主要CPU性能の比較一覧表です。新しめの主要CPUのみを掲載しているため、主にこれからPC購入を考えている人向けの比較表になります。
※価格は記事更新時点での主に価格.comやAmazonでの価格となっています。記事内の性能スコアはPassMarkのスコアです。
/ スクロールします \
- CPU名称
- 文字通りCPUの名前です。
- 評価
- 評価は管理人の主観的評価です。基本的に総合コスパとワットパフォーマンス重視で評価しています。特にノートPC向けCPUは、端末によって大きく違うので参考程度に。
- 性能スコア
- PassMarkという特に有名なベンチマークのスコアです。総合性能といった感じになっています。
- コア
- CPUのコアの数(合計)です。コアが多いほどCPU全体の処理性能が高くなり、重い処理への対応力が高まります。ただし、最近では小型な省電力コアが採用されることが多かったりして、合計コア数だけで性能を推し量るのは難しいので注意。
- スレッド
- スレッドはシステム上で認識するコアの数と思って貰えばOKです。「1コア:1スレッド」が基本ですが、「1コア:2スレッド」のものもあります(SMT・ハイパースレッディング採用コアの場合)。
- クロック・周波数(定格/最大)
- CPUのクロックは、ざっくり言うと処理の回数を表す数値です。クロックが高いほど、処理できる信号の数が多いことになるので、処理性能が高くなりますが、負荷が高くなるため、発熱や消費電力が多くなります。ただし、コアの性能や他の要素により性能は大きく変わるので、クロックだけで性能は測れない点に注意。
- TDP
- TDPは熱設計電力のことで、大体の消費電力の目安となります。表向きはベース電力、もしくはTDP PL1の値が表示されていることが多いですが、実質の最大消費電力はTDP PL2の値なので注意(2023年2月時点)。CPUによってはベース電力とTDP PL1が別に設定されていたりしてややこしいですが、その場合には低い方をPL1として扱っています。
- 内蔵GPU
- CPUと同じチップに統合されているGPUの名称です。記載の名前は略称であり、名前が同じでも性能が異なる場合もあるため注意(アーキテクチャが同じ、もしくはわずかな改良には同じ名前が用いられることがあるため)。
- Ryzen 7 9800X3D:現状のゲーム最強CPU。ゲーム時の電力効率も良い。ただし、8コアCPUとは思えない高価さ
- Ryzen 7 9800X3Dは、2025年1月時点のゲームで最強のCPUです(ハイエンドGPUとの併用時)。「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、ゲームで非常に強力な8コア16スレッドCPUとなっています。
この9800X3Dが登場するまではゲーム最強は先代の7800X3Dでしたが、その先代をも平均で8%~10%程度上回るゲーム性能を誇るという結果が出るほど高いゲーム性能を持ちます。
9800X3Dで変わった点としては、先代(7000X3D)では「3D V-Cache」がCCDの上に配置されていたため、コアの冷却が難しくてクロックや温度制限を低めにする必要があるという課題がありましたが、9000X3Dの第2世代「3D V-Cache」では配置が変更され、コアの冷却の課題が克服されました。これによりクロックや温度制限を高くすることが可能になり、先代では制限されていたオーバークロックも可能になりました。それに加えてアーキテクチャ更新による性能向上もあり、先代から大きめの性能向上となりました。
しかし、価格は先代から値上がりし、発売時価格は86,800円です。8コアCPUとしては超高額です。ゲームでは強力なものの、マルチスレッド性能コスパは悪い点は留意しておいた方が良いかと思います。
更に、電力面も先代の7800X3Dと比べると少し悪化しています。その分性能は向上したものの、7800X3Dは消費電力の少なさも大きな魅力の一つだったので、9800X3Dでその良さが少し損なわれたのは残念です。気になる場合には調整して省電力仕様にすることは可能なので明確なマイナスポイントではありませんが、PCに詳しくない層のことも考えると、購入標準設定で省電力な設定の方が良かったと思います。
強みのゲーム性能も、GPUの性能やゲームタイトル次第ではそこまで大きな差にならないこともありますし、この高額さだと、より安価なCPUを選択してGPUのグレードを1,2段上げることも可能なレベルので、最終的なゲーム性能を考えるとそちらの方が良いケースも多々あると思います。ゲームで強いからといって雑に選ぶのではなく、慎重に選択したいCPUです。 - Ryzen 7 7800X3D:非常に強力なゲーム性能と電力効率。一般用途での実用性が非常に高いが、人気故に8コアながら高価
- Ryzen 7 7800X3Dは、9800X3Dが登場するまで「ゲーム最強」と呼び声の高かったCPUです。「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、ゲームで非常に強力な8コア16スレッドCPUです。新しい9800X3Dの方がやや高性能ではあるものの、そちらの性能向上は主に冷却効率の増加による、クロック&使用電力増加による部分が大きいため、省電力運用を考えるならやや安価な7800X3Dは今でも十分に有力です。
他にもX3Dモデルがある中、この7800X3Dが最強と呼ばれていた理由は8コアぴったりという仕様です。現状のほとんどのゲームは超多コアに最適化されていないため、8コア程度あれば性能をほぼ最大化できるという通説があるのですが(ハイエンドGPU&重めのゲーム前提)、7800X3Dは8コアぴったりというコア数なのが良いです。ざっくり言うと、無駄なコアがあることによるロスが発生しないため、他のX3Dモデルよりも若干優れたゲーム性能が出ています。ゲーム性能に特化するなら非常に魅力的なCPUです。
また、電力効率が非常に優れており、特にゲーム時の効率はCoreのハイエンドモデルと比べると圧倒的に優れているのが強みです。
ただし、8コアCPUの割には非常に高価で、マルチスレッド効率が悪いのがデメリットです。とはいえ、実用性を考えればほとんどの人にとって大きなネックにはならないです。そのため、ゲーム重視のCPUとして非常に強力で人気なRyzenとなっています。
しかし、競合となる「Core i7 / Core Ultra 7」は20コア28スレッドで5万円前後~6万円台中盤なので、マルチスレッド面では明らかに劣るのは事実で、Core Ultra 7の方では電力効率も優れているので、ゲームメインでもマルチスレッド処理も併せて重視したいなら一考の余地はあるかと思います。 - Core i7-14700(F):20コアで5万円前後の高コスパCPU
- 20コア(8P+12E)28スレッドの第14世代のCore i7のK無しモデルです。K無しモデルよりも消費電力が抑えられており、価格も少し安いです。第13・14世代Coreは回復不可能なダメージが入るといった不具合が問題となっていますが、実は報告例はほぼK付きなので、クロックや電力制限が低いK無しなら深く気にする必要は無いと思われるのも少し安心できます。その代わり、標準設定ではベース電力の65Wで基本稼働する様になっており、消費電力がかなり抑えられているため、K付きよりはマルチスレッド性能が一段落ちてしまいます。とはいえ、電力制限下でも20コアによるマルチスレッド性能は非常に優れていますし、電力制限を調整(解除)することでK付きに近い性能まで引き上げることも一応可能なので、そのあたりの調整が出来る人にはK付きと実用性は大差なかったりします。ただし、標準設定のままでも発熱が少ないメリットもあり、電力制限を引き上げるなら高性能なクーラーが必要になるので、必要に応じて運用しましょう。
- Ryzen 7 7900X3D:Core i7よりも優れた効率とゲーム性能の高性能CPU
- Ryzen 7 7900X3Dは「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、特にゲームで強力なのが魅力の12コア24スレッドCPUです。優れたマルチスレッド性能と強力なゲーム性能を兼ね備えるCPUです。
ゲーム特化なら7800X3Dが選ばれることが多かったため、この7900X3Dは人気が低かったのですが、その影響なのか7800X3Dが値上がりする中7900X3Dの価格はほぼ変わらず、価格差が小さくなっており、マルチスレッド性能コスパでは大きく上回るのが魅力です。
しかし、9万円を超える価格の割にはマルチスレッド性能も低めの部類であり、BTOショップの主力製品で採用されることがほぼなく、ほぼ自作やフルカスタマイズPC等でしか選択できないのが難しいです。 - Ryzen 9 7950X3D:非常に優れたマルチスレッドとゲーミング性能を兼ね備え、電力効率も非常に良い
- 大容量L3キャッシュ「3D V-Cache」を搭載したRyzen 7000 X3Dの最上位モデルです。16コア32スレッドによる非常に優れたマルチスレッド性能を持ちつつ、Core i9を上回るゲーミング性能を持ち、電力効率も非常に良いという隙の無いハイエンドCPUです。2024年12月時点では、総合性能的な意味ではトップのゲーミングCPUと呼べると思います。ただし、10万円超えの高価さがデメリットなのはもちろん、ゲーム性能と電力面のみに限るなら「Ryzen 7 7800X3D / 9800X3D」の方が上であり、ほとんどの人にとっては8コアあればマルチスレッド性能も不満はないため、相対的に評価を下げている印象です。とはいえ、Ryzen 7を遥かに上回るマルチスレッド性能がありつつ、価格差は3~4万円程度で総合コスパは非常に良いので、ガンガン処理を行う前提なら多少高価でもおすすめできるCPUです。
- Ryzen 9 7900:省電力で非常に効率の良い12コアCPUで、付属の割には悪くないクーラーも付属
- Ryzen 9 7900は、Zen 4の12コアの省電力モデルCPUです。元々やや不人気なCPUだったこともあってか、大幅に値下がりが進み、2024年12月時点では約6万円台前半程度になっているため、「Core i7-14700(F)」に対して競争力を持てるようになっています。最大消費電力(PPT)は88Wに設定されているため非常に省電力ながら、小型コアを含まない12コア24スレッドによる優れたマルチスレッド性能が魅力です。また、付属クーラー「Wraith Prism RGB」が付属品の割には悪くない性能なので、そちらで運用すれば実質コストもやや削減できるのも強みです。電力制限を解除することも可能なので、高性能なクーラーを用意すれば性能をやや引き上げることも可能です。CoreのK無しモデルと違ってオーバークロックにも対応していますし、第14世代Coreと違ってマザーボードの長期サポートも見込めますし、調整幅も非常に広いCPUなので、長期利用で色々と設定弄ってみたいという人には特に選び易く面白いCPUだと思います。
- Core i5-14400(F) / Core i5-13400(F):10コアで3万円以下という安さで、低価格構成で非常に強力
- 10コア(6P + 4E)16スレッドの第13,14世代のCore i5(下位)です。3万円以下という安価さ(2025年1月時点)が魅力の低価格ゲーミングPC向けとして強力なコスパのCPUです。
上位CPUと比べるとマルチスレッド性能は劣るものの、重い処理でもこなせる性能ではあるので、安さ重視の場合や、性能を持て余して費用を無駄にしたくない場合に向いているCPUです。
上位モデルや最新世代と比べるとキャッシュ容量やコア性能で劣るため、ハイエンドGPU使用時のゲーム性能がやや低いのは弱点ではありますが、この価格のCPUでハイエンドGPUを採用する人はほとんど居ないため、実質的にはそこまで気にする必要がありません。3万円以下で買えるCPUとしては高性能でコスパが良いので、安さ&コスパ特化CPUでは非常に強力な選択肢です。 - Ryzen 5 7600X/7600/7500F:約3万円前後でCore i5-14400(F)と同等の性能・コスパで、AM5の長期サポートを得られる
- Zen 4で6コアのRyzen 5です。発売当初は高価だったために低価格PC用のCPUとして機能していませんでしたが、その後値下がりが進んだことで、「Core i5-14400F」に近い低価格PC用のCPUとして非常に強力な選択肢となりました。Core i5-14400(F)より優位な点としてソケットのAM5のサポートは長期化が期待できる点があるのがポイントです。Ryzenでは一つのソケットを長く採用する傾向がある上、X3Dモデルの追加による旧&最新世代の両方の強化なども見込めることもあり、後にCPUを交換をする場合を考えるとCoreよりも魅力です。BTOではまだ14400(F)よりも若干高価なことが多いのが難しいところですが、Core i5-14400Fを検討している場合には併せて価格を確認しておきたいCPUです。
- Ryzen 7 8700G/Ryzen 5 8600G:高性能内蔵GPUモデル
- RyzenのRDNA 3アーキテクチャ内蔵GPU搭載モデルです。グラボ無しでも重めの3Dゲームや動画編集に対応が可能という、ライトユーザーには非常に魅力的なCPU(APU)です。AI用の「Ryzen AI」を搭載しているのも地味に嬉しいです。コア構成は、「Ryzen 7 8700G」はCPUは8コア16スレッドで、GPUは12コア(Radoen 780M)で、「Ryzen 5 8600G」はCPUは6コア12スレッドで、GPUは8コア(Radeon 760M)となっています。
8700Gと8600Gの内蔵GPUのコア数差(12 / 8)が気になると思いますが、コア数差の1.5倍ほどの差はなく、おおよそ1.2~1.3倍くらいの差です。重めの処理でなければ実用性面での差は意外と小さいので、CPU性能を重視しないなら8600Gでも良いと覚えておくと良いかもしれません。 - Ryzen 7 5700X:2万円台中盤で買える超高コスパ8コアCPU(旧世代)
- 旧世代ですが、その価格の安さによる圧倒的なマルチスレッド性能コスパで売り上げ上位に居続けるのが「Ryzen 7 5700X」です。2万円台前半~中盤という価格で、3万円ちょっとの「Core i5-14400(F)」や「Ryzen 5 7600(X)」に匹敵するマルチスレッド性能を持つため、非常に優れたコスパを持っています。旧世代のためシングルスレッド性能やゲーム性能はやや落ちるものの、L3キャッシュは32MBと多めに搭載しているおかげで、ゲームにおいてはミドルハイくらいまでのGPUならほぼ問題にはならないレベルなので、費用を節約しつつコスパを最大化できる存在として重宝します。電力効率も古い割には優れており、未だに高コスパCPUとして非常に強力な存在です。
- Zen 3+ 以降のRyzen 7(Ryzen 7 8840U / Ryzen 7 7840U / Ryzen 7 7735U 等)
- アーキテクチャに「Zen 3+ / Zen 4」が採用されているRyzen 6000~8000シリーズは、優れたCPU性能・電力効率・内蔵GPUを備えつつ、競合製品よりも比較的安価でコスパが良いのが魅力です。
