2023年に注目されたスマホ用のSoC(CPU)を振り返り解説

2023年に注目されたスマホ用のSoC(CPU)を振り返り解説

2023年に注目されたスマホに搭載されていたSoC(CPU)について、性能などを比較しつつ振り返っていきたいと思います。

2022年~2023年前半にかけては、性能向上も小さめな上に、動きが少なくて面白味のない市場だったかなと思っています。しかし、2023年後半は新たなSoC搭載スマホが続々と登場して、2024年に向けて期待を込めれる感じになったと思います。2023年の終わりという節目でもありますし、2024年に期待される性能と、既存スマホ性能との差を測るタイミングとしては個人的にも整理したいな思ったので、記事としてもざっくりとまとめてみることにしました。

ラインナップと簡易比較表

本記事で振り返るSoCの簡易比較表です。SoC名を押すと記事内の紹介部へとスクロールします。評価はあくまで主観なので、一つの意見として捉えて貰えると助かります。

SoC
(搭載端末例)
総合評価CPU性能GPU性能価格プロセスコア/
スレッド
GPUGeekbench 5GPUスコア※1高負荷時
消費電力※2
マルチコアシングル
マルチコアシングル
Apple A17 Pro
iPhone 15 Pro
4.25
4.75
5.0
4.75
1.25
TSMC 3nm6/6A17 Pro GPU
5868
2140139
Apple A16
iPhone 15 無印
4.25
4.75
4.75
4.75
1.75
TSMC 4nm6/6A16 GPU
5468
18821333.9W
Snapdragon 8 Gen 2
Zenfone 10
4.25
4.5
4.5
4.75
1.75
TSMC 4nm8/8Adreno 740
5090
14891455.1W
Apple A15
iPhone 13/14
4.0
4.5
4.75
4.25
2.0
TSMC 5nm6/6A15 GPU 5コア
A15 GPU 4コア
4755
1723112
104
4.8W
Snapdragon 8+ Gen 1
Xiaomi 12T Pro
4.0
4.25
4.25
4.0
2.25
TSMC 4nm8/8Adreno 730
4171
13171035.1W
Snapdragon 8 Gen 1
Galaxy S22
3.5
4.0
4.25
4.0
2.75
Samsung 4nm8/8Adreno 730
3775
12401036.5W
Google Tensor G3
Google Pixel 8
4.0
4.0
4.25
4.0
2.0
Samsung 4nm9/9Mali-G715 MP7?
3510
126798.55.1W
Dimensity 8020
motorola edge 40
4.25
4.0
3.75
3.5
3.0
TSMC 6nm8/8Mali-G77 MP9
3310
83552.74.5W
Google Tensor G2
Google Pixel 7
4.0
4.0
4.0
3.5
2.75
Samsung 5nm8/8Mali-G710 MP7
3243
104967.35.6W
Snapdragon 778 5G
OPPO Reno10 Pro 5G
4.0
3.75
3.5
3.25
3.25
TSMC 6nm8/8Adreno 642L
2808
77136.54.1W
Snapdragon 6 Gen 1
AQUOS sense8
4.25
3.75
3.75
2.75
3.75
4nm8/8Adreno 710
2606?
939?27?
Snapdragon 695 5G
AQUOS sense8
4.0
3.25
3.25
2.25
4.25
TSMC 6nm8/8Adreno 619
1909
675213.0W
Snapdragon 4 Gen 2
Redmi 12 5G
3.75
3.25
3.25
1.75
4.5
4nm8/8Adreno 613
1834?
634?12?
Snapdragon 480(+) 5G
OPPO A55s 5G
4.25
3.0
3.0
2.0
4.75
8nm8/8Adreno 619
1668
1645
551
509
173.3W
3.0W
※ベンチマークスコアはnotebookcheck参考
※1 GPUスコアはGFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier offscreenのfps
※2 Geekbench動作時の平均
注意

本記事の内容は記事執筆時点(2023年12月20日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

参考サイト(外部・海外サイト)

ベンチマークスコア

本記事で触れていくSoCのベンチマークスコアを性能バーで並べたものです。参考までにご覧ください(一部本記事では紹介していないSoCも載せています)

Gekkbench 5 マルチコア
CPU名称スコア
Apple A17 Pro
5868
Apple A16
5468
Snapdragon 8 Gen 2
5090
Apple A15
4755
Snapdragon 8+ Gen 1
4171
Snapdragon 8 Gen 1
3775
Google Tensor G3
3510
Dimensity 8020
3310
Google Tensor G2
3243
Google Tensor
2828
Exynos 1380
2817
Snapdragon 778G 5G
2808
Snapdragon 6 Gen 1
2606
Snapdragon 695 5G
1915
Snapdragon 4 Gen 2
1834?
Dimensity 700
1712
Snapdragon 480 5G
1668
Snapdragon 480+ 5G
1645
参考:notebookcheck
Gekkbench 5 シングルコア
CPU名称スコア
Apple A17 Pro
2140
Apple A16
1882
Apple A15
1723
Snapdragon 8 Gen 2
1489
Snapdragon 8+ Gen 1
1317
Google Tensor G3
1267
Snapdragon 8 Gen 1
1240
Google Tensor G2
1049
Google Tensor
1038
Snapdragon 6 Gen 1
939
Dimensity 8020
835
Exynos 1380
783
Snapdragon 778G 5G
771
Snapdragon 695 5G
675
Snapdragon 4 Gen 2
634?
Dimensity 700
564
Snapdragon 480+ 5G
551
Snapdragon 480 5G
509
参考:notebookcheck
GFX 5.0 アステカ遺跡ノーマルティア Offscreen
CPU名称fps
Adreno 740
Snapdragon 8 Gen 2
145
Apple A17 Pro GPU
Apple A17 Pro
139
Apple A16 GPU
Apple A16
133
Apple A15 5コア GPU
Apple A15
112
Apple A15 4コア GPU
Apple A15
104
Adreno 730
Snapdragon 8/8+ Gen 1
103
Mali-G715 MP7
Google Tensor G3
98.5
Mali-G710 MP7
Google Tensor G2
67.3
Mali-G78 MP20
Google Tensor
58.7
Mali-G77 MP9
Dimensity 8020
52.7
Adreno 642L
Snapdragon 778G 5G
36.5
Mali-G68 MP5
Exynos 1380
34
Adreno 710
Snapdragon 6 Gen 1
27
Adreno 619
Snapdragon695 5G
21
Adreno 619
Snapdragon 480/480+ 5G
17
Mali-G57 MP2
Dimensity 700
14.8
参考:notebookcheck
Geekbench 5 150cd 消費電力
CPU名称スコア
Snapdragon 8 Gen 1
6.5
Exynos 1380
5.7
Google Tensor G2
5.6
Google Tensor
5.4
Snapdragon 8 Gen 2
5.1
Snapdragon 8+ Gen 1
5.1
Google Tensor G3
5.1
Apple A15
4.8
Dimensity 8020
4.5
Snapdragon 778G 5G
4.1
Apple A16
3.9
Dimensity 700
3.7
Snapdragon 480+ 5G
3.3
Snapdragon 695 5G
3.0
Snapdragon 480 5G
2.9
参考:notebookcheck

