おすすめのタブレットPCまとめ【2023年最新版】

おすすめのタブレットPCを価格帯別にざっくりまとめています。

注意
本記事の内容は、記事更新時点(2023年11月9日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

簡易比較表

本記事で紹介しているタブレットをまとめた簡易比較表です。5つ星の評価については筆者の主観のため、参考程度にしてください。

製品 製品名 総合
評価
参考価格 画面サイズ
解像度
処理性能 画面性能 価格 SoC RAM ストレージ 重量
Xiaomi
Xiaomi Pad 6
4.75
44,820円~
11インチ
2880×1800
4.0
4.5
3.25
Snapdragon 870 6GB/8GB 128GB 490g
Apple
iPad(第9世代)
4.5
44,800円~
10.2インチ
2160×1620
4.0
4.25
3.25
Apple A13 3GB 64GB~256GB
487g
(Wi-Fi)
Lenovo
Lenovo Tab P12
4.5
49,830円~
12.7インチ
2944×1840
3.5
4.25
3.25
Dimensity 7050 8GB 128GB 615g
HUAWEI
MatePad 11.5
4.5
39,800円~
11.5インチ
2200×1440
4.0
4.25
3.75
Snapdragon 7 Gen 1 6GB 128GB 499g
Samsung
Galaxy Tab S9 FE
4.5
62,500円~
10.9インチ
2304×1440
3.75
4.0
2.75
Exynos 1380 6GB 128GB
523g
Samsung
Galaxy Tab S9
4.5
103,000円~
11インチ
2560×1600
4.25
4.0
2.0
Snapdragon 8 Gen 2
for Galaxy
8GB 128GB
498g
Apple
iPad Air(第5世代)
4.5
92,800円~
10.9インチ
2360×1640
4.5
4.25
2.0
Apple M1 8GB 64GB~256GB
約461g
(Wi-Fi)
Xiaomi
Redmi Pad
4.25
22,800円~
10.61インチ
2000×1200
3.25
3.25
4.25
Helio G99 3GB/4GB 64GB/128GB 445g
Apple
iPad(第10世代)
4.25
68,800円~
10.9インチ
2360×1640
4.25
3.75
2.75
Apple A14 4GB 64GB~256GB
477g
(Wi-Fi)
Apple
iPad Pro 11(第4世代)
4.25
124,800円~
11インチ
2368×1668
4.75
4.5
1.75
Apple M2 8GB/16GB 128GB~2TB
約466g
(WI-Fi)
Apple
iPad mini(第6世代)
4.0
78,800円~
8.3インチ
2266×1488
4.25
4.25
2.25
Apple A15 4GB 64GB~256GB 約293g

サムスン
Galaxy Tab A9+
3.75
35,800円~
11インチ
2000×1200
3.25
3.0
4.25
Snapdragon 695 4GB 64GB 480g
OPPO
OPPO Pad 2
4.0
74,210円~
11.6インチ
2800×2000
4.25
4.5
2.5
Dimensity 9000 8GB 256GB
約552g
Google
Google Pixel Tablet
4.0
73,270円~
10.95インチ
2560×1600
4.0
4.0
2.5
Google Tensor G2 8GB 128GB
約493g
レノボ
IdeaPad Duet Chromebook
3.75
29,800円~
10.1インチ
1920×1200
2.25
3.25
4.25
Helio P60T 4GB 64GB~128GB 約450g
OPPO
OPPO Pad Air
3.75
28,800円~
10.3インチ
2000×1200
3.25
3.25
4.25
Snapdragon 680 4GB 64GB 440g
マイクロソフト
Surface Pro 9
※タイプカバー別売り
3.75
152,000円~
+10%還元
13インチ
2880×1920
4.75
4.5
1.75
Core i7-1255U
Core i5-1235U
8GB~32GB 128GB~1TB
約879g
(Wi-Fi)
マイクロソフト
Surface Pro 8
※タイプカバー別売り
3.75
115,800円~
13インチ
2880×1920
4.25~4.5
4.5
1.75
Core i7-1185G7
Core i5-1135G7
8GB~32GB 128GB~1TB
約889g
(Wi-Fi)
レノボ
Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)
3.75
33,880円~
10.61インチ
2000×1200
3.25
3.25
4.0
Snapdragon 680 4GB 64GB 465g
Apple
iPad Pro 12.9(第6世代)
3.75
172,800円~
12.9インチ
2732×2048
4.75
4.75
1.0
Apple M2 8GB/16GB 128GB~2TB
約682g
(Wi-Fi)
マイクロソフト
Surface Go 3
※タイプカバー別売り
3.5
65,780円~
+10%還元
10.5インチ
1920×1280
3.0~3.25
4.0
3.0
Pentium Gold 6500Y
Core i3-10100Y
4GB/8GB 64GB~128GB
約544g
(Wi-Fi)
ASUS
Vivobook Slate OLED
3.5
74,800円~
+10%還元
13.3インチ
1920×1280
3.25
3.5
2.5
Pentium Silver N6000
4GB/8GB 128GB/256GB
約785g

タブレットPC選びの要点

タブレットPC選びの要点を一部ざっくりとまとめています。気になる方は参考程度にご覧ください。必要ない方は飛ばしてて貰っても構いません。

まずはプロセッサ性能です。タブレットの頭脳となる非常に重要なパーツです。その性能がPC全体に影響を与えるため、どんな用途においても重要です。

プロセッサ(SoC)の処理性能
  • シングルコア性能
    シングルコア性能は1コアでの処理性能を表します。シングルコア性能が高いと、軽い処理に掛かる時間が短くなる(サクサク動く)他、全コア稼働時にも当然影響がありますので、ほぼ全ての処理に対して有利に働きます。
  • マルチコア性能
    マルチコア性能は、全コア稼働時の処理性能を表します。マルチコア性能が高いと、高負荷な処理で有利になる他、複数アプリを同時起動した際のパフォーマンスが向上するなどのメリットがあります。
  • GPU性能
    GPUはグラフィック処理をほぼ専門に担当するプロセッサです。CPUが全般的な処理をしますが、重いグラフィック処理は基本的にGPUが担当します。重いゲームや高画質な動画などを頻繁に利用する際には重視すると良いです。

主要SoCの性能まとめ(2022年10月時点)

2022年7月時点での主要SoCの性能を一部まとめています。OSが異なるデバイスでの測定も多いため、一応参考程度にしてください。

CPU性能

CPU性能です。タブレット全体のパフォーマンスに影響するので、非常に重要です。Geekbench 5.1-5.4のスコアです。

GPU性能も後述しますが、タブレット向けのSoCはGPUも基本全て内蔵で、CPU性能に比例する傾向があるので、CPU性能だけ見て性能の良し悪しを判断しても差し支えありません。

