おすすめ主要CPUの性能比較・一覧表【2024年4月最新版】

2024年4月時点での主要CPU性能の比較一覧表です。新しめの主要CPUのみを掲載しているため、主にこれからPC購入を考えている人向けの比較表になります。
※価格は記事更新時点での主に価格.comやAmazonでの価格となっています。記事内の性能スコアはPassMarkのスコアです。


【例:デスクトップ向けCPU】
CPU名称 評価 性能スコア
コア
(スレッド)
TDP
クロック
定格 /最大
ワット
パフォーマンス
コスパ 参考価格
Core i7 8700K 16100 6(12) 95W 3.7 / 4.7GHz 169.5 0.397 41,000円
【例:ノートPC・タブレットPC向けCPU】
CPU名称
性能スコア
コア
スレッド
クロック
定格 / 最大
TDP
内蔵GPU
Core i7 8750H 12100 6 / 12 1.9 / 4.1GHz 45W UHD 630
各項目の説明

CPU名称:CPUの名称。
評価、コスパ:評価は管理人の主観的評価です。基本的に総合コスパとワットパフォーマンス重視で評価しています。特にノートPC向けCPUは、端末によって大きく違うので参考程度に。
性能スコア :特に有名なベンチマークのPassMarkのスコア。総合スコアのようなタイプのベンチマーク。
コア:CPUのコアの総数。多いほど多数の処理を並行して行う場合に有利に働く他、コア数が多いほどマルチスレッド性能も高くなり易いので、そちらのメリットも享受できる可能性が高いです。ただし、多いほど消費電力や発熱も多い傾向があるので注意が必要です。
スレッド:CPUのスレッドの総数。スレッドはシステム上で認識するコア数みたいなもの。「1コアあたり1スレッド」のCPUと「1コアあたり2スレッド」のCPUがある。

定格クロック:CPUの定格の周波数。仕様の異なるコアが複数存在する場合は高性能な方のコアのもの。
最大クロック:CPUのターボーブースト(TB)時の最大周波数。それぞれのコアで最大周波数が設定されており、全コアが表記の数値まで上昇する訳ではないので注意。仕様の異なるコアが複数存在する場合は高性能な方のコアのもの。
TDP:熱設計電力のこと。大体の消費電力の目安となる。表向きはベース電力、もしくはTDP PL1の値が表示されていることが多いですが、実質の最大消費電力はTDP PL2の値なので注意(2023年2月時点)。CPUによってはベース電力とTDP PL1が別に設定されていたりしてややこしいですが、その場合には低い方をPL1として扱っています。
電力効率:1WあたりのPassMarkスコア。TDP PL2を記載している表ではPL2で算出。
コスパ:1円あたりのPassMarkスコア。ただし、モバイル端末向けのCPUは具体的なCPU価格が不明で評価が難しいため未評価としています。
価格:おおよその市場価格。記事更新時点での主に価格.comやAmazonの最安値価格。
内蔵GPU:内蔵GPU(iGPU)の名称です。幅の関係で略称にしています。

今おすすめのCPU(デスクトップ用)
Core i9-14900K(F)/13900K(F):処理性能はトップクラスのハイエンドCPU(電力面はネック)
24コア32スレッドの第13,14世代のCore i9です。8つの高性能コア(Pコア)と16つの高効率コア(Eコア)という構成。Eコアを16コアも搭載することによって、マルチスレッド性能を格段に向上させたハイエンドCPUです。その驚異的なマルチスレッド性能は「Ryzen 9 7950X」に匹敵します。クロックも前世代から大幅に向上したこともあり、ゲーミング性能も非常に優れており、2023年3月時点であらゆる面でトップクラスのCPUです。ただし、価格は9万円程度と非常に高価な上、消費電力もとんでもなく多い点は注意です。特に消費電力は「Ryzen 9 7950X」や前世代のCore i9をも凌駕するほどなので要注意です。その性能の高さは素晴らしいですが、効率や扱いやすさを気にするならおすすめはしにくいハイエンドCPUです。また、第14世代と第13世代で性能はほぼ変わらないので、安い方でOKです。ただし、第14世代で冷却効率がやや向上しているようなので、同額かわずかな差レベルなら第14世代の方が良いです。
Ryzen 9 7950X3D:Core i9に匹敵するゲーミング性能で電力効率も圧倒的に良い。ただし、高すぎる価格がネック
「3D Va-Cache」を搭載したZen 4のRyzen 9の最上位モデルです。16コア32スレッドによる驚異的なマルチスレッド性能を持ちつつ、Core i9-13900Kに匹敵する2023年10月時点でトップクラスのゲーミング性能を持っています。第13,14世代のCore i9よりも電力効率が大幅に優れているため、総合性能的な意味ではトップのゲーミングCPUと呼べると思います。しかし、「3D V-Cache」搭載による、電力制限の上限値やクロックが7950Xよりもやや低くなっているため、マルチスレッド性能は若干劣ります(とはいえ実用性を左右するほではない)。ネックなのはやはり価格で、2023年10月時点では競合のCore i9よりも2万円前後も高価です。そのため、電力面を除く単純な性能コスパではCore i9の方が若干優れているため、Intelに対する信頼性も含めて意外と選ばれていない印象です。とはいえ、数万円の費用追加よりも効率を取りたい人用の最強クラスのゲーミングCPUです。
Core i7-14700K(F):Core i9より大幅に安い6万円台で、ほぼ変わらないゲーム性能とかなり近づいたマルチスレッド性能
20コア(8P+12E)28スレッドの第14世代のCore i7のK付きモデルです。前世代からEコアが4つ追加され、Core i9との差がEコア4つと小さくなったので、性能が大幅に近くなりました。それでいで価格はCore i9よりも安く、ゲーム性能もほぼ同等なので、実用コスパが優れています。ただし、消費電力も非常に多く、冷却要件はCore i9並みな点は注意。
Core i7-14700(F):20コアで6万円台前半の高コスパCPU
20コア(8P+12E)28スレッドの第14世代のCore i7のK無しモデルです。K無しモデルよりも消費電力が抑えられており、価格も少し安いです。20コアによるマルチスレッド性能は非常に高いですが、標準設定ではベース電力の65Wで基本稼働する様になっており、消費電力がかなり抑えられているため、K付きよりはマルチスレッド性能が一段落ちてしまいます。ただ、電力制限を調整(解除)することでK付きに近い性能まで引き上げることも可能なので、そのあたりの調整が出来る人にはK付きと実用性は大差なかったりします。ただし、標準設定のままでも発熱が少ないメリットもあり、電力制限を引き上げるなら高性能なクーラーが必要になるので、必要に応じて運用しましょう。
Core i5-14600K(F)/13600K(F):性能と価格が前世代のCore i7並みの高コスパCPU
14コア20スレッドの第13,14世代のCore i5のK付きモデルです。6つの高性能コア(Pコア)と8つの高効率コア(Eコア)という構成。Eコア追加によりマルチスレッド性能が大きく向上し、第12世代のCore i7以上の性能となりました。Core i5ですが価格的には第12世代のCore i7ポジションです。ハイエンド用途でも使える高性能さとコスパを求める場合に魅力的な高性能モデルです。第14世代と第13世代で性能はほぼ変わらないので、安い方でOKです。ただし、第14世代で冷却効率がやや向上しているようなので、同額かわずかな差レベルなら第14世代の方が良いです。
Core i5-14500 / Core i5-13500:3万円台後半~で14コア。コア単価が非常に安いCPU
第13,14世代Core i5のK無しの上位モデルです。14コア(6P + 8E)で3万円台後半という価格となっており、価格は3.7万円~(2024年1月時点)と安く、コア単価が非常に安いのが魅力です。ミドルレンジCPUとしてはマルチスレッド性能コスパが非常に優れています。デメリットとして、オーバークロックには非対応で電力制限も厳しめなので性能の伸び代が小さい点や、ハイエンドGPU使用時のゲーミング性能はCore i7以降には劣る点などあるのは留意ですが、この価格帯ではあまり気にならない点です。そのため、安さを重視しつつ空冷で十分なCPUでマルチスレッドコスパを追求するなら非常に魅力的な高コスパCPUです。ただし、残念ながらBTOなどではほとんど見掛けないモデルなので、半ば自作専用CPUだと思います。
Core i5-14400(F) / Core i5-13400(F):10コアで3万円台前半~という安さで、低価格構成で非常に強力
10コア(6P + 4E)16スレッドの第13,14世代のCore i5(下位)です。上位CPUと比べるとマルチスレッド性能は劣るもののコスパ自体は良く、重い処理でもこなせる性能ではあるので、安さ重視や、性能を持て余して費用を無駄にしたくない場合に向いているCPUです。ハイエンドGPU使用時がゲーム性能がやや低いのも弱点ではありますが、ハイエンド未満のGPUなら大した差ではありません。そのため、この価格のCPUでハイエンドGPUを採用する人はほとんど居ないため、実質的にはそこまで気にする必要がありません。安さ特化CPUでは非常に強力な選択肢です。
Ryzen 5 7600X/7600:約3万円前後でCore i5-13400(F)と同等の性能・コスパで、AM5の長期サポートを得られる
Zen 4で6コアのRyzen 5です。発売当初は高価だったために低価格PC用のCPUとして機能していませんでしたが、その後値下がりが進んだことで、価格・性能ともに「Core i5-13400F」に近い低価格PCで非常に強力なCPUとなりました。しかし、13400(F)よりもソケットのAM5のサポートは長期化が期待できる面で優位性があり、Coreと違い、RyzenではX3Dモデルの追加による旧シリーズ強化なども見込める関係で、後にCPUを交換をする場合を考えると一段有利なのが魅力です。BTOではまだ13400(F)よりも若干高価なことが多いので難しいですが、自作や一部構成では13400(F)とほぼ同額で導入できることもあるので、その場合にはちょっとおすすめです。
Ryzen 7 8700G/Ryzen 5 8600G:高性能内蔵GPUモデル
RyzenのRDNA 3アーキテクチャ内蔵GPU搭載モデルです。グラボ無しでも重めの3Dゲームや動画編集に対応が可能という、ライトユーザーには非常に魅力的なCPU(APU)です。AI用の「Ryzen AI」を搭載しているのも地味に嬉しいです。コア構成は、「Ryzen 7 8700G」はCPUは8コア16スレッドで、GPUは12コア(Radoen 780M)で、「Ryzen 5 8600G」はCPUは6コア12スレッドで、GPUは8コア(Radeon 760M)となっています。
8700Gと8600Gの内蔵GPUのコア数差(12 / 8)が気になると思いますが、コア数差の1.5倍ほどの差はなく、おおよそ1.2~1.3倍くらいの差です。重めの処理でなければ実用性面での差は意外と小さいので、CPU性能を重視しないなら8600Gでも意外と使用感の差は大きくなさそうな点も覚えておくと良いかもしれません。

