ゲーミングPCの選び方ガイド【パーツ毎の要点】

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ゲーミングPCのパーツ選びの要点をざっくりとまとめています。

注意

本記事の内容は記事執筆時点(2026年3月23日)のものであり、ご覧になっている時点では異なる可能性があるため注意してください。

ゲーミングPCのパーツ一覧

まずは、ゲーミングPCに必要なパーツの一覧と各パーツの役割と載せています。「ゲーミングPC」というものの、ざっくりとした全体像が見えてくると思います。一覧の後に、各パーツごとの説明を載せています。

項目
CPUCPUはPCの中心となって処理を行う演算装置です。CPUの性能がPC全体に影響を与えるため、ゲームに限らずどの処理でも重要なパーツです。
GPU
(グラボ)
GPUは画像処理に特化したプロセッサです。ゲームや画像編集などの根幹となる処理はGPUが行います。
やりたいゲームの要求スペックを満たすものを選択しましょう。
ただし、GPUだけでゲームの性能が決まる訳ではなく、CPUもゲームやGPUに応じたものを用意する必要があるので注意が必要です(ボトルネックにならないように)。
CPUクーラー文字通りCPUを冷却するためパーツです。CPUの消費電力・発熱に応じて選択します。
主に空冷と簡易水冷の2種類があり、空冷の方が安価でコスパが良く、簡易水冷の方が最大冷却性能が高いという特徴があります。
メモリー(RAM)メモリはCPUの作業スペースとなるパーツです。多いと安心です。
2025年末頃から凄まじい高騰を見せており、費用が激増しました。
2026年時点ではまだDDR4とDDR5の二つの規格が混在しているため、その点も注意が必要です(マザーボード・CPUによって定められている)。
ストレージ(SSD)データの保存場所となるのがストレージです(ゲーム含む)。容量などはそれぞれの用途に応じて選択しましょう。
5年を超えるような長期利用を検討する場合は、TLCや、DRAMキャッシュ有りの製品を選ぶことも意識してみると良いかもです。
メモリほどではないけどSSDも大きく高騰し、予算割合が増加している点に注意。
電源ユニット電源ユニットは電力をPCで使えるように変換して供給するパーツです。
基本的に、CPUとGPUの最大消費電力合計から少し余裕を持った容量のものを用意します。
ただし、変換の際に少しロスが生じるため、記載の容量全てが使える訳ではない点に注意が必要です。
変換効率や電源の質の判断は、「80PLUS認証」や「ETA認証」といったもので「GOLD」や「BRONZE」といった感じで評価されたものが大体記載されているので、そちらを見て判断します。
製造メーカーに信頼性も重要だったりもするのですが、調べるのが難しいことが多いので、基本的には認証と容量が選ぶことになると思います。
マザーボードマザーボードは各パーツを接続する基盤となる板状のパーツです。
重要なパーツですが、BTOなどでは固定となっていることも多いので、あまり触れられないことも多いパーツです。
最低限、ATXなどのサイズや拡張性については事前に確認しておきましょう。
また、高消費電力のCPUを使用する場合は、CPU VRM(フェーズ)についてもチェックしておくと良いです。
PCケースパーツを収める箱です。
サイズ(拡張性)・エアフロー(冷却性・ケースファン等)・見た目などをチェックします。
空冷クーラーを使用する場合は特にエアフローは重要なので必ず確認しておきたいです。
OS(Windows)パーツではありませんが必須のものです。
PCゲーム用のPCならWindowsほぼ一択です。
BTOなどの既製品の場合は基本考慮しなくても良いですが、自作の場合は予算にも含める必要があるので注意が必要です。
価格は安定しており、Windows 11 Home(通常版)は大体1.5万円~1.6万円ほどです。

要点まとめ【各パーツ等】

下記からは各項目について少し詳しめに触れていきます。

雑に要点だけを並べたような構成になっているので、気になった部分から見て貰っても構いません。

【はじめに】用途・予算の確認

用途・予算についてです。

※2025年末頃からのメモリ・SSDの高騰により、必要予算が以前よりも大きく底上げされてしまったので注意。

どのくらいの重さのゲームをしたいのか、どれぐらいのfpsや設定でプレイしたいのかなどを出来るだけ具体的に想定しておくことが望ましいです。それに応じて、必要予算などもある程度決まってきます。

PC価格は変動が激しい時期もあるので、実際にショップで確認するのがおすすめです。

ただ、一応ざっくりと性能・用途と予算の目安を下記の表にまとめているので、一応少しだけ参考にして貰っても良いかもです(随時更新予定)。

予算と性能の目安(2026年3月時点)

性能・価格帯中心CPU(例)中心GPU(例)
超高価格帯
(40万円~)
Core Ultra 9 285K
Core Ultra 7 265K
Ryzen 9 9950X3D
Ryzen 9 9900X3D
Ryzen 7 9800X3D
GeForce RTX 5070 Ti ~ RTX 5090
Radeon RX 9070 XT
高価格帯
(30万円~40万円)
Core Ultra 7 265K
Ryzen 7 9800X3D
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
GeForce RTX 5070 ~ RTX 5070 Ti
Radeon RX 9070 ~ RX 9070 XT
中価格帯
(25万円~30万円)
Core Ultra 7 265K
Ryzen 7 7800X3D
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 7700(X)
GeForce RTX 5060 Ti ~ RTX 5070
Radeon RX 9060 XT ~ RX 9070 XT
やや低価格帯
(20~25万円)
Core Ultra 5 245K
Core Ultra 5 225
Ryzen 7 9700X
Ryzen 7 7700
Ryzen 5 7600
Ryzen 5 7500F
GeForce RTX 5060 Ti ~ RTX 5070
Radeon RX 9060 XT ~ RX 9070
低価格帯
(~20万円)
Core Ultra 5 225
Ryzen 7 7700
Ryzen 5 7600
Ryzen 5 7500F
Ryzen 5 5700X
※旧世代中心
GeForce RTX 5050 ~ RTX 5070
Radeon RX 9060 XT
Arc B570 ~ B580

超ざっくりコスパ比較(2026年3月時点)

筆者の主観による予算別のコスパ比較も載せています。

主観ではありますが、実用コスパは中間価格帯が最も良いというのはほぼ常に変わらないです。

CPU

CPUの要点
ゲーム性能では「L3キャッシュ容量」や「世代の新しさ」が重要
2026年におけるCPUのゲーム性能は、主に「L3キャッシュ容量」と「世代の新しさ(IPC/シングルスレッド性能)」が重要です。
これは、CPUにおけるゲーム性能というのが基本的に「GPUの待ち時間をどれだけ少なくできるか」というものであるためです。
そのため、大容量キャッシュでヒット率や、コア単体の処理の速さを向上することで、遅延を少なくすることが現在ではゲーム性能を上げる主なアプローチです。
しかし、この二つが高ければゲーム性能が絶対に上がるという訳でもない点には注意が必要です。
そもそもゲームの仕組み的に遅延が重要でない(CPUへの要求スペックが低い)ものもありますし、GPU側の性能が足りていない場合にはCPU性能だけ上げても意味がありません。
そのため、事前にプレイ予定のゲームや欲しいfpsや設定を満たせるGPUを知っておくことが重要です。
ちなみに、2026年3月時点では「Ryzen X3D(例:Ryzen 7 9800X3Dなど)」という大容量L3キャッシュ搭載CPUが、ゲーム特化CPUとしては一強レベルで強いです。
ゲームではコア数はほとんど関係ない(単体なら)
前述の内容とも関連しますが、ゲーム単体動作においては、現在ではコア数はほとんど関係ないレベルになってきています。
「L3キャッシュ容量」と「IPC/シングルスレッド性能」の高さというのはコア数と直接大きな関わりがある訳ではないためです。
重いゲーム自体はそれなりに重い処理なのでさすがに1コアなどは厳しいですが、最新のCPUなら高性能コア(Pコア)が4~6コアあれば性能をほぼ最大化できるレベルになっています。
4~5年前には8コアあれば十分と言われ始め、数年前には6コアでもあまり影響がないことがテストの傾向として明らかになりました。そして、最新CPUのコアの性能向上率やキャッシュ量の増大を見ると、恐らく4コアでも問題ないレベルだと思います。
そして、ゲーミングPCを検討する場合には、少なくとも6コアCPUを搭載するのが一般的ですし、価格的にも十分リーズナブルなので、ゲーム単体においてはコア数はほとんど考える必要がないレベルになっています。
多コアは主に「ゲーム以外の重い処理」や「ゲームと同時に処理を並行したい」場合に考える
多コアCPUのメリットは「ゲーム以外の処理」をどれだけやるかというところで判断します。
シンプルに、「CPUのコア数が多いほど有利な処理(CPUによるエンコードやレンダリングなど)」もありますし、「ゲーム中に他の重めのアプリを同時に稼働させたい場合(マルチタスク)」などにもコア数に余裕があると嬉しいです。
とはいえ、そこを考慮しても、一般消費者レベルだと最近のCPUなら8コアあれば十分ということが大半なので、気にしなくても凄く後悔することは少ないのが現在のコア数事情だったりはします。
コア数が多いほど、価格と消費電力が上昇する
コア数が多いほど、高価な部品が多くなるので価格は高くなります。また、当然消費電力も多くなります。
ただし、コア数が多くても軽い処理なら省電力なので、その点は安心しても良いです。
とはいえ、無駄にコア数が多くても、多数のコアを要する重い処理をしないのなら、実はデメリットしか無い点は注意が必要です。
NPU(AI処理用)も一応考慮に
特に新しいCPUでは、NPUというAI処理用のユニットが搭載されていることがあります。
最近のGPU(グラボ)が非常に高性能なAI性能を備えている関係で、ゲーミングPCではモバイルデバイスほどは重要ではないという事情があったりはしますが、GPUでAI処理を行うよりもNPUで行う方が電力面や遅延の点では有利だったりするので、
二つのCPUで凄く悩んでいる場合などにはNPUの性能も少し考慮に入れても良いかもしれません。