各SoCの振り返り解説

Apple A17 Pro

CPU性能:★4.75 GPU性能:★4.75 価格の安さ:★1.25

スペック表
プロセスTSMC 3nm
コア/スレッド6/6
コア構成
(最大クロック)
2x (3.78GHz)
4x (2.11GHz)
GPUApple A17 Pro 6コア GPU
メモリLPDDR5
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、5G
発表年月2023年9月
搭載端末(例)iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max

Geekbench 5 マルチ:5868 Geekbench 5 シングル:2140 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :139


概要

「Apple A17 Pro」は2023年9月に登場の「iPhone 15」のProモデルに採用されたハイエンドSoCです。
2023年時点では最先端の3nmプロセスで製造されるSoCとなっており、性能はトップクラスです。また、実はApple A16までは他のハイエンドSoCに少し遅れていた、AV1デコードやWi-Fi 6Eへの対応も盛り込まれているのもポイントです。ハードウェアレイトレーシングにも対応したりなど、性能以外の面でも新しいものが多数取り入れられた進化となりました。

ただ、性能自体の向上は先代のApple A16と差がそこまで大きくなかったりする割には、搭載端末(iPhone 15 Proシリーズ)の価格は約16万円~(2023年12月時点)とさすがに高すぎる感は否めません。規格で進化した面も現状では無くても困らないものばかりではあると思いますし、トップを求めるなら間違いないですが、実用コスパ的には前世代とそこまで変わらない気もします。

CPU性能

CPU性能は非常に高いです。A16から1割前後の性能アップです。「Snapdragon 8 Gen 2」と比較してもマルチコア性能は15%以上、シングルコア性能は40%以上と大きくリードしており、現状のスマホ向けのSoCでは単独トップの性能となっています。6コアのスマホ向けSoCとは思えない高性能さになっています。

また、A16では最大6GBだったメモリが8GBに増量している点もあり、メモリ容量で他ハイエンドSoCに取っていた遅れも改善されました。

発売直後に異常発熱が報告されていたことは気になりますが(後のアップデートである程度改善したらしい)、その性能は間違いなく現状トップです。

GPU性能

GPU性能は非常に高いです。コア数はA16の5から6へと増えました。

ミドルレンジ以下のSoCと比べると圧倒的な差がある性能で、重めのゲームにも適したSoCです。

しかし、A16からの性能向上は思ったよりも小さく、コア増量分の20%には届いていない感じです。「Snapdragon 8 Gen 2」の「Adreno 740」とも同等レベルのパフォーマンスとなっており、GPUでは単独トップとはならず、飛躍的な向上とはならなかったのは少し意外ではありました。

正直、実用性能はA16とほとんど変わらない気もしますが、AV1デコードやハードウェアレイトレーシングへの対応は新技術を好む人には魅力的ではあるかもしれないので、そのあたりをどう捉えるか次第ではあると思います。

その他

前述しましたが、実はApple A16まではWi-Fi 6までの対応だったり、AV1デコードも無かったり、メモリも6GBだったり、他のハイエンドSoCと比べると少し劣る面があったりしたのですが、その辺りがまとめて強化され改善しました。

Wi-Fi 6Eまでサポートできるようになり、AV1デコードにも対応し、メモリも8GBまで搭載可能になりました。別に無くても現状困らない部分ですし、他に追いついたという形なので優位性という訳でもありませんが、懸念要素が減ったのは良かったかなと思います。

Apple A16

CPU性能:★4.75 GPU性能:★4.75 価格の安さ:★1.75

スペック表
プロセスTSMC 4nm
コア/スレッド6/6
コア構成
(最大クロック)
2x Everest(3.46GHz)
4x Sawtooth(2.02GHz)
GPUApple A16 5コア GPU
メモリLPDDR5
無線機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G
発表年月2022年11月
搭載端末(例)iPhone 15 / 15 Plus
iPhone 14 Pro / Pro Max

Geekbench 5 マルチ:5468 Geekbench 5 シングル:1882 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :133


概要

「Apple A16」は2022年11月に登場したハイエンドSoCです。4nmプロセスで製造されており、iPhone 15のPro以外やiPhone 14 Proシリーズに搭載されています。

その性能は非常に優れており、現状のスマホ向けSoCではトップクラスです。CPUは6コアで、Androidで主流な8コアよりも少ないながら、「Snapdragon 8 Gen 2」を上回る性能を発揮します。

また、低負荷時・高負荷時のどちらにおいても非常に優れた効率を発揮する省電力SoCとなっています。後継の「Apple A17 Pro(登場直後)」よりもデータ上ではA16の方が高効率というのもあったりして、特に重いゲームを主軸に置くユーザーには今でも魅力的なSoCだと思います。

しかし、実はWi-Fi 6までのサポートだったり、AVデコードも無かったり、メモリは6GBが最大だったり、実は他のハイエンドSoCと比べると規格などの面で少し劣る点はあります。現状無くても困らない部分がほとんどなので、実用性には変わりないものの、規格・機能面では最新のハイエンドというほどではないのは一応気になる方も居るかもしれません。

CPU性能

CPU性能は非常に高いです。先代のA15や競合の「Snapdragon 8 Gen 2」を上回る性能となっているだけでなく、効率面も非常に優れています。

後継の「Apple A17 Pro」を搭載した発売直後のiPhone 15 Proよりも高効率であるというデータもあったりして、高負荷時でも最大消費電力は4W以下という非常に優れたデータもあって安定稼働面でも期待できるので、重いアプリを頻繁に使う人には非常に魅力的だと思います。

GPU性能

GPU性能も非常に高いです。効率が良いので、重いゲームでも安定稼働が期待できる、ゲームにも適したSoCです。

しかし、処理性能自体は「Snapdragon 8 Gen 2」の「Adreno 740」には少しだけ劣っている他、「Snapdragon 8 Gen 2」や後継の「Apple A17 Pro」ではサポートしている、AV1デコードやハードウェアレイトレーシングのサポートは含まれていません。価格はまだまだ高価なので、規格対応面も含めたグラフィック面のコスパでは、最新の他ハイエンドSoCには少し劣りそうな気はします。

その他

性能・効率共に非常に優れている非常に優れたハイエンドSoCなのは間違いないですが、2022年11月登場の高価なハイエンドSoCとしては、規格や機能面は少し物足りないのも事実です。

特に、Wi-Fi 6までの対応やAV1のハードウェアデコード未対応というのは微妙なところ。現状実用性に大きく関わる部分ではないものの、他がWi-Fi 6EやAV1デコードに対応しているのにしていないのは明確な劣る点ではあるので、最安10万円クラスのスマホのSoCとしてはもうちょっと頑張って欲しかったところ。

