通話用ソフトの「Skype(スカイプ)」と「Discord(ディスコード)」をざっくり比較しています。
SkypeとDiscordって何?
Skype | Discord | |
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ロゴ | ![]() |
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公式HP ※別タブで開きます |
https://www.skype.com/ja/ | https://discordapp.com/ |
Skype(スカイプ)とDiscord(ディスコード)は、主にPCでよく利用される通話用のフリーソフトです。同じソフト同士なら高品質な通話を無料で行うことができます。グループ通話やビデオ通話も可能で非常に便利です。DiscordはDiscord Inc.提供の独自開発ソフトですが、SkypeはMicrosoftが提供するソフトになります。
両者ともLINEと違い個人情報の登録の必要性がないため、Twitter等のSNSで知り合った人とのコミュニケーションにも気軽に使う事ができ、ネット社会において欠かせない存在になりつつあります。
先に登場したのはSkypeだったので、以前はほとんどの人が通話にはSkypeを利用していましたが、後にゲーマー向けに登場した「Discord」の方が機能性や使い勝手が良いということで人気が上昇し、Skypeからの移行が多くなっています。「Discord」は元々ゲーマー向けに開発されたものですが、機能的にはゲーマー以外の人にも非常に使い易いものになっており、今ではゲーム以外の用途でも広く利用されています。
また、両者スマホ版アプリも存在し、機能はPC版とほぼ変わりません。
結論:Discordの方がおすすめ
結論をいきなり言ってしまいますが、Discordの方がおすすめです。理由は、機能面でSkypeがDiscordより優れている面がほぼ無いからです。
Discordでは登場した当初ビデオ通話と画面共有が利用出来なかったため、その点でSkypeと差別化がされていました。しかし、2017年10月にDiscordもビデオ通話と画面共有に対応したため、差別化できなくなりました。
今ではSkype側もDiscordを意識しているような感じになってきてはいる気はしますが、それでもやはり設定項目の豊富などの機能性やUIの良さはDiscordの方が上だなと感じることが多いです。
ただ、通話する人同士が同じソフトを使用していないと通話できないという点は前提としてあります。その面から考えると、やはりMicrosoft提供のSkypeの強みはありますので、結局通話したい人との兼ね合いになるかなという感じにはなると思います。
双方の良い点
SkypeとDiscordを比較して、お互いに相手より優れている点をまとめています。まずは、Discordの方が優れている点から見ていきましょう。
Discordの方が優れている点
まず、下記に「Discord」の方が優れている点をざっくりまとめたので、そちらを見てみましょう。
Discordの方が優れている点まとめ
- 用意された部屋に、各々が参加する通話システム(呼び出しが要らない)
- 音を細かくの調整できる
- 自動ミュート機能
ざっと見ても「より気軽に使い易く」という感じが見て取れるのではないかと思います。各項目について、もう少し見ていきます。
用意された部屋に、各々が参加する通話システム(呼び出しが要らない)
Discoredの基本の通話システムは、用意されているボイスチャットルームに各々が参加する形です。準備の出来た人から一人ずつ好きなタイミングで通話に参加する感じです。あまり使うことはないと思いますが、個人に普通に呼び出すことも可能です。
Skypeでは基本誰かを呼び出して応答して貰う必要があります。一人だけでは通話を開始する事は基本できないです。携帯電話等の通話しかしたことない人からすると普通に思えるかもしれませんが、意外と不便です。たとえば、準備ができたのでちょっと席を外して別の事をしたいとかいう場合でも、通話を始めて待っておくという事がSkypeではできません。Discordでは出来ます。
Skypeでも招待さえ貰っていれば既に開始している通話に参加することは可能ですが、開始時には誰かが呼び出しと応答をする必要があるため、一人で待っておくということはできません。