実際にCPUを探す場合には、カタログスペックとベンチマークスコアを参考にするのが一般的です。

下記に現在の主要CPU一覧と主要項目についてまとめた表を載せておくので、そちらも参考に見てみてください。


主要CPUの簡易比較表【デスクトップ向け】

主要CPU性能比較表(デスクトップ)
CPU名称 PassMark
スコア
参考価格 コア/
スレッド
TDP
PL1
TDP
最大
キャッシュ
L2 / L3
クロック
定格 / 最大
電力
効率
コスパ
Ryzen 9 9950X3D
70,594
114,480円
16/32
170W 230W 16 / 128 MB 4.3 / 5.7GHz
Core Ultra 9 285K
67,893
97,000円
24/24
125W 250W 40 / 36 MB 3.7 / 5.7GHz
Core Ultra 7 270K Plus
66,540
24/24
125W 250W 40 / 36 MB 3.7 / 5.5GHz
Ryzen 9 9950X
66,406
94,800円
16/32
170W 230W 16 / 64 MB 4.3 / 5.7GHz
Ryzen 9 7950X
62,605
74,800円
16/32
170W 230W 16 / 64 MB 4.5 / 5.7GHz
Ryzen 9 7950X3D
62,467
104,980円
16/32
120W 162W 16 / 128 MB 4.2 / 5.7GHz
Core i9-14900K
59,205
83,480円
24/32
125W 253W 32 / 36 MB 3.2 / 6.0GHz
Core i9-14900KF
58,905
80,980円
24/32
125W 253W 32 / 36 MB 3.2 / 6.0GHz
Core Ultra 7 265KF
58,802
48,880円
20/20
125W 250W 36 / 30 MB 3.9 / 5.5GHz
Core i9-13900K
58,775
24/32
125W 253W 32 / 36 MB 3.0 / 5.8GHz
Core Ultra 7 265K
58,730
51,280円
20/20
125W 250W 36 / 30 MB 3.9 / 5.5GHz
Core i9-13900KF
57,990
24/32
125W 253W 32 / 36 MB 3.0 / 5.8GHz
Ryzen 9 9900X3D
56,806
89,980円
12/24
120W 162W 12 / 128 MB 4.4 / 5.5GHz
Ryzen 9 9900X
54,728
61,200円
12/24
120W 162W 12 / 64 MB 4.4 / 5.6GHz
Core Ultra 5 250K Plus
18/18
125W 159W 30 / 30 MB 4.2 / 5.3GHz
Core i7-14700KF
53,331
63,130円
20/28
125W 253W 28 / 33 MB 3.4 / 5.6GHz
Core i7-14700K
52,830
66,980円
20/28
125W 253W 28 / 33 MB 3.4 / 5.6GHz
Ryzen 9 7900X
51,505
58,980円
12/24
170W 230W 12 / 64 MB 4.7 / 5.6GHz
Ryzen 9 7900X3D
50,350
12/24
120W 162W 12 / 128 MB 4.4 / 5.6GHz
Core i9-13900F
49,588
24/32
65W 219W 32 / 36 MB 2.0 / 5.6GHz
Ryzen 9 7900
48,544
59,900円
12/24
65W 88W 12 / 64 MB 3.7 / 5.4GHz
Core Ultra 7 265
47,976
56,900円
20/20
65W 182W 36 / 30 MB 2.4 / 5.3GHz
Core i9-14900F
47,175
24/32
65W 219W 32 / 36 MB 2.0 / 5.8GHz
Core Ultra 7 265F
46,600
52,400円
20/20
65W 182W 36 / 30 MB 2.4 / 5.3GHz
Core i7-13700KF
46,403
16/24
125W 253W 24 / 30 MB 3.4 / 5.4GHz
Core i9-14900
46,218
24/32
65W 219W 32 / 36 MB 2.0 / 5.8GHz
Core i9-13900
46,167
24/32
65W 219W 32 / 36 MB 2.0 / 5.6GHz
Core i7-13700K
46,124
16/24
125W 253W 24 / 30 MB 3.4 / 5.4GHz
Ryzen 9 5950X
46,132
16/32
105W 142W 8 / 64 MB 3.4 / 4.9GHz
Core Ultra 5 245K
43,596
34,980円
14/14
125W 159W 26 / 24 MB 4.2 / 5.2GHz
Core Ultra 5 245KF
43,567
32,800円
14/14
125W 159W 26 / 24 MB 4.2 / 5.2GHz
Ryzen 9 5900XT
43,495
60,680円
16/32
105W 142W 8 / 64 MB 3.3 / 4.8GHz
Core i7-14700F
42,231
54,980円
20/28
65W 219W 28 / 33 MB 2.1 / 5.4GHz
Ryzen 7 9850X3D
42,129
89,800円
8/16
120W 162W 8 / 96 MB 4.7 / 5.6GHz
Core i7-14700
42,057
58,980円
20/28
65W 219W 28 / 33 MB 2.1 / 5.4GHz
Core i9-12900K
41,331
16/24
125W 241W 14 / 30 MB 3.2 / 5.2GHz
Core i9-12900KF
41,051
16/24
125W 241W 14 / 30 MB 3.2 / 5.2GHz
Core Ultra 5 235
40,466
43,980円
14/14
65W 121W 26 / 24 MB 3.4 / 5.0GHz
Ryzen 7 9800X3D
40,161
64,800円
8/16
120W 162W 8 / 96 MB 4.7 / 5.2GHz
Ryzen 9 5900X
39,052
12/24
105W 142W 6 / 64 MB 3.7 / 4.8GHz
Core i5-14600K
38,594
41,980円
14/20
125W 181W 20 / 24 MB 3.5 / 5.3GHz
Core i5-14600KF
38,913
39,980円
14/20
125W 181W 20 / 24 MB 3.5 / 5.3GHz
Core i7-13700F
38,663
16/24
65W 219W 24 / 30 MB 2.1 / 5.2GHz
Core i5-13600K
37,749
14/20
125W 181W 20 / 24 MB 3.5 / 5.1GHz
Core i5-13600KF
37,592
14/20
125W 181W 20 / 24 MB 3.5 / 5.1GHz
Ryzen 7 9700X
37,148
41,800円
8/16
65W 88W 8 / 32 MB 3.8 / 5.5GHz
Core i7-13700
36,691
16/24
65W 219W 24 / 30 MB 2.1 / 5.2GHz
Ryzen 7 7700X
35,879
47,400円
8/16
105W 142W 8 / 32 MB 4.5 / 5.4GHz
Ryzen 7 7700
34,500
41,800円
8/16
65W 88W 8 / 32 MB 3.8 / 5.3GHz
Ryzen 7 7800X3D
34,260
49,800円
8/16
120W 162W 8 / 96 MB 4.2 / 5.0GHz
Core i7-12700K
34,504
12/20
125W 190W 12 / 25 MB 3.6 / 5.0GHz
Core i7-12700KF
34,198
12/20
125W 190W 12 / 25 MB 3.6 / 5.0GHz
Ryzen 7 8700G
31,642
42,500円
8/16
65W 88W 8 / 16 MB 4.2 / 5.1GHz
Core i5-13500
31,611
14/20
65W 154W 11.5 / 24 MB 2.5 / 4.8GHz
Core Ultra 5 225F
31,568
24,880円
10/10
65W 121W 20 / 22 MB 3.3 / 4.9GHz
Core i5-14500
31,354
44,980円
14/20
65W 154W 11.5 / 24 MB 2.6 / 5.0GHz
Ryzen 7 8700F
31,327
38,900円
8/16
65W 88W 8 / 16 MB 4.1 / 5.1GHz
Core Ultra 5 225
31,132
28,440円
10/10
65W 121W 20 / 22 MB 3.3 / 4.9GHz
Core i7-12700
30,547
12/20
65W 180W 12 / 25 MB 2.1 / 4.9GHz
Core i7-12700F
30,486
12/20
65W 180W 12 / 25 MB 2.1 / 4.9GHz
Ryzen 5 9600X
30,134
35,270円
6/12
65W 88W 6 / 32 MB 3.9 / 5.4GHz
Ryzen 5 9600
29,369
33,640円
6/12
65W 88W 6 / 32 MB 3.8 / 5.0GHz
Ryzen 5 9500F
28,497
35,800円
6/12
65W 88W 6 / 32 MB 3.8 / 5.2GHz
Ryzen 5 7600X
28,450
31,500円
6/12
105W 142W 6 / 32 MB 4.7 / 5.3GHz
Ryzen 7 5800X3D
28,308
8/16
105W 142W 4 / 96 MB 3.4 / 4.5GHz
Ryzen 7 5800X
27,784
8/16
105W 142W 4 / 32 MB 3.8 / 4.7GHz
Ryzen 5 7600
27,053
29,400円
6/12
65W 88W 6 / 32 MB 3.8 / 5.1GHz
Ryzen 5 7500F
26,589
24,170円
6/12
65W 88W 6 / 32 MB 3.7 / 5.0GHz
Ryzen 7 5700X
26,634
32,980円
8/16
65W 76W 4 / 32 MB 3.4 / 4.6GHz
Ryzen 7 5700X3D
26,321
8/16
105W 142W 4 / 96 MB 3.0 / 4.1GHz
Core i5-14400F
25,705
25,980円
10/16
65W 148W 9.5 / 20 MB 2.5 / 4.7GHz
Ryzen 5 8600G
25,385
27,540円
6/12
65W 88W 6 / 16MB 4.3 / 5.0GHz
Core i5-14400
25,281
28,980円
10/16
65W 154W 9.5 / 20 MB 2.5 / 4.7GHz
Core i5-13400F
25,218
10/16
65W 148W 9.5 / 20 MB 2.5 / 4.6GHz
Core i5-13400
24,844
10/16
65W 154W 9.5 / 20 MB 2.5 / 4.6GHz
Ryzen 7 5700G
24,501
8/16
65W 88W 4 / 16 MB 3.8 / 4.6GHz
Ryzen 5 8400F
24,375
27,800円
6/12
65W 88W 6 / 16 MB 4.2 / 4.7GHz
Ryzen 7 5700
24,328
8/16
65W 76W 4 / 16 MB 3.7 / 4.6GHz
Ryzen 5 5600X
21,873
6/12
65W 76W 3 / 32 MB 3.7 / 4.6GHz
Ryzen 5 8500G
21,611
22,590円
6/12
65W 88W 6 / 16 MB 3.5 / 5.0GHz
Ryzen 5 5600T
22,100
22,980円
6/12
65W 76W 3 / 32 MB 3.5 / 4.5GHz
Ryzen 5 5600
21,558
21,580円
6/12
65W 76W 3 / 32 MB 3.5 / 4.4GHz
Ryzen 5 5600GT
20,320
22,400円
6/12
65W 88W 3 / 16 MB 3.6 / 4.6GHz
Ryzen 5 5500GT
20,286
19,980円
6/12
65W 88W 3 / 16 MB 3.6 / 4.4GHz
Ryzen 5 5600G
19,817
6/12
65W 88W 3 / 16 MB 3.9 / 4.4GHz
Core i5-12400F
19,478
6/12
65W 117W 7.5 / 18 MB 2.5 / 4.4GHz
Ryzen 5 5500
19,404
15,980円
6/12
65W 88W? 3 / 16 MB 3.6 / 4.2GHz
Core i5-12400
19,238
6/12
65W 117W 7.5 / 18 MB 2.5 / 4.4GHz
Ryzen 5 4500
16,122
14,800円
6/12
65W 88W 3 / 8 MB 3.6 / 4.1GHz
Core i3-14100F
15,411
15,480円
4/8
58W 89W 5 / 12 MB 3.5 / 4.7GHz
Core i3-14100
15,212
22,380円
4/8
60W 89W 5 / 12 MB 3.5 / 4.7GHz
Core i3-13100
14,724
4/8
60W 89W 5 / 12 MB 3.4 / 4.5GHz
Core i3-13100F
14,653
4/8
58W 89W 5 / 12 MB 3.4 / 4.5GHz
Core i3-12100F
14,056
14,980円
4/8
58W 89W 5 / 12 MB 3.3 / 4.3GHz
Core i3-12100
13,873
21,480円
4/8
60W 89W 5 / 12 MB 3.3 / 4.3GHz
Ryzen 3 4100
11,300
4/8
65W 88W 2 / 4 MB 3.8 / 4.0GHz
Intel 300
7,240
16,800円
2/4
46W 2.5 / 6 MB 3.7GHz
参考:Passmark
MEMO