内蔵GPUには「Radeon 680M / 780M」という12CUのRDNA 2/3アーキテクチャのものが採用されており、内蔵にしては優れたグラフィック性能を発揮します。ゲームでは「GeForce GTX 1050 Ti」に迫る性能を持つため、軽いゲームなら非常に快適ですし、やや重めくらいのゲームでも動作自体は可能なレベルとなっています。更に、新しめのRadeonでのゲームにおいては「AFMF」という手軽なフレーム生成機能が使えるため、実質性能は更に底上げされるため強力です。動画編集もフルHD以下くらいの軽いものならある程度対応可能で、内蔵GPUながらグラフィック面でも優れた対応力を持つのが大きな魅力です。また、2024年現在ではほぼ恩恵はないですが、Zen 4モデル(末尾40以降の一部を除くモデル)ではAI用のNPUである「Ryzen AI」も搭載されています。対抗となるのは「Core Ultra H(シリーズ1)」となっており、処理性能だけ見れば少し若干劣るレベルですが、そちらよりも電力面がやや優れる上に、価格面もやや安価なので、コスパでは若干上回ります。2024年11月時点で無駄な予算を掛けずにコスパの良いCPUを求めるなら無難な選択肢という印象です。 - Core Ultra 100H(Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 125H 等)
- 優れたCPU性能と内蔵GPU性能を持ちつつNPUも搭載しているのが魅力なのが「Core Ultra 100H」です。
特に魅力なのはやはりGPU性能です。最上位の「Arc 8コアGPU」のゲーム性能は「GeForce GTX 1650」にも匹敵するレベルとなっており、軽いゲームなら非常に快適で、やや重めくらいのゲームも大体動作は可能で、動画編集もFHD以下程度の軽めのものならある程度対応可能という高い対応力を持ちます。重量級のゲームや動画編集をしないなら、別途のビデオカードは不要なレベルです。
ただし、搭載PCの価格が「Ryzen 7000 / 8000(Zen 4)」と比べると少し高めな傾向があることと、GPU性能は対抗のRyzen 8000の最上位の内蔵GPU「Radeon 780M」を少し上回るものの、実用性能・実用コスパという点で考えると相対的に劣る印象なことがややネックという点には注意。
まず、ゲームにおいてはAMD(Radeon)には手軽なフレーム生成機能「AFMF」があるため実質性能ではやや劣ります。更にワットパフォーマンスでもやや劣っており、その上で価格は若干上というのが厳しめ。処理性能の高さだけで見れば上なのでコスパも妥当に見えますが、実際の使用感を考えるとやはり劣る印象となるのが否めないです。
とはいえ、プロセス刷新により電力面は前世代までよりは向上していますし、LP Eコアのおかげでアイドル時の消費電力削減に期待できますし、GPU性能も格段に上がっており、前世代と比べると価格が上がった点以外は格段に良くなっています。ネックの価格も、Intel製品は数が豊富なため、お得なセール品などが登場する頻度は高いのである程度緩和できる可能性も割と高めです。価格次第では十分有力であり、おすすめし易くなったと思います。 - Core i5-1335U / Core i7-1355U 等(第12,13世代のCore i5 / i7の末尾U)
- 第12,13世代のデフォルトTDPが15Wと低めに設定されている、Core i5 / i7のUモデルです(10コア12スレッド)。旧世代ですが、比較的安価に軽作業には十分な処理性能を提供してくれるため、低価格高コスパPC用としておすすめのシリーズです。採用製品が非常に多く、お得な製品が探しやすいのも大きな強みです。
低価格高コスパCPUとしては「Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U」がよく挙げられると思いますが、そちらよりも内蔵GPU性能が高い上、AV1デコードに対応しているのが強みです。
ただし、高性能コア(Pコア)は2つしかなく、8個が省電力さ重視のEコアとなっているため、10コアという見栄えほどは高性能ではなく、重い処理を前提とできるほどの性能では無い点に注意。ちなみに、第12世代と第13世代でコア数は基本同じで処理性能差もわずかなので、安い方でOKです。 - Apple Mシリーズ(M1~M4 の 無印 / Pro / Max)
- Apple開発のSoC(CPU)です。非常に優れた電力効率と優れたCPU性能と内蔵GPU性能を持ちます。
グラフィック性能についても、最下位のM1無印モデルでもエントリーグラボレベルの優れた内蔵GPU性能を持つため、重めの動画編集なども可能な対応力の高さが魅力です。CPU性能もスレッド数が少ない割には非常に優れており、重い処理も可能です。また、非常に電力効率が良く、重い作業をしていても消費電力がそこまで多くなく、バッテリー利用時でもパフォーマンスが落ちたり駆動時間が短くなりにくいのも持ち運びを頻繁に行う人には嬉しいです。ノートPCとして重要な要素全てを高いレベルで兼ね備えている、非常に完成度の高いSoCです。
ただし、Macにしか搭載されない点は注意です。優れたGPU性能ながら、多くの人気PCゲームはDirectX(Windows用)に最適化されているためネイティブ環境でプレイすることができません。その他のMac用に作られていないソフトについても、基本エミュレーション動作となるためパフォーマンスの低下や予期しないトラブルが発生する可能性がある点も注意が必要です。また、AV1のデコードにもM3以降でしか対応していない点も注意です。 - Snapdragon X Plus / Elite(X1P-64~)
- 元は主にスマホ・タブレット向けのArmアーキテクチャのSnapdragonですが、Windows向けとして調整されて登場しました。優れた基本性能と、優れたアイドル時の省電力性を持ち、NPU性能もCopilot+のローカル動作要件を満たす45TOPSを備えているのが魅力です。
EliteのCPUとGPUの純粋な処理性能は「Core Ultra 7 155H」に近いものがあるようなので、重い処理にも対応できる高い性能を持ちます。ただし、Windowsの各ソフトへの最適化が万全ではない点に注意。特にDirectX対応ゲームでは本来よりかなり低い性能となっており、IntelやAMDの最新世代には大きく劣ります。ゲームに限らず、Armに対応していないソフトはエミュレーション動作となり性能が落ちますが、エミュレーション動作ということを考慮しても性能低下が大きすぎる印象なので、やはり最適化不足感が強いです。本来の性能はもっと優れているはずなので、今後のドライバーなどによる改善に期待したいところ。とはいえ、最適化不足による性能低下を考慮しても性能自体が特別低い訳では無く、旧世代のCoreやRyzenに対して性能は上回る他、電力面も優れていはいます。
また、遅れて登場した廉価モデル「Snapdragon X Plus(X1P-42-100)」は搭載製品が最安11万円程度(2024年10月時点)と他モデルよりも大幅に安いながら、NPUは他モデルと変わらない高性能なものを搭載しており、電力効率も優れているのが魅力です。GPU性能がガクッと下がってしまう点には要注意ですが、Copilot+の要件を満たしたAI PCとしては安価なので、重いグラフィック処理をしない人でAI性能を求める方には優れた選択肢となると思います。
【デスクトップ】主要CPUまとめ
デスクトップPC向けの主要CPU性能比較表です。クロックについて、高性能コア(Pコア)+高効率コア(Eコア)のような混合コア仕様の場合はPコアのクロックを表記しています。また、TDP PL1について、ベース電力が別に設定されていたりすることもありますが、低い方をPL1として表記しているためご注意ください。CPU名はAmazonへのリンクとなっています。
【ノートPC・タブレットPC向け】主要CPUまとめ
ノートPC・タブレットPC向けの主要CPU性能比較表です。クロックについて、高性能コア(Pコア)+高効率コア(Eコア)のような、混合コア仕様の場合は高性能コア(Pコア)のクロックを表記しているので注意してください。
TDPは、左側がPL1の数値で右側がPL2もしくは最大値です。ただし、モバイル版CPUにでは必要に応じてTDPをベンダーが調整できるため、表記の数値とは異なる可能性もあります。
TDP(PL1)のデフォルト値が28W以下の省電力モデルです。クロックは最も高性能なコアのものを記載しています。
CPU名称 | コスパ 評価 | 性能 スコア | コア/ スレッド | クロック 定格 / 最大 | TDP | 内蔵GPU |
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Ryzen AI 9 HX 370 | ◎ | 37,699 | 12/24 | 2.0 / 5.1GHz | 28W – 54W | Radeon 890M |
Ryzen AI 9 365 | ◎ | 30,885 | 10/20 | 2.0 / 5.0GHz | 28W – 54W | Radeon 880M |
Ryzen 7 8840U | ◎ | 25,646 | 8/16 | 3.3 / 5.1GHz | 28W | Radeon 780M |
Ryzen 7 7840U | ◎ | 25,394 | 8/16 | 3.3 / 5.1GHz | 28W | Radeon 780M |
Apple M4 10コア | ◎ | 25,325 | 10/10 | 4.41GHz | 22W | Apple M4 GPU |
Core Ultra 7 155H | ◎ | 25,143 | 16/22 | 1.4 / 4.8GHz | 28W – 64W/115W | Intel Arc 8コア |
Snapdragon X Elite (X1E-84-100) | ◎ | 23,576 | 12/12 | 3.8 / 4.2GHz | 23W – 80W | Adreno X1-85(4.6TFLOPS) |
Snapdragon X Elite (X1E-78-100) | ◎ | 23,299 | 12/12 | 3.4GHz | 23W – 80W | Adreno X1-85(3.8TFLOPS) |
Core Ultra 5 135H | ◎ | 23,113 | 14/18 | 1.7 / 4.6GHz | 28W – 64W/115W | Intel Arc 7コア |
Snapdragon X Elite (X1E-80-100) | ◎ | 23,037 | 12/12 | 3.4 / 4.0GHz | 23W – 80W | Adreno X1-85(3.8TFLOPS) |
Snapdragon X Plus (X1P-64-100) | ◎ | 22,711 | 10/10 | 3.4GHz | 23W – 80W | Adreno X1-85(3.8TFLOPS) |
Apple M4 9コア | ◎ | 22,481 | 9/9 | 4.41GHz | 22W | Apple M4 GPU |
Core i7-1370P | 〇 | 21,803 | 14/20 | 1.9 / 5.2GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core Ultra 5 125H | ◎ | 21,552 | 14/18 | 1.2 / 4.5GHz | 28W – 64W/115W | Intel Iris Xe 7コア |
Ryzen 5 8640U | ◎ | 21,374 | 6/12 | 3.5 / 4.9GHz | 28W | Radeon 760M |
Ryzen 7 7735U | ◎ | 21,172 | 8/16 | 2.7 / 4.8GHz | 28W | Radeon 680M |
Ryzen 5 7640U | ◎ | 21,171 | 6/12 | 3.5 / 4.9GHz | 28W | Radeon 760M |
Ryzen 7 6800U | ◎ | 20,604 | 8/16 | 2.7 / 4.7GHz | 15W – 28W | Radeon 680M |
Core i5-1340P | ◎ | 20,556 | 12/16 | 1.9 / 4.6GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 80EU |
Core i7-1280P | 〇 | 20,442 | 14/20 | 1.8 / 4.8GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core i7-1360P | ◎ | 19,681 | 12/16 | 2.2 / 5.0GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core Ultra 7 258V | ◎ | 19,468 | 8/8 | 2.2 / 4.8GHz | 17W – 37W | Intel Arc 140V |
Ryzen 5 8540U | ◎ | 19,425 | 6/12 | 3.2 / 4.9GHz | 28W | Radeon 740M |
Core Ultra 7 256V | ◎ | 19,320 | 8/8 | 2.2 / 4.8GHz | 17W – 37W | Intel Arc 140V |
Ryzen 7 7730U | 〇 | 19,034 | 8/16 | 2.0 / 4.5GHz | 15W | Radeon RX Vega 8 |
Core Ultra 5 226V | ◎ | 18,922 | 8/8 | 2.2 / 4.5GHz | 17W – 37W | Intel Arc 130V |
Apple M3 | ◎ | 18,869 | 8/8 | 4.0GHz | 22W | Apple M3 GPU |
Ryzen 7 5800U | 〇 | 18,860 | 8/16 | 1.9 / 4.4GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 7 5825U | 〇 | 18,714 | 8/16 | 2.0 / 4.5GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 8 |
Core i5-1250P | ◎ | 18,117 | 12/16 | 1.7 / 4.4GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 80EU |
Core Ultra 5 125U | ◎ | 17,883 | 12/14 | 1.3 / 4.3GHz | 15W – 57W | Intel Graphics 4コア(Arc) |
Core i7-1270P | ◎ | 17,648 | 12/16 | 2.2 / 4.8GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core Ultra 7 165U | ◎ | 17,513 | 12/14 | 1.7 / 4.9GHz | 15W – 57W | Intel Graphics 4コア(Arc) |
Ryzen 5 7535U | ◎ | 17,419 | 6/12 | 2.9 / 4.6GHz | 28W | Radeon 660M |
Core i5-1240P | ◎ | 17,393 | 12/16 | 1.7 / 4.4GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 80EU |
