今選ぶCPUランキング【コスパ重視・2025年7月最新版】

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

今おすすめのCPU(デスクトップ向け)をランキング形式で紹介しています。基本的にはコスパ重視で選定しています。

注意

本記事の内容は記事更新時点のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

記事内の価格は主に価格.comやAmazonなどを参考にした大体の市場最安値価格です。

簡易比較表

本記事でランキング入りしているCPUをまとめた簡易比較表です。CPU名を押すと記事内の紹介部へ移動します。

CPU参考価格評価
性能スコア※
コアスレ
ッド
L3
Cache
TDP
内蔵GPU
マルチ
コア
ゲーム
(グラボ)
消費電力
発熱
マルチシングルPL1最大
Core i5-14400(F)
10コア16スレッド
¥20,480~
3.5
3.75
4.5
160741773
10
(6P+4E)
1620MB65W154W
F:148W
無印:UHD 730
F:無し
Ryzen 7 7700
8コア16スレッド
¥40,980~
3.75
4.0
4.0
19540193281632MB65W88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 7 7800X3D
8コア16スレッド
¥59,980~
3.75
4.75
4.0
18475181781696MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Core Ultra 7 265K(F)
20コア28スレッド
¥44,980~
4.75
4.0
3.25
368232201
20
(8P+12E)
2030MB125W250W
K:Intel Graphics (Xe4コア)
KF:無し
Ryzen 5 7600/7600X
6コア12スレッド
¥26,980~
3.5
4.0
4.25
15315
14480
1976
1868
6
1232MB105W
65W
142W
88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 7 5700X
8コア16スレッド
¥22,980~
3.5
4.0
4.5
142111522
8
1632MB65W76W無し
Core i7-14700(F)
20コア28スレッド
¥46,980~
4.25
4.25
3.75
284522093
20
(8P+12E)
2833MB65W219W
K:UHD 770
KF:無し
Ryzen 7 9800X3D
8コア16スレッド
¥79,980~
4.0
5.0+
3.25
22911224281696MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9950X3D
16コア32スレッド
¥118,980~
5.0
5.0
2.0
4262322531632128MB170W230W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9900X
12コア24スレッド
¥63,950~
4.5
4.25
3.0
329602231122464MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9900X3D
12コア24スレッド
¥98,890~
4.5
5.0
3.0
3296022311224128MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 7900
12コア24スレッド
¥54,980~
4.25
4.0
4.0
250621964122464MB65W88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 7 8700G
8コア16スレッド
¥39,350~
3.75
3.75
4.25
176761801
8
1616MB65W88W
Radeon 780M
Ryzen 5 8600G
6コア12スレッド
¥31,800~
3.25
3.75
4.25
140671783
6
1216MB65W88W
Radeon 760M
Core i5-14600K(F)
14コア20スレッド
¥33,480~
4.25
4.25
3.0
246832097
14
(6P+8E)
2024MB125W181W
K:UHD 770
KF:無し
Core i7-14700K(F)
20コア28スレッド
¥52,980~
4.75
4.5
1.5
352372174
20
(8P+12E)
2833MB125W253W
K:UHD 770
KF:無し
Core i9-14900K(F)
24コア32スレッド
¥67,980~
5.0
4.5
1.25
405812288
24
(8P+16E)
3236MB125W253W
K:UHD 770
KF:無し

  • PコアとEコア:Intelの一部のCPUではPコアとEコアという2種類のコアが混在しています。Pコアが高性能コアを表し、Eコアは高効率コアを表します。基本的にPコアがメインのコアで、EコアはPコアよりも低性能な代わりに低消費電力で省スペース性に特化したコアとなっています。
  • マルチ性能:CPUの全コアを用いた処理性能。主に高負荷な処理や複数ソフト起動時のパフォーマンスなどに関わる性能です。マルチスレッド性能やマルチコア性能などとも呼びます。表の数値はCinebench R23 におけるマルチスレッド性能スコアです。
  • シングル性能:CPUの1コアでの処理性能です。高いと低負荷な処理におけるレスポンスが良くなる他、マルチスレッド処理でも有利なので、基本的にどの処理でも有効に働きます。表の数値はCinebench R20 におけるシングルスレッド性能スコアです。
  • TDP:CPUのおおまかな消費電力や発熱を表す指標です。表ではTDP PL2がおおよその最大消費電力となります。低い方の数値は、PL1もしくはPBPの低い方を参照しています。
  • コスパ:(マルチスレッド性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(マルチスレッド性能スコア / TDP)の値。

CPUランキング

CPUの「性能・価格・実用性・消費電力」などを総合的に評価してランキングしています。筆者の主観なので参考程度にご覧ください。
※ゲーミング性能の評価は、高性能なグラフィックボードと併用した場合の評価です。内蔵GPU性能の評価ではないので注意。
1位

Core i5-14400(F)

参考価格

25,680円~
F:20,480円~

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (3.75)
消費電力 (4.5)
安さ (4.5)
良い点
  • 安価(2万円台)
  • 安価で10コア搭載
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたコスパ
  • 優れたワットパフォーマンス
  • マザーボードも安価
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
  • シングルスレッド性能もやや低め
  • 新しい世代には大きく劣るゲーム性能
  • ハイエンドGPUと併用時にはボトルネックになりやすい
スペック表
CPU名称Core i5-14400(F)
PassMark約 25,800
動作クロックPコア:2.5 – 4.7GHz
Eコア:1.8 – 3.5GHz
コア/スレッド
10コア(6P+4E)/ 16スレッド
L2キャッシュ9.5MB
L3キャッシュ20MB
TDP65W – 148/154W(F/無印)
内蔵GPUIntel UHD Graphics 730
※末尾Fは無し

10コアで2万円台の低価格ゲーミングPCの定番CPU

「Core i5-14400(F)」は2万円台前半という安価さの割には悪くない性能を持つため、非常に性能コスパが良いCPUです。旧世代ですが、低価格構成向けでは2025年現在でも有力です。

コア構成は10コア(6P+4E)となっており、価格を考えればコアが多くてコスパが良いです。

ちなみに、前世代(第13世代)の「Core i5-13400(F)」も性能はほぼ同等なので、安ければそちらでもOKです。

安さはもちろん魅力ですが、低消費電力&低発熱で非常に扱いやすいのも良いです。ベースの電力設定は65Wなので12cmファン1基の空冷程度で十分に冷やすことができますし、一応付属クーラーでも使えないことはないです。

残念ながら、ゲーム性能は最新CPUと比べるとやや劣るのですが、この価格帯のCPUがハイエンドGPUと組み合わせられることはあまり無いため、高額PCと比べるとゲーム性能の低さも問題になりにくいのも良いです。

とはいえ、CPUがボトルネックになりやすいゲームや、ハイエンドGPU使用時にはややネックとなる可能性がある点は注意が必要です。

総評としては、非常に安価に買える10コアCPUながら、デメリットのゲーム性能の低さも低価格帯なら気になりにくいですし、実用コスパが高くて優秀な低価格PC用のCPUです。DDR4メモリ採用にもできるので、節約重視にもできます。

しかし、2025年7月時点では「Ryzen 5 7600」との価格差が6,000円程度しかないのが気になる点です。以前は1万円ほどの差がありましたが、Ryzen側が全体的に値下がりしてきて差が縮まりました。

