今選ぶおすすめGPUランキング【コスパ重視・2026年11月最新版】

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今おすすめのGPU(グラボ・ビデオカード)をランキング形式で紹介しています。デスクトップ向けのゲーム用途での評価です。
選定基準は、価格・実用性・電力面等を総合的に評価するようことを意識しています。

注意

掲載の情報は記事更新時点(2026年11月4日)のものです。ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。価格は更新時点でのおおよその市場参考価格です。

生産終了している、もしくは品薄で今後の追加販売が望めないGPUは除外しています。

Arc B580のFP4対応について

Arc B580のデータ演算について、FP4にもネイティブ対応しているとメリット側に載せていましたが、これは誤りで非対応でした。お詫びして訂正いたします。

簡易比較表

本記事でランキング入りさせているGPUをまとめた簡易比較表です。

※各項目の評価はベンチマークスコアや仕様値を基に独自の計算方法で算出したものです。スコアで完全にランキング付けしている訳ではなく、その他の要素によってランキングが前後している可能性があります。

GPU 総合
評価
参考価格 各評価※1 3DMark
TDP
(TGP)
メモリ(VRAM) コスパ
電力
効率
基本
性能
VRAM レイ
トレ
電力
効率
最大消費 価格 DX12
※2
DXR
※3
容量 バス幅 帯域
RX 9070
16GB / 220W
★3.88 ¥125,800~ ★4.20 ★4.29 ★3.89 ★4.98 ★3.45 ★2.48 26979 16052 220W
16GB
256bit 640GB/s
RX 9070 XT
16GB / 304W
★3.76 ¥142,000~ ★4.47 ★4.29 ★4.21 ★4.69 ★2.69 ★1.99 30311 18702 304W
16GB
256bit 640GB/s
RX 9060 XT 16GB
16GB / 160W
★3.73 ¥84,800~ ★3.25 ★4.25 ★3.17 ★4.76 ★4.00 ★3.10 22071 9672 160W
16GB
128bit 322GB/s
RX 9070 GRE
12GB / 220W
★3.68 ¥93,800~ ★3.81 ★3.76 ★3.61 ★4.70 ★3.45 ★2.92 22071 13516 220W
12GB
192bit 432GB/s
Arc B580
12GB / 190W
★3.58 ¥56,800~ ★3.00 ★3.77 ★2.97 ★4.21 ★3.86 ★3.77 14454 7993 190W
12GB
192bit 456GB/s
RTX 5070
12GB / 250W
★3.43 ¥154,800~ ★3.86 ★3.80 ★3.70 ★4.59 ★3.27 ★1.69 22689 14237 250W
12GB
192bit 672GB/s
RTX 5070 Ti
16GB / 300W
★3.49 ¥230,800~ ★4.27 ★4.33 ★4.26 ★4.55 ★2.73 ★0.87 27792 19164 300W
16GB
256bit 896GB/s
Arc B570
10GB / 150W
★3.56 ¥39,800~ ★2.85 ★3.35 ★2.84 ★4.21 ★4.09 ★4.31 12476 6735 150W
10GB
160bit 380GB/s
RTX 5060 Ti 16GB
16GB / 180W
★3.45 ¥146,800~ ★3.33 ★4.26 ★3.25 ★4.43 ★3.82 ★1.85 15963 10322 180W
16GB
128bit 448GB/s
RTX 5050
8GB / 130W
★3.29 ¥58,000~ ★2.87 ★2.80 ★2.77 ★3.95 ★4.27 ★3.73 10259 6176 130W
8GB
128bit 320GB/s
RTX 5060
8GB / 145W
★3.34 ¥79,800~ ★3.15 ★2.81 ★3.05 ★4.59 ★4.14 ★3.18 13703 8598 145W
8GB
128bit 448GB/s
※1:利用するソフトや処理方式などによる。評価は主要ソフトにおける筆者の印象
※2:Time SpyのGraphicsスコア
※3:DirectX Raytracingを用いたレイトレーシング性能。Port Royalのスコア
※表右端の電力効率の数値はTGP/TBPと3DMarkスコアから単純計算したものなので参考程度に

  • 性能スコア(DX12):現在最も主流といえるWindowsで利用するゲーム用APIのベンチマークスコアです。掲載しているのは3DMark Time Spy Graphicsのスコアで、解像度は2560×1440です。
  • 性能スコア(DXR):レイトレーシング性能のスコアです。掲載しているのは3DMark Port Royalのスコアで、DirectX Raytracing(DXR)を用いた レイトレーシング性能を表します。
  • TDP:最大放熱量を表す指標で、大体の消費電力の目安。最近ではTGP(グラフィックスの総消費電力)やTBP(ボードの総消費電力)も使われます。
  • コスパ:(DX12の性能スコア / 価格)の値。
  • 電力効率:(DX12の性能スコア / TDP)の値。

おすすめGPUランキング

現在のおすすめGPUランキングです。高性能GPUのメジャーな用途はゲーミング用だと思うので、それを前提で評価しています。評価基準は「コスパ・価格・性能・実用性」などを総合的に見るという形にしていますが、コスパを特に重視しています。掲載のDX12のスコアは、3DMark Time Spy Graphicsのスコアです。


 

1位

Radeon RX 9070

参考価格

125,800円~

総合評価: (3.88)
基本性能 (4.24)
VRAM(メモリ) (4.29)
レイトレーシング (3.89)
電力効率 (4.98)
最大消費電力 (3.45)
価格 (2.48)
良い点
  • 非常に優れた性能(RTX 5070を少し上回る)
  • 16GB VRAM(640GB/s)
  • 優れた基本性能コスパ
  • 4K・レイトレーシングでも十分実用的
  • 性能の割に省電力(TBP:220W~)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • 非常に高価(12万円台~)
  • FP4のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9070
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6(640 GB/s)
TGP/TDP 220W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 26,900
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 16,000

