今選ぶCPUランキング【コスパ重視・2025年12月最新版】

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

今おすすめのCPU(デスクトップ向け)をランキング形式で紹介しています。基本的にはコスパ重視で選定しています。

注意

本記事の内容は記事更新時点(2025年12月3日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

記事内の価格は主に価格.comやAmazonなどを参考にした大体の市場最安値価格です。

簡易比較表

本記事でランキング入りしているCPUをまとめた簡易比較表です。CPU名を押すと記事内の紹介部へ移動します。

CPU参考価格評価
性能スコア※
コアスレ
ッド
L3
Cache
TDP
内蔵GPU
マルチ
コア
ゲーム
(グラボ)
消費電力
発熱
マルチシングルPL1最大
Ryzen 7 7800X3D
8コア16スレッド
¥57,800~
3.75
4.75
4.0
18475181781696MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Core Ultra 7 265K(F)
20コア20スレッド
¥49,800~
4.75
4.0
3.25
358122282
20
(8P+12E)
2030MB125W250W
K:Intel Graphics (Xe4コア)
KF:無し
Ryzen 7 5700X
8コア16スレッド
¥22,800~
3.5
4.0
4.5
143091531
8
1632MB65W76W無し
Ryzen 7 9700X
8コア16スレッド
¥44,820~
3.75
4.0
4.0
21393219381632MB65W88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Core Ultra 5 225(F)
10コア10スレッド
¥26,900~
3.5
4.0
4.25
170102080
10
(6P+4E)
1020MB65W121W
無印:Intel Graphics (Xe 2コア)
F:無し
Core Ultra 5 245K(F)
14コア14スレッド
¥34,800~
4.25
4.0
3.25
251882142
14
(6P+8E)
1424MB125W159W
K:Intel Graphics (Xe4コア)
KF:無し
Ryzen 5 7600/7600X
6コア12スレッド
¥31,500~
3.5
4.0
4.25
15315
14480
1976
1868
6
1232MB105W
65W
142W
88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 7 9800X3D
8コア16スレッド
¥71,980~
4.0
5.0+
3.25
22911208081696MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 7 7700/7700X
8コア16スレッド
¥43,400~
3.75
4.0
4.0
20135
19403
2008
1944
81632MB105W
65W
142W
88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9950X3D
16コア32スレッド
¥113,800~
5.0
5.0
2.0
4236922781632128MB170W230W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9900X3D
12コア24スレッド
¥91,800~
4.5
5.0
3.0
3400422491224128MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Core i7-14700(F)
20コア28スレッド
¥49,800~
4.25
4.25
3.75
284522093
20
(8P+12E)
2833MB65W219W
K:UHD 770
KF:無し
Core i5-14400(F)
10コア16スレッド
¥25,980~
3.5
3.75
4.5
160741773
10
(6P+4E)
1620MB65W154W
F:148W
無印:UHD 730
F:無し
Ryzen 9 7900
12コア24スレッド
¥59,800~
4.25
4.0
4.0
250621964122464MB65W88W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 9 9900X
12コア24スレッド
¥67,800~
4.5
4.25
3.0
328762232122464MB120W162W
Radeon Graphics
RDNA 2(2CU)
Ryzen 5 8600G
6コア12スレッド
¥31,980~
3.25
3.75
4.25
140671783
6
1216MB65W88W
Radeon 760M
Ryzen 7 8700G
8コア16スレッド
¥45,980~
3.75
3.75
4.25
179821814
8
1616MB65W88W
Radeon 780M

  • PコアとEコア:Intelの一部のCPUではPコアとEコアという2種類のコアが混在しています。Pコアが高性能コアを表し、Eコアは高効率コアを表します。基本的にPコアがメインのコアで、EコアはPコアよりも低性能な代わりに低消費電力で省スペース性に特化したコアとなっています。
  • マルチ性能:CPUの全コアを用いた処理性能。主に高負荷な処理や複数ソフト起動時のパフォーマンスなどに関わる性能です。マルチスレッド性能やマルチコア性能などとも呼びます。表の数値はCinebench R23 におけるマルチスレッド性能スコアです。
  • シングル性能:CPUの1コアでの処理性能です。高いと低負荷な処理におけるレスポンスが良くなる他、マルチスレッド処理でも有利なので、基本的にどの処理でも有効に働きます。表の数値はCinebench R20 におけるシングルスレッド性能スコアです。
  • TDP:CPUのおおまかな消費電力や発熱を表す指標です。表ではTDP PL2がおおよその最大消費電力となります。低い方の数値は、PL1もしくはPBPの低い方を参照しています。
  • コスパ:(マルチスレッド性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(マルチスレッド性能スコア / TDP)の値。

CPUランキング

CPUの「性能・価格・実用性・消費電力」などを総合的に評価してランキングしています。筆者の主観なので参考程度にご覧ください。
※ゲーミング性能の評価は、高性能なグラフィックボードと併用した場合の評価です。内蔵GPU性能の評価ではないので注意。
1位

Ryzen 7 7800X3D

参考価格

57,800円~

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能 (4.75)
消費電力 (4.0)
安さ (2.5)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • 少ない消費電力(TDPより大分少ない)
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(6万円前後~)
  • マルチスレッド性能コスパは良くない
スペック表
CPU名称Ryzen 7 7800X3D
PassMark約 34,260
動作クロック4.2 – 5.0GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ96MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームで非常に強力なCPU。電力面も非常に優秀で、一般用途での実用性能が非常に高い

「Ryzen 7 7800X3D」はゲームで非常に強力な8コアCPUです。「3D V-Cache」を搭載し、L3キャシュ合計が96MBとなっており、ゲーミング性能が大幅に強化されています。

トップクラスのゲーム性能を持ちつつも特別高価というほどでもなく、従来のハイエンドCPUよりも格段に安いので、ゲームがメイン用途の人には特に人気の高いCPUです。

9800X3Dが登場してゲーム最強の座こそ失いましたが、今でも十分に強力かつ有力なゲーム向けCPUです。

また、ゲーム性能だけでなく電力面も優れているのも魅力です。TDPの標準は120W~162Wとやや多めレベルですが、実際にはもっと少ないです。高負荷時でも基本100W未満です。トップクラスのゲーミングCPUとしては比較的省電力です。

そのため電力効率も優れており、特にゲーム時の電力効率はものすごく良いのが嬉しいです。また、その少ない消費電力のおかげで、マルチスレッド効率も実は良いです。

しかし、デメリットとして、8コアCPUの割には高価という点が挙げられます。ハイエンド手前くらいの高価さなのに、マルチスレッド性能は普通にミドルレンジです。そのため、マルチスレッド性能コスパは悪いです。

とはいえ、そのマルチスレッド性能も一般消費者には基本的に十分な性能ではあるので、ほとんどの人にとっては大きなデメリットとして捉えられません。

そのため、他のハイエンドCPUの無駄なマルチスレッド性能へのコストがゲーム性能や電力面の良さ振り分けられた、非常に実用性能が高いCPUとして非常に人気のゲーム向けCPUとなっています。

2位

Core Ultra 7 265K(F)