Apple A15

CPU性能:★4.5 GPU性能:★4.25 価格の安さ:★2.0

スペック表
プロセスTSMC 5nm
コア/スレッド6/6
コア構成
(最大クロック)
2x Avalanche(3.23GHz)
4x Blizzard(2.02GHz)
GPUApple A15 5コア GPU
Apple A15 4コア GPU
メモリLPDDR4x
無線機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G
発表年月2021年9月
搭載端末(例)iPhone 14 / 14 Plus
iPhone 13シリーズ

Geekbench 5 マルチ:4755 Geekbench 5 シングル:1723 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :104/112


概要

「Apple A15」は2021年9月に登場したハイエンドSoCです。5nmプロセスで製造され、iPhone 14のPro以外や、iPhone 13シリーズで採用されました。また、iPhone 13のPro以外のモデルはGPUのコアが1つ少ない4コアとなっている点に注意です。

2年以上前の登場なので少し古くなってきたSoCではありますが、その性能は今でもトップクラスです。6コアCPUながら「Snapdragon 8/8+ Gen 1」よりも高い性能を発揮します。下位モデルではメモリが4GBしか搭載されていないにも関わらずこの性能なので驚きです。

後に登場した「Snapdragon 8 Gen 2」に対しても、マルチコア性能では若干劣るものの、シングルコア性能では上回っており、今でも十分トップクラスのハイエンドSoCと言えます。

ただ、2023年12月時点では後継の「Apple 16」搭載機との価格差があまり大きくない割には性能差がやや大きめなので、あえて選ぶ理由があるかと言われると微妙なところなのが難しいところ。

規格面でも最新の他ハイエンドSoCと比べると劣る面があるので、もう少し値下がりが進行しない限りは、最優先の選択肢となることはあまり無さそうな気はします。

CPU性能

CPU性能は非常に高いです。

6コアながら、マルチコア性能は同時期登場の「Snapdragon 8/8+ Gen 1」を20%前後上回りますし、シングルコア性能も30%前後も上回ります。重めのアプリもサクサク動作することができます。

ただ、搭載端末が2023年12月現在でもかなり高価なので、コスパ的なことを考えるとそこまで良くは感じない気はします。

GPU性能

GPUは4コアモデルと5コアモデルの二つが存在する点に注意です。ただ、性能差は思ったよりも大きくなく、ベンチマークでは1割程度の差なので、深く気にする必要はないかと思います。

その性能は下位モデルでも非常に優れており、重いゲームにも適したSoCです。ただ、機能面も含めて最新のハイエンドSoCよりはやや劣ってはいるので、大幅に安くなる前にあえて選ぶ必要はないかなと感じます。

その他

少し古くなってきたSoCなので仕方ないですが、価格の高さの割に、最新の他ハイエンドSoCよりも機能や規格面では劣るところが見受けられます。

概ね後継の「Apple A16」と同じく、Wi-Fi 6までの対応、AV1ハーウェアデコード未対応という点が特に気になる点です。メモリがLPDDR4xという点も、効率面で少し劣る要因かもしれないです。

Snapdragon 8 Gen 2

CPU性能:★4.75 GPU性能:★4.75 価格の安さ:★1.75

スペック表
プロセスTSMC 4nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
1x Cortex-X3(3.2GHz)
2x Cortex-A715(2.8GHz)
2x Cortex-A710(2.8GHz)
3x Cortex-A510(2.0GHz)
GPUAdreno 740
メモリLPDDR5X-4200
無線機能Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、5G
発表年月2022年11月
搭載端末(例)Galaxy S23(for Galaxy)
ASUS Zenfone 10
Xperia 5 V 等

Geekbench 5 マルチ:5090 Geekbench 5 シングル:1489 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :145


概要

「Snapdragon 8 Gen 2」は2022年11月に発表されたハイエンドSoCです。「Snapdragon 8+ Gen 1」からCPUのマルチコア性能は約20%、GPU性能は約45%という飛躍的な向上を果たし、長らく少し後を追いかける立場だった競合のiPhoneのSoC(Apple Aシリーズ)に、ようやく肉薄するレベルになってきました。

コアのクロックが高めなので消費電力や発熱が気になるところですが、少なくとも「Snapdragon 8 Gen 1」で見られたレベルの欠陥はないのも嬉しいです。スマホメーカーが設定や放熱対策をちゃんとしていれば大丈夫な様子です。

そのため、Android系の端末で重いゲームをプレイしたい人とっては物凄く嬉しいSoCとなっており、搭載端末の評価も非常に高評価が目立つ印象です。

CPU性能

CPU性能は非常に高いです。「Snapdragon 8+ Gen 1」からCPUのマルチコア性能は約20%向上しています。

クロックは従来よりも高いにも関わらず、「Snapdragon 8 Gen 1」で見られたレベルの発熱問題もなく、実際に消費電力を確認しても大丈夫そうなレベルです(下位のSoCよりはもちろん多いけど)。

重めのアプリもサクサク動作できる性能で、処理性能重視なら非常に魅力的だと思います。

GPU性能

GPUは「Adreno 740」となっており、非常に高性能です。
先代の「Adreno 730」も、その前のSoCと比べると飛躍的な向上を果たしていたのですが、そこから更に約40%という驚愕の性能向上を果たしています。

Apple A16とも同等が少し上レベルの性能となっており、GPUでは追いつくどころか同等以上になりました。
先代で問題のなった発熱面は気になるものの、重いスマホゲームにも十分な性能で、ゲーマーの人には非常に魅力的だと思います。

その他

2023年時点での実質的なSnapdragon最上位モデルなので、機能や規格対応面も最新かつ高性能です。
Wi-Fi 7(日本ではまだ利用開始前)、Bluetooth 5.3に対応している他、AV1デコードにも対応しています。AI性能も従来よりも高まっており、それが性能向上や効率改善に貢献している可能性もあります。

Snapdragon 8+ Gen 1

CPU性能:★4.25 GPU性能:★4.0 価格の安さ:★2.25

スペック表
プロセスTSMC 4nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
1x Cortex-X2(3.2GHz)
3x Cortex-A710(2.5GHz)
4x Cortex-A510(1.8GHz)
GPUAdreno 730
メモリLPDDR5-6400
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2022年5月
搭載端末(例)ASUS Zenfone 9
Xiaomi 12T Pro 等

Geekbench 5 マルチ:4171 Geekbench 5 シングル:1317 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :103


概要

「Snapdragon 8+ Gen 1」は2022年5月に発表されたハイエンドSoCです。発熱に問題があった「Snapdragon 8 Gen 1」のSamsungの4nmプロセスがTSMC 4nmへと変更され、プライムコアのクロックが少し高くなりました。

