ゲーミングマウスと普通のマウスの違い【メリット・デメリット】

PCゲームが日本でも盛んになってきて注目されるようになってきた「ゲーミングマウス」
本記事では、そのゲーミングマウスについて普通のマウスとの対比しながら解説しています。

ゲーミングマウスって?

ゲーミングマウスとは、その名の通り「ゲーム」で使う事を目的として作られたマウスです。
ですが、実はゲーミングマウスには具体的な定義はありません。そのため、基本的には高性能・高機能なマウスという認識で構いません。共通の主な特徴といえば、一般的なマウスより読取の精度(高精度のセンサー)が高いとか高DPI(高カウント数)に対応しているというくらいです。
ゲーミングマウスは、大きく分けて「FPS(TPS)」用のものと「MMORPG」向けのものの2種類が存在しますが、この後、まずそれぞれについて軽く触れていきます。

FPS向けのゲーミングマウス

  • 一般的に「ゲーミングマウス」といえばこれの事
  • 読み取りの精度や反応速度が重視される
  • 安定感を高めるための形状
FPS(TPS)ゲームとは、主に銃系統の武器を用いて敵に狙いを定めて攻撃するゲームです。そのため、特に精度が重要視されています。具体的な仕様でいえば、高精度のセンサーを搭載しているという事になります。また、操作の精度を安定させるためには安定感も非常に重要です。そのため、少し大きめで手にフィットするような形状が多くなっています。ボタンに関しては、押し易さが重視されており、親指付近には大きめのサイドボタンが配置されている事が多いです。
「ゲーミングマウス」といえば、後述するMMORPG用のマウスというものもありますが、そちらは需要があまり多くないため、一般的に「ゲーミングマウス」といえばこちらを指します。

MMORPG向けのゲーミングマウス

  • 非常に多いボタン数(10を軽く超える)
  • ゲーミングマウスとしての需要は低い
MMORPGは、共有の巨大なサーバー(マップ)に同時に多人数が接続してプレイするRPGの事です。MMORPGでは、数多くの多様なスキルを利用するため、ボタン数の多さが重要視されています。ボタン数は少なくとも13程度以上あるものが一般的で、20を超えるものもあります。その特性から、正直見た目はおしゃれとは言えず、ごつい印象を持たれそうなものがほとんどです。
また、MMORPGのマウスはFPS向けのものと比べて需要が低いです。これは、MMORPGは初期設定で各操作がキーボードのキーに割り振られており、開発側もキーボード操作を前提に考えて作っている場合が多いためです。
MMORPG用ゲーミングマウスの需要の低さ
MMORPGでは多様なスキルを使用するため、ボタン数は多いと良いですが、キーボード割り当てで十分対応できます。(初期設定で既に割り当てられている場合も多い)細かなエイムが必要な場面も少なく、高性能なセンサーも必要ないため、わざわざ専用のマウスを用意する必要は正直ありません。そのため、ゲーミングマウスはMMORPG用のものよりFPS用の方が需要があります。製品数も、FPS用のゲーミングマウスの方が数が圧倒的に多いです。
注意
本記事ではこれ以降「FPS(TPS)向けのゲーミングマウス」に絞った話となりますので、ご了承ください。

ゲーミングマウスの特徴

FPS用ゲーミングマウスのメリット・デメリットを解説しています。メーカーによって様々な独自の機能もあるため、ここに書いているのは一般例となりますので、ご了承くださいませ。

メリット

まずはゲーミングマウスのメリットを見ていきます。

ゲーミングマウスの主なメリット

  • 読み取り精度が高い
  • DPIが調整可能(高DPIにも対応)
  • 連打し易い(クリック感が良い)
  • 反応速度が速い
  • 手にフィットする形状で疲れにくい
  • 重さ・バランスが調整可能なものがある

読み取り精度が高い

ゲーミングマウスは、一般的なマウスより高精度なセンサーを搭載しており、読み取り精度が高いです。細かな動きも見逃さずに検出してくれます。FPS/TPSゲームでは遠くの小さな目標にポインタを合わせる必要も頻繁に発生するため、細かく正確なポインタ操作は必須といえます。よって、ゲーミングマウスにとってこの読み取り精度の高さは最低限の条件といえます。

DPIが調整可能(高DPIにも対応)