また、個人的な意見かもしれませんが、Skypeでは誰かが通話したいという意思を相手に伝える必要がある訳ですが、ちょっと気恥ずかしかったりもする人も多いと思います。Discordが友達間で浸透してくると、そういう意思の伝え合いはSkype時代と比べると圧倒的に減り、自ずと誰かが待っているみたいな感じになるので、個人的には気が凄く楽でした。
Discordの方がより気軽に便利に使える。気を遣う場面も少なくて済む。
音を細かく調整できる
DiscordではSkypeよりも音を細かく調整することができます。ノイズ低減やノイズ抑制はもちろん、入力感度を1db単位で調整することもできます。また、通話をしている一人一人について音量の設定も可能なので、相手の音が小さかったり大きかったりした場合でも相手に直すように伝える必要なく自分で対応できます。
自動ミュート機能
Discordでは標準設定では音声入力モードが「音声検出」になっており、声として聞き取れない程の小音量の音しか出ていないときは音声を入力しない(相手に音が届かない)ようにするようになっています。いわゆる自動ミュート機能です。細かなノイズなどが入っている人がいても、喋っていないときには音が入らないので良いです。この機能が逆に聞き取り辛い原因になる事もたまにありますが、基本的には嬉しい機能だと思います。Skypeでは基本常時入力なので、小さい生活音やPCのファンの音などの音もマイクが入っていたら聞こえてしまいます。
Skypeの方が優れている点
次に「Skype」の方が優れている点について見ていきましょう。下記にざっくりとまとめてみました。
Skypeの方が優れている点
- 利用者が多い
単純な機能比較では正直勝っている部分がほぼ無いという状況なので、優れている点も機能面とは関係ない部分となっています。ただし、Skypeも基本的な通話機能や通話性能についてはしっかりとしているので、正直Skypeを使うからといって凄く不便ということはないので、そこは留意しておきましょう。
利用者が多い
正直、Skypeを利用するメリットはこの一点だけな気がします。SkypeやDiscordのような通話ソフトは、通話する人同士が同じソフトを利用しなければいけません。Discordがいくら優れていたとしても、相手もDiscordを利用していないといけないです。
SkypeはMicrosoftの提供ソフトということもあり、PCやスマホにプリインストールされている事が多いです。対して、Discordはコンピューターにプリインストールされていることはほとんどないため、利用するには存在を知っている上で自分で導入する必要があります。導入自体は非常に簡単ではありますが、疎い人にとっては敷居が高く感じて、そのままSkypeを使うケースも少なくないと思います。
Discordの場合はすぐに通話を始めることができないケースもあるのが、ほぼ唯一の欠点かなと思います。
総評
機能面で見るならDiscord
実際にどちらも利用した立場から考えても、「Discord」の方が明らかに良いと感じました。機能性・使い易さはDiscordが上です。
特に大きいのは、一人で通話を開始しておける(ボイスチャットルームに参加できる)点です。その他、音関連の設定も「Discord」の方が細かく調節することができます。機能面では現状「Discord」は「Skype」の上位互換と言っても過言ではないと思います。
利用者数に関しては、やはり昔から有名かつ現在Microsoft提供となっている「Skype」の方が多いですが、導入自体は凄く簡単ですし、容量も大して多くないので導入はしておいて損は無いと思います。
周囲の人が使っているならSkype
「SkypeはDiscordに機能面で勝っている部分が無い」とは言ったものの、先でも軽く触れた通り、Skypeでも基本的な通話機能は問題無く使えます。周囲でSkypeを使っている人が多いなら、Skypeでも特に問題は無いかと思います。
ただ、Discordの方が音の調整なども細かく行えますし、その他の機能も充実しています。頻繁に同じ人と通話する機会があるようなら、個人的にはDiscordを推したいです。
自分もdiscord派だなぁ。変に音拾わないしチャットが気軽だし。
なんか親がコロナの影響でskype使うみたいなこと言ってたし、skypeくらいしか知らない年寄り層ってのもあるからskypeもある程度は人数稼げてるんじゃないかな。
インストールすらものすごい苦労する程度の高齢者とかさw
確かに、Discordはプリインストールされてる事はほぼ無さそうなので、年齢層が高い方には敷居が高いのはあるかもしれないですね。