今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で1位~9位まで紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。
簡易比較表
本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。
GPU | 参考価格 | 評価 | 3DMark | TDP (TGP) | メモリ(VRAM) | コスパ | 電力 効率 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
基本 性能 | VRAM | 電力 効率 | AI ※1 | レイ トレ | 価格 | DX12 | DXR※2 | 容量 | バス幅 | 帯域 | |||||
RTX 4070 SUPER 12GB / 220W | ¥92,980~ | 4.25 | 3.75 | 4.75 | 3.75 | 3.75 | 2.25 | 21199 | 13223 | 220W | 12GB | 192bit | 504GB/s | 0.228 | 96.4 |
RTX 4070 12GB / 200W | ¥83,800~ | 4.0 | 3.75 | 4.5 | 3.75 | 3.5 | 2.5 | 17826 | 11104 | 200W | 12GB | 192bit | 504GB/s | 0.213 | 89.1 |
RTX 4060 8GB / 115W | ¥39,980~ | 3.0 | 3.0 | 4.5 | 3.0 | 2.5 | 4.0 | 10665 | 6045 | 115W | 8GB | 128bit | 272GB/s | 0.267 | 92.7 |
RX 7800 XT 16GB / 263W | ¥74,980~ | 4.0 | 4.5 | 4.0 | 3.5 | 3.25 | 2.75 | 19968 | 10706 | 263W | 16GB | 256bit | 624GB/s | 0.266 | 75.9 |
RTX 4070 Ti SUPER 16GB / 285W | ¥124,300~ | 4.5 | 4.5 | 4.0 | 4.5 | 4.0 | 1.75 | 24454 | 15440 | 285W | 16GB | 256bit | 672GB/s | 0.197 | 85.8 |
RX 7700 XT 12GB / 245W | ¥62,980~ | 3.75 | 3.75 | 3.75 | 3.25 | 3.25 | 3.25 | 17006 | 9059 | 245W | 12GB | 192bit | 432GB/s | 0.270 | 69.4 |
RX 7900 XT 20GB / 315W | ¥109,800~ | 4.5 | 4.5 | 4.0 | 4.0 | 3.75 | 2.0 | 26616 | 14134 | 315W | 20GB | 320bit | 800GB/s | 0.242 | 75.9 |
RTX 3060 12GB 12GB / 170W | ¥39,980~ | 2.75 | 3.5 | 2.75 | 3.5 | 2.5 | 4.0 | 8867 | 5157 | 170W | 12GB | 192bit | 360GB/s | 0.222 | 52.2 |
RTX 4060 Ti 8GB 8GB / 160W | ¥56,800~ | 3.5 | 3.0 | 4.25 | 3.25 | 2.75 | 3.5 | 13473 | 8062 | 160W | 8GB | 128bit | 288GB/s | 0.237 | 84.2 |
Arc A770 16GB 16GB / 225W | ¥45,000~ | 3.0 | 4.5 | 2.5 | 3.25 | 2.75 | 3.75 | 13472 | 7108 | 225W | 16GB | 256bit | 560GB/s | 0.299 | 59.9 |
RX 7600 8GB / 165W | ¥36,980~ | 3.0 | 3.0 | 3.25 | 2.25 | 2.25 | 4.25 | 10836 | 5399 | 165W | 8GB | 128bit | 288GB/s | 0.293 | 65.7 |
- 性能スコア(DX12):現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのベンチマークスコアです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440です。
- 性能スコア(DXR):レイトレーシング性能のスコアです。掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
- TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
- コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
- 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。
おすすめGPUランキング
現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。
GeForce RTX 4070 SUPER
おすすめ度 :★4.5
基本性能 ★4.25 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★4.75 | AI ★3.75 | レイトレ ★3.75 | 価格 ★2.25
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイエンド | ||
VRAM | 12GB GDDR6X(504 GB/s) | ||
TGP/TDP | 220W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 21,100 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 13,200 |
「RTX 4070 SUPER」は220Wというミドルレンジ並みの消費電力で前世代最上位クラスの性能を発揮しつつコスパも良い、非常に強力な総合コスパを発揮する高性能GPUです。
希望小売価格は599ドルに設定されており、549ドルになるRTX 4070と50ドルしか変わらないのに、コア類は20%以上も増量されています。1440p以下のゲームにおける性能は「RTX 3090」に匹敵するレベルであり、10万円未満のGPUとは思えない高性能さとなっています。
それでいて消費電力(TGP)は220Wというミドルレンジ並みの数値で、効率が非常に優れているのも魅力です。良い意味で性能に見合わない価格と電力面を備えた高コスパGPUです。
しかし、発売直後の実売価格が思ったよりも高く、約10万円~という感じでした。とはいえ、その価格だとしても十分魅力があるレベルです。少し経てばある程度値下がりすると思われることも考えると、ものすごいコスパのGPUだなと思います。
ただし、価格の割にはVRAMの性能が低いという弱点がある点は一応注意です。12GB(504GB/s)という仕様です。この価格の割には低いメモリ仕様によって、他のハイエンドGPUと比べると4Kや生成AIなどでの性能低下率が大きめになっていたりする点は一応注意です。
とはいえ、基本性能の高さのおかげでVRAMが重要な処理の性能も悪い訳ではないです。全然許せるレベルで、正直デメリットというほどでもないです。そのため、総合的に見たコスパは非常に優秀なGPUです。
GeForce RTX 4070
おすすめ度 :★4.5
基本性能 ★4.0 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★4.5 | AI ★3.75 | レイトレ ★3.5 | 価格 ★2.5
