この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
2025年版の主要なBTOパソコンショップ・メーカーの一覧です。ゲーミングPC(デスクトップ)購入目線で載せています。
ざっくり評価まとめ
まずは、各ショップの一覧と個人的な評価まとめです。あくまで主観なので、参考までにご覧いただければと思います。コスパに関しては時期によって大きく変わる可能性があります。
また、サポートは個人での評価が難しいのであまり参考にならないと思います。一応客観的に見て良さそうなところは反映しています。
ショップ名 | 評価ポイント | 安さ | コスパ | カスタ マイズ | サイト 見易さ | 保証・サポ ※参考まで |
---|---|---|---|---|---|---|
ドスパラ | 言わずと知れた大手ショップ。安定したコスパ。 GALLERIAタワーケースが14cmファン搭載、 Lightning-Gは12cmファン5基標準など、 優れたエアフローで見た目も良い。 | ★4.25 | ★4.25 | ★2.75 | ★4.5 | ? |
パソコン工房 | 高コスパの大手。全体的に安い。 ドスパラと並ぶコスパ重視の安定ショップ。 たまにやる還元キャンペーンがお得。 | ★4.25 | ★4.25 | ★2.75 | ★4.25 | ? |
TSUKUMO (ツクモ) | 高コスパの大手。標準電源がCWT製で嬉しい。 SSDも標準で質の良いものを採用している印象。 OSが全製品OEMでなくDSP版なのも〇。 サポートの評判も比較的良い。 標準ケースのケースファンが弱め。 | ★4.25 | ★4.25 | ★2.75 | ★4.25 | 〇 |
FRONTIER | 常時開催のセール品がとにかく安い。 コスパ重視なら必見のショップ。 電源は日本製コンデンサ仕様がほとんどなのも良し。 | ★4.5 | ★4.5 | ★2.75 | ★4.0 | 〇 |
マウス コンピューター | 平均コスパは他大手よりは劣る印象だけど、 標準保証が3年と長い。 専用リンク経由のシークレットモデルは良コスパな他、 2023年に新登場したNEXT GEARは全体的に良コスパ。 セール商品も狙い目。 | ★4.0 | ★4.0 | ★2.75 | ★4.0 | ◎ |
サイコム | カスタマイズ性の高いショップ。価格は高め。 パーツ毎の値下げキャンペーンが多いので、 それらを有効活用したい。 サポートに定評があり、水冷にも力を入れている。 | ★3.5 | ★3.25 | ★4.5 | ★4.25 | ◎ |
パソコンSHOP アーク(ark) | カスタマイズ性やや高めのショップ。 毎週開催のウィークリーセールを筆頭に、 セール品が狙い目。 他BTOよりもケースの種類が豊富。 | ★3.75 | ★3.75 | ★3.75 | ★4.25 | ? |
ストーム | 隠れた?高コスパショップ。 見た目の良い市販ケースを積極的に採用するので、 大手のケースの見た目が嫌な人には嬉しいかも。 白統一PCなども良コスパで販売。 ゲーミングPCは全てGold電源(2025年5月時点)。 ただし、カスタマイズ性は低く、 人気商品はやや在庫切れが目立つ。 | ★4.0 | ★4.25 | ★2.5 | ★3.5 | ? |
PCワンズ | フルカスタマイズが基本で、桁外れの自由度が魅力。 コスパは市場価格にもよるが、ハイエンドなら大体割安。 一応組み立て代行という形になるので、 パーツ毎の保証や購入キャンペーンも受けれる。 他BTOでカスタマイズてんこ盛りにするよりも、 PCワンズでフルカスタマイズした方が基本良い。 | ★3.75 | ★4.0 | ★5.0 | ★3.5 | ◎ |
テイクワン | ほぼフルカスタマイズに近い上級者向けのショップ サイトデザインがシンプル過ぎる感が否めない。 以前はやや高価な印象だったが、今では割と悪くない。 構成や市場次第では大手よりコスパ良い可能性も十分ある。 OSは初期では無しとなっているので注意。 | ★3.75 | ★4.0 | ★5.0 | ★2.5 | ? |
