今選ぶおすすめゲーミングマウスまとめ【2025年7月更新】

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筆者が今選ぶおすすめゲーミングマウスのまとめです。出来るだけ高い実用性とコスパを持ちつつも安いマウスを重視しています。ゲームジャンルは「FPSもしくはTPS」を前提としています。

注意

本記事の内容は、記事更新時点(2025年7月)のものとなっています。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。また、掲載の価格は主に価格.comやAmazon等の記事更新時点でのおおよその市場最安値価格です。

ゲーミングマウス選びの要点ざっくりまとめ

ゲーミングマウスを選ぶ際に注目したいポイントをざっくりといくつか紹介しています。

要点ざっくりまとめ
出来ればワイヤレス(無線)がおすすめ
有線マウスは軽量さと安さで優位性がありますが、やはりケーブルがあると動かす際に若干の抵抗が生まれることもあるため、出来ればワイヤレスをおすすめします。最近ではワイヤレスでも軽量な製品が多いですし、以前よりも有線マウスの魅力は薄れていると思います。
長く使いたいならスイッチは光学式
出来るだけ長期利用したいなら、スイッチは高耐久の光学式スイッチが良いです。従来のメカニカルスイッチでは物理的な接触で入力を検知していましたが、継続使用による劣化や変形により、一度の入力で二回以上の入力が検知されてしまう「チャタリング」などの不具合が発生しやすくなるのが問題点でした。光学スイッチは光線を遮ることによって入力を検知するため、そのような不具合が発生しにくなっており、不具合発生率が低くなっています。光学式は2024年現在では、最新の高価なマウスでは光学スイッチが主流になってきています。
軽量マウスが人気
2025年現在では、ゲーミングマウスは軽量製品が非常に人気で、販売される製品も軽量マウスが非常に多いです。実際、軽いマウスだと抵抗が少なく快適に感じますし、疲労にも影響があるので、誰にとっても裏目になることはない優れた選択肢です。ただし、特にかぶせ持ちの人は軽量であることが大きなメリットではなかったりしますし、軽量が絶対の正解という訳でもないと思うので、トレンドに惑わされずに自分に合ったマウスを選ぶことを心掛けるようにしましょう。
プレイ予定のゲームによってはボタン数も重視
本記事では主にfpsやtpsなどのシューティングゲームで使うことを前提としておすすめマウスを選定しているため、ボタン数はそこまで重視していませんが、RPGなどのスキルなどのアクションを多数割り振って使うようなゲームの場合は、ボタン数も重要です。自分が好きなゲームやプレイ予定のゲームでの実際の使用状況を考慮して、ボタン数を重視するかどうか決めましょう。また、ボタン数が多いと、ゲーム以外でも役立つことが多いので、場合によってはゲーム以外の用途も併せて考慮すると良いかもしれません。
センサー性能は正直オーバースペックなものばかり
ゲーミングマウスのセンサー性能は非常に高く、これがいわゆる「普通のマウスとの最たる違い」だと思います。ただし、正直なところ、進化しすぎてほとんどの製品のセンサーが現在ではオーバースペックだと思っています(あくまで筆者の主観です)。恐らくほとんどのユーザーは400DPI~1200DPIの間でカウント数を設定していると思う中で、2万以上のDPI対応を必要とする人はほとんど居ないと思います。もちろん、低DPIでも高性能センサーの方が優れている点はありますし、電力効率の向上などもあるので無駄までは言いませんが、センサー性能を重視して高額製品を検討するのは実用コスパ面では基本的にはマイナスだと思うのは覚えておいて良いかと思います。
バッテリーの持続時間も出来れば長い方が良い
バッテリー内蔵式のワイヤレス製品の場合で長期利用を視野に入れるなら、バッテリー持続時間にも注目です。2024年7月現在バッテリー持続時間はかなり向上しており、60g未満の軽量さで最長100時間超えのマウスも出てきています。多少劣化したとしても許容できるレベルのバッテリー性能を意識したいです。