参考価格

51,880円~
F:49,800円~

マルチコア性能 (4.75)
ゲーム性能(グラボ) (4.0)
消費電力 (3.25)
安さ (2.75)
内蔵GPU (3.75)
NPU(~13TOPS)
良い点
  • 20コアによる非常に優れたマルチスレッド性能
  • 破格のマルチスレッド性能コスパ
  • 性能の割に発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 比較的高性能な内蔵GPU(F版は非搭載)
  • NPU搭載(~13TOPS)
気になる点
  • 競合CPUよりもゲーム性能がやや低い
  • やや高価(5万円~)
  • マザーボードがやや高価
スペック表
CPU名称Core Ultra 7 265K(F)
PassMark約 58,700
動作クロックPコア:3.9 – 5.5GHz
Eコア:3.3 – 4.6GHz
コア/スレッド
20コア(8P+12E)/ 20スレッド
L2キャッシュ36MB
L3キャッシュ30MB
TDP125W – 250W
内蔵GPUIntel Graphics(Xe 4コア)
※末尾Fは無し

5万円前後でハイエンド級のマルチスレッド性能。ゲーム性能はもこの価格なら妥協できる

「Core Ultra 7 265K(F)」は、20コアによる非常に高いマルチスレッド性能を発揮する最新CPUながら、価格は5万円前後と安いのが魅力のCPUです。ものすごく優れたマルチスレッド性能コスパを発揮します。

発売当初は高い上にゲーム性能がやや低い問題があったために不人気CPUでしたが、極端な値下がりによって最安4万円台までになり、競合相手がミドルレンジCPUとなったことで一気に有力となりました。

先端クラスの3nmプロセスで製造されているため、性能の割に消費電力も少なく、ワットパフォーマンスも優れています

更に、優れた内蔵GPUやNPU(AI用)も搭載しているなど、お得感が大きなCPUとなっています(F版は内蔵GPU無し)。

ただし、価格が下がるのには理由があるので、そこが懸念点となります。主に2つです。

まず一つ目の懸念点は、Intelが先代のCore(第14世代)で致命的な欠陥を出してしまったことによるメーカーへの不信感です。ただし、こちらはUltraでは解消されているはず(そもそも設計がガラっと変わった)ので、個人的にはあまり気にしていません。

問題は二つ目の方で、競合のCPUよりもゲーム性能が低いことです(2025年9月時点)。「Ryzen X3D(7000以降)」には大きく劣りますし、Ryzen 9000にはX3Dでなくても少し劣ります。

前述の不信感もありますし、Ryzen 9000は旧世代マザーボードでも使用できるので総合費用的にも少し優位性があったりして、ゲームメインの場合には微妙感があるのは否めないCPUとなっています。

Intelもこの問題を認識しており、改善に意欲を示してはいるものの、発売から8か月経った2025年8月時点でもわずかしか改善されていません。

近年では消費者向けのCPUではゲーム性能が非常に重要視されているため、この問題は致命的でした。

しかし、そのおかげ?で価格が大きく値下がりしたことで、一気に高コスパの選択肢として魅力的になりました。

問題のゲーム性能もRyzen 7000(X3D以外)と同じくらいはあるため、5万円未満のCPUと比べるなら低い方ではありません。

そのため、ゲーム特化のハイエンドPCを目指すならおすすめではないですが、総合コスパ重視のミドルレンジCPUとの勝負なら非常に有力です。

CoreのK付きは電力面が心配な方も居ると思いますが、「Core Ultra 7 265K」はその点は思ったほどではないです。実際には最大TDPの250Wまで使うことはまずないようで、超高負荷なレンダリングテストでも平均で150W台程度となっています。

瞬間負荷は高いので、空冷なら一応電力制限を入れた方が無難ですが、空冷クーラーでもちょっと良いものを使えば運用は十分可能です。

といった感じで、少し気になる点はあるものの、5万円のCPUとして見るなら普通に魅力的なCPUです。

問題のゲーム性能も今後のBIOSアップデート等で改善する可能性もなくはないと思いますし、先を見越して導入するというのも全然悪くないと思います。

3位

Ryzen 7 5700X

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (3.75)
消費電力 (4.5)
安さ (4.5)
良い点
  • 非常に安価(2万円台前半)
  • 優れたマルチスレッド効率
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 旧世代ながら悪くないワットパフォーマンス
  • マザーボードが非常に安価
  • DDR4メモリがやや安価
気になる点
  • 最新CPUと比べると性能は低め
  • CPU性能が重要なゲームでは最新CPUに大きく劣る
  • メモリはDDR4のみ対応
  • ハイエンドGPUとの併用ではボトルネックになり易い
  • 内蔵GPU無し
スペック表
CPU名称Ryzen 7 5700X
PassMark約 26,630
動作クロック3.4 – 4.6GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ4MB
L3キャッシュ32MB
TDP65W – 76W
内蔵GPU無し

2万円台前半の高コスパCPU。旧世代ながら未だに強力

「Ryzen 7 5700X」は旧世代で2万円台前半という安さによるコスパの良さが魅力の旧世代CPUです。

旧世代のRyzenですが、「Ryzen 5 7600(X)」や「Core i5-14400(F)」に近いマルチスレッド性能を持っており、一般用途では基本十分な性能を持ちます。

それでいて安価で、発熱と消費電力が少ないことによる使いやすさもあり、未だに低価格帯で人気のCPUです。

しかも、旧世代のため、マザーボードが非常に安価に入手できる他、DDR4メモリもやや安価なので、実質コスパは更に良くなります。旧世代がむしろ強みとなっているCPUで、とにかく安さとコスパに特化したいなら非常に魅力的なCPUです。

一応のマイナス要素として、ゲーム性能が最新世代のCPUと比べると劣る点はあるのですが、このレベルの低価格CPUはハイエンドグラボと組み合わせられることがほぼなく、高くてもアッパーミドル(全体で中の上くらい)のグラボとの併用になるのですが、その場合にはCPUのゲーム性能の低さもネックになりにくいため、大きなデメリットというほどにはならないのが良い点です

その安価さのおかげで、他のCPUを選ぶよりもグラボのグレードを一つ上げれたりすることも多いので、ゲーム性能の低さも実質的にはむしろプラスレベルという、旧世代だからこそのコスパの高さが魅力のCPUとなっています。

旧世代CPUということで少し懸念点こそあるものの、それが割と妥協しやすい点だったり、メリットにもなり得る点だったりするので、安さとコスパ特化の選択肢として非常に選びやすいCPUなのかなと思います。

4位

Ryzen 7 9700X

参考価格

44,820円~

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.0)
安さ (3.0)
良い点
  • 比較的安価(4万円台)
  • 価格の割に悪くないマルチスレッド性能とゲーム性能のバランス
  • 消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • X3Dには大きく劣るゲーム性能
  • 高くはないマルチスレッド性能
  • マルチスレッド性能コスパがCoreに大きく劣る
スペック表
CPU名称Ryzen 7 9700X
PassMark約 37,150~
動作クロック3.8 – 5.5GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ32MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

4万円台で悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応

「Ryzen 7 9700X」は4万円台中盤で悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応が得られるのが魅力のCPUです。

端的にいうと無難さが魅力のミドルレンジです。Ryzen 5 / Core i5 では少しマルチスレッド性能の低さが気になるという方におすすめです。

少し前までは「Ryzen 7 7700 / 7700X」と性能差がわずかなのに5000円~1万円ほど高価だったので、あえて選ぶ必要を感じませんでしたが、2025年12月時点ではほぼ同額になっており、価格差がほぼ無くなったことで急に有力になった印象です。