HP | 海外大手メーカー。実質BTOではないけど、 レノボとDELL載せるなら載せておくことに。 週末限定セール、アウトレット、タイムセール などのセール対象となったときには凄く安い。 新品PCでは無類のコスパとなることも多い。 電源容量は全体的に少なめの印象で、 ケースは総じてやや小さめで、排熱も少し不安。 | ★4.25 | ★4.25 | 無し | ★3.75 | ? |
Lenovo(レノボ) | 海外大手メーカー。 価格にばらつきがあるけど、安いものはかなり高コスパ。 良コスパ機は国内大手に負けないレベル。 カスタマイズ性は低いけど、思ったより安い。 ケースファンや電源が標準では不十分な ことが多いので要チェック。 | ★4.0 | ★4.25 | ★2.5 | ★3.75 | ? |
パソコンショップ SEVEN | 日替わりセールとウィークリーセールが狙い目。 セール品のコスパは悪くないけど、通常価格は高め。 価格.com限定モデルもある。 | ★3.5 | ★3.5 | ★4.25 | ★4.25 | ? |
アプライドネット | PCパーツショップのBTO。 コスパは悪くないし、たまに凄く安いものも。 パーツの細かい仕様とかは見れないけど、 カスタマイズ価格は比較的安い。 | ★4.0 | ★4.0 | ★2.75 | ★3.5 | ? |
駿河屋 | 2023年に「駿河屋オリジナルPC」という名称で、 安さ重視の高コスパゲーミングPCの販売を開始した。 初登場時は非常に安かったが、その後はやや落ち付いた価格に。 それでも大手BTOと比べても十分安く魅力的。 販売実績が少ないのが懸念点。 BTOだが、カスタマイズは別の「オリジナルPCオプション」 という商品を検索して探して同時に購入する必要があるという、 非常に面倒なシステム。元々PCショップではないので仕方ないが、 せめて商品ページにリンクを並べるくらいはして欲しかった。 OS無しモデルもあるので注意。 | ★4.25 | ★4.25 | ★2.25 | ★2.5 | ? |
DELL | 海外大手メーカー。 ゲーミングモデルの基本価格は高め。 カスタマイズ価格も高い。 XPSモデルの方がコスパが良いのが基本。 電源や排熱に不安な機種が多い印象。 | ★3.0 | ★2.75 | ★2.5 | ★3.5 | ? |
BTOパソコンショップ一覧
主要なBTOパソコンショップをそれぞれ紹介しています。各評価等についてはなるべく客観的な目線を意識していますが、あくまで主観なのでご了承くださいませ。オススメ度についてはコスパを重視しています。また、下記にショップリンクだけをまとめて載せておきます(別タブで開きます)。
BTOショップリンク一覧 | |||
---|---|---|---|
ドスパラ | マウスコンピューター | TSUKUMO(ツクモ) | パソコン工房 |
FRONTIER(フロンティア) | ストーム(STORM) | アーク(ark) | @Sycom(サイコム) |
パソコンショップSEVEN | PCワンズ(フルカスタマイズ) | テイクワン | アプライド |
Lenovo(レノボ) | HP | DELL | 駿河屋 |
ドスパラは、国内でも特に知名度の高い大手ショップです。
コスパは常に相場平均以上を維持している印象があるため、お得なショップや製品を探すのが面倒な人にはうってつけといえるショップです。
ゲーミングPCでは「GALLERIA」と呼ばれるゲーミングブランドを展開しています。2025年5月時点では、デスクトップPCのケースファンに14cmの大きめのファンが標準採用されており、優れたエアフローとなっているのが魅力です。
更に、2024年にはグラフィックボードを搭載で低価格&コスパ重視の新たなモデル「Lightning-G」が追加されました。
12cmのケースファンを5基も標準採用したエアフロー重視仕様となっており、低価格では妥協されることの多い冷却面が十分というのが魅力です。ケースは追加費用無しでホワイトモデルも選べます。
カスタマイズに関しては、最低限という感じです。価格は全体的にやや割高で、項目数は最低限です。主要パーツは大体揃っているので困る事は少ないかと思いますが、カスタマイズ性はやや低めと考えた方が良いです。
サポートの評判は悪評がやや目立つ印象です。大手のサポートの評判はあまりアテにならないのが基本ですが、それを考慮してもやや悪評が目立つ気がします。非常に多い客数をしっかりと捌き切れていない感があります。ただし、電話は年中無休で対応しているので、連絡自体がつかないという事は無いかと思います。
