軸の色の特徴とおすすめ製品【メカニカルキーボード】

メカニカルキーボードの軸の色毎の特徴の解説と、軸の色毎のおすすめ製品紹介です。
※掲載の価格は、主に価格.comやAmazonでの記事更新時点での最安値価格となっています。

軸の色ざっくり解説
軸の色別おすすめ製品【2020/1/15 更新】

軸の色ざっくり解説

まずはメカニカルキーボードの軸の特徴をざっくりと解説します。既にご存知の方は飛ばして頂いても構いません。

メカニカルキーボードの軸とは?

メカニカルキーボードは使うパーツによって性質が変わります。中でも「軸」は使用感に大きな影響を与えます。そのため、メカニカルキーボードを選ぶ際には、まず自分の好みにあった軸を見つけることが大切です。この「軸」ですが、性質を色によって分けるのが一般的となっており、「軸の色」から大まかな性質を掴むことが可能となっています。たとえば、「赤軸は打鍵音が小さめ」といった具合です。

性質と色の組み合わせはメーカー毎に多少異なりますが、メカニカルスイッチの最大手メーカーである「Cherry」が使用している軸を基準として覚えるのが一般的となっています。現在メカニカルキーボード市場の主要な軸色は、「赤軸・青軸・茶軸・Speed軸(銀軸)」の4つとなっています。これらの軸についてざっくりとした説明をこの後に載せています。また、本記事ではこの4つの軸のおすすめ製品も後で紹介していますので、よければそちらもご覧ください。

メカニカルキーボード解説メカニカルキーボード解説【キースイッチ・軸について】

各軸の特徴ざっくりまとめ

各軸の特徴を表にまとめたものを載せています。

各軸の特徴まとめ
音の大きさ
キーの軽さ
クリック感※1 タクタイル※2
赤軸
★★(小さい)
★★★(軽い) × ×
茶軸 ★★★(小さい) ★★★(軽い)
青軸 ★★★(大きい) ★★(重い)
銀軸 ★★(小さい) ★★★(軽い) × ×/△
※1 キーを押下して底に達した際に指に伝わる感触の事。
※2 メカニカルキーボードは、キーを底まで押下させなくてもキー入力を認識する。そのキー入力を認識するポイントに達した際に感じる引っかかり感の事。

各軸の特徴まとめ

各軸色について補足説明をしています。もうちょっと詳しく知りたいという方はご覧ください。

赤軸

主な特徴
  • 打鍵音が小さい(メカニカルにしては)
  • タクタイル・クリック感がない
  • キーが軽い

キーの軽さ
(4.5)
音の大きさ
(2.0)
ストローク(深さ)
(4.0)

タクタイル:なし
クリック感:なし


タクタイルとクリック感が無く、軽いキータッチが特徴。打鍵音もメカニカルの中では比較的小さめのライトタイプの軸。軽いキー特性により高速入力にも向きますが、キーストロークはメンブレンやパンタグラフと比べると深めな場合が多いです。
>>赤軸おすすめ製品

青軸

主な特徴
  • 独特で大きい打鍵音(金属っぽい)
  • しっかりとしたクリック感
  • キーが重い

キーの軽さ
(2.0)
音の大きさ
(5.0)
ストローク(深さ)
(4.0)

タクタイル:あり
クリック感:しっかりとあり


しっかりとしたタクタイルとクリック感による明確な入力感が魅力。キーは重めで、カチンとかパチンと言った類の金属っぽい打鍵音が特徴。底打ちタイプで一つ一つのキー入力をしっかりと感じたい人におすすめの軸です。
>>青軸おすすめ製品

茶軸

主な特徴
  • ソフトなタクタイル
  • キーが軽い

キーの軽さ
(3.5)
音の大きさ
(2.5)
ストローク(深さ)
(4.0)

タクタイル:ソフトにあり
クリック感:なし?※


軽いキータッチとソフトなタクタイルによる軽快な入力感が魅力。打鍵音は小さめですが、ソフトなタクタイルによる擦れるような音が混じります。打鍵音が小さめで、その他の特性も癖が強すぎない程度に取り入れられているので、入門用におすすめの使い易い軸です。
※クリック感は仕様上はないはずですが、製品によっては感じるものがあります(主観です)。恐らくはタクタイルの影響だと思われますが、クリック感のない製品をお求めの方は注意してください。
>>茶軸おすすめ製品

