日本国内で知名度の高いネット通販サイトを比較しています。特に知名度の高い「Amazon」と「楽天」に加え、大手家電量販店の通販「ヨドバシ.com」を加えた3つを比較しています。
- 本記事の内容は記事更新時点(2023年10月12日)のもので、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。
- 有料会員や購入金額が多い場合には特典がある場合もありますが、本記事では無料会員で利用する前提の話となっています。
各項目については後でそれぞれ触れていきますが、まずは3サイトの簡易比較表を載せておきます。
形式 | 自社販売(メイン) +他店の出店 | ほぼ他店の出店 | 自社販売のみ |
安さ(定価) | 全体的に安い | 物による | 少し高め |
ポイント還元率 (基本) | 1%~ 自社以外は0%の場合も有 | 1%~ ※楽天利用状況などにより変動 | 10% ※一部の商品は1% |
ポイント対象 | 自社販売品は全て対象 自社以外は物による | 全製品 | 全製品 |
レビューの数 | ◎ | △ | △~〇 |
レビューの質 | △~〇 | △ | 〇 |
サイトの見易さ | 〇 | △ | 〇 |
配送料金※ | 2,000円以上で無料 | 3,980円以上は大体無料 ※対象ショップのみ、対象外商品有 | 基本無料 |
配達の速さ | 〇 自社以外:ショップによる | ショップによる | 〇 |
品揃え | ◎ | ◎ | 〇 |
各項目ごとに比較していきますが、その前に各通販サイトについて良く知らない人も居るかもしれないので、凄くざっくりとした説明を載せています。ご存じの方は飛ばして貰っても大丈夫です。
Amazonは本社をアメリカに置く、世界的に有名な通販サイトです。日本国内でのECサイトとしての売上高は1位をずっと守り続けています。アメリカでも単一のECサイトとしては1位の売上高を誇り、世界全体での統計は見つけられなかったものの、間違いなく世界1位の通販サイトです。
特に魅力なのは定価の安さです。多くの製品が競合の通販サイトと比べても最安値クラスで販売されており、圧倒的な商品数の多さも相まって、非常に安定で無難な通販サイトとして不動の地位を築いています。
また、有料のPrime会員では様々な特典を受けることができ、特に「Prime Video」の作品の多くを無料で観ることが出来る点で単純な動画配信サービスとしても魅力があるため、利用者が非常に多いです。通販面でもPrime会員限定セール参加権や無料配送特典などもありながら、会費も年会費5,900円、月会費600円(2023年10月時点)と安いため、日本でもかなり多くの人が利用している印象です。
どの通販を利用するにしても、Amazonを度外視している人は恐らくほぼ居ないとすら思われる、絶対の地位を持つ通販サイトとなっています。
楽天市場は、その名の通り「楽天」が提供するインターネットショッピングモールです。
Amazonとの最大の違いは、楽天市場はモール型の通販サイトであり、楽天以外の多店の出店が基本のサイトである点です。
出店には基本的に手数料などの費用が掛かるため、どのショップでも扱うような大手メーカーの出す製品の定価ではAmazonよりも若干高かったりすることもありますが、その代わり、特に各地の特産品や中小店舗などによる販売がAmazonよりも盛んなのが特徴の一つです。
また、ポイントに力を入れているのも特徴で、全商品の購入で最低1%のポイント還元がある(楽天会員というだけで+1%)他、楽天のサービス利用状況によって基本のポイント還元率が上昇する「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」があるため、楽天のサービスをよく利用している人は大きな恩恵を受けることが可能となります。
また、大体のサイトではポイントを利用して買い物をした場合、ポイント支払い分はポイント還元対象額に含まれないことが多いですが、楽天市場ではポイント支払い分も加算されるため、ポイントを大量に受け取りながら利用したい人にはかなり魅力あるシステムとなっています。
上述のSPU無しでも、Amazonよりもポイントが増えるキャンペーンをよく行っているので、定価の安さにこだわらず、ポイント込みの実質価格でお得になれば良いという人には魅力的で、特に楽天のサービスを他にも利用している人は大きな魅力があると通販サイトとなっています。
ヨドバシ.comは、ヨドバシカメラが運営するネット通販サイトです。2022年の日本国内のECサイト売上高ではAmazonに続く2位に位置付けており、日本では大手の通販サイトとなっています。