余談ですが、ドスパラはPCパーツショップとしても大手で、比較的安いです。特にCPUクーラーやメモリなどは、カスタマイズするよりもパーツを別途購入し増設した方が安い場合もありますので、そちらも検討してみると良いかもしれません。
パソコン工房は、国内で知名度の高い大手ショップの一つです。
全体的にコスパが良いながら、様々なライティング色や幅広い構成の製品が揃えられているのが魅力です。ドスパラと並び、ゲーミングPCの相場を知りたいならとりあえず覗くことをおすすめできるショップです。
2025年5月時点のパソコン工房で特に魅力的なのは、「LEVEL Θ」です。
LEVELΘは安さとコスパを重視したゲーミングモデルですが、見た目も非常に重視されているのが嬉しいです。ホワイトモデルは内部までちゃんと白いですし、ライティング色も多数から選ぶことができます。また、ピラーレスケースも選べます。
安さ重視だけど見た目もあまり妥協したくないという人にとっては非常に嬉しいと思います。
また、2025年にはクリエイターモデルのSENSEの標準ケースも刷新され、14cmファンを標準採用したエアフロー重視モデルとなりました。
ゲーミングモデルと違ってガラスサイドパネルやライティングには対応しませんが、価格が若干安くなっており、幅広いニーズへと応えられるように意識しているのがよくわかるショップです。
カスタマイズは最低限という感じです。価格もやや高めなので、基本的には標準構成での注文になると思います(2025年5月時点)。
サポートについては、まず初期不良の対応期間が2週間と短めなので、その点は気にしておいた方が良いかと思います。大手なので評判はあまりアテにならないですし、情報があまりなかったので判断が難しいです。ただ、電話の問い合わせは24時間年中無休で対応しているため、繋がらないということが無さそうなのは良いです。
余談ですが、パソコン工房はPCパーツショップとしても大手で、比較的安いです。特にCPUクーラーやメモリなどは、カスタマイズするよりもパーツを別途購入し増設した方が安い場合もありますし結構簡単なので、そちらも検討してみると良いかもしれません。
TSUKUMO(ツクモ)は、国内で知名度の高い大手ショップの一つです。大手の中では比較的サポートの評判が良いため、欠点が少なく利用し易いショップだと思います。
TSUKUMOはゲーミングブランド「G-GEAR」を展開しています。
比較的安価なPCでも、電源には品質の定評のあるCWT製のものが標準採用されているのが嬉しい他、SSDは速度が明記されていることが基本で、標準でも品質が良いものが採用されている印象です。長期利用において特に重要な電源とSSDの質が高めなのは好印象です。
更に、TSUKUMOは即納モデルを多数用意しており、コスパが良い傾向があります。カスタマイズは出来ないものの、SSDと電源は総じて初期構成で十分なものが採用されている印象ですし、コスパ重視ならまずそちらをチェックしてみると良いかもしれません。
また、大手ショップにしては珍しく、Windowsのライセンスが基本がOEMではなくDSP版採用となっている点でも少し優位性があります(2025年5月時点)。
カスタマイズは主要パーツのみの最低限という感じです。価格は平均的ですし、主要パーツは大体揃っているので困る事は少ないかと思いますが、カスタマイズ性はやや低めと考えた方が良いです。ただ、全体的に標準で高品質パーツを採用しているので、他ショップよりも必要性は感じにくいと思います。
TSUKUMOで気になるのは、PCケースです。全体的にややケースファンが少なめでエアフローに少し不安がある印象です。たとえば、2025年時点で恐らく最も採用製品の多い「G-GEAR プレミアムミドルタワーケース (66JD)」では、標準で12cmファンが前面と背面に1基ずつとなっており、高消費電力のグラボや空冷CPUクーラーを採用する際には少し不安があります。
また、ケースは見た目も他の大手BTOと比べると地味な印象です。
他の大手BTOではサイドパネルが透明なタイプも一般的で、アクセントとして赤や青などの色が取り入れられていたりしますが、TSUKUMOでは基本ケースのほとんどがサイドパネルが透けないタイプです。