CPU 概要
ベンチマーク
スコア
CPUの性能比較の主な指標ですCPUの処理性能を専用のソフトを用いて数値化したもので、PassMarkやCinebenchなどが特に有名です。
クロック
(周波数)
CPUのコアのデータ転送速度を表します。単位は主にGHz。コア数が少なかった昔は性能の指標としてよく用いられていましたが、2022年現在ではCPUのコア数が増えてきた上、ブーストによるクロック上昇も細かく設定されている事が多いため、性能を測る指標としてはあまり役に立たなくなってきています。
高いと発熱量が多くなる傾向があるため、どちらかというと現在では発熱量の目安の一指標として扱われる事が多い気がします。
TDP
熱設計電力の事で、大体の発熱や消費電力の目安ですこの値をCPUクーラーや電源ユニットの容量を決める際の参考にします。
コア
CPUの中の実際に処理を行う部品のことです。
コアの数が多いほどマルチスレッド性能が高くなり、マルチスレッド性能が重要な処理で有利になります。たとえば、エンコードやレンダリング等では処理時間を短くする事ができたり、複数タスクを同時に実行する際などに有利に働きます。ただし、コア数が多くなるほど発熱や消費電力も多くなる傾向があるので注意が必要です。
スレッド
コアが行う処理の単位のことです。もう少し分かり易くいうと「システム上で認識するコア数」です。
「原則は1コア=1スレッド」ですが、ハイパースレッディング(SMT)という技術で、「疑似的に1コアを2コアに見せる」事により、システム的には「1コア=2スレッド」として扱うCPUがあります(例:4コア8スレッド)。これを利用する事によって、マルチスレッド性能を大幅に高める事が可能です。ただし、この技術ではあくまで疑似的に1コアを2コアとして扱っているだけなので、1コアで1スレッドを担当するよりも1スレッドあたりの処理性能は落ちてしまいます。たとえば、同世代のCPUであれば、4コア8スレッドよりも8コア8スレッドCPUの方が高いマルチスレッド性能を発揮します。


  • ボトルネック(CPU)
    ボトルネックとは、何らかの要素が原因で本来のパフォーマンスなどを出せないことを指します。
    ゲーミングPCにおいては、主に「GPUにCPUの処理待ち時間が発生」しており、GPUの性能を考えるとfpsが伸び悩んでいるときに使うことが多いです。
    原因としては、「ゲーム自体のCPUへの要求性能が高すぎる」ことか「CPUやゲームに対してGPUの性能が高すぎる」ことが挙げられます。
  • サーマルスロットリング
    CPUの温度が一定値に達すると、温度を下げるためにクロックを下げる機能です。通気性の悪いケースや冷却性能の低いCPUクーラーを使用している際によく発生します。サーマルスロットリングが頻発するとパフォーマンスが低下する上にシステムが不安定になるため、これが一切発生しないようにPCを構築するのが理想的です。

GPU

GPU(グラボ)の要点
画像処理はGPUが担当
PC全体の中心はCPUですが、負荷が大きい画像処理はGPUが分担して処理します。
それならば、なぜゲーム性能でCPUが重要かというと、ゲーム処理でのCPUには純粋なパワーではなく、GPUを待たせないための俊敏さが求められるという感じです。ちょっとややこしい部分ですね。
まずはベンチマークとVRAMをチェック
ゲーム用のGPUを選ぶ際には、まずベンチマークスコアVRAM(ビデオメモリ)をチェックします。参考に、このボックスの下に両方をまとめた表を載せています。やりたいゲームの要求性能を満たせるGPUを選ぶことを意識しましょう。
以前はベンチマークのみで見るのが主流でしたが、以前よりもVRAMの重要性が非常に増したことと、GPU全体の性能が底上げされたことで、VRAMもかなり重要な指標となっているのがポイントです。
単にグラフィック品質が向上したため高設定では多くのVRAMを占有するようになっただけでなく、レイトレーシング有効時や、シミュレーション・オープンワールド系のゲームでも、VRAMを大量に使用する傾向があるので注意したいです。
他にも、一部のクリエイティブ用途では大量のVRAMを要するもの(3D制作・レンダリング・高解像度の動画編集 など)があるので、出来るだけ幅広い用途へ対応したいのなら、VRAMは多ければ多いほど良いレベルの超重要項目です。
クリエイティブ用途ではGeForceが有利【2026年時点】
GPUにはゲーム以外でも、クリエイティブ用途(動画編集・レンダリング・AI など)で使われます。
そして、クリエイティブ方面ではGeForce(NIVIDIA製GPU)が基本有利というのは押さえておきたいポイントです。
これはGPUの物理的な側面というよりも、最適化による側面が大きいです。
クリエイティブ用途では、メーカーごとに処理やソフトに応じたAPIが用意されていて、それに基づいて処理をするのが一般的です。そして、このクリエイティブ関連のAPIの最適化や各ソフトの対応がGeForceが頭一つ抜けているのです。
業界標準レベルになっており、主要各ソフトもNVIDIA前提でソフト作りをしているので、クリエイティブ用途を重視したいのなら、GeForceが大きく有利で使い勝手が良いという点は覚えておいた方が良いです。
とはいえ、GPU自体の基本性能が近年で飛躍的に向上しているので、準ハイエンド以降のGPUならAMDのRadeonなどの他社製メーカーのGPUでも基本性能でゴリ押しでき、十分実用レベルになったりする時代になりました。そのため、GeForce一択というほどではなくなっていると思います。
今後他社製GPUのAPIの最適化が進んで差が小さくなる可能性もあり、2026年時点ではVRAM容量コスパではAMDやIntelの方が一段上なので、VRAM容量増加を特に重視したいのなら、GeForceにこだわる必要性は以前よりは低くなっていると思います。
消費電力と冷却に注意
GPU(グラボ)の高性能モデルは、非常に消費電力が多く、発熱も多いです。
消費電力が多いほど発熱も多くなり、優れた排熱性と大容量の電源が必要になります。
特に、グラボの一つグレードを下げると、グラボ費用が安くなるだけではなく、電源容量分も少し節約できたりして、思ったよりも大きな節約になったりするので、モデルや予算次第では結構大きなポイントとなります。
「フレーム生成」と「アップスケーリング」にも注目
現在のゲームでは「フレーム生成」と「アップスケーリング」という機能も考慮すると、少し予算を節約できるかもしれません。
詳しくは、表などを用いてこの後に説明しています。