銀軸

良い点
  • 反応点とキーストロークが浅い
  • キーが軽い

キーの軽さ
(5.0)
音の大きさ
(2.5)
ストローク(深さ)
(2.5)

タクタイル:なし/ソフトにあり
クリック感:なし


高速入力に特化した軸。軽いキータッチに浅い接点とキーストロークも備えているのが特徴。他のメカニカルスイッチでは、一般的なスイッチよりキーストロークが深めな事が基本で、高速入力をしたいなら底打ちしないようにしなければなりませんでしたが、この銀軸(Speed軸)ではキーストロークも浅めに設計されているので、底打ちしても問題ありません。撫で打ちも当然できるので、高速入力をしたいなら人を選ばず使える軸。
>>銀軸おすすめ製品

注意:軸の色が全てではない
メカニカルキーボードのおおまかな性質は確かに「軸の色」で分けることができます。「軸の色」について知る事はメカニカルキーボードを知る一番の早道です。しかし最近では、各社独自のメカニカルキースイッチ開発に力を入れている場合も多く、同じ軸色(同じ特性の軸)であっても微妙に違いがあったり、軸の色以外の部分でも差が出たりします。軸の色で大きな特徴が決まるのは確かですが、それだけでは決まらないという事は覚えておきましょう。

おすすめ製品

軸の色別のおすすめ製品紹介です(2020/1/15 更新)。コスパ重視で選定しています。


赤軸

Gaming K63 Compact[Corsair(コルセア)]

主要スペック表
キースイッチ Cerry MX red(赤軸)
キーストローク 4.0mm
テンキー なし
接続 有線
価格 約10,000円
販売ページ

コンパクトなテンキーレスの赤軸キーボードです。ゲーミングキーボードなのでゲーム用の設定も可能です。メディアコントロールキーはありますが、シンプルな製品です。「余計な機能のないコンパクトな赤軸のゲーミングキーボードが欲しい」という人におすすめです。また、バックライトは赤色のみ対応です。こだわりのある方は注意です。


Gaming K68 RGB MX Red[Corsair(コルセア)]

主要スペック表
キースイッチ Cerry MX red(赤軸)
キーストローク 4.0mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約12,000円
販売ページ

赤軸のテンキー付きのフルキーボードです。取り外し可能なパームレスト(キーボード手前において手首の負担を軽減するもの)が付属している上、調節可能なバックライトも付いています。ホットキーもしっかり備えており、この価格はコスパが良いです。

青軸

G610 ORION BLUE[ロジクール]

主要スペック表
キースイッチ Cerry MX red(青軸)
キーストローク 4.0mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約10,000円
販売ページ

ロジクール製の青軸のフルキーボードです。メカニカルのフルキーボードで約1万円というだけでも安い部類ですが、ホットキー類も完備で、好きな色にカスタマイズ可能なバックライト機能まで備えています。ゲーミングキーボードなのでゲーム用の各種設定も可能です。高機能ながら約1万円と安く、コスパが非常に良い製品です。


BlackWidow JP Green Switch RZ03[Razer]

主要スペック表
キースイッチ Razer Green Switch(青軸系)
キーストローク 4.0mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約11,000円
販売ページ

Razerの青軸系のスイッチ「Razar Green Switch」を採用したフルキーボードです。バックライトも調節可能です。コスパは良い部類ですが、ホットキーはついていないので、注意が必要です。


茶軸

BlackWidow Lite オレンジ軸 [Razer]

主要スペック表
キースイッチ Razer Orange Switch(茶軸系)
キーストローク 4.0mm
テンキー なし
接続 有線
価格 約11,000円
販売ページ

※英語配列なので注意

Razerの茶軸系のスイッチ「Razer Orange Switch」を採用した、コンパクトなテンキーレスのキーボードです。このキーボードの最大の特徴は、付属の「O-リング」というものをキーキャップに装着する事で静音化できる点です。ゲーミングキーボードながら、ライト層も意識したような仕様となっています。

メカニカルキーボードは静音化を意識した製品は現在はあまりない現状なので、「メカニカルキーボードは気になるけど、打鍵音がうるさいのはちょっと…」という方は使用が厳しかったです。ですが、こちらの製品なら多少不安が軽減されます。とはいえ、静音化のリングを付けても、メンブレンやパンタグラフ等と比べるとうるさいので、その点は留意しておきましょう。