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 4070 | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイクラス | ||
VRAM | 12GB GDDR6X(504 GB/s) | ||
TGP/TDP | 200W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 17,800 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 11,100 |
「RTX 4070」は前世代ハイエンドレベルの高性能さと、それをわずか200Wで動作できる効率の良さが魅力のGPUです。価格は8万円台中盤~(2024年8月時点)と高価ですが、ミドルレンジGPUと比べると出来ることの幅が一気に広がるので、実用コスパは高いGPUです。
性能は前世代の「RTX 3080」と同等レベルで、1080pでは非常に快適なパフォーマンスを発揮し、1440pでも高いパフォーマンスを期待することができます。
メモリは12GBとなっており、先代の「RTX 3070(8GB)」では頼りなかったレイトレーシングや4Kでも実用的な性能になっている点も大きく、従来の70番台よりもハイエンド用途への対応力が大きく増しています。
しかも、その性能をわずか200Wで実現しているのが凄いです。価格は従来の70番台よりは高くなってしまったものの、従来の80番台よりは少し安くはなっている上、200Wの消費電力のおかげで扱いやすさも従来のハイエンドよりは大きく向上しているのは魅力です。
従来ならレイトレーシングや4Kを実用的に使うには基本300W以上の大型のハイエンドGPUが必要だったため、大容量の電源とエアフローに優れたタワーケースが実質必須でしたが、「RTX 4070」の200Wなら電源容量が節約できるため実質的な費用削減にも繋がる上、発熱の少なさと2連ファン仕様製品が多いこともあり、ケースの選択肢も多いです。
メモリと価格に関してはもう一声欲しかった感も正直あるものの、非常に扱いやすく優秀なGPUです。あらゆる用途に出来るだけ対応した上で予算を抑える選択肢としては最適だと思います。
RTX 4060
おすすめ度 :★4.25
基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★4.5 | AI ★3.0 |レイトレ ★2.5 | 価格 ★4.0
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 4060 | ||
---|---|---|---|
区分 | ミドルレンジ | ||
VRAM | 8GB GDDR6(272 GB/s) | ||
TGP/TDP | 115W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 10,700 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 6,040 |
「RTX 4060」は非常に少ない消費電力(TGP:115W)ながら、その割には高性能なミドルレンジGPUです。安価ながら「RTX 40シリーズ」なので、DLSS 3のフレーム生成を利用できるのも強みです。
何といっても、特に魅力なのは消費電力の少なさと効率の良さです。1080pゲームなら大体快適にプレイできる性能を持ちながら115Wというのは非常に魅力的です。発熱も少なく、ショート基盤製品も発売時から複数登場しているため、小型ケースや排熱に不安があるケースでの運用での懸念が軽減できるのも嬉しいです。
しかし、基本性能自体は他のミドルレンジGPUと比べて高い訳ではなく、前世代の「RTX 3060 Ti」にもやや負けるレベルではある点には一応注意です。重量級のゲームや、1440p以上の解像度でネイティブ運用するのはやや厳しいです。とはいえ、前世代までの150W以下のGPUと比べると格段に高い性能とはなっていて、1080pなら快適と言えるパフォーマンスを提供してくれるので、ライト層では満足できる性能にはなっていると思います。
それに、1440p以上やレイトレ関しては、一つ上位の「RTX 4060 Ti」でもやや不安のある設定です。ネイティブでは1080pで使うGPUとして割り切って、電力面と安さのメリットに特化するなら、この「RTX 4060」は非常に理に叶った選択となりそうなGPUだと思います。高負荷なゲームではDLSS 3等のアップスケーリングと併用するのが基本になると思いますし、それを考えれば尚更上位GPUに対してそこまで基本性能の低さがデメリットにも感じないとも言えますし。
総評としては、「RTX 4060」は基本性能の高さを求める人には向かないGPUだとは思いますが、1080pゲームでは基本十分な性能を持ち、小型さと低消費電力のおかげで非常に扱いやすいのが魅力です。DLSS 3にも対応しているため、より高負荷ゲームでも使えないことはないという保険もある、ライト層には非常におすすめできるミドルレンジGPUです。
Radeon RX 7800 XT
おすすめ度 :★4.25
基本性能 ★4.0 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★4.0 | AI ★3.5 | レイトレ ★3.25 | 価格 ★2.75
主要スペック | |||
GPU | Radeon RX 7800 XT | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイエンド | ||
VRAM | 16GB GDDR6(624 GB/s) | ||
TGP/TDP | 263W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 19,900 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 10,700 |
「RX 7800 XT」は「RTX 4070」よりもやや安価ながら16GB VRAMを備え、基本性能コスパが高いのが魅力のGPUです。
基本のゲーム性能は「RTX 4070」と同等か若干高いレベルながら、希望小売価格上は50ドルも安いため、コスパが非常に優れているのが魅力です。その上、「RTX 4070 / 4070 SUPER」の12GB VRAM(504GB/s)よりも優れた16GB VRAM(624GB/s)が付属するため、1440p~4Kの高解像度などの高負荷な処理でも強いです。
GPUは高性能なハイエンドモデルになるほど基本性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7800 XT」の基本性能コスパはミドルレンジモデルを含めても高い部類であり、その上で16GB VRAMも付属するため非常にお得感があります。
このように、基本スペックは物凄く強力で魅力的なのが「RX 7800 XT」なのですが、基本性能以外ではやや気になる点も多い点には注意です。
まず、レイトレーシング性能では「RTX 4070」に平均で13%前後ほど劣る結果になっている他、消費電力も「RTX 4070」は200Wなのに対し、この「RX 7800 XT」は263Wなので、発熱も多くワットパフォーマンスもやや劣っています。
更に、2024年8月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどでもGeForce向けに最適化されていることが多いのも気になる点です。今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。
総評としては、基本性能とVRAMコスパは非常に優れており魅力的なGPUですが、レイトレーシング性能や電力面、AI処理などの最適化では「RTX 4070」に現状まだ劣るので、出来るだけ多方面で安定した性能を発揮して欲しいなら最適とは言えないGPUです。