ヨドバシの魅力は、高いポイント還元率と配送が無料で出荷が非常に速い点です。
ヨドバシは基本のポイント還元率が破格の10%となっており、お得感があります(一部商品は1%)。その分定価はAmazonよりは若干高めであることが多いので、実質価格的には凄くお得という訳ではありませんが、実質価格ならAmazonにも張り合えるレベルなのは凄いことです。
また、配送は金額に関わらず無料(大型商品など一部対象外有)という、無料会員でも優れた配送サービスを受けることが出来るので、ヨドバシを主軸として利用していくならAmazonにも勝らずとも劣らないレベルの良さがあるとも言える通販サイトです。
元は家電量販店ですが、食品などそれ以外の商品の取り扱いも多く、Amazonや楽天のように独自の電子書籍アプリも導入しており、そちらのポイント還元率もAmazonや楽天より優れているので、完全に自社完結タイプのサイトでありながら、ヨドバシだけでも困ることはあまりないレベルのサービスを提供しています。
ここからは、各項目ごとにもう少し踏み込んで比較していきます。
ショップの形態
販売形態 | |
---|---|
Amazon | 自社 + 他社 ※自社がメイン |
楽天市場 | モール型 |
ヨドバシ | 自社販売のみ |
まずショップの販売の販売や出店の形態についてです。
Amazonは他社の出店もありますが自社販売がメインで、ヨドバシは完全自社販売のみ、楽天はモール型で他社販売がメインです(楽天がによる出店やサービスもある)。
各形式の特徴については、下記にまとめてみたのでそちらを見てみましょう。
自社販売は、文字通り通販サイトを運営する会社自身が販売を行う形式です。
- サポートや問い合わせ先がどの商品も同じなので分かり易い
- Amazonなどの有名な大手企業だと安心感がある
- 商品の発送が速い
- 需要が低い製品や、特産品は取り扱いが無いこともある
- 目当ての商品が在庫切れの場合や相場よりも高くなってしまった場合には他のサイトで検討する必要がある
自社販売は、Amazonやヨドバシなどの大手の企業が運営している場合には安心感があるのが大きな魅力です。
また、モール型では商品ごとに問い合わせ先やサポート内容が異なりますが、自社販売の場合にはそれが一定で分かり易く、相手側に対応も慣れていることが多い点でも安心感があります。
また、商品は非常に大きな倉庫で管理されており、常に多くの人員が配置されているのが基本なので、商品の発送が速い傾向があるのも魅力的です(大型セールなどの混雑時には無料会員だと逆に遅くなる可能性もありますが)。
一方で、全体から見た需要の低い製品や特産品などは取り扱いが少ない傾向がある他、目当ての商品が在庫切れの場合や相場よりも高くなってしまっている場合には、他サイトで探す必要があることがあるのが少し不便な点です。
Amazonであれば他店の出店(マーケットプレイス)もあるので対応はできますが、ヨドバシのような完全自社販売のサイトの場合には、諦めるか再入荷されるのを待つしかありません。
モール型は、運営は通販サイトのシステムのみを提供し、出店は他店に任せる形式です。
- 中小規模の店舗からも販売がある(特産品や需要が低めの製品も多め)
- サイト内で価格競争が発生する
- ポイントアップキャンペーンに力を入れている傾向がある
- 同じ製品でもたくさんの商品ページが出来るため、探しにくい
- 問い合わせやサポートはショップごとに異なる
- 運営体制に不安があるショップもある
モール型の大きな魅力は、やはり取り扱い製品の違いです。自社販売のみだと、どうしても知名度と需要の高い製品を重点的に仕入れて販売する傾向がありますが、モール型ではAmazonやヨドバシではあまり取り扱いがない特産品などの取り扱いも多い印象です。
また、運営元も出店していることは多いですが、やはり基本は他店による販売であり、そこからの購入を促進するために、ポイントの還元率に力を入れている傾向があります。
対してモール型のデメリットとしては、まず同じ製品でもショップごとに販売ページが異なるため探しにくい点があります。たとえば、Aという商品名で検索したとしても、ショップが違うだけで同じ製品を扱うページがたくさん結果に出てきます。細かな違いから最適なものを探すのが少し面倒です。
また、商品ごとにショップが異なることが基本なので、問い合わせ先やサポート内容が購入先ごとに異なる点です。あまり販売実績のないショップや、運営やサポート体制に不安があるショップの可能性もあるため、どの商品も信頼して購入とはいかないのが懸念点です。