また、ホットキーもテンキーもなく1万円を少し超える価格なので、コスパとしてはちょっと悪めです。ただし、そのおかげで外観はすっきりしています。いわれなければゲーミングキーボードだとはわからない、見た目のカジュアルさもライト層を意識していそうです。


G512 Carbon RGB(Tactile)[ロジクール]

主要スペック表
キースイッチ Romer-G Tactile
キーストローク 3.2mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約12,000円
販売ページ

※茶軸に置いていますが、茶軸と銀軸(Speed軸)の中間のような位置付けです。
ロジクールの独自開発スイッチの「Romer-G Tactile」を採用したフルキーボードです。「Romer-G Tctile」は従来の茶軸のようなキー特性を持ちながら、反応点とストロークがやや浅めとなっており、より軽快な入力感を得る事ができるように意識されています。茶軸と銀軸(Speed軸)の中間と評されることがある軸です。

バックライトは調節可能で、ゲーミングキーボードなのでゲーム用の各種設定も可能ですが、ホットキー類は無いので注意が必要です。その代わり見た目はすっきりしています。


K840 Mechanical Keyboard[ロジクール]

主要スペック表
キースイッチ Romer-G Tactile
キーストローク 3.0mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約7,700円
販売ページ

※茶軸に置いていますが、茶軸と銀軸(Speed軸)の中間のような位置付けです。
ロジクールの独自開発スイッチの「Romer-G Tactile」を採用した非常にシンプルなメカニカルキーボードです。

ゲーミングキーボードではないのでゲーム用の設定は基本できず、ホットキーもないというシンプルさ。バックライトもありません。ただし、見た目はすっきりしていて悪くないし、何より安いのが良いです。2020年1月時点で、8,000円未満で買えます。大手メーカーのフルのメカニカルキーボードがこの価格は凄く魅力的です。

スイッチ自体は同社の1~2万クラスの製品でも採用されている評判も良いものです。メカニカルにしては打鍵音は小さめで癖も少ないです。メカニカル入門用としても最適ともいえる仕様にもなっています。

Speed軸(銀軸)

K70 RGB MK.2 RAPIDFIRE MX Speed[Corsair(コルセア)]

主要スペック表
キースイッチ Cherry MX speed(銀軸)
キーストローク 3.4mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約13,800円
販売ページ

Corsairの銀軸系スイッチ「Cherry MX Speed」採用のフルキーボードです。1.2mmと非常に浅いアクチュエーションポイント(反応点)で、高速入力向けの仕様となっています。

バックライトは調節可能で、ホットキー類も完備しています。取り外し可能なパームレスト(キーボード手前に置き手首の負担を軽減させるもの)も付属しており、一通りの欲しいものが全て揃っています。

採用スイッチ「Cherry MX Speed」は、浅い接点ながらキーストロークは3.4mmまで確保されており、深めのストロークが好きな人でも困る事がありません。一通り揃った機能面も併せて、汎用性の高い良製品だと思います。軽いキータッチが嫌いな人以外は、買って失敗は無さそうな製品です。少し高めですが、筆者の個人的なイチオシ製品だったりもします。

ロープロファイル(薄型)スイッチ

2019年頃から増えてきた、ロープロファイル(薄型)スイッチの採用のメカニカルキーボードを一部紹介しています。従来のメカニカルスイッチよりも高さが低くなっており、ノートパソコンのような薄い台形のキーキャップを使用できるため、見た目の印象がすっきりとしています。キーストロークと反応点が浅くなっており、高速入力にも適した仕様です。

ただし、従来のメカニカルスイッチ採用型よりも高価になっているのが基本で、2020年1月現在では「コスパ」という点ではあまり良くない事が多い

G813-Linear[ロジクール]

主要スペック表
キースイッチ コンパクトGLスイッチ(リニア)
キーストローク 3.0mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約23,000円
販売ページ

ロジクール開発の薄型スイッチ「コンパクトGLスイッチ」を採用したキーボードです。従来のメカニカルキーボードは高さが40mm前後くらいなのに対し、22mmという驚異の薄さを実現しています。パームレストが無くても、従来のメカニカルキーボードより比較的快適なタイピングが可能となっています。

