【PS5】仕様が公開されたので、ざっくり見てみる

価格は税込みで54,978円と発表(通常版)

通常版が税抜49,980円(税込54,978円)、ブルーレイドライブ非搭載のデジタル・エディションが税抜39,980円(税込43,978円)と発表されました。

注意

掲載の下記からの情報全ては記事執筆時点(2020年3月24日)のものであり、現在は異なる可能性がありますので注意してください。また、PS5に使われているパーツはほぼ全てがカスタム仕様(特別仕様)であり、正確な性能については発売されてからでないとわかりません。当てずっぽうレベルの事を書いていますので、予めご了承ください。

2020年3月19日、PS5(PlayStation5)の技術仕様の詳細が公開されました。性能面についてざっくりと見ていきたいと思います。正直なところゲーム機の性能についてはさほど詳しい訳ではないので、かなりざっくりとしたものとなっています。細かい部分は目を瞑っていただけると幸いです。

主要スペック表

まずは主要スペックを表にまとめたものを見てみましょう。

項目 PlayStation5の仕様(予定)
CPU
AMD Ryzen[Zen 2]
8コア16スレッド/最大3.5GHz
GPU
AMD Radeon RDNA 2
レイトレーシングアクセラレーション
最大2.23GHz(10.3 TFLOPS)
システムメモリ GDDR6 16GB
SSD 825GB 読み込み速度:5.5GB/s(Raw)
PS5 ゲームディスク Ultra HD Blu-lay(100GBまで)
映像出力 4K 120Hz、8K TV、VRR 対応(HDMI2.1)
オーディオ Tempest 3Dオーディオ技術

超高性能なハイエンド仕様

PCに詳しくない人にはスペック表だけ見ても分からないかもしれませんが、非常に高性能です。オールハイエンド仕様です。
単刀直入にいうと、このスペックだと今までのような初動約4万円前後で出すのはまず不可能です。2020年3月現在で、市販品を使って似たような仕様のPCを自作すると考えると、基本パーツのみでもざっくり12万円~13万円程度にはなってしまうと思います(これでも甘めに見積もってます)。上記の表のパーツの他にも、電源ユニット・筐体・付属品などなどの費用が掛かりますし、どんなに頑張っても、4万台になるとは思えないです。

特に何が高いのかというと、GPU(グラボ)です。まだ一般には販売されていないAMDの「RDNA 2」アーキテクチャが採用されているので、詳しい価格推測は不可能ですが、現行モデル(RDNA)で近い仕様のものは販売価格で5万円前後します。PS4のGPUは、当時約2万円程度のものと同じくらいの性能だったようです。これだけでも今までのような価格設定が不可能だという事は伝わるかと思います。

PS4も発売当時は性能が低かった訳ではないのですが、遥かに上回る高性能さです。価格の大幅な上昇は避けられないと思います。

CPU:省電力なハイエンド?

CPUには「Zen 2」アーキテクチャのRyzenが採用されるという事です。2020年3月時点では最新で評価の高いものです。8コア16スレッドで、動作クロックは最大3.5GHzです。一般的なPCのCPUには無いコアや機能もあるようですが、その辺りは考慮のしようがないので、割愛させていただきます。

デスクトップ用の「Zen 2」CPUでは、定格ですら周波数が3.5GHz以下のものはほとんどありません(2020年3月時点)。最大3.5GHzという事は、省電力(発熱が少ない)モデルということになりますが、ノートPC向けのものでも「Zen 2」で8コアで最大が3.5GHzというものが記事執筆時点ではありません。要するに完全に特別な仕様です。

特別な仕様な上、似たようなコア&周波数のCPUも記事執筆時点ではありませんので、性能の推測が難しいです。せめてTDP(消費電力の目安の指標)くらいはわからないと何とも言えません。
ただ、PS4にはTDP25W相当のものが2基採用されていたようなので、TDPが25W~45W相当のものになるのではないかと思います。高性能ノートPC向けか、省電力デスクトップPC向けのような感じですね。

2020年3月24日時点ではまだ市場には登場していないですが、ノートPC向けの「Ryzen 7 4800U」が、8コア16スレッドで最大4.2GHzという仕様で、一番近いかなと思います。TDPが15Wの省電力CPUですが、これが「Core i7 8700」に近い性能になる事がほぼ確実とされているので、最低でもそのくらいの性能はありそうです。かなり高性能です。

また、システムメモリーには、一般的なPCのメモリーよりも超高速なGDDR6を採用しているので、性能は更に底上げされます。デスクトップ版のRyzen 7ほどの性能が出るとは思えませんが、「Ryzen 5 3600」クラスの性能にはなっても不思議ではないと思います。