Geekbench 5.1-5.4 マルチコア
CPU名称 スコア
Apple M2
8962
Apple M1
7574
Core i7-1255U
7441
Core i5-1235U
6995
Core i7-1185G7
5571
Snapdragon 8 Gen2
5090
Apple A12Z
4709
Core i5-1135G7
4697
Apple A15
4640
Apple A14
4160
Snapdragon 8 Gen1
3775
Apple A13
3476
Snapdragon 870 5G
3381
Snapdragon 7 Gen1
2894
Microsoft SQ1
2875
Exynos 1380
2854
Apple A12
2814
Snapdragon 860
2657
Dimensity 7050
2154
Core m3-10100Y
1889
Helio G99
1828
Snapdragon 730G
1744
Helio G90T
1715
Snapdragon 7c Gen2
1630
Snapdragon 680
1625
Apple A10
1429
Snapdragon 662
1389
Core m3-8100Y
1396
MT8183
1293
Celeron N4100
1271
Helio P60T(Chromebook)
926

Geekbench 5.1-5.4 シングルコア
CPU名称 スコア
Apple M2
1925
Apple M1
1728
Core i7-1255U
1671
Apple A14
1593
Apple A15
1590
Core i5-1235U
1548
Core i7-1185G7
1535
Snapdragon 8 Gen2
1489
Core i5-1135G7
1394
Apple A13
1336
Snapdragon 8 Gen1
1240
Apple A12Z
1122
Apple A12
1117
Snapdragon 870
1000
Core m3-10100Y
986
Core m3-8100Y
845
Snapdragon 7 Gen1
791
Dimensity 7050
785
Exynos 1380
783
Apple A10
777
Microsoft SQ1
739
Snapdragon 860
728
Snapdragon 7c Gen2
556
Snapdragon 730G
547
Helio G90T
545
Helio G99
542
Celeron N4100
405
Snapdragon 680
379
Snapdragon 662
314
MT8183
303
Helio P60T(Chromebook)
263


GPU性能

次に、GPU性能をまとめています。「GFXBench 5.0 Aztec Ruins Normal Tier offscreen」のfpsです。こちらもOSやグラフィックスAPIによって性能が異なるので、参考程度にしてください。

GFXBench 3.0 Manhattan Offscreen
GPU スコア 搭載SoC例
Apple M2 GPU(8コア)
247
Apple M2
Apple M1 GPU(8コア)
196.9
Apple M1
Adreno 740
143.3
Snaprdagon 8 Gen 2
Iris Xe G7 96EU
112.4
Core i7-1165G7,1255U
Apple A15 GPU(5コア)
112.1
Apple A15
Adreno 730
103.3
Snaprdagon 8 Gen 1,Gen 1+
Iris Xe G7 80EU
98.8
Core i5-1135G7,1235U
Apple A14 GPU
88.8
Apple A14
Apple A13 GPU
78
Apple A13
Apple A12 GPU
56.1
Apple A12
Adreno 650
55
Snaprdagon 870 5G
Adreno 644
46
Snapdragon 7 Gen 1
Adreno 640
40.6
Snapdragon 860
Mail-G68 MP5
34
Exynos 1380
Apple A10 GPU
30
Apple A10
Mail-G68 MP4
27.6
Exynos 1280/Dimensity 7050,900,920
Mail-G76 MP4
20.1
Helio G90T
Adreno 618
18.1
Snapdragon 730G,7c Gen2
UHD Graphics 615
16
Core i3-10100Y / Pentium 6500Y
Mali-G57 MP2
16
Helio G99 / Dimensity 700
UHD Graphics 600
10
Celeron N4100
Mail-G72 MP3
8.5
MT8183 / Helio P60T
Adreno 610
8.3
Snapdragon 680,662

参考
https://www.notebookcheck.net/

メモリはCPUの作業スペースとなるパーツです。より容量が多く高速なほど、効率良く作業を行えるため良いです。下記に容量と用途の目安についてざっくり載せています。

プロセッサ(SoC)の処理性能
  • 3GB以下:少ない容量
    少ない容量です。ですが、Web閲覧や本当に軽い作業しか行わないなら大丈夫な容量です。
  • 4GB:軽い処理なら十分
    安くてコスパの良いタブレットで一般的な容量です。比較的少ない容量ですが、軽い処理なら快適に行うことができます。
  • 6GB:やや重い処理もいける
    タブレットでは多めの容量です。やや重めの処理やアプリの複数起動を前提とする場合にはこれ以上は欲しいです。
  • 8GB:重い処理をしたい場合に
    タブレットでは多い容量です。重めの処理やアプリの複数起動を前提とする場合におすすめの容量です。
  • 16GB:ハイエンド限定(非常に高価)
    タブレットではかなり多い容量です。ハイエンドモデルのごく一部でしか採用されていません。 ただし、重めの動画編集やゲームなどのPCのような用途も意識するなら無駄ではない容量です。

タブレットPCの画面サイズは8インチ~13インチが主流です。小型:8インチ中型(主流):10~11インチ大型:12~13インチという感じです。当たり前ですが、大きくなるほど重くなる傾向があります。

プロセッサ(SoC)の処理性能
  • 8インチ前後:300g程度
    小型で軽量なタブレットです。モバイル性能が非常に高く、気軽に取り出して手で持ったまま使えるのが魅力です。 ただし、最近ではスマホも大型化しており用途がやや被っている気がするので、個人的には需要はどうなんだろうと思っています。
  • 10~11インチ:450g~600g程度
    スマホとノートPCの中間くらいのサイズ感です。タブレットでは最も一般的な主流のサイズだと思います。気軽に手に取って使える他、スタンドカバーなどを利用して置いても良しの汎用性の高いサイズです。
  • 12インチ~:680g~程度
    大きめのサイズのタブレットです。重量もそこそこあり、このあたりからは片手で持って利用するには少し重いです。高性能な機種が多い傾向があり、価格が高いものが多いです。 純正のキーボードやペンがあるものも多く、やや小型で汎用性の高いノートPCのような使い方も想定されていることが多いです。ノートPCのように使うことがメインだけど、気軽に移動して手で持っての使用もしたい場合に最適です。

タブレットPCのディスプレイの主な要点はパネル種類解像度リフレッシュレート色域の4点です。最近ではアスペクト比のバリエーションも増えているので、そちらもチェックしておくと良いかもしれません。

ディスプレイの要点
  • パネル種類(視野角の広さ・明るさ・色の再現性)
    現在ではパネル種類は基本的には深く気にする必要はありませんが、特に安さに特化したモデルではTNと呼ばれる視野角の狭いものが採用されている可能性が一応あるかもしれないので、それは避けた方が良いです。IPSやVAとか高視野角とか書かれているかどうかを確認しておくと安心です。また、数は多くないですが、有機EL(OLED)採用のディスプレイもあります。有機ELは自然な発色で色鮮やかで、黒の表現も得意です。色表現に関しては液晶よりも基本良いです。ただし、焼き付きや劣化が液晶よりもしやすい点と輝度を上げにくい点に注意が必要です。
  • 解像度(描写・作業領域の広さ)
    タブレットPCの解像度はあまり統一性がありませんが、ノートPCで一般的なFHD(1920×1080)に近い「1920×1200」あたりが多い傾向があります。そのぐらいあれば一般ユーザーなら不満なく使えると思います。クリエイターの方やもっと精細な画像を楽しみたい方が、より高い解像度のディスプレイを検討することになります。
  • リフレッシュレート(紙芝居の枚数)
    リフレッシュレートはディスプレイの更新頻度を表す指標です。単位はHzです。要するに、ディスプレイの表示可能な最大fpsのことで、たとえば60Hzのディスプレイでは最大60fpsの表示しかできません。2021年現在のタブレットでは、主に「60Hz / 90Hz /120Hz」の3種類となっています。高い方がより滑らかな映像になりますが、たとえばYouTube等の動画サイト上の動画は2021年現在ではほぼ全ての動画60fps以下となっているので、少なくとも現状はあまり意味が無い点は注意です。スクロール操作などは滑らかになります。
  • 色域(色の表現の幅広さ)
    色域とは、ディスプレイが再現できる色の範囲のことです。色域の狭いディスプレイだと、色の再現性が低いため、色鮮やかさに欠けたり見にくい画像になる可能性があります。特にクリエイターやキレイな映像を楽しみたい方が気にしておくべき項目です。安さ重視機では色域の狭いディスプレイが採用されることもあるので注意です。
  • アスペクト比(縦横比)
    アスペクト比は、画面の縦と横の長さの比です。タブレットでは16:10とか3:2くらいのディスプレイが主流です。特に意識しなくても不便を感じる事はないと思います。

