せるなら「RX 9060 XT 16GB」を選ぶこともできます。VRAM容量も基本性能も格段に上げることができます。

そんな感じで、VRAM 12GB以上の強力なGPUたちが近い価格に複数あるため、将来性や重めの用途を考えると微妙感は否めないかなと思います。

GeForceなので、AIやクリエイティブ面のAPI対応で有利な点こそあるものの、8GB VRAMではそれらでもネックとなるケースが出てきますし、基本性能も低いのも厳しいです。要するに、価格と性能がGeForceの優位性を正当化できる水準にちょっと足りてないです。

そして、もう一つ気になるのは「RTX 5060」との性能差です。

2026年1月時点では8000円~1万円ほどしか価格差がありませんが、フルHDゲーム性能は「RTX 5060」の方が30%も高いです。コスパで明らかに負けています。安さ特化前提のモデルとは言っても、この性能差は少し考えものです。

安価にマルチフレーム生成やアップスケーリングが現在では使えるので、フルHDにおける実用コスパでは上回ると考えることもできそうですが、フレーム生成も結局元フレーム数がある程度ないといけないことを考慮すると、3割の性能差は許容し難いと思います。

とにかく安さ重視ということと、フルHDゲームの実用コスパのみのGPUということで割り切れるなら悪くはないですが、第一候補にはなりにくいGPUだとは思います。

12位

GeForce RTX 5080

参考価格

199,800円~

総合評価: (3.58)
基本性能 (4.67)
VRAM(メモリ) (4.34)
レイトレーシング (4.57)
電力効率 (4.50)
最大消費電力 (2.18)
価格 (1.00)
良い点
  • 圧倒的な処理性能
  • 非常に優れたVRAM性能(16GB、960GB/s)
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 非常に優れたAIパフォーマンス(FP4にもネイティブ対応)
  • トップクラスのワットパフォーマンス(2025年時点)
  • DLSS 4に対応(マルチフレーム生成など)
  • エンコーダ(NVENC)2基搭載
気になる点
  • ものすごく高価(20万円前後~)
  • 価格の割に少なすぎる16GB VRAM
  • 処理性能コスパが悪め
  • 消費電力が非常に多い(360W)
主要スペック
GPU GeForce RTX 5080
区分 ハイエンド
VRAM
16GB GDDR7(960 GB/s)
TGP/TDP 360W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
32,410
Port Royal
(DXR/レイトレ)
22,100

「RTX 5080」は圧倒的な処理性能と非常に優れたワットパフォーマンスが魅力のハイエンドGPUです。

前世代の「RTX 4080」をやや上回る高性能GPUとなっており、様々なハイエンド用途でも高く安定した性能を発揮することができます。

ただし、単純に価格が高すぎてコスパ的にはやや微妙な上、何よりもVRAM容量が価格の割には少なすぎるのが非常に気になります。

国内価格で言うなら、2026年1月時点で5070 Tiよりも約+4.5万円~、RX 9070シリーズには+8~9万円なのに、VRAM容量が同じです。

最近ではVRAM容量が重要な次世代用途が非常に一般化してきており(レイトレーシング、生成AI、メタバースなど)そんな中で、16万円~22万円クラスの超高額GPUで16GBは凄く残念です。

今後は様々な追加機能でも更に多くの追加VRAMを求められる可能性もありますし、16万円~22万円もの費用を掛けてVRAMボトルネックの不安がまだ残るのは悲しいです。

メモリ高騰によるGPU全体の価格が底上げされたことや、一つ上の「RTX 5090(60万円前後~)」が圧倒的な高価さなので、発売当初よりは相対コスパが実は良くなっているGPUだとは思うものの、

「RTX 5070 Ti 16GB」でもほとんどの人にとっては十分すぎる性能がありますから、5万円前後の追加費用を出してVRAM以外の面を強化することに意味があるのか、という点を考えて選択したいGPUです。

それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

48 COMMENTS

s

要望です

できればでいいんですが、GPUの個別紹介のところにざっくり評価のURLを貼って欲しいです

返信する
とねりん:管理人

ご要望ありがとうございます。

紹介ボックスの最下部にリンクを設置してみました。新GPUの登場などによって状況が変わるため、新しめのGPUのみの掲載にしています。

返信する
OMG

初めまして
現在利用しているグラボを980から4070Tis、もしくは4080sに新調しようと考えているのですが、最近50シリーズの発表がされたこともあり迷っています。

価格帯的には5070tiを考えていたのですが、価格と性能の面で少し様子見をしたほうがいいなどもしあればご教示ください。
※購入目途を2~4月と想定しています。

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とねりん:管理人

はじめまして。
どれだけの供給量があるかなどは不明ですし、実際の価格動向や性能は発売されてからでないと確かなことは言えない、というのは前置きしておくとして、

購入が2月~4月でハイエンドモデルを購入予定なら、RTX 40シリーズよりは「RTX 5070 Ti」を待った方が良いのが基本路線だとは思います。

個人的な見立てでは、「RTX 5070 Ti」はDLSS(AI面)を除外しても「RTX 4080 SUPER」と同等か少し超える性能がありそうだと思っています。そのため、想定価格通り(15万円弱~)なら初動でもコスパは良く、「RTX 4070 Ti SUPER / RTX 4080 SUPER」が多少値下がりする可能性を考慮しても、コスパで大きく劣るようなことにはなりにくそうに感じるのが、待った方が良いかなと思う理由です。