今おすすめのCPU(ノートPC用)
Zen 3+ 以降のRyzen 7(Ryzen 7 8840U / Ryzen 7 7840U / Ryzen 7 7735U 等)
アーキテクチャに「Zen 3+ / Zen 4」が採用されているRyzen 6000~8000シリーズは、優れた電力効率と内蔵GPUを持っているのが魅力です。効率に優れるためバッテリー持続時間が長い傾向があり、最大の消費電力もCoreよりも低い設定となっているので、発熱が少なく静音性も期待できます。内蔵GPUには「Radeon 680M / 780M」というRDNA 2/3アーキテクチャのものが採用されており、内蔵GPUとしては非常に高い性能を発揮します。ゲームでは「GeForce GTX 1050 Ti」に迫る性能を持つため、軽いゲームなら非常に快適で、重いゲームも大体のものは動作自体は可能なレベルとなっています。動画編集もFHD以下くらいの軽いものならある程度対応可能です。対抗となるのは「Core Ultra H(シリーズ1)」ですが、そちらよりも基本的にやや安価なので、コスパでは若干上な印象です。
Core Ultra シリーズ1(Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 125H 等)
ようやく7nmに到達した「Meteor Lake」アーキテクチャ採用のIntelの新ブランド「Core Ultra」の第1世代(シリーズ1)です。プロセスの微細化のみならず、タイル設計(チップレット)への移行、GPU性能の向上、NPU(AI用ユニット)やLP Eコア(省電力効率コア)の導入などの多くの変更点が含まれるシリーズとなっています。
特に、内蔵GPU「Arc(Xe-LPG)」の性能は飛躍的な向上となっており、最上位のArc 8コアGPUは対抗のRyzen 8000の最上位の内蔵GPU「Radeon 780M」を上回る非常に高い性能を持ちます。ゲーム性能は「GeForce GTX 1650」にも匹敵するレベルとなっており、軽いゲームなら非常に快適で、重いゲームも大体動作は可能というレベルです。動画編集もFHD以下程度の軽めのものならある程度対応可能です。重量級のゲームや動画編集をしないなら、別途のビデオカードは不要なレベルです。
プロセス刷新により前世代までよりも効率も向上している他、LP Eコアのおかげで、特にアイドル時の消費電力削減に期待できるなど、前世代と比べると格段に向上しています。残念ながら、CPUとしての処理性能自体は前世代より良くなっている訳ではなく、効率も対抗のRyzenやApple Mシリーズを上回ると言えるほどではないですが、競争力は以前よりは高まっており、おすすめし易くなったと思います。
Core i5-1340P / Core i7-1360P 等(第12,13世代のCore i5 / i7の末尾P
第12,13世代のデフォルトTDPが28Wとやや高めに設定されている、Core i5 / i7のPモデルです。新しい「Core Ultra」が登場しましたが、在庫処分の値下がりに注目なモデルです。第12世代と第13世代はコア数は同じで性能差は小さいので、安い方でOKです。合計コア数が12~14(4P or 6P + 8E)と多くてマルチスレッド性能が高く、性能コスパに優れているのが魅力です。末尾U(例:Core i5-1335U)よりPコア(高性能コア)の数が多く、マルチスレッド性能が一段高いです。内蔵GPU性能や消費電力の多さでは対抗のRyzenにやや劣る点は注意ですが、採用製品が多くてお得な製品を探しやすいのが魅力です。
Core i5-1335U / Core i7-1355U 等(第12,13世代のCore i5 / i7の末尾U)
第12,13世代のデフォルトTDPが15Wと低めに設定されている、Core i5 / i7のUモデルです。比較的安価で、軽作業には十分な処理性能を提供してくれるため、低価格高コスパPC用としておすすめのシリーズです。第12世代と第13世代でコア数は基本同じで処理性能差もわずかなので、安い方でOKです。ただし、コア数合計は10コアと多いものの、高性能コア(Pコア)は2つしかなく、8個が省電力さ重視のEコアな点に注意。コア数の見栄えほどは高性能ではなく、軽作業には十分すぎる性能だけど、重い処理は厳しめといった感じ。採用製品が非常に多く、お得な製品が探しやすいのが特に大きな強みです。
Apple Mシリーズ(M1~M3 の 無印 / Pro / Max)
Apple開発のSoC(CPU)です。非常に優れた電力効率と優れたCPU性能と内蔵GPU性能を持ちます。最下位のM1無印モデルですら、エントリーグラボレベルの優れた内蔵GPU性能を持つため、重めの動画編集なども可能な対応力の高さが魅力です。CPU性能もスレッド数が少ない割には非常に優れており、重い処理も可能です。また、非常に電力効率が良く、重い作業をしていても消費電力がそこまで多くなく、バッテリー利用時でもパフォーマンスが落ちたり駆動時間が短くなりにくいのも持ち運びを頻繁に行う人には嬉しいです。ノートPCとして重要な要素全てを高いレベルで兼ね備えている、非常に完成度の高いSoCです。
ただし、Macにしか搭載されない点は注意です。優れたGPU性能ながら、多くの人気PCゲームはDirectX(Windows用)に最適化されているためネイティブ環境でプレイすることができません。その他のMac用に作られていないソフトについても、基本エミュレーション動作となるためパフォーマンスの低下や予期しないトラブルが発生する可能性がある点も注意が必要です。

【デスクトップ】主要CPUまとめ

デスクトップPC向けの主要CPU性能比較表です。クロックについて、高性能コア(Pコア)+高効率コア(Eコア)のような混合コア仕様の場合はPコアのクロックを表記しています。また、TDP PL1について、ベース電力が別に設定されていたりすることもありますが、低い方をPL1として表記しているためご注意ください。CPU名はAmazonへのリンクとなっています。