性能が何倍とかで示すのはあまり好きではないのですが、通常版PS4に搭載されていたのは「Athlon 5150」相当のものが2基なので、ベンチマークの数値的には4倍以上の向上にはなると思います。

価格については特別仕様なので当然不明です。ただ、8コア16スレッドの「Zen 2」のRyzenという事で、Ryzen 7相当の価格になると考えるのが妥当だと思います。そうすると、価値的には4万円前後にはなると思います。

GPU:ハイエンドでレイトレーシングにも対応

GPUはAMDの「RDNA 2」アーキテクチャ採用のGPUが採用されるようです(10.3 TFLOPS)。レイトレーシング(恐らくハードウェア的に)にも対応しています。「RDNA 2」は、2020年3月時点では未登場のアーキテクチャなので、こちらも性能の詳細は正直不明です。こちらも、一般的なPCのGPUには無い機能もあるようですが、その辺りは考慮のしようがないので、割愛させていただきます。

10.3TFLOPSという事で、超高性能(ハイエンド)なGPUという事は間違いないです。同程度のTFLOPSのGPUには「Radeon RX 5700 XT」や「GeForce RTX 2080」があります。2020年3月現在では、RX 5700 XTは約5万円前後、RTX 2080は7~8万円程度で販売されています。
PS4は、発売当時約2万円程度で買えるGPU(R7 260X)程度の性能だったようなので、性能も価格も爆発的に上昇しています。
ただ、TFLOPS値だけ見て「RTX 2080相当!」なんてSNSで話題になっていましたが、「RTX 2080」はAMDではなくNVIDIA製で、メーカーが違います。レイトレーシングに対応しているコスト面を考慮した結果なのかもしれませんが、NVIDIA製よりAMD製の方が同カタログスペックなら安いのが通例な気がしますし、妥当な比較対象は、アーキテクチャも「RDNA 2」の先代の「RDNA」が採用されている「Radeon RX 5700 XT」の方だと思います。

少し気になるのは、最大周波数2.23GHzです。オーバークロックしない前提であれば、「Radeon RX 5700 XT」のブーストクロックは約1.9GHzで、「GeForce RTX 2080」だと約1.7GHzです。PS5の筐体サイズは大きくても省スペースデスクトップPC程度だと思いますし、このクラスのGPUを2.23GHzで常時稼働は、冷却面で厳しそうに見えます。実際には、全力で稼働させる事はあまり想定していない気もします。

また、話は変わりますが、今回のPS5のGPUではレイトレーシングを利用する事ができます。

レイトレーシングはざっくり言うと、「光の反射・屈折をリアルタイムで全て計算・描写することにより、現実と区別がつかないレベルの映像表示ができる」といった感じのものです。このレイトレーシングは、要求スペックがめちゃくちゃ高いです。
レイトレーシングを採用しながら60FPSを基準にするには、ハイエンドGPUが必須なので仕方なかったのでしょうが、価格的には恐ろしいことになってそうです。ただ、価格を削らずにパフォーマンスを追求するスタイルは好きです。

システムメモリー:超高速なGDDR6

システムメモリー(メインメモリー)には、GDDR6のものが16GB採用されています。普通のPCのメモリー(DDR)とは少し違って、主にGPUに利用される超高速なメモリーが採用されています。この超高速メモリーのおかげで、PS4のCPUは普通のPCで使う以上の性能を発揮できます。ちなみにPS4の頃はGDDR5が使われていました。

GDDRは個人には販売されていないものなので、価格を細かく推測する事ができません。ただ、現在一般的なPCに使われるDDR4のメモリーが、16GBで約8000円程度で販売されているので、価値的には1万円以上はするものだと思って良いです。

ストレージ:超高速なカスタムSSD

ストレージ容量は825GBで、自社独自開発のSSDが採用されるようです。PCIe 4.0対応で、読み込み速度が5.5GB/sのSSDになるらしいです。超高速です。

PS4ではSSDではなくHDDだったので、速度の向上っぷりはエグいです。ほとんどの読み込みが一瞬で終わるレベルになると思います。

5.5GB/sというのは、市販品で考えるとNVMe PCI-E Gen4接続のSSDが近いです。ただこれも、最速でも5.0GB/sくらいだった気がします。ベースは恐らく該当に近いものだと思いますが、カスタムSSDならではの速度向上機能が働いていそうな感じです。
NVMe PCI-E Gen4接続のSSDの価格は非常に高価で、2020年3月20日現在では、1TBが2~3万円くらいで販売されています。825GBなら丁度2万円くらいの価値になるという感じですね。しかし、カスタムSSDということで、単純なストレージとしてだけでなく多数の独自機能があるようなので、一般的なストレージよりも高コストかつ高性能と考えた方が良いかもしれません。ただし逆に、自社開発ということは開発完了後の製造コストに関しては抑えめにできるとも考えることはできますね。