価格はRyzen 5 / Core i5 / Core Ultra 5よりも1~2万円ほど高くなりますが、それらよりも30%ほど優れたマルチスレッド性能を発揮できるので、PC総額から見たコスパが良くなります。

また、それらと比べてゲーム単体性能は大きく向上する訳ではありませんが、「ゲーム + 他の処理」といったケースではパフォーマンス低下を抑えられる可能性があるため、実質的にはプラスになる可能性もあります。

ソケットには長期サポートが期待できるAM5に対応できる点も嬉しく、出来るだけ長く使いたい場合にはRyzen 5 / Core i5よりも安心できると思います。

5位

Core Ultra 5 225(F)

参考価格

28,480円~
F:26,900円~

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能(グラボ) (4.0)
消費電力 (4.5)
安さ (3.75)
内蔵GPU (2.75)
NPU(~13TOPS)
良い点
  • 比較的安価(2万円台後半~)
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 安価で汎用性に優れる内蔵GPU搭載(F版は非搭載)
  • Core i5-14400F や Ryzen 7 5700X よりは若干優れたゲーミング性能
  • NPU搭載(~13TOPS)
気になる点
  • 低めのマルチスレッド性能
  • Ryzen 5 7600 より少し高価
  • マザーボードがやや高価
スペック表
CPU名称Core Ultra 5 225(F)
PassMark約 31,400
動作クロックPコア:3.3 – 4.9GHz
Eコア:2.7 – 4.4GHz
コア/スレッド
10コア(6P+4E)/ 10スレッド
L2キャッシュ22MB
L3キャッシュ20MB
TDP65W – 121W
内蔵GPUIntel Graphics(Xe 2コア)
※末尾Fは無し

3万円未満に値下がりし、今では普通に有力。安価にNPUを搭載し、無印では優れた機能性の内蔵GPUも搭載

「Core Ultra 5 225(F)」は2万円台後半という安さでNPUを搭載し、F無しモデルでは優れた汎用性の内蔵GPUも搭載するのが魅力の最安のCore Ultraです。

発売からしばらくは4万円程度と高価だったために微妙な選択肢でしたが、その後大きく値下がりして、2025年11月時点では遂に3万円を切り、有力な低価格CPUとなりました。

競合モデルは「Ryzen 5 7500F / 7600」あたりで、CPUの基本性能やゲーム性能もほぼ同等レベルですが、そちらでは搭載していないNPU(AI用のユニット)を搭載しているのが明確な差です。

更に、無印版では内蔵GPUを搭載しており、そちらの性能もRyzen 7000よりもやや優れています。IntelのGPUは特にメディア処理における汎用性が高いので、グラボから切り離してメディア処理を行いたい場合には地味に嬉しいです。

また、「Core Ultra 200シリーズ」はグラボ利用時のゲーム性能が低いという話を知っている人も居るかと思いますが、それはあくまで上位モデル間での話となっていて、旧世代や下位モデルが中心となる低価格帯ではゲーム性能も実は悪くないので、デメリットという感じでもなくなっているので、「Core Ultra 5 225(F)」に関しては特にマイナスポイントでもないです。

そんな感じで、2025年11月時点で3万円以下のCPUとしては普通に有力だと思いますが、「Ryzen 7 5700X」や「Core i5-14400(F)」と比べると依然として少し高価であるため、ゲームメインの場合のコスパでは少し劣る点が懸念点です。

また、新しいチップセット(Intel 800シリーズ)でしか使えないため、マザーボードもや高価なのもデメリットです。

NPU搭載の点で若干の優位性こそあるものの、NPUは2025年時点では明確に便利になる使い道がない上、性能も低い(~13TOPS)ので、選択を左右する要素としては弱いです。

内蔵GPUについても、ゲーミングPCでの運用ならメリットとしてはかなり弱いです。

そのため、同等の性能で価格も大差ないなら、長期サポートが期待できるAM5(Ryzen 7000~9000)の方が魅力的に見えるのも仕方ないと思う現状です。

十分有力な選択肢として数えられるようになった点は大きな進歩ですが、まだ最優先クラスにはなり切れていない印象です。

6位

Core Ultra 5 245K(F)

参考価格

K:37,420円~
KF:34,800円~

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.25)
消費電力 (3.25)
安さ (3.25)
良い点
  • 比較的安価(3万円台中盤~)
  • 14コアによる優れたマルチスレッド性能
  • 優れたシングルスレッド性能
  • 非常に優れたマルチスレッド性能コスパ
  • 比較的優れたワットパフォーマンス
  • 比較的高性能な内蔵GPU(F版は無し)
  • NPU搭載(~13TOPS)
気になる点
  • マザーボードがやや高価
  • 同価格帯では多めの消費電力・発熱
スペック表
CPU名称Core Ultra 5 245K(F)
PassMark約 43,600
動作クロックPコア:4.2 – 5.2GHz
Eコア:3.6 – 4.6GHz
コア/スレッド
14コア(6P+8E)/ 14スレッド
L2キャッシュ26MB
L3キャッシュ24MB
TDP125W – 159W
内蔵GPUIntel Graphics (Xe / 4コア)
※末尾Fは無し

値下がりで有力になった隙の少ないミドルレンジCPU

「Core Ultra 5 245K(F)」は3万円台で14コア(6P+8E)による非常に高いマルチスレッド性能を持ちつつ、NPUも搭載し、245K(F無し版)ではそこそこ高性能な内蔵GPUも搭載するのが魅力のミドルレンジCPUです。

以前は4万円台中盤くらいの価格だったので微妙な印象でしたが、値下がりで遂に内蔵GPU搭載モデルも含めて3万円台になったことで一気に有力となったCPUです。

3万円台で非常に優れたマルチスレッド性能コスパに加え、NPUや内蔵GPUの利点もあります。

また、4万円台中盤では微妙さが強かったゲームコスパも、「Ryzen 7 7700(X)」よりも安価になったことで気にならなくなり、逆に7700側が少し値上がりしたので、立場が逆転しています。

大手BTOの在庫数やCore 5(K付き)の不人気さを考えると、市場全体で台頭してくる可能性は低いかもしれませんが、2025年11月時点では非常に優れたコスパのミドルレンジCPUです。

ただし、弱点としてマザーボードがやや高価な点と、消費電力と発熱が価格の割には多めな点があります。

まずマザーボードですが、旧世代チップセットを採用できるRyzen 7000~9000よりも価格が全体的に少し高めです。

おおよそ数千円~5000円程度の差ではあるものの、安さが魅力のCPUではこの差は大きいです。

更に、消費電力および発熱がこの価格にしては多めなのもデメリットです。先代からは改善しましたが、ミドルレンジとしては多いです。

仕様値の最大は159Wとなっていて、実測の平均では高負荷時でも140W未満なので、特別多い訳ではありませんが、4万円以下は65W~88Wが主流電力となる価格帯なので、そこと比べると劣っています。

一応、12cmファン1基の空冷でも高品質なものなら大丈夫な範囲だとは思いますが、余裕を持つならもう少し優れたクーラーが欲しいレベルなので、他の競合CPUよりは扱いづらいです。

消費電力や発熱が気になる方は、電力設定値を少し下げて対応することも可能なので、選択肢として覚えておくと良いです(一応自己責任)。

7位

Ryzen 5 7600(X)