現在はレイトレを使わないゲームがメインで、生成AIなどは後々良くなってくれれば良いと将来性に委ねられる人向けのGPUです。
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
おすすめ度 :★4.25
基本性能 ★4.5 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★4.75 | AI ★4.5 |レイトレ ★4.0 | 価格 ★1.75
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 4070 Ti SUPER | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイエンド | ||
VRAM | 16GB GDDR6X(504 GB/s) | ||
TGP/TDP | 285W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 24,500 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 15,400 |
「RTX 4070 Ti SUPER」は大容量で高速な16GB VRAMを搭載したハイエンドGPUです。1440p以下なら非常に快適なfpsを実現できるのはもちろん、4Kやレイトレーシング利用時でも高fpsが期待できる高い性能を持ちます。
その高い基本性能も魅力ですが、このGPUの特に大きな魅力はやはり大容量の16GB VRAMです。16万円~の「RTX 4080 / 4080 SUPER」と同じ容量です。
容量だけ見れば「RX 7800 XT」が約8万円以下で買えたりしますが、そちらよりも基本性能が大幅に高い上、現状(2024年7月時点)ではまだ画像生成AIやGPUレンダリングなどではGeForceの方が有利なので、その辺りの用途をしっかり楽しみたい人には「RTX 4070 Ti SUPER」の方が大幅に有利です。
価格自体は12万円~と非常に高価(2024年8月時点)なのがやはりネックですが、あらゆるハイエンド用途に高いレベルで対応できるGPUとして優秀な選択肢だと思います。
とはいえ、純粋なゲームコスパではやはり「RTX 4070 / RTX 4070 SUPER」の方が優秀ですし、ワットパフォーマンスも若干負けています。12GBと16GBの差をどれだけ重要視するかによって評価が分かれるGPUだと思います。
Radeon RX 7700 XT
おすすめ度 :★4.0
基本性能 ★3.75 | VRAM(メモリ) ★3.75 | 電力効率 ★3.75 | AI ★3.25 |レイトレ ★3.25 | 価格 ★2.75
主要スペック | |||
GPU | Radeon RX 7700 XT | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイクラス | ||
VRAM | 12GB GDDR6(432 GB/s) | ||
TGP/TDP | 245W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 17,000 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 9,060 |
「RX 7700 XT」は6万円台中盤で12GB VRAMと重量級ゲームにも十分対応できるミドルレンジ最上位クラスの高性能さを持つ、基本性能コスパに非常に優れたGPUです。
基本のゲーム性能は「RTX 3080 10GB」や「RTX 4070」よりも少し下程度の高性能さを持ちますが、価格は6万円台中盤と安くて基本性能コスパが物凄く良いです。
VRAMも12GBでミドルレンジGPUとしては高めの仕様を持っており、レイトレーシングを考慮しなければ1440p以下では大きく不足することはほとんどありません。
このように価格と性能だけ見れば優れたGPUだと思うのですが、相対的に見るとやや微妙な点も多いのが気になるGPUなのは注意です。
まず気になるのは一つ上位の「RX 7800 XT」との価格とVRAM差です。2024年10月時点では1万円ちょっとの追加でRX 7800 XTを選ぶことができますが、基本性能コスパはほぼ変わらず、VRAMが16GBとなっています。
最近ではレイトレーシングや生成AIやメタバースなどのVRAMを大量に使う用途が増えてきているので、この差は気になります。
また、電力面も微妙で、こちらはRX 7800 XTにやや劣る結果となっている上、対抗のRTX 40シリーズには大幅に負けてしまっています。
更に、2024年8月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどがGeForce向けに最適化されていることが多いのも気になる点です。今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。
総評としては、RX 7700 XTは「重量級ゲームを快適にプレイできる性能を持っている中で出来るだけ安いGPU」という条件なら非常に強力なGPUであり、需要もあるとは思いますが、少し上の価格帯のGPUが非常に強力なので、相対的に見て第一候補にはなりにくいGPUだと思います。
Radeon RX 7900 XT
おすすめ度 :★4.0
基本性能 ★4.5 | VRAM(メモリ) ★4.75 | 電力効率 ★4.0 | AI ★4.0 | レイトレ ★3.75 | 価格 ★2.0
主要スペック | |||
GPU | Radeon RX 7900 XT | ||
---|---|---|---|
区分 | ハイエンド | ||
VRAM | 20GB GDDR6(800 GB/s) | ||
TGP/TDP | 315W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 26,600 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 14,100 |
「RX 7900 XT」は20GBの超大容量VRAMを搭載したハイエンドGPUでありながら、基本性能コスパも良いのが魅力のGPUです。電力効率も優れた部類です。
GPUは高性能なハイエンドモデルになるほど基本性能コスパは悪くなる傾向がありますが、この「RX 7900 XT」はコスパで強力なミドルレンジGPUとも戦えるコスパの良さを持っているのが魅力です。
競合製品と比べると、基本のゲーム性能は「RTX 4070 Ti SUPER」を少し上回るレベルながら、価格は11万円~で「RTX 4070 Ti SUPER」よりも1万円以上安い上に(2024年10月時点)、VRAM容量も4GB上回っています。
ただし、実用コスパという点で考えるとやや微妙感もあるので、人気が伸び悩んでいる印象です。
まず、レイトレーシング性能が「RTX 4070 Ti SUPER」に大きめに劣っている点があります。
そして、AI面でも、2024年10月時点では主要ソフトでのAI関連処理やBlenderのGPUレンダリングなどでもGeForce向けに最適化されていることが多いため、実際の性能では大きく劣ることが多いのも気になる点です。
今後改善される可能性はあるものの、現状では明確に改善される見通しがある訳でもないので、すぐに様々な用途で活躍して欲しい場合にはやはりGeForceが安定です。
また、数値から見たコスパは優れていますが、やはり価格が高すぎるのでミドルレンジGPUのようには導入できない点がありますし、魅力の20GB VRAMも、ゲームでは現状12GB~16GBあれば困ることはほとんどないです。そのため、少し下の価格帯の「RTX 4070 / 4070 SUPER 12GB」、「RX 7800 XT 16GB」の方が大きく安価で、実用コスパ的に上に見える、というのも大きいと思います。
電力効率が「RTX 4080(SUPER)」や「RTX 4090」ほど良ければそれでもおすすめできたと思いますが、その辺りほどは良くないこともあって、中々評価の難しいGPUになっていると思います。