主要GPUの簡易比較表【デスクトップ向け】

※掲載の評価はベンチマークスコアや仕様などを基に独自の計算方法で算出したものです。
※性能スコアは3DMark TimeSpy Graphicsのスコア。1440pにおけるラスター性能です。
※RTX 40シリーズは品薄前の価格を基本維持しています(比較しやすくするため)。
主要GPU性能比較(デスクトップ向け)
GPU名称
総合
評価
性能
スコア
メモリ容量
TDP
コスパ
電力効率
参考価格
メモリ帯域
GeForce RTX 5090 ★3.69
47,992
32GB 575W 549,800円 1792GB/s
GeForce RTX 4090
36,340
24GB 450W 1008GB/s
GeForce RTX 5080 ★3.57
32,411
16GB 360W 206,580円 960GB/s
Radeon RX 7900 XTX ★3.61
30,407
24GB 355W 188,900円 960GB/s
Radeon RX 9070 XT ★3.84
30,313
16GB 304W 102,800円 640GB/s
GeForce RTX 4080 SUPER
28,531
16GB 320W 736GB/s
GeForce RTX 4080
28,127
16GB 320W 716.8GB/s
GeForce RTX 5070 Ti ★3.64
27,792
16GB 300W 159,800円 896GB/s
Radeon RX 9070 ★3.89
26,953
16GB 220W 94,800円 640GB/s
Radeon RX 7900 XT ★3.65
26,616
20GB 315W 121,800円 800GB/s
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
24,399
16GB 285W 672GB/s
GeForce RTX 4070 Ti
22,742
12GB 285W 504GB/s
GeForce RTX 5070 ★3.57
22,689
12GB 250W 103,800円 672GB/s
Radeon RX 7900 GRE
22,363
16GB 260W 576GB/s
GeForce RTX 3090 Ti
21,810
24GB 450W 1008GB/s
Radeon RX 6950 XT
21,772
16GB 335W 576GB/s
GeForce RTX 4070 SUPER
21,130
12GB 220W 504GB/s
Radeon RX 6900 XT
20,710
16GB 300W 512GB/s
Radeon RX 7800 XT ★3.58
20,036
16GB 263W 79,800円 624GB/s
GeForce RTX 3090
19,932
24GB 350W 936GB/s
GeForce RTX 3080 Ti
19,608
12GB 350W 912GB/s
Radeon RX 6800 XT
19,271
16GB 300W 512GB/s
GeForce RTX 3080 12GB
18,579
12GB 350W 912GB/s
GeForce RTX 4070
17,944
12GB 200W 504GB/s
GeForce RTX 3080 10GB
17,692
10GB 320W 760GB/s
Radeon RX 7700 XT ★3.39
17,043
12GB 245W 73,800円 432GB/s
Radeon RX 9060 XT 16GB ★3.80
16,550
16GB 160W 62,800円 322GB/s
Radeon RX 9060 XT 8GB ★3.49
16,316
8GB 150W 53,980円 322GB/s
Radeon RX 6800
16,154
16GB 250W 512GB/s
GeForce RTX 5060 Ti 16GB ★3.61
15,963
16GB 180W 89,800円 448GB/s
GeForce RTX 5060 Ti 8GB ★3.33
15,885
8GB 180W 69,800円 448GB/s
GeForce RTX 3070 Ti
14,774
8GB 290W 608GB/s
Arc B580 ★3.60
14,747
12GB 190W 44,800円 456GB/s
GeForce RTX 2080 Ti
14,650
11GB 250W 616GB/s
GeForce RTX 3070
13,789
8GB 220W 448GB/s
GeForce RTX 5060 ★3.40
13,703
8GB 145W 55,800円 448GB/s
Radeon RX 6750 XT
13,532
12GB 250W 432GB/s
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
13,473
8GB 160W 288GB/s
Arc A770 16GB ★3.43
13,422
16GB 225W 50,980円 560GB/s
Arc A770 8GB
13,409
8GB 225W 512GB/s
GeForce RTX 4060 Ti 16GB
13,339
16GB 165W 288GB/s
Radeon RX 6700 XT
12,757
12GB 230W 384GB/s
Arc B570 ★3.56
12,627
10GB 150W 34,800円 380GB/s
Arc A750
12,476
8GB 225W 512GB/s
GeForce RTX 3060 Ti GDDR6X
12,210
8GB 225W 608GB/s
GeForce RTX 3060 Ti
11,893
8GB 200W 448GB/s
GeForce RTX 2080 SUPER
11,642
8GB 250W 496GB/s
Radeon RX 6700
11,381
10GB 220W 320GB/s
GeForce RTX 2080
11,118
8GB 215W 448GB/s
Radeon RX 7600 XT
11,270
16GB 190W 288GB/s
Radeon RX 7600 ★3.25
10,836
8GB 165W 43,000円 288GB/s
GeForce RTX 4060
10,665
8GB 115W 272GB/s
Arc A580 ★3.30
10,656
8GB 185W 24,980円 512GB/s
GeForce RTX 5050 ★3.31
10,259
8GB 130W 45,800円 320GB/s
GeForce RTX 2070 SUPER
10,204
8GB 215W 448GB/s
GeForce GTX 1080 Ti
10,012
11GB 250W 484GB/s
Radeon RX 6650 XT
9,987
8GB 180W 280.3GB/s
Radeon RX 6600 XT
9,698
8GB 160W 256GB/s
Radeon RX 5700 XT
9,335
8GB 225W 448GB/s
GeForce RTX 2070
9,160
8GB 175W 448GB/s
GeForce RTX 3060 12GB
8,867
12GB 170W 360GB/s
GeForce RTX 2060 SUPER
8,827
8GB 175W 448GB/s
Radeon RX 5700
8,248
8GB 180W 448GB/s
Radeon RX 6600 ★3.24
8,149
8GB 132W 35,000円 224GB/s
GeForce RTX 2060 12GB
7,996
12GB 184W 336GB/s
GeForce RTX 2060 6GB
7,661
6GB 160W 336GB/s
GeForce GTX 1080
7,605
8GB 180W 320GB/s
Radeon RX 5600 XT(14Gbps)
7,532
6GB 150W 336GB/s
GeForce RTX 3060 8GB
7,343
8GB 170W 240GB/s
Radeon RX 5600 XT(12Gbps)
6,927
6GB 150W 288GB/s
GeForce GTX 1070 Ti
6,864
8GB 180W 256GB/s
GeForce GTX 1660 Ti
6,403
6GB 120W 288GB/s
GeForce RTX 3050 8GB
6,275
8GB 130W 224GB/s
GeForce GTX 1660 SUPER
6,122
6GB 125W 336GB/s
GeForce GTX 1070
6,100
8GB 150W 256GB/s
GeForce GTX 1660
5,473
6GB 120W 192GB/s
Radeon RX 6500 XT
4,975
4/8GB 107W 144GB/s
GeForce RTX 3050 6GB ★3.15
4,869
6GB 70W 34,800円 168GB/s
Radeon RX 5500 XT 8GB
4,830
8GB 130W 224GB/s
Radeon RX 5500 XT 4GB
4,819
4GB 130W 224GB/s
GeForce GTX 1650 SUPER
4,707
4GB 100W 192GB/s
Arc A380 ★3.12
4,454
6GB 75W 25,800円 186GB/s
Radeon RX 580 8GB
4,355
8GB 185W 256GB/s
Geforce GTX 1060 6GB
4,210
6GB 120W 192GB/s
GeForce GTX 1060 3GB
3,889
3GB 120W 192GB/s
Radeon RX 570 8GB
3,854
4GB 150W 224GB/s
GeForce GTX 1650 GDDR6
3,669
4GB 75W 192GB/s
Radeon RX 6400
3,496
4GB 53W 128GB/s
GeForce GTX 1650 GDDR5
3,428
4GB 75W 128GB/s
GeForce GTX 1050 Ti
2,363
4GB 75W 112GB/s
GeForce GTX 1630
2,091
4GB 75W 96GB/s
GeForce GTX 1050
1,884
2GB 75W 112GB/s
Radeon RX 560
1,866
4GB 80W 112GB/s
Radeon RX 550
1,196
4GB 50W 112GB/s
GeForce GT 1030
1,089
2GB 30W 48GB/s
参考:3DMark
フレーム生成とアップスケーリング
フレーム生成アップスケーリング
大まかな仕組み連続するフレームを比較して
中間フレームを作る
低い解像度を基に
より高い解像度へ
(レンダリング負荷の軽減)
CPUの影響受けない
CPUを介さずGPUで完結
受ける
CPUが限界だとfpsが伸びない
主なメリットCPUのボトルネックを突破
マルチフレーム生成機能も(4倍など)
GPU負荷の軽減
VRAMの節約
ネイティブよりも自然になることも
主なデメリット操作感が変わらない(元フレーム依存)
VRAMを少し消費する
元フレームが少なすぎると微妙
CPUの負荷が増える
(ボトルネックが発生していると微妙)
フレーム生成
「フレーム生成」は連続する2つのフレームを比較して中間フレームを生成し、フレームレート(fps)を上げる機能です。AIを活用して行うことが一般的です。
要するに、GPUの基本のレンダリングをスキップしてフレームを生成してしまいます。これにより、通常のフレーム生成よりも圧倒的に低負荷でフレームを生成できますし、CPUの処理を待つ必要がないため、実質的にボトルネックの軽減にもなります。
そのため、基本性能が足りない下位GPUなどでは非常に大きな恩恵が得られる機能となっています。
2026年時点では、2つの基フレームから追加フレームを3つも生成する機能なども出ていたりします。
ただし、注意点も結構あることを留意しておきたいです。
まず、操作感は変わらない点があります。
見掛け上のフレームを増やしているだけなので、操作感(ゲームが操作を受け付ける速度や遅延)は元フレームに依存します。そのため、操作のネバつきのようなもの(遅れて付いてくるような感じ)が発生するので、fpsが低いと不自然さが大きいです。関連して、描画の遅延(フレームレートの間隔が一定ではなく安定しない)なども発生することがあります。
次に、描画にノイズが乗ったり・不自然になることがある点です。
フレーム生成はあくまで予測で作った映像なので、実際の映像と細かい部分で異なることがあります。
3つ目に、下位GPUだと有効に機能しにくい点があります。
これは、フレーム生成は仕組み上、元フレームがある程度多くないとネックになる部分が多い点と、追加でVRAMを使用するためです。
元フレーム少なすぎると生成できるフレーム数も少なくなりますし、不自然が画像が生成されやすくなります。操作のネバつきも顕著になりストレスになり易いです。
また、元フレームが非常に少ないGPUということは、VRAMも十分でない可能性も高いですが、フレーム生成機能は、通常のレンダリングとは別でVRAMを少し使用するため、不足しやすくなる側面もあります。
要するに、下位GPUほど有効活用したい機能だけど、下位GPUほどデメリットが浮き彫りになりやすい機能でもあるので、運用にはちょっと注意は必要です。
アップスケーリング(超解像)
アップスケーリングは、描写したい解像度より低い解像度で映像を作り、それを基に解像度を引き上げることで、レンダリング負荷を大きく下げる技術です。
たとえば、1080pの映像を最終的に作りたい場合に、720pや480pの映像を基にすることで、1080pの映像を最終的に出力しつつも、大本のレンダリング負荷は480pや720p(+アップスケーリング負荷)に依存するので、負荷が格段に減るというものです。
フレーム生成と違い、VRAMの消費を抑えられたり、遅延もわずかというメリットもあり、導入しやすいです。
フレーム生成よりはネックとなる要素が少ないですが、CPUがボトルネックになりやすいゲームでは恩恵が限定的な点には注意が必要です。
これは、アップスケーリングはフレーム生成と違って、レンダリングの指示はCPUが全て担うためです。アップスケーリングによって負荷が減り、GPUの余力が増えても、CPUの処理が追いつかなければフレームは増えません。そうなると、低解像度を基にした画質劣化のみが残る可能性もあるので、そこだけは注意が必要です。
その他の機能など
概要
レイトレーシング2026年現在ではまだ「ラスタライズ」と呼ばれるレンダリング法が一般的です。
しかし、少し前に「レイトレーシング」と呼ばれる手法が出てきています。
レイトレーシングは名前の通り光線を追跡することによってシミュレートする手法で、光の反射・屈折を現実になるべく近いようにシミュレートし、影などの細かい表現も現実に非常に近いものを実現します。
ただし、処理量が従来のラスタライズと比べると圧倒的に増加してしまうため、それによるfps低下などが課題です。
また、処理には専用のコア(RTコアなどと呼ばれる)を使用して処理の支援を行っているため、専用コアを持たない旧世代GPUではパフォーマンスが劇的に低下する点にも注意が必要です。
生成AI2025年頃から生成AIが急速に発達・普及しました。
高性能なGPUは、GPU自体が非常に優れたAI性能を発揮しますし、最近のGPUは大体AI用のユニットも併設しています。
NPUと比べると遅延や電力効率面では劣るものの、圧倒的な処理性能を持つため、特に超重い生成AI分野で活用されています。
画像・動画の画像生成AIはかなり一般化しています。
音楽など他分野でも急激に発達しているので、ローカルで生成AIを使いたい人はAI性能にも注目してみると良いです。
ただし、2026年ではGeForceがやはり強力です。
重い生成AIでは大量のVRAMを使用することもあり、大容量VRAMのGPUの需要が非常に高くなっています。
ニューラルレンダリングニューラルレンダリングはAIを使って画像を生成(レンダリング)する技術です。
従来のゲーム向けのプログラムでは基盤にAI処理を組み込むことができなかっため、AIはレンダリングされた後の画像を補正したりするに留まっていましたが、2025年時点でAIをレンダリングの根幹にも組み込む仕組みが出来てきており、格段に効率良くレンダリングが可能になると言われています。
2025年時点では非常に高いAI性能や最新のプログラムへの対応が求められ、対応GPUも少ないので、普及にはもう少し時間が掛かりそうですが、一般的になればラスタライズや従来のレイトレーシングから基盤が置き換えられていきそうな気配があります。