「RX 9070」は比較的安価で準ハイエンド級の性能と16GB VRAMを備えたコスパの良さと、性能の割には少ない消費電力(220W~)による非常に優れたワットパフォーマンスが魅力のGPUです。

「RTX 5070」よりもやや安い価格で、一段上のゲーム性能と16GB VRAMを手に入れることができます。ゲームでのお得感では明らかにこちらが明らかに勝ります。

前世代(RX 7000)ではGeFoceに対してレイトレーシングで劣るのがネックでしたが、そちらも改善して差がほとんど無くなったので、非常に選び易くなっています。

そして、9070は電力面も良いです。220W~という仕様で、性能を考えれば省電力でワットパフォーマンスが非常に良いです。RTX 50の高効率モデルにも対抗できるレベルとなっています。

また、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、依然としてクリエイティブ面(AI含む)ではGeForceに実用性能では大きく劣るという点は注意が必要です。

2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点が大きいです。

2026年からは量子化技術が進化し、FP4の量子化モデルが多数実用化されているので、それをネイティブ動作できない「RX 9000シリーズ」は最先端のAI処理への対応面ではどうしても見劣りします。

とはいえ、「RX 9070」の非常に優れた基本性能およびVRAM容量コスパを考えると、AIでも明らかに悪い訳でもない点も併せて考慮したいです。

対抗のRTX 50シリーズでは10~12万円程度で16GB VRAMと準ハイエンド以上の性能を実現したモデルが無く、「RX 9070」の直接の勝負相手は「RTX 5070 12GB」や「RTX 5060 Ti 16GB」です。VRAM性能や基本性能で格段に上回るため、FP4のネイティブ対応がなくても基本性能である程度ゴリ押しして差を縮めることができます。最終的なコスパは特別悪くはありませんし、十分実用性能を維持できます。

弱点ではありませんが、少し気になるのは一つ上位の「RX 9070 XT」との価格差です。

米国での希望小売価格は50ドルしか変わらない(日本円だと7000円~1万円くらい)割には、最大性能は10%~15%ほどの差があり、純粋なコスパではちょっとだけ劣ることがあります。

電力面では上回るので無印にも十分価値はあるものの、悩みどころです。

2位

Radeon RX 9070 XT

参考価格

142,000円~

総合評価: (3.76)
基本性能 (4.47)
VRAM(メモリ) (4.29)
レイトレーシング (4.21)
電力効率 (4.69)
最大消費電力 (2.69)
価格 (1.99)
良い点
  • ハイエンド級の非常に優れた性能(RTX 5070 Tiの若干下くらい)
  • 16GB VRAM(640GB/s)
  • 同性能帯で特に優れた基本性能コスパ
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 比較的優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • 非常に高価(14万円台~)
  • 消費電力が多い(304W)
  • FP4のネイティブ対応無し
  • RTX 5070 / 5070 Ti に少し劣るワットパフォーマンス
主要スペック
GPU Radeon RX 9070 XT
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR6(640 GB/s)
TGP/TDP 304W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 30,300
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 18,700

「RX 9070 XT」は「RTX 5070 Ti」に匹敵する準ハイエンド級のゲーム性能を持ちつつも、「RTX 5070 Ti」よりは格段に安価(7~9万円)なのが魅力の高コスパ準ハイエンドGPUです。

その魅力はやはり、準ハイエンドながらコスパにも優れている点です。10万円を超えるレベルのGPUの多くは、ミドルレンジ帯のGPUよりも基本性能コスパが悪いことが多いですが、「RX 9070 XT」は準ハイエンド帯ながら非常に優れたコスパを発揮します。

ゲーム性能は「RTX 5070 Ti」にも匹敵するレベルですが、価格は「RTX 5070 Ti」が20万円を超えるのに対し、この「RX 9070 XT」は10万円台前半です。

2026年8~10月頃にGeForce全体が非常に大きく値上がりしたため、その差は非常に大きくなっています。そのため、ゲームコスパは明らかに勝っています。

VRAMを16GBしっかり搭載していることも相まって、準ハイエンドクラスのゲームコスパは「RX 9070」と並んで他のGPUとは一線を画すレベルの高コスパとなっています。

また、先代からAI性能でも改善があり、基本性能(FP16 / INT8)が先代から飛躍的に向上した点も、将来性を考慮すると嬉しい部分です。

少し気になるのはクロックの高さと消費電力です。ブースト周波数は2970MHz~となっており非常に高く、標準の電力設定値も304W~と多いです。

「RX 9070」が「2520MHz / 220W」であることを考えると、少しの性能のためにクロックや消費電力が犠牲になっている形です。

ホットスポット温度が非常に高温になることも報告されているため、安全運用を目指すなら少し電力面の制限をすることが個人的にはおすすめのGPUです(一応自己責任)。

また、先に少し触れましたが、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。ここは大きいので少し補足しておきます。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、依然としてAI面ではGeForceに実用性能では大きく劣るという点は注意が必要です。

2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点が大きいです。

2026年からは量子化技術が進化し、FP4の量子化モデルが多数実用化されているので、それをネイティブ動作できない「RX 9000シリーズ」は最先端のAI処理への対応面ではどうしても見劣りします。

とはいえ、「RX 9070 XT」の非常に優れた基本性能およびVRAM容量コスパを考えると、AIでも明らかに悪い訳でもない点も併せて考慮したいです。

これは、対抗のRTX 50シリーズでは10万円以下で16GB VRAMと準ハイエンド以上の性能を実現したモデルが無く、「RX 9070 XT」の直接の勝負相手は「RTX 5070 12GB」や「RTX 5060 Ti 16GB」であるためです。VRAM性能や基本性能で格段に上回るため、FP4のネイティブ対応がなくても基本性能である程度ゴリ押しして差を縮めることができます。最終的なコスパは特別悪くはありませんし、十分実用性能を維持できます。

