モバイル端末向け「Ryzen 4000U」シリーズの性能を見る【ざっくり評価】

モバイル端末向け「 Ryzen 4000シリーズ」がやっと日本市場にも登場し始めたので、その性能をざっくりと見ていきたいと思います。本記事では、末尾がUのTDPが15Wの省電力モデルについて見ていきます。

注意

本記事の内容は記事執筆時点(2020年7月2日)のものであり、現在は異なる可能性があるため注意してください。

概要

7nmプロセス採用CPUがノートPCにも登場

Ryzen 4000シリーズでは、7nmプロセス採用のZen2アーキテクチャが使用されています。第3世代Ryzenと呼んだりもします。前世代では主に12nmプロセスが採用されていました。

プロセスルール

簡単にいうと、CPUの配線の幅のこと。小さい方が複雑な配線が可能になったり、スペース的にも余裕ができたりなど、基本的に良い事尽くめ。単純な性能向上はもちろん、消費電力の削減や電力効率の向上にも効果があると言われている。

デスクトップ版のCPUでは、同様のアーキテクチャ採用されたCPUが少し前に登場しており、それが登場した際には、驚異的な性能の向上が見られました。そのため、実はZen2のモバイル版は登場以前から、大幅な性能向上は確約されたも同然という認識が結構あった訳です。性能については以降見ていきますが、実際に、期待通りの驚異的な性能向上を見せてくれています。

簡易比較表

Ryzen 4000シリーズと現在の主要なノートPC向けのCPUの簡易比較表です。

CPU名性能スコア
(PassMark)
コア/
スレッド
TDP動作クロック
定格 – 最大
プロセス
ルール
iGPU
Ryzen 7 4800U174608/1615W1.8GHz4.2GHz7nmVega 8
Ryzen 5 4600U145656/122.1GHz4.0GHzVega 6
Ryzen 7 4700U138668/82.0GHz4.1GHzVega 7
Ryzen 5 4500U111206/62.3GHz4.0GHzVega 6
Core i7-10710U106556/121.1GHz4.7GHz14nmUHD (620)
Core i7-1065G790624/81.3GHz3.9GHz10nmIris Plus G7
Core i5-1035G483141.1GHz3.7GHz10nmIris Plus G4
Ryzen 3 4300U80434/42.7GHz3.7GHz7nmVega 5
Core i5-1035G178274/81.0GHz3.6GHz10nmUHD G1
Ryzen 7 3700U73882.3GHz4.0GHz12nmVega 10
Core i7-10510U73591.8GHz4.9GHz14nmUHD (620)
Ryzen 5 3500U71922.1GHz3.7GHz12nmVega 8
Core i5-10210U65191.6GHz4.2GHz14nmUHD (620)
Ryzen 3 3300U53424/42.1GHz3.5GHz12nmVega 6
Core i3-1005G152772/41.2GHz3.4GHz10nmUHD G1
Core i3-10110U42132.1GHz4.1GHz14nmUHD 620
Ryzen 3 3200U41622.6GHz3.5GHz12nmVega 3

Ryzen 4000シリーズが第10世代Intelを圧倒

PassMarkのCPUベンチマークテストでは、Ryzen 4000シリーズが上位を独占する形になっています。7nmプロセスによる恩恵を大きく受けているという印象です。対抗の第10世代Intelは、同じモデルナンバー同士(Ryzen 5 VS Core i5のような)では明らかに負けてしまっています。

何ならIntelは、Core i7の上位モデルですらRyzen 4000シリーズのRyzen 5に負けてしまっています。コア数がRyzen 4000シリーズのRyzen 5の方が上なので、スコア上負けるのは仕方ないとは思いますが、CPU自体の価格はRyzen 5の方が当然安価なはずなので、コスパ的にはかなりの差がついていると思われます。搭載製品の販売が遅れているため(恐らくは新型コロナウィルスの影響)、未だに市場を席捲しているという状況ではありませんが、徐々に普及していってIntelのシェアを奪っていく気がします。