一部見た目重視モデルもありますし、メーカーコラボPCなども見た目が良かったりするので、光らせることも不可能ではないものの、全体的に見ると他社よりも見た目重視の選択肢が少ないとは思います。
フロンティアは格安セール品が魅力のショップです。
毎週恒例のセールの他に、おおよそ1ヶ月程度で更新される毎月セールがあり、そのセール品のコスパが非常に良いです。
コスパはBTOパソコンショップで1位といっても過言ではないと思います。SNSや掲示板等で「安すぎるけど大丈夫か?」という質問もたまに見掛けるレベルです。
セール前提とはいえ、常時開催な上に対象商品数も多いので、利用しづらさはあまり感じないです。むしろ、今安い商品が見易く並べられているのが初級者にとっては分かり易いのではないかと思います。
また、安いながらケースはトレンドやニーズに合わせて変更されることも多く、見た目も良いと思います。2025年5月時点では、ホワイトケースを積極的に採用しています。
更に、電源には高品質な日本製のコンデンサ仕様のものをほとんどの製品で採用しており、容量も十分な量が確保されている印象なのも嬉しいです。
基本コスパ重視ショップなので、カスタマイズは主要パーツのみの最低限という感じです。主要パーツは大体揃っているので困る事は少ないかと思いますが、カスタマイズ性はやや低めと考えた方が良いです。
サポートに関して、電話対応が10時~19時と日中に限られるため、日中に時間を取ることが難しい人は注意が必要かもしれません。
マウスコンピューターは国内で知名度の高いショップの一つです。
マウスコンピューターの大きな魅力は標準保証が3年と長い点です。他メーカーでは1年が多いので明らかに長いです。2~3年目の保証が役立つケースはあまり多くは無いと思うものの、安心感はあります。
しかし、その代わりなのか、他のコスパ重視の大手ショップよりは価格が少し高めの印象です。
ですが、専用リンクのシークレットモデル(上述のリンク)や、2023年に登場した「NEXT GEAR」というコスパ重視のミニタワーモデルに関してはコスパは全体的に悪くないです。コスパ重視で選びたいならその辺りかセール品を選ぶのがおすすめです。
カスタマイズは主要パーツのみの最低限という感じです。主要パーツは大体揃っているので困る事は少ないかと思いますが、カスタマイズ性はやや低めと考えた方が良いです。
また、電話の問い合わせは、購入者は24時間年中無休で対応しています。LINEまで取り入れており、問い合わせはいつでも気軽にする事ができます。対応自体については悪評も見掛けられますが、利用客も多い大手なので頻発しているかは不明です。
@Sycom(サイコム)は、サポートの評判が良くカスタマイズ性の高いBTOパソコンショップです。
好みのモデル(主にケースで選択)を選び、そこからパーツを選択していくという、ほぼカスタマイズ前提のショップです。
そのため、上級者向けに見えると思いますが、実はPC初心者でも使い易いようなショップになっています。カスタマイズ画面から各パーツの商品説明をすぐに見ることができる他、電源容量が足りなかったり規格的に合わないパーツを選択した際には注意のダイアログが表示されます。
購入前も後もサポートを受けることができ、評判も良いので、初心者には嬉しい要素のつまったショップとなっています。
その代わり、大手BTOショップよりコスパは悪めです。たまにパーツ毎に大幅値引きキャンペーンをやったりしているので、それらを有効活用できると良いです。
また、サイコムは水冷クーラーを推していることも特徴の一つです。その力の入れ具合は、サイコムオリジナルの水冷クーラーシステムまで開発しているほどです。CPUだけでなくGPUも水冷モデルもあり、大手BTOショップではあまり見ないこだわりの超ハイエンドPCなども購入できるのも魅力です。
価格の高さはやはり気になりますが、初心者から上級者まで対応範囲の広いBTOパソコンショップです。
パソコンSHOPアーク(ark)はカスタマイズ性が高めのBTOパソコンショップです。ケースに市販品を利用しており種類が豊富なのも特徴です。単体のPCパーツショップでもあり、価格は比較的安いです。
コスパ重視の大手と比べると性能コスパはやや劣る印象ですが、セール品が多数の常時開催セールに加え、毎週開催のウィークリーセールがあり、該当商品のコスパは比較的良いので、基本はその中から選ぶのがおすすめです。