予算は少し高くなりますが、ゲーム性能は Ryzen 5 7600 の方が若干高いですし、AM5の長期サポートも地味に嬉しい点です。そちらとの差をどう考えるという選択になります。

2位

Ryzen 7 7700

参考価格

40,980円~

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.0)
安さ (3.0)
良い点
  • 比較的安価(4万円台前半)
  • 価格の割に悪くないマルチスレッド性能とゲーム性能のバランス
  • 消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • X3Dには大きく劣るゲーム性能
  • 高くはないマルチスレッド性能
  • マルチスレッド性能コスパがCoreに大きく劣る
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 7 7700
PassMark約 34,500
動作クロック3.8 – 5.3GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ32MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

4万円台で悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応

「Ryzen 7 7700」は4万円台前半という安価さで悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応が得られるのが魅力のCPUです。

安さ重視だけど、Ryzen 5 / Core i5 では少しマルチスレッド性能の低さが気になるという方におすすめです。

価格はRyzen 5 / Core i5 よりも1~2万円ほど高くなりますが、それらよりも20%~30%ほど優れたマルチスレッド性能を発揮できます。

また、それらと比べてゲーム単体性能は大きく向上する訳ではありませんが、「ゲーム + 他の処理」といったケースではパフォーマンス低下を抑えられる可能性があるため、実質的にはプラスになる可能性もあります。

ソケットには長期サポートが期待できるAM5に対応できる点も嬉しく、出来るだけ長く使いたい場合にはRyzen 5 / Core i5よりも安心できると思います。

気になる点としては、2025年7月時点では「Core Ultra 7 265K(F)」が最安4万円台まで値下がりしており、マルチスレッド性能面では圧倒的に負けている点があります。

「Core Ultra 200」はマザーボードもまだやや高価なので、合計1~1.5万円程度は高価になってしまうものの、マルチスレッド性能は2倍近くの差があり、ゲーム性能はほぼ同等で、NPU搭載や内蔵GPU性能はCore Ultra 7の方が優れています。

ゲームコスパと安さだけ見れば「Ryzen 7 7700」の方が上ですが、総合コスパ的には明らかに「Core Ultra 7 265K(F)」の方が上という点は留意しておくと良いかもしれません。

3位

Ryzen 7 7800X3D

参考価格

59,980円~

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能 (4.75)
消費電力 (4.0)
安さ (2.5)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • 少ない消費電力(TDPより大分少ない)
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(6万円~)
  • マルチスレッド性能コスパは良くない
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 7 7800X3D
PassMark約 34,260
動作クロック4.2 – 5.0GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ96MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームで非常に強力なCPU。電力面も非常に優秀で、一般用途での実用性能が非常に高い

「Ryzen 7 7800X3D」はゲームで非常に強力な8コアCPUです。「3D V-Cache」を搭載し、L3キャシュ合計が96MBとなっており、ゲーミング性能が大幅に強化されています。

トップクラスのゲーム性能を持ちつつも、価格はCore i9やRyzen 9と比べると安価なので、ゲームがメイン用途の人には特に人気の高いCPUです。

9800X3Dが登場してゲーム最強の座こそ失いましたが、今でも十分に強力かつ有力なゲーム向けCPUです。

また、ゲーム性能だけでなく電力面も優れているのも魅力です。TDPの標準は120W~162Wとやや多めレベルですが、実際にはもっと少なく、高負荷時でも基本100W未満です。トップクラスのゲーミングCPUとしては比較的省電力です。

そのため電力効率も優れており、特にゲーム時の電力効率はものすごく良いのが嬉しいです。また、その少ない消費電力のおかげで、マルチスレッド効率も実は良いです。

しかし、デメリットとして、8コアCPUの割には高価という点が挙げられます。ハイエンド手前くらいの高価さなのに、マルチスレッド性能は普通にミドルレンジです。そのため、マルチスレッド性能コスパは悪いです。

とはいえ、そのマルチスレッド性能も一般消費者には基本的に十分な性能ではあるので、ほとんどの人にとっては大きなデメリットとして捉えられません。

そのため、他のハイエンドCPUの無駄なマルチスレッド性能へのコストがゲーム性能や電力面の良さ振り分けられた、非常に実用性能が高いCPUとして非常に人気のゲーム向けCPUとなっています。

4位

Core Ultra 7 265K(F)

参考価格

50,980円~
F:44,980円~

マルチコア性能 (4.75)
ゲーム性能(グラボ) (4.0)
消費電力 (3.25)
安さ (2.75)
内蔵GPU (3.75)
NPU(~13TOPS)
良い点
  • 20コアによる非常に優れたマルチスレッド性能
  • 破格のマルチスレッド性能コスパ
  • 性能の割に発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 比較的高性能な内蔵GPU
  • NPU搭載(~13TOPS)
気になる点
  • 競合CPUよりもゲーム性能がやや低い
  • やや高価(4.5万円~)
  • マザーボードがやや高価
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Core Ultra 7 265K(F)
PassMark約 58,700
動作クロックPコア:3.9 – 5.5GHz
Eコア:3.3 – 4.6GHz
コア/スレッド
20コア(8P+12E)/ 20スレッド
L2キャッシュ36MB
L3キャッシュ30MB
TDP125W – 250W
内蔵GPUIntel Graphics(Xe 4コア)
※末尾Fは無し

値下がりで最安4万円台に。破格のマルチスレッド性能コスパを持ち、ゲーム性能もこの安さなら妥協できる

「Core Ultra 7 265K(F)」は、20コアによる非常に高いマルチスレッド性能を発揮する最新CPUながら、価格は最安4万円と安いのが魅力のCPUです。ものすごく優れたマルチスレッド性能コスパを発揮します。

発売当初は高い上にゲーム性能がやや低い問題があったため、不人気CPUでしたが、極端な値下がりによって最安4万円台までになり、競合相手がミドルレンジCPUとなったことで一気に有力となりました。

最先端の3nmプロセスで製造されているため、性能の割に消費電力も少なく、ワットパフォーマンスも優れています

更に、優れた内蔵GPUやNPU(AI用)も搭載しているなど、お得感が大きなCPUとなっています(F版は内蔵GPU無し)。

ただし、価格が下がるのには理由があるので、そこが懸念点となります。主に2つです。

まず一つ目の懸念点は、Intelが先代のCore(第14世代)で致命的な欠陥を出してしまったことによるメーカーへの不信感です。ただし、こちらはUltraでは解消されているはず(そもそも設計がガラっと変わった)ので、個人的にはあまり気にしていません。

問題は二つ目の方で、競合のCPUよりもゲーム性能が低いことです(2025年7月時点)。同じIntelの前世代Coreにもやや劣っています。

Intelもこの問題を認識しており、改善に意欲を示してはいるものの、発売から7か月経った2025年7月時点でもわずかしか改善されていません。

近年では消費者向けのCPUではゲーム性能が非常に重要視されているため、この問題は致命的でした。

しかし、そのおかげ?で価格が大きく値下がりしたことで、一気に高コスパの選択肢として魅力的になりました。

それに、問題のゲーム性能もRyzen 7000(無印)と同じくらいはあるため、5万円以下のCPUと比べるなら低い方ではありません。

そのため、ゲーム特化のハイエンドPCを目指すならおすすめではないですが、総合コスパ重視のミドルレンジCPUとの勝負なら非常に有力です。

CoreのK付きは電力面が心配な方も居ると思いますが、「Core Ultra 7 265K」はその点は思ったほどではないです。実際には最大TDPの250Wまで使うことはまずないようで、超高負荷なレンダリングテストでも平均で150W台程度となっています。