OSについてです。2021年現在のタブレット向けの主要OSは、iPadOSAndroidChrome OSWindowsの4つです。他のOS(デバイス)との連携を考えるなら絞っても良いと思いますが、独立したサブ機としての使用ならそこまで気にしなくても大丈夫だと思います。

タブレット向けの主要OS
  • iPadOS
    Appleが提供するiPad向けのOSです。タブレット用のOSとしては1位のシェアのOSです。iPhoneやMac機を利用している人は各種機能やアプリの連携面も考えて優先して選んでも良いと思います。
  • Android
    Googleが開発したOSです。2021年4月時点でスマホ用のOSとしてはダントツのシェアを誇ります。オープンソース化されており、多種多様なアプリが数多く存在するのも特徴です。Google関連サービスとの親和性も強く、WindowsPCを利用する人は各サービスとの連携を活用しやすいです。
  • ChromeOS
    Chromebookに搭載されるGoogle設計のOSです。メインUIを「Google Chromeブラウザ」としており、基本作業をGoogleChromeブラウザ上で行うことを前提としたOSです。全てではありませんがAndroidoアプリも使用することができるため、Andoroidに近い感覚で使用することが出来ます。ただしAndroidアプリは仮想環境での動作となるため、本来よりも少し大きい処理が要求される点は一応注意です(低性能なプロセッサで重めのAndroidoアプリの使用は注意)。
  • Windows
    マイクロソフト開発のOSです。PC用のOSとして世界一のシェア誇る言わずと知れた有名OSです。デスクトップ・ノートPC用のOSというイメージがあると思いますが、今ではタブレットなどのモバイル端末もカバーできるOSとなっています。やや大きめのタブレットに採用される傾向があり、キーボードと併用してPCのような使い方を意識した製品が多いです。

おすすめタブレット紹介

Xiaomi Pad 6

価格
約 44,820円~
※2023年11月24日時点
OS種類
MIUI 14 for Pad
(Android 13ベース)
画面
11型 2880×1800
プロセッサ
Snapdragon 870
メモリ
6GB / 8GB
ストレージ容量
128GB
重量
490g

めちゃくちゃコスパが良いAndroidタブレット「Xiaomi Pad 6」です。

最安5万円以下という価格ですが、スペックを考えれば信じられない安さで、凄まじいコスパです。コスパ最強タブレットといえば長らく「iPad 10.2インチ」がその座を維持してきたと思いますが、ようやくそのコスパを上回ったと言っても過言ではないAndroidタブレットが登場しました。

プロセッサには「Snapdragon 870」を搭載しており、2019年発表の少し古いモデルですが(恐らくはコスト削減のため)、当時のハイエンドSoCなので性能は今でも十分高いです。マルチコア性能は10.2インチiPad搭載の「Apple A13」と同等クラスです。この価格では他の競合製品よりも一段高い性能となっており、非常に処理性能コスパが良いです。

その上ディスプレイ性能も非常に高く、2880×1800の高解像度でリフレッシュレートも最大144Hzまで対応している高色域の液晶ディスプレイです。5万円以下から買えるタブレットとしては非常に優れています。ベゼルも狭くて見た目も良いです。スピーカーも4つ搭載しており、メディア鑑賞も力が入れられています。

更に、先代のXiaomi Pad 5では背面がプラスチック素材だった点がやや安っぽさを感じる点でしたが、後継であるXiaomi Pad 6ではフレームから背面までアルミボディで統一されており、高い質感と放熱性を備えています。本体の厚みは約6.51mmで重量は490gとなっており、薄型軽量で高い質感で、安っぽさはないです。

上述の高い処理性能とディスプレイ性能を備えつつ、シャーシにもこだわっていて約5万円からという価格が本当に凄いと思います。

一応デメリットとして、SDカードスロットや指紋認証が搭載されていない点や、恐らくGPSや高い防水防塵性能には未対応(非公表)な点があり、主に自宅以外で使う場合に必要となりそうな機能が削ぎ落されている点は注意が必要です。

車載用や出先で使うには少し不適かもしれませんが、自宅で使う場合にはさほどネックにはならない点だと思いますし、価格を考えれば致命的ではないかなという印象です。

また、先代ではキーボードカバー等のオプション品が日本向けには発売されなかったりして、入手が少し面倒な事情がありましたが、Xiaomi Pad 6では発売と同時に各種販売が開始されているのも嬉しいです。2023年7月末時点での価格は、カバー(キーボード無し)が約3,980円、キーボードカバーが約13,800円~、スマートペンが約14,800円~となっています。やや高めではありますが、ショップによってはここからポイントが付与されたり値下げされていたりいます。

総合的に見て、約5万円からという価格からは信じられないスペックの超高コスパAndroidタブレットだと思います。

iPad 第9世代 10.2インチ

価格
約 44,800円~
※2023年11月24日時点
OS種類
iPad OS
画面
10.2型 2160×1620
プロセッサ
Apple A13(6コア)
メモリ
3GB
ストレージ容量
64GB~256GB
重量
487g(Wi-Fiモデル)

現行モデルで一番安いiPadです。新しい第10世代が登場しており、そちらも全体的に強化されて魅力的でしたが、価格は大きく値上がり(約62,800円~)してしまったために、未だにこの第9世代も安さとコスパの点で競争力があります。

最安値モデルとはいえ、プロセッサにはApple A13搭載しているため、基本的に同価格帯の他タブレットよりも優れた処理性能を持つのが最大の魅力です。ディスプレイの解像度も5万円以下のタブレットとしては高く、この価格帯にしては高品質なディスプレイとなっています。低価格といえるタブレットの中ではコスパが非常に優れており、価格.comのランキングでも常に上位となる定番タブレットです。

ただし、充電などに利用するメインコネクタがLightningとなっており、変換ケーブルは付属するもののやや不便な点は注意です。また、物理ホームボタンがあることもあり、上下のベゼルは厚めでデザインはやや古臭さがある点もややマイナス点かなと思います。

Lenovo Tab P12

価格
約 49,830円~
※2023年10月19日時点
OS種類
Android 13
画面
12.7型 2944×1840
プロセッサ
Dimensity 7050
メモリ
8GB
ストレージ容量
128GB
重量
615g