カスタマイズ性は大手と比べれば比較的高いですし、価格も項目によっては安めです。セール品ならコスパも大手と比べてさほど悪くないので、状況によってはお得だと思います。
カスタマイズではダウングレードで安くできる可能性がある点は覚えておくと良いかもしれません。たとえば、CPUを省電力モデルにする(K付きをK無しにする)、SSDをPCIe 4.0から3.0にするなどのダウングレードは、コスパ重視なら覚えておいて損は無いかなと思います。用途によってはほとんど変わらない実用性で費用を抑えることができます。
サイトの見た目は、明るめの配色でフラットな仕上がりで(2025年5月時点)、個人的には見易いと思います。カスタマイズ画面では選択パーツの詳細を同時に確認できるのも良いです。
少し残念なのは保証期間です。初期不良の期間が14日(申告は10日以内)と短いので、届いてすぐに不良が無いか確認することを怠らない様にする必要があります。
また、基本のショップ保証も6ヶ月間となっており、他ショップより短めです。サポートも正直悪評の方が目立つ印象もありますし、そこは留意しておいた方が良いかもしれません。
ストームは見た目の良さとコスパを両立できるのが嬉しいショップです。
知名度こそあまり高くはないと思いますが、コスパ重視製品の標準構成でもケースと電源は高品質で価格の高いものが採用されているのが基本となっており、隠れた良コスパショップだと思います。
ストームの魅力はやはり見た目です。2025年5月現在では白統一PCのピラーレスケース製品が中心となっています。白統一のようなコンセプトPCは大体少し割高な傾向がある中、普通にコスパも悪くないです。見た目にもこだわった美しい見た目のPCをコスパ良く導入したい場合には非常に魅力的なショップだと思います。
カスタマイズは選べる項目はかなり少ないものの、カスタマイズ価格は平均よりやや安い印象です。
気になる点としては、初期不良の対応期間が短い点には注意が必要です。届いてすぐに動作確認をするのを怠らない様にする必要があります。
また、人気構成やケースの商品は在庫切れが目立つ上に納期がやや遅めなのも、すぐに手元に届いて欲しい場合にはデメリットとなるかもしれません。
PCワンズは、ほぼフルカスタマイズ専門(自作一式購入および組み立て代行)のショップです。圧倒的なカスタマイズ性の高さが魅力です。
フルカスタマイズPCの仕組みとしては、PCパーツショップでもあるPCワンズから、自作PCに必要なパーツを全て選び、組み立てを代行してもらうという形になっています。選んだパーツ構成に問題が無いかは確認してくれるので、初心者でも安心です。
価格は「部品代合計 + 組み立てセットアップ料金」と一律です。そのため、価格が高くなるほど割安で、安くなるほど割高となる傾向があります。
また、メモリやSSDの増量はBTOのカスタマイズだと割高な印象ですが、PCワンズでは単にパーツ料金だけで良いのでコスパが悪化しないのは大きなメリットだと思います。
「64GBメモリ + 2TB SSD」以上くらいの大容量かつアッパーミドル以上くらいの高性能なPCを検討するのであれば特におすすめできると思います。
サポートの評判は比較的良いです。フルカスタマイズPCを日常的に組み立てているという事もあり、正確かつ有益なアドバイスを得られる可能性も高いのでかなり安心感があります。
フルカスタマイズということで上級者向け感は強いですが、パーツの組み合わせや相性などは専門の方のアドバイスも得られるので初心者でも意外と利用しやすいと思う、おすすめのショップです。
テイクワンはカスタマイズ性の高さが特徴のBTOパソコンショップです。take oneのローマ字読みで「タケオネ」と呼ばれたりもします。
PCワンズなどと異なりパーツショップとしては運営していないのですが、選べるパーツの種類が非常に豊富です。様々な構成に対応する事が可能です。ケースもコスパが良く人気のものが積極的に採用されているのも嬉しいです。
コスパは基本的には大手BTOと比べるとやはりやや悪めの印象ではありますが、非常に豊富なパーツから選ぶことができるので、コスパの良いパーツで固めれば思ったよりも悪くないことも多いです。構成次第ですが、こだわりたい部分がある場合には試算してみると良いかも的なショップです。