そのため、一応空冷なら電力制限を入れた方が無難ですが、ちょっと良い空冷クーラーで運用は十分可能です。

といった感じで、少し気になる点はあるものの、5万円前後のCPUとして見るなら普通に魅力的なCPUです。

また、問題のゲーム性能も今後のBIOSアップデート等で改善する可能性もなくはないと思いますし、先を見越して導入するというのも全然悪くないと思います。

5位

Ryzen 5 7600

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.25)
安さ (4.0)
良い点
  • 安価(3万円~)
  • 安価で優れたゲーミング性能
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 5 7600
PassMark約 27,100
動作クロック3.8 – 5.1GHz
コア/スレッド
6コア/ 12スレッド
L2キャッシュ6MB
L3キャッシュ32MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

低価格で優れたゲーム性能とAM5の長期サポートが得られるのが魅力

「Ryzen 5 7600」は約2.7万円という安さの割には優れたゲーミング性能を持ち、長期サポートが期待できるソケットAM5を導入できるのが魅力のCPUです。

※類似モデルとして「Ryzen 5 7600X」や「Ryzen 5 7500F(OEM)」がありますが、それらも性能と価格はあまり変わらないので、ほぼ同評価です。

6コアしかないので、ライバルの「Core i5-14400(F)」の10コアに対して不利にも見えますが、実際にはコア数の差ほどは不利ではないです。

これは、「Core i5-14400(F)」はEコアを4つ含むためです(省電力性重視の効率コア)Pコア(高性能コア)の数は同じ6となっており、Pコアの性能は「Ryzen 5 7600」の方が上となっています。そのため、最終的なマルチスレッド性能も同等レベルです。

また、L3キャッシュ容量もRyzen 5 7600が少し上回っているので、高性能GPU利用時のゲーム性能は少し上回ります。

そのため、総合的にはわずかですが「Core i5-14400(F)」よりも「Ryzen 5 7600」の方が処理性能で実は有利なのも良い点です。

そして、ソケットAM5が最低でも2027年までのサポートが明言されており、第13・14世代Coreよりも長期サポートとなることがほぼ確実なのも大きいです。長期運用や後にCPU交換を検討したい人にはその点でもやや有利です。

デメリットは競合の他CPUと比べるとやや高価な点です。

2025年7月時点では、「Core i5-14400F」と比べると約6,000円ほど高く、「Ryzen 7 5700X」よりも4,000円ほど高いです。

性能面の有利もわずかですし、ソケットの面も長期運用を考慮しないならメリットとも言えない部分ですから、価格もコスパも少し負けます。

そのため、現在の状況や今後の将来性を考えて検討したいCPUです。

6位

Ryzen 7 5700X

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (3.75)
消費電力 (4.5)
安さ (4.5)
良い点
  • 非常に安価(2万円台中盤)
  • 非常に優れたマルチスレッド効率
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • マザーボードも安価
気になる点
  • 最新CPUと比べると性能は低め
  • CPU性能が重要なゲームでは最新CPUに大きく劣る
  • メモリはDDR4のみ対応
  • ハイエンドGPUとの併用ではボトルネックになり易い
  • 内蔵GPU無し
スペック表
CPU名称Ryzen 7 5700X
PassMark約 26,630
動作クロック3.4 – 4.6GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ4MB
L3キャッシュ32MB
TDP65W – 76W
内蔵GPU無し

2万円台中盤の高コスパCPU。旧世代ながら未だに強力

「Ryzen 7 5700X」は2万円台中盤という安さによるコスパの良さが魅力のCPUです。

旧世代のRyzenですが、その安さ・コスパの良さ・発熱と消費電力が少ないことによる使いやすさから、未だに低価格帯で人気のCPUです。

旧世代の低価格CPUですが、「Ryzen 5 7600(X)」や「Core i5-14400(F)」に近いマルチスレッド性能を持っており、非常に優れたコスパです。

旧世代のためマザーボードも安価に入手できる他、メモリはDDR4なので、実質コスパは更に良くなりますし、とにかく安さとコスパに特化したいなら非常に魅力的なCPUです。

しかも、そのコスパの良さだけでなく、消費電力や発熱が少なく扱い易いこともあり、旧世代ながら選び易い選択肢となっています。

一応のマイナス要素として、ゲーム性能が最新世代のCPUと比べると劣る点はあるのですが、このレベルの低価格CPUはハイエンドグラボと組み合わせられることがほぼなく、高くてもアッパーミドル(全体で中の上くらい)のグラボとの併用になり、その場合にはCPUのゲーム性能の低さもネックになりにくいため、大きなデメリットというほどにはならないのが良い点です。

むしろ、その安価さのおかげで、他のCPUを選ぶよりもグラボのグレードを一つ上げれたりすることが多いので、実質的にはむしろプラスレベルという、旧世代だからこそのコスパの高さが魅力のCPUとなっています。

旧世代CPUということで少し懸念点こそあるものの、それが割と妥協しやすい点だったり、メリットにもなり得る点だったりするので、安さとコスパ特化の選択肢として非常に選びやすいCPUなのかなと思います。

7位

Core i7-14700(F)

参考価格

48,980円~
F:46,980円~

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.25)
消費電力 (3.75)
安さ (2.75)
良い点
  • 20コアによる非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたコスパ
  • 性能の割に発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 電力制限を引き上げれば性能アップ(クーラーに応じて・自己責任)
気になる点
  • 高価(4万円台後半~)
  • K付きと3,000円程度しか変わらない
スペック表
CPU名称Core i7-14700(F)
PassMark約 42,200
動作クロックPコア:2.1 – 5.4GHz
Eコア:1.5 – 4.2GHz
コア/スレッド
20コア(8P+12E)/ 28スレッド
L2キャッシュ28MB
L3キャッシュ33MB
TDP65W – 219W
内蔵GPUIntel UHD Graphics 770
※末尾Fは無し

省電力ながら20コアで高性能なCore i7

「Core i7-14700(F)」は、20コア(8P+12E)による非常に高いマルチスレッド性能を発揮できる高性能CPUながら、価格は4万円台後半~と比較的安価なのが魅力のCPUです。

K無しの場合はベース電力が65Wなので、20コアとは思えない省電力さで電力効率が優れているのも魅力です。クーラーも標準設定なら高性能なものは必要なく、12cmファン1基の空冷レベルでも運用可能というレベルです。

ただし、65Wでは20コア(8P + 12E)の性能を最大限活かすのは難しいため、K付きと比べるとマルチスレッド性能がガクッと落ちる点は注意です。K付きとの価格差は数千円程度なので、標準設定でのコスパはK付きと比べるとやや劣ってしまいます。

しかし、このK無しでも電力制限を引き上げることで性能を高めることは可能となっており、K付きにも大分近付いた性能にすることも可能です(保証外動作で自己責任にはなる)。標準設定だとコア性能が勿体ないので引き上げて使うのがおすすめではありますが、その際には結局高性能なクーラーが必要となってしまう点には注意が必要です。K無しのコスト面の良さも活かすなら100W台までに留めて空冷クーラーで使うのがおすすめです。