プロセスが変更となったことで、先代で深刻だった発熱問題がやや改善されたのがポイントです。まだ発熱問題はあるとの報告も見受けられますが、データを見る限りは先代よりは確実に良くなっていますし、元々ハイエンドSoCでよくみられるレベルに範疇にも見えます。ただ、プライムコアのクロック向上は要らなかったんじゃないかなと思うのも本音。発熱が改善するだけでも効率が改善して性能は少し上がると想定されますから、発熱問題をもっと確実に改善して欲しかった感はあります。

とはいえ、先代ほどは発熱も深刻ではないレベルになったので、本来のハイエンドSoCとしての立ち位置を取り戻したSoCになったと思います。特にゲーム性能については強力です。しかし、発表時期的に日本の人気モデルでの搭載端末が多くなかったことと、半年後に登場した「Snapdragon 8 Gen 2」が更に飛躍的な性能向上を果たしたため、影は比較的薄かったSoCだと思います。

CPU性能

CPU性能は非常に高いです。先代から発熱問題をやや改善しつつ、1割程度もアップしています。

ただ、発表時期が半年しか変わらない後継の「Snapdragon 8 Gen 2」が更に大きな2割程度の性能向上を果たした上、他の同時期のハイエンドSoCたちである「Apple A15/A16」「Dimensity 9200」などにもやや劣っています。

そのため、問題があったせいで大幅値下げ機種が複数存在する「Snapdragon 8 Gen 1」よりもお得感のある選択肢があまり無い印象で、注目度が高くなる要素が無かったので影が薄くなってしまった印象です。

GPU性能

GPUは無印と同じ「Adreno 730」となっており、非常に高性能です。前シリーズのAdreno 600シリーズから格段に性能が向上しています。

発熱が先代よりやや改善しているため、ちゃんと高性能ゲームSoCとして機能するはずです。しかし、後継の「Snapdragon 8 Gen 2」や他の競合SoCたちの方が高性能で、発表が半年ほどしか変わらない上に価格的にもそこまで差がないので、8+ Gen 1をあえて選ぶ必要があるかと言われると微妙なところ。ただし、今後古くなるにつれて値段が下がれば十分に魅力的になることはあり得るので、注目しておくとお得な製品に巡り合える可能性はあるかもしれません。

その他

Wi-Fi 6EやAI性能の強化は含まれるために悪くないと思いますが、AV1ハードウェアデコードやレイトレーシングには対応していません。現状無くても困らない部分ではあるものの、「Snapdragon 8 Gen 2」では対応していますし、半年ほどしか登場時期の変わらないSoCとしては差が大きめかなとは思います。

Snapdragon 8 Gen 1

CPU性能:★4.25 GPU性能:★4.0 価格の安さ:★2.75

スペック表
プロセスSamsung 4nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
1x Cortex-X2(3.0GHz)
3x Cortex-A710(2.5GHz)
4x Cortex-A510(1.8GHz)
GPUAdreno 730
メモリLPDDR5-6400
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2021年11月末
搭載端末(例)Galaxy S22
Xperia 5 IV
AQUOS R7 等

Geekbench 5 マルチ:3775 Geekbench 5 シングル:1240 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :103


概要

「Snapdragon 8 Gen 1」は2021年11月末に発表されたハイエンドSoCです。命名規則が変わり、CPUやGPUも刷新された色々と進化を窺わせるSoCでした。

しかし、蓋を開けてみると発熱が問題視され、性能の高さよりも不安定でアプリの強制終了が多発するハズレSoCとして有名になってしまったと思います。Samusungの4nmプロセスに問題があるとの見解も多く見られました。

これについて詳しくは後述したいと思います。

発熱問題のせいで不人気SoCとなってしまったSoCですが、そのおかげで搭載スマホが本来よりも大幅に値下げされているケースが散見され、今だと「Galaxy S22」や「Xperia 5 IV」の新品や未使用品が5万円台で購入可能だったりします。

元々はハイエンドSoCなので、性能以外の面も優れた仕様であることが多いのを考えると、この価格は非常に魅力的です。

性能も腐ってもハイエンドSoCなので、4万円以下のミドルレンジスマホよりは大幅に高く、特にGPU性能は非常に大きな差があります。Snapdragon 695 5GとGPU性能を比較すると、ベンチマークでは約5倍もの差があります。そのため、特に重めのゲームを意識する人で節約を第一に考えるなら、コスパは非常に高いです。

発熱問題を考えると手放しで褒めることはできないですが、値下がり後の価格を考えればデメリットを考慮してもコスパは高いSoCとなった印象です。

CPU性能

発熱の懸念はあるものの、CPU性能は高いです。2022年~2023年に市場を席捲したミドルレンジSoC「Snapdragon 695 5G」と比較すると、CPU性能は1.9倍前後も上回っており、圧倒的な差があります。発熱面を考慮しても、確実に優位な性能差です。

しかし、やはり気になるのは発熱・電力面です。これはデータを見ても悪いです。実際のテスト結果を確認してみると、高負荷時(Geekbench)消費電力は平均で6.53Wとなっています(参考:notebookcheck)。スマホ向けのSoCはファンなどが搭載されない受動冷却になることもあり、大体TDP上限が5W~6Wであることが多いと言われています。この値を超えると、冷却を測るためにクロックを急速に下げることになるため、システムやアプリ動作が不安定になる可能性があります。

Snapdragon 8 Gen 1は、高負荷時には平均ですら6Wを大きく超える6.5Wという数値を出してしまっており、継続的に重い処理をするとまともに動作できないということが十分考えられるので、データを見ても明らかにわかるレベルの深刻な問題でした。

とはいえ、他のミドルレンジSoCよりは大幅に高性能であり、設定等でやや負荷を抑えて使っても優位性を保てるので、最終的な価格で考えるなら悪くないSoCとは言えると思いますが、逆に言えば発売時の価格だとハズレと言われても仕方ないレベルだったかなと思います。

GPU性能

GPUは「Adreno 730」となっており、非常に高性能です。前シリーズのAdreno 600シリーズから格段に性能が向上しています。

先代の「Snapdragon 888」系搭載の「Adreno 660」と比較しても1.3倍以上高性能となっており、ミドルレンジSoC「Snapdragon 695 5G」の「Adreno 619」にと比較すると5倍も高性能です。他の性能高めのミドルレンジSoCと比較しても2倍は差がある感じなので、GPU性能は非常に優れています。

しかし、やはり発熱面の懸念があるので、負荷を抑えつつの運用が求められるのが難しいところ。とはいえ、特にミドルレンジSoCと比べると性能差は圧倒的すぎるので、設定等で負荷を多少下げても大幅に優位なパフォーマンスを得ることができますし、発熱問題&旧世代化のおかげで大幅に安くなった後であれば、ゲームコスパは非常に優れていると思います。機能性も現在でも十分最先端と言えるレベルなので、狙い目かもしれません。

その他

Wi-Fi 6Eサポートはあるので、実用面で困りそうなものはないですが、2021年登場の少し古くなってきたSoCなので、次世代規格・機能面では最新のハイエンドSoCには少し劣る点があります。
主なのはAV1ハードウェアデコードやレイトレーシングで、現状無くても困らない部分ですし、前述の問題のおかげでアッパーミドルSoC並みの価格が買える製品が多いことを考えると、妥協はできる部分かなと思います。