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.25)
安さ (4.0)
良い点
  • 安価(3万円前後~)
  • 安価で優れたゲーミング性能
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
スペック表
CPU名称Ryzen 5 7600 /7600X
PassMark約 27,100~
動作クロック7600:3.8 – 5.1GHz
7600X:4.7 – 5.3GHz
コア/スレッド
6コア/ 12スレッド
L2キャッシュ6MB
L3キャッシュ32MB
TDP7600:65W – 88W
7600X:105W – 142W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

低価格で優れたゲーム性能とAM5の長期サポートが得られるのが魅力

「Ryzen 5 7600 / Ryzen 5 7600X」は3万円前後という安さの割には優れたゲーミング性能を持ち、長期サポートが期待できるソケットAM5を導入できるのが魅力のCPUです。

※類似モデルとして「Ryzen 5 7500F(OEM)」がありますが、性能と価格が若干下がるだけなので、ほぼ同評価です。

価格的によく比較されるのは「Ryzen 7 5700X」や「Core i5-14400(F)」だと思いますが、それらは古いコア仕様やプロセスを採用するため、シングルスレッド性能やゲーミング性能が少し低めとなっているのに対し、

「Ryzen 5 7600」は比較的新しいプロセスを採用している他、キャッシュ容量も安価な割には多いので(32MB)、他の旧世代の安価なCPUよりも少し優れたゲーミング性能を持つのが大きな魅力です。

そして、ソケットAM5が最低でも2027年までのサポートが明言されているのも魅力です。5700XのAM4や第13・14世代Coreは既に旧世代なので、それらよりも確実に長いサポートを得ることができますし、新世代のRyzenへの移行の検討もしやすいです。

そんな感じで、競合モデルと比べるといくつかメリットがありますが、デメリットは価格です。

2025年11月時点では「Core i5-14400F」や「Ryzen 7 5700X」と比べると6,000円ほど高価な上、マザーボードも少し高価です。

更に、メモリでも14400Fと5700XではDDR4メモリが採用できるのに対し、7600はDDR5しか使えないので、合計費用差は未だに1万円近く差があります。

それなのに、性能面の有利も少しなので、それなら節約を優先したいユーザーも多いのかなということで、相対的に少し評価が低めにしています。

また「Ryzen 7 7700(X)」との価格差が1万円程度で、マルチスレッド性能が30%ほど向上するので、どうせ高めの費用を出すならそちらを選びたい人が多い印象もあります。

そのため、良いCPUだけど最終的に選ばれるケースが意外と少ないと思います。

安価に長期サポートのソケット採用というのは明確な強みですが、後のCPU交換を考えないなら大したメリットとも言えない部分ですから、中々評価し辛いCPUだと思います。

8位

Ryzen 7 9800X3D

マルチコア性能 (4.0)
ゲーム性能 (5.0+)
消費電力 (3.25)
安さ (2.0)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能(2025年12月時点でトップクラス)
  • ゲーム時に非常に優れたワットパフォーマンス
  • ゲーム時の消費電力が少ない
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(約7万円台~)
  • マルチスレッド性能コスパは良くない
  • マルチスレッド処理時の電力効率が悪め
スペック表
CPU名称Ryzen 7 9800X3D
PassMark約 40,100
動作クロック4.7 – 5.2GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ96MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

トップクラスのゲーム用CPU。しかし、8コアCPUとしては非常に高価。

「Ryzen 7 9800X3D」はゲーム用としてトップクラスの性能を持つCPUです(2025年12月時点)。

「3D V-Cache」を搭載しており、合計96MBの大容量L3キャッシュを備えるため、ゲーミング性能が強力になっています。

ゲームに最適な8コアを過不足なく搭載し、小型コアも搭載しないため、コア割り当ての複雑化による遅延を気にする必要もないため、9900X3Dや9950X3Dと比べても若干上回るゲーム性能を発揮します。

そして、その最強クラスのゲーム性能を持ちつつも、価格は最新のRyzen 9 / Core Ultra 9よりは格段に安価なので、ゲームがメイン用途の人には特に魅力的なCPUです。

また、第2世代「3D V-Cache」は先代(7800X3D)から構造が変わり、CCDの下に配置されるようになったことでコアの冷却がしやすくなりました。これによってクロックや温度制限を上げやすくなり、マルチスレッド性能も大きめに向上したのも嬉しいポイントです。

しかも、ゲーム時では性能だけでなく電力面も優れているのも良いです。そのため、総合的なゲーム性能では他の競合CPUを大幅に上回るほど優れており、ゲーム特化CPUとしては非常に魅力ある仕上がりとなっています。

しかし、デメリットとして「消費電力が前世代から増えた」点と「8コアCPUの割には高すぎる」点があるため、その点は注意が必要です。

まず電力面ですが、先代(7800X3D)は冷却のしにくさからクロックや温度制限が厳しかったため、非常に省電力でワットパフォーマンスに優れていたのも多くのゲーマーにとっては嬉しいポイントでした。

しかし、9800X3Dでは最大負荷時にはPPTの162W付近まで普通に使ってしまうため、マルチスレッドでは効率も悪めです。ゲームでの効率は悪くないものの、少しの性能向上のために消費電力を大きめに増やしているため、電力面の印象は7800X3Dより悪めです。

購入後の調整で改善は可能ではあるものの、特にPC初級者でもおすすめされやすいCPUだと思うので、標準設定がマイルドな方が嬉しかったと思います。

また、7万円台という高価さももちろんデメリットです。8コアCPUとしては高すぎる価格で、マルチスレッド性能コスパはめちゃくちゃ悪いです。

性能自体は低い訳ではなく、一般用途ではほとんどの人にとっては十分な性能なので、ゲーム特化なら妥協できるレベルではあるものの、この高価さはさすがに考えものです。

7800X3Dなら約1.5~2万円も安く、GPUのグレードを大体一つくらい上げることが可能なので、最終的なゲーム性能を考えると、9800X3Dを選ぶことが最善ではないケースも多々あると思います。

ゲーム用としてはトップクラスの非常に強力なCPUなのは間違いないですが、予算が潤沢ではない場合には慎重に検討したいCPUだと思います。

9位

Ryzen 7 7700(X)

参考価格

43,400円~
※リンクは無印のもの

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.0)
安さ (3.0)
※評価は無印のもの
良い点
  • 比較的安価(4万円台)
  • 価格の割に悪くないマルチスレッド性能とゲーム性能のバランス
  • 消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • X3Dには大きく劣るゲーム性能
  • 高くはないマルチスレッド性能
  • マルチスレッド性能コスパがCoreに大きく劣る
スペック表
CPU名称Ryzen 7 7700
PassMark約 34,500~
動作クロック無印:3.8 – 5.3GHz
X:4.5 – 5.4GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ32MB
TDP無印:65W – 88W
X:105W – 142W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

4万円台で悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応

「Ryzen 7 7700(X)」は4万円台前半という安価さで悪くないゲーム性能・マルチスレッド性能・AM5対応が得られるのが魅力のCPUです。

予算を抑えつつも、マルチスレッド性能は少し余裕が持ちたい場合に選びやすい無難さなミドルレンジです。安さ重視だけど、Ryzen 5 / Core i5 では少しマルチスレッド性能の低さが気になるという方におすすめです。

ただし、2025年12月時点では価格が下がった「Ryzen 7 9700X」との価格差がわずかになったのでお得度では少し負けるようになった印象です。また、「Core Ultra 5 245K(F)」にはゲーム性能と電力面以外では大敗レベルなので、そこも地味に厳しいです。