気になる点としては、サイトのレイアウトとデザインがシンプルすぎて使いにくい感が否めないことがあります。
しかも、カスタマイズが基本なのに、パーツ選択画面から各パーツの細かい仕様などを確認することができないため、自分で調べる必要があります。その上で全体のパーツ構成を自分でしっかり考える必要があるため、上級者向けのショップと言えます。
そのため、購入する人が基本PC上級者だと思われ、初期不良以外のサポートが必要無いケースが多いせいか、サポートについては情報がほぼありません。
また、標準だとOSが無しになっている点にも注意が必要です(2025年5月時点)。
HPは本社をアメリカに置く、世界でも大手のPCメーカーです。コスパの良いPCを多数販売しています。
カスタマイズは基本できない(カスタマイズ画面はあるけど、ほぼOffice等のオプション選択のみ)ため、実はBTOではないですが、ゲーミングデスクトップはコスパの良さから日本でも人気が高いので載せています。
PCはセール対象となった場合に非常に安価になります。セール頻度も高いので、そのコスパを基本として計算しても良いレベルとなっており、高コスパゲーミングPCとしては魅力的な選択です。
セール状況によっては相場よりも非常に安く、国内の大手BTOの高コスパ機にも劣らないPCを販売していることも珍しくはないです。
しかも、その安さながら各パーツ品質は高めな印象があるのも良いです。マザーボードがWi-FiやBluetoothに対応していたり、CPUクーラーやケースファンがARGB対応だったり、SSDが2TBだったりなど、地味に嬉しい特典があることが多いです。
このレベルの大企業だとサポートの評判も判断しにくいですが、やはり海外の方が対応されることも多いことが想定されるため、国内ショップよりは下の評価になる可能性が高いと思います。PCやパーツの保管も基本海外なので、対応にもやや時間が掛かることが想定されると思います。
レノボは中国(北京)に本社を置く世界でも大手のPCメーカーです。デスクトップよりもノートPCで有名なメーカーだと思います。
本社は中国ですが、オペレーションセンターはアメリカとシンガポールがメインとなる他、日本でもPC部門はNECと事業統合されていたりなど、中国企業っぽさは他メーカーよりは薄い印象で、グローバルな印象を受けます。
PCゲームが流行して以降はゲーミングPCにも力を入れており、「Legion」ゲーミングブランドで販売しています。
コスパは製品によってバラつきがある印象ですが、高コスパ機は日本の大手ショップにも劣らないことも多いです。また、基本どの製品でもWi-FiおよびBluetoothに標準対応しているので、無線機能が欲しい場合にはお得度がちょっと増すと思います。ただし、大手BTOショップと比べると製品数はやはり少なめで選択肢は少ないです。
また、カスタマイズは基本的に項目も少なく価格が高めですが、製品によっては凄く安い部分があったりすることが散見されるので、一応見ておくと良いかもです。
このレベルの大企業だとサポートの評判も判断しにくいですが、海外の方が対応されることも多いことが想定されるので、意思の疎通で難が出る可能性は国内ショップよりは高めです。PCやパーツの保管も基本海外なので、対応にもやや時間が掛かることが想定されると思います。
パソコンショップSEVENは、毎日開催の日替わりセールと毎週開催のウィークリーセールが狙い目のBTOパソコンショップです。
セール品以外は、大手ショップと比べると大分高めの印象なので、出来ればセール品から選んだ方が良いと思います。
頻繁に入れ替わるセール品限定ということで、利用しにくい印象もあると思いますが、日替わりとウィークリーの両方のセール品を合わせると結構な数になるので、目当ての構成がある可能性も高くはなっていると思います。
とはいえ、目当ての構成が安くなるまでこまめに確認するのが手間なのも事実なので、総合的にはやはり少し利用しづらい印象もあるショップです。
カスタマイズは選べる種類は比較的豊富で、商品説明もカスタマイズ画面からそのまま確認できるため分かり易いです。価格は割高なものもありますが、大手と比べると総合的には良いと思います。