ゲーミングマウスは、DPI(カウント数)が調整可能なものが一般的です。DPIとは、マウスの移動距離とポインタの移動距離の関係を表すもので、マウスをこれくらい動かしたらこのくらいポインタが動く、というのを表します。これを自分の好みに調整する事で、より直感的で素早いポインタ操作が可能となります。また、ゲーミングマウスは前述の読み取り精度の高さを活かして、高DPIに対応しているものが多いです。高DPIだと、少しのマウス移動でポインタを大きく移動させる事ができ、細かい操作は難しくなるものの、より機敏なポインタ操作を実現できます。余談ですが、高DPIのことを「ハイセンシ」、低DPIのことを「ローセンシ」といったりします。

連打し易い・クリック感が良い

FPS等のゲームでは、連打が必要となる場面が多くあります。そのため、従来のマウスよりも連打がし易かったりクリック感がある製品があります。
具体的にいうと、反発力が強めのバネを用いて、クリックボタンの戻りを速くしたりするのが一般的です。(クリックした時の感触もしっかり伝わる)

反応速度が速い

ゲーミングマウスは接地面の読み取り間隔が一般的なマウスよりも短く、反応速度が速いです。

手にフィットする形状

ゲーミングマウスは、安定感を高めるために手にフィットする様な形状のものが多いです。そのため、持ち易く、長時間使用時でも疲労を感じにくいものが多いです。また、一般的なマウスは、ノートPC(持ち運んで)でも利用できるようにやや小さめの設計のものが多いため、相対的に、ゲーミングマウスは大きめで重めのものが多い、という状況となっています。

重さ・バランスが調整可能なものがある

ゲーミングマウスの中には、取り外し可能な重り(ウェイト)が付属しているものがあります。これを利用する事により、自分好みの重さ・バランスに調整する事が可能です。

デメリット

次にゲーミングマウスのデメリットを見ていきます。

ゲーミングマウスの主なデメリット

  • 価格が高い
  • 読み取り感度がやや低い
  • 右利き専用製品が多い
  • つまみ持ちに向かない製品が多い
  • ワイヤレス対応製品が少ない(最近は少し増えてきてる)

価格が高い

ゲーミングマウスは、一般的なマウスと比べて高価です。比較的安いものでも大手メーカーのものだと3000円ぐらいはするので、気軽に手を出しにくいです。

読み取り感度がやや低い

ゲーミングマウスの読み取り方式は、一般的に「光学式」と呼ばれるものが多いです。「光学式」は、一般的なマウスに多い「BlueLED」や「レーザー」方式のマウスと比べると、やや読み取り感度が低いです。(光学式はさまざまなものがあるので一概には言えないけど)

右利き専用の製品がほとんど

ゲーミングマウスは、ボタンの押し易さを重視して、右手持ちの親指付近にサイドボタンを配置した製品が多いです。そのため、実質右利き専用の製品がほとんどとなっています。また、形状も右手持ちにフィットするような製品が多く、左利きの人の選択肢は少なめとなっています。

つまみ持ちに向かない

ゲーミングマウスは大きめのものが多くなっており、重量も重めの製品が多いです。
マウスを指先でつまむように持つ「つまみ持ち」は、軽く小さめのマウスに向いた持ち方なので、一般的に合うゲーミングマウスはあまりありません。
元々「かぶせ持ち」派の人にはむしろ有難い部分ですが、どちらかというとマイナスポイントだと思います。
ただ、最近では「エルゴノミクス形状」といったさまざまな持ち方に対応したゲーミングマウスが増えてきているため、改善されてきています。

ワイヤレス製品が少ない

ゲーミングマウスは、一般的なマウスと比べて消費電力が多いためワイヤレス製品が少ないです。
ただ、最近ではワイヤレス製品も増えてきているのと、環境を整えるのに費用がかなり高く掛かりますが、ワイヤレス充電可能製品も登場しています。

一般的なマウス

次に、一般的なマウスの特徴について軽く見ていきます。端的に言うと、ゲーミングマウスが高性能・高機能かつゲームに特化しているのに対し、一般的なマウスは汎用性の高さを重視をしています。また、手軽さも重視されています。

一般的なマウスは汎用性の高さを重視

  • 感度の高い読み取り方式が多い
  • 左利きでも使える左右対称の形状が多い
  • 持ち運び利用を意識した、小さめのものが多い
  • 持ち運び利用を意識した、ワイヤレス製品が多い
  • 価格が安い