価格について

PS5の発売自体は2020年末が予定されているので、その頃にはパーツの価格なども変動してきます。更にPS5はほぼ全てがカスタム仕様なので、現時点での推測は精度もアテにならないし、あまり意味は無さそうですが、一応ちょっと見てみたいと思います。

現時点で近い仕様のパーツの価格

現時点で近い仕様のパーツの価格を見ていきます。表にざっとまとめてみました。

項目 PS5の仕様
性能が近そうなパーツと価格
※2020年3月24日時点
CPU
AMD Ryzen[Zen 2]
8コア16スレッド/最大3.5GHz
Ryzen 5 3600
6コア12スレッド/最大4.2GHz
約 26,000円
GPU
AMD Radeon RDNA 2
レイトレーシングアクセラレーション
最大2.23GHz(10.3 TFLOPS)
Radeon RX 5700 XT(9.75 TFLOPS)
約 48,000円
GeForce RTX 2080(10.0 TFLOPS)
約 75,000円
システムメモリ GDDR6 16GB 単体で一般流通はしないので推測困難
(現在主流なDDR4だと16GBで8,000円~10,000円程度
SSD 825GB 読み込み速度:5.5GB/s(Raw) M.2 SSD(NVMe PCI-E Gen4)
1TB:2万円台中盤

どう考えても4万円台では出せそうにない

まず始めに、相当雑で突っ込みどころ満載かもしれませんが、ほぼ全部が特別仕様ですし、多めに見て貰えると嬉しいです。

とはいえ、どんなに安く見積もってもCPUとGPUだけで、現状での価値は5万円は超えそうです。上記以外のパーツも含めた完成品を販売するとなると、まぁどう考えても4万円台で出すのは厳しいだと思います。

ただ、CPUとGPUはAMDという同じメーカーのものです。大量発注して貰えるという事で、AMDからある程度便宜を図って貰えそうな気もします。OSやSSDは自社開発という事で、一度完成すれば生産コストは外注よりも削減できる気がします。

上記のようなことを考慮し、極限まで都合良く安く見積もるとしても、それでも7万円台で出せればかなり褒めれるものじゃないかなと思います。価値的には7万円台でもめちゃくちゃ安いと思います。

以下、一応各パーツ毎の雑推測の考察的なものを一応載せておきますので、興味がある方だけご覧ください。

CPU:Ryzen 5 3600くらい?

Zen 2で8コア16スレッドという事で、性能は「Ryzen 7 3700X」と同程度、と概算している人が多い気がしますが、さすがにこれは無いと思います。理由は、最大クロックが3.5GHzだからです。

「Ryzen 7 3700X」は確かに8コア16スレッドのCPUですが、動作クロックは定格3.6GHzで最大4.4GHzです。定格の時点で3.5GHzを超えています。いくら改良が加えられているとしても、同じ「Zen 2」採用の同じコア数・スレッド数で、これだけのクロック差がありながら性能が同程度まで追い付くのはあり得ないと思います。

先にも軽く触れましたが、PS5のCPUはTDPでいうと25W~45Wクラスのものになると思います。高性能なノートPC用CPUや省電力なデスクトップ用CPUあたりがこれにあたります。ただ、2020年3月24日時点では「Zen 2」でそのようなCPUがありませんので、「Ryzen 7 3700X」より一段下の性能の「Ryzen 5 3600」を割と雑に当てはめました。自分は「Ryzen 5 3600」クラスの性能でも上出来だと思います。

GPU

「RDNA 2」という、記事執筆時点では完全に未登場のアーキテクチャ採用なので、正直言うと皆目見当がつきません。TFLOPS値だけ見ると「Radeon RX 5700 XT」と「GeForce RTX 2080」が近いです。メーカーとアーキテクチャ的にいうと「Radeon RX 5700 XT」が近いですが、こちらはレイトレーシングにハードウェア的には未対応なのに対し、PS5はレイトレーシング対応が確定ですから、その分のコストが上積みされるはずです。となると安くても5万円分くらいは見ないといけない気がしますね。