Google Tensor G3

CPU性能:★4.0 GPU性能:★4.0 価格の安さ:★2.0

スペック表
プロセスSamsung 4nm
コア/スレッド9/9
コア構成
(最大クロック)
1x Cortex-X3(2.91GHz)
4x Cortex-A715(2.37GHz)
4x Cortex-A510(1.7GHz)
GPUMali G715-MP7(推定)
メモリLPDDR5x
無線機能Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3、5G
発表年月2021年11月末
搭載端末(例)Google Pixel 8シリーズ

Geekbench 5 マルチ:3510 Geekbench 5 シングル:1267 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :98.5


概要

「Google Tensor G3」は2023年10月に登場したPixel 8シリーズに搭載されるSoCです。

コア数が9となっており、大体8コアスマホ向けSoCとしては珍しいのが特徴の一つです。

パフォーマンスに関しては、コア自体は「Snapdragon 8 Gen 2」にも採用される最新鋭のものを採用していますが、クロックは全体的に低めとなっていることもあり、競合のハイエンドSoCよりも低めの性能となっています。立ち位置的にはミドルレンジ最上位か、2~3世代前のハイエンドくらい。発熱問題に懸念のあるSamsung 4nmプロセス採用なので、その影響もあるかもしれません。

独自のセキュリティチップ「Titan M2」を搭載してセキュリティを高めているのも特徴で、明確な効果が見えにくい部分ではあるものの、安全性の高さが謳われています。

その他の機能性も高く、最近のSoCに見られるAI・機械学習性能の高さが主張されている点は同様な他、AV1のハードウェアデコード&エンコードにも対応しており、処理性能の高さを求めたSoCというよりは、機能性重視のSoCに見えます。

CPU性能

CPU性能は高いですが、2023年の他のハイエンドSoCと比べると低めです。Geekbench 5のマルチコア性能は3600前後ですが、「Snapdragon 8 Gen 2」や「Apple A16 / A17 Pro」は5000を超えますし、一つ前の世代のSoCでも基本4000超えです。

最新鋭のコアを採用した9コアプロセッサとしては低めの性能と言えます。これには全体的にクロックが低めに設定されていることが大きいと思われますが、発熱に懸念のあるSamsung 4nmプロセスのせいでクロック上げにくいためのこのようになっているのかなという邪推も生まれます。

思ったよりも低い性能と発熱の懸念はありますが、性能自体は高性能なので、重い処理を日常的にする訳でなければ実用性の差は無いレベルかなとは思います。

GPU性能

Tensor G3のGPUについては、Googleは「Mali G715が使用される」以外の回答をしておらず、コア数について明確な回答がないみたいですが、ベンチマークスコアから「Mali G715-MP7」ではないかと言われています。

「Mali G715-MP7」の性能は非常に優れており、「Snapdragon 8/8+ Gen 1」搭載の「Adreno 730」に近いパフォーマンスを発揮します。

ただし、CPU性能と同様に、同時期の他のハイエンドSoCと比べるとやや劣る性能となっていますし、Pixel 8の価格が他のハイエンドスマホと比べて安い訳でもないので、高いゲーム性能を求めるユーザーにはコスパは高くないです。

その他

機能性は高いです。性能の高さよりも機能性の高さを重視したSoCです。前述したように「Titan M2」セキュリティチップ搭載で安全性を高めている他、最近のSoCに見られるAI・機械学習性能の高さも誇示されています。また、AV1のデコードとエンコードに両対応しているのもポイントです。Wi-Fi 7のサポート(日本ではまだ利用不可)などの含めて、次世代を先取りした仕様となっているため、長く利用するのに適したSoCになっていると思います。

ただし、ハードウェアレイトレーシングは無い他、性能も価格の割には低いので、重い処理を伴う場合にはあまり強くないです。

Dimensity 8020

CPU性能:★4.0 GPU性能:★3.75 価格の安さ:★3.0

スペック表
プロセスTSMC 6nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
4x Cortex-A78(2.6GHz)
4x Cortex-A55(2.0GHz)
GPUMali G77-MP9
メモリLPDDR4x-4266
無線機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2022年3月
元モデル:2021年1月
搭載端末(例)motorola edge 40

Geekbench 5 マルチ:3310 Geekbench 5 シングル:835 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :52.7


概要

「Dimensity 8020」は2022年3月に発表されたSoCです。「motorola edge 40」に搭載されていたことで注目を浴びました。

実は、更に前に登場していた「Dimensity 1100(2021年1月発表)」と表記のスペックが見る限りは同一のものであり、リネーム版と言われています。やや古いSoCです。

そのため、ハイエンドにも見える製品番号ですが、処理性能は2023年12月時点ではアッパーミドルクラスといったレベルです。それでも2~3世代前のハイエンドレベルなので、十分に高性能と言えるものです。

TSMC 6nmプロセスで製造されており、採用コアはCortexのA78、A55となっています。このあたりからも少し古さを感じることができます。しかし、最新のものよりもコストが安いということでもありますし、効率面ではTSMC 6nmも悪くなく、現状の4nmクラスとも劇的な差がある感じはないので、むしろ強みとも言えるかもしれません。

性能以外でも嬉しいのが、2021年初期登場のやや古いSoCながら機能性は悪くないことです。Dimensityがそもそも登場時にはやや先を見据えた機能性という感じだったことによる恩恵です。

AIプロセッサも搭載されており、その恩恵もあってか効率も優れており、AV1デコードにも対応しています。5GやWi-Fi 6にも対応していますし、2023年現在で見てもミドルレンジSoCとしては十分と言えると思います。

CPU性能

CPU性能は高いです。「Snapdragon 865」に近いパフォーマンスです。
現在でもミドルレンジ最上位クラスの性能があるため、日常利用では困ることはほとんど無いレベルです。日本での主要な搭載端末が「motorola edge 40」くらいしかないものの、edge 40の価格も高めのミドルレンジって感じなので、コスパも普通に良いです。

TSMC 6nmプロセスということでやや古いですが、効率も普通に優れており、最新のSoCと比較しても思ったより見劣りしません。AIプロセッサの恩恵もあるかもしれません。

GPU性能

GPUは「Mali-G77 MP9」が採用されています。性能は優れており、ミドルレンジSoCとしては高性能です。

やはり最新のハイエンドSoCと比べてしまうと圧倒的に劣るため、重いゲームを日常的に行うには適しているとは言えませんが、軽いゲームならサクサクですし、重めのゲームも設定などで負荷を下げればそれなりに動くと思います。