Core i7-1260P | ◎ | 17,378 | 12/16 | 2.1 / 4.7GHz | 28W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core 7 150U | ◎ | 17,369 | 10/12 | 1.8 / 5.4GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 96EU |
Core 5 120U | ◎ | 17,340 | 10/12 | 1.4 / 5.0GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 80EU |
Ryzen 5 6600U | ◎ | 17,221 | 6/12 | 2.9 / 4.5GHz | 15W – 28W | Radeon 660M |
Ryzen 5 7530U | 〇 | 16,519 | 6/12 | 2.0 / 4.5GHz | 15W | Radeon RX Vega 7 |
Ryzen 7 5700U | 〇 | 15,825 | 8/16 | 1.8 / 4.3GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 8 |
Core i7-1355U | ◎ | 15,469 | 10/12 | 1.7 / 5.0GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 96EU |
Ryzen 5 5600U | 〇 | 15,343 | 6/12 | 2.3 / 4.2GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 7 |
Apple M2 | ◎ | 15,340 | 8/8 | 3.5GHz | 22W | Apple M2 GPU |
Ryzen 5 5625U | 〇 | 15,266 | 6/12 | 2.3 / 4.3GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 7 |
Core i5-1335U | ◎ | 14,934 | 10/12 | 1.3 / 4.6GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 80EU |
Core i3-1220P | ◎ | 14,420 | 10/12 | 1.5 / 4.4GHz | 28W – 64W | UHD Xe 64EU |
Apple M1 | ◎ | 14,130 | 8/8 | 3.2GHz | 15W – 20W | Apple M1 GPU |
Core i7-1255U | ◎ | 13,887 | 10/12 | 1.7 / 4.7GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 96EU |
Core i5-1235U | ◎ | 13,655 | 10/12 | 1.3 / 4.4GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 80EU |
Ryzen 7 4700U | 〇 | 13,482 | 8/8 | 2.0 / 4.1GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 7 |
Ryzen 5 5500U | 〇 | 13,280 | 6/12 | 2.1 / 4.0GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 7 |
Core i7-1265U | ◎ | 13,130 | 10/12 | 1.8 / 4.8GHz | 15W – 55W | Iris Xe G7 96EU |
Core i3-1315U | ◎ | 12,632 | 6/8 | 1.2 / 4.5GHz | 15W – 55W | UHD Xe 64EU |
Core i3-1215U | ◎ | 11,185 | 6/8 | 1.2 / 4.4GHz | 15W – 55W | UHD Xe 64EU |
Core i7-1195G7 | 〇 | 11,076 | 4/8 | 2.9 / 5.0GHz | 15W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core 3 100U | ◎ | 11,049 | 6/8 | 1.2 / 4.7GHz | 15W – 55W | UHD Xe 64EU |
Ryzen 5 4500U | 〇 | 11,015 | 6/6 | 2.3 / 4.0GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 6 |
Core i7-1185G7 | 〇 | 10,577 | 4/8 | 3.0 / 4.8GHz | 15W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Ryzen 3 5400U | 〇 | 11,540 | 4/8 | 2.6 / 4.0GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 6 |
Core i7-1165G7 | 〇 | 10,375 | 4/8 | 2.8 / 4.7GHz | 15W – 64W | Iris Xe G7 96EU |
Core i5-1135G7 | 〇 | 9,923 | 4/8 | 2.4 / 4.2GHz | 15W – 28W | Iris Xe G7 80EU |
Core i7-10710U | 〇 | 9,739 | 6/12 | 1.1 / 4.7GHz | 15W – 25W | UHD 620 |
Ryzen 3 5300U | 〇 | 9,735 | 4/8 | 2.6 / 3.8GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 6 |
Core i7-1160G7 | 〇 | 9,183 | 4/8 | 2.1 / 4.4GHz | 7W – 15W | Iris Xe G7 96EU |
Core i7-1065G7 | △ | 8,442 | 4/8 | 1.3 / 3.9GHz | 15W – 25W | Iris Plus G7 |
Core i3-N300 | ◎ | 8,064 | 8/8 | ? / 3.8GHz | 7W | UHD Xe 750 32EU |
Core i5-1035G4 | △ | 8,019 | 4/8 | 1.1 / 3.7GHz | 15W – 25W | Iris Plus G4 |
Ryzen 3 4300U | △ | 7,492 | 4/4 | 2.7 / 3.7GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 5 |
Core i5-1035G1 | △ | 7,487 | 4/8 | 1.0 / 3.6GHz | 15W – 25W | UHD G1 |
Core i7-10510U | △ | 6,687 | 4/8 | 1.8 / 4.9GHz | 15W – 25W | UHD 620 |
Ryzen 7 3700U | △ | 7,193 | 4/8 | 2.3 / 4.0GHz | 15W – 35W | Radeon RX Vega 10 |
Ryzen 5 3500U | △ | 7,001 | 4/8 | 2.1 / 3.7GHz | 15W – 35W | Radeon RX Vega 8 |
Core i5-10210U | △ | 6,259 | 4/8 | 1.6 / 4.2GHz | 15W – 25W | UHD 620 |
Core i3-1115G4 | 〇 | 6,153 | 2/4 | 3.0 / 4.1GHz | 15W – 28W | UHD Xe G4 48EU |
Intel N100 | 〇 | 5,630 | 4/4 | 1.0 / 3.4GHz | 6W | UHD Xe 24EU |
Intel N95 | 〇 | 5,451 | 4/4 | -3.4GHz | 15W | UHD Xe 16EU |
Core i7-10510Y | △ | 5,100 | 4/8 | 1.2 / 4.5GHz | 7W – 9W | UHD 615 |
Core i3-1005G1 | △ | 5,001 | 2/4 | 1.2 / 3.4GHz | 15W – 25W | UHD G1 |
Core i5-10210Y | △ | 4,640 | 4/8 | 1.0 / 4/0GHz | 7W – 9W | UHD 615 |
Athlon Gold 3150U | △ | 4,028 | 2/4 | 2.4 / 3.3GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 3 |
Core i3-10110U | △ | 3,943 | 2/4 | 2.1 / 4.1GHz | 15W – 25W | UHD 620 |
Athlon 300U | △ | 3,933 | 2/4 | 2.4 / 3.3GHz | 15W | Radeon RX Vega 3 |
Ryzen 3 3200U | △ | 3,829 | 2/4 | 2.6 / 3.5GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 3 |
Celeron N5100 | △ | 3,357 | 4/4 | 1.1 / 2.8GHz | 6W | UHD(24EU,Jasper Lake) |
Pentium Silver N6000 | △ | 3,078 | 4/4 | 1.1 / 3.0GHz | 6W – 20W | UHD(32EU,Jasper Lake) |
Pentium Gold 6500Y | △ | 3,016 | 2/4 | 1.1 / 3.4GHz | 5W | UHD 615 |
Athlon Silver 3050U | △ | 3,002 | 2/2 | 2.3 / 3.2GHz | 15W – 25W | Radeon RX Vega 2 |
Core i3-10100Y | △ | 2,955 | 2/4 | 1.3 / 3.9GHz | 5W – 7W | UHD 615 |
Core m3-8100Y | △ | 2,893 | 2/4 | 1.1 / 3.4GHz | 5W – 8W | UHD 615 |
Pentium Silver N5030 | △ | 2,614 | 4/4 | 1.1 / 3.1GHz | 6W | UHD 605 |
Pentium Silver N5000 | △ | 2,588 | 4/4 | 1.1 / 2.7GHz | 6W | UHD 605 |
Celeron N4120 | △ | 2,548 | 4/4 | 1.1 / 2.6GHz | 6W | UHD 600 |
Core i7-8500Y | △ | 2,484 | 2/4 | 1.5 / 4.2GHz | 5W | UHD 615 |
Celeron N4100 | △ | 2,442 | 4/4 | 1.1 / 2.4GHz | 6W | UHD 600 |
Core i5-8200Y | △ | 2,270 | 2/4 | 1.3 / 3.9GHz | 5W | UHD 615 |
Celeron N4500 | × | 2,018 | 2/2 | 1.1 / 2.8GHz | 6W | UHD(16EU,Jasper Lake) |
Celeron N4020 | × | 1,820 | 2/2 | 1.1 / 2.8GHz | 6W | UHD 600 |
Pentium 4425Y | △ | 1,690 | 2/4 | 1.7GHz | 6W | UHD 615 |
Pentium 4415Y | △ | 1,593 | 2/4 | 1.6GHz | 6W | HD 615 |
TDP(PL1)が35W以上の消費電力が多い代わりに高性能なモデルです。IntelとAMD製では末尾に「H」が付いているのが特徴です。主にゲーミングノートPCなどビデオカード搭載機に採用されています。一部TDPが28W~35Wのモデルもこちらに記載しています。
CPU名称 | コスパ | 性能 スコア | コア スレッド | クロック 定格 / 最大 | TDP | 内蔵GPU |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 9 7945HX | ◎ | 56,985 | 16/32 | 2.5 / 5.4GHz | 55W – 75W | Radeon 610M |
Core i9-13980HX | 〇 | 48,369 | 24/32 | 2.2 / 5.6GHz | 55W – 157W | UHD Xe 32EU |
Ryzen 9 7845HX | ◎ | 46,791 | 12/24 | 3.0 / 5.2GHz | 55W – 75W | Radeon 610M |
Core i9-13950HX | 〇 | 45,644 | 24/32 | 2.2 / 5.5GHz | 55W – 157W | UHD 770 |
Core i9-13900HX | 〇 | 44,968 | 24/32 | 2.2 / 5.4GHz | 55W – 157W | UHD Xe 32EU |
Apple M3 Max 16コア | ◎ | 39,951 | 16/16 | 4.06GHz | 57W | M3 Max 40コア GPU |
Apple M3 Max 14コア | ◎ | 35,319 | 14/14 | 4.06GHz | 50W | M3 Max 30コア GPU |
Core i9-12900HX | 〇 | 34,989 | 16/24 | 2.3 / 5.0GHz | 55W – 157W | UHD 770 |
Core i7-13700HX | 〇 | 34,463 | 16/24 | 2.0 / 5.0GHz | 55W – 157W | UHD 770 |
Ryzen 7 7745HX | ◎ | 32,853 | 8/16 | 4.0 / 5.2GHz | 55W – 75W | Radeon 610M |
Core i7-12800HX | 〇 | 33,169 | 16/24 | 2.0 / 4.8GHz | 55W – 157W | UHD 770 |
Core i9-12950HX | 〇 | 32,993 | 16/24 | 2.5 / 5.0GHz | 55W – 157W | UHD 770 |
Ryzen 9 7940HS | ◎ | 31,041 | 8/16 | 4.0 / 5.0GHz | 35W – 54W | Radeon 780M |
Core i9-13900H | 〇 | 30,262 | 14/20 | 2.6 / 5.4GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Ryzen 7 8845HS | ◎ | 28,991 | 8/16 | 3.8 / 5.1GHz | 35W – 54W | Radeon 780M |
Ryzen 9 8945HS | ◎ | 28,913 | 8/16 | 4.0 / 5.2GHz | 35W – 54W | Radeon 780M |