12.7インチの大型で高コスパなのが魅力の「Lenovo Tab P12」です。

12.7インチのタブレットにしては大きめのディスプレイを搭載しているのが最大の特徴で、解像度も2944×1840と高いため、優れた映像描写を実現します。採用の多い11インチ前後では少し小さいなと感じる人に嬉しい仕様となっています。リフレッシュレートは最大60Hzなので、滑らかな映像描写にはなりませんが、高リフレッシュレートは現状動画視聴などではあまり活きる仕様ではないので、動画視聴とWeb閲覧が本機の主要用途だと考えればデメリットというほどでもないかと思います。

更に、GPSやmicroSDスロットも標準搭載しており、RAMも8GBと余裕があるのも魅力です。約5万円の大きめタブレットとしてはディスプレイ性能と機能性が優れており、実用コスパが優れています。

SoCには「Dimensity 7050」が採用されており、性能はミドルレンジです。軽作業には問題ない性能だとは思いますが、同価格帯のXiaomi Pad 6やiPadなどと比べると、処理性能は大きく劣る点は一応留意です。特に、重めのゲームは荷が重い可能性があります。ただし、GPUがAV1デコードに対応している点では少し優位性があります。

このように、高性能ではないSoCがやや気になるものの、12.7型の大きめの高解像度ディスプレイと、GPSやmicroSDスロット搭載で約5万円という価格は、家庭・自宅用のタブレットとしては非常に最適に思える仕様となっていると思います。

HUAWEI MatePad 11.5

価格
約 39,800円~
※2023年11月24日時点
OS種類
HarmonyOS 3.1
画面
11.5型 2200×1440
プロセッサ
Snapdragon 7 Gen 1
メモリ
6GB
ストレージ容量
128GB
重量
499g

※当初は公式のスペック表にGPSの記載があったため、紹介でもGPSが使えると記載していましたが、実際にサポートされておらず、後に公式のスペック表からも記載が消えました。お詫びして訂正いたします。

GMSが使えない(Googleアプリが使えない)欠点がありますが、コスパはめちゃくちゃ良くて魅力な「HUAWEI MatePad 11.5」です。

約4万円程度からという安価さながら、プロセッサには「Snapdragon 7 Gen 1」を搭載しており、売り文句通りの「同価格帯最強クラスのCPUを搭載」しています。少し価格が上の「XiaomiPad 6」や「iPad 10.2 第9世代」に近いパフォーマンスを備えています。

また、プロセッサと価格だけでも素晴らしいコスパですが、その他の点も4万円台前半クラスとは思えない高品質さで仕上げられています。

ボディは安価なプラスチックではなくメタリックボディとなっており、やや大きめの11.5インチクラスのタブレットながら重量も499gに抑えられています。ベゼルも狭く、前面の見た目も良いです。

ディスプレイは解像度が2200×1440のIPS、最大120Hzのものとなっており、フリッカーフリー認証も取得しています。価格を考えれば優れたディスプレイ性能となっています。

また、純正のカバー&キーボードの「HUAWEI Smart Keyboard」が約8,800円と安価なのも地味に魅力です。純正品のキーボードカバーは「Xiaomi Pad 6」なら13,800円~、「iPad 10.2 第9世代」だと24,800円~と非常に高価なので、その点でも安さの利点があります。

このように安価なタブレットとして非常に魅力的な仕様を持つのが「MatePad 11.5」ですが、Googleアプリが使えない点に要注意です。

「Google Play ストア」も使えないため、アプリは基本的にHUAWEIが用意しているアプリストアや他のアプリストア経由で導入する必要があります。ブラウザ経由ならGoogleサービスも普通に使えるので、サブ機や軽作業用なら意外と困ることは少ないとは思いますが、日本企業の出すアプリなどは基本使えないですし、普通のAndoirdタブレットと比べると不便なのは間違いないので、その点は留意です。

Galaxy Tab S9 FE

価格
約 62,500円~
※2023年12月4日時点
OS種類
Android 13
画面
10.9型 2304×1440
プロセッサ
Exynos 1380
メモリ
6GB
ストレージ容量
128GB
重量
523g

サムスンの長期利用を検討する場合におすすめの、実用コスパの高い10.9型タブレットです。6万円台という価格の割には処理性能がやや低いのが気になりますが、逆に価格の割にはその他の機能性が非常に高く、ハイエンド機種ではないながら隙が非常に少ないタブレットとなっています。

まず本機の魅力である基本性能以外の点から見ていくと、まずタブレットにしては珍しく、IP68という高い防塵・防水性能を持っている点があります。湿気や水気の多い環境でも不安なく使用することができます。

Sペンも標準付属しており、付属品の割には優れた性能なので、出来るだけ安価にペン操作やイラストなどで使用したい場合にも嬉しいと思います。こちらもIP68の防塵・防水性能を備えています。

その他にも、GPSやmicroSDスロットを標準搭載している点も嬉しいですし、バッテリー持続時間も長く、フロントカメラがやや高めの性能になっているのも地味に嬉しいです。

更に、4世代のOSアップグレードと5年間のセキィリティアップデートのサポートが公表されており、長期利用の観点から見て欲しい仕様が多く含まれているのが大きな魅力です。

ただし、やはり価格の割には基本性能が平均か平均よりも少し下程度なのが、特にゲームを目的とする人には少しネックかもしれません。

SoCには「Exynos 1380」が搭載されており、処理性能はAndroidタブレットにしては高めの部類ですが、2023年11月現在では「iPad」「Xiaomi Pad 6」「Huawei MatePad 11.5」など、5万円以下で優れた性能のタブレットが複数台頭しており、それらよりも1~2万円も高価ながら処理性能は劣るので、それを考えると性能コスパは良くはないです。

特に、GPU性能は上記の機種と比べると1,2段劣るため、重めのゲームを前提とする場合にはやや不向きな選択かもしれない点は注意が必要です。ただし、上述の機種では対応してないAV1デコードに対応している点は長期利用を考えるならメリットなので、重いゲームを意識しない場合にはむしろ優位性も一応見出すことはできます。

次にディスプレイは、解像度2304×1440の10.9インチとなっており、リフレッシュレートは最大90Hzとなっています。こちらも前述の5万円程度の高コスパタブレットと比べて優れている訳ではないので、コスパは少し負ける形にはなりますが、11インチクラスのタブレットなら解像度はある程度高ければ差はほとんどわからないものですし、リフレッシュレートは高くてもバッテリー消費が高くなるデメリットもあるので、90Hzあればデメリットとはならないかと思います。

このような感じで、6万円台という価格を考えれば少し低めのSoC・ディスプレイ性能が競合機種と比べると弱点ですが、高い防塵・防水性能、Sペン付属、GPS対応、microSDスロット搭載、長時間バッテリー駆動、長期アップデート、など非常に優れた機能性で隙が少なく、特に長期利用を前提としたい方には最適で、それを考えれば価格もそこまで高くは感じない実用コスパに優れたタブレットだと思います。