システムメモリー

もう完全にお手上げです。GDDR6の単体価格なんて一般人には知りようがありません。記事執筆時点での一般的なPCのメモリーはDDR4が主流で、こちらが16GBだと8,000円~10,000円くらい(速度によってはもっと高い)なので、これは軽く超えると思いますが、具体的な数字を出すのはちょっと難しいですね…。

SSD

公式の説明では一番力を入れて解説されたっぽいのがこのSSDです。読み込み速度5.5GB/sは確かに驚異的ですし、RAMのようにシステム補助にも使うシステムがあるとかで、かなり凄いものらしいです。その辺の独自機能については完全にお手上げですが、PCIe 4.0対応という部分は明らかになっています。

規格と読み込み速度だけなら結構近いものがあり、そちらの価格は1TBで2円台中盤くらいです。容量がちょっと少なくて825GBなので、価値的にはこの程度と思って良いかと思います。

ただ、このカスタムSSDはSONYの独自開発品みたいなので、開発完了後の製造コストだけみれば、外注よりは余裕があると思われます。


記事は以上になります。やっつけ記事ながらここまでご覧いただきありがとうございました。

18 COMMENTS

とねりん:管理人

まだ未発売なので断言はできないですが、PS5本体自体は無線キーボードにもマウスにも対応していると思われます。
ただし、PS4と同様ならゲーム側がPS5版ではコントローラーのみ対応と制限されている場合が多いと想定されるので、基本的に利用できないと思われます。
コンバーター等を使用すれば利用できるかもしれませんが、規約で禁止されていたかと思うので止めて置いた方が良いかと思います。

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マセガキ代表

丁寧にありがとうございます。
コンバーター等は、絶対に使いません

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えいたす

めちゃくちゃ安い設定で発表きましたね!これは革新的です!pcばっかですが、買ってみようかなってくらいの値段でした。

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とねりん:管理人

7万円でも凄く頑張ったんだろうなってレベルだと思っていたのに、5万円台中盤は驚きですね…。

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とねりん:管理人

それは税抜き価格なので、購入時は約54,978円ですね。
どちらにせよ思ったよりも安くてびっくりしています…。
PS5がどんな予定価格だったとしても、この額より大幅に高くする訳にはいかなそうなので、恐らく同程度か高くても税込み6万円程度になる…のでしょうか。

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匿名

10.3tflopsはブースト時の最大値なのにそれを定格と思って置き換えてる時点でやり直し

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とねりん:管理人

どこで定格と勘違いしていると思ったのかはわからないですが、「最大2.23GHz(10.3 TFLOPS)」という表記をしている通り、10.3TFLOPSは最大のものとして扱っています。
他の例に出しているGPUのTFLOPS値もブースト時のクロック値で計算されたものです。本記事のGPUの性能関連数値は全てブーストクロック時のものですよ。

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匿名

ブログの推測金額が正しいか ここのコメントが正しいか楽しみやな
未来はわからない

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匿名

なんかずーっと小売価格で計算してるのがなぁ。
メーカーと直で大量生産契約結んでるし、自社開発の部分も大きい。
7万円代なんてするわけないでしょ。ソニーはPS3の時で大きく学んだのに。
ほぼ確実に5万円代だから。
くだらない価格予想があちこちであるけど、確実に5万円代だから。なんならソニーが価格に自信もってるらしいしワンチャン49800円もあり得る。

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ぶーとん

匿名の方へ

判明している情報から予想したり、推測したりするのが楽しいのではないですか。
「ほぼ」なのか「確実」なのかは存じませんが、いずれにせよ誰かに噛み付く必要はないのでは。
それと、「X万円ダイ」の「ダイ」は「台」を使います。「代」でもCPUのダイ (Die) でもありません。
基本的に「台」というのは平らなので、転じて「凡そ揃ったもの」という意味になるのです。

記事に関係のないコメントで申し訳ありません。

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理系の童貞かよ
誤字にマウントとって楽しいか?

それと「ほぼ確実に」の何が悪いんだよ。ニュアンス的に「98%~99%(程度)」って意味だろ。
使ってはいけないルールあるならどうぞ。

「判明している情報から予想したり、推測したりするのが楽しいのではないですか。」
だからそれをしてんじゃん。しかも記事が小売価格で計算してるから意味ねぇよって言っただけ。

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匿名

何度も間違って誤字入力している所を見るに入力ミスでもなくただの知識不足。
それを赤の他人がわざわざ無償で教えてくれているのにその態度はないんじゃないか。
自分の意見がいくら正義だと勘違いしていたとしても、そこは「そうだったんですね。ご指摘ありがとうございます。」って感謝の言葉を述べた方が良い。

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