Core i9-12900H | 〇 | 28,725 | 14/20 | 2.5 / 5.0GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Core i7-13700H | ◎ | 28,676 | 14/20 | 2.4 / 5.0GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Core Ultra 9 185H | ◎ | 28,225 | 16/22 | 2.3 / 5.1GHz | 45W – 115W | Intel Iris Xe 8コア |
Core i9-12900HK | 〇 | 28,152 | 14/20 | 2.5 / 5.0GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Apple M3 Pro 12コア | ◎ | 27,049 | 12/12 | 4.06GHz | 35W | M3 Pro 18コア GPU |
Core i7-12700H | ◎ | 26,547 | 14/20 | 2.3 / 4.7GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Apple M2 Pro 12コア | ◎ | 26,435 | 12/12 | 3.5GHz | 40W | M2 Pro 19コア GPU |
Apple M2 Max | ◎ | 26,177 | 12/12 | 3.7GHz | 40W | M2 Max 38コア GPU |
Core i7-12800H | ◎ | 24,959 | 14/20 | 2.4 / 4.8GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 96EU |
Ryzen 9 6900HS | ◎ | 24,053 | 8/16 | 3.2 / 4.7GHz | 35W – 54W | Radeon 680M |
Apple M3 Pro 11コア | ◎ | 23,777 | 11/11 | 4.06GHz | 35W | M3 Pro 14コア GPU |
Core i7-12650H | 〇 | 23,683 | 10/16 | 2.3 / 4.7GHz | 45W – 115W | UHD Xe 64EU |
Ryzen 9 5980HX | ◎ | 23,584 | 8/16 | 3.3 / 4.8GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 7 6800H | ◎ | 23,518 | 8/16 | 3.2 / 4.7GHz | 45W – 54W | Radeon 680M |
Core i9-11980HK | △ | 23,470 | 8/16 | 2.6 / 5.0GHz | 45W – | UHD Xe 32EU |
Ryzen 5 7640HS | ◎ | 23,263 | 6/12 | 4.3 / 5.0GHz | 35W – 54W | Radeon 760M |
Ryzen 7 6800HS | ◎ | 22,995 | 8/16 | 3.2 / 4.7GHz | 35W – 54W | Radeon 680M |
Core i5-13500H | ◎ | 22,979 | 12/16 | 2.6 / 4.7GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 80EU |
Ryzen 9 5900HX | ◎ | 22,780 | 8/16 | 3.3 / 4.6GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Apple M1 Max | ◎ | 22,152 | 10/10 | 3.2GHz | 30W | M1 Max 32/24コアGPU |
Apple M2 Pro 10コア | ◎ | 21,980 | 10/10 | 3.7GHz | 45W | M2 Pro 16コア GPU |
Ryzen 9 5900HS | ◎ | 21,907 | 8/16 | 3.3 / 4.6GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Apple M1 Pro 10コア | ◎ | 21,690 | 10/10 | 3.2GHz | 30W | M1 Pro 16コア GPU |
Core i5-12500H | ◎ | 21,681 | 12/16 | 2.8 / 4.5GHz | 45W – 115W | Iris Xe G7 80EU |
Ryzen 9 5980HS | ◎ | 21,232 | 8/16 | 3.0 / 4.8GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 7 5800H | ◎ | 21,197 | 8/16 | 3.2 / 4.4GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Core i9-11900H | △ | 21,011 | 8/16 | 2.5 / 4.9GHz | 45W – | UHD Xe 32EU |
Core i7-11800H | △ | 20,834 | 8/16 | 2.3 / 4.6GHz | 45W – | UHD Xe 32EU |
Core i7-11850H | △ | 20,812 | 8/16 | 2.5 / 4.8GHz | 45W – | UHD Xe 32EU |
Ryzen 7 5800HS | ◎ | 20,502 | 8/16 | 2.8 / 4.4GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 9 4900H | 〇 | 19,289 | 8/16 | 3.3 / 4.4GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 7 4800H | 〇 | 19,155 | 8/16 | 3.0 / 4.2GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 7 |
Ryzen 9 4900HS | 〇 | 19,136 | 8/16 | 3.0 / 4.3GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 8 |
Ryzen 7 4800HS | 〇 | 18,945 | 8/16 | 2.9 / 4.2GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 7 |
Core i5-12450H | ◎ | 18,032 | 8/12 | 2.0 / 4.4GHz | 45W – 115W | UHD Xe G4 48EU |
Ryzen 5 5600H | 〇 | 17,439 | 6/12 | 3.3 / 4.2GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 6 |
Apple M1 Pro 8コア | ◎ | 17,360 | 8/8 | 3.2GHz | 30W | M1 Pro 14コア GPU |
Core i5-11400H | △ | 15,975 | 6/12 | 2.7 / 4.5GHz | 45W – | UHD Xe 750 |
Core i9-10980HK | △ | 15,794 | 8/16 | 2.4 / 5.3GHz | 45W – | UHD 630 |
Core i7-10875H | △ | 15,585 | 8/16 | 2.3 / 5.1GHz | 45W – | UHD 630 |
Ryzen 5 4600H | 〇 | 14,793 | 6/12 | 3.0 / 4.3GHz | 45W – 54W | Radeon RX Vega 6 |
Ryzen 5 4600HS | 〇 | 14,666 | 6/12 | 3.0 / 4.0GHz | 35W – 54W | Radeon RX Vega 6 |
Core i7-10750H | △ | 12,063 | 6/12 | 2.6 / 5.0GHz | 45W – | UHD 630 |
Core i7-11375H | △ | 12,049 | 4/8 | 3.3 / 5.0GHz | 35W – | Iris Xe G7 96EU |
Core i7-11370H | △ | 11,790 | 4/8 | 3.3 / 4.8GHz | 35W – | Iris Xe G7 96EU |
主流CPUの全体的な話
デスクトップ用
CPU名 | マルチ スレッド | シングル スレッド | ゲーミング ※高性能GPU | 消費電力 発熱 | NPU | |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Core Ultra 9(200) 24コア24スレッド 285K 等 | ★5.0 | ★5.0+ | ★4.5 | ★2.0 | 〇 ~13TOPS |
![]() | Ryzen 9 9950X 16コア32スレッド Ryzen 9 9950X | ★5.0 | ★5.0 | ★4.5 | ★2.0 | × |
![]() | Core i9(第13,14世代) 24コア32スレッド 13900K、14900K 等 | ★5.0 | ★5.0 | ★4.75 | ★1.25(K) | × |
![]() | Ryzen 9 7950系 16コア32スレッド 7950X、7950X3D 等 | ★5.0 | ★4.75 | ★4.75(X3D) ★4.5(その他) | ★2.75(X3D) ★1.75(X) | × |
![]() | Ryzen 9 9900X 12コア24スレッド Ryzen 9 9900X | ★4.5 | ★5.0 | ★4.5 | ★2.75(X) | × |
![]() | Ryzen 9 7900系 12コア24スレッド 7900X、7900X3D 等 | ★4.5 | ★4.75 | ★4.75(X3D) ★4.5(その他) | ★4.0(無印) ★3.0(X3D) ★2.25(X) | × |
![]() | Core Ultra 7(200) 20コア20スレッド 265K 等 | ★4.75 | ★5.0 | ★4.5 | ★2.75(K) | 〇 ~13TOPS |
![]() | Ryzen 7 9800X3D 8コア16スレッド | ★4.0 | ★5.0 | ★5.0+ | ★4.25(ゲーム) ★2.75(全コア負荷) | × |
![]() | Ryzen 7 9700X 8コア16スレッド Ryzen 7 9700X | ★4.0 | ★5.0 | ★4.5 | ★4.0(X) | × |
![]() | Core i7(第14世代) 20コア28スレッド 14700F、14700K 等 | ★4.5 | ★4.75 | ★4.75 | ★4.0(K無し) ★1.5(K) | × |
![]() | Ryzen 7 7800X3D 8コア16スレッド | ★3.75 | ★4.5 | ★5.0 | ★4.5(ゲーム) ★4.25(全コア負荷) | × |
![]() | Ryzen 7 7000 (X3D以外) 8コア16スレッド 7700X 等 | ★3.75 | ★4.75 | ★4.5 | ★4.0(無印) ★3.0(X) | × |
![]() | Ryzen 7(8000G) 8コア16スレッド 8700G 等 高性能内蔵GPU | ★3.5 | ★4.25 | ★3.75 | ★4.0 | 〇 ~16TOPS |
![]() | Ryzen 7 5000番台 8コア16スレッド 5700X 等 | ★3.25 | ★3.75 | ★4.5(X3D) ★4.0 | ★3.5 | × |
![]() | Core Ultra 5 245K(F) 14コア(6P+8E) 14スレッド | ★4.0 | ★4.75 | ★4.25 | ★3.75 | 〇 ~13TOPS |
![]() | Core i5-14600K(F) Core i5-13600K(F) 14コア(6P+8E) 20スレッド | ★4.0 | ★4.5 | ★4.5 | ★2.75 | × |
![]() | Core i5-14500 Core i5-13500 14コア(6P+8E) 20スレッド | ★3.75 | ★4.25 | ★4.25 | ★4.0 | × |
![]() | Ryzen 5 9600X 6コア12スレッド Ryzen 5 9600X | ★3.75 | ★4.75 | ★4.25 | ★4.0 | × |
![]() | Core i5-14400(F) Core i5-13400(F) 10コア(6P+4E) 16スレッド | ★3.5 | ★4.0 | ★4.0 | ★4.0 | × |
![]() | Ryzen 5 7000 6コア12スレッド 7600X 等 | ★3.5 | ★4.25 | ★4.25 | ★4.0(無印) ★3.5(X) | × |
![]() | Ryzen 5 8000G 6コア12スレッド 8600G 等 高性能内蔵GPU | ★3.25 | ★4.0 | ★3.75 | ★4.0 | × / 〇 ~13TOPS ※8600G~で有 |
![]() | Ryzen 5 5000番台 6コア12スレッド 5600X 等 | ★2.75 | ★3.5 | ★3.75 | ★4.0 | × |
デスクトップ用CPUは、Intelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流となっています。
2025年1月時点での最新モデルは「Core Ultra 200Sシリーズ」と「Ryzen 9000シリーズ」ですが、その前の世代でも市場でよく見掛ける内は評価を載せています。
※基本的にゲームのパフォーマンスを高めるのに最も重要なのはCPUではなくGPUであり、ゲーミング性能は高性能なグラッフィクボードと併用した場合なのでご注意ください。
ノートPC用
ノートPC用のCPUでは省電力性が重視される傾向がある点に注目です。また、ライトユーザーが多い事もあり、性能は最低限あればOKという見方の人も多いので、純粋な性能の高さよりも価格の安さとコスパを重視する人が多いのも特徴です(軽作業が快適にできるくらいの性能がある前提ではありますが)。
デスクトップPC用と同様に、Intelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流のCPUとなっていますが、MacBookがあったり、最近ではSnapdragon搭載のPCも台頭してきそうなど、やや勢力が分散していく可能性もデスクトップよりも高そうだったりはします。
とはいえ、全て触れると長くなりますし、現在ではまだIntelとAMDが圧倒的にシェアが多いので、ここではこの二つに絞って触れていきます。
2025年1月時点の最新モデルは、「Core Ultra 200V」と「Ryzen AI 300」シリーズです。ただし、この二つはWindowsの「Copilot+ PC」要件を満たすために高いNPU性能を備えたのが特徴で、価格が従来モデルよりも格段に高いAI PC用のプレミアムモデルという感じの位置付けになっています。
そのため、基本性能コスパ重視の主流シリーズは旧世代が未だに主流となっていますので、どちらかというとそちらメインです。