おすすめゲーミングマウス早見表

※製品名を押すと同記事内の紹介部へ移動します(商品リンクではありません)。
画像
メーカー
製品名(略称)
参考
価格
おすすめ度接続重量ボタン数センサー
カウント数
バッテリー
最長駆動
Blue
tooth
ASUS
ROG Keris Wireless
AimPoint
 
8,100円~
4.75
有線/無線75g5ROG AimPoint
36000dpi
119時間
エレコム
V custom VM600PE
4,980円~
4.5
有線/無線75g8PAW3395DM
+Dsensor
26000dpi
95時間×
ロジクール
G502 X LIGHTSPEED
17,400円~
4.5
有線/無線102g13HERO 25K
25600dpi
140時間×
MSI
VERSA 300 WIRELESS
3,600円~
4.25
有線/無線60g6PAW3104DB
8000dpi
50時間
ATK
VXE Dragonfly R1 Pro Max
8,980円~
4.25
有線/無線54g5PAW3395
26000dpi
150時間×
Razer
DeathAdder V2 X HyperSpeed
6,980円~
4.25
無線103g
86g
7Razer 5G
14000dpi
235時間
(2.4GHz)
615時間
(BLE)
※単三×1時
ASUS
ROG Keris II Ace
15,800円~
4.25
有線/無線55g5ROG AimPoint Pro
42000dpi
107時間
(照明オフ)
Razer
DeacthAdder V3 Hyperspeed
17,280円~
4.0
有線/無線55g5Focus X 26K
26000dpi
100時間×
15,980円~
4.0
無線39g5PAW3395
26000dpi
80時間×
ロジクール
PRO X SUPERLIGHT 2
21,800円~
3.75
有線/無線60g5HERO 2
44000dpi
95時間×

おすすめゲーミングマウスのざっくり紹介


ROG Keris Wireless AimPoint

参考価格

8,100円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.75

コスパ ★4.75 | 軽量さ ★4.25 | 価格 ★3.75 | 機能性 ★3.75

スペック表
メーカーASUS
接続有線 / 無線
ボタン数5
重量75g
センサーROG AimPoint
カウント数(最大)36000dpi
スイッチROGメカニカルマイクロスイッチ
(7000万回クリック耐久)
オムロン光学マイクロスイッチ
(交換用×2)
Bluetooth
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大119時間
その他スイッチ換装可能
サイズ62 x 39 x 118 mm

ASUSの高コスパワイヤレスゲーミングマウス「ROG Keris Wireless」です。画像はブラックですが、ホワイトモデルも同価格で販売されています。

8,000円台という安価さで高精度センサー採用かつ最長119時間の長いバッテリー持続時間を持ち、Bluetoothにも対応しています。

また、本製品はスイッチをユーザーで換装可能というのもポイントです。ASUS特有の珍しい造りで、交換用のスイッチも2つ付属しています。交換用スイッチは光学スイッチ(オムロン製)なので、チャタリング対策にもなります。

この交換可能なスイッチ仕様と優れたバッテリー性能のおかげで、長期利用が期待できるのが大きな強みです。

また、センサーにはAimPointセンサーが搭載されており、最大36,000dpiの非常に高い精度も持っています。1万円未満のマウスのセンサーとしては非常に優れています。

これだけの優れた点がありながら、価格は充電タイプのゲーミングマウスとしては安価な8000円台なので、総合コスパがめちゃくちゃ良いと思います。他の大手メーカーの軽量ワイヤレスゲーミングマウスと比較すると、コスパは頭一つ抜けていると思います。

Bluetooth対応のおかげで、ゲーム以外のノートPCやタブレット等でも気軽に活用できる汎用性の高さも良く、コアゲーマー以外の消費者心理も考えてくれている素晴らしいマウスだと思います。