CPU名称 評価 性能
スコア
コア/
スレッド
TDP
PL1※
TDP
PL2
クロック
定格 / 最大
電力
効率
コスパ 参考価格
Ryzen 9 7950X
63,300
16/32
170W 230W 4.5 / 5.7GHz 84,980円
Ryzen 9 7950X3D
62,630
16/32
120W 162W 4.2 / 5.7GHz 97,280円
Core i9-14900K
60,820
24/32
125W 253W 3.2 / 6.0GHz 89,980円
Core i9-14900KF
60,820
24/32
125W 253W 3.2 / 6.0GHz 86,600円
Core i9-13900K
59,700
24/32
125W 253W 3.0 / 5.8GHz 89,480円
Core i9-13900KF
59,700
24/32
125W 253W 3.0 / 5.8GHz 86,700円
Core i7-14700K
53,500
20/28
125W 253W 3.4 / 5.6GHz 66,030円
Core i7-14700KF
53,500
20/28
125W 253W 3.4 / 5.6GHz 62,080円
Ryzen 9 7900X
52,500
12/24
170W 230W 4.7 / 5.6GHz 64,980円
Ryzen 9 7900X3D
51,300
12/24
120W 162W 4.4 / 5.6GHz 69,950円
Core i9-14900
50,530
24/32
65W 219W 2.0 / 5.8GHz 88,000円
Core i9-14900F
50,530
24/32
65W 219W 2.0 / 5.8GHz 83,560円
Ryzen 9 7900
49,340
12/24
65W 88W 3.7 / 5.4GHz 59,950円
Core i9-13900
47,970
24/32
65W 219W 2.0 / 5.6GHz 88,980円
Core i9-13900F
47,970
24/32
65W 219W 2.0 / 5.6GHz 83,980円
Core i7-14700
47,150
20/28
65W 219W 2.1 / 5.4GHz 60,980円
Core i7-14700F
47,150
20/28
65W 219W 2.1 / 5.4GHz 57,830円
Core i7-13700K
46,900
16/24
125W 253W 3.4 / 5.4GHz 61,800円
Core i7-13700KF
46,900
16/24
125W 253W 3.4 / 5.4GHz 60,480円
Ryzen 9 5950X
46,000
16/32
105W 142W 3.4 / 4.9GHz 69,000円
Core i7-13700
41,770
16/24
65W 219W 2.1 / 5.2GHz 60,980円
Core i7-13700F
41,770
16/24
65W 219W 2.1 / 5.2GHz 57,250円
Core i9-12900K
41,180
16/24
125W 241W 3.2 / 5.2GHz 61,800円
Core i9-12900KF
41,180
16/24
125W 241W 3.2 / 5.2GHz 57,980円
Ryzen 9 5900X
39,700
12/24
105W 142W 3.7 / 4.8GHz 56,180円
Ryzen 9 3950X
39,300
16/32
105W 142W 3.5 / 4.7GHz
Core i5-14600K
39,000
14/20
125W 181W 3.5 / 5.3GHz 48,950円
Core i5-14600KF
39,000
14/20
125W 181W 3.5 / 5.3GHz 44,480円
Core i5-13600K
38,300
14/20
125W 181W 3.5 / 5.1GHz 48,480円
Core i5-13600KF
38,300
14/20
125W 181W 3.5 / 5.1GHz 44,980円
Core i9-12900
37,500
16/24
65W 202W 2.4 / 5.1GHz 74,800円
Core i9-12900F
37,500
16/24
65W 202W 2.4 / 5.1GHz 59,800円
Ryzen 7 7700X
36,400
8/16
105W 142W 4.5 / 5.4GHz 43,980円
Ryzen 7 7700
35,500
8/16
65W 88W 3.8 / 5.3GHz 40,900円
Ryzen 7 7800X3D
35,150
8/16
120W 162W 4.2 / 5.0GHz 49,800円
Core i5-14500
34,600
14/20
65W 154W 2.6 / 5.0GHz 37,970円
Core i7-12700K
34,300
12/20
125W 190W 3.6 / 5.0GHz 49,450円
Core i7-12700KF
34,300
12/20
125W 190W 3.6 / 5.0GHz 46,280円
Ryzen 9 3900X
32,850
12/24
105W 142W 3.8 / 4.6GHz
Core i5-13500
32,280
14/20
65W 154W 2.5 / 4.8GHz 37,580円
Core i7-12700
32,220
12/20
65W 180W 2.1 / 4.9GHz 45,780円
Core i7-12700F
32,220
12/20
65W 180W 2.1 / 4.9GHz 42,580円
Ryzen 7 8700G
31,650
8/16
65W 88W 4.2 / 5.1GHz 50,970円
Ryzen 5 7600X
28,800
6/12
105W 142W 4.7 / 5.3GHz 34,800円
Ryzen 7 5800X
28,400
8/16
105W 142W 3.8 / 4.7GHz 32,600円
Ryzen 7 5800X3D
28,275
8/16
105W 142W 3.4 / 4.5GHz 45,980円
Ryzen 5 7600
28,200
6/12
65W 88W 3.8 / 5.1GHz 30,980円
Core i5-12600K
27,000
10/16
125W 150W 3.7 / 4.9GHz 37,200円
Core i5-12600KF
27,000
10/16
125W 150W 3.7 / 4.9GHz 34,000円
Ryzen 5 7500F
26,910
6/12
65W 88W 3.7 / 5.0GHz
Ryzen 7 5700X
26,700
8/16
65W 76W 3.4 / 4.6GHz 23,980円
Ryzen 7 5700X3D
26,530
8/16
105W 142W 3.0 / 4.1GHz 37,770円
Core i5-14400
26,290
10/16
65W 154W 2.5 / 4.7GHz 35,850円
Core i5-14400F
26,290
10/16
65W 154W 2.5 / 4.7GHz 32,120円
Core i5-13400
25,300
10/16
65W 154W 2.5 / 4.6GHz 35,480円
Core i5-13400F
25,300
10/16
65W 148W 2.5 / 4.6GHz 31,770円
Ryzen 5 8600G
25,150
6/12
65W 88W 4.3 / 5.0GHz 34,970円
Ryzen 7 5700G
24,700
8/16
65W 88W 3.8 / 4.6GHz 28,680円
Ryzen 7 5700
24,200
8/16
65W 76W 3.7 / 4.6GHz 27,700円
Ryzen 7 3700X
22,700
8/16
65W 88W 3.6 / 4.4GHz
Ryzen 5 5600X
22,100
6/12
65W 76W 3.7 / 4.6GHz 19,380円
Ryzen 5 8500G
21,800
6/12
65W 88W 3.5 / 5.0GHz 25,770円
Core i5-12600
21,800
6/12
65W 117W 3.3 / 4.8GHz
Ryzen 5 5600
21,300
6/12
65W 78W 3.5 / 4.4GHz 16,380円
Core i5-12500
20,900
6/12
65W 117W 3.0 / 4.6GHz
Ryzen 7 PRO 4750G
20,700
8/16
65W 88W 3.6 / 4.4GHz
Ryzen 5 5600G
20,300
6/12
65W 88W 3.9 / 4.4GHz 15,980円
Ryzen 5 5500
20,000
6/12
65W 88W? 3.6 / 4.2GHz 13,800円
Core i5-12400
19,700
6/12
65W 117W 2.5 / 4.4GHz 25,000円
Core i5-12400F
19,700
6/12
65W 117W 2.5 / 4.4GHz 21,780円
Core i9-9900K
18,900
8/16
95W 118W 3.6 / 5.0GHz
Core i9-9900KF
18,900
8/16
95W 118W 3.6 / 5.0GHz
Ryzen 5 3600X
18,300
6/12
95W 128W 3.8 / 4.4GHz
Ryzen 5 3600
17,780
6/12
65W 88W 3.6 / 4.2GHz
Ryzen 5 PRO 4650G
17,100
6/12
65W 88W 3.7 / 4.2GHz
Ryzen 5 4500
15,600
6/12
65W 88W 3.6 / 4.1GHz 10,000円
Core i3-14100
15,080
4/8
60W 89W 3.5 / 4.7GHz 22,200円
Core i3-14100F
15,080
4/8
58W 89W 3.5 / 4.7GHz 18,300円
Core i3-13100
14,700
4/8
60W 89W 3.4 / 4.5GHz 22,340円
Core i3-13100F
14,700
4/8
58W 89W 3.4 / 4.5GHz 17,820円
Core i3-12100
14,300
4/8
60W 89W 3.3 / 4.3GHz 17,900円
Core i3-12100F
14,300
4/8
58W 89W 3.3 / 4.3GHz 14,280円
Ryzen 5 3500
12,600
6/6
65W 88W 3.6 / 4.1GHz
Ryzen 3 4100
11,300
4/8
65W 88W 3.8 / 4.0GHz 6,980円
Intel 300
2/4
46W 3.7GHz 16,800円
Pentium G7400
6,900
2/4
46W 3.7GHz 12,980円
参考:Passmark

