「Teclast T40 Plus」実機レビュー:低価格の割に高品質な軽量10.4インチタブレット

「Teclast T40 Plus」の実機レビュー記事です。記事執筆時点ではAmazonで2万円台で買える低価格タブレット(Android 11)ですが、低価格の割には意外と品質が良く(特にディスプレイとスピーカー)、低価格Androidタブレットとしては結構強力な選択肢だと思いました。処理性能は高くありませんが、「Snapdragon 662」と似た性能のSoCに加えて、RAMが8GB付属しているため、軽い処理ならサクサクです。

注意

本記事の内容は記事執筆時点(2021年9月21日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

本記事のレビュー機はTeclastよりサンプルを提供していただきました。

Teclast T40 Plus

機種 Teclast T40 Plus
価格(Amazon) 128GB:25,900円※2021/9/21 時点
OS Android 11
SoC(CPU) UNISOC Tiger T618(8コア)
RAM 8GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ IPS 10.4インチ 1920 x 1200
バッテリー容量 6,600 mAh
Wi-Fi & Bluetooth 802.11 b / g / n / ac , Bluetooth 5.0
カメラ画素数 背面 8.0MP / 前面 5.0MP
重量 実測:441.6g
サイズ 実測:247 x 156 x 8.2(カメラ突起部9.6) mm
SIM Nano SIM×2(片方はmicroSDカードと排他利用)
LTE対応バンド FDD-LTE: B1,B2,B3,B5,B7,B8,B17,B20
TDLTE: B39,B40,B38,B41

2万円台の低価格で高コスパな軽量タブレット

Teclast T40 Plus は、2万円台で買える高コスパAndroidタブレットです。

低価格機のため処理性能は高くはありませんが、Snapdragon 662に近い性能の「UNISOC T618」を搭載しており、Webブラウジングなどはサクサクです。RAMが多めの8GBとなっていることもあり、低負荷な処理なら困ることはありません。重めのゲームでも設定を下げれば使えるくらいの性能もあります。

低価格機には珍しいフルラミネーションディスプレイとなっており、ディスプレイ表面と映像との距離が近くて見易いです。ここはちょっと意外でした(よく見たら普通に仕様表に書いてあった)。スピーカーも4つあり、音質も意外と悪くはなかったです。重量も実測441.6gと軽量なので、気軽に持ち運んで使えると思います。

ただし、公式の紹介画像よりはベゼル幅が厚いので注意してください(特別分厚い訳ではなく、価格を考えれば妥当なレベルです)。

本体・付属品(外観)

本体と付属品一覧です。説明書、AC充電器、USBケーブル、SIMピンが同梱していました。レビューサンプルでは充電器がEUプラグとなっていましたが、メーカーに確認したところ、日本のAmazonで購入した場合には日本仕様のものとなるようです

背面です。グレーを基調としたツートンカラーのデザインです。表面はさらさらとした感じの仕上げになっています。安物っぽさが無くて良いと思います。公式の説明によるとアルミボディらしいです。また、技適マークが認証番号と共に表示されており、国内での使用も問題ありません。ただし、シールが貼られているだけなので、背面のフィルムを剥がすとむき出しになってしまう点に注意が必要です。

本体前面です。ベゼルは薄くはありませんが、価格を考えれば妥当なレベルだと思います。ディスプレイには始めから保護フィルムが貼ってあります。保護フィルムを保護するための薄いフィルムも貼ってあったため、フィルムには初期傷は見当たりませんでした。ただし、凄く小さな塵かほこりのようなものが数か所に入っていました。価格が価格ですし、使用中には全く気にならないレベルなので、問題は無いと思います。ちなみに、下記がメーカー公表のイメージ画像の一つです。

メーカー紹介画像の一部は実際の製品よりもベゼルが薄くなっているので注意です。Amazonの製品紹介画像でも、一部似たようにベゼルが薄くなっている画像があります。実際の製品のベゼル幅も特別分厚い訳ではなく、価格を考えれば妥当なレベルなのに、こういう事をすると逆に印象が悪くなる気がするので、止めた方が良いと思います(実際その点を指摘した低評価レビューも多い)。そもそも実際と違う画像を載せるのも問題ですし。