キーストロークは3.0mm(スイッチ自体の仕様は2.7mm)で反応点は1.5mmとなっています。スイッチ自体は薄いですが、キー特性は従来のSpeed軸(銀軸)系と似たような感じになっています。リニアタイプだとタクタイルとクリック感も無いので、従来のSpeed軸に近いタイピング感覚です。

バックライトは搭載しており調節可能です。ホットキー類も完備している他、カスタマイズ用の個別キーが「G1」~「G5」まで5つ用意されています。この個別キーが非常に便利で、作業を効率化してくれます

機能性は非常に良く、見た目もおしゃれです。製品としては非常に素晴らしいのですが、価格が非常に高いです。約23,000円(2020年1月時点)は、いくらゲーミングといえどかなりの高さです。品は良い物なので、予算に余裕がある人や気になる人やどうしても気になる人向けです。

リニアタイプ(赤軸系)だけでなく、タクタイル(茶軸系)、クリッキー(青軸系)もある他、「G913」という無線タイプもあり、約3万円(2020年1月時点)と更に高くなってしまいますが、気になる人はチェックしてみてください。


K70 RGB MK.2 RAPIDFIRE MX コンパクト Speed[Corsair]

主要スペック表
キースイッチ Cherry MX
Low Profile Speed
キーストローク 3.2mm
テンキー あり
接続 有線
価格 約18,000円
販売ページ

薄型のSpeed軸「Cherry MX Low Profile Speed」採用キーボードです。従来の軸よりも約35%高さが低くなっており、本体の厚さが29mmまで薄くなっています。パームレストが無くても、従来のメカニカルキーボードより比較的快適なタイピングが可能となっています。

Speed軸なので1.0mmと非常に浅い反応点で、高速入力向けの仕様となっています。タクタイルとクリック感もなく、キー入力を阻害するものは一切ありません。慣れれば非常に速いタイピングが可能になります。

バックライトは調節可能で、ホットキー類も完備しています。また、取り外し可能なパームレスト(キーボード手前に置き手首の負担を軽減させるもの)も付属しています。本体が薄いのでパームレストの必要性も低くなったかと思いますが、あるのが慣れている人にとっては嬉しいかもしれません。

やはりネックは価格。約18,000円(2020年1月時点)はやはり高いです。カスマイズ可能な個別キーがあってこの価格なら、コスパも悪くないかなと思うのですが、このままだと本体とキーキャップの薄さ以外ほぼ同じ仕様の製品が5000円以上安く買えるのでなんとも言えないところです。

ただし、品自体は良いものですし、薄いメカニカルキーボードの中ではコスパは悪くない製品だと思います。

特殊なスイッチ

少し特殊なキースイッチを搭載した製品を一部紹介しています。

Apex Pro JP[SteelSeries]

主要スペック表
キースイッチ OmniPointスイッチ
(反応点調節可能)
キーストローク 3.6mm
テンキー なし
接続 有線
価格 約26,000円
販売ページ

SteelSeries独自開発の「OmniPointスイッチ」採用のキーボードです。かなり特殊なスイッチとなっており、なんと反応点が調節可能です。0.4mm~3.6mmの間で調節が可能で、反応点を好みで調節できるという前代未聞の仕様です。この仕様からタクタイルおよびクリック感を持たせる事ができないので、キー特性としては赤軸に近い感じになるかと思います。

そして、これまた特殊な仕様で、有機ELディスプレイを搭載しています。そこから各種設定を確認・変更できます。従来のホットキーの機能を残しつつ、キー自体は排除して上側にスペースの余裕を作ろうという形ですね。ホットキー類を搭載したキーボードの縦幅が大体150mm~170mmぐらいなのに対し、本製品は139mmと小型化に成功している事がわかります。テンキーレスなことも相まって、縦も横もかなりコンパクトながら機能性は保たれています。

また、取り外し可能なパームレスト(キーボード手前に置き手首の負担を軽減させるもの)も付属しています。

特にコンパクトなゲーミングキーボードを好む人には受けそうな製品ですが、価格がとにかく高いです。有線で個別キーもなく、薄型でもないのに約26,200円(2020年1月時点)はズバ抜けた高さです。もちろん、特別な仕様が二つもあり、それらの良さがある点は考慮すべきとはいえ、さすがに高いです。

「反応点が調節可能なキースイッチ」、「有機ELディスプレイ搭載と、それによる本体の縦幅の縮小化」この2点を魅力に感じれるかどうかの製品だと思います。


記事はここまでになります。ご覧いただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。