とはいえ、未だに9700Xよりは少しだけ安価ですし、性能もわずかしか変わらないので、節約&ゲームコスパ重視なら今でも有力です。

価格はRyzen 5 / Core i5 よりも1~2万円ほど高くなりますが、それらよりも20%~30%ほど優れたマルチスレッド性能を発揮できるので、PC総額から見たコスパが良くなります。

また、それらと比べてゲーム単体性能は大きく向上する訳ではありませんが、「ゲーム + 他の処理」といったケースではパフォーマンス低下を抑えられる可能性があるため、実質的にはプラスになる可能性もあります。

ソケットには長期サポートが期待できるAM5に対応できる点も嬉しく、出来るだけ長く使いたい場合にはRyzen 5 / Core i5よりも安心できると思います。

10位

Ryzen 9 9950X3D

参考価格

113,800円~

マルチコア性能 (5.0)
ゲーム性能 (5.0)
消費電力 (2.0)
安さ (0.5)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高すぎる価格(約12万円~)
  • 発熱・消費電力が多い
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9950X3D
PassMark約 70,550
動作クロック4.3 – 5.7GHz
コア/スレッド
16コア/ 32スレッド
L2キャッシュ16MB
L3キャッシュ128MB
TDP170W – 230W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームとマルチスレッドの双方でトップクラス。超高価ハイエンドCPU

「Ryzen 9 9950X3D」は16コア32スレッドによる圧倒的マルチスレッド性能と、「3D V-Cache」を搭載によるゲーム性能を併せ持つハイエンドCPUです。

現状、実質的に総合性能では現状トップのCPUです(2025年12月時点)。とにかく高性能なCPUを求めるなら有力なCPUです。

一応、NPUが非搭載な点や、内蔵GPU性能では「Core Ultra 9 285K」に劣るものの、グラボ搭載PCならほぼネックにならない部分なので、個人的には気にしなくても良いかなと思う部分です。なので、予算に糸目を付けないなら9950X3Dが現状最強だと思います。

しかし、最大のデメリットはやはり価格です。11万円台~という超高額CPUです。

実用的な話をすると、トップクラスのゲーム性能とマルチスレッド性能の両方が必要という人は恐らくほとんど居ないため、ゲーム性能が目的なら「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」の方が格段に安いし、マルチスレッド性能が目的なら「Ryzen 9 9950X」「Core Ultra 9 285K」「Core i9-14900K」の方が安いという感じで、9950X3Dを選ぶ必要があるケースは案外少ないと思うので、この高額さはやはりネックです。

また、電力面もネックです。TDPは170W~230Wと非常に高く、発熱も多いです。高性能なクーラーが必要になります。

先代(7950X3D)は120W~162Wで最大温度も低めに設定されていたため、性能の割には消費電力が少なくワットパフォーマンスが非常に優れていたのも大きな魅力だったので、少し残念な仕様変更となっています。

電力面は後から調整すれば改善することは可能なので、CPU自体の評価がマイナスになる訳ではないですが、PC初級者の方などは標準で省電力かつワットパフォーマンスに優れていた設定の方が良いと思うので、少し優しくない仕様になったと思います。

11位

Ryzen 9 9900X3D

参考価格

91,980円~

マルチコア性能 (4.5)
ゲーム性能 (5.0)
消費電力 (3.0)
安さ (1.0)
良い点
  • 大容量キャッシュメモリで非常に優れたゲーミング性能
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割には少なめの消費電力
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 非常に高価(9万円台~)
  • 発熱・消費電力がやや多め
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9900X3D
PassMark約 56,430
動作クロック4.4 – 5.5GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ128MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲームを含め非常に優れた総合性能を持ち、優れた効率の高性能CPU

「Ryzen 9 9900X3D」は「Ryzen 9 9900X」をベースに「3D V-Cache」を搭載し、L3キャシュ合計が驚異の128MBとなりゲーミング性能が大幅に強化されたCPUです。

2025年12月時点ではトップクラスのゲーム性能をに加え、12コア24スレッドによる優れたマルチスレッド性能を持っているのが魅力です。

「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」の弱点である「価格の割には低いマルチスレッド性能」を軽減できるのが魅力のCPUとなっています。

また、性能だけでなくワットパフォーマンスに優れるのも魅力です。TDPの標準は120W~162Wとなっており、9950X3Dよりも少しマイルドになっており、クーラーはハイエンド水冷が必須という訳でもないのも地味に嬉しいです。

しかし、9万円台~という超高額CPUながら、トップに立てる性能が無いのが気になるところです。

マルチスレッド性能では「Ryzen 9 9950X / Ryzen 9 9950X3D」「Core Ultra 9 285K」などに劣りますし、ゲーム性能でも「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」にわずかに劣る上、価格が高い分コスパでは負けます。

総合コスパを考えれば9800X3Dよりは良いと捉えることも可能だと思いますが、用途を絞るなら最優先にはならないので評価が難しいCPUです。

とはいえ、2025年12月時点では少し値上がりしてきて9800X3Dとの価格差も2万円程度までになったので、マルチスレッド性能も少し欲しいなら有力だと思います。

12位

Core i7-14700(F)

参考価格

49,980円~
F:49,800円~

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.25)
消費電力 (3.75)
安さ (2.75)
良い点
  • 20コアによる非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたコスパ
  • 性能の割に発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 電力制限を引き上げれば性能アップ(クーラーに応じて・自己責任)
気になる点
  • 高価(5万円前後~)
  • K付きと3,000円程度しか変わらない
スペック表
CPU名称Core i7-14700(F)
PassMark約 42,200
動作クロックPコア:2.1 – 5.4GHz
Eコア:1.5 – 4.2GHz
コア/スレッド
20コア(8P+12E)/ 28スレッド
L2キャッシュ28MB
L3キャッシュ33MB
TDP65W – 219W
内蔵GPUIntel UHD Graphics 770
※末尾Fは無し

省電力ながら20コアで高性能なCore i7

「Core i7-14700(F)」は、20コア(8P+12E)による非常に高いマルチスレッド性能を発揮できる高性能CPUながら、価格は5万円前後と比較的安価なのが魅力のCPUです。

K無しの場合はベース電力が65Wなので、20コアとは思えない省電力さで電力効率が優れているのも魅力です。クーラーも標準設定なら高性能なものは必要なく、12cmファン1基の空冷レベルでも運用可能というレベルです。

ただし、65Wでは20コア(8P + 12E)の性能を最大限活かすのは難しいため、K付きと比べるとマルチスレッド性能がガクッと落ちる点は注意です。K付きとの価格差は数千円程度なので、標準設定でのコスパはK付きと比べるとやや劣ってしまいます。

しかし、このK無しでも電力制限を引き上げることで性能を高めることは可能となっており、K付きにも大分近付いた性能にすることも可能です(保証外動作で自己責任にはなる)。標準設定だとコア性能が勿体ないので引き上げて使うのがおすすめではありますが、その際には結局高性能なクーラーが必要となってしまう点には注意が必要です。K無しのコスト面の良さも活かすなら100W台までに留めて空冷クーラーで使うのがおすすめです。

13位

Core i5-14400(F)