総評としては、10万円超えのハイエンドGPUなのにコスパが良いという非常に魅力的な要素を持っているため、特に20GB VRAMを活かせる用途で使うなら非常に強力です。
しかし、レイトレーシングや生成AIではGeForceのハイエンドには劣るのがやはり大きい印象です。ボリューム層よりも一段上のGPUが欲しくて、かつ現在はレイトレを使わないゲームがメインで、生成AIなどは後々良くなってくれれば良いと将来性に委ねられる人向けの高コスパハイエンドGPUだと思います。
GeForce RTX 3060 12GB
おすすめ度 :★4.0
基本性能 ★2.75 | VRAM(メモリ) ★3.5 | 電力効率 ★2.75 | AI ★3.5 | レイトレ ★2.5 | 価格 ★4.0
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 3060 12GB | ||
---|---|---|---|
区分 | ミドルレンジ下位 | ||
VRAM | 12GB GDDR6(360 GB/s) | ||
TGP/TDP | 170W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 8,900 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 5,160 |
「RTX 3060 12GB」は4万円前後という価格で12GBの大容量VRAMを搭載するのが魅力のミドルレンジGPUです。
最近急激に流行り出したAIイラスト生成を含む、VRAM容量が非常に重要な処理において非常に優れたコスパを発揮することで、注目度が更に高まっています。4万円クラスのGPUとしては、流行りの用途も含めて非常に高い対応力を持っているため、旧世代ながら人気のGPUとなっています。
ただし、VRAM容量以外はあまり良い性能ではない点に注意です。
ゲームにおける性能・コスパ・効率はRTX 4060~4070の方が上です。また、12GB VRAMは強力ですが、帯域幅は狭めな上にメインのGPUが強力ではないためゲームでは活きる場面は少ないです。1440p以上の解像度では厳しめの性能で、レイトレーシングなどにおいてもGPU自体の非力さがネックとなってしまいます。なので、アップスケーリングに頼りたいですが、そこでもDLSS 3には対応できないので、最新世代よりも少し不利だったりします。
とはいえ、1080pならほとんどのゲームで普通に使える性能なので、ゲームでの性能を少しでも高めるよりも、最近注目のAIイラスト生成など、VRAM容量が物を言う用途にも対応できるようにしたいという場合には、非常に丁度良い選択肢だと思います。
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
おすすめ度 :★4.0
基本性能 ★3.5 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★4.25 | AI ★3.25 |レイトレ ★2.75 | 価格 ★3.5
主要スペック | |||
GPU | GeForce RTX 4060 Ti 8GB | ||
---|---|---|---|
区分 | ミドルレンジ | ||
VRAM | 8GB GDDR6(288 GB/s) | ||
TGP/TDP | 165W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 13,400 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 8,060 |
「RTX 4060 Ti 8GB」は165Wという少ない消費電力で高いフルHDゲーム性能を持つのが魅力の高コスパGPUです。
価格は2024年8月時点で5万円台後半~となっていますが、5万円以下のGPUよりは一段高い性能を備えていながら消費電力は少なめなので、フルHDに焦点を当てた5万円クラスのGPUとして競争力があります。
ただし、大きな懸念点がVRAMです。バス幅が128bitのものを採用しているため、帯域が288GB/sしかありません。これは前世代の「RTX 3060(360GB/s)」や「RTX 3060 Ti(448GB/s~608GB/s)」をも大きく下回る数値となっており、最安5万円後半という価格を考えれば明らかに悪いです。容量も8GBなので、新世代なのにスペックダウンしています。
これについてNVIDIAは、キャッシュメモリが前世代から大幅に増量されており、キャッシュヒット率が高まってVRAMへのアクセス頻度は低くなっているため問題ない(実行帯域幅は500GB/s以上)と主張していますが、実際のテスト結果を見ると、やはり1440p以上の高解像度では「RTX 3060 Ti」などよりも性能が低下している状況が見て取れるため、やはり影響は出ています。
1080pなら十分と言えるメモリ性能ですし、元々1440p以上はメイン用途として想定されていないことを考えると、ターゲット層的には問題ない部分だとは思いますが、高解像度での運用や、一部のクリエイティブ用途などでも帯域幅は重要だと思うので、そのような用途での使用を想定している人は注意が必要です。
何にせよ、元々前世代から飛躍的とは言えないレベルの向上率に加え、上述のメモリの弱さもあるため、残念ながら高解像度やハイエンド用途への対応力はそこまで高くなく、1080pコスパは少し向上しているものの、実用性的には前世代からあまり変わらないようにも感じるのが気になるGPUではあると思います。
とはいえ、一応DLSSやFSRなどのアップスケーリング機能を活用すればレイトレーシング性能や高解像度も実用的なレベルであり、高設定での運用も十分視野に入れることが出来ますし、電力面の良さは揺るぎない部分です。使い方次第ではありますが、競争力のある丁度良い価格と性能の高コスパGPUにはなっていると思います。
Arc A770 16GB
おすすめ度 :★4.0
基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★4.5 | 電力効率 ★2.5 | AI ★3.25 |レイトレ ★2.75 | 価格 ★3.75
主要スペック | |||
GPU | Arc A770 16GB | ||
---|---|---|---|
区分 | ミドルレンジ下位 | ||
VRAM | 16GB GDDR6(560 GB/s) | ||
TGP/TDP | 225W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 13,500 ※実性能は9000弱の RTX 3060 12GBに近い | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 7,100 |
「Arc A770 16GB」は4万円台では破格の16GB VRAMを搭載するのが魅力のGPUです。
生成AIやメタバース用途を筆頭に、これから利用が広まっていきそうな次世代用途では大容量VRAMを必要とする傾向が強い印象があるため、それらの用途でVRAMがボトルネックにならないのが良いです。5万円以下で当該用途に限れば非常に強力です。
しかし、その他では気になる点が多いのに注意です。
まずは、恐らく最適化不足が原因で、実ゲーム性能が「RTX 3060 12GB」程度しかないため、ゲームコスパが良くない点です。主要なベンチマークでは「RTX 4060 Ti」並みのスコアが出ていますが、実際にはそこまでのパフォーマンスは期待できないので、騙されないようにする必要があります。
しかも、「Arc A770 16GB」を含めた初代のArcは、登場当初に最適化不足が顕著で、不具合等が多発していた点も留意する必要があります。現在(2024年)ではそこまで深刻なレベルでは無くなっているとは思うものの、他GPUよりは不安定な可能性があります。