総合評価としては、対抗モデルと比較してゲームコスパは圧勝です。AI・クリエイティブ面では実用性能コスパ的にはやや不利ですが(FP4の欠如)、基本性能コスパの高さからゴリ押しで差が結構縮まるので、明確な不利が付くほどではないレベルです。ゲームメインの実用性能コスパとしては非常に満足できる製品だと思います。

しかし、FP4の欠如はAIを重視するユーザーには致命的になる可能性もあるので、どうせ高い費用を掛けるという意味では「RTX 5070 Ti」の方が安心感と納得感は大きいとも感じます。

ゲームメインでコスパ重視なら一択レベルの差ですが、予算が潤沢かつクリエイティブ面も視野に入れる場合には、少し考えて選択したいです。

3位

Radeon RX 9060 XT 16GB

参考価格

84,800円~

総合評価: (3.73)
基本性能 (3.25)
VRAM(メモリ) (4.25)
レイトレーシング (3.17)
電力効率 (4.76)
最大消費電力 (4.00)
価格 (3.10)
良い点
  • 16GB VRAM で比較的安価
  • 比較的安価に1440pでも実用的な性能
  • 優れた基本性能コスパ
  • 非常に優れたレイトレーシングコスパ
  • 省電力(TBP:160W~)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能(FP16/INT8)が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • VRAMの帯域幅が狭い(約322GB/s)
  • 高設定の重量級ゲームではやや物足りない性能
  • FP4のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9060 XT 16GB
区分 ミドルレンジ
VRAM
16GB GDDR6(322 GB/s)
TGP/TDP 160W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 16,600
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 9,700

「RX 9060 XT 16GB」は16GB VRAMを搭載しつつ性能コスパも良いのが魅力のミドルレンジGPUです。

やはり魅力なのはVRAMです。16GB VRAMを搭載しつつ、価格は8万円台~です。2026年11月時点では、最新世代で唯一の10万円未満で16GB VRAMを搭載するGPUとなっています。

おかげで重い処理でもボトルネックを感じにくく、ミドルレンジGPUの中では実用コスパが非常に高いと思います。安さとコスパの両立を目指すなら、強力な選択肢です。

具体的な性能については、フルHDで「RTX 5060」を少し上回るくらいで、過去世代だと「RTX 4060 Ti」や「RTX 3070」に近い性能です。

最新世代の中では低めの性能ではあるものの、十分高性能で重いゲームにも対応できる性能があります。16GB VRAMもあって、実用性能は高いです。

価格の割に大容量のVRAMを搭載しているGPUは従来もありましたが(RTX 4060 Ti 16GB、RTX 5060 Ti 16GB、Arc A770 16GB など)、基本性能コスパが悪いのが通例でした。しかし、この「RX 9060 XT 16GB」は大容量VRAMだけでなく基本性能コスパも良いのが非常に嬉しいです。

また、前世代ではGeFoceに対してレイトレーシングで劣るのがネックでしたが、そちらも改善して差が無くなり、非常に選び易くなったことも大きいです。

その価格に見合った性能コスパと大容量VRAMのおかげで、実用コスパに非常に優れるミドルレンジGPUとなっています。従来のミドルレンジのイメージを払拭するモデルになったと思います。

更に、処理性能だけでなく電力面が優れているのも強みです。TBPは160Wに設定されており省電力です。性能を考えればワットパフォーマンスも優れています。

このように、性能・コスパ・電力のどれを取っても前世代から大きく向上しています。

また、AI性能でも改善があり、FP16 / INT8 性能が先代から飛躍的に向上した上、FP8にも対応したのも嬉しいです。

「RX 7600 XT」では16GB VRAMがあっても、ゲームもAIも基本性能が低くて恩恵が少なかったのが残念な部分でしたが、その懸念点が大きく改善されています。

また、以前と比べるとAI性能面でも使い易さは格段に上がりました。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、注意点として、2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点はあります。

なのですが、2026年11月時点では「RTX 5060 Ti 16GB」が14万円台~という超高額になっているため、「RX 9060 XT 16GB」の9万円以下クラスで大規模なAIモデルもエラーにならずに展開できるというのは、ほぼ対抗馬が居ない強みです。

そのため、多少の最適化不足やFP4の欠如も「RX 9060 XT 16GB」にとってはやや許容できるデメリットにまで押し下げられていると思います。非常に無難でおすすめできる高コスパGPUです。

4位

Radeon RX 9070 GRE 12GB

参考価格

93,800円~

総合評価: (3.68)
基本性能 (3.81)
VRAM(メモリ) (3.76)
レイトレーシング (3.61)
電力効率 (4.70)
最大消費電力 (3.45)
価格 (2.92)
良い点
  • 12GB VRAM で10万円未満の高性能GPU
  • 1440pでも実用的な性能
  • 優れた基本性能コスパ
  • 優れたレイトレーシング性能コスパ
  • 比較的低消費電力(TBP:220W~)
  • 優れたワットパフォーマンス
  • FSR 4対応(AIベースのアップスケーリング)
  • AFMFが使える(ドライバ動作のフレーム生成)
  • AI性能(FP16/INT8)が前世代から飛躍的に向上
気になる点
  • やや高価(9万円台~)
  • 価格の割には狭めのVRAMの帯域幅(約432GB/s)
  • FP4のネイティブ対応なし
主要スペック
GPU Radeon RX 9070 GRE 12GB
区分 アッパーミドル
VRAM
12GB GDDR6(432 GB/s)
TGP/TDP 220W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 22,070
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 13,500

「RX 9070 GRE 12GB」は12GB VRAMを搭載したハイクラスGPUで、性能の割には安価で性能コスパが良いのが魅力です。

発売当初は「RX 9070 / RX 9070 XT」との価格差が小さすぎて微妙な評価でしたが、発売後に他GPUが大きく値上がりする中、この「RX 9070 GRE」はほとんど値上がりしなかったため、相対的にコスパが良くなりました。