CPUクーラー

CPUクーラーの要点
空冷クーラー:安価で高耐久でエアフローにも貢献
ファンで起こした空気をヒートシンクに当てて冷却するクーラーです。
水冷の下位互換のように思っている人も多いかもしれませんが、実はそうでもなく良い点がたくさんあります(詳しくは下記の表にて)。
ざっくり言うと、安価で高耐久でエアフローに貢献するのが強みです。
消費電力が特別多くないCPUの場合は、基本的には空冷クーラーが推奨されます。
まず、水冷と比べると安価です。大きなメリットです。
冷却面でも、マザーボードのCPU周辺の冷却やエアフロー強化にも貢献する点が強みです。
その他にも、長期使用による性能低下や故障率が低い点も、水冷と比べると優秀です。
しかし、やはり「CPUの冷却性能」という点では水冷に劣るのがデメリットです。
まず、空冷クーラーはPC内部へ熱を放出するので、PC内部が熱くなり易いです。水冷の場合は熱を直接外部へ放出するので、PC内部を低温で保ちやすいです。
最大の冷却性能でも水冷に分があります。これは、流体と固体の差もありますが、そもそも搭載できるファンの数とサイズが水冷の方が多いためです。
水冷クーラー:高価で有寿命だけど、優れた冷却性能
水冷クーラーは、冷却液を循環させて冷却するクーラーです。
水は空冷で一般的なアルミよりも比熱が4倍以上も高いため、熱を多く溜め込むことができるため、CPUから出た熱をしっかりと吸い取り冷却することができます。
高価ですが、優れた冷却性能を持ち、RGBライティングなどで見た目の良さにも貢献できたりします。
空冷との特徴比較は下記の表にてまとめています。
ファンが多くて大きいほど優れた冷却性能
空冷・水冷クーラー共通です。どちらも冷却自体は同じ仕組みのファンを用いるため、ファンの数が多くて大きいほど冷却性能が高くなります。
大まかな目安については表で後ろの方でまとめています。
ケースとCPUへの対応に注意
物理的にケース設置できるかどうかの確認と、対応CPU(主にソケット形状で区別)を確認しておきましょう

空冷と水冷の違い

水冷空冷
価格高価安価
冷やす対象冷却液(循環)
熱をたくさん蓄えられる
熱くなりにくい
放熱フィン(アルミなど)
蓄熱量が少なく高伝導
熱しやすく冷めやすい
冷却の効率(ピーク時)非常に高い
流体なので熱を効率的に吸い取れる
蓄熱量が多く、効率的に冷やせる
低い高い
金属部がすぐに熱くなる
ファンや金属部の仕様に大きく依存
すぐ冷やせる性能がないと熱い状態が続く
静音性全体的に良好
水が急激に熱くならない上
ファンの数が多いため低回転
※ただしポンプや気泡の音があるため
低負荷時には劣ることも
負荷時にうるさくなり易い
すぐに熱くなり、ファンが高回転
寿命約 4~5年
冷却性能の低下やポンプの故障
非常に長い
固体の金属は破損しない
ファンが故障しても交換可能
故障時のリスク液漏れでPC故障
非常に稀だが、致命的
CPUが一時的に高熱に
低リスク・ファン交換可能

ファンの数とサイズ

冷却性能 クーラーのファン
120mm×3(360mm水冷)、140mm×2(280mm水冷)
140mm×2(空冷)、120mm×2(240mm水冷)
120mm×2(空冷)、140mm×1(空冷)
120mm×1(空冷)
92mm×1(空冷)、付属クーラー(ちょっと良いやつ)
付属クーラー(空冷)

メモリー

メモリ(RAM)の要点
2025年末から暴騰して超高額パーツに
まず触れなければならないのは、メモリ価格は2025年末から凄まじい高騰を見せ、2026年3月現在も非常に高価という点です。
高騰前の5~6倍くらいの価格でもう数か月も高止まりしています。
さすがに高くなりすぎているのでゆくゆくは価格下がっていく見込みではあるようですが、元のメモリ価格が安すぎたということもあり、以前の価格に戻ることは無い可能性が高いらしいのが非常に残念です。
そのため、以前は低価格構成でも32GBメモリを基準に話を進めることができましたが、現在では予算次第ではちょっと難しい可能性も出てきたことが悩ましい点です。
出来れば32GBは欲しい
ゲームも細かなパラメータやオブジェクトなどの数が全体的に増えて複雑なゲームが増えた(人気になりやすい?)影響か、メモリ占有量も多くなってきた印象もあります。
OS自体もAIや常駐機能などが増えつつあるためか、メモリにシビアになってきた印象もありますので、出来れば32GBは欲しいです。
予算次第では後から増設もやむなし(CPUやGPUと違って増設しやすい)
32GBは欲しい現状ではありますが、メモリの高騰のせいで予算次第では非常に厳しいです。16GBで妥協しなければならないケースが増えていると思います。
予算が厳しい場合は、基本的にはCPUやGPU(グラボ)を優先する方がおすすめです。
確かにメモリは重要ですが、16GBあれば何もできないということにはならないですし、CPUやグラボと違って後から増設もそこまで難しくないです。
ただし、増設を検討する場合には、メモリスロットが4つあるものにしておくことを意識しましょう。
一応、メモリ4枚だと帯域が制限されてしまったり、DDR5だと相性問題のリスクも少しある点は注意が必要ですが、帯域が少し下がってもゲームでの実用性はあまり変わらないことが多いですし、相性問題も現在では定格運用なら確率はかなり低いはずです。
2枚組での運用が基本(デュアルチャネル)
メモリではデュアルチャネルという同じ規格・容量のメモリを2枚同時に使用し、並列処理をさせることで、データの転送速度を向上させる技術があります。
結構な差が出ますし、費用もほぼ変わらない部分なので必須の運用方法といえます。2026年現在では非常に一般的で、既製品PCでは大体始めからデュアルチャネル仕様となっていると思いますが、念のためチェックしておきましょう。
DDR5とDDR4は互換性がない
旧世代のCPUを検討する場合に気を付けたいのは、DDR4(古い規格)はDDR5(新しい規格)と互換性がないので、好きな方を選ぶのではなくマザーボード(CPU)で決まる点に注意が必要です。
本当はそろそろお役御免になってくるかと思っていた頃合いだったのですが、メモリ高騰による安価なDDR4がまた重宝され出しており、もう少しの間は現役で残りそうです。
内蔵GPU(iGPU)を利用する場合は、メモリ帯域が重要
最近ではCPUの内蔵GPU(iGPU)の性能が向上したことにより、ライトゲーマーならグラボ無しでの運用が可能な場合もあります。
内蔵GPUはCPUのメモリを借りて処理を行いますが、グラフィック処理では帯域(速度)が重要なので、心に留めておくと良いかもしれません。
とはいえ、内蔵GPUでの運用の場合は節約を意識していることが多いので、あまり高価なメモリに割く予算は無いことが多いとは思います。
DDR5は別製品と混ぜるのは一応リスクあり
DDR4ではマザーボードに搭載されていた電源IC(PMIC)というものを、DDR5ではメモリに直接搭載することになりました。
その影響で、異なるメモリを同時に使用すると従来よりもやや安定しにくいリスクがあります。DDR5の登場当初にはその問題が散見されていました。
2026年時点ではほとんど聞かれなくなってきており、定格運用なら問題はほとんど起きなくなったとは思いますが、一応補足として触れておきます。
とはいえ、4枚構成では帯域幅が制限されたり、消費電力がわずかに増加するというデメリットもあるので、出来れば別製品とは混ぜない2枚構成がおすすめではあります。
MEMO:他の項目
クロック
(周波数)
DDR5-5600(PC5-44800)とかの部分です。数字が大きいほど帯域幅が広く、要するに高速になります。
また、標準設定では、メモリの速度はCPU(マザーボード)によって対応速度が定められています。たとえばDDR5-4800(PC5-38400)が最大サポート速度のCPUなら、最大DDR5-5600(PC4-44800)メモリを使用しても、初期設定ではDDR5-4800(PC5-38400)動作となることが基本です。
そのため、マザーボードの設定などから後から指定する必要がありますが、本来のサポートされている仕様を超えるものを選択する場合はオーバークロック扱いとなり、基本的に保証の範囲外となるため注意してください。
ただし、Intel XMPやAMD EXPOといった最適化されたプロファイルを利用する場合には、トラブルはあまり起きないと思いますし、メモリ側の最大速度を超えなければ問題となることはほとんどないです。
また、速度の違う複数のメモリーをデュアルチャネル等で同時に利用しようとした場合、速度の遅い方に合わせられてしまう点も注意です。
規格
(DDR4 / DDR5 等)
DDR4やDDR5などのこと。マザーボード(チップセット)に対応したものしか使えません。現在(2022年)の主流はDDR4となっていますが、最新世代のCPUではDDR5に対応しており、市場ではどちらのメモリも主要製品として販売されています。既製品やBTO製品を購入するのであれば規格の合わないものは選べないはずなので規格については気にする必要ありませんが、自作などの場合にはマザーボードに合ったものを選択することを忘れないようにしましょう。
デュアルチャネル
(マルチチャネル)
先にも触れましたが、デュアルチャネルは2枚のメモリを並列接続して速度を上げる方法です。
従来はほとんど気にしなくても2枚組が基本でしたが、メモリ品薄・高騰が深刻化したことで、メモリ1枚のPCが増えているので以前よりも注意が必要です。
モジュールの形状
(DIMM / S.O DIMM)
メモリモジュールの形状を表すのが、「DIMM(デスクトップ向け)」や「S.O DIMM(ノートPC向け)」です。
基本的には気にしなくても良い部分ですが、ベアボーンキットなどのCPUが始めから搭載されているマザーボードを使用する場合には「S.O DIMM(ノートPC向け)」を使用するケースがあるので、特殊ケースですが、参考程度に覚えておくと良いかもしれません。
ランク
(1R / 2R)
メモリのランクとは、簡単にいうとメモリコントローラが認識するメモリの数です。
主に1R(シングルランク)2R(デュアルランク)があります。
どちらでも性能差自体はほぼ無いようですが、2Rだとメモリコントローラーの負担が増える他、メモリコントローラには対応可能なランク数に上限があるため、出来ればシングルランクの方が好ましくはあります。
ただ、仕様表などを見ても載っていないことが多いので、正直意識するのは難しいです。
ヒートシンクメモリの放熱性を高めるためにチップにくっつける金属のこと。
必須ではありませんが、あると放熱性が高まりメモリ温度を下げることができます。
OCメモリとかやや高価なメモリには付属しています。