総評として、セール前提ショップなのでやや利用し辛い印象ですが、コスパが良くてカスタマイズ性も高いショップは貴重なので、セール品次第では大手よりもお得になる可能性のある魅力があります。
アプライドネットは特価品のコスパの良さが魅力のBTOパソコンショップです。たまに物凄く安くてコスパが良い製品が出ることがあり、それが狙い目かつ魅力です。
また、見た目重視ケースの採用も多いので、見た目が良くコスパも良い製品が欲しい場合にはちょくちょく見てみるのも良いかもしれません。ただし、採用構成やケースは固定されておらず、販売も不定期なので注意。
カスタマイズ価格は安めで、特にSSDは安価なので気軽にカスタマイズできると思います。ただし、カスタマイズパーツの詳細が見れないのでその点に注意が必要です。シンプルな表記は初心者には分かりやすいかもしれませんが、こだわりたい人には気になると思います。
その他のやや気になる点としては、サイトが目当ての商品を探し辛い印象なのと、初期不良期間が到着から7日以内の連絡と短い点です。通常の1年保証に加え3年のセンドバッグ保証があるので総合的に見れば悪くはないですが、届いてすぐ動作を確認する必要がある点は留意しておく必要があります。
駿河屋は2023年にゲーミングPCの販売を開始したという、新しく参入したショップです。
安さ重視の高コスパPCを重点的に販売しており、安い商品でもほとんどが32GBメモリ・1TB SSDが標準となっているのは良い点です。
価格はPC販売開始当初は非常に安かったですが、2025年現在では平均的な価格に落ち着いています。
気になる点としては、商品を探しづらい点がまずあります。駿河屋はPC関連以外の製品も多数扱っているため、「駿河屋オリジナルPC」をカテゴリから探して選択しないと、PCの商品のみを表示することができません。
ブックマーク等をしておけば問題ないですが、大手ショップと比べると製品数は少ないですし、常に凄く安いという訳でもないので、使い勝手はやや悪めの印象です。
また、カスタマイズに関してもシステムが面倒です。「オリジナルPCオプション」と称される別商品ページがあるので、そこでカスタマイズしたいパーツのオプション商品を同時にカートに入れて購入する必要があります。
DELLは本社をアメリカにおく大手BTOパソコンショップです。
一応BTOパソコンショップですが、カスマイズ性は低く、価格も割高なことが多いので、基本構成のままでの購入が基本のショップになると思います。
ゲーミングデスクトップの製品数は少なく、独創的なデザインが特徴です。ただし、昔はもっと凄いデザインだったので、2025年現在では割とカジュアルになりました。
価格が基本高いので、正直選択肢に入ることは少ないですが、たまに安くなるときがあります。
このレベルの大企業だとサポートの評判も判断しにくいですが、やはり海外の方が対応されることも多いことが想定されるため、国内ショップよりは下の評価になる可能性が高いと思います。PCやパーツの保管も基本海外なので、対応にもやや時間が掛かることが想定されると思います。
また、その他のサポートについては初期不良以外は基本的に有料です。どちらかというと法人向けの印象もあるDELLで、日本のメーカーでない事もあるので、サポート面はあまり期待しない方が良いかもしれません。
備考:Windowsのライセンス(標準選択)
標準選択のWindowsのライセンスがショップや製品によって異なります。ショップ購入品はほぼOEM版かDSP版の二択となっており、どちらも制限のあるライセンスですが、DSP版の方がやや自由度が高いです。パーツ変更などを視野に入れている方は考慮しておくと良いかもしれません。
ゲーミングモデルが対象で、2025年5月27日のサイト巡回時の情報です。同ショップでも製品によって違う場合もあるので注意。ノートPCや小型PC等では基本OEMです(パーツ交換とか基本できないので当然だけど)。
ショップ | ライセンス |
---|---|
ドスパラ | OEM |
マウスコンピューター | OEM or DSP(超高額品) |
ツクモ | DSP |
パソコン工房 | OEM or DSP |
フロンティア | OEM |
サイコム | DSP |
テイクワン | 無し |
HP | OEM |
Lenovo | OEM |
DELL | OEM |
それでは、記事は以上になります。ご覧いただきありがとうございました。