【ノートPC・タブレットPC向け】主要CPUまとめ

ノートPC・タブレットPC向けの主要CPU性能比較表です。クロックについて、高性能コア(Pコア)+高効率コア(Eコア)のような、混合コア仕様の場合は高性能コア(Pコア)のクロックを表記しているので注意してください。

TDPは、左側がPL1の数値で右側がPL2もしくは最大値です。ただし、モバイル版CPUにでは必要に応じてTDPをベンダーが調整できるため、表記の数値とは異なる可能性もあります。


【省電力モデル:~28W】
TDP(PL1)が28W以下の省電力モデルです。
CPU名称 コスパ
評価
性能
スコア
コア/
スレッド
クロック
定格 / 最大
TDP
内蔵GPU
Ryzen 7 7840U
25,394
8/16
3.3 / 5.1GHz 28W Radeon 780M
Core Ultra 7 155H
25,143
16/22
1.4 / 4.8GHz 28W – 64W/115W Intel Iris Xe 8コア
Core Ultra 5 135H
24,276
14/18
1.7 / 4.6GHz 28W – 64W/115W Intel Iris Xe 7コア
Core i7-1370P
21,803
14/20
1.9 / 5.2GHz 28W – 64W Iris Xe G7 96EU
Core Ultra 5 125H
21,552
14/18
1.2 / 4.5GHz 28W – 64W/115W Intel Iris Xe 7コア
Ryzen 7 7735U
21,172
8/16
2.7 / 4.8GHz 28W Radeon 680M
Ryzen 7 6800U
20,604
8/16
2.7 / 4.7GHz 15W – 28W Radeon 680M
Core i5-1340P
20,556
12/16
1.9 / 4.6GHz 28W – 64W Iris Xe G7 80EU
Core i7-1280P
20,442
14/20
1.8 / 4.8GHz 28W – 64W Iris Xe G7 96EU
Core i7-1360P
19,681
12/16
2.2 / 5.0GHz 28W – 64W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 7 7730U
19,034
8/16
2.0 / 4.5GHz 15W Radeon RX Vega 8
Apple M3
18,869
8/8
4.0GHz 22W Apple M3 GPU
Ryzen 7 5800U
18,860
8/16
1.9 / 4.4GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 8
Ryzen 7 5825U
18,714
8/16
2.0 / 4.5GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 8
Core i5-1250P
18,117
12/16
1.7 / 4.4GHz 28W – 64W Iris Xe G7 80EU
Core i7-1270P
17,648
12/16
2.2 / 4.8GHz 28W – 64W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 5 7535U
17,419
6/12
2.9 / 4.6GHz 28W Radeon 660M
Core i5-1240P
17,393
12/16
1.7 / 4.4GHz 28W – 64W Iris Xe G7 80EU
Core i7-1260P
17,378
12/16
2.1 / 4.7GHz 28W – 64W Iris Xe G7 96EU
Core 7 150U
17,369
10/12
1.8 / 5.4GHz 15W – 55W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 5 6600U
17,221
6/12
2.9 / 4.5GHz 15W – 28W Radeon 660M
Core Ultra 7 165U
16,756
12/14
1.7 / 4.9GHz 15W – 57W Intel Iris Xe 4コア
Core Ultra 5 125U
16,594
12/14
1.3 / 4.3GHz 15W – 57W Intel Iris Xe 4コア
Ryzen 5 7530U
16,519
6/12
2.0 / 4.5GHz 15W Radeon RX Vega 7
Ryzen 7 5700U
15,825
8/16
1.8 / 4.3GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 8
Core i7-1355U
15,469
10/12
1.7 / 5.0GHz 15W – 55W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 5 5600U
15,343
6/12
2.3 / 4.2GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 7
Apple M2
15,340
8/8
3.5GHz 22W Apple M2 GPU
Ryzen 5 5625U
15,266
6/12
2.3 / 4.3GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 7
Core i5-1335U
14,934
10/12
1.3 / 4.6GHz 15W – 55W Iris Xe G7 80EU
Core i3-1220P
14,420
10/12
1.5 / 4.4GHz 28W – 64W UHD Xe 64EU
Apple M1
14,130
8/8
3.2GHz 15W – 20W Apple M1 GPU
Core i7-1255U
13,887
10/12
1.7 / 4.7GHz 15W – 55W Iris Xe G7 96EU
Core i5-1235U
13,655
10/12
1.3 / 4.4GHz 15W – 55W Iris Xe G7 80EU
Ryzen 7 4700U
13,482
8/8
2.0 / 4.1GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 7
Ryzen 5 5500U
13,280
6/12
2.1 / 4.0GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 7
Core i7-1265U
13,130
10/12
1.8 / 4.8GHz 15W – 55W Iris Xe G7 96EU
Core i3-1315U
12,632
6/8
1.2 / 4.5GHz 15W – 55W UHD Xe 64EU
Core i3-1215U
11,185
6/8
1.2 / 4.4GHz 15W – 55W UHD Xe 64EU
Core i7-1195G7
11,076
4/8
2.9 / 5.0GHz 15W – 64W Iris Xe G7 96EU
Core 3 100U
11,049
6/8
1.2 / 4.7GHz 15W – 55W UHD Xe 64EU
Ryzen 5 4500U
11,015
6/6
2.3 / 4.0GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 6
Core i7-1185G7
10,577
4/8
3.0 / 4.8GHz 15W – 64W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 3 5400U
11,540
4/8
2.6 / 4.0GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 6
Core i7-1165G7
10,375
4/8
2.8 / 4.7GHz 15W – 64W Iris Xe G7 96EU
Core i5-1135G7
9,923
4/8
2.4 / 4.2GHz 15W – 28W Iris Xe G7 80EU
Core i7-10710U
9,739
6/12
1.1 / 4.7GHz 15W – 25W UHD 620
Ryzen 3 5300U
9,735
4/8
2.6 / 3.8GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 6
Core i7-1160G7
9,183
4/8
2.1 / 4.4GHz 7W – 15W Iris Xe G7 96EU
Core i7-1065G7
8,442
4/8
1.3 / 3.9GHz 15W – 25W Iris Plus G7
Core i3-N300
8,064
8/8
? / 3.8GHz 7W UHD Xe 750 32EU
Core i5-1035G4
8,019
4/8
1.1 / 3.7GHz 15W – 25W Iris Plus G4
Ryzen 3 4300U
7,492
4/4
2.7 / 3.7GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 5
Core i5-1035G1
7,487
4/8
1.0 / 3.6GHz 15W – 25W UHD G1
Core i7-10510U
6,687
4/8
1.8 / 4.9GHz 15W – 25W UHD 620
Ryzen 7 3700U
7,193
4/8
2.3 / 4.0GHz 15W – 35W Radeon RX Vega 10
Ryzen 5 3500U
7,001
4/8
2.1 / 3.7GHz 15W – 35W Radeon RX Vega 8
Core i5-10210U
6,259
4/8
1.6 / 4.2GHz 15W – 25W UHD 620
Core i3-1115G4
6,153
2/4
3.0 / 4.1GHz 15W – 28W UHD Xe G4 48EU
Intel N100
5,630
4/4
1.0 / 3.4GHz 6W UHD Xe 24EU
Intel N95
5,451
4/4
-3.4GHz 15W UHD Xe 16EU
Core i7-10510Y
5,100
4/8
1.2 / 4.5GHz 7W – 9W UHD 615
Core i3-1005G1
5,001
2/4
1.2 / 3.4GHz 15W – 25W UHD G1
Core i5-10210Y
4,640
4/8
1.0 / 4/0GHz 7W – 9W UHD 615
Athlon Gold 3150U
4,028
2/4
2.4 / 3.3GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 3
Core i3-10110U
3,943
2/4
2.1 / 4.1GHz 15W – 25W UHD 620
Athlon 300U
3,933
2/4
2.4 / 3.3GHz 15W Radeon RX Vega 3
Ryzen 3 3200U
3,829
2/4
2.6 / 3.5GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 3
Celeron N5100
3,357
4/4
1.1 / 2.8GHz 6W UHD(24EU,Jasper Lake)
Pentium Silver N6000
3,078
4/4
1.1 / 3.0GHz 6W – 20W UHD(32EU,Jasper Lake)
Pentium Gold 6500Y
3,016
2/4
1.1 / 3.4GHz 5W UHD 615
Athlon Silver 3050U
3,002
2/2
2.3 / 3.2GHz 15W – 25W Radeon RX Vega 2
Core i3-10100Y
2,955
2/4
1.0 / 4.0GHz 7W – 9W UHD 615
Core m3-8100Y
2,893
2/4
1.1 / 3.4GHz 5W UHD 615
Pentium Silver N5030
2,614
4/4
1.1 / 3.1GHz 6W UHD 605
Pentium Silver N5000
2,588
4/4
1.1 / 2.7GHz 6W UHD 605
Celeron N4120
2,548
4/4
1.1 / 2.6GHz 6W UHD 600
Core i7-8500Y
2,484
2/4
1.5 / 4.2GHz 5W UHD 615
Celeron N4100
2,442
4/4
1.1 / 2.4GHz 6W UHD 600
Core i5-8200Y
2,270
2/4
1.3 / 3.9GHz 5W UHD 615
Celeron N4500 ×
2,018
2/2
1.1 / 2.8GHz 6W UHD(16EU,Jasper Lake)
Celeron N4020 ×
1,820
2/2
1.1 / 2.8GHz 6W UHD 600
Pentium 4425Y
1,690
2/4
1.7GHz 6W UHD 615
Pentium 4415Y
1,593
2/4
1.6GHz 6W HD 615
参考:Passmark

