【Nintendo Switch】Liteと通常版の違いを簡単に説明【性能比較】

2019年9月20日に発売されたNitendo Switch Liteと通常版のNintendo Switchの違いを簡単にまとめています。要点だけを並べてさくっとみられるようにしています。

仕様の簡易比較表

まずは、各種仕様の簡易比較を見ていきます。これだけで大まかな違いはなんとなく分かるかと思います。

  Switch Lite 通常版 Switch
価格(税別) 19,800円 29,800円
内蔵ストレージ 32GB 32GB
画面サイズ 5.5インチ 6.2インチ
重量 275 g 398 g
バッテリー持続時間 3~7 時間 2.5~6.5 時間 (旧モデル)
4.5~9.0 時間 (新モデル)
対応プレイモード 携帯モードのみ 携帯モード
テーブルモード
TVモード
TV出力 ×
※専用ドックのHDMI
Joy-Con付属 ×
有線LAN ×
※実は不可能ではないが、実用的でない

※付属ドックのUSBポート使用
遊べるソフトの制限 あり
※但し、Joy-Conを別途購入すればほぼ制限無し
なし

Switch Lite は安価携帯モード専用という位置付け

仕様をざっと見るとわかりますが、機能の充実性という意味では通常版Switchの方が優位です。Switch Liteの利点は、価格が約1万円安く、少し小型・軽量化されているところです。要するに、より気軽に手を出せる携帯モード専用機という位置付けです。通常Switchのような汎用ゲーム機ではなく、3DSのような携帯ゲーム機という見方をするべき機体となります。余談ですが、ポケモン新作が11月にSwitchで発売される事が決定しているので、それへの布石というのもあってそのような形になっているのかもしれません。

主な違い

Liteと通常版の主な違いを、簡単な説明を添えて並べています。

通常版との主な違い
  • 価格が安い
    Liteの方が通常版より約1万円安いです。予算に限りがある人や、携帯モードの方が遊びやすいソフトのみをプレイしたい場合はお得です。
  • 軽い
    Liteの方が通常版より123gも軽い仕様となっています。携帯モードとして扱うには大きな差です。
  • 画面サイズが小さい
    画面サイズがLiteは5.5インチ、通常版は6.2インチとなっており、Liteの方が0.7インチ小さいです。上述の軽さを実現するための要素の一つなので仕方ない部分ですが、Youtubeやニコニコ動画等の動画視聴も用途とするなら、少し見え辛いかもしれないので注意が必要です。ただし、大きな差ではないですね。
  • 通常版旧モデルよりはバッテリー持続時間が長い
    Liteの方が通常版の旧モデルよりはバッテリー持続時間が長いです。ただし、ほぼ同時期に発売された通常版の新モデルよりは短いです。現在では新モデルが一般流通品なので、どちらかというと劣っていると言った方が良さそうです。
  • 携帯モードのみ対応
    通常版では携帯モード・テーブルモード・TVモードの3モードの使い方に標準で対応しているのに対し、Liteは携帯モードのみの対応となっています。大画面の方が楽しめそうなソフトをプレイする際は、通常版の方が良さそうです。
  • Joy-Conが付属しない
    通常版では、取り外してワイヤレスコントローラーとしても使えるJoy-Conが付属していますが、Liteでは一体化しているコントローラーのみでJoy-Conが付属していません。別売り品を購入すれば使えますが、7480円(税別)の本体と専用の充電機器が必要です。
  • 標準では遊べるソフトや遊び方に制限がある
    上述のJoy-Conが無い事によって、一部のソフトでは制限が掛かってしまう場合があります。具体的には、Joy-Conを片方ずつ使う事を前提としているソフトや、スイング操作を必要とするソフトなどです。また、ジャイロ操作をメインとするソフトも、Liteでは目線や体勢を常に変えながらプレイするのは大変なので不向きと言えると思います。
  • TV出力ができない
    Liteには通常版では付属するドックが付属しないので、ドックの機能であるTV出力(HDMI出力)ができません。
  • 有線LAN利用が実用的でない
    通常版はドックにUSBの有線LANアダプダを接続するだけで有線LAN接続が可能ですが、Liteはドックが付属しないため、実質有線LAN接続が不可能となっています。実質というのは、実はUSBのType-C→A変換アダプダを利用した上で有線LANアダプダを接続すれば有線接続が可能らしいためです。ただ、携帯モードで使用しながら本体下からアダプダを二つも繋げ、ケーブル付きで使用するのはプレイしにくいと思うので、実用的ではないかと思います。

どっちが良い?

Switch Liteの方が良い人は、携帯モードに適しているゲームしかプレイしない人に限られると思います。

Switch Lite の 通常版Switch との違いを端的に言うなら、「価格の低下と軽量小型化の引き換えに、多くの機能(Joy-Conと専用ドックの付属)を失ったもの」となります。別売りの周辺機器等を追加購入すれば、機能を通常版に出来るだけ近付ける事は出来ますが、価格の優位性が損なわれてしまうので、それをするなら最初から通常版を購入した方が間違いなくお得だし手間が掛かりません。例外は、経済的な不安が全くなく、少しでも軽い機体(Switch Lite)で携帯モードを楽しみたいという人くらいだと思います。

一応、下記にSwitch Lite の機能を増やす方法について簡単にまとめておきます。

Switch Lite の機能を増やす方法
  • 別売りのJoy-Conを購入する
    Switch Lite はJoy-Conが標準で付属しないだけで利用はできるので、別売りのJoy-Con(税別7,480円)を購入すれば、通常版の機能に近づけます。ただし、本来Joy-Conの充電は本体に装着する事で行いますが、Liteは本体に装着する事ができません。別途充電機器の購入も必須となる点は注意が必要です。なお、Joy-Conと充電機器を購入する時点で、Switch Lite の価格の優位性はほぼ無くなってしまいます。
  • アダプター利用で有線LAN接続を可能にする
    変換アダプターを複数利用するなどの方法によって、Switch Lite でも有線LAN接続をする事は可能なようです(要確認)。ただし、携帯モード機の本体の下からケーブルを出したままなのは明らかにプレイし辛そうなので、あまり実用的ではなさそうです。
  • Liteに対応した別売りのドックを購入する(未確認)
    2019年10月現在ではまだ確認できませんが、Switch Lite に対応した専用ドックが発売される可能はあると思います。必要なら探してみても良いかもしれません。


どっちがいい?:個人的な意見

あくまで個人的な意見ですが、私は安定・無難なのは通常版だと思っています。Switch Lite の大きな利点は価格の安さと軽さです。ただし、やはり通常版よりも機能面で明らかに劣っており、制約が多いのが気になります。

特に、TV出力できないのとJoy-Conが付属しないのは非常に大きいです。後からも周辺機器を追加購入することである程度対応はできますが、そうすると価格面の優位性が損なわれてしまい、下位互換品を同程度の価格で購入したような形に近くなってしまうと思います。

本体の重量に関しては、私は現在通常版を所持していますが、そこまで重いと感じた事もないですし、重かったとしても膝やテーブルに乗せながら利用すれば気にならなそうな気がしました。

やはりSwitch Liteは、追加費用無しの標準装備で困らない場合のみ、要するに携帯モードのみでの使用でしか強みは活かせないと思いました。


それでは、記事はここまでになります。ご覧いただきありがとうございました。

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