特徴としては上述の通りで、どちらもメリットとデメリットがあるため一概にどちらが良いとは言えませんが、安心感という意味ではやはり自社販売の方が上だと思うので、買い物にあまり手間や心配を掛けたくないという人はAmazonかヨドバシの方が適していると思います。
楽天は、Amazonやヨドバシでは難しい商品に限り利用という人も少なくはないと思います。
ポイント
基本の還元率 | 対象商品 | |
---|---|---|
Amazon | 1%~ ほとんど1%だけど、 キャンペーン増える場合も | Amazon販売:全商品 他店:商品による |
楽天市場 | 1%~ SPUやキャンペーンで大幅に変動 | 全商品 |
ヨドバシ | 10% 一部商品は1% | 全商品 |
ポイントについてざっとまとめると上記のような感じになります。
ただし、キャンペーンなどに頼る場合も多いので、詳しくはそれぞれのサイト別に下記でまとめています。
Amazonは定価の安さに力を入れているショップなので、ポイントに力を入れているヨドバシや楽天と比べるとさすがに負ける印象ですが、以前と比べると最近では少し力を入れてきている印象です。
ポイント還元対象はAmazon販売の商品と、一部の他ショップの商品となっており、還元率はほとんどが1%です。
ただし、元々はほぼ100%レベルで1%でしたが、最近では3%や5%の商品が少し増えている印象です。
また、2023年時点では毎月タイムセール祭りというものが開催されており、期間は基本数日と短いですが、5,000円~10,000円の購入でキャンペーンポイントが貰えたりする他、その他にもプライムデーセールやブラックフライデーセールなど大規模セールも多く開催されており、そちらでもポイント増量キャンペーンが基本あるため、定価の安さはもちろんですが、ポイントでも最近は思ったより弱くない印象です。
期間が限られている上、設定金額以上の購入が必要となるため、やはり楽天やヨドバシと比べるとポイントの貰える総量としてはやや少なめ印象ではありますが、ポイント支払い分もポイント還元率の対象となる点は良いです。
ポイント無しでも競争力がある価格な上に、最近でもセール期間を狙えばポイントも意外と貰うことができ、お得度はやはり随一の流石の世界一の通販サイトです。
楽天市場はポイントに特に力を入れている通販サイトです。
特徴的なのは、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」というシステムで、楽天のサービス利用状況によって基本のポイント還元率が増えるというものです。
基本の1%は楽天会員なら誰でも貰える他、たとえば楽天モバイルを契約していると+1%~+3%、楽天Koboで電子書籍を一度に1,000円以上購入するとその月+0.5%などのように、楽天のサービスを利用しているほど還元率が加算されます。
また、毎月5と0の付く日にはポイントが+2%されるキャンペーンが定期開催されている他、1ショップで1,000円以上購入するたびに還元率が1%ずつ加算される「お買い物マラソン」が頻繁に開催されていたり、単純にショップごとにポイントアップがされていたりなど、ポイントが増えるキャンペーンやセールが非常に豊富で、特に楽天カードを利用している場合には非常に恩恵のある通販サイトとなっています。
ヨドバシはポイントを重視した通販サイトですが、楽天のようにポイントアップキャンペーンやセールが頻繁に開催されているという訳でもなく、基本10%という破格の還元率が強みのシンプルな通販サイトです。
楽天やAmazonでは特定の期間やセール中などにポイント還元率が上がるという感じですが、ヨドバシはそういうのが無い代わりに基本の還元率が強いです。セール期間などを意識するのが面倒な人には有難いシステムだと思います。
ただし、ポイント支払い分はポイント還元率の元値計算に含まれないので、ポイントを使う場合にはポイント抜きでも安い商品に優先して使うことを意識した方が良いのはやや注意が必要です。
送料
基本の還元率 | |
---|---|
Amazon | 2,000円以上で無料 |
楽天市場 | ショップによるけど、 3,980円なら大体無料 |
ヨドバシ | 基本無料 |
送料については上記のような感じで、分かり易くヨドバシ、Amazon、楽天の順番で良いです。
一番良いヨドバシは金額に関わらず基本無料で、安いものでも無料ですぐに届けてくれるのが凄いです。
Amazonは、Amazonが発送する商品の場合は2,000円以上無料で、他ショップの場合はショップによります。ただし、先に触れた通りAmazonは有料のプライム会員の人が非常に多く、その場合には2,000円以下でも無料で利用できたりするので、実質的には完全無料として利用している人も多いと思います。