Galaxy Tab S9

価格
約 103,000円~
※2023年12月4日時点
OS種類
Android 13
画面
11型 2560×1600
プロセッサ
Snapdragon 8 Gen 2
for Galaxy
メモリ
8GB
ストレージ容量
128GB
重量
498g

サムスンの2023年ではAndroidでは最高峰と言える性能と機能性を併せ持つ11インチハイエンドタブレットです。価格は高価ですが、あらゆる面で高性能で、性能も含め隙が非常に少ないタブレットとなっています。性能の高さはそれなりで良いなら廉価版の「Galaxy Tab S9 FE」の方がおすすめですが、ゲームや少し重めの処理も意識するならこちらも有力です。

SoCには「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用しており、Androidタブレットとしては2023年時点でトップクラスの性能を発揮します。Xiaomi Pad 6やiPad 無印などの高コスパミドルレンジタブレットよりも1,2段高い性能です。特にGPU性能(ゲーム性能)は前世代から飛躍的に向上しているため、ゲームを主目的とする高性能タブレットが欲しいなら魅力的です。

処理性能以外の機能性でも非常に優れており、microSDカードスロットを搭載しているためストレージ面での不安も解消される他、IP68の高い防塵・防水性能を持っており、湿気や水気の多い環境でも不安なく使用することができるのも良いです。

Sペンも標準付属しており、付属品の割には優れた性能なので、出来るだけ安価にペン操作やイラストなどで使用したい場合にも嬉しいと思います。こちらもIP68の防塵・防水性能を備えています。

この価格なら当然かもしれませんが、GPSや急速充電にも対応しており、モバイル回線対応モデルが記事更新時点では無い点を除けば、タブレットに求められる機能をほぼ全て網羅している非常に高機能なハイエンドタブレットです。

更には、発売から4世代のOSアップグレードと5年間のセキィリティアップデートのサポートが公表されており、長期利用できる期待が大きいのも大きな魅力です。

一応、弱点という程でもないですが唯一気になるのは、ディスプレイの性能です。11インチの2560×1600で最大120Hzの有機EL(OLED)ディスプレイ採用で、ぱっと見は悪くないですが、PWMを使用している(240Hz~120Hz)らしく、フリッカーが発生していると思われるため、敏感な人は長時間の利用で眼精疲労などに繋がるかもしれません。

価格は、2023年12月時点では大手ショップでは12万円台ですが、他ショップでは10万円前後での販売も多いです。この仕様で10万円なら総合コスパは非常に良いタブレットだと思います。長く使えるハイエンドAndroidタブレットが欲しいなら非常に有力な製品だと思います。

iPad Air 第5世代

価格
約92,800円~
※2023年10月27日時点
OS種類
iPadOS
画面
10.9型 2360×1640
プロセッサ
Apple M1(8コア)
メモリ
8GB
ストレージ容量
64GB~256GB
重量
Wi-Fiモデル:約 461g
その他
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

高スペックで軽量な、iPadのミドルレンジモデルです。第5世代でプロセッサは「Apple M1」搭載となり、タブレットとしては破格のスペックとなりました。メモリも8GBになり、前世代から倍増しています。重量も約461g(Wi-Fiモデル)と11インチクラスとしては非常に軽量で、持ち運びや手で持って使うことにも適しています。

ディスプレイ性能も非常に高く、リフレッシュレートが60Hzまでしか対応していない点を除けばトップクラスの品質となっている他、また、Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioと併用すれば、PCのようにキーボードを利用することもできます。

価格は円安の影響もあり9万円台からと高価にはなってしまいましたが、その価格でもコスパは良いと言えるほど各種性能が優れています。その丁度良いサイズ感と高性能で高い実用性は非常に魅力的で、長期利用を見据えた一般ユーザー向けのタブレットとして非常におすすめできます。

Xiaomi Redmi Pad

価格
3GB/64GB:約 22,800円~
4GB/128GB:約 29,800円~
※2023年8月28日時点
OS種類
MIUI 13
(Android 12ベース)
画面
10.61型 2000×1200
プロセッサ
Helio G99
メモリ
3GB / 4GB
ストレージ容量
64GB / 128GB
重量
445g

安価で非常にコスパが良いのが魅力の「Xiaomi Redmi Pad」です。

3GB/64GBモデルなら2万台前半という安さながら、ネットサーフィンや軽いゲームなら十分な性能のSoCを備える他、4スピーカーでオーディオも安さの割には良いです。

プロセッサは「Helio G99」を搭載しており、CPU性能は同価格帯の平均レベルですが、電力効率が優れているためビデオ再生時でも最大21時間という非常に優れたバッテリー性能を持ち、競合製品よりも一段良いです。

また、GPUの「Mali G57 MP2」は処理性能は特別高くないですが、将来性のあるAV1動画のデコード機能を備えているのも少しポイントが高いです。バッテリー持ちの良さも加え、出来れば長く使いたいという人にもおすすめできる仕様です。

これだけの高コスパ機ながら、ボディにはアルミ素材を採用しているようで質感と剛性も悪くなく、重量も445gと軽くて手軽に使えますし、安価ながら多くの面で及第点レベルを達成できる、安価なタブレットとしては強力な選択肢だと思います。

iPad 第10世代 10.9インチ

価格
約 68,800円~
※2023年7月7日時点
OS種類
iPad OS
画面
10.9型 2360×1640
プロセッサ
Apple A14(6コア)
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB~256GB
重量
477g(Wi-Fiモデル)

第10世代のiPad無印です。最新のエントリーモデル向けのiPadです。

前世代からデザインなどが刷新され、iPad Airに近い外観になりました。物理ホームボタンは廃止されてベゼルも狭くなり、前世代ではやや古臭さもあった点が解消されたのは、見た目重視の人にとっては朗報です。また、Lightningが廃止されてUSB-Cになり、Wi-Fi 6にも対応しています。全体的に今時のタブレットという仕様になりました。

処理性能面では、プロセッサには「Apple A14」が採用されており、やや古いモデルながら普通に高性能です。AndroidタブレットのハイエンドSoCクラスの性能です。各種仕様が今風に強化されており、エントリーモデルとは思えない仕様と質感のタブレットになっています。

このように従来の無印iPadから大きな刷新となり魅力的ですが、値上がりしてしまったために安価なタブレットとは呼べない価格(約7万円~)となっている点は注意です。円安の影響もありますが、元値レベルでも値上がりしているので、円安が無くても従来の無印iPadよりもやや高価なモデルとして位置付けられています。

iPad Pro 11インチ 第4世代

価格
約 124,800円~
※2023年7月7日時点
OS種類
iPadOS
画面
11型 2388×1668
最大600nit / 120Hz
プロセッサ
Apple M2(8コア)
メモリ
8GB/16GB
ストレージ容量
128GB~2TB
重量
約 466g(Wi-Fiモデル)
その他
Thunderbolt/USB4対応
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応
スピーカー4つ搭載
高いカメラ性能(デュアル)

iPad Proはプロ向けのハイエンドタブレットです。プロセッサには「Apple M2」が搭載されており、これはMacbookなどにも使われているもので、タブレット用のSoCとしてはズバ抜けて高い性能となっています。前世代の「M1」からグラフィック性能も非常に高く、重めの動画編集等もある程度こなせるレベルの処理性能を持ちます。同じSoC搭載の12.9インチも含め、処理性能重視なら一択レベルのプロ(主にクリエイター)向けの製品となっています。