また、電力面が最新GPUと比べると悪いのも気になる点です。ゲーム性能は「RTX 3060 12GB」と同等なのでミドルロークラスの性能ですが、消費電力(TBP)は225Wとなっており、性能を考えれば大分多く、ワットパフォーマンスが悪いです。
電力面については致命的というほどではないものの、小型ケースなどでは採用し辛い点は一応留意です。
このように、注意点が多くて上級者向けのGPUではあると思いますが、5万円以下で16GB VRAMと搭載するGPUは貴重ですし、元が酷かっただけに最適化もかなりの速度で進んではいるので、次世代用途への対応や将来性に期待して導入するのは悪くないと思うGPUです。
Radeon RX 7600
おすすめ度 :★3.75
基本性能 ★3.0 | VRAM(メモリ) ★3.0 | 電力効率 ★3.25 | AI ★2.25 |レイトレ ★2.25 | 価格 ★4.25
主要スペック | |||
GPU | Radeon RX 7600 | ||
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区分 | ミドルレンジ | ||
VRAM | 8GB GDDR6(288 GB/s) | ||
TGP/TDP | 160W | ||
3DMark Graphics Score | |||
Time Spy (DX12) | 約 10,800 | ||
Port Royal (DXR/レイトレ) | 約 5,400 |
「RX 7600」は約4万円クラスという安価な価格帯で、1080p(FHD)での非常に優れたコスパが魅力のGPUです。
前世代の「RX 6600 XT」や「RTX 3060」をやや上回るパフォーマンスを発揮しつつも、価格は3万円台後半からと安いため、コスパが非常に良いです。低予算PCのコスパ特化の選択肢として魅力的です。
しかし、やはり1080pをメインとしたGPUであるため、基本性能は高くはない点には注意です。1080pなら快適と言えるパフォーマンスなので、ライト層なら満足できる性能だと思いますが、144fps安定や1440p以上の解像度などの高いパフォーマンスを求める場合には向かないGPUという点には留意しておく必要があります。
ただし、RDNA 2以降のRadeonでは2024年1月に対応した「AFMF」というドライバレベル動作のフレーム生成機能を使えば、非常に手軽にfpsを上げることが出来る点があり、強みの1080pゲームコスパの良さを強めてくれる点はポイントです。「RTX 4060」には「DLSS 3」が使える点で優位性があるものの、そちらはゲーム側の対応が必要なのに対し、AFMFはゲーム側の対応が必要なく非常に手軽に有効化できるので、ライト層ならそちらの方が嬉しそうかなと思います。
電力面に関しては、消費電力を表す指標のTBPは165Wとなっており、競合の「RTX 4060(115W)」と比べると明らかに劣るのは気になるところです。115Wの「RTX 4060」ではロープロファイルモデルやショート基盤モデルも珍しくなく、小型ケースや静音ケースでの採用のしやすさでは大きな差があるので、やや評価を下げる結果となりました。
総評としては、競合の「RTX 4060」のDLSS 3対応や低消費電力による扱いやすさが強力なため、同価格帯の競争力で一番になるのは難しいですが、1080pゲームコスパに焦点を当てるなら非常に強力な選択肢だと思います。
それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。
始めて自作pcを作ろうと思ってます!
質問なんですが今現在もGPUが相場よりもかなり高いです(T_T)
なので一旦はGTX 1650などを入れて落ち着くまで凌ごうと思うのですが大丈夫でしょうか?
用途は動画編集、RAW現像がメインでゲームはまぁできればなぁぐらいで考えてます。
cpuはi9かi7で考えてます。
今GPU凄く高いですよね…。
GTX 1650だと重いゲームでは高いfpsが出ないかもしれませんが、その点さえ気にならなければ用途は満たせると思います。
また、後からGPUを高性能なものを換装することを想定するなら、電源容量をある程度余裕を持って置いた方が良いです。
はじめまして。よろしくお願いいたします。
どうかお知恵をお貸しください。
私は今VR機器の「Valve Index」を購入するためにグラフィックボードを検討しています。主にVRChatで使用するつもりです。
この機器についてレビュー記事を読み、手の届く範囲でコスパが良さそうなのがRTX2060と判断したのですが、最近出たというRTX3060とどちらにした方が良いかと迷っています。
グラフィックボードの値段が高騰している今、自分が調べた感じではそこまで値段に差は感じられませんでした(調べ方が悪いのかもしれませんが)。
性能的には前世代よりは良いのだろうと思いますが、RTX30シリーズでの管理人様の評価が良くないことに加え、動作が不安定だというレビューも見てよく分からなくなっています。よろしければご助言よろしくお願いします。
はじめまして。
RTX3060の評価についてですが、確かにRTX30シリーズ内での個人的評価は低いです。ただ、上位モデルと比べると少しコスパとワットパフォーマンスが悪いという程度なので、選り好み難しい今の環境では深く気にする必要もないかもしれません。動作が不安定というレビューがあったとのことですが、そこまで気にしなくて良いと思います。そういう声が明らかに多いなら気にすべきですが、ざっと調べた感じそんなことないので、GPU自体の問題というよりはその人が使用しているPC自体の問題だと思います。
VRChatについては詳しくないのですが、必要スペックは高く、人が増えるほど更に重くなるといった印象を持っています。もしかしたらVRChatならVRAM12GBが活きる可能性もありそうな気がしますし、値段がさほど変わらないならRTX3060で問題ないと思います。
適正価格で買えるならRTX2060は魅力的ですが、今では各ゲーミングPCメーカーの在庫処分品で搭載されているものくらいでしか見掛けなさそうなので、単体での価格把握はかなり難しそうです(一応市場緩和のために増産されたりしたはずなんですが)。もし単体購入だったら、そもそも今はRTX3060くらいしか買えるものがないのでほぼ選択肢が無いような気がします。
迅速かつ丁寧な返信、ありがとうございます。
RTX3060にすることに決めました。
僕もこれからVRChatをVRヘッドセットで 始めるというところなので、どのくらい重いかは分からないのですが、Valve Indexを300時間使った方の記事によれば、RTX2080Tiが一番の理想だと書かれていました。人数や求めるものによってはこれ以上が必要だとも。
そこまでのお金はないのと、VRChat側で設定を低くできるということで今回の考えとなりました。理想のスペックはまた今後考えようと思います。
自分一人で考えていたのでは決心は付かなかっただろうと思います。分かりやすく説得力のあるご説明本当にありがとうございました。
質問です。
高校に合格したので、ゲーミングパソコンを買う予定です。したいゲームとしては、マインクラフトで色々なMODを入れて遊んだり、APEXやフォートナイトを最高設定とまではいかずに、快適にプレイしたいと思っています。今、cpuはi-7にしようと思っているんですが、グラボをRTX2060superかRTX3070にしようか迷っています。パソコン工房の店舗で買う予定なので、どちらかにします。どちらがいいか意見を頂けたら幸いです。
合格おめでとうございます。
パソコン工房の通販の方では現在RTX2060super搭載のPCは販売されていないようで、価格がよくわからないので何とも言えないですね…。
挙げられたゲームの中ではAPEXが一番要求スペックが高いと思いますが、RTX2060superでも1080pなら中設定以上で平均144fpsは出ると思うので、価格的に魅力的であればRTX2060superでも良いと思います。
返信ありがとうございます。
パソコンのスペックは、
i-7 2060super ssd512 …15万円
i-7 rtx3070 ssd512 …19万円 です。
少し動画編集などもしたいと思っているんですが、大丈夫でしょうか?