左側面:電源ボタン、SIM&SDカードスロット、USB Type-C

上側面:スピーカー×2、音量調節ボタン、初期化用の穴

右側面:3.5mmオーディオジャック

下側面:マイク、スピーカー×2

側面は上記のような感じです。自分はまだ有線イヤホンを愛用しているので、3.5mmジャックがあるのは嬉しいです。

スピーカーは上下に2つずつです(長い方の側面)。

カメラ部分です。結構出っ張っています。これのせいで仕様表では厚みがあるような表記になっていますが、分厚い印象はありません。

SIMカードスロットはデュアルSIMに対応しています(片方はSDカードと排他利用)。また、SIMカードスロットがあるように、本機はLTE接続に対応していますが、日本の主要キャリアだと必須バンドをカバー出来ているのはソフトバンクのみなので注意してください(Amazonの製品紹介でも記載されています)。他キャリアのLTEを全くカバーしていない訳ではないですし、3Gなどの接続があるため全く繋がらない訳ではありませんが、SIMで運用したい人は注意が必要です。

画像はEUプラグになっていますが、日本のAmazonより購入した場合には日本で使えるものが同梱されるようので安心してください(メーカーに確認しました)。同梱されていた充電用のACアダプターは、5.0V / 2.5Aとなっています。あまり見ない仕様だと思います。試しに手持ちの充電器をいくつか試してみましたが、充電出来ないものがありました。正直基準はわかりませんでしたが、他の方のレビューを見るとUSB PD対応のものだと使えないというのを見掛け、確かにUSB PD対応の充電器だと充電出来ませんでした。付属のものを使えば問題無いと思いますが、一応注意です。

プリインストールアプリは上記のようになっています。余計なアプリが一切無く、Android 11そのままという感じです。個人的に好印象です。また、先に触れましたがOSはAndroid 11です。記事執筆時点では正式サポートされているAndroidの中では最新となっています。こういう機種は発売時のOSからアップグレードされないのが基本なので、最新版だと嬉しいですね。1~2年くらいは新しいOSの機種として運用できると思います。

処理性能(ベンチマークスコア)

ベンチマークスコアを基に処理性能を見ていきます。T40 Plusには「UNISOC Tiger T618」が搭載されています。1~2年前によく採用されていたミドルレンジSoC「Snapdragon 662」に近い性能となっています。

ベンチマークの参考

CPU性能

CPUの処理性能のテストです。処理全般に影響してきます。Webブラウジングや軽作業はサクサクですが、高い処理性能ではありません。CPU性能自体は高くはありませんが、RAMが8GBも搭載されているので、メモリ不足にはなりにくいと思われ、軽い処理なら動作は安定していると思います。

Geekbench 5のベンチーマーク結果が下記です。

現在他のタブレットでよく採用される主要CPU性能との比較が下記です。

Geekbench 5.1-5.4 マルチコア
CPU名称 スコア
Apple A12Z
4709
Apple A14
4160
Core i5-1035G4
3986
Apple A13
3476
Snapdragon 870 5G
3381
Apple A12
2814
Snapdragon 860
2657
Core i3-1005G1
2417
Snapdragon 730G
1744
Helio G90T
1715
Apple A10
1429
Core m3-8100Y
1396
Snapdragon 662
1389
UNIUSOC Tiger T618
1325(レビュー機)
MT8183
1293
Celeron N4100
1271
Helio P60T(Chromebook)
926

Geekbench 5.1-5.4 シングルコア
CPU名称 スコア
Apple A14
1593
Apple A13
1336
Core i5-1035G4
1235
Core i3-1005G1
1141
Apple A12Z
1122
Apple A12
1117
Snapdragon 870
1000
Core m3-8100Y
845
Apple A10
777
Snapdragon 860
728
Snapdragon 730G
547
Helio G90T
545
Celeron N4100
405
UNIUSOC Tiger T618
383(レビュー機)
Snapdragon 662
314
MT8183
303
Helio P60T(Chromebook)
263