その他

実質的には2021年初期登場のSoCですが、機能性は悪くないのが良いです。
AI処理機能もあり、それが効率の良さに貢献している気がしないでもないですし、Wi-Fi 6と5Gにも対応しており、ミドルレンジのSnapdragonでは対応していないAV1のデコードにも対応しています。最新のミドルレンジSoCとしては、性能も機能性も十分だと思いますし、その割には安価なので、非常に魅力的なミドルレンジSoCだと思います。edge 40で再起動がされたのも納得のコスパです。

Google Tensor G2

CPU性能:★4.0 GPU性能:★3.75 価格の安さ:★2.75

スペック表
プロセスSamsung 5nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
2x Cortex-X1(2.85GHz)
2x Cortex-A78(2.35GHz)
4x Cortex-A55(1.8GHz)
GPUAdreno G710-MP7
メモリLPDDR5
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2022年10月
搭載端末(例)Google Pixel 7シリーズ

Geekbench 5 マルチ:3243 Geekbench 5 シングル:1049 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :67.3


概要

「Google Tensor G2」は2022年10月に登場したPixel 7シリーズに搭載されたSoCです。

TSMC 5nmプロセス製造されており、採用コアはCortexのX1、A78、A55となっています。登場時期を考えると他のハイエンドSoCよりも少し古い仕様なのが少し気になりますが、発売時価格62,700円の「Pixel 7a」にも採用されていたことを考えると、アッパーミドルクラスのSoCと考えるのが妥当かもしれません。

ミドルレンジクラスとして考えるなら優れた性能で、機能性も含めるとコスパは非常に良いと思います。しかし、Pixel 7 Proといった高額な上位機種にも採用されるのに、特にゲームに関しては他のハイエンドSoCよりもかなり劣る性能という点は留意する必要があります。

ちなみに、登場当初は発熱問題が露呈して怪しい感じもありましたが、後のアップデートでそれらも改善が見られました。

その他としては、独自のセキュリティチップ「Titan M2」を搭載してセキュリティを高めていることが挙げられる他、先代の初代TensorからAI機械学習性能が大幅にアップしています。

また、AV1のハードウェアデコードにも対応しており、SnapdragonのミドルレンジSoCではこちらはまだサポートされていない部分なので、高性能なミドルレンジSoCとして捉えるなら性能も高くて機能性も優秀なので、6万円台のスマホに搭載されるSoCとしてはコスパは良いと思います。

CPU性能

CPU性能は高いです。「Snapdragon 865」に近いパフォーマンスです。
コアが最新鋭のものではないこともあってか、最近のハイエンドSoCと比べると大分見劣りはするものの、ミドルレンジ上位クラスの性能があるため、日常利用では困ることはほとんど無いレベルです。Pixel 7a/7の価格を考えると、ミドルレンジとハイエンドの中間のアッパーミドルくらいの立ち位置ですし、それを考えると及第点だと思います。

ただし、Samsung 5nmプロセス採用かつ最新ではないコア採用ということもあり、高負荷時のパフォーマンス低下や高発熱などはやはり見られるようです。そのため、重い処理を前提とするには適さず、軽めの処理ならサクサクとこなせるSoCとして捉えた方が良さそうです。

GPU性能

GPUは「Mali-G710 MP7」が採用されています。性能は優れており、ミドルレンジSoCとして捉えるなら十分な性能です。

しかし、最近のハイエンドSoC搭載のGPUと比べると半分から7割程度の性能にはなってしまう他、発熱の問題もあるので、重いゲームに適しているとは言えないと思います。

とはいえ性能自体は良いので、軽いゲームならサクサクですし、重いゲームも設定などで負荷を下げればそれなりに快適になりそうなので、ハイエンドスマホほどの費用を掛けずにゲームにも対応したいなら、丁度良いかもしれません。

その他

機能性は価格を考えると高いです。性能の高さよりも機能性の高さを重視したSoCです。
前述したように「Titan M2」セキュリティチップ搭載で安全性を高めている他、先代からAI・機械学習性能も高くなり、高負荷時以外には電力効率も良いです(アプデ後)。

ミドルレンジのSnapdragonでは対応していないAV1のデコードにも対応している点も嬉しいです。

Snapdragon 778 5G

CPU性能:★3.75 GPU性能:★3.25 価格の安さ:★3.25

スペック表
プロセスTSMC 6nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
4x Cortex-A78(2.4GHz)
4x Cortex-A55(1.8GHz)
GPUAdreno 642L
メモリLPDDR5-3200
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2021年5月
搭載端末(例)OPPO Reno10 Pro 5G

Geekbench 5 マルチ:2808 Geekbench 5 シングル:771 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :36.5


概要

「Snapdragon 778 5G」は2021年5月に発表されたSoCです。少し古いSoCですが、2023年に「OPPO Reno10 Pro 5G」に搭載され、それがキャリアで非常にお得な価格で特価販売されたことで注目を集めました。

TSMC 6nmプロセスで製造されており、採用コアはCortexのA78、A55となっています。やはり少し古さを感じる仕様ですが、最新のものよりもコストが安いということでもありますし、効率面ではTSMC 6nmも悪くなく、現状の4nmクラスとも劇的な差がある感じはないので、むしろ強みとも言えるかもしれません。ちなみに、「motorola edge 40」の「Dimensity 8020」も同様のプロセス&コア構成となっています(クロックは少し低い)。

処理性能に関して、CPU性能はアッパーミドルとして及第点ですが、GPU性能が低く、重いゲームには向かない点は注意が必要です。

機能面ではWi-Fi 6Eに対応しているのは地味に嬉しいかもしれません。

CPU性能

CPU性能は高めです。「Snapdragon 855」に近いパフォーマンスです。
最新のハイエンドSoCやアッパーミドルSoCにはやや劣るものの、重い処理をしないなら十分な性能です。日常利用では困ることはほとんど無いと思います。

日本での主要な搭載端末が「OPPO Reno10 Pro 5G」くらいしかないものの、これがキャリアで2万円台という特化販売されたりしており、近いグレードのSoCとしては「Snapdragon 780 5G」の「Mi 11 Lite 5G」も挙げられますが、こちらも3万円台で販売されていたりしたことを考えると、コストは比較的安いと想定されるため、価格の割にはCPU性能コスパは非常に優れていると思います。

TSMC 6nmプロセスということでやや古いですが、効率は普通に優れており、最新のSoCと比較しても思ったより見劣りしません。

GPU性能

GPUは「Adreno 642L」が採用されています。CPU性能の割には低めの性能なので注意です。軽いゲームはそこそこ快適だと思いますが、重いゲームは厳しい性能です。

「Snapdragon 695 5G」の「Adreno 619」と比べると比較的マシではあるものの、「Snapdragon 8/8+ Gen 1」と比較すると3倍近い差があります。

その他

登場時期の割にはWi-Fi 6Eに対応しているのは地味に嬉しいかもしれません。LPDDR5に対応しているのも良いです。

GPU性能が低い点は注意が必要ですが、ゲーマー以外が日常用途で使うには十分な性能があり、その性能の割にはコストが安そうなので、使い勝手が良さそうなミドルレンジSoCだと思います。

Snapdragon 6 Gen 1

CPU性能:★3.75 GPU性能:★2.75 価格の安さ:★3.5?