予算的には、15万円のものがベストです。144fps程出るのであれば、2060superの方にしようと思っています。まだ一週間時間があるので、買ったら報告させて頂きます。
他のスペックが同じ前提で、4万円の価格差ならRTX2060superでもコスパは悪くないと思います。動画編集も問題ないと思いますよ。
重いゲームでは多少設定を下げる必要はあるかもしれませんが、RTX2060superでも144fpsは十分出せるスペックのはずです。
レイトレーシング性能も含め性能差自体は大きいので、そこは予算との相談になると思いますが、重いゲームの高解像度・高設定でも高fps出て欲しい訳じゃないなら、困ることは基本ないと思います。
はじめまして。 RTX 3070の説明文の最後の一文ですが、「一般の消費者でも手が届かないことは(ない)レベルで非常に高いゲーミングパフォーマンスを得る事ができる優秀なGPUです。」でしょうか。読んでいて恐らく(ない)が抜けてるのかなと思い、僭越ですがご指摘させていただきました。
また質問が1つございます、もしよろしければ答えいただければと思います。
現在マイニング等様々な事情でGPU、特にGeForce30番台が軒並み値上がりしていますが、GPUの値段が落ち着いてBTOパソコンの買い時が再来するとしたらいつ頃とお考えでしょうか。もししばらくこの状況が続くようであれば、現在のBTOパソコンが11年目を迎えるので不調が出る前に買い換えようと考えております。
現在予約確保してるPCのスペックは i5-10400F/16GB/1TB NVMe SSD/RTX3070/80PLUS GOLD 850W電源で税込14万7000円です。管理人さまがおすすめしていた某社の台数限定セール品です。
MHWや原神を少しやるくらいでFPS等を高画質でやる訳ではないのでRTX3070は過剰性能なのですが、RTX3060tiモデルが再販されるか不明ですし、2月下旬発売のRTX3060もこの状況では発売直後から数ヶ月は高値なのでは?と悩んでおります。
ご意見をいただければ幸いです。
ご指摘ありがとうございます。仰る通りです。修正いたしました。
ご質問の件ですが、最新GPUが値下がりする時期は正直なところ見当が付かないです。「解消するのはまだ暫く掛かるかもしれない」くらいしか言えないです。申し訳ないです。
現時点では在庫不足や値段が下がるのを待っている人が測り知れないほど居るのは間違いないと思われ、多少市場に流通する在庫やマイニングなどの問題が解消されたとしても、すぐに需要を満たすほどの改善するとは正直思えないという事は言えますが、それらを考慮して具体的な時期を予想するのは私には難しいです。
検討機種、RTX 3070搭載でSSDや電源も必要十分で税込み14万円台は驚異的な安さですね…。用途からすれば確かにオーバースペックかもしれませんが、その価格ならゲーミングPCとしては高くはない部類ですし、後々高いスペックが欲しくなる可能性も考慮すれば、予算に余裕があるなら損ではないと思います。仰る通りRTX 3060Tiが実質無いも同然の今ではRTX 3070が最新世代GPUでは最安値ですし、第10世代Coreがかなり値下がりしている今なら費用はかなり低く抑えられる良い選択肢だと思います。
RTX 3060についても暫く高価になる可能性は十分あると思いますが、少なくとも発売直後ならそのような影響はあまり受けないと思うので、発売直後に各BTOショップで一早く購入するというのも選択肢の一つかもしれません。
お役に立てて幸いです!
お返事ありがとうございます。
工場も急激に生産速度が上がる訳ではないでしょうし、やはり1,2ヶ月で元の値段と言う訳にはいかなそうですね。具体的な時期までは極論誰にも分かりませんので私より詳しい方の見解が聞けて満足です。
これに加えてメモリがちゃんとDDR4-3200でOSがDSP版ですので、贔屓する訳ではないですが、かの台数限定セールは他社セールと比べても歴然ですね。常にチェックすべきだなと思いました。
費用を抑えるならRTX 2060やRTX 1660superも考えましたが、30番台がかなり性能が上がった上、予算15万円以内でいけそうとなれば、ケチって過去モデルを選ばなくて良いと考えました。仰る通り、もし新しいゲームを見つけてもこのスペックでカクつくなんて事はないでしょうからね。構成から見た総合コスパは良いように思えるので、現在の用途からは過剰ですが将来性も考えれば、純粋にお買い得と考えても良さそうかな…と。
その選択肢も考えましたがGPU初回発売時はやや高い傾向があるのでまた悩みどころですね。これでCPUまで値上がりしてたら大変でしたがi5-10400Fに助けられました。
またいつもサイトを拝見していますがコンパクトかつ高品質でよく出来ているなと思っています。
現在のおすすめCPUとGPU、そしてコスパの良いBTOメーカー紹介の3条件さえあれば、あとはセールで条件に従って絞り込めるので無駄がないです。さらにその3条件を考察しているページが非常に分かりやすく、職人が分析して必要な情報だけを載せたような玄人感があります。サイトおすすめPCがズラリとならんでいても、結局コスパではセールや限定モデルには敵わないのですからね、初心者の方が価格帯別の例として見るにはいいですが。メーカーコラボモデルもないので企業の意向を反映しておらず、管理人さま自身の判断でおすすめしている安心感もあります。
またUI(折りたたみや目次等)も大変扱いやすく、無駄にスクロールして混乱することもありません。
強いて言うならCPUとGPU以外の構成を悩んた時に「パーツ選び方ガイド」を拝見しましたが、ほんの少し取っ付きにくさを感じたので、こちらを改善されるとより磐石になるかも知れません。例えばSSDは500GB以上は必須とか、電源は500W以上は必須と書いてあると、初心者でも最低限カバーするべき条件がメモリと同様にすぐ分かるかなと。ただし色々調べた後で知恵が付き始めると、専門性の高い文章もなるほどと役立つのでそちらは削らなくてもよろしいかと。
長文になり恐縮ですが、大変良いサイトですので是非一度応援の言葉を伝えたいと思い、失礼をしました。
そうですね、早く見積もっても1,2か月では元には戻らない気がします。日本においては丁度新生活シーズンなのでPCを新調したい人も多いと思いますし、仮に戻ったとしても在庫不足は解消されない気がします。
検討中のショップの安さも今では有名だとは思いますが、凄く強いですね。限定セール品が主なのでおすすめ製品とかで紹介しにくいのが難しいところですが、いつ見ても安いです。大手ショップではコスト削減されがちな、電源やメモリーも中価格帯から高品質なものが積極的に採用されているのも好印象です。ただ、前は安い製品のOSはOEM版が基本だったような気がするんですが、今は違うのでしょうか(フロンティアだと思っているのですが、もしかして間違ってる?)。
そうですね。GPUは発売直後は確かに価格が高いですし、RTX 3070はGeForce 30番台では在庫が一番あって今ならコスパは一番良いと思うので、今RTX 3070で凄く安い製品が見つかっているなら無理にRTX 3060を待つ必要も無いかもしれません。