そして楽天は、モール型なのでショップにより異なります。ただし一応、3,980円以上で送料を無料にすることに力を入れており、該当のショップ(39ショップ)の場合は3,980円以上で無料となっています。それなりの運営歴のある大きめのショップは大体これの対象なので、大体3,980円が無料という認識で良いかなと思います。ただし、どちらにせよ楽天が送料面では一番ネックなのは間違いないです。ショップ側も送料を安くするために出来るだけメール便を利用するなどの工夫をしているので、思ったよりは気になるほどではないものの、メール便では厳しそうなものを細かく頼むには向かないサイトではあると思います。
レビュー
レビューの数 | レビューの質 | |
---|---|---|
Amazon | ★ | △~〇 |
楽天市場 | △ | △~〇 |
ヨドバシ | △ | 〇 |
レビューはどこも微妙に違う感じになっています。
まずAmazonは利用者が多いだけにレビューの数は圧倒的です。しかし、数が多いことや購入者でなくてもレビューを投稿できる仕様から、あまりの質の良くないレビューも数多くある印象です。また、商品によってはいわゆるサクラレビューのようなものも多いとの話もある点にも注意です。一応、全てのレビューを見るページに飛んでからフィルターで購入者のみのレビューを表示することなども可能ですが、全体の星評価は変わる訳ではありませんし、しっかりと一つ一つのレビューの詳細を確認して質の高いものを見分けることが出来る人には良い仕様ですが、レビューを見慣れていない人には難しい仕様となっています。
次に楽天市場ですが、同じ製品でもショップごとに商品ページが別れており、レビューも別々になってしまうのが見にくさを感じる部分です。また、レビューが製品に対してではなく、ショップに対する不満というケースも結構見受けられるため、ぱっと見の星評価が当てにならない場合があるのも難しいところです。ただし、レビュー投稿はショップ側が購入者のみに限定することができ、大手ショップでは大体その設定になっている印象なので、きちんと製品に対する評価を書いているレビューは信頼できるものも多い印象はあります。
最後にヨドバシですが、自社販売のみかつ購入者のみのレビューなので、レビューの質の平均は高い印象です。ただし、そもそもレビューの投稿自体があまり盛んではない印象で、詳細レビューも少ない感じがするのが弱点かなと思います。
総評として、Amazonが数が多い分だけ詳細なレビューも多いので、やや見る時間は掛かるもののAmazonがレビュー的にはやや上かなという印象です。
ただし、個人的にはショップのレビューよりも、価格.comのような外部のレビューサイトや別途のユーザーレビュー記事を探して閲覧する方が参考になると思います。
サイトの見易さ
サイト全体の見易さ | 商品の探し易さ | |
---|---|---|
Amazon | 〇 | 〇~△ |
楽天市場 | △ | △~× |
ヨドバシ | 〇 | 〇 |
サイトの見易さは、楽天が一歩劣る感じで、Amazonとヨドバシは大差ないかなという印象です。
モール型の楽天はどうしても多数のショップと商品ページが乱立してしまうので、ごちゃごちゃして見にくいです。先に何度も触れた通り、同じ製品でもいくつもの商品ページがあったりするのも探しにくいですし、見易さという点では仕組み上劣ることは仕方ないのかなと思います。
Amazonは、筆者が見慣れているというのもあるかもしれませんが、必要な情報をシンプルに載せてくれている印象で悪くは無いと思います。それでも探し易さ評価を少し下げた理由は、「スポンサー」という表示のついた商品が検索の上の方に最近ではよく表示されるようになっており、それを人気上位のものだと勘違いしてしまうことがたまにあるためです。
ヨドバシは完全自社販売なので複数の購入先が表示されたりすることもなく、サイトの見た目もシンプルで見易いです。セールはちょくちょくあるものの、細かな条件の付いたポイントアップキャンペーンなどはほとんどないため、基本深く考えずに利用することが出来るのも見易さを助けているかもしれません。
品揃え
新しい製品 | 古い製品 | 特産品や中小メーカー品など | |
---|---|---|---|
Amazon | 〇 | △ | △ |
楽天市場 | 〇 | △ | 〇 |
ヨドバシ | 〇 | × | △~× |
品揃えについては、ヨドバシがやや劣る印象です。