右利き専用タイプなのとボタン数が最低限のため、万人におすすめできる訳ではないのが残念ですが、非常に汎用性とコスパに優れた筆者イチオシのマウスです。

V custom VM600PE

参考価格

4,980円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.5

コスパ ★4.75 | 軽量さ ★4.25 | 価格 ★4.25 | 機能性 ★3.25

スペック表
メーカーエレコム
接続有線 / 無線
ボタン数8
重量75g
センサーPAW3395DM
+Dsensor
カウント数(最大)26000dpi
スイッチMag-Infinity
光学式スイッチ
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大95時間
その他
サイズ66.5 x 42 x 123.5 mm

エレコムの高コスパゲーミングマウス「V custom VM600PE」です。画像はホワイトモデルですが、ブラックも販売されています。

最大 26000DPIの高精度センサーと光学式スイッチを採用し、ボタン数も最低限よりは2つ多いながら、価格は最安5,000円(2025年7月時点)と非常に安価なので、コスパが非常に良いです。

バッテリー持続時間も最長95時間と短くなく、安さの割には目立った欠点も見当たらないのが良いです。

一応留意しておきたい点としては、まず「Mag-Infinity 光学式スイッチ」があります。クリック感を磁力によって再現するスイッチなので、感触に違和感を覚えるレビューが散見されます。

また、重量が75gとなっており、最近の軽量マウスと比べると若干重めな点もあります。

とはいえ、デメリットの点も好み次第といった印象ですし、カタログスペックコスパを重視したい方にはおすすめできる製品です。

G502 X LIGHTSPEED

参考価格

17,400円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.5

コスパ ★4.5 | 軽量さ ★3.0 | 価格 ★2.5 | 機能性 ★4.5

スペック表
メーカーロジクール
接続有線 / 無線
ボタン数13
重量102g
センサーHERO 25K
カウント数(最大)25600dpi
スイッチLIGHTFORCEハイブリッドスイッチ
(光学スイッチ)
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大140時間
その他高速スクロール(ホイール)
サイズ75 x 40 x 132 mm

ロジクールの多機能ゲーミングマウスの定番「G502」の最新モデル「G502 X LIGHTSPEED」です。画像はブラックモデルですが、ホワイトも同額で販売されています。

また、紹介の価格(2025年7月時点で17,400円~)はライティング無し版のものですが、ライティング対応の「G502 X PLUSE」もあります。そちらは約2,000円ほど高価になっています。

「G502 X LIGHTSPEED」はかぶせ持ち向けの右利き専用マウスで、大きめで13個のプログラム可能なボタンを搭載している他、高速スクロール機能(ホイールの引っ掛かりを無くせる機能)もあり、ゲームだけでなく他の作業やWeb閲覧でも本当に便利です。一度使ってハマると他のマウスだと機能性が物足りないと感じると思うレベルの良さだと思います。この機能性の高さがG502の大きな魅力です。更に、バッテリー駆動時間が最長140時間と長いのも嬉しいです。

重量は102gとなっており、昨今の軽量マウストレンドの現状ではかなり重く感じる部類です。ただし、サイズが大きくてグリップし易いため、思ったよりは重さを感じないと思いますし、かぶせ持ちではマウスの重量がそこまで気にならず、むしろ少し重めの方を好む方も居るので、意外と重量はそこまでネックには感じないかと思います。

また、クリック時の音がやや大きく、文字で書くなら「パキンパキン」みたいな感じの音がなるので、静音性も重視したい方は注意が必要です。

価格が1万円台後半からと高価なのも気になるところですが、非常に優れたバッテリー性能と機能性の高さを考えるとコスパは意外と悪くないと思いますので、かぶせ持ち派の人にはチェックしてみて欲しい製品です。

VERSA 300 WIRELESS

参考価格

3,600円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.25

コスパ ★4.5 | 軽量さ ★4.5 | 価格 ★4.75 | 機能性 ★3.25

スペック表
メーカーMSI
接続有線 / 無線
ボタン数6
重量60g
センサーPAW3104DB
カウント数(最大)8000dpi
スイッチKailhマイクロスイッチ
(3000万回クリック耐久)
Bluetooth
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大50時間
その他
サイズ64 x 41 x 125 mm