重量は約466g(Wi-Fiモデル)で、サイズの割には軽量で持ち運びも苦ではなく、手で持ったままの利用も十分できる重さです。非常に高い処理性能を備えながら、モバイル性能も高い万能タブレットです。さらに、キーボードと併用すれば、小型PCのようにキーボードも利用することができます。

ディスプレイは120Hzに対応しており滑らかな映像描写が可能となっています。ただし、2022年現在では動画サイト等では大体最大60fpsなので、一般用途では恩恵を感じる場面は、スクロールやUI操作が滑らかになるくらいかもしれないです。

カメラ性能も実は高く、リアカメラはデュアルカメラでLiDARスキャナ技術が搭載されており、物体間の前後関係を正しく測定することが可能です。暗い場所でもキレイに撮影できる他、AR関係でも活躍するようです。

価格は高いですが、各種性能を考えれば意外とコスパは悪くないと思います。円安の影響で値上がりしてしまったものの、サイズ感も丁度良く、軽量なので普通のタブレットとしても優秀な万能さを持っているため、予算に余裕がある人は一般用途でも悪くはないハイエンドタブレットだと思います。

iPad mini 第6世代

価格
約 78,800円~
※2023年7月7日時点
OS種類
iPadOS
画面
8.3型 2266×1488
プロセッサ
Apple A15
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB~256GB
重量
約 293g
その他
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

8.3インチの小型で軽量さが魅力のiPadです。手で持ったまま気軽に扱えます。プロセッサに「Apple A15」を搭載しているため、処理性能は非常に高くコスパが良いです。ディスプレイ性能も高く、先代機よりもスリムベゼルになり高級感も増しています。

Apple A15の処理性能をこのサイズのタブレットで活かす用途で使う場合があまり無さそうなのと、サイズ的に需要がどうなのかという懸念はありますが、機体スペックから見たコスパは非常に良いので、予算に余裕があり、小型のサブタブレットが欲しい人には優れた製品だと思います。

Galaxy Tab A9+

価格
約 35,800円~
※2023年12月4日時点
OS種類
Android 13
画面
11型 1920×1200
プロセッサ
Snapdragon 695
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB
重量
480g

サムスンのエントリーモデルタブレットです。3万円台という価格の割には高い機能性を持ちつつ、価格なりの処理性能を持つのが魅力のタブレットです。

SoCには「Snapdragon 695」を搭載しており、高性能という訳ではありませんが、3万前後のエントリータブレットで現在採用が多い「Snapdragon 680」や「Helio G99」よりは少しだけ高い性能を発揮します。

重いゲームは厳しいものの、ゲーム性能は上記の二つよりも1.5倍~2倍程度の性能があるため、軽いゲームなら比較的快適に動作することが出来ます。

また、GPSが利用可能な他、microSDカードスロットを搭載している点も嬉しいです。ここが特に魅力な点で、3万円台のタブレットながらGPSとmicroSDカードが利用できるというだけで貴重ですが、その上で性能も価格を考えれば悪くはない、というのがエントリータブレットとして非常に需要がある仕様となっています。

ただし、明確な弱点としてディスプレイの視野角が狭いとの報告が散見されるのは注意です。液晶がTNパネルの可能性があります。正面から見る場合には大きな問題とはなりませんが、やや角度をつけて見ることが多い人は注意が必要です。

その他にも、RAMが4GBしかなかったり、内蔵ストレージも64GBしかなかったりなど、タブレットにおける基本スペックで弱いのは否めないです。

とはいえ、GPSやmicroSDカードに対応しつつ、価格の割にはまともな処理性能がある大手メーカーのエントリータブレットというのは意外と貴重なので、出来るだけ予算を掛けずに様々なこと(軽い処理)を行うサブ機としては最適な機種だと思います。

OPPO Pad 2

価格
約 74,200円~
※2023年11月24日時点
OS種類
ColorOS 13
(Android 13ベース)
画面
11.6型 2800×2000
プロセッサ
Dimensity 9000
メモリ
8GB
ストレージ容量
256GB
重量
約 552g
その他

OPPOの11.6インチのハイエンドタブレットです。約7万円後半~8万円からという価格で「Dimensity 9000」という最新鋭プロセス採用のハイエンドSoCを搭載している、コスパも重視した高級タブレットです。

「Dimensity 9000」は「Snapdragon 8 Gen 1」と近い処理性能を持つハイエンドSoCであり、重めの処理やゲームもこなせる他、AV1デコードにも対応し、電力効率も優れています。約8万円からという価格でこの高性能SoCを備えているのは、ゲームや動画を主目的とする人には非常に嬉しいと思います。

また、ディスプレイのアスペクト比には白銀比ともいわれる「7:5」という、タブレットでは珍しい比率を採用しているのが特徴です。A4用紙などとほぼ同じ比率です。2023年現在でタブレットで主要なのは「16:9」「16:10」「3:2」などなので、それらよりも正方形に近いです。

日常生活でも見慣れている比率なので使い易そうですし、縦スクロールに適したアプリやサイト作りが多い現状に凄くマッチしていそうなのは確かなので、こちらも魅力の一つだと思います。また、解像度は2800×2000と高く、色域もDPI-P3:97.4%の色鮮やかなもので、リフレッシュレートも最大144Hzと、その他はしっかりとハイエンドらしい仕様です。

価格自体は安くないので、サブ機としてなら第一におすすめできる機種ではありませんが、8万円台以下のタブレットとしては最高レベルの優れた性能と使いやすさを備えた、高性能タブレットです。

Google Pixel Tablet

価格
約 73,270円~
※2023年7月7日時点
OS種類
Android
画面
10.95型 2560×1600
プロセッサ
Google Tensor G2
メモリ
8GB
ストレージ容量
128GB
重量
約 493g
その他
充電スピーカー付属
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

Google純正のタブレットです。「Google Tensor G2」による高い処理性能に加え、充電機能付きのスタンドスピーカーが付属している他、非常に優れたバッテリー性能が魅力です。

「Google Tensor G2」のパフォーマンスは高性能ではありますが、7万円台という価格を考えれば特別良い訳ではなく、2023年9月現在では4~5万円の高コスパタブレットが多数存在するため、性能コスパ特化なら正直おすすめではない点は留意しておくべきですが、

GPUは動画のAV1デコードに対応しているため、メディア鑑賞用タブレットとしては将来性的にも安心できる他、Androidタブレットは全体的にサポートの期間が短い印象ですが、本機では発売から3年間のソフトウェアアップデート(OS含む)に加え、5年間のセキュリティアップデートが保証されている点は嬉しいです。

バッテリー持続時間も非常に優れているので、処理性能以外の点では長期間使うタブレットとしては嬉しい機能・性能を持っているタブレットです。

ただし、処理性能以外でも少し劣るのがディスプレイのリフレッシュレートです。本機のディスプレイは、2560×1600の高解像で色鮮やかで明るい液晶ディスプレイで優れているように見えますが、リフレッシュレートが60Hzとなっているため、滑らかな映像描写は出来ない点には注意が必要です。最近では7万円以下のタブレットでも90Hz以上が珍しくないので、7万円のタブレットとしては残念な点です。