応援の言葉とアドバイス痛み入ります。あえて難しい記述を避けて簡潔にまとめようというのは常に意識している部分なので、そう言って貰えると嬉しいです。おすすめCPUとかショップとかも、消費者目線を出来るだけ意識しているつもりなので、反映できているなら良かったです。推敲しすぎておかしくなってしまう事も度々ありますが、続けていきたいと思います。
パーツの選び方ガイドはやっぱりちょっと見難かったですよね。必要なところだけ見れるようにしつつ、詳しくも分かり易いみたいなのを目指した結果、ぐちゃぐちゃになってしまいました…。仰る通り、初心者用に簡潔にまとめた表などを冒頭に置きつつも、後は詳しい内容にするという方が分かり易いかもしれませんね。ありがとうございます。
わざわざアドバイスの言葉までくださり、本当に感謝です。励みになります。至らない部分は出来るだけ改善していきたいと思いますので、これからもご活用いただけると幸いです。
管理人さまへの返信ができませんでしたのでこちらに。
フロンティアのセールです。台数制限のせいで発売から数時間で売り切れが良く出ますが特定の企業名出すと不都合があるかと思って伏せましたがサイト内で普通に名前出てますものね。各パーツに廉価なものが少なく、安心できますね。OSはOEM版とDSP版のどちらかのようですが、最近のセールのハイエンド帯のPCはDSP版の割合がやや多いように思いますね。OEM版が基本ではなくなったか、価格帯で違うのかもしれませんね。
改めて先ほど上げたセールPCを購入しました。丁寧なアドバイスをいただきありがとうございました。ご指摘通り、RTX 3060である必要はありませんし、何よりRTX 3060で同じような構成とコスパのセール品が出るかも分かりませんしね。
私が調べたサイトやブログの中では、低~中程度のBTO知識の方が見るには一番紹介したいサイトです。パーツ選びは折りたたみ状態では簡潔なもので、開くと専門知識と言う基本形はすごい分かりやすいので良いとは思います。開いた状態でスクロールして見るとやや煩雑に見えるだけですよ。
これからもご負担のない範囲で頑張って下さい!
ショップ名が出ないのはそういう感じかなってなんとなく思ってました。リンクとかだとずっと古い製品リンクが残ってしまうのがに気になるかもしれませんが、文字で出すだけなら大丈夫です。ご配慮いただき感謝です。
OSについて、もし付属品のDSP版のインストールディスクを見て判断されているようでしたら、多分確定ではないかもしれません。付属のライセンスはOEMの可能性があります(以前は基本OEMだったように思います)。大した影響はないかと思いますし、実際確認してみないことにはわかりませんが、一応触れておきますね。
大変褒めていただいて本当に感謝です。見た方にサクラ的なものを疑われないかちょっと不安になってるレベルです。お褒めの言葉に恥じないよう、これからも励みたいと思います!
しっかり返信できてますね。
管理人さまの文章の右下に「返信する」ボタンがなく、一つ上の自分のコメントの右下にボタンがあったので…。
そういう仕様なのかもしれませんね、1文目はお忘れ下さい。
階層が広がるにつれ横幅が狭くなってしまうので、最大4階層までという設定にしていたのですが、その設定のせいっぽいですね…。今更気付きました。ご不便お掛けして申し訳ありません。
コメント失礼致します、今現在グラフィックボードRTX 2070superを使用しているのですが…カスタムオーダーメイド3D2(最高画質)+MOD、コイカツ!(最高画質)使用するVRはOculus Rift Sで(WQHD 90fps vr解像度)で安定させたいのですが…一番コスパ良いグラボはどのグラボでしょうか?また、コスパが悪ければ画質品質を下げようかと思います。(使用しているモニターがgiga crysta wqhd(60hz)までなので。一番ベストなグラフィックボードはどれでしょう?とねりんさん教えて下さい!
コメントありがとうございます。正直該当ゲームの負荷やMODなどについては詳しくはないのですが、推奨スペックなどを見る限り、RTX2070superなら少なくともWQHDで60FPSは余裕で超えそうに感じるのですが、足りていないのでしょうか?
CPUなどにもよりますし、今のFPS状況などをざっくりでも教えていただければ、どのくらいのスペックが必要かお教えできるかもしれません。
ありがとうございます。cpu i7 10700k gpu rtx 2070superメモリ32GB(DDR4 2666(21300)で最高品質とは行かなくても、高画質安定しますか?コイカツ!では、日常パートが処理しきれてないのですが、やはりVRAMが足りてないのでしょうか?
グレードアップする必要ないですかね?
CPUも新しい高性能なものですし、最高品質でも今お使いのモニターの最高値の60FPS(60Hz)は出るはずだと思います。高い費用を掛けてグレードアップする必要性は薄いように感じます。
VRAMが問題かどうかは、実際に動作させている最中にタスクマネージャー等でGPUのメモリ使用率を確認して100%近くで張り付いてしまっているかで確認できると思います。
また、日常パートがゲームファイルへの読み込みが多発する処理の場合は、ストレージが問題の可能性も考えられるかもしれません。
今使っているモニターがFHD75hzで特に不満もないのでRTX2060にしてみようと思います。返信ありがとうございました!
コメント失礼します。
現在1070tiを使用しているのですがそろそろ買い替えてみようと思い、3000より下のシリーズで何を買うか悩んでいます。特に高設定でプレイをしたいわけでもなく、低~中設定で快適に出来ればいいと思っています。予算的にもそこまで高価なものは必要ないかなと思っています。
どのグラボを買えば良いかアドバイスを頂けたらと思います。よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
1070 Tiより上の性能となるとNVIDIAなら「RTX 2060 SUPER」や「RTX 2070」、AMDなら「RX 5700」以上となるので、高額なものになるのは避けられないかと思いますし、そのクラスのGPUなら、1070 Tiと比較して大きな差にはならないと思います。
タイトルにもよりますが、1080pの中設定以下で良いなら1070 Tiでも悪くないパフォーマンスが出せていると思うので、とりあえずそのまま利用して、RTX 3000シリーズの60~70番台やAMDの次世代GPUを待つ方が賢明かな…と思います。
迅速な返信ありがとうございます。
私自身そこまで詳しくないのでこのまま購入していたら余計な出費になっていたかと思います。
今回頂いたアドバイスの通りに一旦は保留にしようと思います。
ありがとうございました。
こんにちは。この度初めてゲーミングPCを作ろうと思っているのですが、GPUで悩んでおります。用途としてはホライゾンなどの重たいゲームや、VR彼女などのゲームでの利用を考えています。こちらの用途でRTX2060というのはどうでしょうか?