【性能重視モデル:35W~】
TDP(PL1)が35W以上の消費電力が多い代わりに高性能なモデルです。IntelとAMD製では末尾に「H」が付いているのが特徴です。主にゲーミングノートPCなどビデオカード搭載機に採用されています。一部TDPが28W~35Wのモデルもこちらに記載しています。
CPU名称
コスパ
性能
スコア
コア
スレッド
クロック
定格 / 最大
TDP
内蔵GPU
Ryzen 9 7945HX
56,985
16/32
2.5 / 5.4GHz 55W – 75W Radeon 610M
Core i9-13980HX
48,369
24/32
2.2 / 5.6GHz 55W – 157W UHD 770
Ryzen 9 7845HX
46,791
12/24
3.0 / 5.2GHz 55W – 75W Radeon 610M
Core i9-13950HX
45,644
24/32
2.2 / 5.5GHz 55W – 157W UHD 770
Core i9-13900HX
44,968
24/32
2.2 / 5.4GHz 55W – 157W UHD 770
Apple M3 Max 16コア
39,951
16/16
4.06GHz 57W M3 Max 40コア GPU
Apple M3 Max 14コア
35,319
14/14
4.06GHz 50W M3 Max 30コア GPU
Core i9-12900HX
34,989
16/24
2.3 / 5.0GHz 55W – 157W UHD 770
Core i7-13700HX
34,463
16/24
2.0 / 5.0GHz 55W – 157W UHD 770
Ryzen 7 7745HX
32,853
8/16
4.0 / 5.2GHz 55W – 75W Radeon 610M
Core i7-12800HX
33,169
16/24
2.0 / 4.8GHz 55W – 157W UHD 770
Core i9-12950HX
32,993
16/24
2.5 / 5.0GHz 55W – 157W UHD 770
Ryzen 9 7940HS
31,041
8/16
4.0 / 5.0GHz 35W – 54W Radeon 780M
Core i9-13900H
30,262
14/20
2.6 / 5.4GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 7 8845HS
29,892
8/16
3.8 / 5.1GHz 35W – 54W Radeon 780M
Core i9-12900H
28,725
14/20
2.5 / 5.0GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Core i7-13700H
28,676
14/20
2.4 / 5.0GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Core i9-12900HK
28,152
14/20
2.5 / 5.0GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Apple M3 Pro 12コア
27,049
12/12
4.06GHz 35W M3 Pro 18コア GPU
Core Ultra 155
26,550
16/22
3.8 / 4.9GHz 28W – 64W/115W Intel Iris Xe 8コア
Core i7-12700H
26,547
14/20
2.3 / 4.7GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Apple M2 Pro 12コア
26,435
12/12
3.5GHz 40W M2 Pro 19コア GPU
Apple M2 Max
26,177
12/12
3.7GHz 40W M2 Max 38コア GPU
Core i7-12800H
24,959
14/20
2.4 / 4.8GHz 45W – 115W Iris Xe G7 96EU
Ryzen 9 6900HS
24,053
8/16
3.2 / 4.7GHz 35W – 54W Radeon 680M
Apple M3 Pro 11コア
23,777
11/11
4.06GHz 35W M3 Pro 14コア GPU
Core i7-12650H
23,683
10/16
2.3 / 4.7GHz 45W – 115W UHD Xe 64EU
Ryzen 9 5980HX
23,584
8/16
3.3 / 4.8GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 8
Ryzen 7 6800H
23,518
8/16
3.2 / 4.7GHz 45W – 54W Radeon 680M
Core i9-11980HK
23,470
8/16
2.6 / 5.0GHz 45W –  UHD Xe 750
Ryzen 5 7640HS
23,263
6/12
4.3 / 5.0GHz 35W – 54W Radeon 760M
Ryzen 7 6800HS
22,995
8/16
3.2 / 4.7GHz 35W – 54W Radeon 680M
Core i5-13500H
22,979
12/16
2.6 / 4.7GHz 45W – 115W Iris Xe G7 80EU
Ryzen 9 5900HX
22,780
8/16
3.3 / 4.6GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 8
Apple M1 Max
22,152
10/10
3.2GHz 30W M1 Max 32/24コアGPU
Apple M2 Pro 10コア
21,980
10/10
3.7GHz 45W M2 Pro 16コア GPU
Ryzen 9 5900HS
21,907
8/16
3.3 / 4.6GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 8
Apple M1 Pro 10コア
21,690
10/10
3.2GHz 30W M1 Pro 16コア GPU
Core i5-12500H
21,681
12/16
2.8 / 4.5GHz 45W – 115W Iris Xe G7 80EU
Ryzen 9 5980HS
21,232
8/16
3.0 / 4.8GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 8
Ryzen 7 5800H
21,197
8/16
3.2 / 4.4GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 8
Core i9-11900H
21,011
8/16
2.5 / 4.9GHz 45W –  UHD Xe 750
Core i7-11800H
20,834
8/16
2.3 / 4.6GHz 45W –  UHD Xe 750
Core i7-11850H
20,812
8/16
2.5 / 4.8GHz 45W –  UHD Xe 750
Ryzen 7 5800HS
20,502
8/16
2.8 / 4.4GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 8
Ryzen 9 4900H
19,289
8/16
3.3 / 4.4GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 8
Ryzen 7 4800H
19,155
8/16
3.0 / 4.2GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 7
Ryzen 9 4900HS
19,136
8/16
3.0 / 4.3GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 8
Ryzen 7 4800HS
18,945
8/16
2.9 / 4.2GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 7
Core i5-12450H
18,032
8/12
2.0 / 4.4GHz 45W – 115W UHD Xe G4 48EU
Ryzen 5 5600H
17,439
6/12
3.3 / 4.2GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 6
Apple M1 Pro 8コア
17,360
8/8
3.2GHz 30W M1 Pro 14コア GPU
Core i5-11400H
15,975
6/12
2.7 / 4.5GHz 45W –  UHD Xe 750
Core i9-10980HK
15,794
8/16
2.4 / 5.3GHz 45W –  UHD 630
Core i7-10875H
15,585
8/16
2.3 / 5.1GHz 45W –  UHD 630
Ryzen 5 4600H
14,793
6/12
3.0 / 4.3GHz 45W – 54W Radeon RX Vega 6
Ryzen 5 4600HS
14,666
6/12
3.0 / 4.0GHz 35W – 54W Radeon RX Vega 6
Core i7-10750H
12,063
6/12
2.6 / 5.0GHz 45W –  UHD 630
Core i7-11375H
12,049
4/8
3.3 / 5.0GHz 35W –  Iris Xe G7 96EU
Core i7-11370H
11,790
4/8
3.3 / 4.8GHz 35W –  Iris Xe G7 96EU
参考:Passmark