現状の動画鑑賞では60Hzでも困ることは基本ないので、実用性的には大きな影響はないとは思いますが、操作などで滑らかな画面遷移にこだわりたい方は注意が必要です。また、ベゼルもやや厚めで2023年のタブレットとしては若干の野暮ったさを感じる点も注意です。

そして、最後に触れたいと思うのが「充電スピーカー」です。少し賛否両論がある付属品です。

平均的な7万円以下のタブレットの内蔵スピーカーと比べると安定して大音量を提供してくれるので、イヤホン等を使わずに音を聞く人が多い人には嬉しい反面、そうでない人にはその分安くしてほしかったという意見があります。また、音質も7万円以下の一般的なタブレットの内蔵スピーカーと比べると悪くはないものの、単品のスピーカーとして見るなら良くはない点も批判がある理由の一つです。

スピーカーとして使わないにしても、スタンドとしても使えるため完全に無駄になる訳ではありませんが、シンプルなスタンドカバーとして使うには重くて大きいため移動が不便ですし、角度調整も不可能なのが微妙です。スタンドとして見るなら良くはないのも難しい点です。スピーカー分安くしてもらって、後から別途で用意する方がマシだったという考えは確かにわかります。

総評としては、最近の高コスパタブレットと比べるとコスパ自体は確かに見劣りするのは事実ですが、最新の高性能SoCなのでAV1対応や電力効率では若干優位性がありますし、充電スピーカー付きで長期間のセキュリティおよびソフトウェアアップデートも嬉しいです。

サブ機として長く使える生活に馴染むようなタブレットが欲しい場合にはおすすめできる製品かなと思います。

Lenovo IdeaPad Duet Chromebook

価格
約 29,800円~
※2023年8月28日時点
OS種類
Chrome OS
画面
10.1型 1920×1200
プロセッサ
Helio P60T(8コア)
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB~128GB
重量
本体:約 450g
+カバー+キーボード:約920g
その他
スタンドカバー付属
キーボード付属

レノボのスタンドカバーキーボードが付属する2 in 1 タブレットタイプのChromebookです。高い汎用性が魅力です。

ペンや縦置き対応スタンドカバーなど、付属品がより充実しているASUSのDetachable CM3の登場によってやや影は薄くなりましたが、約3万円のこちらの方が価格は安いです。

ASUSのDetachable CM3と同じく、Chromebookかつそこまで性能の良くないプロセッサ搭載のため、軽作業のみ前提のタブレットにはなる点には一応注意です。

OPPO Pad Air

価格
約 28,800円~
※2023年10月27日時点
OS種類
ColorOS 12
(Android 12ベース)
画面
10.3型 2000×1200
プロセッサ
Snapdragon 680
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB
重量
440g

OPPOの3万円台という安価さが魅力のエントリータブレットです。「Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)」とかなり似た仕様のタブレットです。安価ながらスピーカーは4つ搭載しているため、この価格帯の安価なメディア鑑賞用のタブレットとしては優れていると思います。

プロセッサは「Snapdragon 680」を搭載しており、高性能ではありませんが、軽い処理ならそこそこ快適に行える性能です。

重量も440gと非常に軽くて手軽に使えるので、たまに動画を観たり軽く調べものをしたりする場合のサブ機としては魅力的な製品だと思います。

Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)

価格
約 33,880円~
※2023年10月27日時点
OS種類
Android 12
画面
10.61型 2000×1200
プロセッサ
Snapdragon 680
メモリ
4GB
ストレージ容量
64GB
重量
465g

レノボの3万円台という安価さが魅力のエントリータブレットです。同じ製品名で「Helio G30」搭載のものもありますが、ここで紹介するのは「Snapdragon 680」搭載のモデルで、2023年10月27日現在では公式の直販でしか取り扱いが無い点に注意です。

安価ながらスピーカーは4つ搭載しており、この価格帯の安価なメディア鑑賞用のタブレットとしては優れていると思います。プロセッサは「Snapdragon 680」を搭載しており、高性能ではありませんが、軽い処理ならそこそこ快適に行える性能です。

また、+3,000円でSIMフリーモデルもあり、モバイル回線対応の安価なタブレットが欲しい方はそちらも検討できます

重量も465gと非常に軽くて手軽に使えるので、たまに動画を観たり軽く調べものをしたりする場合のサブ機としては魅力的な製品だと思います。

Surface Pro 9

価格
約 152,000円~
+基本10%pt還元
※タイプカバー別売
※2023年7月7日時点
OS種類
Windows 11 Home
画面
13型 2880×1920 120Hz
プロセッサ
Core i7-1255U(10コア12スレッド)
Core i5-1235U(10コア12スレッド)
メモリ
8GB~32GB
ストレージ容量
128GB~1TB
重量
約 879g(Wi-Fiモデル)
その他
本体にスタンド付属
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応
MS Office H&B 2021付属
Thunderbolt4 USB-C

マイクロソフト製の定番の2 in 1タブレットPCの「Surface Pro」の第12世代Core搭載の最新モデルです。10コアCPUによる高い処理性能と、優れたディスプレイとバッテリー性能を持つタブレットPCです。CPU以外の仕様は基本先代の「Surface Pro 8」と同じです。

本体付属の無段階調整スタンドのおかげで使いやすく、イラスト制作用途でも強力な他、別売りのタイプカバーを利用することで、ノートPCのようにも使えるのが魅力の2 in 1タブレットです。

ディスプレイは2880×1920の高い解像度と色域持っている上、リフレッシュレートも最大120Hzとなっており、非常に高品質なディスプレイです。

先代は4コアCPUだったためにiPad Proと比較すると処理性能では大きく負けているのが気になりましたが、第12世代Coreでは10コア12スレッドとなりマルチスレッド性能が格段に上がったため、そのギャップを大きく縮めることに成功しています。やはりWindowsの方が汎用性では上なので、この差が縮まったのは大きいです。ただし、GPUの性能は大して変わっておらず、重い動画編集やゲームは厳しめな点には注意です。 

そして、最大のネックは価格です。非常に高価です。大手家電量販店での安いものが最安15万円台前半+10%ポイント還元という感じが基本です。安くても13万円台かつタイプカバー別売りということで、かなり高価なタブレットになっている点は注意です。

また、SDカードスロットが無いので、始めから適切な容量のSSDのモデルを選ぶ必要がある点にも注意です(一応交換はできるけど保証がどうなるかわからない)。

Surface Pro 8

価格
約 115,800円~
※タイプカバー別売
※2023年7月7日時点
OS種類
Windows 11 Home
画面
13型 2880×1920 120Hz
プロセッサ
Core i7-1185G7(4コア8スレッド)
Core i5-1135G7(4コア8スレッド)
メモリ
8GB~32GB
ストレージ容量
128GB~1TB
重量
約 889g(Wi-Fiモデル)
その他
本体にスタンド付属
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応
MS Office H&B 2021付属
Thunderbolt4 USB-C