一応、DLSSやAI関連性能はそこまで重視する訳ではない場合で既存モデルが大きく値下がりすれば、RTX 50と比べてもコスパは悪くなくなる可能性もあるとは思います。ただし、今回はRTX 50の発表前に既にNVIDIAが既存モデルの生産・供給を調整して減らしており、市場の在庫が既にあまりない印象なので、従来よりも大幅値下げ品を狙い撃ちするのが難しいかもしれません。

しかし、結局想定最安値価格がいわゆる”アリバイ価格”的なものである可能性もあったりするので、やはり発売まで待たないと確かなことは言えないですね。

返信する
ネコラー

評価は非常に的を射ていましたが、
Radeon独自のAFMFに触れてほしかった感アリマス。
60FPS制限のゲームでもフレーム倍にしてくれますし、画質の劣化云々言われていますが正直体感できないレベルなので。次の更新時に是非触れてあげてください。

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
確かに、AFMFレベルで気軽に使えるものなら評価に入れるべきですね…。
早速少し追記しておきました。

返信する
DDT

最近バカ売れしているNvidia RTX A2000 6GB、使ってみると名機でしたよ。
ロープロファイルで補助電源不要の消費電力70W、それにもかかわらず性能は1660superやRTX3050クラス。価格が不安定ながらも、38000円程度に下落する事があります。
デメリットは出力がMiniDisplayPortで使い勝手が悪い程度です。

ゲーム用ではないからランクインは難しいですか?

返信する
とねりん:管理人

ご推察の通り、ゲームコスパが同価格帯の他製品と比べると劣るため除外しています。
3.8万円を基準としても、同価格帯の競合製品だと「RTX 3060 12GB」「RTX 4060」「RX 7600」などがありますが、それらと比べるとゲーム性能は大分劣るのに価格が同じなので…。

とはいえ、補助電源不要の低消費電力でロープロファイルのブロワーファンというのは非常に使い勝手が良いのは確かで、ゲームに対して高い要求を求めない場合には非常に良いグラボだと思います。

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迷い人

初めまして!
ゲーミングPCを買い替えようと思っていたので、とても参考になりました!
今のPCがi7-6700k/GTX1070/16GB/SSD 500GBで、RTX3080もしくはRTX3070搭載のPCを選ぼうかと思っています。

GPUランキングでは3070が80より上ですが、買うからにはなるべく性能を追求し、数年間は一線級のスペックを持つものを買いたいと思います(3090は高価すぎる、ゲーム中心ではオーバースペックかと思い諦めました)
ゲームはFF14やPSO2NGS等をウルトラワイドモニタでなるべく高画質でスムーズに動かせるものが欲しいです。

色々な比較サイト様を拝見して検討しておりますが、踏ん切りがつかない状態です。
RTX3080と3070、どちらがより希望を満たせるでしょうか?
非常に難しい話かと思いますが、背中を押していただきたく思います。

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。
私自身がコスパと電力効率重視の考えなので、その面でRTX 3070の方を上にしています。ただ、価格の高ささえ我慢できるならコスパも電力効率も大きな差ではないので、予算に余裕があって少しでも高い性能が良いならRTX 3080でも良いと思います。

後のために高い性能を導入するのは良い選択肢だと思いますが、基本的にRTX 3070でも1440pまでなら重いゲームでも十分な性能です。165fpsくらいまでは全然いけると思います。数年前までは1080pでも重いゲームで144fpsを安定させるのは厳しい状況があったので、より高いGPUを導入するメリットも全然あったと思いますが、今では全体的に性能が向上したので、昔ほどのメリットは無いのかなと思います。
質問者様のご利用の環境や要求するレベルによりますが、RTX 3080の方が良いとなるのは、4Kやレイトレーシングで出来るだけ高いfpsを出したい場合などになると思います。どちらかというと、そのあたりを意識するかどうかの話になると思います。

返信する
迷い人

詳しいアドバイスをいただき、恐縮です。
当時、1070を選んだ時も1080との性能差と金額面で妥協して選んでしまった面があるので、今回買うならなるべく妥協はせずに性能で選びたいと思い、3080も視野に入れていました。
ただ、1070からの買い替えとなると3070でも倍近い性能アップに繋がるということもあり、それでも十分かなとは思ってはおりました。今のところ、4Kやレイトレーシング対応ゲームをプレイする予定もないので、仰るように3070でも十分なのかも知れません。
また、Radeon系も考えてはみましたが、今までずっとGeforceを使い続けてきたことと、最近のAMD事情を知らないので、安全を考えてGeforceにしました。

ケースデザインや価格的にドスパラ様での購入を考えていますが、3080搭載PCが入荷待ち状態なので、もう少し待ってみて、FF14の大型アップデートが来る11月までに再入荷し、価格が無理のない範囲でしたら3080を、3070をカスタマイズした以上の価格になってしまうようなら、「GALLERIA XA7C-R37T」or「GALLERIA XA7C-R37」をカスタマイズしたものを考えたいと思います。

返信する
はか

コスパいいものを探してるのに、評価が「高すぎるのが難点」みたいな評価ばっかりでどうなの。ただの高品質ランキングかと

返信する
とねりん:管理人

価格の高さとコスパは別の指標なので、別におかしくはないと思います。
コメント頂いている時点では最新世代GPUがハイエンド品しか出ていないので、そういうものが多くなるのも仕方ないです。

それに、現在の1~3位は順に「RTX 3060 Ti」「RX 6700 / 6750 XT」「RX 6600 / 6650 XT」ですから、少なくとも現時点では比較的安価なものも評価していると思いますが…。

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