SSD

ストレージ(SSD)の要点
SSDも2026年初頭頃から大きく高騰
メモリから少し遅れて、SSDも大きく高騰しました。
2026年3月時点でも高騰前の2.5倍~3倍くらいの価格となっており、こちらも以前より予算を大きく圧迫するようになりました。特に低価格構成では痛手です。
耐久コスパ重視ならTLC(QLCを避ける)
書き込み耐久性を意識するなら、QLCは避ける方が良いというのがまずポイントです。
QLC(クアッドレベルセル)だと1つのセルに対して4ビットのデータを保存しますが、これだと1つのセルに対しての負荷が大きくなるため寿命が短いです。
また、QLCは物理的にも電気的にも非常にシビアで限界のものとなっているため、その他の負荷も大きいです。そのため、理論上のセル構造によるQLCとTLCによる書き込み耐久回数の差は1.333…倍ですが、実際の耐久性の数値(TBW)では2倍以上の差が付きます。
そのため、出来ればTLC(トリプルレベルセル)のものを選びたいです。
価格的にはQLCの方が少し安価(大体2~3割ほど)ですが、コスパ的には明らかに悪いので、理論上はTLCが明確に無難です。
しかし、現在のSSDではQLCでも大容量なら一般消費者レベルで耐久性が問題になることがないくらいのレベルになっているので、諸説ある部分だとは思います。
DRAMキャッシュ:長時間の持続性能や耐久性の最大化を目指すなら
SSDの中には、効率良くデータを処理するために「DRAMキャッシュメモリ」を搭載しているものがあります。
しかし、2026年現在ではDRAMレスが一般的で、一般消費者レベルではほとんど問題ないレベルの性能があります。
DRAMキャッシュありだと少し高価になるので、コスパ的には基本悪めです。
ただ、DRAMレスでは長時間の書き込みが持続すると、SLCキャッシュを使い切ると一気に速度が落ちるという問題はある(ほとんどの人にとっては実用性的には問題レベルだけど)他、耐久性的にも若干優位性があるので、長時間のアクセスが多い使い方で出来るだけ長期間使いたいならおすすめです。
MEMO:速度や規格について
容量単価読み込み速度
(ピーク速度)
NVMe SSD
(M.2 / PCIe)
安価非常に低速
(約110~140 MB/s)
SATA SSDやや高価比較的高速
(約 550 MB/s)
HDD
(SATA)
高価非常に高速
(約 1700~7200 MB/s)
※PCIe Gen 3 / 4
HDD
(安価だけど遅い)
PC向けのストレージでは、SSDだけでなくHDDもあります。
HDDは容量単価が安いですが、速度が遅く、サイズが大きいのが難点です。
特に、ピーク速度は主流のSSDの方が20倍~50倍くらい高速で差が大きいです。
そのため、2026年現在ではかなり少数派の選択肢となっており、限定的な需要となっています。
とはいえ、長時間のアクセスが前提だったり、とにかく容量が必要な場合には今でも有力な選択肢です。
SATAとNVMe(PCIe M.2)実はSSDにも接続方法(NVMe と SATA)によって速度に大きな差があります。
NVMeの方が圧倒的に高速(2026年の主流SSDだと4倍~13倍くらい高速)です。
しかし、最近のM.2 SSDはほぼ全てがNVMe品なので、特に気にしなくてもOKです。
HDDや2.5インチ~のSSDの場合にはSATAが一般的なので、容量単価などを考えてその辺りを選択する場合には考慮する必要があります。
形状
(M.2 / 2.5インチ~)
2026年現在ではM.2が基本となっています。
あまり気にしなくても良い部分ですが、一応補足説明です。
SSDにはメモリのような薄型長方形のやつ(M.2)と、
やや厚めの箱型(2.5インチなど)の2種類があります。
PCで使用するコネクタや接続方法の関係で、箱型タイプでは高速なNVMeが実質的に利用できない状況なので、側面でM.2(NVMe)に圧倒的な優位性があるため、システムストレージ(OSを入れるストレージ)ではM.2ほぼ一択近くなっていますし、価格面でもほとんど差がないので、基本は特に考えずにM.2を使うと考えればOKです。

電源ユニット

電源ユニットの要点
電源容量は「CPUとGPUの消費電力」から計算
電源容量(最大)は、「CPUのGPUの最大消費電力の和」にやや余裕を持たせたくらいを意識します。
デスクトップPCにおいては、CPUとGPUの消費電力の占める割合が格段に多いためです。
他のパーツの分と変換時のロス分を考慮して、更に余裕を持たせておきます。
後ろで大まかな対応表を載せていますので、興味があればご覧ください。
ロスが発生するため、容量の全てが使える訳ではない
電源は「850W」のように容量が記載されています。
しかし、PCで使えるようにする変換時にロスが発生するため、容量の全てが使える訳では無い点は注意が必要です。
後述する「80PLUS認証」では、BRONZE電源ではおおよそ82%~85%程度、GOLDで電源では87%~90%程度が使えるという感じです。
高消費電力構成ではGOLD以上の認証がおすすめ
80PLUS認証については、大体「BRONZE」と「GOLD」が大半を占めています。
この二つでは変換効率におおよそ5%程度の差があるため、結構大きいです。
高容量になるほどロスの差が大きくなりますし、ロスが多いということは発生する熱の割合も多いということなので、消費電力が多い構成では出来ればGOLD電源を選びたいです。
白統一なら電源も白いものだと尚良し
近年では、ガラスパネルで内部を見えるようにして、見えるパーツを白いものでまとめる白統一構成が人気です。
電源のケーブルも一部は露出してしまうので、白いケーブルが付属しているものを選ぶと統一感が増します。PC初級者には盲点となりやすい部分だと思うので注意が必要です。
白い電源には白いケーブルが付属していることが多いですが、一応付属ケーブルまでチェックしておくと安心です。
補足事項:80PLUS認証 と 容量の目安
認証 / 使用率20%50%80%
STANDARD80%80%80%
BRONZE82%85%82%
SILVER85%88%85%
GOLD87%90%87%
PLATINUM90%92%89%
TITANIUM92%94%90%
80PLUS認証の変換効率基準
CPU(TDP PL1)GPU(TGP / TBP)
450W~600W
(Bronze)
65W75W~120W
500W~750W(Bronze~Gold)65W150W~220W
650W~850W(Bronze~Gold)95W~125W150W~220W
850W~1000W(Gold~)95W~125W175W~350W
1000W~(Gold~)120W~170W350W~450W
電源容量の目安
電源ユニット(自作・カスタマイズ向け)の要点
プラグイン対応だと配線がしやすい
各ケーブルが独立し着脱可能なプラグイン方式が配線では便利です。
電源ユニットのケーブルの方式は現在では主に「直付け(全てのケーブルがまとめられて着脱不可能)」、「セミプラグイン(一部のケーブルが独立&着脱可能)」、「フルプラグイン(全てのケーブルが独立&着脱可能)」の3つです。
プラグインではなくモジュラー(例:フルモジュラー)と呼ばれていることもあります。
当然フルプラグインが最も良いですが高価になるので予算と相談することになります。
性能自体に大きく関わる訳ではないので、重視するかは難しいところです。
販売メーカーと電源自体(中身)のメーカーは異なることが多い
電源ユニットのような品質が重要なパーツは信頼性の高いメーカーを選びたい人も多いと思いますが、電源に関してはそれが結構難しいです。
理由は、電源の販売メーカーの多くが電源の製造を別企業の製造元(OEM)に頼っているからです。
同じ販売メーカーでも製品によって違うメーカーのもの(OEM)だったりするため、販売メーカーだけ見ても実質意味がないという感じです。
仕様表などでもOEMを記載することは基本ないので、過去のレビューで「このメーカーのこのグレードの製品はこのOEMだった」的な情報を基に考えるしかなく、しかもそれも今では異なる可能性も否定できないです。
妥協したくない人は、「製造メーカーごとの信頼性の高さ」と「レビューから各モデルのOEMを特定」という作業をすることになりますが、結構大変だし、確実ではないのがもやもやするところです。
そのため、時間を掛けずにざっくり信頼性を求めたい場合には、保証年数を比較してみるくらいが現実的なラインかなと思っています。
ファンはFDB(流体動圧軸受)が最も良い
静音性や耐久性も妥協したくないなら、ファンは「FDB(流体動圧軸受)」のものを選ぶのがおすすめです。
その他の種類も含めたファンの特徴比較は、ボックスの下の表にまとめているので、興味があればご覧ください。
ファンは主に軸受けで特徴が変わりますが、主要なのは主に4種類で、「スリーブベアリング(安価で静音性に優れるけど熱にも弱くPC用電源のようなメンテナンス無しでの長期使用には向かない)」、「ボールベアリング(熱に強く長寿命だけど、やや高コストで金属音が気になる場合も)」、「ライフルベアリング(スリーブベアリングの弱点を改善した安価で悪くはない選択肢)」「流体動圧軸受(FDB / 高コストだけど長寿命かつ静音性にも優れる)」となっています。
他にも、「ハイドロダイナミックベアリング」など独自名称のものが記載されていることもありますが、実は基本的にFDBと似たようなものであることが多いです。特許関連の問題や独自性の強調のためと推察されます。
サイズやケーブルの長さをチェック
主に自作の場合ですが、電源ユニットのサイズやケーブルの長さが、PCケースやマザボで問題なく配線できるかをチェックしておきましょう。
(主に自作向け)補足事項
方式価格静音性耐久性(寿命)横置き・縦置き
FDB / 独自名称高価非常に高い非常に高い影響なし
ボール系やや高価悪くはない
(ただし金属音)
非常に高い影響なし
ライフル系比較的安価高い高い悪くはない
スリーブ系非常に安価低い低い横置き厳禁
ファンのベアリングと特徴
高さ奥行
ATX
主流
150 mm86 mm 140~180 mm
SFX100~125 mm50~63.5 mm100~130 mm
EPS150 mm86 mm140~230 mm
主な電源規格

