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第9世代の「Core i9」「Core i7」「Core i5」はどれが良い?【性能比較・違い】

Intelの第9世代プロセッサ「Coffee Lake Refresh-S」のCPU「Core i9」「Core i7」「Core i5」と、第8世代のIntelCPUの性能比較をしています。
※価格が落ち着いてきてから、内容を加筆・修正しました。(2019/2/22 更新)
要点だけ知りたいという方は、目次から「まとめ」だけ見ても良いかも。

第9世代の「Core i9」「Core i7」「Core i5」

第9世代のCore i9

第8世代までは、Intelの主流CPUの中の最高性能モデルは「Core i7」でした。が、
遂にIntelの主流CPUに「Core i9」が初登場しました。
これからの、Intelの主流CPUの最高性能は「Core i9」になるようです。
コア数が8でスレッド数が16という仕様になっています。
しかし、結論だけいうと特別感は正直ないです。
強いて挙げるなら、値段が主流CPUとしては異常なくらい高い点くらいです(2018年10月末時点で約7万円)。
最大クロック周波数が、大台ともいえる5.0GHzに達していますが、少し前に「Core i7 8086K」が既に記録しちゃっていますし、「うーん」感は否めないです。
「Core i9」という括りをわざわざ設けた理由は、恐らく経営戦略的なものか、今後に向けての布石として新しい区分を作っておきたかったというところでしょうか。
要点だけまとめると、「第9世代のCore i9」はマルチスレッド性能こそ高いものの価格が高く、コスパが悪いです。
残念ですが、一般的にはまだ主流CPUとして扱われないと思われます。(安くならなければ)

第9世代のCore i7

第8世代の6コア12スレッドから、8コア8スレッドという仕様変更になりました。ハイパースレッディングを利用していない形ですね。
第9世代初CPU群では「Core i7 9700K」しか出ていないですが、価格は従来より若干高めとなっています。
性能は第8世代のCore i7より上昇はしているものの、コア数の増加と最大クロック周波数の上昇を考えると、技術的な向上はほぼ無しと言っても良さそう。

第9世代のCore i5

第8世代と同じく6コア6スレッドCPUとして登場しました。
ですが、Core i7と似て、性能の向上は最大クロック周波数の上昇分程度と言ったところでした。
技術的な向上はほぼ無しと言っても良さそうです。
第9世代初CPU群では「Core i5 9600K」しか出ていないですが、価格は従来より若干高めとなっています。
※2019年始めに少し遅れて「Core i5 9400F」が登場しましたが、これは「Core 8400」の改良版で実質第8世代。

簡易比較表

第9世代のCore i9/7/5の簡易比較表です。
【簡易比較表】
CPU名 ベンチマーク コア(スレッド) TDP 定格クロック TB時最大 コスパ 参考価格
Core i9 9900K 20500 8(16) 95W 3.6GHz 5.0GHz 0.315 65,000円
Core i7 9700K 17400 8(8) 95W 3.6GHz 4.9GHz 0.363 48,000円
Core i5 9600K 13900 6(6) 95W 3.7GHz 4.6GHz 0.421 33,000円
Core i7 8700K 16100 6(12) 95W 3.7GHz 4.7GHz 0.366 44,000円
Core i7 8700 15250 6(12) 65W 3.2GHz 4.6GHz 0.391 39,000円
Core i5 8600K 12800 6(6) 95W 3.6GHz 4.3GHz 0.4 32,000円
Core i5 8500 12100 6(6) 65W 3.0GHz 4.1GHz 0.417 29,000円
Core i5 9400F 12050 6(6) 65W 2.9GHz 4.1GHz 0.524 23,000円
Core i5 8400 11700 6(6) 65W 2.8GHz 4.0GHz 0.433 27,000円
※ベンチマークスコアはPASSMARKのベンチマークスコアを参考にした目安の値。
※参考価格は、価格.comの2019年2月下旬時点での最安値価格。
参考に載せている第8世代のCPUと比較してみると、正直わざわざ買い替えたいと思うほどの魅力は無いです。
ベンチマークスコア自体は向上しているものの、その他の仕様を見ると魅力は少ないです。
コスパが特別良い訳でもないのに、価格自体は高いという印象。(Core i5 9400F以外)
全体的にクロック周波数・コア数が増えている点も気になります。
ただ、レビュー等を見ると、予想より発熱が酷くはないみたいなので、ある程度対策していればそこまで気にする必要は無さそうです。
Core i5 9400F は Core i5 8400とほぼ同じ仕様
「Core i5 9400F」は第9世代に登場しましたがベースは「Core i5 8400」と全く同じもので、内蔵GPUが廃止され動作クロックが僅かに引き上げられたものとなっています。
そのため、記事内の「Core i5 9400F」の性能関連スコアは、「Core i5 8400」のものを3%向上したものとしてます。(動作クロック上昇分)

シングルスレッド性能

シングルスレッド性能が高いと、軽い処理の処理速度が速くなる他、マルチスレッド(コア)処理に対しての最適化が不十分なアプリケーションに対する処理速度が速くなります。
大きなメリットは上記に挙げたものが主ですが、ほぼ全ての処理に対して有利に働くので重要視される事が多いです。
今回は、Cinebench R15というソフトで測定した数値を見ていきます。
【Cinebench R15 Single】
CPU名称
スコア
Core i9 9900K 221
Core i7 9700K 218
Core i7 8086K 217
Core i7 8700K 203
Core i5 9600K 201
Core i5 9400F 182(推定)
Core i5 8400 177

全モデル非常に高いシングルスレッド性能

シングルスレッド性能は、第8世代から向上が見られました。
特に「Core i5 9600K」は「Core i7 8700K」に迫る性能まで向上しています。
「Core i5 9400F」は「Core i5 8400」とベースが同じなので少しの向上ですが、2万円台前半という価格を考えれば、異常ともいえる高さとコスパです。

