HP公式ストアにて、「Core i7-12700K」+「RTX 3070」で約20万など、旧世代のパーツ採用のゲーミングデスクトップPCがお得な価格で販売されているので紹介です。恐らく最新世代のミドルレンジGPUの発売が近づいているため、在庫処分のための特価です。
HPアウトレットと96時間限定セールからの紹介です。本記事ではお得なゲーミングデスクトップPCに限っての紹介としていますが、他にもお得な商品が結構あるので、興味があれば確認してみてください。
それでは、以下からざっくりスペック等の紹介です。
OMEN 40L Gaming Desktop RTX 3070搭載
スペック表 | |||
価格(税込み) | 199,800円(250台限定) | ||
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CPU | Core i7-12700K 12コア20スレッド コア:8P+4E | ||
メモリ | DDR4-3733 16GB(8GBx2) HyperX XMP RGB | ||
GPU | GeForce RTX 3070 | ||
ストレージ | 1TB M.2 SSD (PCIe Gen4x4 NVMe) | ||
CPUクーラー | RGB120mm水冷 (Cooler Master製) | ||
無線機能 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 | ||
チップセット | Z690H | ||
電源 | 800W 80PLUS GOLD | ||
外部インターフェース ※規格等省略 | 天面:USB Type-Ax4 背面:USB Type-Ax4、USB Type-Cx2 | ||
OS | Windows 11 Pro | ||
購入ページ |
「Core i7-12700K」と「RTX 3070」を採用したゲーミングデスクトップPCです。CPUとGPUから見た価格はやや安めといった感じですが、高級機寄りの仕様のため、その他のパーツが一般的なコスパ重視機よりも基本ワンランク上のパーツで固められており、総合コスパが良いです。アウトレット品ですが、外箱キズありということで通常使用には問題ありません。250台限定と数は多く、記事執筆時点でも230台以上残っているので、ある程度検討に時間を掛けても大丈夫だと思います。
「Core i7-12700K」と「RTX 3070」は旧世代となったとはいえ、1080p / 1440pで100fps~144fps程度を基準とするなら十分な性能ですし、この価格なら安くてコスパが良いです。
ケースはサイドパネルが強化ガラスのシースルー仕様で内部が見えるようになっており、RGBライティングに対応したCPUクーラーとメモリが映えます。また、メモリもよくあるDDR4-3200ではなく、XMPのDDR4-3733のRGB仕様となっているため、一般的なコスパ重視のメモリよりも少し良いものです。
SSDもこの価格でPCIe Gen 4のものが1TB搭載されているのは良いです。マザーボードのチップセットは恐らくOEM限定の「Z690H」なので詳しい仕様はわかりませんが、恐らくはZ690の派生品なので上位チップセットと思われます。
電源も800W GOLDなので十分ですし、Wi-FiおよびBluetoothに標準対応しているのも嬉しいです。また、地味にOSがWindows 11 Proなのも一応プラスです。
CPUクーラーが120mm水冷という点だけは「Core i7-12700K」に使うクーラーとしては及第点レベルかなと思いますが、その他は価格を考えれば全てワンランク上の仕様となっているので、総合コスパは非常に優れています。
CPUとGPUから見た価格だけならこの後紹介する製品の方が少し良いと思いますが、総合的にはこのOMEN 40Lが個人的には一番おすすめです。
HP ENVY TE02 ハイパフォーマンスモデル
スペック表 | |||
価格(税込み) | 162,751円 ※2023/4/20まで | ||
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CPU | Core i7-12700K 12コア20スレッド コア:8P+4E | ||
メモリ | DDR4-3200 32GB(16GBx2) | ||
GPU | GeForce RTX 3060 Ti | ||
ストレージ | 1TB M.2 SSD (PCIe Gen4x4 NVMe) | ||
CPUクーラー | 3ヒートパイプ空冷クーラー | ||
無線機能 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 | ||
チップセット | Z690H | ||
電源 | 600W 80PLUS GOLD | ||
外部インターフェース ※規格等省略 | 天面:USB Type-Ax3、USB Type-Cx1 背面:USB Type-Ax4、USB Type-Cx1 | ||
OS | Windows 11 Pro | ||
購入ページ |
HPのENVYというクリエイター向けのゲーミングデスクトップPCです。4月20日までの96時間限定タイムセールでのクーポン利用でお得です。