8位

Ryzen 7 9800X3D

マルチコア性能 (4.0)
ゲーム性能 (5.0+)
消費電力 (3.25)
安さ (1.75)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能(2025/7時点でトップクラス)
  • ゲーム時に非常に優れたワットパフォーマンス
  • ゲーム時の消費電力が少ない
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(約8万円~)
  • マルチスレッド性能コスパは良くない
  • マルチスレッド処理時の電力効率が悪め
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 7 9800X3D
PassMark約 40,100
動作クロック4.7 – 5.2GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ96MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

トップクラスのゲーム用CPU。しかし、8コアCPUとしては非常に高価。

「Ryzen 7 9800X3D」はゲーム用としてトップクラスの性能を持つCPUです(2025年7月時点)。「3D V-Cache」を搭載し、合計96MBの大容量L3キャッシュを備えるため、ゲーミング性能が強力になっています。

その最強のゲーム性能を持ちつつも、価格は最新のRyzen 9 / Core Ultra 9よりは安価なので、ゲームがメイン用途の人には特に魅力的なCPUです。

また、先代(7800X3D)から構造が変わった第2世代「3D V-Cache」は、CCDの下に配置されるようになったことでコアの冷却がしやすくなったため、クロックや温度制限を上げやすくなり、マルチスレッド性能も大きめに向上したのも嬉しいポイントです。。

しかも、ゲーム時では性能だけでなく電力面も優れているのも良いです。そのため、総合的なゲーム性能では他の競合CPUを大幅に上回るほど優れており、ゲーム特化CPUとしては非常に魅力ある仕上がりとなっています。

しかし、デメリットとして「消費電力が前世代から増えた」点と「8コアCPUの割には高すぎる」点があるため、その点は注意が必要です。

まず電力面ですが、先代(7800X3D)は冷却のしにくさからクロックや温度制限が厳しかったため、非常に省電力でワットパフォーマンスに優れていたのも多くのゲーマーにとっては嬉しいポイントでした。

しかし、9800X3Dでは最大負荷時にはPPTの162W付近まで普通に使ってしまうため、マルチスレッドでは効率も悪めです。ゲームでの効率は悪くないものの、少しの性能向上のために消費電力を大きめに増やしているため、電力面の印象は7800X3Dより悪めです。

購入後の調整で改善は可能ではあるものの、特にPC初級者でもおすすめされやすいCPUだと思うので、標準設定がマイルドな方が嬉しかったと思います。

また、8万円~という高価さももちろんデメリットです。8コアCPUとしては高すぎる価格で、マルチスレッド性能コスパはめちゃくちゃ悪いです。

性能自体は低い訳ではなく、一般用途ではほとんどの人にとっては十分な性能なので、ゲーム特化なら妥協できるレベルではあるものの、この高価さはさすがに考えものです。

7800X3Dなら約2万円安いので、GPUのグレードを大体一つくらい上げることも可能なので、最終的なゲーム性能を考えると、9800X3Dを選ぶことが最善ではないケースも多々あると思います。

ゲーム用としてはトップクラスの非常に強力なCPUなのは間違いないですが、予算が潤沢ではない場合には慎重に検討したいCPUだと思います。

9位

Ryzen 9 9950X3D

参考価格

118,980円~

マルチコア性能 (5.0)
ゲーム性能 (5.0)
消費電力 (2.0)
安さ (0.5)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高すぎる価格(約12万円~)
  • 発熱・消費電力が多い
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9950X3D
PassMark約 70,550
動作クロック4.3 – 5.7GHz
コア/スレッド
16コア/ 32スレッド
L2キャッシュ16MB
L3キャッシュ128MB
TDP170W – 230W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームとマルチスレッドの双方でトップクラス。超高価ハイエンドCPU

「Ryzen 9 9950X3D」は16コア32スレッドによる圧倒的マルチスレッド性能と、「3D V-Cache」を搭載によるゲーム性能を併せ持つハイエンドCPUです。

現状、実質的に総合性能では現状トップのCPUです(2025年7月時点)。とにかく高性能なCPUを求めるなら有力なCPUです。

一応、NPUが非搭載な点や、内蔵GPU性能では「Core Ultra 9 285K」に劣るものの、グラボ搭載PCならほぼネックにならない部分なので、個人的には気にしなくても良いかなと思う部分です。なので、予算に糸目を付けないなら9950X3Dが現状最強だと思います。

しかし、最大のデメリットはやはり価格です。約12万円という超高額CPUです。

実用的な話をすると、トップクラスのゲーム性能とマルチスレッド性能の両方が必要という人は恐らくほとんど居ないため、ゲーム性能が目的なら「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」の方が格段に安いし、マルチスレッド性能が目的なら「Ryzen 9 9950X」「Core Ultra 9 285K」「Core i9-14900K」の方が安いという感じで、9950X3Dを選ぶ必要があるケースは案外少ないと思うので、この高額さはやはりネックです。

また、電力面もネックです。TDPは170W~230Wと非常に高く、発熱も多いです。高性能なクーラーが必要になります。

先代(7950X3D)は120W~162Wで最大温度も低めに設定されていたため、性能の割には消費電力が少なくワットパフォーマンスが非常に優れていたのも大きな魅力だったので、少し残念な仕様変更となっています。

電力面は後から調整すれば改善することは可能なので、CPU自体の評価がマイナスになる訳ではないですが、PC初級者の方などは標準で省電力かつワットパフォーマンスに優れていた設定の方が良いと思うので、少し優しくない仕様になったと思います。

10位

Ryzen 9 9900X

参考価格

63,950円~

マルチコア性能 (4.5)
ゲーム性能 (4.5)
消費電力 (3.0)
安さ (2.25)
良い点
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割には少なめの消費電力
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高価(6万円台中盤~)
  • 高価さの割には低めのゲーム性能
  • 発熱・消費電力がやや多め
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9900X
PassMark約 54,700
動作クロック4.4 – 5.6GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ64MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲーム性能コスパ以外は優秀なハイクラスCPU

「Ryzen 9 9900X」はハイエンドCPUよりはやや安価ながら、非常に優れたマルチスレッド性能と優れたゲーミング性能を持つのが魅力のCPUです。

高性能コアのみの12コアを備えるため、そのマルチスレッド性能は下位CPUと比べると格段に高くなっています。

そのため、予算節約を考えつつも、出来るだけ高いマルチスレッド性能が欲しい場合には魅力的です。

また、その非常に優れたマルチスレッド性能を持ちつつも、最大消費電力は162Wで性能の割には低めです。空冷でも大型のものであれば対応できるレベルというのも強みの一つです。

長期サポートが期待できるAM5対応というのも良いですし、優秀なハイクラスCPUだと思います。

しかし、気になるのはゲーム性能です。ゲーム性能自体は高性能な部類ですが、6万円台中盤~という価格を考えると、やや微妙です。

2025年7月時点では「Ryzen 7 7800X3D」が検討できる予算であり、そちらの方がゲーム性能は一段上です。また、安くなった「Core Ultra 7 265K(F)」が5万前後で安く、マルチスレッド性能でも負けているのもやや厳しめ。

現状はやはりゲーム性能は非常に重要視される部分ですし、マルチスレッド性能にも特化している訳ではないので、コスパこそ悪くないものの、やや器用貧乏感のあるCPUだと思います。