参考価格

30,300円~
F:25,980円~

マルチコア性能 (3.5)
ゲーム性能 (3.75)
消費電力 (4.5)
安さ (4.0)
良い点
  • 安価(2万円台)
  • 安価で10コア搭載
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたコスパ
  • 優れたワットパフォーマンス
  • マザーボードも安価
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
  • シングルスレッド性能もやや低め
  • 新しい世代には大きく劣るゲーム性能
  • ハイエンドGPUと併用時にはボトルネックになりやすい
スペック表
CPU名称Core i5-14400(F)
PassMark約 25,800
動作クロックPコア:2.5 – 4.7GHz
Eコア:1.8 – 3.5GHz
コア/スレッド
10コア(6P+4E)/ 16スレッド
L2キャッシュ9.5MB
L3キャッシュ20MB
TDP65W – 148/154W(F/無印)
内蔵GPUIntel UHD Graphics 730
※末尾Fは無し

10コアで2万円台の低価格ゲーミングPC向けCPU。値上がり傾向でやや微妙に

「Core i5-14400(F)」は2万円台前半~中盤という安価さの割には悪くない性能を持つため、非常に性能コスパが良いCPUです。

コア構成は10コア(6P+4E)となっており、価格を考えればコアが多くてコスパが良いです。

また、旧世代のためマザーボードが安価で高コスパなものが多いのも魅力です。

安さはもちろん魅力ですが、低消費電力&低発熱で非常に扱いやすいのも良いです。ベースの電力設定は65Wなので12cmファン1基の空冷程度で十分に冷やすことができますし、一応付属クーラーでも使えないことはないです。

残念ながら、ゲーム性能は最新CPUと比べるとやや劣るのですが、この価格帯のCPUがハイエンドGPUと組み合わせられることはあまり無いため、高額PCと比べるとゲーム性能の低さも問題になりにくいのも良いです。

とはいえ、CPUがボトルネックになりやすいゲームや、ハイエンドGPU使用時にはややネックとなる可能性がある点は注意が必要です。

しかし、2025年12月時点では値上がりした上で品薄気味になってきた上、「Core Ultra 225(F)」が値下がりしてきたので、相対的に微妙になってきた印象です。

5000円~程度の追加費用で「Ryzen 7 7500F / 7600 / 7600X」や「Core Ultra 5 225(F)」を選べるようになり、チップセットのサポート期間やNPUやGPUの有無などで不利を感じる要素が多いことを考えると、優先度は落ちてしまったと思います。

14位

Ryzen 9 7900

マルチコア性能 (4.25)
ゲーム性能 (4.0)
消費電力 (4.0)
安さ (2.5)
良い点
  • 12コア(Pコアのみ)による非常に優れたマルチスレッド性能
  • 付属クーラー(Wraith Prism RGB)が標準設定なら普通に使えるし、見た目も悪くない
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたコスパ
  • 性能の割に消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高価(約5万円台中盤~6万円)
  • ゲーム性能が7800X3Dに劣る
  • Core Ultra 7 265Kに価格でもマルチスレッド性能でも劣る
スペック表
CPU名称Ryzen 9 7900
PassMark約 48,550
動作クロック3.7 – 5.4GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ64MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

優れたワットパフォーマンスと実用コスパに優れるRyzen 9(付属クーラー付)

「Ryzen 9 7900」は12コアによる非常に優れたマルチスレッド性能を持ちつつ、標準では最大88Wという省電力さと非常に優れたワットパフォーマンスが魅力のCPUです。

また、単体販売のBOX品にはクーラー(Wraith Prism)が付属しており、これが付属クーラーの中では比較的良い性能で、標準設定(最大88W)なら一応使える性能なのも嬉しいです。クーラー費用が節約できるため、実質コスパが少し高まります。

価格も2025年12月時点では5万円台中盤~6万円程度となっており、影が薄い割にはコスパも悪くないです。

そんな感じで、単体で見れば意外と良いCPUなのですが、用途を絞れば同価格でもっと強力なCPUがあるのが気になるところです。

特に微妙なのがゲーム性能コスパが微妙な点です。同額帯の「Ryzen 7 7800X3D」の方が強力に格段に負けますし、「Ryzen 7 7700 / 7700X / 9700X」にもやや負けます。

そして、マルチスレッド性能重視の場合でも「Core Ultra 7 265K(KF)」が強力すぎるので、勝ち目がありません。

付属クーラーを有効活用できるなら中間の選択肢としてはアリだと思いますが、そうでなければ第一の選択肢として考えられるケースはあまり無さそうな気はします。

15位

Ryzen 9 9900X

参考価格

67,800円~

マルチコア性能 (4.5)
ゲーム性能 (4.5)
消費電力 (3.0)
安さ (2.0)
良い点
  • 非常に優れたマルチスレッド性能
  • 優れたゲーミング性能
  • 優れたワットパフォーマンス
  • 性能の割には少なめの消費電力
  • AM5の長期サポートが期待できる
気になる点
  • 高価(7万円前後~)
  • 高価さの割には低めのゲーム性能
  • 発熱・消費電力がやや多め
スペック表
CPU名称Ryzen 9 9900X
PassMark約 54,700
動作クロック4.4 – 5.6GHz
コア/スレッド
12コア/ 24スレッド
L2キャッシュ12MB
L3キャッシュ64MB
TDP120W – 162W
内蔵GPURadeon Graphics
(RDNA 2 / 2CU)

ゲーム性能コスパ以外は優秀なハイクラスCPU

「Ryzen 9 9900X」はハイエンドCPUよりはやや安価ながら、非常に優れたマルチスレッド性能と優れたゲーミング性能を持つのが魅力のCPUです。

高性能コアのみの12コアを備えるため、そのマルチスレッド性能は下位CPUと比べると格段に高くなっています。

そのため、予算節約を考えつつも、出来るだけ高いマルチスレッド性能が欲しい場合には魅力的です。

また、その非常に優れたマルチスレッド性能を持ちつつも、最大消費電力は162Wで性能の割には低めです。空冷でも大型のものであれば対応できるレベルというのも強みの一つです。

長期サポートが期待できるAM5対応というのも良いですし、優秀なハイクラスCPUだと思います。

しかし、気になるのはゲーム性能です。2025年12月時点では「Ryzen 7 7800X3D」の方が安価かつゲーム性能は一段上です。ゲーム性能コスパでも、2万円安い「Ryzen 7 9700X」に負けています。

更に、魅力のマルチスレッド性能でも、「Core Ultra 7 265K(F)」に劣るのが厳しいです。265Kの方が2万円前後も安く、NPUまで搭載しています。F無し版ならそこそこ高性能な内蔵GPUまで付いてきます。お得度では大敗と言えると思います。

純粋なコスパこそ特別悪くはないものの、やや器用貧乏感のあるCPUだと思います。

16位

Ryzen 5 8600G

マルチコア性能 (3.25)
ゲーム性能(グラボ) (3.75)
内蔵GPU (4.25)
消費電力 (4.25)
安さ (4.0)
良い点
  • 内蔵GPU性能が高い
  • 比較的安価(3.2万円~)
  • 発熱・消費電力が少ない
  • 優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
  • ゲームではAFMF(手軽に使えるフレーム生成機能)があるため、内蔵GPUでも意外と対応範囲広め
気になる点
  • マルチスレッド性能は低め
  • 内蔵GPU性能はメモリ性能に大きく左右される
  • L3キャッシュ容量が少なく、一部ゲームでネック
スペック表
CPU名称Ryzen 5 8600G
PassMark約 25,380
動作クロック4.3 – 5.0GHz
コア/スレッド
6コア/ 12スレッド
L2キャッシュ6MB
L3キャッシュ16MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon 760M
(RDNA 3 / 8CU)