MSIの3000円台という驚異的な安さでコスパが良いゲーミングマウスです。

2025年時点では5000円未満のゲーミングマウスの多くはバッテリーが内蔵式ではない乾電池タイプですが、本機は充電式となっており、価格を考えれば驚異的です。

更に、Bluetooth接続にも対応しており、ものすごくお得感が大きいマウスとなっていると思います。

センサー性能はゲーミングマウスの中では低いものの、価格を考えればむしろ優れている方です。合わなかったとしても安さで妥協できると思いますし、Bluetoothなので他機器への転用も可能ということで、ゲーミングマウス入門用としておすすめしやすい製品だと思います。

ただし、耐久面では上位製品と比べると明らかに劣るので、長期利用前提の場合には向かない点には注意が必要です。

スイッチには3000万クリック耐久のメカニカルスイッチが採用されていますが、2025年時点では1億クリック耐久程度のの光学スイッチが上位製品では主流となってきているので、明確に劣ります。チャタリングの不安を抱えたくない人には不向きとなっています。

また、バッテリーの最長50時間というのも短いです。上位製品では100時間前後が主流となっていて、電力面重視製品では130~150時間の製品も増えてきているので、ここも明確に劣ります。

価格を考えれば耐久面を考慮してもコスパは悪いとは思いませんが、買い替えの手間を掛けたくない人は留意しておきましょう。

VXE Dragonfly R1 Pro Max

参考価格

8,980円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.25

コスパ ★4.25 | 軽量さ ★4.75 | 価格 ★3.75 | 機能性 ★3.5

スペック表
メーカーATK
接続有線 / 無線
ボタン数5
重量54g
センサーPAW3395
カウント数(最大)26000dpi
スイッチKailh White Blade
(1億クリック耐久)
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大150時間
その他
サイズ63.5 x 37.6 x 121.2 mm

約54gの軽量で、最大150時間の長時間バッテリー駆動が魅力の製品です。

60g未満の超軽量ワイヤレス製品のバッテリー持続時間は最大でも100時間程度のものが多い中、それを大きく超える150時間を誇るのが大きな魅力です。

また、価格は大手メーカーの軽量特化モデルよりも安価な9,000円程度なのも魅力です。

それでいてセンサーには最大26000DPIのPAW3395 という高精度センサーが採用されており、センサー面でもコスパが悪くないです。

少し気になるのがスイッチです。「Kailh White Blade」はメカニカルスイッチにしては優れた1億クリック耐久性を謳っていますが、仕組み的にやはり光学スイッチの方が安心感があるので、ここは少しマイナスポイントかなと思います。

とはいえ、大手メーカーの超軽量マウスよりは大幅に安いながらバッテリー駆動時間で大幅に勝るので、十分魅力ある製品だと思います。

DeathAdder V2 X HyperSpeed

参考価格

6,980円
(税込み)

おすすめ度 :★4.25

コスパ ★4.25 | 軽量さ ★3.0 | 価格 ★4.25 | 機能性 ★3.75

スペック表
メーカーRazer
接続無線
ボタン数7
重量86 – 103 g
センサーRazer 5G
カウント数(最大)14000dpi
スイッチ第2世代Razer
メカニカルスイッチ
Bluetooth
バッテリータイプ単3 /単4 電池×1
バッテリー持続時間235時間(2.4GHz)
615時間(BLE + 単3電池)
その他
サイズ70.1 x 42.7 x 127 mm

バッテリーは内蔵ではないけど、Bluetoothにも対応した高コスパワイヤレスマウス「DeathAdder V2 X HyperSpeed」です。

約6,980円(2025年7月時点)という安価さながら、Bluetoothにも対応している上、左ボタンに追加ボタン2つを備えた多ボタン仕様でコスパが良いです。

また、Blueooth接続では省電力性に優れたBLE(Bluetooth Low Energy)を使うことができ、その際には単三電池1本で最長615時間の駆動が可能という、驚異的なバッテリー駆動時間を誇ります。