スペック表
プロセス4nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
4x Cortex-A78(2.2GHz)
4x Cortex-A55(1.8GHz)
GPUAdreno 710
メモリLPDDR5-3200
無線機能Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2023年Q1
搭載端末(例)AQUOS sense8

Geekbench 5 マルチ:2606 Geekbench 5 シングル:939 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :27


概要

「Snapdragon 6 Gen 1」は最新の安価なミドルレンジSoCです。2022年秋頃に登場が示唆され、搭載製品は2023年になってから投入されました。

記事執筆時点の国内では「AQUOS sense8」くらいでしか採用されていませんが、安価なミドルレンジスマホにて市場を席捲した「Snapdragon 695 5G」の後継にあたるモデルということで、これから多くの搭載端末が登場する可能性も考慮して掲載することにしました。

695 5Gと比較すると、各種性能が35%前後という大幅な性能向上を遂げています。ずっと変わらなかった性能が一段アップするということで非常に期待が持てます。ただし、GPU性能は元が低いこともあり、30~40%アップしても重いゲームは厳しいことは変わらない点には注意が必要です。

その他の規格や機能も全体的に強化されており、695 5GではWi-Fi 5までの対応だったのが6Eまで対応可能となった他(sense8はWi-Fi 5だけど)、その他にもLPDDR5やUSB 3.1に対応可能となっており、様々な面で先代から強化されています。

CPU性能

「Snapdragon 6 Gen 1」のCPU性能は高めです。重いアプリを使わないなら十分な性能で、ライトユーザーなら困ることはあまり無いレベルです。価格が先代と同レベルなら、安価でコスパが良いはずです。3~4万円クラスのスマホでの採用を期待したいところです。

また、プロセスが4nmへと微細化されましたが、クロックは低い値を維持している上、LPDDR5xにも対応したので、低発熱で扱い易そうな印象を受けます。ライトユーザーはそこそこの性能でいいから低発熱で安定稼働して欲しい人が多いと思いますから、ミドルレンジのコスパ重視機用のSoCとしてはかなり適しているように見えます。供給量次第ではありますが、2024年のミドルレンジスマホ市場を席捲する可能性もあるSoCだと思います。

GPU性能

GPUには「Adreno 710」が採用されています。先代と比べると性能が向上はしているものの、まだまだ低性能の域は出ていません。このGPU性能が弱いままというのが要注意ポイントです。

「Snapdragon 8/8+ Gen 1」の「Adreno 730」と比べると4分の1レベルの性能ですし、3世代前の「Snapdragon 865」の「Adreno 650」の半分程度の性能となっており、大体3世代前のハイエンドSoCの半分程度の性能という低性能です。

そのため、重いゲームは基本厳しく、軽いゲームならそれなりに動くという感じ。CPU性能は比較的高性能とも言えるレベルなのに、GPU性能は低いというギャップがあるので、そこは留意する必要があります。

その他

SoC自体の機能性は先代の「Snapdragon 695 5G」よりも全体的に強化されています。

ただし、需要的に安さ重視機が多くなる可能性が高いので、最大規格までサポートされない可能性もあることに注意が必要です。

「Snapdragon 6 Gen 1」自体はWi-Fi 6E、RAMもLPDDR5をサポートしますが、「AQUOS sense8」ではWi-Fi 5、LPDDR4です。ほとんどの人の実用性としては正直変わらないと思われる部分ではあるので、仕方ない部分ではありますが、対応が欲しい場合には事前チェックを欠かさないようにする必要があります。

また、AV1のサポートはありません。この価格帯なら仕方なく、現状はほぼ困ることはないものの、最新のミドルレンジSoCなら対応していて欲しかったなと思います。MediaTek製のSoCはミドルレンジでも新しいモデルならサポートしていたりします。

Snapdragon 695 5G

CPU性能:★3.25 GPU性能:★2.25 価格の安さ:★4.25

スペック表
プロセスTSMC 6nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
2x Cortex-A78(2.2GHz)
6x Cortex-A55(1.7GHz)
GPUAdreno 619
メモリLPDDR4x-2133
無線機能Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、5G
発表年月2021年10月末
搭載端末(例)OPPO Reno7 A/Reno9 A
Redmi Note 11 Pro 5G
AQUOS sense7/ 7 plus

Geekbench 5 マルチ:1915 Geekbench 5 シングル:675 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :21


概要

2022年~2023年のミドルレンジSoCと言えばこれ、というレベルで採用されたのが「Snapdragon 695 5G」です。

OPPO Reno7 A/Reno9 A、Redmi Note 11 Pro 5G、AQUOS sense7、moto g52j II、などの多数のミドルレンジスマホで採用され、引っ張りだこ状態でした。

やはり、多く選ばれた最大の理由は安さだと思われます。CPU性能が価格の割には悪くないので、ゲームをしないライトユーザーに対してのニーズを満たしつつ、価格を下げるには最適な選択だったと思われます。

また、恐らくはその安さのおかげで、その他の機能性へ予算を回すことが出来るのも強みで、実際に搭載スマホは防水・防塵性能が高めだったり、Felica搭載(おサイフケータイ対応)だったりなど、性能以外の機能性が高められている製品が多かったです。安価ながら長期利用も視野に入れたライトユーザーの需要にも対応していたと思います。

見飽きるレベルの採用率だったので、なんとなく嫌なイメージを持っている方も居るかと思いますが、一つ一つ考えるとライトユーザー向けとしては納得の低価格高コスパSoCです。

弱点としては、やはり全体的なスペックが上位SoCに劣ることで、特にGPU性能が低い点は注意です。その他にもWi-Fi 6に未対応など、価格的には仕方ないものの、2023年現在では時代遅れにも感じる仕様の部分があるので、その点は注意が必要です。

CPU性能

「Snapdragon 695 5G」のCPU性能は、全体から見ると低めです。しかし、重いアプリを使わないなら十分な性能はあるので、ライトユーザーなら困ることはあまり無いレベルです。搭載スマホの価格はハイエンドスマホと比べると格段に安いので、重い処理をしないならコスパは良いです。

また、消費電力が少なく効率も優れているので、バッテリー持続時間も延ばしやすい点も良く、重い処理を想定しなければライトユーザーには非常に丁度良いミドルレンジSoCだと思います。

GPU性能

GPUには「Adreno 619」が採用されています。これがSnapdragon 695 5Gの一番の弱点かなと思います。登場が2015年の8nmプロセス製造の古いGPUとなっています。当然性能は低く、重いゲームは当然厳しく、特別重くないゲームでも動作がモタつくケースが結構あるレベルだと思います。メモリ性能の低さが足を引っ張っている可能性もあります。

その他

5Gには対応していますが、Wi-Fi 6には対応しておらずWi-Fi 5までの対応となっているのが少し気になります。しかし、SoC自体の電力面が優秀なので、旧規格による若干の効率低下も気になりませんし、高画質動画を頻繁に視聴する訳でなければネックにはならないと思います。

Snapdragon 4 Gen 2

CPU性能:★3.25 GPU性能:★1.75 価格の安さ:★4.5

スペック表
プロセス4nm(恐らくSamsung)
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
2x Cortex-A78(2.2GHz)
6x Cortex-A55(2.0GHz)
GPUAdreno 613
メモリLPDDR4x、LPDDR5-3200
無線機能Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、5G
発表年月2023年後半(明確な時期不明)
搭載端末(例)Redmi 12 5G

Geekbench 5 マルチ:1834? Geekbench 5 シングル:634? GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :12?