CPU名 | マルチ スレッド | シングル スレッド | 内蔵GPU | 省電力 | NPU性能 | |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Core Ultra 7 200V 8コア(4P+4E) 8スレッド 258V 等 | ★4.25 | ★4.75 | ★4.75 | ★4.0 | 40TOPS~ ※GPUにもAIエンジン (+53TOPS~) |
![]() | Ryzen AI 300(Zen 5) 10/12コア 20/24スレッド HX 370 等 | ★5.0 | ★4.75 | ★4.5 | ★4.0 | 50TOPS |
![]() | Core Ultra 7 100H 16コア(6P+8E+2LPE) 22スレッド 155H 等 | ★4.5 | ★4.5 | ★4.5 | ★3.5 | 11TOPS? |
![]() | Ryzen 7(Zen 4) 8コア16スレッド 7840U、8840U 等 | ★4.5 | ★4.5 | ★4.5 | ★4.0 | 10~16TOPS |
![]() | Core Ultra 5 100H 14コア(4P+8E+2LPE) 18スレッド 125H 等 | ★4.25 | ★4.5 | ★4.25 | ★3.5 | 11TOPS? |
![]() | Core Ultra 5/7 100U 12コア(2P+8E+2LPE) 16スレッド 125U 等 | ★4.0 | ★4.5 | ★3.75 | ★3.75 | 11TOPS? |
![]() | Core i7-P(第13世代) 12コア(4P+8E) 16スレッド ※12コアモデルのみ評価 1360P 等 | ★4.25 | ★4.5 | ★3.75 | ★3.5 | NPU無し |
![]() | Core 7 シリーズ1 Core i7-U(第13世代) 10コア(2P+8E) 12スレッド 150U、1355U 等 | ★4.0 | ★4.5 | ★3.75 | ★3.75 | NPU無し |
![]() | Ryzen 7(Zen 3+) 8コア16スレッド 7735U、6800U 等 | ★4.25 | ★4.25 | ★4.25 | ★4.0 | NPU無し |
![]() | Ryzen 7(Zen 3) 8コア16スレッド 7730U、5825U 等 | ★4.25 | ★4.0 | ★3.5 | ★4.0 | NPU無し |
![]() | Core i5-P(第13世代) 12コア(4P+8E) 16スレッド 1340P 等 | ★4.25 | ★4.25 | ★3.75 | ★3.5 | NPU無し |
![]() | Core 5 シリーズ1 Core i5-U(第13世代) 10コア(2P+8E) 12スレッド 130U、1335U 等 | ★4.0 | ★4.25 | ★3.75 | ★3.75 | NPU無し |
![]() | Ryzen 5(Zen 3+) 6コア12スレッド 7535U 等 | ★4.0 | ★4.25 | ★4.0 | ★4.0 | NPU無し |
![]() | Ryzen 5(Zen 3) 6コア12スレッド 7530U、5625U 等 | ★4.0 | ★4.0 | ★3.25 | ★4.0 | NPU無し |
![]() | Ryzen 5 7520U(Zen 2) 4コア8スレッド | ★3.25 | ★3.25 | ★3.25 | ★4.25 | NPU無し |
Core と Ryzen の性能評価 ※Core第13世代以降、Ryzen 7000以降 ※省電力モデル、競合モデル同士の比較 | |
---|---|
マルチスレッド | Ryzen AI 300 >> Core Ultra 100H ≧ Core Ultra 200V 、Ryzen 8040 / 7040 ≧ Ryzen 7035 / 7030 > Core(P)12コア ≧ Core(U) >> Ryzen(20) |
内蔵GPU | Core Ultra 200V > Ryzen AI 300 、Core Ultra 100H ≧ Ryzen 8040 / 7040 ≧ Ryzen 7035 > Core Ultra 100U、Core P / U >> Ryzen 7030 > Rzyen 7020 |
省電力性能(電力効率) | Core Ultra 200V > Ryzen AI 300 ≧ Ryzen 8040 / 7040 / 7020 ≧ Core Ultra 100U ≧ Ryzen 7035、Core Ultra 100H ≧ Ryzen 7030、Core U / P |
ノートPC向けプロセッサは、デスクトップ向けよりも内蔵GPUやNPU性能が重視される傾向があり、話が少し複雑になるので、下記から一部の主要シリーズについて軽く解説しています。
Core Ultra 200V:非常に優れたAI性能と電力面を持つけど、ものすごく高価
「Core Ultra 200V(Lunar Lake)」は非常に優れたAI性能と省電力性を持つのが魅力の最新シリーズです(2024年10月時点)。
NPUのAI性能は40TOPS~となっており、Windowsの「Copilot+ PC」要件を満たしています。更に、GPU側にも53TOPS~jのXMX AIエンジンが搭載されており、プロセッサ全体のAI性能は100TOPSを超えます。
競合のAIプロセッサとしては「Ryzen AI 300」「Snapdragon X Elite(初代)」「Apple M3/M4」が挙げられますが、プロセッサ全体ではそれらよりも格段に高いAI性能を持つため、次世代のAIプロセッサとしては最も強力と言えるのがまず強みです。
内蔵GPUの性能も競合モデルの中で最も高く、重めのゲームや動画編集にも対応できる性能があります。
更に、最新鋭プロセス採用と格段に効率の上がった効率コアのおかげで省電力性も優れており、Windows(x86系)対応ということもあり、ノートPC向けのプロセッサとしての実用性能は非常に優れています。
一方で弱点としては、CPUの最大性能の低さと価格の高さがあります。
まずCPUについては、合計8コア(4P+4E)で競合モデルよりもコア数が少ないため、マルチスレッド性能がやや低いです。特に「Ryzen AI 300」と比べるとその差はかなり大きいので、マルチスレッド性能コスパはかなり悪いです。
とはいえ、これは競合の高性能プロセッサと比べた場合の話であり、性能自体は普通に高性能なので、凄く重いCPU処理をたくさんする前提でなければ、そこまで困ることはないです。状況によってはデメリットではないので、用途次第です。
ただし、もう一つの弱点の価格はかなり痛いです。発売直後の搭載PCの価格は最安で17万円程度となっており、GeForce等のビデオカードを搭載しないPCとしてはかなり高価です。
高性能なゲーミングノートが検討できるレベルとなっているため、AI性能と電力面を重視しないならコスパは悪い点に注意が必要です。
Ryzen AI 300:圧倒的なマルチスレッド性能と高いNPU性能
「Ryzen AI 300」は省電力プロセッサとしては圧倒的に優れたマルチスレッド性能と優れたNPU・内蔵GPU性能が魅力の最新シリーズです(2024年10月時点)。
NPUのAI性能は最大50TOPSとなっており、Windowsの「Copilot+ PC」要件を満たしています。NPU単体の性能は競合モデルよりもやや高いです。ただし、「Core Ultra 200V」はGPU側にもAIエンジンが搭載されていますが、「Ryzen AI 300」のGPUにはAIエンジンが無いので、プロセッサ全体のAI性能では格段に劣る点に注意です。
「Ryzen AI 300」の大きな魅力は優れたCPU性能です。競合モデルは省電力性重視のため1コア=1スレッドの方式をとる中、全コア1コア=2スレッドのSMTを採用しているため、マルチスレッド性能が非常に優れています。
コアには高性能な「Zen 5」だけでなく、「Zen 5c」コアが含まれているため、そのマルチスレッド性能の高さの割には消費電力も多くないので、高負荷なCPU処理時のワットパフォーマンスは競合モデルを上回るのが魅力です。
また、内蔵GPU性能も優れており、重めのゲームや動画編集にも対応できます。また、Radeon 600M以降では「AFMF」というゲームのフレーム生成を使う事ができ、これがドライバ動作で非常に手軽なので、ゲームの実用性能は競合モデルよりも少し有利となっています。
ただし、「Core Ultra 200V」と同様に価格がものすごく高い点が弱点です。発売直後の搭載PCの価格は最安で17万円程度となっており、GeForce等のビデオカードを搭載しないPCとしてはかなり高価です。
普通に高性能なゲーミングノートが検討できるレベルとなっているため、NPU性能の高さや優れたマルチスレッド効率を重視しないならコスパは悪い点に注意が必要です。
Core Ultra 100H:優れた内蔵GPU性能を持ち、NPU搭載
「Core Ultra 100H(例」Core Ultra 7 155H)」は優れた内蔵GPU性能とNPU搭載が魅力のシリーズです。
内蔵GPU性能はモバイル版の「GeForce GTX 1650」に近いレベルとなっており、やや重めのゲームなどにも対応できます。
また、NPUを搭載しているのもポイントです。NPUのAI性能は11TOPSと言われており高性能ではありませんが、それでも簡単なAI処理はローカルで行える性能があるようです。
CPU性能は優れていますが、高負荷の効率はRyzenや「Core Ultra 200V」と比べるとやや劣る点に注意です。
搭載PCの価格は高価なものの、最安12万円~となっており、携帯型ゲーム機などでは10万円未満での採用も見られるので、「Core Ultra 200V」と比べると圧倒的に安価です。
グラフィック性能は「RTX 3050」搭載よりはやや低性能なものの、ゲーミングノートよりも省電力性は格段に上なので、モバイル性能や電力面を重視しつつグラフィック性能もそこそこ欲しいという場合には強力な選択肢です。
また、名前の似たモデルとして「Core Ultra 100U(例:Core Ultra 7 165U)」がありますが、そちらはCPUとGPUのコア数が削減されていて性能が大分劣るので、性能コスパ重視ならHモデルの方が強力です(ただし、少し安価でNPUの性能は変わらないので、出来るだけ安価にNPUを搭載したいならアリ)。
Ryzen 8040 / 7040(上位モデル):比較的安価で重めのゲームにも対応し、NPUも搭載
「Ryzen 8040 / 7040」の上位モデル(例:Ryzen 7 8840U、Ryzen 5 8640U)は比較的安価ながら明確な弱点が無く、総合コスパに優れるシリーズです。搭載PCは10万円未満でも多数の製品が見つかるため、対抗の「Core Ultra 100H」よりも安価です。ただし、8540U / 7540U以下のモデルはGPUコア数が大きく削減される上にNPU搭載も無くなる点に注意です。
上位モデルではGPUに「Radeon 780M / 760M」を搭載しており、対抗の「Core Ultra 100H」よりも少し低い性能となっていますが、ゲームではAMDのドライバ動作のフレーム生成機能「AFMF」を使えるため、重めのゲームにも思ったよりも対応できます。それでいて、Core Ultra 100Hよりも搭載PCの価格がやや安価なので、実用ゲーム性能コスパが優れているのが魅力です。ゲーミングノートよりも安価ながら重めのゲームにも対応できるCPUとなっています。
下3桁が640番以降のモデル(Ryzen 5 8640U等)ではNPUも搭載しています。最大TOPSは16なので高性能ではありませんが、軽めのAI処理ならローカルで対抗することができます。
CPU性能も優れており、効率も対抗のCore Ultra 100Hよりも優れています。
明確な性能面での優位性こそ無いものの、NPU搭載の高性能プロセッサとしては競合モデルよりも安価で、明確な弱点が無いのが魅力なのが「Ryzen 8040 / 7040(640番以降)」の上位モデルです。
よくわからずに高いものを買いたくないけど、次世代機能は一応取り入れておきたいという人にとっては無難な選択肢になると思います。
Ryzen 7035:安価で優れたCPUと内蔵GPU性能で、基本性能コスパが非常に良い
「Ryzen 7035(例:Ryzen 7 7735U)」は安価ながら優れた内蔵GPUを持つのが特に魅力のシリーズです。
内蔵GPUには「Radeon 680M / 660M」を搭載し、価格の割には優れた内蔵GPUを発揮します。性能自体は最新世代と比べると劣るものの、ゲームではAMDのドライバ動作のフレーム生成機能「AFMF」を使えるため、重めのゲームにも思ったよりも対応できるため、実用性能コスパが良いのが大きな魅力です。
CPUの性能も優れており、対抗の第13世代Core(例:Core i5-1235U等)を上回っておりコスパが良いです。
NPU搭載がないのと、AFMFを使っても重量級ゲームはまだ厳しい性能という点は留意しておく必要がありますが、最新CPUよりも明らかに安価な割には性能が優れていて基本性能コスパが良いのが魅力です。
ただし、ノートPCでは採用PCが少ないのが残念です。
Ryzen 7030:非常に安価でCPUコスパが良いけど、GPU性能が微妙
「Ryzen 7030(例:Ryzen 5 7530U)」は非常に安価でCPU性能コスパが優れるのが魅力のシリーズです。
少し古いアーキテクチャとプロセスを採用しているため、価格が他の現行モデルよりも安価なのが魅力です。しかし、CPU性能は最新モデルと比べても大きく劣るほどではないので、コスパが良いです。
しかし、GPUの「Vega」はさすがに古く、性能は競合モデルと比べると微妙な点には要注意です。純性能が大きく劣るのも問題ですが、AV1コーデックのハードウェアデコード機能が無いのも気になります。
AV1は将来性が高いと言われている映像コーデックで、今は正直無くても困ることはほとんどないですが、高画質動画を中心に採用が増えてきているので、長期利用を見据えるなら対応しておきたいです。
GPUは現在では様々な処理で役立てることが多いので、そこが低性能なのはやはりちょっと気になる所です。
第12,13世代Core(U):安さ重視PCの無難な選択肢
「第12,13世代Core U(例:Core i5-1335U)」は、安さ重視ノートPCの無難な選択肢です。
競合モデルは「Ryzen 7030」となっており、そちらと比べると価格やCPU性能はやや劣りますが、GPU性能は上回っています。そして、GPUにはAV1デコードサポートがある他、低価格機では削減されることも多いですが、外部接続端子やWi-Fiなどのインターフェース面も若干優れていることが多いです。
CPU性能はRyzen 7030には少し劣るものの、安さ重視PCは排熱性もあまり高くないことが多いですし、重い処理を前提とする人も少ないので、それよりもGPU性能の高さや機能性の方を重視する方が実用コスパは上になることが多いと思うので、個人的にはRyzen 7030よりはこちらの方が少しおすすめです。
はじめまして。
Adobeを使用しての動画編集を行っていきたいと考えておりノートパソコンの購入を考えてます。
家電量販店では、できるだけ価格を抑えたいといったところ
ASUSのCore i7 1165G7と Ryzen7 4700U を進められたのですがどちらがよいとおもわれますか?