しかし、単三電池使用時には重量が重くなる点には注意が必要です。サイズも最近の主流マウスと比べると大きめです。

流行的にはデメリットですが、中には重めで大きめのマウスが好きな人も居ると思うので、好み次第かなと思います。

スイッチが光学ではなくメカニカルスイッチな点も一応注意が必要ですが、安さを考えると仕方ないと思います。総合的には高コスパなマウスだと思います。

ROG Keris II Ace

参考価格

15,800円~
(税込み)

おすすめ度 :★4.25

コスパ ★3.25 | 軽量さ ★4.75 | 価格 ★2.5 | 機能性 ★3.5

スペック表
メーカーASUS
接続有線 / 無線
ボタン数5
重量55g
センサーROG AimPoint Pro
カウント数(最大)42000dpi
スイッチROG 100M光マイクロスイッチ
(1億回クリック耐久)
Bluetooth
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大107時間(照明オフ時)
その他
サイズ67 x 42 x 121 mm

ASUSの軽量ワイヤレスゲーミングマウスの上位製品「ROG Keris II Ace」です。

約55gの軽量で、高耐久光学スイッチ、最大42000DPIの超高精度センサー採用という高性能軽量ワイヤレス製品です。

それでいて、バッテリー持ちも最長107時間となっていて軽量の割には優れたバッテリー性能です。

ロジクールの「PRO X SUPERLIGHT 2」や Razerの「DeathAdder V3 HyperSpeed」「Viper V2 Pro」などに近いコンセプトの製品だと思いますが、「ROG Keris II Ace」はBluetoothにも対応しているのが強みです。

ゲーミングデバイスだけでなく、他のモバイルデバイスでも共用で使いたいという人には嬉しい仕様です。

DeathAdder V3 HyperSpeed

参考価格

17,280円
(税込み)

おすすめ度 :★4.0

コスパ ★3.0 | 軽量さ ★4.75 | 価格 ★2.5 | 機能性 ★3.25

スペック表
メーカーRazer
接続有線 / 無線
ボタン数5
重量55g
センサーFocus X 26K オプティカル
カウント数(最大)26000dpi
スイッチRazer 第3世代オプティカル
(光学スイッチ)
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大100時間
その他ワイヤレスUSBドングルで他のHyperSpeed製品と一つにまとめて使える
サイズ64.8 x 41.3 x 122.2 mm

Razerの約55gの超軽量ワイヤレスゲーミングマウス「DeathAdder V3 HyperSpeed」です。最大の魅力はやはり、55gという軽量さです。

人気の主要メーカーの競合製品としてはロジクールの「PRO X SUPERLIGHT 2」が挙げられますが、そちらよりも安価なのも強みです。

USB A-Cのアダプターが付属しており、レシーバーを近くに置きつつ、使用USBポートが一つで済む地味にありがたい仕様も「PRO X SUPERLIGHT 2」と同様です(上記の画像参照)。

また、その軽量でもバッテリー持ちは最長100時間と短くないのも良いです。スイッチにも高耐久の光学スイッチ採用でチャタリグ対策もあります。

センサー性能は2万円以上のハイエンドマウスと比べるとわずかに劣るものの、正直このレベルならオーバースペックすぎてほとんどの人にとって実用性に差はないと思います。コスパ重視で軽量特化のワイヤレスマウスが欲しい人にはおすすめです。

Sora V2 Wireless

参考価格

15,980円
(税込み)

おすすめ度 :★4.0

コスパ ★3.25 | 軽量さ ★5.0 | 価格 ★2.75 | 機能性 ★3.25

スペック表
メーカーNinjutso
接続無線
ボタン数5
重量39g
センサーPAW3395
カウント数(最大)26000dpi
スイッチオムロン光学スイッチ
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大80時間
その他
サイズ59 x 37.3 x 119.2 mm