GPU性能

次にGPU性能のテストです。CPU性能と同様に、軽めのゲームやFHD動画くらいならサクサク動きますが、高い処理性能ではありません。GPU性能は「Snapdragon 662」のGPU性能より少し高く、一応スマホ向けの重量級ゲームも低設定なら動きはします。ただし、やはり重めのゲームをキレイなグラフィックでプレイするのは厳しいです。3DMark Sling Shotのベンチーマーク結果が下記になります。

3DMark Sling Shot ES3.0 Graphics
GPU スコア 搭載SoC例
Apple A14 GPU
21465
Apple A14
Apple A13 GPU
20135
Apple A13
Apple A12 GPU
14085
Apple A12
Adreno 650
12811
Snaprdagon 870 5G,865
Adreno 640
10119
Snapdragon 860,855
Apple A10 GPU
5859
Apple A10
Adreno 618
3756
Snapdragon 730G
Mail-G76 MP4
3216
Helio G90T
Mail-G52 MP2
2028(レビュー機)
UNISOC T618
Adreno 610
1670
Snapdragon 662,665
Mail-G72 MP3
1605
MT8183 / Helio P60T

ゲーム性能

実際にゲームを起動してパフォーマンスや設定を確認してみました。正直モバイル端末向けゲームは詳しくないのですが、「ウマ娘」「PUBG MOBILE」「原神」の3つを試してみました。

ウマ娘

ウマ娘です。グラフィック品質では簡易版と標準版の2つが用意されています。モデリングが結構しっかりしている印象なので重いかと思いましたが、意外と軽いゲームみたいです。たまにfps低下が見られたと思いますが、標準版でも普通にプレイ出来ました。簡易版だとサクサク動きます。グラフィック品質のホーム画面での比較が下記です。

標準版

簡易版

やはり簡易版ではジャギジャギ感が少し増します。下記がレース中のアップ時の比較。

標準版

簡易版

静止画だと違いがあまりわからないですが、動いているとジャギジャギ感は結構主張があります。ただ、ウマ娘なら標準版でも普通に動くので問題は無いと思います。

PUBG MOBILE

TPSのPUBG MOBILEです。品質は6段階用意されていましたが、レビュー機(T40 Plus)では「スムーズ」「標準」「HD」の下3つしか選べない様になっていました。ただし、初期設定は選べる中で最も高品質の「HD」となっていて、意外とカクついたりすることはあまりありませんでした。

スムーズ(最低品質)

標準品質

HD品質

スムーズ(最低品質)だと影が全く無くてのっぺりした感じになります。標準とHDはぱっと見はあまり変わらない印象も受けます。スムーズ(最低品質)で無くてもプレイは普通に出来たので、思ったよりギリギリの性能でも無さそうでした。

原神

重量級ゲームらしい原神です。グラフィック品質はほぼ最低に限られてしまいますが、30fpsなら意外と普通に動きました。キレイなグラフィックにこだわりが無ければ普通にプレイはできます

グラフィック設定はデフォルトでこんな感じ。30fpsでほぼ最低設定です。これでもデバイス負荷のゲージは結構上がってしまっており、やはり重いゲームのようです。

軽く動かしてみると、やはり少し映像が粗くてジャギジャギ感が出ています。ただし、カクつきが目立つこともなく、フリーズしたりすることもありませんでした。比較的快適にプレイできました。30fpsの最低設定を快適と言っていいのかわからないですが。

また、テストでは30分ほどプレイしましたが、プレイし続けるとやはりやや熱を持ちます。ただし、アツッ!ってほどにはならず、このクラスのエフェクトや動きの激しい3Dゲームをしている割には控えめだなと思いました。

輪郭が分かり易いように静止した状態だとこんな感じです。レンダリング精度を一つ上げて「中」にしてみると下記のようになります。

「中」でもカクつきが一気に増えたりとか、大幅なfps低下は意外に感じませんでした。細かく見ると変わらない気がしますが、全体的に見るとやや柔らかくなった印象を受けます。発熱が増えてバッテリー消費が増えたりする可能性がある点は注意ですが、意外といけそうでした。