11位

Ryzen 9 9900X3D

参考価格

98,980円~

マルチコア性能 (4.5)
ゲーム性能 (5.0)
消費電力 (3.0)
安さ (1.0)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割には少なめの消費電力
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(10万円~)
  • 発熱・消費電力がやや多め
  • メモリはDDR5のみ対応
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9900X3D
PassMark約 56,430
動作クロック4.4 – 5.5GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ128MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームを含め非常に優れた総合性能を持ち、優れた効率の高性能CPU

「Ryzen 9 9900X3D」は「Ryzen 9 9900X」をベースに「3D V-Cache」を搭載し、L3キャシュ合計が驚異の128MBとなりゲーミング性能が大幅に強化されたCPUです。

2025年7月時点ではトップ層のゲーム性能をに加え、12コア24スレッドによる優れたマルチスレッド性能を持っているのが魅力です。

ゲーム用のCPUとしてまず名が挙がるのは「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」だと思いますが、そちらの弱点である「価格の割には低いマルチスレッド性能」を軽減できるのが魅力のCPUとなっています。

また、性能だけでなくワットパフォーマンスに優れるのも魅力です。TDPの標準は120W~162Wと少しマイルドになっており、クーラーはハイエンド水冷が必須という訳でもないのも地味に嬉しいです。

しかし、10万円という高額さと、超高価ながらトップではないマルチスレッド性能が気になる点です。

まず、優れたマルチスレッド性能を持ってはいるものの、「Ryzen 9 9950X」「Core Ultra 9 285K」などのトップ層からは一段落ちる性能となっており、それでいて10万円という超高額な費用が必要となるのが気になります。

また、ゲーム性能が目的なら「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」の方が安価な上に、性能でも若干負けているので、ゲーム特化であれば優先度が落ちます。

総合コスパを考えれば9800X3Dよりは良いと思いますが、用途を絞ればコスパで負けるというのが気になるCPUです。

12位

Ryzen 9 7900

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.0)
安さ (2.5)
良い点
  • 12コア(Pコアのみ)による非常に優れたマルチスレッド性能
  • 付属クーラー(Wraith Prism RGB)が標準設定なら普通に使えるし、見た目も悪くない
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたコスパ
  • 性能の割に消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高価(約5.5万円~)
  • メモリはDDR5のみ対応
  • ゲーム性能が7800X3Dに劣る
  • Core Ultra 7 265Kに価格でもマルチスレッド性能でも劣る
スペック表
CPU名称Ryzen 9 7900
PassMark約 48,550
動作クロック3.7 – 5.4GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ64MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

優れたワットパフォーマンスと実用コスパに優れるRyzen 9(付属クーラー付)

「Ryzen 9 7900」は12コアによる非常に優れたマルチスレッド性能を持ちつつ、標準では最大88Wという省電力さと非常に優れたワットパフォーマンスが魅力のCPUです。

また、単体販売のBOX品にはクーラー(Wraith Prism)が付属しており、これが付属クーラーの中では比較的良い性能なので、標準設定(最大88W)なら一応使える性能なのも嬉しいです。クーラー費用が節約できるため、実質コスパが少し高まります。

更に、ソケットAM5は最低でも2027年までのサポートが明言されており、第13・14世代Coreよりも長期サポートとなることがほぼ確実なので、長期運用を考えるならこちらでも優位性があり、魅力的です。

価格面も2025年7月時点では5.5万円~となっており、影が薄い割にはコスパが悪くないのも良いです。

そんな感じで、単体で見れば意外と良いCPUなのですが、用途を絞れば非常に強力な「Ryzen 7 7800X」「Core Ultra 7 265K」と同じ価格帯なのが難しいところです。

ゲーム性能に絞るなら7800X3Dの方が大きく高性能ですし、マルチスレッド性能だけで見ればCore Ultra 7 265Kの方が大きく有利です。

中間の選択肢としてアリだと思いますが、中々第一の選択肢として考えられるケースは無さそうな気がします。

13位

Ryzen 7 8700G

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能(グラボ) (3.75)
内蔵GPU (4.5)
消費電力 (4.25)
安さ (3.0)
良い点
  • 内蔵GPU性能が非常に高い(GTX 1650に迫る性能)
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
  • ゲームではAFMF(手軽に使えるフレーム生成機能)があるため、内蔵GPUでも意外と対応範囲広め
気になる点
  • マルチスレッド性能コスパは悪め
  • やや高価(4万円台)
  • メモリはDDR5のみ対応
  • 内蔵GPU性能はメモリ性能に大きく左右される
  • グラボ用のPCIeレーンがx8なので、ハイエンドGPUには向かない
  • L3キャッシュ容量が少なく、一部ゲームでネック
  • 高性能GPUのボトルネックに少しなり易い
スペック表
CPU名称Ryzen 7 8700G
PassMark約 31,550
動作クロック4.2 – 5.1GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ16MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon 780M
(RDNA 3 / 12CU)

GTX 1650に迫る高性能内蔵GPUが魅力のAPU

「Ryzen 7 8700G」は高性能な内蔵GPU搭載が魅力のモデルです。重いゲーム・動画編集を意識しないなら非常に汎用性が高いです。

このCPUの魅力はやはり内蔵GPUです。「Radeon 780M」のゲーム性能は「GTX 1650」にも迫るレベルになっており、内蔵GPUとしては非常に高性能です。メモリの仕様や設定次第では上回ることもあります。

軽いゲームなら非常に快適ですし、やや重めくらいのゲームにもある程度対応することが可能となっています。また、先代のRyzen 5000Gでは対応していなかった、AV1コーデックのデコードおよびエンコードにも対応した点も大きいです。

ベースがノートPC向けのCPUだったこともあり、消費電力や発熱が少なく、クーラーも高性能なものが必要ない点も嬉しいです。一応クーラーは付属もしています。

ただし、デメリットとして「価格の割に低めのマルチスレッド性能」「グラボ利用時のゲーム性能」という点があります。

まずマルチスレッド性能ですが、最新の8コアCPUの割には低く、Core i5-14400やRyzen 5 7600Xをやや上回る程度になっています。それでいて価格は4万円~と高価なので、マルチスレッド性能コスパは悪いです。

高性能な部類ではあるため、一般用途でネックになることはあまり無いかとは思いますが、やはりコスパは気になる点です。

そして、グラボ利用時のゲーム性能も気になる点です。「Ryzen 7 8700G」を含むRyzen 8000シリーズは、コアあたりのキャッシュ容量が少ないため、高性能なグラボ利用時にはCPUがボトルネックにややなり易いです。具体的には「Ryzen 5 7600」にも若干劣るレベルです。

この8700Gを選ぶ人は内蔵GPUの利用を考える人が基本だと思うものの、4万円クラスのCPUとしてはゲーム性能コスパは悪いのも少し気掛かりにはなります。

最後に、一つ下位の「Ryzen 5 8600G」とどちらが良いのか迷う方も多いと思いますので、そちらも少し触れておきます。

8700G→8600Gによる主な違いは、CPUのコア数が8→6、GPUコア数が12→8になる点です。特にGPUのコア数差が大きいのが気になる点だと思いますが、8600Gでも意外とコア数差ほどの性能能低下はなく、マイナス2割程度までに留まっています。そのため、高いCPU性能を求める訳でないなら、8600Gの方が実用コスパは少し上になると思うので、CPU性能も出来るだけ高くしておきたいなら8700G、内蔵GPUさえそれなりに使えればOKという場合には8600Gという感じで、用途や好みに応じて選択すると良いと思います。