マザーボード

マザーボードの要点
フォームファクタ:サイズが大きいと色々余裕がある
フォームファクタはマザーボードのサイズを表す規格です(ATX、MicroATX など)。サイズが大きいほど色々と余裕ができます。
大きいほど M.2・PCIe・メモリのスロットが多くなる傾向があるという明確な優位性はもちろん、各パーツとの物理的距離を離せることやヒートシンクを大型化しやすいなど、冷却・エアフロー面でも余裕を持ち易いです。
そのため、出来るだけ長期間使うつもりなら、マザーボードは大きめの方が安心です。
ただし、拡張性において、各スロット数や速度などはチップセットも関係があるので、そちらも確認する必要があります。
CPUへの対応(ソケット形状・電源回路)
BTOなどでは気にする必要はないですが、自作などではCPUへの対応も気を付ける必要があります。
まず、ソケット(CPUをはめるところ)が対応したものでないと物理的に接続できません。
また、消費電力が多いCPUを使用する場合には、「CPU VRM(Voltage Regulator Module:電圧制御モジュール)」というCPUの電源回路の質・フェーズ数・アンペア(A)なども数値が大きくて余裕があるものだと安心です。発熱低下・電力効率向上・動作が安定化に貢献する可能性があります。
具体的には、出来れば「〇〇 Power Stage」「SPS(Smart Power Stage)」「TDA」「Dr.MOS」など、MOSFETやICが一つになった統合型のVRMを採用しているものが良いです(2026年時点)。
上記以外の、各コンポーネントが別々になっている「離散型」は現在では採用がかなり減っていますが、今でも安さ特化系のマザボでは採用されているので注意が必要です。
チップセット:交通整理をする集積回路
マザーボードにはCPUやメモリやストレージやUSBなどの各パーツの橋渡し(交通整理のようなもの)をする、「チップセット」という集積回路が搭載されています(B860・Z890など)。
このチップセットの種類により、チップセットによるPCIeレーンの数やUSBへの対応などが異なり、拡張性に差がでます。
ほとんどの人にとっては気にしなくても問題は起こらない部分だとは正直思いますが、扱うデータ量が多そうなパーツの増設や交換などを検討する場合には注意が必要です。
PCIeレーン:データの道路の数(車線の数のようなもの)
CPUやチップセットの仕様を見ていると「PCIeレーン」というものを目にすることがあると思います。
これはPCIeという通信規格のデータの道路の数のことです。車線のようなものですね。
CPUのPCIeレーンとは別に、チップセット側にもPCIeレーンが用意されています。
このPCIeレーンを使って各パーツとの通信を行いますが、使える数に限りがあるので、それを振り分けて成り立たせています。
ここはちょっと難しい話になるので、後で別に説明を設けています。
メモリスロット:数と規格に注意
メモリスロットはまず数に注意が必要です。
後から追加分を挿すだけの増設をしたい場合には、メモリスロットが4つあることを確認しておきましょう。
多くのマザーボードでは4つ搭載ですが、安さ特化のマザーボードでは2つしかないことも多いです。
また、DDR4とDDR5には互換性がないので、CPUとマザーボード側で対応しているものを用意する必要がある点に注意です。
Wi-Fi / Bluetooth:標準では対応していないものも多い
デスクトップPCではWi-Fi / Bluetooth に標準対応していないものも珍しくありません。モバイルデバイスしか持ったことがない人は驚くかもしれません。標準対応したい場合は確認しておきましょう。
とはいえ、標準対応でなくても後から対応することは難しくはありませんので、取返しは付く部分ではあります。USB、PCIe、M.2などによるアダプタも販売されています。
ただし、各スロットなどが埋まる他、PCIeレーンや帯域上限の関係も少し圧迫するので、その点は考慮する必要があります。
USBポート:数と速度など
マザーボードとチップセットによって、使用できるUSBポートの数や速度などが異なるので、事前にチェックしておきましょう
ヒートシンク:放熱を助ける金属
CPU VRM・SSD・チップセットなどにヒートシンクが付属しているか、大きさはどのくらいかというのもポイントです。
特に、VRMのヒートシンクは大型だと、大型の空冷クーラーと干渉することがあるので注意が必要です。
SSDに関しても、安さ特化品だと付属していないことがありますが、メインストレージのヒートシンクなどの放熱部品は何かしら使用することをおすすめしたいので、マザーボードかSSD側のどちらかで付属しているものを選ぶのがおすすめです。
一応別で買って付けることもできますが、コスパ的には最初から付属しているものの方が良いことが多い印象です(ヒートシンクの質が高い=他の部分も良くなるのが基本のため)。
外観:ホワイトが増加
白統一構成の流行により、マザーボードも基盤まで白いモデルが増加傾向です。
価格はやや高価になる傾向があるので、ヒートシンクが大型で白いもので基盤は白以外で妥協するという案を採用するケースも多いと思います。予算と好みとこだわりと相談したいところです。
チップセットの特徴まとめ
価格USB・PCIeレーン
機能性 など
オーバー
クロック
H末尾10(例:H610)×不可
B(例:B860)不可
H(例:H670)不可
Z(例:Z890)×
チップセットの特徴(Intel)
価格USB・PCIeレーン
機能性 など
オーバー
クロック
A(例:A620)×不可
B(例:B850)
X(例:X870E)×
チップセットの特徴(AMD)
主要フォームファクタと寸法
縦(最大)横(最大)
Extended-ATX305mm330mm
ATX
主流
305mm244mm
Micro-ATX
主流
244mm244mm
Mini-ITX170mm170mm
PCIeレーンについて

PCIe(PCI-Express)は高速データ通信用の規格で、PCではPCIeによる通信を多用します。

このPCIeを使ったデータ通信を行う道路のことを「PCIeレーン」と言い、PCのあちこちに繋げて通信をしていますが、この振り分けられる量や数がちょっとややこしいです。

後からパーツをたくさん増設する人以外は気にする必要がないと思いますが、一応少しだけ説明しておこうと思います。


まず、PCIeレーンはCPU側(直結)とチップセット側で別々にあるというのを理解していないと後に困るかもしれません。

例えるならCPUは高速道路で、チップセットは一般道路です。

例えるなら主な用途
CPU(直結)高速道路
遅延が非常に少ない
速度が重要なパーツで使用
GPU(グラボ)
SSD(メイン)

など
チップセット一般道
複数の部品で共有する
速度低下の恐れあり
上記以外のもの
USB
2枚目以降のSSD
拡張カード など
PCIeレーンの違い(CPUとチップセット)

こんな感じで、PCIeレーンはCPUとチップセットでは別々の管理となっています。

しかし、チップセットの仕様を見るとCPU直結レーンとチップセット側のレーンを合計したものを載せているケースがあり、理解を遠くしていると思います。

ややこしい部分なので、具体例を見ていきます。チップセットは「B650」、CPUに「Ryzen 7 7700」を採用する場合は以下のような感じになります。

チップセット側
(B650)
CPU側
(Ryzen 7 7700)
合計PCIeレーン(最大)12
PCIe 4.0:8
PCIe 3.0:4
28
利用可能24
チップセットとCPUの通信4
(28-4=24が利用可能)
主な使い道4:SSD(2枚目)
1~2:Wi-FiモジュールやLAN
1~2:SATAポート
残り:USBなど、その他
16:グラボ(dGPU)用
4:メインSSD
4:その他
※グラボ用の削減に要注意
PCIeレーン数の例(B650 + Ryzen 7 7700)

上記は一般的な例ですが、マザーボードメーカーがパズルのように、使えるレーンを振り分けて使用します。

ここでポイントなのが、ほぼ必須といえるレーンが結構多い点です。

そのため、レーン数の少ない下位チップセットほど自由度が少なく、どのマザーボードも似たような構成になり、

レーン数が多い上位チップセットほど余剰レーン数が多くなり、どう使うかがメーカーの独自性や腕の見せ所という感じになっています。

PCケース

の要点
最低限のエアフロー(冷却・排熱)は確保
まず確認したいのはエアフロー(冷却・排熱)です。
PCケース内が高温になると、パフォーマンスや寿命へ悪影響が出る可能性があるので、最低限は確保しておきたいです。
主に、「ケースファン(サイズと数)」「ケースのサイズと通気性」「水冷クーラー(直接外に排熱)」を考慮して確認します。
グラボ搭載機なら最低でも「排気ファン×1、吸気ファン×1」が欲しいですが、ほとんどのPCで達成されていると思います。
そのため、特に消費電力が多いCPUやGPU(空冷)を採用しているときにどれだけ追加の排熱性能を持たせるかというのがポイントになります。
状況によるので一概に言えない部分なので難しいところです。
ケースファンと通気性
冷却性能を考える上で最もシンプルで効果的なのが「ケースファン」です。
数を増やしたりサイズを大きくしたりすると、明確に冷却・排熱性能が高まります。
RGBファンなどを採用することで見た目にも良くしたりできるので、最近ではたくさんの小型ファンを付けるのがトレンドのようになっていると思います。
サイズ:状況に応じて
サイズは設置環境に応じて選択します。ただし、小さくなるほど排熱が難しくなり、PCケース内が高温に保たれやすくなるので、その点は注意です。
外観(RGBファン・カラー・ピラーレス 等)
外観は主に「カラー」「光るファン(RGBなど)」「ケースの構造(ピラーレスなど)」などでこだわります。
それぞれ好みがありますので、各人でケースを眺めて気に入るものを探すのが良いかと思います。
後ろに参考画像をいくつか載せておきます。
ただし、大手BTOでは自社の独自ケース採用で、高コスパ品ではバリエーションが少ないことが多いのが難点です。
静音性(遮音シートや通気口の広さ)
静音性は、PCケースの通気口をできるだけ狭くしたり、内側から遮音シートを貼り付けたりするなどして高めているケースがあります。
基本的に冷却性能とはトレードオフの関係にあるので、用途と安定性や設置場所の環境などを考えて検討したいところです。
【自作&交換】CPUクーラー・グラボ・電源などが入るか確認
既製品では気にする必要が無い部分です。
各自で自作や交換する場合には、大型パーツはケースや近くのパーツと干渉することがあるので、事前に確認しておきましょう。
裏面配線・コネクタ・メンテナンスホール
見た目にも少し影響がありますが、主に配線のしやすさに関わる部分です。
裏面配線・メンテナンスホールは最近のケースなら多くが対応しています。
背面コネクタについては、マザーボード側の対応も必要ということもあり普及が進んでいませんので、意識して対応する必要があります。
光学ドライブは最近は内蔵できないものが多い
最近では必要性もかなり小さくなったとは思いますが、2026年現在では光学ドライブを内蔵できるケースは結構限られているので、必要な方は注意が必要です。
ケースの外観のポイント
フロンティア MSI MPG VELOX 100R

光るファン


最近ではすごく一般的な光るファンでのライティングです。

フロントやサイドをメッシュやガラスで透けるようにして、内部を見えるようにして光らせます。

今では大手BTOなどでも対応製品が多いので、非常に手軽に対応できます。

パソコン工房 LEVELΘ

カラー(ホワイト系が人気)


カラーは、2026年現在だとホワイト系・パステル系の色が非常に人気です。

大手BTO各社がここ数年でこぞってホワイト系の独自ケースを投入するほどです。

以前はホワイト系のパーツは少し高価になることが基本でしたが、現在では価格差が無かったり小さくなっている印象があります。

ドスパラ GALLERIA ピラーレス

ピラーレス(ガラス2面~)