ヨドバシは完全自社販売のみなので、基本的に新しい製品や需要の高い製品を中心に取り扱っています。そのため、型落ち品や需要が低い古くなった製品は早くに販売を終了していることが多いです。有名メーカーのものや新しい製品しか基本買わないという人は困らないと思いますが、多少古くても安くなった製品や、知名度が低いけど物は良いという中小メーカー品なども視野に入れたい人には向かないかもしれません。
Amazonと楽天市場はどちらも品揃えは非常に豊富で素晴らしいです。ただ、特に楽天市場は各地域の特産品や中小メーカー品なども多く扱っているので、その点ではやや上回るかなと思います。
とはいえ、Amazonも非常に品揃えは豊富なので、そこで不満が出ることはあまりないのかなと思います。
最後に、個人的な評価と総評をまとめています。
上で載せた簡易比較表はデータや客観的事実に基づくものでしたが、ここでは筆者に個人的な評価として、全ての項目を×~◎で評価してまとめています。
個人的評価
Amazon | 楽天市場 | ヨドバシ | |
---|---|---|---|
価格の安さ | ◎ | 〇 | 〇~△ |
ポイント | △ | ◎ | 〇 |
送料 | 〇 | △~〇 | ◎ |
レビュー | ◎~△ | △ | 〇 |
見易さ | 〇 | ×~△ | 〇 |
品揃え | 〇 | 〇 | △ |
Amazon:安さは正義。一番安定の選択肢
やはり、一番安定なのはAmazonだと思います。言わずもがなという感じですが。
やはりポイントを多めにして実質価格で勝負されるよりも、定価が安い方が嬉しいのは間違いなく、競合の通販サイトの実質価格と定価が張り合えるAmazonは絶対的な強さがあると思います。
ポイントも、楽天やヨドバシと比べれば控えめではあるものの、最近では少し力を入れている印象もあり、思ったよりも貯まるようになっているのも良いです。
最近ではスポンサー商品の表示がややこしいとか、よくわからない中国製品が検索の邪魔をするため微妙になってきた等の意見も散見されますが、Amazonが販売・発送する製品の品揃えが悪くなった訳でも、高くなった訳でもないため、実質的な面で悪くなってはいないと思うので、個人的には未だに評価は非常に高いです。
また、今回の記事は無料会員に焦点を当てたものでしたが、Amazonには非常に強力な特典を持つ有料のプライム会員となれば更に便利になりますし、絶対的地位を持つ通販サイトだなと感じます。
楽天市場:楽天サービスを利用する人ならお得
楽天市場の最大の魅力はやはり、楽天ポイントです。
ポイント支払いでもポイント還元率の計算に加算されるシステムは嬉しいですし、楽天ポイントは楽天市場だけではなく、楽天ペイや楽天Edyなどの他の楽天サービスとも連動して利用できる幅広さが魅力です。
SPUによって、楽天サービスを利用状況によっては基本の還元率を底上げすることもでき、状況によっては実質価格ではAmazonをも上回る可能性もあるのは非常に魅力的です。キャンペーンやセールが豊富な上、単純なポイントアップも多く、ポイントの流動量は随一と思われるのが楽天です。
ただし、モール型という形態はデメリットもあり、特にサイトや検索結果が見辛くなってしまうのは慣れていない人だと敷居が高いと思います。ポイントの増量キャンペーンなどについても、日ごろからキャンペーン情報をチェックしたり、キャンペーンの詳細などへの理解も必要となります。お得に利用するには、購入前の事前情報や準備の必要性が高いため、気軽にお得にショッピングしたいという人には不向きかなとも感じるのがデメリットの通販サイトだと思います。
ヨドバシ:送料無料でシンプルで使いやすく、基本10%のポイント還元も強い
ヨドバシは完全自社販売のみの国内の通販サイトです。
魅力は、送料が購入金額に関わらず基本無料な点と、基本10%という高いポイント還元率です(一部対象外の商品もあり)。
特にポイント還元については、ポイント支払い分はポイント還元率計算に含まれない点は残念なものの、10%という破格の基本還元率は非常に魅力的です。
その高い基本のポイント還元率のためか、複雑な条件や内容になりやすいポイントアップキャンペーンはあまり行われず、値下げセールをちょくちょくやる程度となっているため、サイトはシンプルで見易いのもプラス要素とも取れると思います。
とはいえ、商品価格自体は基本Amazonよりは若干高いことが多く、実質価格的なことで言えば凄くお得ではない点には注意が必要です。正直なところ、細かなセールやキャンペーンを有効活用する前提であれば、Amazonや楽天の方がややお得に利用できることが多いとは思います。
そのため、ヨドバシを継続利用することを前提とし、あまりセールやキャンペーンに縛られたくない人には魅力的な通販サイトという感じの印象です。
ざっくりとでしたが、記事は以上になります。