概要

「Snapdragon 4 Gen 2」は4nmプロセスで製造される最新のエントリークラス(低性能クラス)のSoCです。

現在では搭載端末は「Redmi 12 5G」くらいですが、旧世代の「Snapdragon 480/480+ 5G」が多数の低価格スマホで採用されたので、この「Snapdragon 4 Gen 2」も今後採用率が高くなるのではという予測も含めて取り上げてみました。

性能としては、最新とはいえエントリークラスなので低いです。しかし、CPU性能は価格の割には悪くないのが魅力で、「Snapdragon 695 5G」と同等レベルとなっています。普段使いするような軽いアプリなら普通に動くので、重い処理をしないライトユーザーならその安さは魅力的です。

しかし、GPU性能はまさかの旧世代からスペックダウンしており非常に低いので、ゲームは軽いものだとしても向かないという点には注意が必要です。

CPU性能

「Snapdragon 4 Gen 2」のCPU性能は低めです。しかし、価格の安さの割には悪くなく、ここ1~2年で非常に採用の多かった「Snapdragon 695 5G」と良い勝負レベルです。

性能自体は低いため、重い処理は厳しいですが、日常使いの軽いアプリの動作は問題ないので、ゲームをしないライトユーザーならそんなに困ることはないです。むしろ、8コアの内の6コアが省電力コアという構成かつクロックも低いおかげで高負荷時でも消費電力と発熱は少ないため、バッテリー持続時間や安定性の面は優れているので、ライトユーザーなら有難い可能性もあります。

GPU性能

「Snapdragon 4 Gen 2」の最大の注意ポイントはGPUです。GPUには「Adreno 613」が採用されており、性能は非常に低いです。旧世代の「Snapdragon 4 Gen 1」と「Snapdragon 480/480+ 5G」では「Adreno 619」が採用されていたので、後継でまさかのスペックダウンとなっています。ベンチマークスコアでいうと約4割ほどのダウンとなっており、ただでさえ低かったGPU性能が更に低くなってしまっています。

そのため、ゲームには適さないSoCとなっています。

元々GPU性能は捨てる前提のSoCではあるので、需要を考えれば問題ない気はするものの、やはり気にはなる部分です。

その他

まず、Wi-Fiは5までのサポートとなっており、最新SoCとしては遅れている点に注意です。Bluetoothも5.1までと地味に遅れています。

やはりエントリーモデルなので全体的に少しずつ削られている印象ですが、このSoC搭載機を使う人はライトユーザーがほとんどということを考えると、そこまで気にならないかなという気もします。

Snapdragon 480/480+ 5G

CPU性能:★3.0 GPU性能:★2.0 価格の安さ:★4.75

スペック表
プロセス8nm
コア/スレッド8/8
コア構成
(最大クロック)
2x Cortex-A76(2.0 – 2.2GHz)
6x Cortex-A55(2.0GHz)
GPUAdreno 619
メモリLPDDR4x-2133
無線機能Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、5G
発表年月2021年1月
搭載端末(例)Redmi Note 10T
OPPO A55s 5G

Geekbench 5 マルチ:1660前後 Geekbench 5 シングル:509~551 GFX 5.0 アステカ遺跡 Normal Tier Offscreen :17


概要

「Snapdragon 480/480+ 5G」は2021年1月発表の少し古いエントリークラスSoCです。価格の安さから、非常に安価なスマホで多数採用されています。+モデルの違いは、高性能コアのクロックが200MHz高くなっている(2.0→2.2)点だけなので、まとめて扱います。

エントリークラスなので性能は低いです。しかし、GPUには「Snapdragon 695 5G」などとも同じ「Adreno 619」がされているためほぼ変わらず、CPU性能も15%~20%ほどの差です。価格の安さの割には悪くないという印象で、安さ特化のSoCとしては非常にコストパフォーマンスに優れていると思います。
8nmというやや古いプロセスでの製造ですが、クロックの低さと省電力コアの多さのおかげで低消費電力・発熱です。400番台という弱そうな名前の割には質が悪い印象はなく、意外とミドルレンジ下位SoCとの差は小さめです。
今後も生産が続けられるのなら、2024年でも活躍しそうな格安SoCです。

CPU性能

CPU性能は低めです。安さが売りのミドルレンジSoC「Snapdragon 695 5G」と比較しても、マルチコア性能は15%~20%ほど劣っています。

そのため重い処理は厳しいですし、そこまで重くない処理でも局所的な負荷でモタつく可能性があるレベルです。ですが、軽いアプリの動作は基本問題ないので、ゲームをしないライトユーザーならそんなに困ることはないと思います。

8nmという少し古いプロセスですが、8コアの内の6コアが省電力コアという構成かつクロックも低いおかげで、高負荷時でも消費電力と発熱は少なく、気になりません。

むしろ、古いプロセスと節約されたコア仕様のおかげで、価格は非常に安価なのが大きなメリットです。その上でバッテリー持続時間や安定性の面は優れているので、ライトユーザーには凄く有難いと思います。

GPU性能

SoCには「Adreno 619」が採用されています。性能は低く、ゲームには適していません。

しかし、安さを考えれば仕方ない部分であり、上位の「Snapdragon 695 5G」と同じGPUということを考えれば、コスパ的には悪くないのかなと思います。
ただし、Snapdragon 480(+)搭載機は安さ特化の低価格機での採用が中心で、RAMが4GBしか搭載されないことが多く、恐らくはその関係で最終的なGPU性能はSnapdragon 695 5Gよりも少し低いことが基本です。

とはいえ、695 5Gと同じGPUではありますし、同グレードの最新モデルである「Snapdragon 4 Gen 2」がまさかの「Adreno 613」採用でスペックダウンしたので、軽いゲームを視野に入れるなら、最新の同グレードSoCよりも480の方がむしろ良いという点は覚えておいて損は無いかもしれません。

その他

低価格スマホに採用されることを考えると、Wi-Fi 5までの対応が基本とはなりそうですが、実はWi-Fi 6へのサポートが含まれています(今回調べるまで正直知らなかった)。

その他はやはり、最新のミドルレンジ以降のSoCと比べると削られている部分も結構見受けられますが、価格を考えれば意外と悪くないなという印象で、ライトユーザーならおすすめできるSoCだと思います。

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