ゲーム面の性能は「RTX 5070」に似ています。重量級ゲームにも十分に対応できる性能があり、12GB VRAMを搭載しています。

2026年11月時点で「RTX 5070」は15万円を超える高騰を見せていますが、この「RX 9070 GRE」は9万円台なので、性能コスパは圧勝です。

TBPは220Wに設定されており、性能を考えると比較的低消費電力で、ワットパフォーマンスも優れています。

発売から少し時間が必要でしたが、実用コスパに優れるハイクラスGPUとなりました。

また、クリエイティブ面(AI含む)で少し不安があるRadeonですが、AI性能面でも使い易さは格段に上がっているのもポイントです。

2025年後半にROCmがWindowsでもネイティブでPyTorchに対応したことで、以前のような「RadeonはAIを使うだけでもハードルが高い」といった状況は劇的に改善されています。

RX 9000からはFP8に対応したことで実用性能も格段に向上しており、実用レベルの動作を初級者でも簡単に実現できるようになりました。

ただし、注意点として、2026年時点ではまだ多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されている他、対抗の「RTX 50シリーズ」はFP4にネイティブ対応しているのに対し、RX 9000は未だにFP8までの対応という点はあります。

AIやクリエイティブ面まで考慮すると「RTX 5070」にやや劣るとは思うものの、5万円安いのは非常に大きいので、ゲームメインなら妥協できるレベルなのかなと思います。

5位

Arc B580

参考価格

56,800円~

総合評価: (3.58)
基本性能 (3.00)
VRAM(メモリ) (3.77)
レイトレーシング (2.97)
電力効率 (4.21)
最大消費電力 (3.86)
価格 (3.77)
良い点
  • 比較的安価(4万円台後半~5万円台中盤)
  • 価格の割に優れたVRAM(12GB、456GB/s)
  • 価格の割に優れたAI性能・レイトレーシング性能
  • 5万円以下で1440pでも実用的な性能
  • 安価で優れたメディアエンジン
  • 比較的安価ながら、多方面の処理に対応できる優れた実用コスパ
気になる点
  • 実際のゲーム性能がベンチマークスコアよりもやや劣る(実際にはRTX 4060を少し上回る程度)
  • 性能の割には消費電力がやや多め(190W)
  • フルHDでは競合モデルに劣るワットパフォーマンス
  • アイドル消費電力が多い(ASPM有効で改善はする)
  • ドライバの最適化が不安(急速に改善が進んではいる)
  • 古めのCPUや一部のゲームでパフォーマンスが低下(こちらも急速に改善が進んではいる)
主要スペック
GPU Arc B580
区分 ミドルレンジ
VRAM
12GB GDDR6(456 GB/s)
TGP/TDP 190W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 14,500
※実性能はRTX 4060の少し上くらい
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 7,900

「Arc B580」は5万円クラスで12GB VRAMを搭載し、重い処理にも高めの対応力を備えるのが魅力のGPUです。

VRAM容量は注目の新しめの機能で重要になることが多い(アップスケーリング・フレーム生成・生成AI・レイトレーシング・メタバース)ため、12GB VRAMを安価に導入できるのは大きな魅力です。安価にそれらの用途でのボトルネックを大きく回避できます。

また、基本性能もRTX 5050を少し上回るレベルとなっており、純粋なコスパも悪くないです。8GB VRAMのGPUと比べるとFPSの安定性では上回るケースが散見されることもあり、実用コスパが非常に優れています。

出来るだけ費用を抑えつつも、高い対応力を備えたGPUが欲しいなら魅力的なGPUだと思います。

しかし、全てが良いという訳ではなく、特に気になるのは電力面とドライバの成熟度です。

まず、競合GPUに電力面でやや劣ります。フルHDゲームでのワットパフォーマンスはRTX 5050に大きめに劣っており、消費電力も多めです(TBP:190W)。電力面を重視したいなら正直向いているとは言えないです。

次にドライバです。Intelは重量級ゲーム向けのGPUに本腰を入れ出したのが最近ということもあってか、古いゲームや重量級ゲームを中心に、やや最適化不足なことが多い印象があります。

急速に改善が進んではいて、実は登場当初よりはかなりドライバの不安は軽減されていたりもするものの、GeForceやRadeonと比べるとやはり安定性には不安が残ります。

また、Resizable BARが有効でないとパフォーマンスが大きめに低下するため要件で必須とされていたり、標準のアイドル消費電力がかなり多いためASPM有効が推奨される点などの注意点が残っているため、初心者向きではないかなとは思う点は留意しておく必要があります。

後述の部分は設定を変えるだけで対応可能なので大きなネックとは思っていませんが、ドライバではまだ不安を感じさせる点が多々あるのはやはり懸念点ではあります。

とはいえ、それらを考慮しても「5万円以下で12GB VRAMで性能コスパも悪くない」というのは非常に魅力的で需要があると思います。

特に、2026年8~10月頃にメモリ高騰の影響でGeForceの価格が物凄く上がったので、掘り出しもの的な存在になっていると思います。低価格PCを求めるなら割とおすすめです。

追記:発売直後、やや古めのCPUや低性能なCPUではパフォーマンスが大きめに低下する報告が散見されており(Ryzen 5 5600などでも発生)、検証で実際に一部のゲームで該当の現象が確認されています。そのため、使うCPUには注意が必要です(ただし、Intelもこの問題を認識しているようなので、アップデートで改善される可能性あり)。