約39gという驚異的な軽さが魅力の小ぶりなワイヤレスゲーミングマウス「Sora V2 Wireless」です。とにかく軽さを求める人におすすめです。

センサーにはPixArtのPW3395採用で、スイッチはオムロン製の光学スイッチ採用です。大手メーカーの上位部品が採用されており、品質にもこだわりが見られます。

価格が約1.6万円(2025年7月時点)と高価なのがネックですが、このレベルの軽量ワイヤレスは非常に貴重ですし、大手メーカーの上位製品と比べるなら特別高価でもないので、とにかく軽さに特化したい人にはおすすめです。

PRO X SUPERLIGHT 2

参考価格

21,800円~
(税込み)

おすすめ度 :★3.75

コスパ ★3.0 | 軽量さ ★4.75 | 価格 ★2.25 | 機能性 ★3.25

スペック表
メーカーロジクール
接続有線 / 無線
ボタン数5
重量60g
センサーHERO 2
カウント数(最大)44000dpi
スイッチLIGHTFORCEハイブリッドスイッチ
(光学スイッチ)
Bluetooth×
バッテリータイプ内蔵
バッテリー持続時間最大95時間
その他
サイズ63.5 x 40 x 125 mm

最大44000DPIの超高精度センサーと約60gという軽量さが魅力のロジクールの超軽量ワイヤレスゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2」です。

バッテリー駆動時間が先代から大幅に伸びた最長95時間になった他、スイッチが光学スイッチになったことで耐久性が増しました。

センサーも最大44000DPIにまで対応できる「HERO 2」超高精度センサー採用で、軽量小型ワイヤレスながら中身は高品質です。ロジクールの最新の高性能軽量マウスが欲しい人向けのマウスです。

しかし、ネックは価格です。記事更新時点(2025年7月)では約2.2万円~となっており、高級マウスの中でも高い部類です。

この製品の最大の魅力は軽量さだと思いますが、昨今の軽量トレンドで軽量マウスの選択肢が増えており、60gのマウスも珍しくなくなっているので強みが薄れている印象です。

最大44000DPIの高精度センサーも凄いですが、正直オーバースペックすぎて恩恵を感じる人はほとんど居ないと思うので、こちらもコスパ的にはマイナスの方が大きいかなと思っています。

とはいえ、価格は高いものの超高精度センサーの軽量ワイヤレスマウスとして高品質なのは間違いないですし、まだ軽量マウスの選択肢が少なかった頃に「PRO X」の旧モデルを使っていた人は多いと思いますので、旧モデルを踏襲した形状の本製品で使用感を維持したい人には魅力的な製品だと思います。


ゲーミングマウス市場の雑感

光学スイッチが一気に普及してきました。バッテリー性能や重量も全体的に良くなってきている印象です。そのため、人気の最新製品はどれを選んでも価格以外での不満点が出る確率は大分減っていきそうな気がします。

また、60g以下の軽量でも安価なマウスが増えてきており、高めの価格設定をしていたロジクールやRazerなどの大手メーカーがどう対応するのかも気になるところです。

日本ではエレコムもかなり力を入れてゲーミング製品市場へ参入してきたので、今後の活躍に期待したいです。

センサー性能は多くの製品でオーバースペック感が否めない感じになってきていますし、特に大手メーカーは高価格製品の価格の納得性を得ることが難しくなってきている印象です。

また、実は前回更新から約1年も期間を空けてしまったのですが、思ったよりも有力製品の登場・入れ替えが少なかったです。

個人的な印象としてはゲーミングマウス市場の注目度は正直落ち気味です。キーボードのラピッドトリガー的な画期的な機能が発掘されればまた注目度が上がるかもしれませんが、マウスはキーボードよりも手を入れにくそうなので、軽量化とバッテリー寿命をほんの少しずつ上げていくくらいしか、性能向上は図るのは難しいのかなと思います。

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