主流CPUの全体的な話

デスクトップ用

総合ざっくり評価
CPU名
マルチ
スレッド
シングル
スレッド
ゲーミング
消費電力
発熱
Core i9(第13,14世代)
24コア(8P+16E)
32スレッド
4.75
4.75
4.75
1.5(第14世代)
1.25(第13世代)
Ryzen 9(7000)
16コア32スレッド
12コア24スレッド
4.75(16コア)
4.25(12コア)
4.5
4.75(X3D)
4.5(X3D以外)
1.75(16コア)
2.5(12コア)
Core i7(第14世代)
20コア(8P+12E)
28スレッド
4.5(K)
4.75
4.75
1.5(K)
Core i7(第13世代)
16コア(8P+8E)
20スレッド
4.25(K付き)
4.0(無印)
4.5
4.75
1.75(K付き)
3.75(無印)
Ryzen 7(7000)
8コア16スレッド
3.75
4.5
4.75(X3D)
4.5(X3D以外)
3.5
Core i5 K(第13,14世代)
14コア(6P+8E)
20スレッド
4.0
4.25
4.5
2.75
Ryzen 5(7000)
6コア12スレッド
3.25
4.25
4.5
4.0
Core i5 無印(第13世代)
10~14コア(6P + 4-8E)
16~20スレッド
3.75(14コア)
3.25(10コア)
4.0
4.0
4.0
※ゲーム性能はハイエンドGPUと併用した場合
ざっくり評価まとめ(デスクトップ用CPU)
第13,14世代Core と Ryzen 7000
※良い方が左
シングルスレッド Core > Ryzen
マルチスレッド 9:Core Ryzen
その他:Core > Ryzen
ゲーミング CoreRyzen(X3D)Ryzen(その他)Core(i5無印以下)
消費電力と効率 RyzenCore
総合コスパ Core > Ryzen

デスクトップ用CPUは、Intelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流となっており、「Core i7 VS Ryzen 7」のように、同じモデルナンバーの製品が対抗製品となっています。

2023年10月時点での最新モデルは「第13,14世代Coreシリーズ」と「Ryzen 7000シリーズ」です。Coreシリーズが2世代対象になっているのは、第14世代が第13世代のリフレッシュ版であり、ハードウェアの基盤のシステム面での変更が無かったためです(アーキテクチャとダイが同じ)。

第13,14世代のCoreシリーズとRyzen 7000シリーズの比較ですが、まず基本的に性能コスパでは第13,14世代Coreが有利です。

これは、第13,14世代Coreの方がEコアを採用しているためコア数が多く、マルチスレッド性能で上回るケースが多いためです。Ryzen 9とCore i9に関してはほぼ同等なものの、7および5モデルではCoreの方がマルチスレッド性能が基本的に高いです。ゲーミング性能についても、Ryzen「3D V-Cache」搭載のX3Dモデルを除けば、Coreの方が少し上なので、性能だけ見れば競合モデル同士の比較でCoreの方が下回るケースはほぼ無いため、コスパ重視ならCoreを選択する方が無難です。

Ryzenは前述の「X3Dモデル」に関してはゲーミング性能ではCoreに匹敵するものの、該当モデルは価格がやや高くなっているため、やはり性能コスパだけ見ればCoreの方がやや有利という状況です。

ただし、Ryzen 7000シリーズの方が電力効率や消費電力の少なさでは有利なので、効率も重視したい場合にはRyzenも優れた選択肢です。特に、X3Dモデルの最上位の「Ryzen 9 7950X3D」に関しては、「Core i9-13900K」の匹敵するゲーミング性能を持ちつつも消費電力は圧倒的に少なく、電力効率が非常に優れているため、予算を気にしない場合の最強のゲーミングCPUが欲しいなら最適です。

先にも触れた通り、Core i7 / Ryzen 7以下については、Coreの方が有利です。理由は、7以下のモデルでは、Pコア(高性能コア)の数は両者同じですが、第13,14世代CoreではEコア(高効率コア)が4~8コア搭載されており、その分マルチスレッド性能で有利なためです。

ただし、2023年10月時点ではCoreの価格がやや高くなっているのに対し、Ryzenは発売時よりも価格が下がってきているため、市場のその時の価格次第ではある点に注意です。

※基本的にゲームのパフォーマンスを高めるのに最も重要なのはCPUではなくGPUであり、ゲーミング性能は高性能なグラッフィクボードと併用した場合なのでご注意ください。

ノートPC用

ノートPCを含むモバイル端末のCPUでは、デスクトップPC用よりもより省電力性が重視される傾向がある点に注目です。また、ライトユーザーが多い事もあり、性能は最低限あればOKという見方の人も多いので、純粋な性能の高さよりも価格の安さとコスパを重視する人が多いのも特徴です(軽作業が快適にできるくらいの性能がある前提ではあるけど)。

WindowsノートPC用のCPUもデスクトップPC用と同様に、Intelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流のCPUとなっています。2024年2月時点の最新モデルは、「Core Ultra シリーズ1」と「Ryzen 8000」シリーズです。ただし、この文章を書いている時点では登場してから日が浅く、価格も非常に高価で製品数も少ないため、前世代がまだメイン世代という感じです。それぞれの特徴についてざっくりと説明しています。対象はTDP(PL1)が28W以下の省電力モデルです。

「Ryzen 7000」シリーズは同じシリーズながらアーキテクチャの異なるモデルが多数存在するため、複雑化している点に要注意です。

総合ざっくり評価
CPU名
マルチ
スレッド
シングル
スレッド
内蔵GPU
省電力
Core Ultra 7シリーズ1
16コア(6P+8E+2LPE)
22スレッド
155H 等
4.5
4.5
4.75
3.5
Ryzen 7(Zen 4)
8コア16スレッド
7840U、8840U 等
4.5
4.5
4.5
4.0
Core Ultra 5シリーズ1
14コア(4P+8E+2LPE)
18スレッド
125H 等
4.25
4.5
4.5
3.5
Core i7-P(第13世代)
12コア(4P+8E)
16スレッド
※12コアモデルのみ評価
1360P 等
4.25
4.5
3.75
3.5
Core 7 シリーズ1
Core i7-U(第13世代)

10コア(2P+8E)
12スレッド
150U、1355U 等
4.0
4.5
3.75
3.75
Ryzen 7(Zen 3+)
8コア16スレッド
7735U、6800U 等
4.25
4.25
4.25
4.0
Ryzen 7(Zen 3)
8コア16スレッド
7730U、5825U 等
4.25
4.0
3.5
4.0
Core i5-P(第13世代)
12コア(4P+8E)
16スレッド
1340P 等
4.25
4.25
3.75
3.5
Core 5 シリーズ1
Core i5-U(第13世代)

10コア(2P+8E)
12スレッド
130U、1335U 等
4.0
4.25
3.75
3.75
Ryzen 5(Zen 3+)
6コア12スレッド
7535U 等
4.0
4.25
4.0
4.0
Ryzen 5(Zen 3)
6コア12スレッド
7530U、5625U 等
4.0
4.0
3.25
4.0
Ryzen 5 7520U(Zen 2)
4コア8スレッド
3.25
3.25
3.25
4.25

ざっくり評価(ノートPC用CPU)
Core Ultra/第13世代と Ryzen 8000/7000 の性能評価
マルチスレッド Core Ultra、Core(P)14コアRyzen(40) Ryzen(35/30) > Core(P)12コア > Core(U) >> Ryzen(20)
シングルスレッド Core(Ultra/P/U)Ryzen(40) Ryzen(35/30) >> Ryzen(20)
内蔵GPU Core Ultra > Ryzen(40) > Ryzen(35) >> Core(P/U) > Ryzen(30) > Ryzen(20)
省電力性能(電力効率) Ryzen(40/35) > Core UltraCore(U) , Ryzen(30)Core(P) , Ryzen(20)

Ryzen 8000/7000(モバイル)の評価

※Zen 4モデル(Ryzen 8040 / 7040 等)が既に登場し一応最新モデルではありますが、2024年2月時点ではまだ製品数が少ない上に、ほとんどが非常に高価で主流モデルというほど流通していないため、Zen 3+以下のRyzen 7000シリーズを主要モデルとして以下では触れています。

ノートPC版のRyzen 7000シリーズはやや複雑になったので注意です。複数のアーキテクチャが混在しています。CPUに関しては、下2桁の番号による命名規則があるので見分けることは出来るので、憶えておくと便利です。

たとえば、Ryzen 7 7730Uの場合は下2桁が「30」なので「Zen 3」モデルとなります。ただし、「Zen 3+」モデルもあり、こちらは下2桁が「35」のRyzen 7735Uなどです。Zen 3とZen 3+は特にGPU性能に大きな差があるので注意です。このように、CPUの見分けは名前から推測することができますが、GPU性能やその他の特徴はそれぞれ異なるので複雑で、正直かなり分かりにくいです。

ただし、どのモデルも高負荷時の省電力性(電力効率)が優れている点は共通の強みです。そのため、基本的にバッテリーの実際の使用時間の長さを重視するなら、CoreよりRyzenの方が少し優秀です(バッテリー容量やディスプレイなどにもよるので一概には言えないけど)。他の点についてはモデル(アーキテクチャ)別に触れていきます。