動画編集にはシングルとマルチスレッドどちらがいい方がいいのでしょうか。
AdobeはIntelのほうが相性がいいとの記事をみたのですがどうでしょう。
また4Kとかを編集するわけではないからそこまでGPUも関係ないとか聞いたのですが
やはりBTOとかのほうがいいのかな…とかも考えています。
BTOは見に行ってないのでお店だったらどのくらいの価格かもわからないですし
初心者がBTOを使いこなせるのか不安です。
また、出来ればWordExcelも入れたいのでこれらを踏まえてどの選択がよいのかアドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いいたします。
はじめまして。
Adobe Premiereで外部GPU無しだと、4KだとRyzen APUは書き出し速度が遅くなる傾向があったと思います(CPUの問題なのか内蔵GPUの最適化の問題なのかはわかりませんが)。そのため、一応4Kも視野に入れるならCore i7-1165G7の方が適していると思います。ただ、4Kだと外部GPU搭載でないと処理が遅く辛いと思います。FHDなら基本的に気にするほどの差はなく、ソフトウェアエンコードならRyzen 7 4700Uの方が高速なくらいだと思います。
シングルスレッド性能とマルチスレッド性能については、動画編集ソフトでは処理によってGPUによる支援を受けるものもあるため、一概に判断するのは難しいかもしれません。一般的にはCPUによる書き出し(レンダリング)、エンコード等の高負荷な処理ではマルチスレッド性能が重要で、その他の主に負荷の小さい処理等ではシングルスレッド性能が重要という感じだと思います。ただ、内蔵GPU使用だとAdobe Premiereでは書き出しはIntel CPUの方が有利な傾向があります。
BTOの敷居を高く感じているようですが、そこまで気負うほどのものではないです。ただ、ノートPCだと外部GPU搭載品でもほとんどは既製品だと思います。Officeソフトについては、一部標準搭載で安いものもありますが、基本的には単純にOffice費用が加算されているだけの形になるので、深く気にする必要はありません。ただ、後から導入しようとするとやや高く付くのでその点は注意が必要だと思います。
返信ありがとうございます。
色々と調べてCore i7-1165G7のほうが動画編集にはよさそうだったのでこの2択ならこちらにしたいなと思いました。
因みにソフトウェアエンコードとはどのようなことでしょうか…?
BTOも普通の感覚でいいのですね!笑
どうもゲーマーとかのイメージだったので(;・∀・)
そして色々と調べているうちにAdobeを使うなら外部GPUがあるほうがいいとか
音声を付けたり今後4Kをすることになるなら外部GPUが必要と言っている方が多く、BTOのGPUがついているもののほうがいいのかなとだんだん迷ってきました、、、
家電量販店の方でもビジネスパソコンでも編集をしている人はいるしできますという人もいれば
上記のように仰る方もいて、実際ソフトを使用して何がどの程度変わるのかが分からないから素人には難しいですね。。。
まだ私は実際にどのようなことまで行うのかはちゃんと分かっていないから迷うというのもありますが…
きっとGPUがあるにこしたことはないと思いますが自分がどの程度までお金をかけれるかなんでしょうね(>_<)
そうですね。内蔵GPU利用ならCore i7-1165G7の方が上だと思うので良いと思います。
ソフトウェアエンコードというのはCPUによるエンコードのことになります。GPUも利用するハードウェアエンコードに比べて速度はかなり遅くなりますが、圧縮率や画質面では少しだけ有利とされているので、特に質を優先したい場合にはソフトウェアエンコードにする人も居るという感じになります。
実際FHDくらいまでなら最新CPUなら外部GPU無しでも十分対応可能だと思いますし、今後は4K等の高解像度が主流になるからという意見もわかります。仰る通り予算次第という感じになりますね…。
ただ、やはり4Kだと外部GPUが無いと処理時間的に辛いので、ある程度継続して動画制作を行っていく予定なら外部GPU搭載機の方が良いとは思います。
ありがとうございます!
そして何度もすみません。
おすすめ主要GPU性能比較表というページも見させていただきました。
Core i7-1165G7はGeForceMX350(スコア1326)と同程度と認識していますが外部GPUPCを購入する場合
どの程度の記載があるものを選んだら価値があるでしょうか?
また、今は価格が高騰しているとのことですが数か月以内でBTO商品が安くなることは考えられますか?
該当ページ記載のスコアは主にゲーミング性能に焦点を当てたものですが、MX350とCore i7-1165G7のXe G7は確かにチップの性能自体は近いと考えられます。
ただし、動画編集等においては「専用のビデオメモリがある」ということが結構重要なので、チップ性能自体は近くても専用のビデオメモリを持たないXe G7では動画編集面では比較になりません。
基本的に内蔵でない単体のGPU(外部)に搭載されるビデオメモリは、CPUが利用するメインメモリよりも圧倒的に高速なため、動画編集のような大量のデータを扱う処理の場合にはこれが非常に役に立ちます。
GPUの高騰が落ち着く時期についてですが、正直検討がつきません。ただ、外部GPU搭載のゲーミングノートやクリエイター向けノートではデスクトップほどは影響を受けていない印象なので、必要なら購入を検討しても良いと思います。
インテルとADMのどちらがいいのかわからなくてコメントさせて頂きます。
Lenovo IdeaPad Slim550を購入しようかとおもうのですが、スペックで悩んでいます。
用途は基本的なネットサーフィンやオフィス利用と動画編集です。
動画編集は動画をつないでテロップを入れる程度です。
・ADM
CPU AMD Ryzen 5 5500U ( 2.10GHz 3MB )
メモリ 8.0GB DDR4-3200 DDR4 オンボード 3200MHz
ストレージ 256GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
AMD Radeonグラフィックス
価格 66462円
・インテル
CPU インテル Core i5-1135G7 プロセッサー ( 2.40GHz 8MB )
メモリ 8.0GB DDR4-3200 DDR4 オンボード 3200MHz
ストレージ 256GB SSD, M.2 PCIe-NVMe
CPU内蔵 (インテル Iris Xe グラフィックス)
価格 72072円
もしかしたらこの性能すらいらない用途なのかもしれませんが、見解をお伺いできれば幸いです。
用途的にはどちらも十分な性能だと思います。4Kなどの高解像度の動画だと少し処理に時間が掛かってしまうかもしれないくらいだと思います。
個人的には価格の安くてマルチスレッド性能の高いRyzen 5 5500Uの方がコスパは良いと思います。バッテリー持ちも少し良いです。
ただし、Core i5-1135G7の方がシングルスレッド性能と内蔵グラフィック性能は少し高いので、グラフィック関連処理を重視するならCore i5-1135G7も悪くないと思います。
また、余談ですが、レノボ・ショッピングはWeb広告経由だと少し安くなることが多いです。URLの「ja/」の後ろに「jpad/」と付け足してみると該当ページになると思うので、良ければ確認してみてください。
有益な情報ありがとうございます。
参考に購入したいとおもいます。
ありがとうございました。
初めて、Inspiron 15 3000 プレミアム Ryzen 5 3500UとInspiron 15 3000 プラチナ Ryzen 7 3700UとInspiron 15 5000 プラチナ Ryzen 7 4700U
迷っています。
仕事では使用せず、写真を保存するぐらいで私用にて使用するだけです。
嫁がネットを見て動画を見ています。
何方か教えてください。
はじめまして。
写真を保存したりネットで動画を視聴する程度の用途でしたら、挙げられた機種のどれでも性能は十分すぎるほどです。
ただし、Ryzen 4000番台の方が新しいCPUで、性能は大幅に高くて電力効率が良いためおすすめです。挙げられた中だとRyzen 7 4700Uのモデルですね。
予算を抑えることも視野に入れるのでしたら、Ryzen 5 4500UというCPUの機種も恐らくあるかと思うので、そちらも検討されるとよろしいかと思います。
大変参考になる回答ありがとうございました。入学に間に合わなければ意味がないので現行機でなるべく良いものを探してみようと思います。
はじめまして、ノートpcの事を調べていたらこのサイトに辿りつきました。少しご教示お願いします。子供が来年4月から3Dゲームプログラマーの専門学校に進学予定でノートpcが必要なのですがtiger like hシリーズは入学式までに発売されると思いますか?また、dgpuにRTX3000シリーズも選択可能になるものでしょうか?もし、間に合うのなら待って見ようと思うのですが。宜しくお願いします。
はじめまして。
正直なところ、現時点ではどちらも具体的な登場時期についてはほとんど情報がないため何とも言えない、というのが本音です。申し訳ありません。
一応参考までに自分の意見を述べておくと、「RTX 30シリーズ」についてはもしかしたら一部製品の発売が間に合うかもしれません。ただし「Tiger Lake-H」については、過去の例を見る限りでは省電力モデルの登場から約半年後に登場する傾向があるという事を踏まえると、少なくとも4月までに手元に届くということは厳しい気がします。従来通りなら、搭載PCの発売が4月頃になるという感じだと思います。
また余談ですが、4月までという事ならRyzen 5000シリーズ(モバイル)の方がまだ望みがあるのではと思います。
最後にまた改めて言っておきますが、これらのことは何の確証もない予想ですので、あくまで参考までにしてくださいませ。
回答ありがとうございます。では、Ryzen5000シリーズでもRTX3000シリーズの搭載機種はでてくるものでしょうか?また、予想で構わないのでRyzen5000シリーズとtiger lake hシリーズとはどちらの方がcpu性能が上になると予想されます?