ディスプレイ

この価格帯には珍しく、iPadなどでも採用される、カバーガラスと液晶パネルを圧着加工して隙間を無くしたフルラミネーション仕様となっており、表面は光沢仕様ながら使用中には光の反射が少なくて見やすいです。視野角も広いです。

視野角の確認

ディスプレイの解像度は「1920×1200」となっており、これは一般的な10インチクラスのタブレットの解像度なので、精細さは普通です。ですが、AIによって色彩を最適化するらしい「T-Coloer 2.0」という技術が搭載されているらしく、美しい映像を楽しめるそうです。その影響はわかりませんが、発色はキレイですし、上述のフルラミネーションの良さは確かにあって見やすいので、一般的な安いタブレットよりは美しく見える可能性が高いのは確かだと思います。

厳密な測定方法では無いですが、手元のスマホカメラで撮影した場合には、フリッカーも確認できませんでした。

輝度0%

輝度50%

総合的に見て、やはり低価格機にしては良いディスプレイ品質だと思います。

重量

重量は実測で441.6gでした。サイズの割に大分軽量です。

他のレビュー記事より少し軽かったのであれ?と思ったら、背面のフィルムを剥がしているためだったみたいです。背面のフィルムを剥がさずに使用する場合には約6gほど重い447.5gとなるようです。

スピーカー

スピーカーは4つ搭載されています。低価格帯の機種は大体スピーカー品質が悪い印象ですが、T40 Plusは思ったより悪くなくて良い意味で意外でした。比較的大きい音量でも酷い音割れもしていませんでした。

低価格帯の機種は、音へのこだわりが無くても使いたくはないレベルの質のスピーカーが一般的だと思いますが、T40 Plusは使えるレベルではあると思います。

バッテリー

バッテリー容量は公称6,600mAhとなっています。サイズの割には若干少なめの容量だと思います。バッテリー駆動時間は短いとは感じませんでしたが、バッテリー消費の多い用途で使った場合にはやや気になる可能性はあると思います。

カメラ

価格とタブレットという点を踏まえると仕方ない気もしますが、期待しない方が良いと思います。付属のカメラアプリはめちゃくちゃシンプルで、調節可能な設定がほとんどありませんでした。背面カメラでの撮影例が下記です。

葉を撮影

近くにあったものを撮影

撮り方が下手だと思うので正確な評価は出来ないかもしれませんが、上記のような感じになりました。屋外で葉とか柔らかいものを撮影するとピントもしっかりと合って意外とキレイに撮れたのですが、屋内で撮影しようとするとピントも中々合わず、色もくすんだような感じになってしまい、キレイに撮れませんでした。ピントが合わないのは撮り手のせいもあると思いますが、何度か試した結果、少なくともやっぱり色は鮮やかには映らないと思いました。別のスマホのカメラで撮影したものと比べても明らかに劣っていると思いました。

画素数も高くはないですし、インカメラも含めて何が映っているかわかればいいという前提での運用になると思います。

アクセサリー類

Teclat T40 Plusは専用の三つ折り式のスタンドカバーが販売されています。Amazonでの購入ページは下記となっていますが、記事執筆時点では在庫切れとなっており、価格を確認することができません。

専用三つ折りスタンドケース Teclast T40 Plus用 – Amazon

柔らかい素材の枠にはめ込む感じで装着するもので、背面はマットな仕上げで肌触りが良いです。ぱっと見の質感は悪くないですが、やはり安っぽさはあると思います。立てれるのは便利ですが、やはり無段階調整タイプのものよりは利便性は劣ると思います。普通に立てると角度がやや急な気がしました。また、カバー込みの重量は実測611.4gでした。

記事執筆時点では、専用のキーボードやペンは用意されていないようです。最近はPCのようにも2 in 1タブレットが人気なので、少し残念です。

Bluetoothのキーボードは使えると思いますが、本体にくっつけて使うことは基本できません。ペンについては、所持している先が細いタイプのスタイラスペンを試してみたところ、反応しませんでした。物にもよるかもしれませんが、お絵描き等で使うのは厳しいかもしれません。