マイクロソフト製の定番の2 in 1タブレットPCの「Surface Pro」の一つ型落ちのモデルです。Pro 9が出たために型落ちにはなりましたが、筐体仕様は基本同じで、CPUのみの変更という形です。処理性能は最新のPro 9の方が高いものの、Pro 8でも軽い処理では十分な性能があります。

逆に型落ちとなったことで在庫処分価格セールの対象になることが増えており、現在では11万円前後での販売も多いので、処理性能の高さを重視しない場合には逆にねらい目だと思います。

本体付属の無段階調整スタンドのおかげで使いやすく、イラスト制作用途でも強力な他、別売りのタイプカバーを利用することで、ノートPCのようにも使えるのが魅力の2 in 1タブレットです。

ディスプレイは高い解像度に加え、リフレッシュレートも最大120Hzとなっており、高品質です。

iPad Proと比べると処理性能では劣りますが、無段階調整のキックスタンドとタイプカバーを利用時の使い勝手の良さと、Windowsによる高い汎用性が魅力です。ディスプレイ性能も非常に優れているので、イラスト関連のクリエイターにもおすすめ出来る機種です。ただし、GPUがCPU内蔵のため、重いゲームや動画編集はやや厳しめな点は注意です。

11万円台なら悪くはない仕様だと思いますが、やはり高価ではあるので、その点は要検討かなと思います。今ではキーボード付きで10万円未満のWindowsタブレットも他に少しありますから、処理性能や付属のオフィスが重要でない場合には他製品の方が適しているかもしれません。

また、SDカードスロットが無いので、始めから適切な容量のSSDのモデルを選ぶ必要がある点にも注意です(一応交換はできるけど保証がどうなるかわからない)。

iPad Pro 12.9インチ 第6世代

価格
約 172,800円~
※2023年7月7日時点
OS種類
iPadOS
画面
12.9型 2732×2048
最大600nit / 120Hz
フルスクリーン時:1,000nit
ピーク時:1,600nit
プロセッサ
Apple M2(8コア)
メモリ
8GB/16GB
ストレージ容量
128GB~2TB
重量
約 682g(Wi-Fiモデル)
その他
Thunderbolt/USB4対応
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応
スピーカー4つ搭載
高いカメラ性能(デュアル)

iPad Proはプロ向けの大きめのハイエンドタブレットです。プロセッサには「Apple M2」が搭載されており、これはMacbookなどにも使われているもので、タブレット用のSoCとしてはズバ抜けた性能となっています。前世代の「M1」から向上したグラフィック性能も非常に高く、重めの動画編集等もある程度こなせるレベルの処理性能を持ちます。処理性能重視のプロ(主にクリエイター)向けの製品となっています。

11インチモデルよりも大きくて画面が見易く、ノートPCに近いサイズ感なので、キーボードと併用すれば、比較的ノートPCに近い使用感を得ることが出来ます。重量は大きい分11インチモデルよりは多少重い約682gですが、それでもサイズの割には軽量なので、持ち運びも快適です。

ディスプレイは、2732×2048の高解像度かつ高色域で、リフレッシュレートも最大120Hzのハイエンド仕様です。このあたりは11インチモデルと共通ですが、輝度などの面で11インチモデルよりもディスプレイ性能が更に上がっています。ピーク時最大1,600nitの驚異的な最大輝度となっており、コントラスト比も上がっているため、より明暗のくっきりした映像を描写することができます。どの面を取っても非常に高性能なディスプレイで、正直このレベルのディスプレイを活かせる人は少ないとは思いますが、とにかく良いものを導入したいクリエイターの方には最適です。

ただし、その性能と引き換えに非常に高価です。価格は約17万円台~(2022年10月26日時点)となっており、キーボードやペンの付属もないタブレット単体価格としては破格の高さです。円安の影響で値上がりしたのも大きいです。その性能は非常に素晴らしいですが、11インチモデルと比べて性能アップしたディスプレイ性能も一部のクリエイター以外には明らかにオーバースペックだと思うため、12.9インチモデルは11インチモデル以上にプロ向けで需要の限られる製品になるのかなと思います。

Surface Go 3

価格
約 65,780円~(+10%pt還元)
※タイプカバー別売
※2023年7月7日時点
OS種類
Windows 11 Home (Sモード)
画面
10.5型 1920×1280
プロセッサ
Pentium Gold 6500Y(2コア4スレッド)
Core i3-10100Y(2コア4スレッド)
メモリ
4GB/8GB
ストレージ容量
64GB~128GB
重量
約 544g(Wi-Fiモデル)
その他
MS Office H&B 2021付属
microSDカード対応
本体にスタンド付属
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

マイクロソフトのSurfaceの安価モデルです。「Mcirosoft Office Home and Business」を標準付属でWi-Fi 6にも対応していながら、約6万円からという安さが魅力です。スタンドが本体に付属しており、スタンドカバー等も必要ありません。ただし、タイプカバー(キーボード)は基本別売りなので注意です。

プロセッサは「Pentium Gold 6500Y」か「Core i3-10100Y」となっていて、2コアなこともあり価格の割には低性能です。重い処理には向かないため、軽作業前提のタブレットです。

オフィスやスタンド付属、Wi-Fi 6対応などの点は価格の割には優れていて魅力的です。ただし、処理性能は価格の割には低く、バッテリー駆動時間も短めな点などは注意です。この辺りは上位モデル(Surface Pro 8など)には大きく劣ります。オフィス込みのデバイスとしては非常に安くてコスパが良いとは思いますが、逆に言えばオフィスが必要ない場合にはコスパはそこまでなので、機体スペックを重視するならやや微妙な選択肢になることもある点は留意です。

Vivobook Slate OLED T3300KA

価格
約 74,800円~(+10%pt還元)
※2023年7月7日時点
OS種類
Windows 11 Home 
画面
13.3型 1920×1280 有機EL
プロセッサ
Pentium Silver N6000(4コア4スレッド)
メモリ
4GB / 8GB
ストレージ容量
128GB / 256GB
重量
約 785g
その他
キーボード付属
スタンドカバー付属
microSDカード対応
Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応

「Vivobook Slate OLED」は、ASUSの汎用性の高い2 in 1タイプのWindowsタブレットです。

セール価格やポイント込みでは実質基本6万円台という価格ですが、キーボードおよびスタンドカバーが付属し、発色の優れた有機ELディスプレイを採用している上、汎用性の高いWindowsタブレットとなっており、総合コスパが良いのが魅力です。

CPUには「Pentium Silver  N6000」が採用されており、Pentiumということで低性能感も強い印象を受けますが、他の7万円以下のタブレットと比べると特別悪い訳ではありません。軽い作業なら快適に行える性能があるので、重い作業をしないなら大きなネックにはならないと思いますし、それよりもWindowsによる汎用性の強さの方が魅力を感じることができると思います。

しかし、少し注意点もあり、まずディスプレイは色域が広く発色の良いものですが、周波数の低いPWM調光を採用しているためフリッカーが発生しており、長時間の使用で眼精疲労に繋がる恐れがあります。また、ディスプレイの消費電力が多くなっているようで、バッテリーの持続時間も短い点も注意です。

少し注意点はありますが、軽作業前提での総合コスパは非常に優れていて汎用性の高いWindowsタブレットPCなので、魅力的です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です