「Ryzen 5000」+「RTX3000」機種自体はその内出てくると思いますが、デスクトップと違いノートPCは発表から実際の発売まで多少ラグがあるケースが多いので、4月に間に合うかは微妙なところだと思います。特に今は情勢も特殊なので、手元に届くまでにどれだけの期間を要するかが見当が付かないです。
「Ryzen 5000」はリークではZen2とZen3アーキテクチャが混合された紛らわしいラインナップになるとされています。奇数番台(5700U等)はZen2、偶数番台(5800U等)はZen3といった感じです。
「Zen2」搭載分に関しては現行の4000シリーズと同じアーキテクチャなので、シングルスレッド性能は大幅に「Tiger Lake-H」の方が有利で、同コア数ならマルチスレッド性能もやや「Tiger lake-H」の方がやや有利か同等程度になるのではないかと予想します(現在登場している4コアのTiger Lake性能から想像して)。
「Zen3」搭載分に関してはデスクトップ版の性能を見る限り、「Tiger Lake-H」よりも「Zen3」の方がほぼ全面的に有利になると予想します。内蔵GPUについては96EUのXe Graphics採用モデルならTiger Lake側が若干有利となる気もしますが、dGPU搭載機を検討中ならあまり関係ないですね。
といった感じで、かなり雑な予想にはなりますが参考になれば…。
こんにちは。
初めてコメントします。
どうしても気になっているので質問させてください。
私は今、動画編集やFPSゲームをプレイするノートPCを購入と思っています。
せっかくなので、長く使えるものを購入しようと思っているのですが、
GALLERIA GCR1660TNF-Eと
GALLERIA GCL2060RGF-Tで迷っています。
CPUなどを考えると後者の方が良いと思うのですが、ストレージのカスタマイズを考えると後者かなと思っています(OSが入っているストレージには何も入れず、ソフトやゲームなどをOSの入っていない内蔵SSDに入れて、素材等は外付けHDDに入れようと思っています。)
ですが、知識が乏しくノートPCではストレージは2つ以上あった方が良いのか、ひとつの大きなストレージにOSやソフトを一緒にいれても問題ないのか分からず、どちらにしようか決めかねてます。
お忙しいとは思いますが、意見を伺えたらと思います。
また、Ryzen7 4800Hが搭載されているノートPCにも興味があるのですが、なかなか理想に合うものが発売されておらず、残念に思ってます。
そのようなPCは、これから発売されていくのでしょうか。
もしまだ発売されないのであれば、自らで自作しようと思うのですが、ノートPCの自作は浅い知識で可能なのでしょうか。
質問が多くなってしまい、もうしわけありません。
よろしくお願いいたします。
こんにちは。
ストレージの分け方は用途や人によって変わる部分です。なので、一概にこうした方が良いというのは無いと思います。
OSの入っているストレージにOS以外を入れないというのは、他データのバックアップをし易くしたり、OSやストレージそのものがおかしくなった際の手間やリスクを減らす事などが主目的だと思われますが、その辺りをどう判断するかというのは、当人の用途や安全上の意識の強さの問題だと思います。
ただ、ノートPCに関しては最近は内蔵ストレージは一つというのが主流だと思うので、内蔵SSD二つという使い方は一般的ではないかなとは思います。
OSの入っているストレージに他データやソフトを入れる事については、これも当人次第だとは思いますが、現在PCを利用されているほとんどの人はそうしていると思います。
何かあったらOSごと初期化しちゃえばいいやという感じの人が大半で、本当に無くなったら困るデータは外付けHDDに移すか、フォルダ・ファイル分けしておいてたまにバックアップする、という感じにしていれば被害は最小限に抑えられるだろうというのが多分普通です。
何にせよ、あや様は素材等の重要なデータは外付けHDDに保存されるようなので、正直どちらでも安全性的には変わらないかな…という印象です。
Ryzen 7 4800Hについては既に結構出ていて、ドスパラからも出ていたような…と思ったのですが、在庫切れになっていましたね。TUF Gaming A15などもコスパが良く人気だった印象でしたが、こちらも今は品薄みたいでした。
今在庫がある中でコスパが良さそうなのは
・MSI Bravo-15-A4DDR
・ASUS ROG Zephyrus G15(こっちは4800HSですが)
くらいでしょうか。
>自らで自作しようと思うのですが、ノートPCの自作は浅い知識で可能なのでしょうか。
詳しくは触れませんが、ノートPCの自作はPC初級者とかの話ではなくほぼ不可能に近いです。それに仮に多少実現できたとしても、ノートPC向けのCPUやGPUは基本OEM販売(メーカー専用)なので、恐らくカスタマイズ性は低すぎてやる意味がほぼないと思います。
お忙しい中、詳しい回答ありがとうございます。
追加の質問となります。ご容赦ください。
OSが入っているストレージに動画編集ソフトやゲームなどをいれると起動が重くなったりするというのを聞きかじったことがあります。
それはノートPCでも変わらないのでしょうか。
またそれを防ぐためにはどれくらいの容量のストレージがあれば安心でしょうか。
また、私はとねりん様の記事を読んで、今のノートPCはIntelよりRyzenの方がコスパ的に優れているのかなという印象を受けたのですが、この考え方で大丈夫でしょうか。
それを踏まえて、とねりん様に提示していただいたPCも候補に入れて考えたいなと思っております。
候補を提示していただけて本当に助かりました。
よろしくお願いいたします。
SSDやHDDのストレージの仕様はデスクトップもノートPCも基本的に同じなので、特性は同じです。
ただ、最近はストレージの性能も上がっていて、最近採用率の高いNVMe接続のM.2 SSDは非常に高速です。多少速度が落ちたところで、よほど大容量のデータ移動でない限りは気にならないレベルです。
どれぐらいの空き容量があればというのは諸説ある部分だと思いますが、個人的には2割~3割空いていれば十分かなと思っています。
現状のラインナップ的には、総合コスパはIntelよりRyzen 4000シリーズの方が良いと思います。
ただし、RyzenがCoreシリーズに劣っている点として、
グラボ搭載機の実際のゲーミング性能はCore iの方が少し良いので、ゲームのみに焦点を当てる場合はIntelの方がパフォーマンスは上になる点と、
現状のRyzenはThunderboltというものに対応していないという点もあるので、そこも一応注意が必要かと思います。
恐れ入ります。質問です。
質問に詳しい返信をされているので、お尋ねに至りました。
パソコン購入に際し迷っています。
パソコンに関する説明がされているページをあれこれ見ましたが、決めかねていました。
そこにこのページ。最もわかりやすく、私が知りたかったことも書かれていて、このページにたどり着けてよかったと思います。
ページ内情報を元に私なりに考え、かなり絞れたのですが、以下については判断がつきません。
・i7-9750H(当初はi7-10510Uにするつもりでしたが、U→Hに)とRyzen7‐4700Uではどちらがいいか。
・メモリは16GBでよいか(32GBでなくても16GBで十分か)
・HDDはなくてもいいと思っているが、あった方がよいのか。
・SSDは256GBでよいか、(512GBでなくても256GBで十分か)
・グラフィックスの性能は動画編集に影響を与えるか。(作業時間、導入可能なソフト、編集後の動画の画質、等。)
メーカーには特にこだわりません。
目について探しやすかったところで以下の候補を拾い上げただけです。
Ryzen7‐4700Uの良さそうなものは見つけられなかったので、候補にも挙げていませんが、Ryzen7‐4700Uでも構いません。
価格は、13万程度以下、出来たら10万程度を希望です(税抜価格)。
情報がないとわからないからと思って書いたら、長くなってしまい、申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
使用法
①動画編集。(高画質の動画撮影が出来るカメラを購入予定。)
編集には、現在はムービーメーカーを使用しています。将来は上位ソフト導入の可能性あり。
②Webサイトの作成。画像縮小ソフト、Win10のフォト、翻訳アプリ、OpenOfficeWriter、Web検索を同時に行う。
①②とも数時間連続で使用することが多い。
③海外も含め、家の外で使うことが多いので、ノートパソコンでないといけない。
最近HPとDELLを購入。
HPの方はすぐ電源が入らなくなり、②は問題なかったが①はどの程度出来るのか試せず不明。返金対応になり、再度の購入に際し迷っています。
DELL
動画が滑らかに動かず、作業がしにくい。OpenOfficeWriterでよく不具合が起こるのと、勝手に画面が大きくなったり、急にWebページが遷移するなど、②の用途でも使いにくい。
Inspiron 15 5000 シリーズ -5593
第10世代 インテル® Core™ i7-1065G7
プロセッサー (8MB キャッシュ, 最大 3.9GHzまで可能)
391-BEUX 15.6インチ FHD(1920×1080) 非光沢 LEDバックライト ノンタッチ スリムベゼルディスプ
レイ
16GB, 8GBx2, DDR4, 2666MHz 1
490-BFNW インテル® Iris Plus グラフィックス 共有 グラフィックスメモリー
555-BDBY 802.11ac 1×1 Wi-Fi & Bluetooth
619-AHLK Windows 10 Home (64ビット)
HP
【ダイレクトプラス限定!】 ENVY x360 13-ar0000
512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
Windows 10 Home (64bit)
AMD Ryzen 7 3700U (2.30-4.00/2)
13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ
16GB オンボード
AMD Radeon RX Vega 10 グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth
この2点購入以前は、2013年に購入したマウスコンピューターとパソコン工房のものを使用していました。
いずれも①②両用途で、ほとんどストレスなく使用出来ていましたが、マウスコンピューターの方がよかった印象です。
マウスコンピューターLB-F313X-SH、Windows 7、i7-3630QM、4コア2.40GHz、メモリ8G、mSATA128GB
パソコン工房 Lesance NB 15NB6000-i7-IGB、Windows 8、 i7-3630QM、 4コア8スレ2.40‐3.40GHz、メモリ4GB×2、128GBmSATA SSD、NVIDIAGeForceGT740M
購入候補
①~③マウスコンピューター
K700SNシリーズ
①M-Book K700SN-M2SH2 9日までの期間限定セールのため、価格はこれがこの3点中最安。過去に使用したものより性能は上だろうから、これでいいかな?と思ったり。
②M-Book K700SN-M2S5 SSD容量差の分、①より高くなっていると思うが、そのコスパは?