高性能内蔵GPU搭載のライトユーザー向けAPU

「Ryzen 5 8600G」は高性能な内蔵GPU搭載で3万円台前半という価格が魅力の、ライトユーザーに適したCPUです。重いゲーム・動画編集を意識しないなら非常に汎用性の高いCPUです。

最大のポイントはやはり内蔵GPUです。「Radeon 760M」のゲーム性能は「GTX 1050 Ti」に匹敵するレベルで、内蔵GPUとしては高性能です。軽いゲームなら非常に快適ですし、やや重めくらいのゲームまでも低設定なら対応することが可能となっています。また、先代のRyzen 5000Gでは対応していなかった、AV1コーデックのデコードおよびエンコードに対応した点も大きいです。

ベースがノートPC向けのCPUだったこともあり、消費電力や発熱が少なく、クーラーも高性能なものが必要ない点も嬉しいです。一応クーラーは付属もしています。

やや注意なのはまずCPU性能です。コア数が6と少ない上に、内蔵GPUを重視した省電力仕様なので、最新のデスクトップ向けのCPUとしては低めのパフォーマンスです。マルチスレッド性能コスパもやや悪めです。

そのため、内蔵GPUを重視しないならコスパは良くないCPUという点は注意が必要です。とはいえ、やや重めの処理もいけるくらいの性能は十分ありますし、元々ライトユーザー向けのCPUということを考えるなら思ったよりはネックにはならないかなと思います。

また、「Ryzen 7 8700G」とどちらが良いのか迷う方も多いと思いますので、そちらも少し触れておきます。8600G→8700Gでは、CPUのコア数が6→8、GPUコア数も8→12となります。特にGPUのコア数差が大きいのが気になる点だと思いますが、意外とコア数差ほどの性能能低下はなく、マイナス2割程度までに留まっています。そのため、高いCPU性能を求める訳でないなら、8600Gの方が実用コスパは少し上になると思うので、CPU性能も出来るだけ高くしておきたいなら8700G、内蔵GPUさえそれなりに使えればOKという場合には8600Gという感じで、用途や好みに応じて選択すると良いと思います。

17位

Ryzen 7 8700G

マルチコア性能 (3.75)
ゲーム性能(グラボ) (3.75)
内蔵GPU (4.5)
消費電力 (4.25)
安さ (3.0)
良い点
  • 内蔵GPU性能が非常に高い(GTX 1650に迫る性能)
  • 消費電力が少ない
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • AM5の長期サポートが期待できる
  • ゲームではAFMF(手軽に使えるフレーム生成機能)があるため、内蔵GPUでも意外と対応範囲広め
気になる点
  • マルチスレッド性能コスパは悪め
  • やや高価(約4.6万円~)
  • 内蔵GPU性能はメモリ性能に大きく左右される
  • グラボ用のPCIeレーンがx8なので、ハイエンドGPUとの併用は向かない
  • L3キャッシュ容量が少なく、一部ゲームでネック
  • 内蔵GPU性能は8600Gとの差が小さい
スペック表
CPU名称Ryzen 7 8700G
PassMark約 31,550
動作クロック4.2 – 5.1GHz
コア/スレッド
8コア/ 16スレッド
L2キャッシュ8MB
L3キャッシュ16MB
TDP65W – 88W
内蔵GPURadeon 780M
(RDNA 3 / 12CU)

GTX 1650に迫る高性能内蔵GPUが魅力のAPU

「Ryzen 7 8700G」は高性能な内蔵GPU搭載が魅力のモデルです。グラボ無しでも軽めのゲームや動画編集なら十分にこなせる性能があります。重いゲーム・動画編集を意識しないなら非常に汎用性が高いです。

このCPUの魅力はやはり内蔵GPUです。「Radeon 780M」のゲーム性能は「GTX 1650」にも迫るレベルになっており、内蔵GPUとしては非常に高性能です。メモリの仕様や設定次第では上回ることもあります。

また、先代のRyzen 5000Gでは対応していなかった、AV1コーデックのデコードおよびエンコードにも対応した点も大きいです。

ベースがノートPC向けのCPUだったこともあり、消費電力や発熱が少なく、クーラーも高性能なものが必要ない点も嬉しいです。一応、BOX版ではクーラーも付属もしています。

ただし、価格の割にはマルチスレッド性能とグラボ利用時のゲーム性能が低いという弱点があるのに注意です。

まずはマルチスレッド性能ですが、最新の8コアCPUの割には低く、Core i5-14400やRyzen 5 7600Xをやや上回る程度になっています。それでいて価格は4万円台と高価なので、マルチスレッド性能コスパは悪いです。

高性能な部類ではあるため、一般用途でネックになることはあまり無いかとは思いますが、やはりコスパは気になる点です。

そして、グラボ利用時のゲーム性能も気になる点です。「Ryzen 7 8700G」を含むRyzen 8000シリーズは、コアあたりのキャッシュ容量が少ないため、高性能なグラボ利用時にはCPUがボトルネックにややなり易いです。具体的には「Ryzen 5 7600」にも若干劣るレベルです。

この8700Gを選ぶ人は内蔵GPUの利用を考える人が基本だと思うものの、4万円クラスのCPUとしてはゲーム性能コスパは悪いのも少し気掛かりにはなります。

また、「Ryzen 5 8600G」とどちらが良いのか迷う方も多いと思いますので、そちらも少し触れておきます。

8700G→8600Gによる主な違いは、CPUのコア数が8→6、GPUコア数が12→8になる点です。特にGPUのコア数差が大きいのが気になる点だと思いますが、8600Gでも意外とコア数差ほどの性能能低下はなく、マイナス2割程度までに留まっています。そのため、高いCPU性能を求める訳でないなら、8600Gの方が実用コスパは少し上になると思うので、CPU性能も出来るだけ高くしておきたいなら8700G、内蔵GPUさえそれなりに使えればOKという場合には8600Gという感じで、用途や好みに応じて選択すると良いと思います。


2025年10月雑感:主要CPUの値動きが細かくあり、思ったよりも順位変動あり

2025年の10月のCPU市場は、大きな値動きはあまり無かったものの、主力CPUたちの細かな値動きが多く、思ったよりも順位の変動がありました。

主な動きといえば、Ryzen 7000の低価格帯が少し値上がり傾向(一部製品では付属クーラーダウングレード)、第14世代Coreのまさかの値上げ、Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D が少し値下がり、Core Ultra 5 が更に値下げ、メモリの全体価格の高騰など、さまざまな要素が絡み合った月だった印象です。

11月初頭時点では、大手BTOではこの辺りの事情の反映はまだされていないっぽいですが、この状況が続けばその内反映されていくと思います。

主力構成の移り変わりとしては、低価格帯で「Core Ultra 5 225(F)」が台頭してくる可能性のある市場となった気がするので、そこに注目です。

DDR4の価格も以前ほど魅力的でなくなってきているため、5700Xや14400Fが少し後退する可能性もあります。市場次第ですが低価格帯の旧世代CPUの需要が減る可能性があります。

とはいえ、そうなると困るのはメーカー側なので、すかさず値下げ調整が入りそうな気もするので、結局は元の形に落ち着く気もします。

動向を見守りたいと思います。

34 COMMENTS

ゆうゆう

こんにちは
PCのパーツ交換を考えていますので、ご相談させてください
現在、10年近く前の自作PC(CPU:Core i7-3770)を使用しているのですが、動画編集(Corel Videostudio)でエンコードが重く、限界を感じてきたので、CPU(+マザーボード+メモリ)の交換を考えています
Ryzen5またはCore i5を考えていますが、4万前後のCPUでおススメはないでしょうか。
なにぶん組んだ当時に比べて知識が乏しくなっているので、教えていただけるとありがたいです
なお、グラボ(GTX1650)は装着ずみです

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。
4万円前後でコスパ重視だと、今はやはり「Core i5-13500/14500」がおすすめですね。
Eコア込みですが、4万円以下で14コアなのでマルチスレッド性能コスパは強いです。

返信する
ゆうゆう

管理人さん、ありがとうございます!
スペック見て、なんとなく14500にしようかな?と思っていたので、よかったです!