RTX2060でも要件は十分満たすはずなので、動作自体は問題ないです。ただ、高フレームレートや1440p以上の解像度での快適なプレイを求めるには、少し性能不足感はあります。
RX5600XTが3万円切ってきたけどこれってかなりコスパ良くなってるんじゃないかな?
結局AMDである限りおススメにはできない感じ?
RX 5600XTの価格の下落とコスパの良さについては把握しています。入れようかかなり悩みました。実際、RTX 3080がランキング入りする前は5位に入れていました。
「AMD製だからダメ」という訳ではなく、少なくとも現状では、AMD製GPUは同じベンチマークスコアでもGeForceに実際のゲームパフォーマンスで負けてしまうというのは事実なので、それを考慮した結果です。
対抗製品であるRTX 2060の価格も35000円程度まで落ちている点も大きいです。純粋なゲーミング性能もRTX 2060の方がやや上な上、改良化も進んでいるレイトレーシングアクセラレーションやDLSS対応の点も評価し、RTX 2060の方がオススメ度は大きいかなという結果になりました。
RX 5600 XTのコスパは凄いので是非入れたかったのですが、NVIDIA製GPUで魅力的なものが多すぎて…難しかったです。6位まであれば入れていたと思います。
質問よろしいでしょうか。今回、初めて自作PCを作ろうとしているのですが、エーペックスを中設定で平均60FPSぐらい出るコスパが良いグラフィックボードはどのようなものがありますか?
今検討中なのは、RX580ですがこれで十分なのかレビューなどを見ても良く分からなかったので。
1080pの60FPSはグラボに対する要求としては低いので、最新世代ならほとんどのものが満たせると思います。
RX 580は、CPUにもよると思いますが平均60FPSは多分出ると思います。
ただ、RX 580は価格とベンチマークスコアだけ見たら素晴らしいコスパですが、ワットパフォーマンスが最新GPUと比べると悪いのと、実際のゲーミングパフォーマンスがベンチマークスコアほどは出ないので、ゲーム目的なら正直おすすめはしないです。同価格帯なら、GTX 1650 SUPERの方が恐らく実際のゲーミングパフォーマンスは高いですし消費電力も少ないのでおすすめです。
単純なコスパの良いグラボということなら本記事を見て貰えると幸いですが、RTX 2060やRX 5600 XTは最近価格が安くなっていてコスパは良いので、コスパ重視なら今は特におすすめかもしれません(RX 580よりは一回り高くなってしまいますが)。
返信ありがとうございます。
とても役に立ちました。
今回は予算的にGTX 1650 SUPERを使ってお金が貯まったらRTX2060などに変えていきたいと思います。
質問よろしいでしょうか?アドバイスいただけたら幸いです。よろしくないようでしたら消去してください。
現在、PCにてFF14を主にプレイ中で使用GPUはGeForce RTX 2060、モニターは4K60FPSに設定して遊んでいます。
こちらの記事等々読み込んでみると、どうやら2060では4K60FPS設定は少し無理があるようでどうしてもプレイ中にフレームレートが安定しません。
そこでGPUの交換を検討しているのですが、GeForce RTX 3000シリーズ?が秋には発売との動きの情報があったりします。
また、発売直後はバリエーションも多くはなく高価である可能性もあります。
検討中GPUは
・GeForce RTX 2060 SUPER
・GeForce RTX 2070 SUPER
・3000シリーズを待つ
の三択が今のところ選択肢です。
FF14が当面安定して動けば良いのですが4K120FPSの時代も見越して3000シリーズを待つべきなのかも悩んでおります
GeForce RTX 2060 SUPER
GeForce RTX 2070 SUPER
どちらであれば4K60FPSで安定動作するのか、もしくは3000シリーズを待つのが良いのかご意見ご教示いただけないでしょうか
アドバイスよろしくお願い致します
コメントありがとうございます。力になれるかはわかりませんが、私で良ければ質問はお気軽にしてくださいませ。
CPUにもよると思いますが、FF14はベンチマーク上では、RTX 2060でも設定を落とせば4Kでも平均60FPSは超えるはずなので、出来るだけ設定を落とさずにプレイしたいという感じでしょうか。高設定で平均60FPS以上を狙うとなると、RTX 2070 SUPER(もしくはRTX 2080)あたりがボーダー(平均FPS60を僅かに超えるくらい)だと思います。ただ、平均60FPSギリギリだと、高負荷時には60FPSは割ってしまうと思われます。なので、RTX 2070 SUPERだと高設定でも60FPSは出ますが、「60FPS安定」かはちょっと怪しく、要望を満たせるかは微妙なラインだと思います。
私の意見としては、RTX 2060も現状ではコスパの凄く良いGPUなので、RTX 3000シリーズが控えている今手放して、同シリーズの別製品を買うのは勿体ない気がします。RTX 3000シリーズ発売までは、設定を少し下げるなどして対応するのが無難かなと思います。RTX 3000シリーズについてはお調べになった通り、9月頃に登場する予測で、新GPUは大体高価なモデルから先に発売されるのが一般的です。RTX 2000シリーズの場合は、2080と2080 Tiが9月頃、2070が10月頃、2060が翌年の1月頃の登場でした。3060を待つとなると半年以上待つ可能性もありますが、80番台が出れば性能や価格の予測は大体出来るかと思いますし、現行の2000シリーズが在庫処分価格になる可能性もあるので、どうしても待てないって訳じゃなければ、待つのをお勧めしたいです。
ありがとうございます。
もう2070SUPER購入する寸前でしたが、
詳しい解説のおかげで思い留まれそうです。
長く使うとなると、我慢する時期も必要だとおもうので、少し工夫をして乗り切ろうと思います
とても早く丁寧な返信ありがとうございました