14位

Ryzen 5 8600G

マルチコア性能 (3.25)
ゲーム性能(グラボ) (3.75)
内蔵GPU (4.25)
消費電力 (4.25)
安さ (4.0)
良い点
  • 内蔵GPU性能が高い
  • 比較的安価(3.2万円~)
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
  • ゲームではAFMF(手軽に使えるフレーム生成機能)があるため、内蔵GPUでも意外と対応範囲広め
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
  • メモリはDDR5のみ対応
  • 内蔵GPU性能はメモリ性能に大きく左右される
  • L3キャッシュ容量が少なく、一部ゲームでネック
  • ハイエンドGPU利用時にはボトルネックに少しなり易い
スペック表
CPU名称Ryzen 5 8600G
PassMark約 25,380
動作クロック4.3 – 5.0GHz
コア/スレッド
6コア/ 12スレッド
L2キャッシュ6MB
L3キャッシュ16MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon 760M
(RDNA 3 / 8CU)

高性能内蔵GPU搭載のライトユーザー向けAPU

「Ryzen 5 8600G」は高性能な内蔵GPU搭載で3万円台前半という価格が魅力の、ライトユーザーに適したCPUです。重いゲーム・動画編集を意識しないなら非常に汎用性の高いCPUです。

最大のポイントはやはり内蔵GPUです。「Radeon 760M」のゲーム性能は「GTX 1050 Ti」に匹敵するレベルで、内蔵GPUとしては高性能です。軽いゲームなら非常に快適ですし、やや重めくらいのゲームまでも低設定なら対応することが可能となっています。また、先代のRyzen 5000Gでは対応していなかった、AV1コーデックのデコードおよびエンコードに対応した点も大きいです。

ベースがノートPC向けのCPUだったこともあり、消費電力や発熱が少なく、クーラーも高性能なものが必要ない点も嬉しいです。一応クーラーは付属もしています。

やや注意なのはまずCPU性能です。コア数が6と少ない上に、内蔵GPUを重視した省電力仕様なので、最新のデスクトップ向けのCPUとしては低めのパフォーマンスです。マルチスレッド性能コスパもやや悪めです。

そのため、内蔵GPUを重視しないならコスパは良くないCPUという点は注意が必要です。とはいえ、やや重めの処理もいけるくらいの性能は十分ありますし、元々ライトユーザー向けのCPUということを考えるなら思ったよりはネックにはならないかなと思います。

また、一つ上位の「Ryzen 7 8700G」とどちらが良いのか迷う方も多いと思いますので、そちらも少し触れておきます。8600G→8700Gでは、CPUのコア数が6→8、GPUコア数も8→12となります。特にGPUのコア数差が大きいのが気になる点だと思いますが、意外とコア数差ほどの性能能低下はなく、マイナス2割程度までに留まっています。そのため、高いCPU性能を求める訳でないなら、8600Gの方が実用コスパは少し上になると思うので、CPU性能も出来るだけ高くしておきたいなら8700G、内蔵GPUさえそれなりに使えればOKという場合には8600Gという感じで、用途や好みに応じて選択すると良いと思います。

15位

Core i5-14600K(F)

参考価格

K:35,980円~
KF:33,980円~

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.25)
消費電力 (3.0)
安さ (3.5)
良い点
  • 比較的安価(3万円台中盤)
  • 優れたマルチスレッド性能
  • 優れたマルチスレッド性能コスパ
  • ゲーム性能コスパが良い
気になる点
  • 安くはない価格でPコアが6コアのみ
  • 発熱・消費電力が多め(※不具合もあった)
スペック表
CPU名称Core i5-14600K(F)
PassMark約 38,880
動作クロックPコア:3.5 – 5.3GHz
Eコア:2.6 – 4.0GHz
コア/スレッド
14コア(6P+4E)/ 20スレッド
L2キャッシュ20MB
L3キャッシュ24MB
TDP65W – 154W
内蔵GPUIntel UHD Graphics 770
※末尾Fは無し
注意:第13世代・14世代のCore(K付き)の電力設定不具合による問題

※今ではマザーボードのBIOS更新にて対策が基本行われていますが、この「Core i5-14600K」を含む「第13・14世代のCore i5 / i7 / i9」は標準設定では仕様を超えた高負荷状態で稼働してしまう?不具合があり、特にK付きでは報告例が多いです。

そのまま使い続けるとCPUに回復不可能なダメージが入ることにより、動作が不安定になったり、使用を始めた当初よりもパフォーマンスが低下する問題などが報告されていました。

既に対策済みではあるものの、問題がK付きでよく起こったことから、単純にCPUの標準設定でのクロック(電圧)や電力設定が高すぎたという事でもあると思うので、印象は良くないです。また、この問題を受けて評価を少し下げてランキング順位も落としました。


4万円でゲーム性能も高いCore i5上位モデル

「Core i5-14600K(F)」は第14世代のCore i5のK付きモデルです。3万円台中盤という価格で14コア(6P+8E)を搭載し、高いマルチスレッド性能コスパを発揮するミドルレンジ最上位クラスCPUです。

前世代の「Core i5-13600K(F)」も処理性能はわずかしか変わらないのでほぼ同評価ですが、第14世代では冷却効率が少し改善した様子があるので、同額ならこの14600Kの方が良いです。

Core i7よりもやや安価ながら、重い処理でも十分使える優れたマルチスレッド性能面を発揮する他、ゲーム性能も他の低価格CPUよりはやや高いのが強みです。実用コスパは非常に優れたCPUです。

以前は「Core i7-14700F」との価格差が小さかったために微妙な選択肢でしたが、価格が下落して3万円台になったことで、総合コスパで魅力度が増しました(K付きの不具合が大きな要因と思われるので褒められる部分だけではないけど)。

従来通りのデメリットとして、安くはない価格ながらPコアが6コアしかない点や、Core i5というミドルレンジの名称から想像されるよりは消費電力が多い点は注意が必要ですが、割と悪くない選択肢だと思います。

最も注意すべきはやはり電力面です。最大ターボ電力は181Wとなっており、標準設定では冷却に問題が無ければこの値を維持します。65Wで基本稼働するCore i5-14400などと比べると格段に高く、12cmファン1基レベルのクーラーだとやや厳しい点は要注意です。空冷でも対応は可能ではありますが、高性能なものが要求される点は留意しておく必要があります。

16位

Core i7-14700K(F)

参考価格

K:55,980円~
KF:52,980円~

マルチコア性能 (4.75)
ゲーム性能 (4.25)
消費電力 (1.5)
安さ (2.25)
良い点
  • 20コアによる非常に優れたマルチスレッド性能
  • Core i9とも同等の非常に優れたゲーミング性能
  • 優れたコスパ
気になる点
  • 高価(約5万円台中盤~)
  • 発熱・消費電力が非常に多い(※不具合もあった)
  • ワットパフォーマンスは悪め
スペック表
CPU名称Core i7-14700K(F)
PassMark約 53,300
動作クロックPコア:3.4 – 5.6GHz
Eコア:2.5 – 4.3GHz
コア/スレッド
20コア(8P+12E)/ 28スレッド
L2キャッシュ28MB
L3キャッシュ33MB
TDP125W – 253W
内蔵GPUIntel UHD Graphics 770
※末尾Fは無し
注意:第13世代・14世代のCore(K付き)の電力設定不具合による問題