「Core i7-12700K」+「RTX 3060 Ti」で約162,751円という安さながら、メモリを32GB搭載し、チップセットもOEM限定ながら恐らく上位チップセットのZ690H採用で、SSDもGen 4のものが1TBという、安価なのに局所に高品質パーツが採用されているのが魅力です。最新世代のGPUが気になるところですが、価格が落ち着くまで時間が掛かると思われ、このレベルの安価さでお得なモデルが買えるようになるのはまだ結構先になると思うので、今出来るだけ安くゲーミングコスパが良いPCが欲しい人には魅力的な一台だと思います。
ただし、いくつか気になる点もあるのでそこは注意です。
一番気になるのは排熱面です。ケースの天面と底面はメッシュ仕様で広く通気できるようになっており、熱はこもりにくい仕様とはなっているものの、ケースは幅が狭いスリムタワーなのでやや窮屈で、ケースファンも前面下部に12cmファンが1基、背面に恐らく92mmファンが1基あるだけなので、グラボ搭載機としては本当に最低限のエアフローです。また、前面ファンは下部にあるため、グラボやCPU付近に直接風を送らない形になるのも気になります。
CPUクーラーも空冷クーラー採用で恐らく12cmファン1基のものなので、「Core i7-12700K」に使うものとしては最低限で、やや力不足感があるのも注意です。
排熱面ほどではないですが、電源が600W GOLDとなっているのも「Core i7-12700K」+「RTX 3060 Ti」搭載機としてはぎりぎり及第点レベルかなと思います。
やや気になる点はあるものの、「Core i7-12700K」+「RTX 3060 Ti」で16万円台前半でメモリ32GB、SSD 1TBというのはコスパは非常に優れているので魅力的です。
長期利用や安定性を考えた上での総合コスパは上述のOMEN 40Lの方が正直良くておすすめですが、
OMEN 25L(インテル)ハイパフォーマンスプラスモデル
スペック表 | |||
価格(税込み) | 159,800円 ※2023/4/20まで | ||
---|---|---|---|
CPU | Core i7-12700F 12コア20スレッド コア:8P+4E | ||
メモリ | DDR4-3200 16GB(8GBx2) XMP対応 | ||
GPU | GeForce RTX 3060 Ti | ||
ストレージ | 1TB M.2 SSD (PCIe Gen4x4 NVMe) | ||
CPUクーラー | RGB空冷クーラー 2ヒートパイプ | ||
無線機能 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) Bluetooth 5.0 | ||
チップセット | ADL H670 | ||
電源 | 500W 80PLUS BRONZE | ||
外部インターフェース ※規格等省略 | 天面:USB Type-Ax2 背面:USB Type-Ax4、USB Type-Cx2 | ||
OS | Windows 11 Pro | ||
購入ページ | HP公式【96時間限定タームセール】 |
「Core i7-12700F」+「RTX 3060 Ti」で約16万円と安価でコスパが良いのが魅力のゲーミングデスクトップです。4月20日までの96時間限定タイムセールでのクーポン利用でお得です。幅が狭いスリムタワー採用のPCです。
約16万円という安さから処理性能コスパが優れている他、ケースはサイドがガラスで内部が見える仕様になっており、RGB対応のCPUクーラーやメモリを見ることができる、安いながら見た目にも配慮したPCです。
ただし、排熱面と電源が弱い点には注意が必要です。
CPUクーラーには、恐らく12cmファン1基の空冷クーラーが採用されています。「Core i7-12700F」に使うには最低限レベルの仕様なので、フル稼働させるには不安があります。
また、空冷クーラー使用時にはケースの排熱性も重要ですが、そちらもやや不安があります。ケースは幅狭くて窮屈なタイプな上、ケースファンは小型のものが前面下部に1基、背面に1基と最低限です。前面ファンが下部で、グラボやCPUに直接風を送らないのも気になりますし、総合的に冷却面は怪しめです。ケースの上部と底面は通気口が大きく設けられているため、熱はこもりにくい仕様とはなっていますが、ガンガン高負荷で使いたい場合には注意が必要だと思います。
そして、冷却面以上に気になるのが電源です。「Core i7-12700F」+「RTX 3060 Ti」で500W BRONZEはさすがに少ないです。BRONZEなら最低でも650Wは欲しいところです。実際にはCPUとGPUの双方をフル稼働するケースはほとんど無いと思うので、トラブルに発展する可能性は低いとは思うものの、怖さは残ります。
もしかしたら標準で電力を制限する仕様が組み込まれている可能性もあり、それなら冷却面の弱さも理解できますが、それはそれで性能が失われている訳なので良くはないですし、やはり気になるところです。
安定性や長期利用を見据えることを考慮すると、総合コスパは上述のOMEN 40Lの方が正直良くておすすめですが、CPUとGPUから見た価格は非常に安く、この安さでサイドパネルがガラスでRGBライティング仕様のPCは非常に珍しいので、見た目も重視した安いゲーミングPCが欲しい場合には魅力的な製品だと思います。