6位

GeForce RTX 5070

参考価格

154,800円~

総合評価: (3.50)
基本性能 (3.86)
VRAM(メモリ) (3.80)
レイトレーシング (3.70)
電力効率 (4.59)
最大消費電力 (3.27)
価格 (1.69)
良い点
  • 非常に優れた性能(RTX 4070 SUPERを上回る)
  • 1440pでも優れた性能
  • 4K・レイトレーシングでも実用的な性能
  • 性能の割に少なめの消費電力(TGP:250W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • 優れたAI処理性能(VRAMがネックにならない場合)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 非常に高価(15万円台~)
  • VRAMが価格の割には弱い(12GB、672GB/s)
  • 競合の「RX 9070 / 9070 XT」が16GB VRAM
主要スペック
GPU GeForce RTX 5070
区分 ハイクラス
VRAM
12GB GDDR7(672 GB/s)
TGP/TDP 250W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 22,690
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 14,240

「RTX 5070」は優れた性能とワットパフォーマンスを持つハイクラスGPUです。

1440pやAIやクリエイティブでも十分使える性能があり、実用コスパが高いです。

しかし、価格の割には少ない12GB VRAMと基本性能が気になるところです。

メモリ高騰後から値上がり顕著になり、2026年11月初頭時点で最安でも15万円台~となっています。いくらGeForceでも15万円で12GB VRAMはさすがに気になります。

12GBでも1440p以下の重量級でないゲームなら困るケースは少ないですが、レイトレーシングや4K高設定などではさすがにボトルネックを感じやすくなります。また、そもそもそのあたりの設定では基本性能も少し頼りないです。

その他のAIやクリエイティブ用途でも状況は概ね同様です。そのため、ややハイエンドな使い方を想定するなら微妙感が一気に強くなるGPUです。

15万円も出すのにそれらのボトルネックの懸念が残るのは精神的にちょっと悲しいです。

同価格帯では、非常に強力なコスパを持つ「RX 9070 / 9070 XT 16GB」があり、そちらにゲームコスパでは大敗という点も微妙感を強めています。

VRAM容量がネックにならない限りは優秀なGPUであり、AIやクリエイティブ面での優秀さは魅力なので用途次第では十分選択肢に入るものの、10万円を大きく超えたRTX 5070は気軽におすすめできるGPUではなくなった印象です。

7位

GeForce RTX 5070 Ti

参考価格

230,800円~

総合評価: (3.49)
基本性能 (4.27)
VRAM(メモリ) (4.33)
レイトレーシング (4.26)
電力効率 (4.55)
最大消費電力 (2.73)
価格 (0.87)
良い点
  • 非常に優れたVRAM性能(16GB、896GB/s)
  • 4K・レイトレーシングでも優れた性能
  • 非常に優れたAIパフォーマンス
  • 優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 非常に高価(23万円~)
  • 消費電力が多い(TGP:300W)
主要スペック
GPU GeForce RTX 5070 Ti
区分 準ハイエンド
VRAM
16GB GDDR7(896 GB/s)
TGP/TDP 300W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 27,800
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 19,160

「RTX 5070 Ti」はどの用途でも強力な性能を持つ、隙の少なさが魅力の準ハイエンドGPUです。

基本性能は前世代の「RTX 4080 SUPER」に匹敵するレベルで非常に高く、VRAMも16GBを備えます。メモリ帯域幅も896GB/sと非常に優れているので、どの用途でも安定した優れたパフォーマンスを発揮するのが魅力です。

また、ライバルの「Radeon RX 9070 XT」に対しても、AIや一部のクリエイティブ用途では性能や汎用性で上回るのが強みです。

現状(2026年11月時点)では多くのソフトがCUDAやTensor/RTコア利用に最適化されていることが主な要因です。そのため、AIを重視するならGeForceが無難です。

このように、準ハイエンド級の優れた基本性能と優れた汎用性が魅力なのが「RTX 5070 Ti」です。

ただし、価格の割にはVRAM容量と基本性能が弱く感じるのがデメリットです。

メモリ高騰後は値上げ幅が特に大きくなっており、Radeonとの価格差がどんどん広がっており、価格面のデメリットがより浮彫りになっている印象があります。

 VRAM の16GB(896GB/s)という仕様自体は強力ですが、20万円を超える価格ならもう少し増やして欲しかった感があります。「RX 9070 / 9070 XT」は7~9万円前後も安価ながら同じ16GBを搭載しています。

基本性能も非常に強力ではあるものの、ゲームでの実用性は「RX 9070 XT」と大差ないので、高価な分コスパでは負けてしまっています。

2026年現在で大きな決め手となりやすい要素は「VRAM容量コスパ」だと思いますが、そこで「RX 9070 / 9070 XT」に大きく劣る上、ゲーム性能でも大きな優位性がある訳ではないので、特にゲーマーにとっては魅力を感じにくいモデルになっている気がします。

とはいえ、前述のようにゲーム以外の点(主にAI・クリエイティブ)の汎用性は高いですし、非常に長く活躍できる性能を持っていると思うので、長期利用性を考えれば多少高くても価値は感じられるGPUです。用途や予算次第では非常に魅力的です。

8位

Arc B570

SPARKLE Arc B570 GUARDIAN OC

参考価格

39,800円~

総合評価: (3.56)
基本性能 (2.85)
VRAM(メモリ) (3.35)
レイトレーシング (2.84)
電力効率 (4.21)
最大消費電力 (4.09)
価格 (4.31)
良い点
  • 非常に安価(4万円前後~)
  • 価格の割に優れたVRAM(10GB、380GB/s)
  • 価格の割に優れたAI性能・レイトレーシング性能
  • 安価で優れたメディアエンジン
気になる点
  • 実際のゲーム性能がベンチマークスコアよりもやや劣る
    (実際にはRX 7600を少し上回る程度)
  • 性能の割には消費電力がやや多め(150W)
  • 重量級ゲームでは少し不安が残る性能
  • アイドル消費電力が多い(ASPM有効で改善はする)
  • ドライバの最適化が不安(急速に改善が進んではいる)
  • 古めのCPUや一部のゲームでパフォーマンスが低下(こちらも急速に改善が進んではいる)
主要スペック
GPU Arc B570
区分 エントリー~ミドル下位
VRAM
10GB GDDR6(380 GB/s)
TGP/TDP 150W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 12,500
※実性能はRX 7600と同じくらい
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 6,700