③M-Book K700SN-M2SH5 メモリ32GB512SSDまで必要とするか?多い方がいいだろうが、*①か②でで十分いけるというなら、上記でもいいのではないかという気がする。
④パソコン工房
iiyama STYLE-17FH055-i7-UHSVI [Windows 10 Home]
これも期間限定セールで安くなっています。携帯を考えると、17型は不便かなと思ったり。(大きさとバッテリー持ちの点で。)光学ドライブがあるのはいいですが。上記①と内容ほぼ同じ、光学ドライブ付きで少しですが安いので、コスパはこれが一番に思えます。
※元コメントの一部(外部サイトへのURL)を一部削除させていただいています。ご了承ください。
はじめまして。まずは頂いた質問についてざっと回答していきますね。
>i7-9750H(当初はi7-10510Uにするつもりでしたが、U→Hに)とRyzen7‐4700Uではどちらがいいか。
その両者なら、メーカー差を考えないならRyzen 7 4700Uの方が良いです。性能自体は近いですが、4700Uの方が消費電力が少なくワットパフォーマンスが大幅に勝ります。ただし、そもそも9750Hが一つ古い世代のもので、Core i7の45Wモデルが良いなら今は10750Hや10875Hの方が良いです。その二つならRyzen 7 4700Uよりは性能自体は高いです(ワットパフォーマンスは相変わらず大幅に負けますが)。
>メモリは16GBでよいか(32GBでなくても16GBで十分か)
複数のタスクを同時に行う際のメモリ使用状況は、実環境で試してみないとわからない部分なので何とも言えません。現在お使いになっているのが恐らく16GB?っぽいので、タスクマネージャー等からメモリの使用率等を確認して判断されるのがよろしいかと思います。また、小型や薄型を重視した機種でなければ、メモリの増設や交換は大体簡単にできるので、後からでも対応は可能です(一応自己責任にはなります)。
>HDDはなくてもいいと思っているが、あった方がよいのか。
使用者の用途次第です。いつでも保存したり開いたりしたいデータが数百GB~数TBある場合にはあった方が便利だとは思います。また、あった方が良かったとしても、使い勝手は多少悪くなりますが外付けHDD等で対応することは可能だと思います。
>SSDは256GBでよいか、(512GBでなくても256GBで十分か)
これも使用者の用途次第です。ただし、OS自体に容量がある程度取られてしまうので、音楽や画像を多く取り扱う人にとっては256GBは長く使うにはやや物足りなさそう気はします。
>グラフィックスの性能は動画編集に影響を与えるか。(作業時間、導入可能なソフト、編集後の動画の画質、等。)
扱うソフトや処理の種類やデータ量に変わってくるので確かなことは言えません。ただし、内蔵グラフィックだと、本格的なソフトでの高度な動画編集等では時間が掛かる可能性は否定できないという点は留意しておいて損はないと思います。
質問関連はここまでです。
まず、検討中機種関連ですが、以前に使われていたと言われるPC(Core i7-3630QM搭載機)でほぼストレスなく使用できていたのに、現在お使いのDELL機(Core i7-1065G7)で満足に動かないというのは、少なくとも性能的には不自然です。現在お使いのDELL機の方が全体的に性能は上となるはずです。なので、性能面以外のことが原因の可能性があると思います。
また、おすすめ機種等を案内するとしても、私がここのコメント欄で外部サイトのURLをぺたぺたと貼るのはちょっと問題があるかもしれませんので、出来ればメール等で連絡頂ければ幸いです(変な案内とかはしないので安心してください)。PCだったらサイドバー、モバイル端末ならページ最下部付近にあると思います。
すぐにご丁寧なご回答を頂き、有難うございました。
それなのにこちらからはお礼が遅くなり失礼致しました。
諸事情でこの2日ネット接続出来ず今やっと確認が出来たところです。
ご参考によいかとリンクを貼りましたが、そのために余計なお手数をおかけしまして、申し訳ありませんでした。
いきなりの質問に、大変丁寧に対応して頂き、有難うございます。
お言葉に甘えてメールさせて頂こうと思います。
頂いたご返事を読み直してから書きます。
少しお時間下さい。
またよろしくお願い致します。
処理が早いPC欲しくてRyzen9 3900xtのパソコンの購入を検討してます。
3900xtの評価は⚪︎で
3900xの評価は◎なんですが、3900xのほうがいいんですかね?
大きな買い物なので悩んでます。
性能が僅かな差しかないため、3900Xの方が価格が約5000円安い分コスパが良いということで、相対的に見て上の評価しています。
コスパ的な差なので、性能的に3900XTが3900Xと比較して劣っているということは無いので大丈夫です。
早速のご返信ありがとうございます。
相対的にそこまで差がないということですね。
参考になります。
だいたいFのあるなしでも同じスコアですが10900Kだけは、Fあるなしで違いが出るんですか?
10600が2つあるのは間違いですか?
いいえ、性能に関わる部分での末尾Fの有無の差は内蔵GPUだけなので、CPU性能はほぼ同じとなるはずです。10900KクラスのCPUとなるとPassMarkで300程度の差は誤差レベルなので、深く気にしなくて良いレベルです。
10600が2つあるのはこちらのミスです。申し訳ありません。古い方を削除しておきました。ご指摘ありがとうございます。
ご返信、ありがとうございます。大変参考になりました。
コロナ禍でテレワーク、オフィス、客先など持ち運ぶ事情を考慮すると、デスクトップという選択肢がありませんでした。
ですが、1台ですべて叶えるMobileはなさそうですね。タブレット化を妥協すればMSI「Prestige 14」やRAZER「BLADE STEALTH」なども候補に入るのですが、あとは私次第ということで、eGPUもご教示いただきましたし、そのあたりを駆使しながら対応できるパターンを検討出来ればと思います。
しかしながら、いろいろと有益な情報をいただきまして、ありがとうございました。
これからも、いろんな記事を楽しみにしております。
ごめんなさい。正直高価すぎて影が薄かったので失念していましたが、調べて見たら一つだけ要望を満たすかもしれない機種が一応ありました。「Core i7-1065G7」搭載の「SurfaceBook 3」というセパレートタイプの2 in 1PCです。今まで思い出せなかったのが、申し訳ないです…。Thunderbolt3には対応していませんが、グラボを搭載しているセパレートタイプの2 in 1PCです。多分このタイプでグラボを搭載している唯一の機種だと思います。登場時にレビュー記事はいくつか見たのですが、価格が高すぎる点以外は高評価だったと記憶しています。
あと、こちらはお調べになっているかもしれませんが、ENVY x360 Spectreの最上位モデルでもグラボ搭載で2 in 1PCがありました。こちらは約2.2kgと重い上、バッテリー持ちも悪いので持ち運びに向いているとは言えないですが…。
という感じで、お恥ずかしい限りですがご覧いただけると幸いです。
再度ご返信いただきありがとうございます。
さすが、いろいろご存知ですね。今までSurfaceシリーズは個人的にアンチな気持ちがあり、全く眼中に入っていませんでしたが、これは確かに待望の1台ですね。15インチはGeForce1660Ti はゲーミングノートレベルですね。
いろいろとありがとうございました。こちらを購入させていただきます。大変参考になりました!
また何かありましたら当サイトを参考にさせていただきます。
ただ、タブレット部のみだとバッテリー容量がかなり少ないので、そこは注意した方が良いかもしれません。
Surfaceは正直コスパ的にはあまり良くは無いというのはありますからね…。
中でもSurface Bookはあまりに高すぎて、おすすめされることはほとんど無い機種な気がします。即決するのは初めて見たかも…。
でも、大手企業の高額機だけあって本体の質は本当に良いと思います。
いえいえ、遠回りしてしまって申し訳ありませんでした。もっと精進したいと思います。
今後とも弊サイトをよろしくお願いします。
参考になる記事をありがとうございます。
現在、「Ryzen 7 4700U」搭載のノートAと、「Core i7-1065G7」搭載のノートBで購入を迷っております。
具体的には、hp の「ENVY x360 13-ay0000」と「Spectre x360 13-aw0000」。
CPUスコアだけで見ると「Ryzen 7 4700U」の方が圧倒かと思いますが、それだけの問題ではないのかと思います。
作業的にはOffice、まれに動画編集、まれに3D CAD を行いますが、やはり体感的にもこれらの作業で違いを感じるレベルになるでしょうか?
ちなみに、消費電力、発熱、本体価格は気にしておりません。
アドバイス、宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。挙げられている二つは類似モデルですが、恐らくSpectreの方が上位という位置づけで、バッテリー持ちが良いのと付加機能が充実していますね。
もうちょっと詳しく用途を聞いてみないとざっくりとした事しか答えられないですが、答えられる範囲で回答しますね。
まず、Officeは重い作業ではないので、どちらでも十分に快適に使えると思います。
動画編集や3DCADですが、基本的にCPUの処理性能よりグラフィック性能(GPU性能)の方が大きく影響する用途です。作業内容(データの質や規模)に大きく依存するので確かなことは言えないですが、一般的にはグラフィックボードを搭載して利用する事が推奨されている用途だと思います。挙げられた機種二つはどちらもCPU内蔵のGPU利用の機種です。「Ryzen 7 4700U」と「Core i7-1065G7」は内蔵にしては高性能なGPUが搭載されているので、軽めのものなら大丈夫だと思いますが、重いものだと厳しいと思います。
ちなみに、「Ryzen 7 4700U」と「Core i7-1065G7」は「CPU」としての処理性能は大きな差がありますが、内蔵GPUの性能は大きな差はないので、グラフィック面での用途では恐らく大きな差を感じるレベルにはならないと思います。ただ、一応内蔵GPUの性能も「Ryzen 7 4700U」の方が少しだけ上です。
という感じで、的外れかもしれないですがどうでしょうか。
ご返信、ありがとうございます。本ご返信と併せて他の記事も読ませていただき、大変参考になりました。
用途に関しては、Officeでドキュメントを作成しつつ、PVのために動画編集・エンコードをしつつ、ハードウェアの設計確認のために3D CADを開きつつ、、といった感じです。また、OracleVM VirtualBOX で仮想環境でLinuxを動かす場合もあります。
本当は、ASUSの「ROG Zephyrus G14」を選択したいところではございましたが、やはり携帯性を考えたのと、本2機種はタブレット化するという特徴もあり、候補に挙げておりました。
すみません、もう一つお聞きしたいのですが、「Ryzen 7 4700U」と「Core i7-1065G7」の上記の性能スコアについて、倍近い差が出ておりましたが、これについての見解はいかがでしょうか?
宜しくお願い致します。
用途の詳細ありがとうございます。
結構色んなものを同時起動しながらという感じなのですね。だとしたらやはりコア数は多い方が良いかと思うので、4コアのCore i7よりは8コアのRyzen 7の方が良いと思います。
また、動画編集やエンコードをしつつ、3DCADを開きつつ…という時点で、やはりグラフィックボードの利用はほぼ必須になるかなと思います。CPUの内蔵GPUにそこまでの高負荷な作業を求めるのは厳しいです。正直、そこまで高負荷な処理が重なると超ハイエンド機種でもモバイル端末では厳しい気もしますが…。
>本当は、ASUSの「ROG Zephyrus G14」を選択したいところではございましたが、やはり携帯性を考えたのと、本2機種はタブレット化するという特徴もあり、候補に挙げておりました。
「ROG Zephyrus G14」はグラボ搭載ながらそこそこ軽量の優秀な機種だと思います。MacならMacBook Proがあるので良かったですが、Windowsだと意外と似たような取り回しのPCが少なかったので、需要は高そうだと思っておりました。
2in1 PCでグラボを搭載した機種は、自分知る限り多分無い…ので、PPP様の要望全てを満たす「一台のPC」というのは無い、かもしれません…。
>「Ryzen 7 4700U」と「Core i7-1065G7」の上記の性能スコアについて、倍近い差が出ておりましたが、これについての見解はいかがでしょうか?
まず、PassMarkでもCinebenchでも倍のスコア差は出ていないので、倍近い差というのは見間違いだと思います。マルチスレッドでも1.4倍~1.5倍くらいの差となるはずです。この性能差はやはりコア数の差によるところが大きいです。「Ryzen 7 4700U」は8コア8スレッドで「Core i7-1065G7」は8スレッドですが4コアです。Ryzen 4000の省電力な7nmプロセスによる恩恵で、薄型PC向けのCPUでも8コア化が実現しているという感じになります。
ただ、結局全ての作業でCPUの全コアをフルで使うという訳ではないので、Core i7の4コアでも十分な作業であれば、総合スコア上では大きな差があっても快適度はほとんど変わらないということは全然あり得ます。
用途や要望をある程度聞いた上で、一応の対応策として、eGPUという外付けのGPUを利用するという手があります。高額な追加費用が掛かりますし、結構条件もあって使い勝手は正直良くは無いですが…。ただ、この方法では基本的にThunderbolt3というもの利用することになり、これはRyzen 4000シリーズでは対応製品が無いので、必然的にIntel製のCPUを利用することになります。先ほど挙げられた「Spectre x360 13」では対応しているようです。
モバイル端末だとどうしても色々と制約がありますし、デスクトップの方が性能が高いです。正直な感想でいうと、予算に余裕があるのであれば、「クリエイティブ作業をするPC」と「持ち運び用のPC」を別々で購入されるのが一番丸い気がします。