マルチスレッド性能

マルチスレッド性能が高いと、マルチタスクの処理やエンコードの速度などが速くなります。簡単にいうとCPU全体の全力のパフォーマンスを表します。
シングルスレッド性能と同じく、Cinebench R15というソフトで測定した数値を見ていきます。
【Cinebench R15 Multi】
CPU名称
スコア
Core i9 9900K 2063
Core i7 9700K 1515
Core i7 8086K 1421
Core i7 8700K 1411
Core i5 9600K 1074
Core i5 9400F 977(推定)
Core i5 8400 949

マルチスレッド性能は、大幅にCore i9が上回る

Core i9 9900KがCore i7 9700Kより約25%高い数値を出し、大きく上回っています。「Core i9」という名を冠しているだけあって、CPU全体のパフォーマンスはさすがです。
Core i9はコスパが悪いのが玉に瑕ですが、出来るだけ高いマルチスレッド性能を求めるのなら、「Core i9 9900K」は有力候補となるでしょう。
また、Core i9の陰に隠れていますが、8スレッドで1500を超える数値を出している「Core i7 9700K」も凄いですし、6スレッドで1000近い数値を出しているCore i5も同様です。総じて非常に効率の良い処理が行われているという印象で、どれを取っても素晴らしいです。

ゲーミング性能

ゲーミング性能は、言葉の通りゲームする際のパフォーマンスの性能です。
主に実際にゲームを起動してみた際のFPS数で比較されます。
今回は、10種類の人気ゲームでFPS数を測定した平均FPS数(相乗平均)の数値を見ていきます。
使用されたGPUは「Geforce GTX 1080 Ti」となっています。
【総合ゲーミング性能】
CPU名称
FPS
Core i9 9900K 120.7
Core i7 9700K 119.2
Core i7 8086K 116.1
Core i7 8700K 115.7
Core i5 9600K 115.2
Core i5 9400F 114.6(推定)
Core i5 8400 111.3

性能差はわずか、相変わらずCore i5が驚異的なコスパ

処理性能には大きな差がある「Core i9 9900K」と「Core i5 9600K」を比較しても、FPS数は5程度しか変わりませんでした。
今回の測定に用られているGPUは「GeForce GTX 1080 Ti」という超高性能なハイエンドGPUですが、Core i5でもそのボトルネックとはならないという事がわかります。
そのため、単純にゲーミング性能のコスパを考えるのであれば、Core i5が圧倒的優位です。
中でも「Core i5 9400F」は、2万円台前半という安さなので、特に良いです。
2万円台前半のCPUと4万円以上クラスのCPUのゲーミング性能差がわずかという訳の分からない状況に。エグいです。
とはいえ、やはりマルチタスク方面ではマルチスレッド性能がモノを言うので、「Core i5」は不利です。
「ゲーム+何か重めのアプリケーション」という使い方が主なら「Core i7」以上を選ぶ理由は十分あります。
しかし、最新3Dゲームなら「Core i7以上が最低条件」という時代は終わりを迎えたといっても良さそうです。(これは第8世代からだけど)

まとめ

Core i9は少しでも高いマルチスレッド性能を求める人向け

Core i9は、あらゆる項目でトップの数字を叩き出してはいるものの、ゲーミング性能ではCore i7とほぼ同程度のパフォーマンスだし、実際の使用感においてその性能差が活躍する事が、現状あまり期待できません。
そして何よりも、コスパが悪いのに価格自体が高すぎるのが厳しいです。高負荷な作業を日常的に行うような「少しでも高いマルチスレッド性能を求める人」にはもちろん魅力的で最有力候補だと思いますが、それ以外の人には基本的には向かなさそうです。
発熱はどうやらそこまで酷くもないみたいですが、対策自体は必須ですし、「Core i9 9900K」の需要は比較的限られてしまう印象でした。

予算が少しでも気になる人はCore i5で問題ない

Core i5は価格もそこまで高くないのに、ゲーミング性能・シングルスレッド性能が非常に高く、コスパが光ります。
特にゲーミング性能はCore i7やi9ともわずかしか変わらず、値段を考えれば驚異的なコスパです。
ゲーミング性能は「Core i5 9400F」に関してはもうエグいレベルのコスパの良さで、コスパ最重視のゲーミング用CPUなら一択レベルです。内蔵GPUが廃止されている点は注意ですが、グラボ搭載前提なら気にする必要はないです。
マルチスレッド性能だけはCore i9とCore i7に大幅に負けてしまっている状況ですが、数値自体は決して低いものではなく十分高性能といえるものです。
上記の事から、Core i5は「可・不可」でいえば不可能な事はほぼないCPUといえます。
そのため、少しでも予算が気になる場合であれば無理に15000円~20000円以上をプラスしてCore i7やCore i9を購入する必要性はありません。
ただやはり、マルチスレッド性能は若干低いため、マルチタスクを多用する使用を考えているのであればCore i7以上の購入をおすすめします。

安定はやっぱりCore i7

Core i7は各項目全て高性能でバランスが良く、コスパもCore i9ほどは悪くないです。
マルチスレッド性能はCore i9に大幅に負けてしまってはいますが、十分に高性能な数値を出しています。第7世代以前のCore i7より圧倒的に良いです。
また、シングルスレッド性能に関してはCore i9と同程度という非常に高いものを持っており、普段使いの安定感はバツグンです。
Core i9と比較して、一般的な用途なら得られる結果はほぼ変わらないといっても良いです。
コスパは気になるけど、PCゲームの配信や動画のエンコードを頻繁にやるので「Core i5じゃちょっと不安がある」という人に「Core i7」は最適な選択といえます。
それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

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