返信する
ぴょー

こんにちは
自分は動画編集をメインで考えています。
OEM専用の5800、5900無印が25000円差ではどちらがおすすめでしょうか。
ちなみにDaVinci Resolve使用予定です。

返信する
とねりん:管理人

処理性能的には要求をどちらも十分満たせると思うので、単純に予算次第になるのかなと思います。
CPUのみで25,000円差ならRyzen 7 5800の方がコスパは良いと思いますが、マルチスレッド性能と電力効率は恐らくRyzen 9 5900の方が大きく上だと思うので、頻繁に運用するならRyzen 9 5900の方が向いてはいると思います。

返信する
ぴょー

返信ありがとうございます。
割引込みで2万円差でした。Ryzen 9 5900で検討していきます。

返信する
うみ

こんにちは
只今CPUの買い替えを検討しているのですが、おすすめのCPUはありますか?
今使っているCPUはryzen5 2600で使っているマザボは3000番台に対応したB450M Pro4です。

返信する
とねりん:管理人

最低でも用途と予算がわからないと具体的なことは言えないですが、B450M Pro4はRyzen 5000シリーズにも対応しているので(BIOS更新は必要)、Ryzen 5000シリーズが性能とコスパ的にはおすすめです。
ただ、メーカーPCでOEM版のWindowsを使用している場合には認証が通らなくなる可能性があるため注意してください。

返信する
pc初心者

こんばんわ
マザーボードMSI H110M-S01を使っていて現在corei56400で変えようとおもってるのですがなるべく予算を抑えて対応しているものならどれがおすすめですか?

返信する
とねりん:管理人

こんばんは。
同じマザーボードでCPUだけ交換したいという事なら、H110は古いチップセットになりますので残念ながら最新CPUは使えないです。またCPUの交換は、メーカー製PCだとWindowsライセンスの認証問題も出てくる可能性もあります。
一般的にCPUを新調したい場合は、自作の場合を除き新しくPCを購入するのが基本になります。

返信する
匿名

ゲーム用にpcを買い換える予定なのですが、i710700とi910700ならどちらがおすすめなのでしょうか? グラボは3080です

返信する
とねりん:管理人

その2つでコスパ重視ならCore i7の方がおすすめですが、正直なところ今ならRyzen 5000シリーズの方を個人的にはおすすめしたいです。

返信する
匿名

返信のほどありがとうございます。やっぱりK付きでなくてもi9って爆熱なんですね。

返信する
とねりん:管理人

いえ、Core i9-10900なら発熱は爆熱というほどでもないと思いますが、第10世代のCore i9とCore i7はゲーミング性能が少ししか変わらない上、単純に価格とマルチスレッド性能比のコスパもCore i7の方が優秀のため、おすすめしました。
そのため、マルチスレッド性能を少しでも高くしたいとか、予算を全く気にしないという場合でなければCore i7の方が優先順位は高くなると思います。

返信する
匿名

こんにちは
私はゲーム目的にPCを買いかえようと思っているのですが、第10世代CPUが出た今、Core i5-9400Fを搭載したPCを購入しても後悔しないだろうか心配です。オンラインゲームをするだけならCore i5-9400Fでも問題ないですよね?

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
可能か不可能かでいえば、Core i5-9400Fでも可能です。問題は無いです。安いモデルが販売されているのであれば、それは価格が安い分の性能の低さという事で割り切れるなら他に問題は無いと思います。
ただし、Core i5のゲーミング性能は10世代で大きく向上していますし、今のコスパでいえば第10世代の「Core i5-10400」の方が良いと思います。Core i5→Core i7ほどの価格差も無いと思いますし、「後悔するかも」と思うなら「Core i5-10400」を選択した方が個人的には良いんじゃないかと思います。

返信する
匿名

このサイトいつも愛用してます!
良かったらRyzen5 1600AFも加えてくれると嬉しいです

返信する
とねりん:管理人

ありがとうございます。励みになります。

1600AFも総合の方で候補ではあったのですが、同価格帯だとRyzen 3 3300XやRyzen 5 3500の方が若干有利かなという事で外させていただきました。ただ、1万円台前半で6コア12スレッドのCPUは貴重なので、スレッド数が重要になる処理では悪くないと思います。

返信する
匿名

巷で噂の絶えないコスパがすごいとされるRyzen 3 3300Xと3100の解説もお時間あったらお願いします!

返信する
とねりん:管理人

コメントありがとうございます。

Ryzen 3 3300Xと3100は存在は確認していまして、性能も概ね把握しています。発売がまだなので保留していましたが、もうすぐ発売ですし検討してみます。

返信する
ぬぬ

Amazonにてi9 9900が42000程で売られているのですが、コスパ的にどうなのでしょうか。

返信する
とねりん:管理人

ゲーミング用途なら悪くないと思いますが、Core i7-10700(F)でも性能とコスパは同じくらいだと思うので、お得って訳でもないと思います。
急いでいるなら止めませんが、かなり期待されているRyzen 5000シリーズが来月5日に出るので、CPUの購入はそちらの性能を見てからでも良いかなと思います(ただ、供給不足で品薄気味になるかもしれません)。

返信する
TOKUMEI

こんにちは
今使っているcpuではゲームをするのに物足りず、買い換えようと思っているのですが、どれを買おうか迷っています。
予算4万円(マザボとcpu合計)でいいcpuはないでしょうか?
ちなみにグラボは6600xtを買う予定です
ゲームはApexやValorantなどオンラインゲームをしようと思っています

返信する
とねりん:管理人

マザーボードと合わせて4万円だと、今なら「Core i5-12400(F)」が一番無難な選択肢になると思います。
RX 6600 XTなら、Valorantは非常に軽いゲームなので十分だと思いますし、Apexでも1080pなら144fpsは余裕で超えるスペックになると思います。

ただし、Core i5-12400(F)は6コアとなっていて、他の最新の上位CPUと比べるとコア数が少なくマルチスレッド性能が低いので、ゲーム以外にも同時に重めのソフトを動作させる場合には動作がやや不安定になったりパフォーマンスが大きめに低下する可能性がある点には注意です。その場合には、もう少し予算をプラスして「Core i5-12600K(F)」や「Core i7-12700(F)」の方が快適にはなると思います(+15,000~20,000円くらいになってしまいますが…)。

返信する

ぬぬ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です