「Arc B580」は4万円以下という安さで10GB VRAM搭載が魅力のGPUです。

メモリ高騰以降は8GBのモデルすらも値上がりが見られる中、この「Arc B570 10GB」は4万円前後(2026年10月時点)という安さを維持しており、安さ特化なら非常に魅力的な選択肢です。

基本的なゲーム性能はRTX 5050を少し下回るレベルとなっており高くはないです。とはいえ、重量級ゲームもプレイ自体は可能な性能があり、価格も安価なのでコスパ自体は悪くないです。

安さ特化だけど、最低限の土台を整えたいなら魅力的なGPUだと思います。

弱点としてはやはり、性能自体は高くないことと、電力面とドライバの成熟度です。

まず性能について、重量級ゲームもプレイ可能なレベルではあるものの、重い環境では快適なパフォーマンスは望めないことが多いので、プレイタイトルを考えて選択したいです。

次に電力面です。エントリーとミドルの境目くらいの実性能ながら消費電力(TBP)は150W~という設定なので、フルHDゲームでのワットパフォーマンスはRTX 5050に大きく劣っています。ただ、消費電力そのものは少ないので、妥協はできるレベルではあります。

最後にドライバです。これが一番気になるところです。Intelは重量級ゲーム向けのGPUに本腰を入れ出したのが最近ということもあってか、古いゲームや重量級ゲームを中心に、やや最適化不足なことが多い印象があります。

他にも、前世代と同じくResizable BARが有効でないとパフォーマンスが大きめに低下するため要件で必須とされていたり、標準のアイドル消費電力がかなり多いためASPM有効が推奨される点などの注意点が残っていいます。

急速に改善が進んではいて、実は登場当初よりはかなりドライバの不安は軽減されていたりもするものの、GeForceやRadeonと比べるとやはり安定性には不安が残ります。初心者向きではないかなとは思います。

設定を変えるだけで対応可能なものもありますし、かなり改善されたので今では大きなネックとは思っていませんが、懸念点ではあります。

追記:発売直後、やや古めのCPUや低性能なCPUではパフォーマンスが大きめに低下する報告が散見されており(Ryzen 5 5600などでも発生)、検証で実際に一部のゲームで該当の現象が確認されています。そのため、使うCPUには注意が必要です(ただし、Intelもこの問題を認識しているようなので、アップデートで改善される可能性あり)。

9位

GeForce RTX 5060 Ti 16GB

参考価格

146,800円~

総合評価: (3.45)
基本性能 (3.33)
VRAM(メモリ) (4.36)
レイトレーシング (3.25)
電力効率 (4.43)
最大消費電力 (3.82)
価格 (2.36)
良い点
  • 比較的安価に16GB VRAM(448GB/s)
  • フルHDで快適な性能
  • 1440pでも実用的な性能
  • 少なめの消費電力(TGP:180W)
  • 非常に優れたワットパフォーマンス
  • DLSS 4 対応(マルチフレーム生成など)
  • FP4にもネイティブ対応
気になる点
  • 高価(約14万円台~)
  • 基本性能コスパが悪い
  • 12GB VRAMで足りる用途なら「RTX 5070」に大幅に負ける
  • ゲーム性能コスパは「RX 9060 XT 16GB」に大きく負ける
主要スペック
GPU GeForce RTX 5060 Ti 16GB
区分 アッパーミドル
VRAM
16GB GDDR7(448 GB/s)
TGP/TDP 180W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 15,963
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 10,322

「RTX 5060 Ti 16GB」は16GB VRAMを持つ「NVIDIA GPU」としては比較的安価なのが魅力のミドルレンジGPUです。ハイエンド級のパフォーマンスを求めないなら、非常に幅広い用途に対応できます。

魅力はやはり16GB VRAMです。最近ではゲームの必要VRAM容量が増えていることはもちろん、メタバースや生成AIやレイトレーシングなどなど、VRAMをたくさん使う用途が増えてきているので、ハイエンドGPUでなくてもVRAM容量だけは欲しいという人が多いです。

その16GB VRAMに加え、ゲームだけでなくクリエイティブ面でも汎用性の高いGeForceということで、ミドルレンジ帯の中では実用性能の良さは非常に優れています。

基本性能は「RX 7700 XT」に近い感じで、フルHDなら重量級ゲームにも十分に対応できます。また、豊富なVRAMのおかげでレイトレーシングや1440pでも実用的なパフォーマンスを期待できます。

先代の「RTX 4060 Ti 16GB」も似たコンセプトのGPUでしたが、基本性能とVRAM帯域幅が低い(288GB/s)せいで、16GBの強みを感じにくく、器用貧乏な印象がありました。

しかし、「RTX 5060 Ti 16GB」では基本性能がやや向上し、VRAM帯域幅も448GB/sへと向上しました。これによって、重めの処理での不安が軽減されているのが嬉しいGPUとなっています。

更に、GeForceなのでAIや一部のクリエイティブ用途での汎用性が高いのが大きなポイントです。

正直、対抗製品の「RX 9060 XT 16GB」の方がゲームコスパは良いのですが、AIやクリエイティブ用途での汎用性も意識するならGeForceの方が有利です。

ハイエンドGPUよりは安価ながら、ハイエンド用途も一応カバーできる幅広い対応力が大きな魅力となっています。

しかし、大きなデメリットがあります。ゲーム性能コスパの悪さです。

2026年11月初頭時点で価格は最安14万円台にまで上がっており、準ハイエンド級の価格です。しかし、ゲームにおける基本性能は「RX 9060 XT 16GB」に近いレベルで、普通にミドルレンジです。処理性能コスパはとんでもなく悪いです。