上記に挙げたような、汎用性を意識した製品が多いです。価格は高いものも存在はするものの、ゲーミングマウスが3000円でも格安と言う中で、一般的なマウスの主流価格帯は間違いなく3000円よりは安いです。それに、一般的なマウスでもゲームに使用する事はできますし、様々な人が、様々な用途・場面で使用する事を意識されているのが特徴といえます。


ただし、ゲーミングマウスの方が価格が高い訳ですから、当然一般的なマウスには弱点があります。全てが当てはまる訳ではありませんが、主に下記のような点が挙げられます。

一般的なマウスの弱点

  • 読み取りの精度は重視されない(センサーの性能が悪い)
  • 反応速度が意識されない
  • ボタン数が少ないものがある

まず、読み取りの精度はあまり意識されません。高精度なセンサーはコストが掛かりますし、消費電力も多くなるので、ワイヤレス製品では不便です。精密な操作や一瞬の時間が勝敗を分けるようなゲームでなければ、役に立つ場面が少ないです。反応速度も同様で、一瞬の隙が勝敗を分けるようなゲーム以外で、ほんの一瞬の反応速度の遅れが致命的となる状況はほとんどなく、やはり役に立つ場面は少ないです。他にも、非常に低価格な製品だとボタン数は最低限でサイドボタンすらないというのも珍しくない点などがあります。ただし、一般的なマウスでも高価なものはあり、そのようなものはここで挙げたような弱点が解消されているものもあるので、そこは留意しておきましょう。

普通のマウスとの違いまとめ

項目が多く分かり辛かったかもしれないので、上述のメリット・デメリットをまとめたものを再度見ていきたいと思います。

ゲーミングマウスの主なメリット

  • 読み取り精度が高い
  • DPIが調整可能(高DPIにも対応)
  • 連打し易い(クリック感が良い)
  • 反応速度が速い
  • 手にフィットする形状
  • 重さ・バランスが調整可能なものがある

ゲーミングマウスの主なデメリット

  • 価格が高い
  • 読み取り感度がやや低い
  • 右利き専用製品が多い
  • つまみ持ちに向かない製品が多い
  • ワイヤレス対応製品が少ない(最近は少し増えてきてる)

ざっくりまとめると、ゲーミングマウスは、価格が高く大きめの製品が多いけど、基本性能が高いといった感じです。記事冒頭でも述べましたが、一般的なマウスと決定的な違いがある訳でないので、ゲーミング用途でなくとも選択肢に入る製品です。最近では小さめのマウスも増えていたり、一般層やライトゲーマーを意識した低価格な製品も多いので、割と身近なものとなっています。


上述のことを踏まえて、一般的なマウスとゲーミングマウスの違いをざっと比較表にまとめてみました。

ゲーミングマウスと一般的なマウスの違い
項目 一般的なマウス ゲーミングマウス
趣旨 汎用性・手軽さ
高性能・高機能
(ゲームに最適化)

価格
読み取り精度
読み取り感度
ボタン数 △~〇
大きさ さまざま
大きめが多い
形状 さまざま フィット感を重視
反応速度
ワイヤレス対応 多い 少ない
(最近増えている)

結局、ゲームするならゲーミングマウスは必須?

ゲームをするならゲーミングマウスは必須?

FPS/TPS を極めたいのであればあった方が良いと思います。それ以外の場合は無くても特別困る事はないと思います。

FPSもしくはTPSを極めたいのであれば、あった方が良いと思います。私が実際に使用しプレイしてみてそう感じました。やはりフィット感の良さは中々重要で、しっかりと手に馴染んだ方がプレイスキルも向上しますし、ゲームへの没入感も増します。精度の面でも、遠くの点のような標的にエイムを合わせる場合に、安物のマウスだと合わせにくかった印象があります(ただの印象なので参考程度に)。
ただし、FPS/TPSゲームなど正確なポインタ操作が必要でないゲームなら、最低サイドボタンさえあればゲーミングマウスである必要はないと思います。とはいえ、ゲーミングマウスでも安いものは2,000~3,000円程度の安いものも割とありますので、一般的マウスの延長線上として見ておいて損は無いと思います。
結論
FPS/TPSを極めたいならゲーミングマウスはあった方が良い。その他の正確なポインタ操作が必要ないゲームジャンルでは、そこまで重要ではない。
最後になりますが、ゲーミングマウスを探す場合は、下記におすすめ製品をまとめていますので良ければ見てみてください。

それでは、記事はここまでです、ご覧いただきありがとうございました。

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