CPU性能

CPUの各性能をざっくり見ていきます。

シングルスレッド性能

シングルスレッド性能は、1コアでの処理性能を表します。シングルスレッド性能が高いと、軽い処理に掛かる時間が短くなる(サクサク動く)他、全コア稼働時にも当然影響がありますので、ほぼ全ての処理に対して有利に働きます。

今回は、Cinebench R15というベンチマークソフトで測定された数値で見ていきます。

Cinebench R15 Single
CPU名称
スコア
Core i7-10510U
188
Core i7-1065G7
185
Ryzen 7 4700U
180
Core i7-10710U
178
Ryzen 5 4600U
175
Ryzen 5 4500U
175
Core i5-1035G4
172
Core i5-10210U
172
Core i3-10110U
171
Core i5-1035G1
169
Ryzen 3 4300U
165
Core i3-1005G1
157
Ryzen 7 3700U
146
Ryzen 5 3500U
141
Ryzen 3 3300U
139

前世代から大幅に向上し、Core iと同レベルに

前世代のRyzen 3000シリーズでは明らかにIntelに劣っていたシングルスレッド性能ですが、Ryzen 4000シリーズでは大幅に向上し、第10世代のCore iシリーズと同程度までになりました。有利となる程の性能は示せなかったので、Intelの次世代CPUでまた抜かされてしまいそうな気はしますが、弱点という程ではなくなったことは大きいです。


マルチスレッド性能

マルチスレッド性能は、CPUの全コア稼働時の処理性能を表します。マルチスレッド性能が高いと、動画のソフトウェアエンコード(CPUエンコード)やレンダリングなど、膨大な量の処理に掛かる時間が短くなる他、複数タスクでのパフォーマンスが向上するなどのメリットがあります。

シングルスレッドと同様のCinebench R15というベンチマークソフトで測定された数値で見ていきます。

Cinebench R15Multi
CPU名称
スコア
Ryzen 7 4700U
1139
Ryzen 5 4600U
1103
Core i7-10710U
1060
Ryzen 5 4500U
894
Core i7-10510U
758
Core i7-1065G7
704
Ryzen 7 3700U
701
Core i5-10210U
648
Ryzen 5 3500U
620
Core i5-1035G4
591
Ryzen 3 4300U
580
Core i5-1035G1
575
Ryzen 3 3300U
510
Core i3-1005G1
406
Core i3-10110U
405

驚異的な向上率で、Ryzen 5がCore i7を上回る

Ryzen 5以上はコア数が前世代より増えたこともあって、マルチスレッド性能が大幅に向上しています。同じモデルナンバー同士では、第10世代のCore iシリーズよりRyzen 4000シリーズの方が明らかに高くなっています。

ただし、同じコア・スレッド数のCPU同士で比較すると、思ったより差はありませんでした。たとえば、「Core i7-10710U」と「Ryzen 5 4600U」は同じ6コア12スレッドという仕様です。「Ryzen 5 4600U」の方が少し上回ってはいるものの、差は大きいという程ではありませんでした。「Core i7-10710U」は最大クロックが4.7GHzというモバイル端末向けCPUとしては規格外で、消費電力や電力効率での懸念はあるものの、最大性能という点ではIntelも意外と健闘しているなという印象でした。本記事では触れませんが、TDPが45Wの高性能モデルでは思ったより差はつかないかもしれません。

とはいえ、CPU自体の価格がCore i7の上位モデルとRyzen 5ではかなりの差があるはずなので、コスパ的にはRyzenの圧勝だし、性能もRyzenが勝っていることは明らかなので、マルチスレッド性能面はRyzen 4000シリーズの圧勝と評しても問題ないと思います。

内蔵GPU

Ryzen 4000Uシリーズの内蔵GPUについて見ていきます。Ryzen 4000Uシリーズの内蔵GPUは、前世代と同じRadeon RX Vega シリーズです。Radeon RX Vegaシリーズの名前は、たとえば「Radeon RX Vega 8」であれば、8個のCU(実行ユニット)を備えているという感じになっています。