まず、まだ普及が進んでいないZen 4モデルを除いた場合の2024年2月現在で実質的に最も良いのは、下2桁が35の「Zen 3+」モデル(例:Ryzen 7 7735U)です。CPU自体の性能が優れているのはもちろん、電力効率の良さとGPU性能の高さが魅力です。特に、Ryzen 7搭載の「Radeon 680M」GPUは「GTX 1050 Ti(モバイル版)」に匹敵する性能となっており、軽いゲームなら非常に快適で、動画編集などもFHD以下のものなら対応できるレベルです。専用のVRAMがないこともあり、まだデータ量の多い処理は単体のビデオカードにはさすがに敵わないものの、ライトユーザーなら十分と思える性能だと思います。価格は、Ryzen 7(Zen 3+)の高コスパ製品の場合、おおよそ10万円台~13万円程度となっており高価ではあるものの、Zen 4 RyzenやCore Ultra 7は安くても15万円~16万円は現状することを考えると、実用コスパは上回っていると思います。

一つ下のモデルが、下2桁が30の「Zen 3」モデル(例:Ryzen 5 7530U)です。こちらのモデルは、安価でCPU性能は高くて省電力性も優れるのが非常に魅力的ですが、CPUが古い「Vega」な点に注意が必要です。Vegaは性能が最新ものよりもやや劣る上に、将来性が期待される映像コーデック「AV1」へのハードウェア対応が無い点が大きいです。2024年時点ではそこまで問題にはならないものの、今後は大きなネックとなる可能性もある部分なので、長く使っていきたいPCであれば避けたいというのが個人的な意見です。とはいえ、GPUは割り切って、CPU性能コスパ特化なら良い選択肢なので考えた方次第ではあります。

最後に一番下のモデルが、下2桁が20の「Zen 2」モデル(例:Ryzen 5 7520U)です。こちらのモデルの問題は、最高でも4コアしかないことです。他の Core i5 / Ryzen 5 は6コア以上ですから、マルチスレッド性能が圧倒的に劣ります。

ただし、TDPが8W~15Wと低消費電力で、メモリもLPDDR5対応となっているため、省電力性に優れている点はメリットです。また、内蔵GPUは「Radeon 610M」という「RDNA 2」アーキテクチャ採用のものが搭載されており、性能は低いですが、Vegaとは異なりAV1デコードに対応している点は嬉しいです。そのため、性能にこだわらず、安さと省電力性に特化するなら一応無しではないです。ただし、性能コスパは明らかに悪いので、基本的にはおすすめしません。

第13世代Core(モバイル)の評価

※2024年2月時点ではCore Ultra シリーズ1が既に登場し、そちらが最新モデルとはなりますが、搭載製品がまだ非常に少なく高価であり、主流モデルと言えるほどは市場に出回っていないので、まだ第13世代Coreが主要モデルとして下記では触れています。

第13世代Coreの魅力は、高効率コアを搭載していることによるコア数の多さと、全モデル内蔵GPUにAV1デコード対応があることです。

まずコア面ですが、第13世代Coreでは、コアに小型で低消費電力に特化したコア「Eコア」を多数搭載し、マルチスレッド性能を底上げしています。Eコアはコア自体の性能はメインの高性能コア(Pコア)には劣るので、総合的なマルチスレッド性能はRyzenに対して有利ではない点には注意が必要ですが、小型で低消費電力かつ低コストなので、特に高負荷前提ではない一般用途向けのモバイル向けのCPUとしてはメリットが大きく、実用コスパに優れます。

また、コア数が末尾U(15W~)と末尾P(28W~)で異なる点に注意です。Eコアの数は基本どちらも同じですが、Core i5およびCore i7を基準に見てみると、末尾Uでは10コア(2P + 8E)の12スレッドなのに対し、末尾PモデルはPコアの数が2コア多い合計12コア(4P+8E)16スレッドとなっているため、最大性能に差が出ます(1370Pのみ6Pコアで14コア20スレッド)。性能重視ならもちろん末尾Pモデルの方が良いですが、第13世代Coreは高負荷時の効率があまり良くないため、Pコアを増やしても電力制限のせいで思ったほどは性能が伸びなかったりもするので、性能重視でない場合には気にしなくて良いかと思います。

次に内蔵GPUです。ユニット数(EU)に違いはあるものの、全モデルでAV1デコード機能を持つXeグラフィックスが採用されている点が大きいです。Ryzen 7000で最もコスパが良くて採用数が多いと思われる「Zen 3」の30モデル(例:Ryzen 7 7730U)の内蔵GPU「Vega」にはAV1対応がないので、Coreの方が優位です。ただし、Zen 3+モデルではAV1対応があり、性能でも負けるので、必ず優位という訳ではない点には注意です。とはいえ、重いグラフィック性能を重視しない場合に、初心者の人が手を出すなら失敗の可能性が低いという点でCoreの方がおすすめかなと思います。

電力面については、高負荷時の効率についてはRyzenに劣る傾向があるため、重い処理を頻繁に行う予定がある場合にはRyzenの方が適しています。ただし、前世代と比べると若干改善しており、元々良かったけど向上が無かったRyzenとの差は少し縮まった印象です。バッテリー容量やその他の面次第ではCoreの方が良いケースもあり得るので、機種ごとに確認することをおすすめします。

109 COMMENTS

delsol7

こんにちは。記事を興味深く拝見させて頂きました。
i5-1035G1とRyzen7 3700U、1万上乗せしてRyzen5 4500Uにするかで悩んでいます。作業はOfficeなどと動画編集です。ご意見頂けると嬉しいです。

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とねりん:管理人

こんにちは。コメントありがとうございます。
モバイル端末はCPU以外にも重要な仕様が多いです。そのため、CPUだけでおすすめはできないという点をまず先に触れて、お答えしたいと思います。

CPUの性能的には、Ryzen 5 4500Uが頭一つ抜けて高いですし、内蔵GPU性能もその中ではトップです。推定のCPU単体価格も1035G1と同じか少し安いくらいだと思います。CPUだけでみたらRyzen 5 4500Uほぼ一択になると思います。
また、具体的な製品がわからないと確かなことは言えないですが、一番安価であるはずのRyzen 5 4500U搭載機が一番高額だということは、その他の仕様がちょっと良いものになっているのではないかと思います。

お節介かもしれないですが、検討中の機種名等をメール等で送って頂ければ、もうちょっと正確なアドバイスが出来るかもしれないので、良ければ気軽に送ってくださいませ(アドレスはPCだったらサイドバー下部、スマホ等のモバイル端末ならページの最下部あたりに記載があると思います)。

返信する
くりた

こんにちは。
質問失礼いたします。
新しくノートパソコンを購入しようと思っていて迷っているのですが、Core™ i5-1035G1とCore™ i5-10210Uのどちらが良いのかわかりません、、。
基本的にマイクラとイラストを描くためにクリップスタジオを使いたいと思っているのですが、性能の面から見て、どちらが良いのでしょうか。
お返事お待ちしております。よろしくお願いします。

返信する
とねりん:管理人

こんにちは。コメントありがとうございます。

私はクリップスタジオは利用したことが無いので確かなことは言えないですが、軽いソフトなようなので性能的にはどちらでも問題無く動作はすると思います。マイクラも軽いゲームなので、影MODなどを視野に入れなければどちらでも大丈夫だと思います。
1035G1と10210UはCPUの処理性能的は1035G1のマルチスレッド性能が少しだけ上くらいの差です。内蔵GPUは1035G1がUHD G1で10210UがUHD 620となっており、1035G1の方が少しだけ上の性能です。なので、マルチスレッド性能と内蔵GPUの性能的に1035G1の方が少しだけ上といった感じになります。ただ、正直使用感的にはあまり差は出ないと思うので、単純に他の仕様や価格的に魅力を感じる方でも問題ないと思います。

ここからは余談です。お節介かもしれないですが、返答させて頂いている2020年7月19日時点では性能もコスパもRyzen 4000Uシリーズの方がIntel製CPUよりも上です。登場が遅れましたが(恐らく新型コロナウィルスの影響)、最近搭載製品が増えてきています。ドライバー等の相性が問題視されることもありますが、そこさえ気にならないなら今はRyzenの方が明らかにお得だと思います。Intel製CPUにもこれまでの信頼や良い点はあるのは承知していますが、Ryzenも調べておいて損は無いかなと思うので、触れておきたいと思います。

返信する
くりた

ご回答ありがとうございました。
とても分かりやすくて、最後に付け足してくださった話もパソコンを選ぶ上でとても参考になりました。
もう少しよく考えて買ってみようと思います!!
ありがとうございました(^^)