※今ではマザーボードのBIOS更新にて対策が基本行われていますが、この「Core i7-14700K」を含む「第13・14世代のCore i5 / i7 / i9」は標準設定では仕様を超えた高負荷状態で稼働してしまう?不具合があり、特にK付きでは報告例が多いです。

そのまま使い続けるとCPUに回復不可能なダメージが入ることにより、動作が不安定になったり、使用を始めた当初よりもパフォーマンスが低下する問題などが報告されていました。

既に対策済みではあるものの、問題がK付きでよく起こったことから、単純にCPUの標準設定でのクロック(電圧)や電力設定が高すぎたという事でもあると思うので、印象は良くないです。また、この問題を受けて評価を少し下げてランキング順位も落としました。


20コアでCore i9にも大きく近付いたCore i7。標準だと電力面が悪いので、電力制限を検討したい

第14世代のCore i7のK付きモデルです。20コア(8P+12E)による非常に高いマルチスレッド性能と優れたコスパが魅力です。

第14世代のCore i9よりも2万円以上安価ながら、Pコアの数は同じ8でキャッシュ容量差もわずかなので、ゲームではCore i9とほとんど変わらない高い性能を発揮するのが大きな魅力です。

全体のコア数も第14世代のCore i9とEコア4つ分しか変わらず、このCore i7でも十分すぎるマルチスレッド性能を発揮できるので、トップクラスのゲーム性能を維持しつつ、マルチスレッド性能も価格が上がりすぎない程度でこだわりたい人におすすめ出来るCPUです。

しかし、消費電力および発熱が非常に多い点は注意です。通常運用には240mm以上の水冷が推奨な他、電源容量も多く要求されるので、CPU価格以外の費用も増えるのが難点です。

処理性能コスパだけ見れば評価は高いCPUですが、電力面の評価は悪いですし、第13,14世代ではその面で割と致命的な不具合もあったりしたので、それを考慮して総合評価は下げました。

ただし、多すぎる消費電力や発熱が気になる方は、電力設定値を少し下げて対応することも可能なので、選択肢として覚えておくと良いです(一応自己責任)。割とがっつり電力を減らしても性能への影響は意外と小さかったりして、逆に効率は向上したりするので、安心・実用コスパ重視の運用なら多少減らすのもおすすめです。

17位

Core i9-14900K(F)

参考価格

K:71,980円~
KF:67,980円~

おすすめ度 :★3.5

マルチコア性能 ★5.0 | ゲーム ★4.75 | 発熱・消費電力 ★1.25 | 価格 ★1.75

マルチコア性能 (5.0)
ゲーム性能 (4.5)
消費電力 (1.25)
安さ (2.0)
良い点
  • 24コアによる驚異的なマルチスレッド性能
  • 非常に優れたゲーミング性能
  • ハイエンドCPUながら、処理性能コスパも悪くない
気になる点
  • 非常に高価(7万円前後)
  • 発熱・消費電力がものすごく多い(※不具合あり)
  • ワットパフォーマンスは悪め
  • 24コア中Pコアは8コアのみ
スペック表
CPU名称Core i9-14900K(F)
PassMark約 59,100
動作クロックPコア:3.2 – 6.0GHz
Eコア:2.4 – 4.4GHz
コア/スレッド
24コア(8P+16E)/ 32スレッド
L2キャッシュ32MB
L3キャッシュ36MB
TDP125W – 253W
内蔵GPUIntel UHD Graphics 770
※末尾Fは無し
注意:第13世代・14世代のCore(K付き)の電力設定不具合による問題

※今ではマザーボードのBIOS更新にて対策が基本行われていますが、この「Core i9-14900K」を含む「第13・14世代のCore i5 / i7 / i9」は標準設定では仕様を超えた高負荷状態で稼働してしまう?不具合があり、特にK付きでは報告例が多いです。

そのまま使い続けるとCPUに回復不可能なダメージが入ることにより、動作が不安定になったり、使用を始めた当初よりもパフォーマンスが低下する問題などが報告されていました。

既に対策済みではあるものの、問題がK付きでよく起こったことから、単純にCPUの標準設定でのクロック(電圧)や電力設定が高すぎたという事でもあると思うので、印象は良くないです。また、この問題を受けて評価を少し下げてランキング順位も落としました。


処理性能は非常に高いが、消費電力と発熱面が気になるハイエンドCPU

「Core i9-14900K(F)」は旧世代化や不具合問題を経てめちゃくちゃ値下がりした旧世代のCore i9です。合計24コア(8P+16E)による驚異的なマルチスレッド性能と優れたゲーム性能を持ちます。

トップクラスのマルチスレッド性能だけでなく、ゲーム性能も優れたハイエンドCPUというのが嬉しい点です。最新のCore Ultra 9 285K では最適化不足でゲーム性能がやや下がってしまったこともあり、2025年6月時点では旧世代ながらCoreでは最高のゲームCPUです。

しかし、その高性能さと引き換えに消費電力および発熱がものすごく多い点は要注意です。最大ターボ電力は253Wと非常に高い上、Core i9では冷却に余裕があればもう少し負荷を上げる機能が標準搭載されているので、実際には253Wを上回る可能性もあります。

CPUクーラーと電源への要求は非常に高くなる点は重々理解する必要がありますし、PCケースの排熱性も要チェックとなります。

また、価格が7万円クラスと非常に高価なのももちろんネックです。マルチスレッド性能を考えればむしろ安い部類ではあるものの、ほとんどの人にとってはオーバースペックな性能ですし、ゲーム性能ではRyzen X3Dに負けるので、やはり7万円ではネックです。

しかし、不安の電力・温度面も、多少制限を設ければクーラーや電源のハードルを下げつつ安定運用も可能だったりするので、上手く使えれば優れた実用コスパのハイエンドCPUです。


雑感:Ryzenの全体的な値下がりとCore Ultra 7 265K の値下がり

2025年6月も、5月に引き続きRyzenの全体的な値下がりと「Core Ultra 7 265K(F)」の値下がりが注目の月でした。

RyzenはほとんどのCPUが大きく値下がりし、7800X3Dが6万円、9800X3Dが8万円となったのが特に注目されたところかなと思います。

また、7700も4万円ちょっとくらいまで値下がりし、安さ&コスパ重視のBTOショップなどでは存在感が増しているのもポイントかなと思います。

Coreの方はやはり「Core Ultra 7 265K(F)」の値下がりが注目です。最新の準ハイエンドCPUが遂に4万円台に突入しました。

しかも、メーカーの希望小売価格レベルでの値下げなので、供給が不足したり為替が大きく変わらない限りは安いままです。

弱点とされていたゲーム性能の低さも4万円台なら全然妥協できるレベルだと思います。むしろ、これだけのマルチスレッド性能を備えているなら、それだけのデメリットで良いの?というレベルだと思います。ゲーム特化ではないなら有力な選択肢となると思います。

ただし、「Core Ultra 5」の方はわずかな値下がりしか見られなかったのが残念なところです。コストを考えると仕方ないのかもしれませんが、これでは「Core Ultra 7 265K」と比較すると微妙すぎて売れないと思います。

「Core i5-14400F」と置き換わるのにはもう少し時間が掛かりそうです。

34 COMMENTS

ゆうゆう

こんにちは
PCのパーツ交換を考えていますので、ご相談させてください
現在、10年近く前の自作PC(CPU:Core i7-3770)を使用しているのですが、動画編集(Corel Videostudio)でエンコードが重く、限界を感じてきたので、CPU(+マザーボード+メモリ)の交換を考えています
Ryzen5またはCore i5を考えていますが、4万前後のCPUでおススメはないでしょうか。
なにぶん組んだ当時に比べて知識が乏しくなっているので、教えていただけるとありがたいです
なお、グラボ(GTX1650)は装着ずみです

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。
4万円前後でコスパ重視だと、今はやはり「Core i5-13500/14500」がおすすめですね。
Eコア込みですが、4万円以下で14コアなのでマルチスレッド性能コスパは強いです。

返信する
ゆうゆう

管理人さん、ありがとうございます!
スペック見て、なんとなく14500にしようかな?と思っていたので、よかったです!