モバイル版Ryzen APUのGPU比較(第2世代と第3世代)
GPUCU数シェー
ダー数
クロック
(ブースト)
搭載CPU(例)
Radeon RX Vega 10 (Ryzen 2000,3000)106401300 MHzRyzen 7 3700U
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4000)85121750 MHzRyzen 7 4800U
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 2000,3000)1200 MHzRyzen 5 3500U
Radeon RX Vega 7 (Ryzen 4000)74481600 MHzRyzen 7 4700U
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 4000)63841500 MHzRyzen 5 4500U
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 2000,3000)1100 MHzRyzen 3 3300U
Radeon RX Vega 5 (Ryzen 4000)53201400 MHzRyzen 3 4300U
Radeon RX Vega 3 (Ryzen 2000,3000)31921000 MHzRyzen 3 3200U

モデル別
モデルシリーズ

GPU

クロック
(ブースト)
搭載CPU(例)
Ryzen 74000Vega 81750 MHzRyzen 7 4800U
Vega 71600 MHzRyzen 7 4700U
2000,3000Vega 101300 MHzRyzen 7 3700U
Ryzen 54000Vega 61500 MHzRyzen 5 4500U
2000,3000Vega 81200 MHzRyzen 5 3500U
Ryzen 34000Vega 51400 MHzRyzen 3 4300U
2000,3000Vega 61100 MHzRyzen 3 3300U
Vega 31000 MHzRyzen 3 3200U

CU数は減ったが、パフォーマンスや省電力性は向上

前世代と比較すると、CU(実行ユニット)の数が減らされた代わりに、クロックが上昇しています。CUが僅かに多い程度では実用性的にはほとんどないだろうから、減らした分をクロック上昇で補った方が、省電力性の向上とコストの削減のメリットがあると判断したという感じでしょうか。

CUの数だけ見るとパフォーマンスが低下しそうではありますが、モバイル版のRyzenはCPUとGPUが統合されたAPUと呼ばれるものなので、GPUのパフォーマンスもメインメモリーの容量や速度に影響されます。Ryzen 4000シリーズでは、対応の主要メモリの速度(規格)が前世代のDDR4-2400からDDR4-3200へと高速化されたので、CU減少分を考慮しても、パフォーマンス的にやや上昇している可能性が高いです。また、プロセスルールが前世代の12nmから7nmになっているため、省電力性も向上しているはずです。

まとめると、GPUの仕様(コスト)的にはグレードダウンしていますが、「クロック上昇」「メインメモリーの高速化」「7nmプロセス」などにより、実際のパフォーマンス・省電力性は共に前世代よりも向上しています。


ゲーミング性能

ゲーミング性能は、文字通りゲームをプレイする際のパフォーマンスです。本来は実際にゲームを起動してみた際のFPS数なども併せて見ていくべきなのですが、内蔵GPUでは未だに重めの人気ゲームは安定したプレイ自体が難しいものが多いという現状なので、ベンチマークスコアだけ見ていきます。

3D Mark Firestrike 1920×1080 Graphicsのスコアを見ていきます。DirectX 11という主流なゲーム用のAPIの一つによるパフォーマンスです。

3D Mark Firestrike 1920×1080 Graphics
CPU名称
スコア
Radeon RX Vega 7 (Ryzen 4000)
3347
Iris Plus G7 Graphics
2869
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 4000)
2755
Radeon RX Vega 5 (Ryzen 4000)
2438
Iris Plus G4 Graphics
2210
Radeon RX Vega 10 (Ryzen 2000,3000)
2147
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 2000,3000)
2079
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 2000,3000)
2064
UHD Graphics G1
1521
Radeon RX Vega 3 (Ryzen 2000,3000)
1259
UHD Graphics 620
1121

前世代から大きく向上

ゲーミング性能は大きく向上し、IntelのIceLakeのIris Plusを抜き返しました。「Ryzen 7 4800U」搭載のVega 8のスコアが無いので、最高性能での比較が上手くできないですが、おおよそ3~4割ほど優位に立っている感じのようです。3Dゲームでも、FortniteやVALORANTなどの軽いゲームで、低設定なら平均60FPSくらいは普通に出そうなレベルです。

とはいえ、やはり単体のグラボとの性能差は依然として大きいです。ApexLegendsやPUBG(通常版)等の重めの人気ゲームをプレイするのは厳しいです。設定を出来る限り下げれば、プレイ自体は概ね可能なくらいにはなったと思いますが、FPSはかなり低いことが予想されるので、快適とは言い難いと思います。