「RX 9060 XT 16GB」なら8万円台~(セール時にはもう少し安い)で手に入ることを考えると、ゲーム性能コスパでは格段に劣ります。

そのため、AIやクリエイティブ用途を重視していない場合の魅力は大きく劣る点に注意が必要です。

また、「RTX 5070 12GB」との価格差が小さい割に性能差が大きいのも気になる点です。5070の方が1万円~1.5万円ほど高くなるものの、処理性能は5070の方が圧倒的に高性能です。ゲームのベンチマークスコアでは40%以上の圧倒的な差があります。そのため、VRAMが12GBで足りる用途なら「RTX 5070」の方が格段にコスパが良いです。

RTX 5070ほどの性能がなくても十分だよって人なら魅力的だと思いますが、少しでも高いパフォーマンスやコスパを求める人には一考の余地があるGPUだと思います。

10位

GeForce RTX 5050

参考価格

58,000円~

総合評価: (3.29)
基本性能 (2.87)
VRAM(メモリ) (2.80)
レイトレーシング (2.77)
電力効率 (3.95)
最大消費電力 (4.27)
価格 (3.73)
良い点
  • 比較的安価(5万円台~)
  • フルHDで優れた性能
  • 省電力(TGP:130W)
  • 小型&低発熱なので小型ケースで採用しやすい
  • 安価にDLSSのマルチフレーム生成を利用できる
  • 優れたワットパフォーマンス(フルHD)
  • FP4のネイティブサポート
気になる点
  • VRAM性能が低い(8GB、320GB/s)
  • RTX 5060 や RX 9060 XT 8GB と価格差が小さい割に性能差が大きい
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシング等ではやや厳しい性能
主要スペック
GPU GeForce RTX 5050
区分 エントリークラス上位
VRAM
8GB GDDR6(320 GB/s)
TGP/TDP 130W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 10,259
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 6,176

「RTX 5050」は5万円台という安さで「RTX 50シリーズ」の各種機能を使うことができ、フルHDでは基本快適な性能が得られるのが魅力のエントリーGPUです。

出来るだけ安価に多方面で使える土台は導入しておきたいという人におすすめのGPUです。

TGPは130Wと非常に省電力で、サイズも小型モデルが中心なので非常に扱い易いです。ライトユーザーには嬉しい仕様だと思います。

2026年11月初頭時点で、メモリ高騰後も価格が少ししか上昇していない珍しいGeForceとなっており、相対的に価値が上昇しているGPUでもあります。

ただ、安さ特化のモデルなので性能面では気になる点が多い点に注意が必要です。

まず気になるのはVRAMが8GBしか無い点です。価格を考えれば仕方ない部分ではありますが、少し重めの用途を検討するとなるとネックになります。AIやメタバースなどでも余裕がないVRAM容量です。

同価格帯に「Arc B580 12GB」があるのも気になるところですし、予算を数万円増やせるなら、16GB搭載の「RX 9060 XT 16GB」まで選択肢に入り、VRAM容量も基本性能も格段に上げることもできます。

そんな感じで、VRAM 12GB以上の強力なGPUたちが少し上の価格帯に複数あるため、将来性や重めの用途を考えると微妙感があるGPUです。

GeForceなのでAIやクリエイティブ面のAPI対応で有利な点は強みですし、その最新のGeForceを5万円台で導入できるのは非常に魅力的ですが、8GB VRAMでは、生成AIを不自由なく動かすにはネックとなるケースが出てきます。要するに、価格と性能がGeForceの優位性を正当化できる水準に少し足りてない印象です。

そして、もう一つ気になるのは「RTX 5060」との性能差です。

2026年11月初頭時点では2万円の価格差があるので妥当な範囲ではありますが、フルHDゲーム性能は「RTX 5060」の方が30%も高いです。しばらくは1万円ほどの価格差しかなかったのですが、その割には性能差が大きいです。安さ特化前提のモデルとは言っても、この性能差は少し考えものです。

安価にマルチフレーム生成やアップスケーリングが現在では使えるので、フルHDにおける実用コスパでは上回ると考えることもできそうですが、フレーム生成も結局元フレーム数がある程度ないといけないことを考慮すると、3割の性能差は軽視できないと思います。

安さ重視で汎用性を意識するなら非常に強力ですが、1440p以上の解像度や重量級のゲーム、重い生成AIなども視野に入れたい場合には性能不足感が否めないGPUです。

11位

GeForce RTX 5060

参考価格

79,800円~

総合評価: (3.34)
基本性能 (3.15)
VRAM(メモリ) (2.81)
レイトレーシング (3.05)
電力効率 (4.59)
最大消費電力 (4.14)
価格 (3.18)
良い点
  • 比較的安価(8万円前後~)
  • フルHDで優れた性能
  • 悪くないフルHDコスパ
  • 省電力(TGP:145W)
  • 小型&低発熱なので小型ケースで採用しやすい
  • 安価にDLSSのマルチフレーム生成を利用できる
  • 非常に優れたワットパフォーマンス(フルHD)
  • FP4にネイティブ対応
気になる点
  • VRAM性能が低い(8GB、448GB/s)
  • 重量級ゲームや1440p以上やレイトレーシング等ではやや厳しい性能
主要スペック
GPU GeForce RTX 5060
区分 ミドルレンジ下位
VRAM
8GB GDDR6(448 GB/s)
TGP/TDP 145W
3DMark Graphics Score
Time Spy
(DX12)
約 13,700
Port Royal
(DXR/レイトレ)
約 8,600

「RTX 5060」は比較的安価に「RTX 50シリーズ」の各種機能を使用でき、フルHDなら重量級ゲームにも対応できる性能を備えるのが強みのGPUです。

消費電力が少ないのも強みです。TGPは145Wと省電力で、小型PCにも採用しやすいです。フルHDならワットパフォーマンスも非常に良いです。重い用途でのガンガン使う訳ではないなら魅力的なGPUです。