返信する
ぴょー

こんにちは
自分は動画編集をメインで考えています。
OEM専用の5800、5900無印が25000円差ではどちらがおすすめでしょうか。
ちなみにDaVinci Resolve使用予定です。

返信する
とねりん:管理人

処理性能的には要求をどちらも十分満たせると思うので、単純に予算次第になるのかなと思います。
CPUのみで25,000円差ならRyzen 7 5800の方がコスパは良いと思いますが、マルチスレッド性能と電力効率は恐らくRyzen 9 5900の方が大きく上だと思うので、頻繁に運用するならRyzen 9 5900の方が向いてはいると思います。

返信する
ぴょー

返信ありがとうございます。
割引込みで2万円差でした。Ryzen 9 5900で検討していきます。

返信する
うみ

こんにちは
只今CPUの買い替えを検討しているのですが、おすすめのCPUはありますか?
今使っているCPUはryzen5 2600で使っているマザボは3000番台に対応したB450M Pro4です。

返信する
とねりん:管理人

最低でも用途と予算がわからないと具体的なことは言えないですが、B450M Pro4はRyzen 5000シリーズにも対応しているので(BIOS更新は必要)、Ryzen 5000シリーズが性能とコスパ的にはおすすめです。
ただ、メーカーPCでOEM版のWindowsを使用している場合には認証が通らなくなる可能性があるため注意してください。

返信する
pc初心者

こんばんわ
マザーボードMSI H110M-S01を使っていて現在corei56400で変えようとおもってるのですがなるべく予算を抑えて対応しているものならどれがおすすめですか?

返信する
とねりん:管理人

こんばんは。
同じマザーボードでCPUだけ交換したいという事なら、H110は古いチップセットになりますので残念ながら最新CPUは使えないです。またCPUの交換は、メーカー製PCだとWindowsライセンスの認証問題も出てくる可能性もあります。
一般的にCPUを新調したい場合は、自作の場合を除き新しくPCを購入するのが基本になります。

返信する
匿名

ゲーム用にpcを買い換える予定なのですが、i710700とi910700ならどちらがおすすめなのでしょうか? グラボは3080です

返信する
とねりん:管理人

その2つでコスパ重視ならCore i7の方がおすすめですが、正直なところ今ならRyzen 5000シリーズの方を個人的にはおすすめしたいです。

返信する
匿名

返信のほどありがとうございます。やっぱりK付きでなくてもi9って爆熱なんですね。

返信する
とねりん:管理人

いえ、Core i9-10900なら発熱は爆熱というほどでもないと思いますが、第10世代のCore i9とCore i7はゲーミング性能が少ししか変わらない上、単純に価格とマルチスレッド性能比のコスパもCore i7の方が優秀のため、おすすめしました。
そのため、マルチスレッド性能を少しでも高くしたいとか、予算を全く気にしないという場合でなければCore i7の方が優先順位は高くなると思います。

返信する
匿名

こんにちは
私はゲーム目的にPCを買いかえようと思っているのですが、第10世代CPUが出た今、Core i5-9400Fを搭載したPCを購入しても後悔しないだろうか心配です。オンラインゲームをするだけならCore i5-9400Fでも問題ないですよね?

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
可能か不可能かでいえば、Core i5-9400Fでも可能です。問題は無いです。安いモデルが販売されているのであれば、それは価格が安い分の性能の低さという事で割り切れるなら他に問題は無いと思います。
ただし、Core i5のゲーミング性能は10世代で大きく向上していますし、今のコスパでいえば第10世代の「Core i5-10400」の方が良いと思います。Core i5→Core i7ほどの価格差も無いと思いますし、「後悔するかも」と思うなら「Core i5-10400」を選択した方が個人的には良いんじゃないかと思います。

返信する
匿名

このサイトいつも愛用してます!
良かったらRyzen5 1600AFも加えてくれると嬉しいです

返信する
とねりん:管理人

ありがとうございます。励みになります。

1600AFも総合の方で候補ではあったのですが、同価格帯だとRyzen 3 3300XやRyzen 5 3500の方が若干有利かなという事で外させていただきました。ただ、1万円台前半で6コア12スレッドのCPUは貴重なので、スレッド数が重要になる処理では悪くないと思います。

返信する
匿名

巷で噂の絶えないコスパがすごいとされるRyzen 3 3300Xと3100の解説もお時間あったらお願いします!

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。

Ryzen 3 3300Xと3100は存在は確認していまして、性能も概ね把握しています。発売がまだなので保留していましたが、もうすぐ発売ですし検討してみます。

返信する
ぬぬ

Amazonにてi9 9900が42000程で売られているのですが、コスパ的にどうなのでしょうか。

返信する
とねりん:管理人

ゲーミング用途なら悪くないと思いますが、Core i7-10700(F)でも性能とコスパは同じくらいだと思うので、お得って訳でもないと思います。
急いでいるなら止めませんが、かなり期待されているRyzen 5000シリーズが来月5日に出るので、CPUの購入はそちらの性能を見てからでも良いかなと思います(ただ、供給不足で品薄気味になるかもしれません)。

返信する
TOKUMEI

こんにちは
今使っているcpuではゲームをするのに物足りず、買い換えようと思っているのですが、どれを買おうか迷っています。
予算4万円(マザボとcpu合計)でいいcpuはないでしょうか?
ちなみにグラボは6600xtを買う予定です
ゲームはApexやValorantなどオンラインゲームをしようと思っています

返信する
とねりん:管理人

マザーボードと合わせて4万円だと、今なら「Core i5-12400(F)」が一番無難な選択肢になると思います。
RX 6600 XTなら、Valorantは非常に軽いゲームなので十分だと思いますし、Apexでも1080pなら144fpsは余裕で超えるスペックになると思います。

ただし、Core i5-12400(F)は6コアとなっていて、他の最新の上位CPUと比べるとコア数が少なくマルチスレッド性能が低いので、ゲーム以外にも同時に重めのソフトを動作させる場合には動作がやや不安定になったりパフォーマンスが大きめに低下する可能性がある点には注意です。その場合には、もう少し予算をプラスして「Core i5-12600K(F)」や「Core i7-12700(F)」の方が快適にはなると思います(+15,000~20,000円くらいになってしまいますが…)。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です