まとめ

最後にまとめです。まずは特徴をざっくりとまとめています。

特徴
  • 2万円台中盤という価格の割には高品質でコスパが良い
  • RAM:8GBで価格の割に多い
  • 軽量(実測441.6g)
  • フルラミネーションディスプレイ
  • スピーカーが4つ搭載で、音質も意外と悪くない
  • SoC(CPU)性能は高くないけど、Webブラウジング等はサクサク
  • 軽量ゲームなら十分な性能で、重いゲームも一応動きはする(例:原神)
  • 3.5mmオーディオジャック搭載

気になる点
  • メーカーの紹介画像で実際の製品より狭いベゼルの画像がある
  • CPU処理性能は高くはない
  • 重めのゲームを高いグラフィック品質でプレイするのは厳しい
  • カメラ性能は良くない
  • 付属品以外の充電器だと使えない場合がある(USB PD対応品が使えない?)
  • LTE対応だけど、主要キャリアで必須バンドをカバーしているのはソフトバンクのみ
  • 専用のキーボードやスタイラスペンが無い

総評:低価格の割には高品質で強力なAndroidタブレット

Teclast T40 Plusは、約25,900円(2021年9月21日時点)という安さの割には高品質で高コスパなAndroidタブレットです。軽量でモバイル性も高いです。

低価格機なので、処理性能を筆頭に4万円~のタブレットには当然基本的に劣るものの、2万円台のタブレットにしては各種性能・品質が思ったよりも良くて、高いレベルを求めないなら満足できるレベルだと思います。

ディスプレイの解像度は一般的(1920×1200)なので精細さは普通ですが、フルラミネーションディスプレイとなっているため、光沢液晶ながら使用中には映り込みが少なくて見やすいです。この価格にしては頑張っていると思います。残念なのが、デバイス自体の問題ではないですが、メーカーの紹介画像の一部で実際の製品よりベゼル幅が狭くなっている点です。実際にはベゼルレスというほどではない点に注意してください。ただし、価格を考えれば普通なレベルです。

プロセッサは「UNISOC Tiger T618」を搭載しており、性能は高くはありません。とはいえ、1~2年前の主流なミドルレンジSoCくらいの性能なので、Webブラウジング等の軽い処理ならサクサク動かす性能はあります。RAMも8GBもあってメモリ不足にはなりにくいはずなので、重い処理以外なら低価格を感じさせない使用感です。ゲームも軽いものなら快適に動きますし、重めのゲームも低設定なら意外と普通に動きます。ただし、やはり重めのゲームをキレイなグラフィックでプレイするのは厳しいので、ゲームを主目的とする方は注意が必要です。

良い意味で一番意外だったのがスピーカーです。2万円台以下のような低価格機では大体スピーカーは妥協されていて音質が悪いイメージがありますが、Teclast T40 Plusは意外と悪くない音質でした。数も4つです。音量を大きくしても酷く音割れしたりもしなかったですし、高いレベルを求めないなら普通に使えるレベルです。

カメラ性能はさすがに良くなかったです(自分の撮り方が下手なのもあると思うけど、明らかに良くはない)。ここは価格なりか、それよりも少し悪いかもという印象でした。単なる記録やビデオ通話とかなら使えますが、キレイな映像にしたいなら向きません。

また、本機はLTE接続に対応していますが、日本の主要キャリアだとソフトバンクにしか必須バンドをカバーできていません。全くカバーしていない訳ではないですし、3Gなどの接続があるため全く繋がらない訳ではありませんが、SIMで運用したいと思っている方は注意してください。

レビューサンプルを頂いたという贔屓目無しで、2万円台という価格の割には本当に高品質だと思いました。コスパが高い製品です。安めで良いタブレットが欲しいならとりあえず無印のiPadという風潮もあると思いますが、4万円という価格は安くはないですし、どうせ軽い処理しかしないならこのクラスのタブレットでも十分なのではないかと思いました。

購入ページ

最後にもう一度Amazonへのリンクを載せておきます。

Teclast T40 Plus – Amazon

専用三つ折りスタンドケース Teclast T40 Plus用 – Amazon

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