OpenGL処理性能

OpenGLは、3Dグラフィックスを主として扱うグラフィックスライブラリです。主に高度な動画・画像編集などのクリエイティブな用途においてよく扱われます。Cinebench R15を用いたテストでOpenGLの処理性能を見ていきます。

Cinebench R15 OpenGL 64bit
CPU名称
スコア
Radeon RX Vega 7 (Ryzen 4000)
69.9
Iris Plus G7 Graphics
68
Radeon RX Vega 5 (Ryzen 4000)
59.6
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 4000)
59.4
Iris Plus G4 Graphics
54.2
UHD Graphics 620
48.4
UHD Graphics G1
47.6
Radeon RX Vega 10 (Ryzen 2000,3000)
47.1
Radeon RX Vega 8 (Ryzen 2000,3000)
46.8
Radeon RX Vega 6 (Ryzen 2000,3000)
46.4
Radeon RX Vega 3 (Ryzen 2000,3000)
30

Iris Plusを少し上回る

OpenGLの処理性能も前世代からは3割近くと大きく向上し、IceLakeのIris Plusを少し上回っています。ただ、差が小さいですし、やっと追い付いたという感じです。CPUとGPUの純粋な処理性能ではRyzen 4000シリーズがどちらも勝っている訳で、本来ならばもう少し差がついても良い部分なので、ここはドライバー等の最適化不足かなという印象を受けますね。

性能だけを見ると同レベルですが、Ryzenではドライバーの最適化不足による不安定さやトラブルが出ないか心配ですし、クリエイティブ用途では未だにCore iシリーズの方が無難かなという感じはありますね。

省電力性能

モバイル端末では重要な省電力性能について見ていきます。TDPは15Wで同じでも、TDPというのはあくまで目安の数値ですし、正確には消費電力を表す指標でもないので、実はあまり参考になりません。

なので、同サイズの類似機種ほぼCPUだけが異なる製品の、バッテリー持続時間のメーカー公表値で比較していきたいと思います。実際には、CPU以外でも電力は消費されますから、計測値はあくまで相対比較用にご覧くださいませ。

HP ENVY x360 13系(MobileMark 2014)
CPUバッテリー持続時間
(最大)
Core i5-10210U19時間45分
Ryzen 5 4500U17時間
Ryzen 5 3500U14時間30分
Lenovo ThinkPad E14系(JEITA 2.0)
CPUバッテリー持続時間
Ryzen 5 4500U約 14.8時間
Ryzen 5 3500U約 12.2時間
Core i5-10210U約 11.2時間
参考:

前世代よりバッテリー持続時間が良化(約2割)

「Ryzen 5 4500」と前世代の「Ryzen 5 3500U」の搭載PCのバッテリー持続時間を見てみると、大きく向上しているのがわかります。おおよそ20%前後も良化しています。地味に前世代のRyzenは持続時間がIntelより明らかに劣っている点も大きかったので、大きな進歩だと思います。

ただし、「Core i5-10210U」との比較だと、JEITA 2.0計測では大きくリードしていますが、MobileMark 2014での計測では負けてしまっています。

JEITA 2.0が低負荷をずっと掛け続ける計測なのに対し、MobileMark 2014も低負荷を掛ける点は同じですが、アイドル時間も多く含んだ計測です。要するに、電力効率はRyzen 4000シリーズの方が上で、アイドル時の電力消費の少なさはIntelの方が上(Comet Lake)という傾向があると考えられます。

アイドル時の電力消費と電力効率のどちらを重視するかは一長一短だとは思うので、正直どちらが良いとは言えないですが、CPUの性能自体はRyzen 4000シリーズの方が基本的に上なので、Ryzen 4000シリーズの方がコスパ的には良いという事になるかと思います。

まとめ

Ryzen 4000シリーズ(モバイル端末向け)