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とねりん:管理人

すみません。一部表記の抜けがありました。

訂正前:1035G1と10210UはCPUの処理性能的はマルチスレッド性能が少しだけ上くらいの差
訂正後:1035G1と10210UはCPUの処理性能的は1035G1のマルチスレッド性能が少しだけ上くらいの差

申し訳ありません。ご覧になるかはわかりませんが、お詫びして訂正いたします。

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匿名

すみません、誤ってコメントのレスで記載してしまいましたので、新規で再投稿させて頂きます。

新たにPCを組む予定なのです。
使用用途は、簡単な動画編集と、第五人格のプレイです。
コストとの兼ね合いで、CPUは第10世代のi3、もしくはRyzen5 3500、グラボはGTX1650辺りを予定していますが厳しいでしょうか。

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とねりん:管理人

コメントありがとうございます。該当のコメントについてはこちらで削除しておきますね。

第五人格については正直あまり詳しくなかったのですが、かなり軽いゲームのようなので検討中の構成でも十分だと思います。動画編集についても、少し処理に時間が掛かる可能性はありますが動作自体は問題ないと思います。GTX 1650は、GDDR6版の方が少し高性能なので、そこは確認された方が良いかと思います(価格はほぼ同額)。
また、お節介かもしれませんが、現在の1万円台中盤のCPUなら「Ryzen 3 3300X」がおすすめです。4コア8スレッドCPUですが、シングルスレッド・マルチスレッド性能共に「Ryzen 5 3500」より少し高いです。品薄気味っぽいですが、在庫があるようでしたら良ければ検討してみてください。

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匿名

ご回答、削除対応ありがとうございました。
有用な情報、ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

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通りすがりの匿名

質問させていただきます
例えばですが、デスクトップPCでGTAVをプレイしたいとなったときに固まることなく(ある程度FPSが出るなど)プレイが可能な最低のCPUはどれが最適でしょうか。目星としてはcore i5 9700kがいいと思っているのですが

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とねりん:管理人

GTA5はそこまで必要スペックが高いゲームではなかったと思うので、新しめのCore i3かRyzen 3以上でも問題無く動作はすると思います。
安さ優先のコスパ的には、最近登場したRyzen 3 3300Xあたりが良い感じだと思います。
お節介かもしれないですが、基本的にPCゲームで高いFPSを出すために最も重要なのはGPUであって、グラボの搭載が必須となる点はご注意くださいませ。

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通りすがりの匿名

夜間の迅速な返信ありがとうございます
GPUはそこそこいいものを揃えれたと思っていて、あとはCPUだけだったもので…
ゲームにはそこまで重要ではないことは初めて知りました(笑)

返信する
とねりん:管理人

すみません。お節介でしたね。
ただ、ゲームタイトルにもよりますし、CPUも多少なり影響します。高性能なCPUにすることは無駄ではないですよ。
CPUはGPUの足枷にならない程度の性能があればそれなりのFPSは出せる、という感じです。
ちなみに、Intel製のCPUでゲーミング性能高めの現在最も安価なCPUとなると「Core i5-9400F」が一般的だと思います。
恐らく近日中に登場する「Core i5-10400F」も有力な選択肢だと思います。

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けい

失礼します。
とても興味深く拝見いたしました。
コロナの関係で仕事の一部を動画(Filmoraというソフト)を頑張って覚えたのですが、現在のPCがLet’snoteでcpuがi7(ちなみにメモリは8GB、SSD256GB)なので問題ないと、コンピュータに疎かっため油断しておりました所、編集に支障が出るほど重かったです。
苦手なハード分野を調べた所、i7にもいろんな種類があり、メモリも8GBでは不足と思い、CPUは6コア以上、メモリは16GB以上、SSDはできたら512GB以上か、SSD256GB+HDD1TBのスペックのPCを探そうという結論に至りました。素人が到達するにはかなり大変でした・・。
 
そこで以下、ご教示頂けると幸いです。
①i7-9750Hとi7-8750Hでは差は大きいでしょうか?
②もし6コア→4コアに落とすとやはり作業の差は感じるものになりそうでしょうか?
③もしいずれか1つ我慢する場合、とねりん様でしたらどちらを我慢されますでしょうか?
 ・6コア→4コア
 ・メインメモリ16GB→8GB
④記事の性能スコアでいうと、動画編集を前提に、Ryzはcorei7より劣ってしまう
 という事でしょうか? もしくはRyzでもi7-8750やi7-9750と同等、もしくはそれ以上の
 ものもございますでしょうか?
 
数日前までハード面の知識が全くといってない初心者の質問ゆえ、的を得ていない質問もあるかと思いますので、お答え頂ける範囲でアドバイス頂けると嬉しく思います。

返信する
にわかゲーミングユーザーn号

今年パソコン沼に数ヶ月ほどハマりこんだ一般ゲーマーからの意見ですが、
①9750hは8750hのリニューアルのような物なので、そこまで差はありません。
②モノによりますが、1回のエンコードに数分〜10分ぐらいの差が出るので、その積み重ねで作業量が変わりそうです。
③両方欲しいですが、強いて言えば6コアを選んだ方が良いと思います。
④ノートの現行機ではRyzenで8750hより上のCPUは無いです。あと何ヶ月かで性能の高いRyzen4000シリーズが日本でも出回るので、急いでいないのならそちらでも良さそうですが。

 質問者さん的にはコストが抑えられて6コアで16gbのメモリがあるノートパソコンがあれば良さそうなので、パソコン工房で売られているデスクトップ型のCore i5 9400というCPUを搭載したノートパソコンを紹介しておきます。スレッド数は9750hに負けていますが、性能的には大差ないです。
 現状上記の要望に近いノートパソコンの中で一番安いのはコレです。
 メモリを16gb、ストレージを480gbにカスタムすると税込87000円ほど。ストレージは最大で1.5tbぐらいまで増やせます。10万円ほどになりすが…。
https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=713934&ref=intel_9gen_style_note

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匿名

通常使用でパソコンでゲームをやるなどは考えていないんですが、
CPUを選ぶとしたら下記のどちらがおすすめとかありますでしょうか?
非常にざっくりとした質問で申し訳ありません。
core i5 10210U
ryzen 5 3500U

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とねりん:管理人

コメントありがとうございます。

正直好みのレベルだと思いますので、参考までに言いますね。
内蔵グラフィック性能を気にしないなら、Core i5-10210Uの方が性能が少し上ですし、
消費電力も若干少ないので、バッテリー持続時間が延びる分良いと思います。
ただし、Core i5-10210Uの方がやや高価だと思うので、そこは財布と相談という感じですね。

返信する
とねりん:管理人

微妙なラインなので断言はできないですが、純粋なゲーミング性能ではCore i5-9400Fの方が若干上だと思います。

返信する
匿名

質問させてください
Ryzen 9 3900XとCore i7 9700Kどっちの方がゲームに優れていると思いますか?

返信する
とねりん:管理人

ゲーミング性能(平均FPS数)単体なら、基本Core i7-9700Kの方が優れています。Core i7-9700KはCore i9-9900Kと同レベルのトップクラスのゲーミング性能を持っています。

返信する
東原K

質問させてください。
i7 8700を使用しているノートPCがありますが、デメリットとしては、どう思われますか?
例えば、熱が高くなる、熱の発生が早い等々。何かあるのでしょうか?
比較対象としては、i7 8750Hです。
よろしくお願いします。

返信する
とねりん

危惧していらっしゃる通り、主に発熱が問題になるかと思います。消費電力や発熱に関わる指標のTDPを比較すると、「Core i7 8750H」が45Wなのに対し「Core i7 8700」は65Wです。ノートPC用の現在一般的なCPUのTDPは15W程度ですので、「Core i7 8750H」の45Wでも高いです。
発熱(消費電力)が多いことによる問題を、細かい事を抜きにしてざっと挙げてみると、「故障リスクの増大」「他パーツも熱にさらされる事により、パーツが寿命が短くなる可能性」「筐体の肥大化および重量の増加」「バッテリー駆動時間が短くなる」などがあるかと思います。

返信する
東原K

とねりんさん、ありがとうございます。
全く詳しくないので、あれやこれや考えると複雑すぎて困っています。
ノートにはノート向けのパーツで作られているのが良いということですね。
勉強になります。
ありがとうございました。

返信する
匿名

デスクトップ向けCPUを積んでるノートパソコンもいいですよ、パワーがあって。売り出す以上熱対策もしっかりしてますし、ノートパソコン用のクーラー台を使えば長持ちできるでしょう。でかいノートを携帯して使うことも少ないと思うので、バッテリの減りを気にすることもないです。

返信する

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