2026年現在、ホワイトケースと同様に流行しているのがピラーレスケースです。

「ピラー」というのは支柱のことで、角の支柱がなくガラスで2面以上が繋がっているようなケースを指します。

内部が非常に広く見えるのが特徴で、インテリア感がぐっと増すのが強みです。

特に、内部パーツを出来る限りホワイト系の配色で揃えるのが人気です。

Flactal Design Define R7 Solid Balck

静音ケース


静音ケースは、出来るだけ開口部を減らし、内部に遮音シートなどを貼り付けることによって静音性を高めています。

ケースファンも静音性の高いものが採用され、中型~大型ファンで回転数を低めで回すことが多いと思います。

OS(Windows)

OS(Windows)の要点
PCゲームならWindows一択
OSはWindows以外もありますし、上級者ならそちらも選択肢に入る場合も無くはないです。しかし、ゲームを前提とした「ゲーミングPC」ならほぼWindows一択です。
なぜなら、多くの主要PCゲームで使われるグラフィックスAPI「DirectX」がマイクロソフト製品上でしか基本的に使えないためです。
ソシャゲ・スマホゲーも提供されているゲームなら汎用APIが使用されていることが多いので、Windowsである必要はありませんが、そもそもそこだけを意識するならゲーミングPCほどの性能が基本要らないです。
既製品の標準はほぼOEM版(マザボの変更不可)
既製品PC(BTO含む)のWindowsの標準ライセンスは、基本的にOEM版です。マザーボードの変更ができないので、新PCへの移行は基本不可能という点に注意が必要です。
もしマザボなどの大幅な変更を交えつつ長期で使いたいなら、通常版のライセンスを導入する必要があります。
現在ではOEM版とDSP版とほぼ同じで、マザボさえ変えれなければ基本OK
以前はDSP版というバンドルパーツとの同時使用が条件のライセンスが人気でしたが、マイクロソフトのWeb自動認証の推進により、2026年現在ではOEM版も従来のDSP版と同じようなライセンスとなっています。
マザーボードさえ変えなければ基本的にOKになっています。
自作の場合はWindowsはライセンス費用が別途掛かる(移行可能ライセンスを使わない場合)
自作やフルカスタマイズPCではWindowsのライセンス費用も考慮しなければならない点に注意が必要です(移行可能なWindowsライセンスを所持していない場合)。
価格は安定しており、大体通常版(Home)で1.6万円前後です。低価格構成になるほど費用割合が高くなるため、コスパが悪くなるというのが自作やフルカスタマイズのデメリットの一つです。

AI性能(GPU・NPU)

ゲーミングデスクトップでは凄く重視する人は一部だと思いますが、近年では注目の項目なので補足程度に載せています。

ゲーミングPCのAI性能の要点
GPU(グラボ)が優れたAI性能を備える
最近のGPUは非常に優れたAI性能を備えています。
そのため、高性能なGPU(グラボ)を搭載するゲーミングPCにおいて、NPU(チップ統合)はモバイルデバイスほどは重要ではありません
2026年3月時点では、NPU性能は最上位のものでも50~80TOPS(int8/スパース性無し)ですが、GPUではRTX 5050というエントリーモデルですら、100TOPS以上の性能があります。
そのような背景もあってか、2026年3月時点のゲーミングデスクトップ向けのCPUでは、モバイル向けのものよりもNPUが明らかに軽視されている状況があります。統合されていないか、もしくは低性能(~16TOPS程度)であるのが基本です。
しかし、純粋な処理性能以外の面ではNPUの方が有利な点があるので注意が必要です(後述)。
NPU(チップ統合)の方が低遅延で省電力
グラボは優れたAI性能を持ちますが、NPUの方が低遅延かつ省電力という点には注意が必要です。
そのため、特に常時・長時間動かすタイプの軽いAI処理ではNPUが圧倒的に有利であり、その他も軽い処理ではNPUの方が有利なケースがあります。
NPU(CPUと同じチップに統合)は単体のチップで処理が完結するので、低遅延かつ省電力です。それに対し、グラボは分離されたパーツなので、処理の際には通信(PCIeバスなど)が必要であり、そこで無駄な時間と電力が必要となってしまうことが主な要因です。
また、プロセッサの処理構造にも違いがあります。NPUは行列演算に特化したもので、基本「何をするか」はCPUが判断します。
それに対し、GPUはグラフィックス以外の計算(GPGPU)も多数担ってきた経緯があるため、複雑な制御回路や非常に巨大なドライバなどが必要な設計となっています。
CPUの力を借りずに処理できる範囲が広い上、純粋な処理性能も高く、複雑な処理に対応できます。圧倒的なパワーや巨大なモデルの実行では非常に有利な設計ですが、巨大なプロセッサ・ドライバへアクセスする必要があるため、日常的に行われる小さな処理を任せるのには適していません。
Copilot+ PC(NPU単体で40TOPS以上が要件)
Windowsには既に多数のAI機能が実装されています。
そして、一部の機能ではシステム要件として「40TOPS以上のNPU」を必須としているのが気になる点です。そして、その高性能NPUとその他のいくつかの要件を満たしたPCは「Copilot+ PC」を銘打つことができるようになっています。
これは実は、GPUでも不可能ではないけど、遅延や安定性やバッテリー持ち(モバイルデバイス前提)の面での快適な体験を保証するために、あえてNPU専用にしている側面が強いと思われます。
今後もNPU専用という状況が続くかどうかはわかりませんが、スマホやタブレットだけでなく、ゲーミングPCも生活に密接したAIデバイス(アシスタント)としての機能を求めるなら、NPUは出来れば欲しいものとなっています。
なのですが、2026年3月時点では、ゲーミングデスクトップ向けのCPUでは40TOPS以上のNPUを備えたCPUがないので、実質的に高機能AIデバイスとしての運用は不可能とも言えます(数年以内に変わるだろうけど)。
画像関連のAI処理ではメモリが大量に必要
ゲーミングPCにおいてはほぼVRAMのことですが、AIにおいても画像関連の処理ではメモリを大量に使うという点は注意が必要です。
シンプルな処理性能だけなら、2026年時点ではエントリーグラボ(比較的安価)でも十分なAI性能がありますが、エントリーモデルではVRAMが8GB以下が一般的なので、処理の種類によってはそこがボトルネックとなり、まともに処理できない可能性もあります。
GPUとNPUのAI性能

GPU(グラボ)とNPUのAIでの特徴をざっくりまとめた表です。

GPU(グラボ)NPU
適した処理生成AI(動画・画像など)
巨大なモデルの実行
常時稼働
リアルタイム
処理の例画像・動画の生成
画像・動画の加工
サードパーティ製の専門アプリ
(Adobe,DaVinci Resolve など)
ビデオ会議のリアルタイム処理
ライブ字幕
リアルタイム翻訳
リコール(PCの表示を常に記憶・検索)
処理性能非常に高い~
100TOPS~
低い~高い
10TOPS~80TOPS
遅延やや遅延低遅延
電力超低消費電力の稼働は苦手非常に省電力
PCIeレーンの違い(CPUとチップセット)

【最終確認】予算と要望とスペックの確認

最終確認
要望を満たせているか確認
最後にもう一度、確実に満たしておきたい条件を満たしているか確認しておきましょう。
予算とスペックの必要性の確認
パーツの知識を深めていくと、より良いものを取り入れようとして、予算や要求性能を大幅に超えてしまうことがあります。
最後にもう一度自分の要望と予算を照らし合わせて、納得できるか確認しておきましょう

参考:ショップ紹介・関連記事

ゲーミングPCを販売しているショップの一部紹介と、関連記事です。

BTOパソコンショップの一部紹介(2026年3月時点)
ショップ
(ショップ名はリンク)
概要と評価(2026年3月時点)
FRONTIER
(フロンティア)
常時開催セールが非常に安いフロンティアです。
大手の高コスパBTOショップとしては筆頭に挙げられることが多いと思います。
セール品は他の良コスパショップと比較しても安い場合も多く、非常に魅力的です。
安いだけでなく、電源ユニットに日本製コンデンサを使用した高品質なものを採用するなど、品質へのこだわりも見られる点が好印象です。
ドスパラ知名度の高い大手BTOです。
2026年現在では「GALLERIA」よりも、低価格コスパ重視の「THIRDWAVE コスパ重視GPU搭載」の方が主力な気がします。
該当シリーズはBTO平均よりも少し良い価格設定にしようという意識がある印象です。
逆に、ややマイナーな構成や上位製品のコスパは不安定な印象。
パソコン工房知名度の高い大手BTOです。
2026年時点では、ミニタワーの低価格高コスパモデル「LEVELΘ」に非常に力を入れている印象で、低価格高コスパながら、ホワイトモデルやライティングカラーのバリエーションの拡充が進んでいます。
セールやキャンペーンも盛んで、人気構成の値下げやポイント増量なども頻繁に行っています。
TSUKUMO知名度の高い大手BTOです。即納モデルが特に安い
他の大手BTOよりも、マザボやSSDや電源などの品質が安価なモデルでも良いことが多い印象。
ただし、標準のPCケースが無骨でケースファンの数も少なめ
マウスコンピューター標準3年保証(センドバック)でサポートも少し重視した大手BTO。
常に高コスパなショップという印象は正直ないけど、NEXTGEARやシークレットモデル凄く安くてお得なモデルがちょこちょこ出てくる他、結構高価なマウスのプレゼントキャンペーンなどもあり、目が離せない。
PCワンズフルカスタマイズ前提のショップです(元の構成が無く全てのパーツを選ぶので、正確には組み立て代行)。
基本セットアップ料金が一律なので、総額が高いほど割安で、安いほど割高になる傾向がある。要するに、基本は高額構成前提。
PCパーツショップでもあるPCワンズの単品販売のパーツから選んでいくというシステムのため、非常にカスタマイズ性が高い。
ハードルが高そうに見えるけど、選んだパーツで規格や相性問題がある場合はショップ側が事前に教えてくれるので、初級者の方でも明らかな失敗は少ないはずです。

4 COMMENTS

しおこんぶずし

久しぶりに知識の補正をしようと見てみたら、意外と見落としてた所などがあり、とても内容が詳しく参考にになりました!

あと
PCケース:エアフローとカスタマイズ性に注目→PCケースの要点
→(>)最近は”高額”ドライブを内蔵できないケースが多い の光ところの学ドライブが高額ドライブになってる?
かもしせん!確認できたらお願いします

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とねりん:管理人

知識の穴埋めに役立てたなら幸いです。
また、誤字のご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

返信する
とねりん:管理人

誤字申し訳ありません。ご指摘感謝です。修正いたしました。

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