良い点
  • 非常に高いマルチスレッド性能
    第10世代Core iシリーズを圧倒的に上回る高いマルチスレッド性能を持ちます。Ryzen 5が6コア、Ryzen 7が8コアになりました。
  • シングルスレッド性能が大幅に改善
    前世代ではCore iシリーズより明らかに劣っていたシングルスレッド性能が大幅に改善し、第10世代のCore iシリーズとほぼ同レベルまで向上しました。
  • 高い内蔵グラフィック性能
    内蔵GPUの実行ユニットは減ったものの、クロックの上昇と高速なメインメモリーの高速化により、前世代よりも性能はアップしました。7nmプロセスにより省電力性も向上しています。
  • 電力効率が向上
    7nmプロセスによる恩恵か、電力効率が大幅に向上し、バッテリー持続時間も伸びました。

懸念事項
  • アイドル時の電力消費がやや多い?
    バッテリー持続時間の計測結果を見ると、アイドル時の電力消費が少し多いようにも見えます。Core iシリーズと比較しての話ですし、弱点というほどには見えないですが、基本アイドルでたまーに使うくらいで考えている人には気になるかもしれません。
  • クリエイティブ用途ではやや不安
    AMD製のCPUやGPUではお馴染み感もありますが、やはりドライバーや各APIへの最適化についてはちょっと不安が残ります。マルチスレッド性能では大きく上回っていて、内蔵GPUの純粋な処理性能も少し上回っているはずなのに、OpenGL処理性能がIntelのIris搭載製品と差がほとんどありませんでした。

非常に高いマルチスレッド性能と電力効率

7nmプロセスの「Zen2」アーキテクチャのRyzen 4000シリーズは、驚異的なマルチスレッド性能向上率を発揮して、第10世代のCore iシリーズを圧倒しています。当然コスパも大きく上回る結果となりました。また、電力効率も大幅に向上しています。プロセス微細化による恩恵の偉大さを改めて認識させてくれる素晴らしい性能を見せてくれています。

また、内蔵グラフィック性能はマルチスレッド性能ほどの伸び率は無かったものの、少し性能を伸ばした上、CUが減ったことと7nmプロセスの恩恵によって電力効率と省電力性が増しました。

前世代の弱点が大幅に改善

前世代(Ryzen 3000 シリーズ)では、特に「シングルスレッド性能」および「省電力性能」がCore iシリーズに明らかに劣っているという弱点がありましたが、Ryzen 4000シリーズではこの二つが大幅に改善され、弱点というほどではなくなりました。

処理性能とコスパで見れば、現状一択レベルの凄さ

一応総評をすると、Ryzen 4000シリーズは非常に素晴らしい出来だと思います。マイナスになるかもって部分は探せば無いことはないですが、明らかなマイナス面は無いと思います。純粋な処理性能とコスパだけで見れば、ノートパソコン用のCPUでは一択レベルの凄さだと思います。

ただし、現状モバイル版のRyzenは、最低でもTDPが15Wのモデルしかないので、2 in 1タイプのPCや超薄型PC等での採用がやや難しいのが惜しいです。Intelには、CeleronやPetinumの安価な超省電力向けモデルに加え、末尾YのTDPが10W未満のCore iシリーズもありますから、ラインナップ的にはRyzen(AMD)はかなり見劣りしてしまいます。今後の追加に期待です。


それでは記事は以上で全てになります。ご覧いただきありがとうございました。

4 COMMENTS

とねりん:管理人

そうなんですよね…。
現状は、空冷は「金属フィン(ヒートシンク)やファンの大きさ」「材質」「ヒートパイプの本数」、水冷は「ラジエーターサイズ」などを見ることで推測するしか無いと思います。

返信する
やま

いつも楽しく拝見させていただいております。
この頃の暑さで、CPUクーラーを見直そうかと思っております。
そこで!!CPUクーラーの性能比較等も是非見てみたいです。

返信する
とねりん:管理人

ご覧いただき感謝です。コメントありがとうございます。

CPUクーラーの性能比較表は、実は以前に検討したことがあったんですが、色々と難しい面があって断念しました。主要クーラーの仕様をまとめるだけなら簡単なんですが、「性能」となると難しいですね…。
ただ、要望が多そうだったら、色々やり方を考えてみたいと思います。

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