しかし、気になるのはVRAMが8GBしか無い点です。1440p以上の解像度や重量級ゲームの高設定ではネックになるケースが増えてしまいますし、AIやメタバースなどでも余裕がないVRAM容量です。

VRAMを除いたコスパも特別良い訳ではなく、今の時代に8GB VRAMのGPUに6万円台後半~8万円という金額を出すのはやや微妙にも感じるのは否めないです。

ライバルとして「RX 9060 XT 16GB」があるのも微妙さを強めています。VRAMが8GBと16GBの2倍の差があるにも関わらず、基本性能は若干負けており、価格差も小さいです。

強みである「RTX 50シリーズ」のクリエイティブ面・AI面も、VRAM 8GBだと土台が弱くて活かせるのか疑問に感じる部分もあり、「RX 9060 XT 16GB」の方がお得度はどう見ても強力です。

また、ゲームではマルチフレーム生成やアップスケーリングが現在では使えるので、補えそうな期待もできないことはないものの、実はそう簡単にもいきません。

フレーム生成では追加のVRAMが要求されますし、アップスケーリングでもフルHDレベルで使う場合にはかえってVRAM使用量自体は増えてしまうケースも多いです。
結局のところ、元々VRAM使用量が少ない軽めのタイトルでしか大きな効果は得られず、それならあまり意味がないのではと感じてしまうので、ちぐはぐな印象です。

それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。

50 COMMENTS

とねりん:管理人

価格だけ見れば、全て高価なのはその通りです。
しかし、高価・安価の評価は相対的な視点を意識したものなので、ご理解していただけると幸いです。

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s

要望です

できればでいいんですが、GPUの個別紹介のところにざっくり評価のURLを貼って欲しいです

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とねりん:管理人

ご要望ありがとうございます。

紹介ボックスの最下部にリンクを設置してみました。新GPUの登場などによって状況が変わるため、新しめのGPUのみの掲載にしています。

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OMG

初めまして
現在利用しているグラボを980から4070Tis、もしくは4080sに新調しようと考えているのですが、最近50シリーズの発表がされたこともあり迷っています。

価格帯的には5070tiを考えていたのですが、価格と性能の面で少し様子見をしたほうがいいなどもしあればご教示ください。
※購入目途を2~4月と想定しています。

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とねりん:管理人

はじめまして。
どれだけの供給量があるかなどは不明ですし、実際の価格動向や性能は発売されてからでないと確かなことは言えない、というのは前置きしておくとして、

購入が2月~4月でハイエンドモデルを購入予定なら、RTX 40シリーズよりは「RTX 5070 Ti」を待った方が良いのが基本路線だとは思います。

個人的な見立てでは、「RTX 5070 Ti」はDLSS(AI面)を除外しても「RTX 4080 SUPER」と同等か少し超える性能がありそうだと思っています。そのため、想定価格通り(15万円弱~)なら初動でもコスパは良く、「RTX 4070 Ti SUPER / RTX 4080 SUPER」が多少値下がりする可能性を考慮しても、コスパで大きく劣るようなことにはなりにくそうに感じるのが、待った方が良いかなと思う理由です。

一応、DLSSやAI関連性能はそこまで重視する訳ではない場合で既存モデルが大きく値下がりすれば、RTX 50と比べてもコスパは悪くなくなる可能性もあるとは思います。ただし、今回はRTX 50の発表前に既にNVIDIAが既存モデルの生産・供給を調整して減らしており、市場の在庫が既にあまりない印象なので、従来よりも大幅値下げ品を狙い撃ちするのが難しいかもしれません。

しかし、結局想定最安値価格がいわゆる”アリバイ価格”的なものである可能性もあったりするので、やはり発売まで待たないと確かなことは言えないですね。

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ネコラー

評価は非常に的を射ていましたが、
Radeon独自のAFMFに触れてほしかった感アリマス。
60FPS制限のゲームでもフレーム倍にしてくれますし、画質の劣化云々言われていますが正直体感できないレベルなので。次の更新時に是非触れてあげてください。

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とねりん:管理人

コメントありがとうございます。
確かに、AFMFレベルで気軽に使えるものなら評価に入れるべきですね…。
早速少し追記しておきました。

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DDT

最近バカ売れしているNvidia RTX A2000 6GB、使ってみると名機でしたよ。
ロープロファイルで補助電源不要の消費電力70W、それにもかかわらず性能は1660superやRTX3050クラス。価格が不安定ながらも、38000円程度に下落する事があります。
デメリットは出力がMiniDisplayPortで使い勝手が悪い程度です。

ゲーム用ではないからランクインは難しいですか?

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とねりん:管理人

ご推察の通り、ゲームコスパが同価格帯の他製品と比べると劣るため除外しています。
3.8万円を基準としても、同価格帯の競合製品だと「RTX 3060 12GB」「RTX 4060」「RX 7600」などがありますが、それらと比べるとゲーム性能は大分劣るのに価格が同じなので…。

とはいえ、補助電源不要の低消費電力でロープロファイルのブロワーファンというのは非常に使い勝手が良いのは確かで、ゲームに対して高い要求を求めない場合には非常に良いグラボだと思います。

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迷い人

初めまして!
ゲーミングPCを買い替えようと思っていたので、とても参考になりました!
今のPCがi7-6700k/GTX1070/16GB/SSD 500GBで、RTX3080もしくはRTX3070搭載のPCを選ぼうかと思っています。

GPUランキングでは3070が80より上ですが、買うからにはなるべく性能を追求し、数年間は一線級のスペックを持つものを買いたいと思います(3090は高価すぎる、ゲーム中心ではオーバースペックかと思い諦めました)
ゲームはFF14やPSO2NGS等をウルトラワイドモニタでなるべく高画質でスムーズに動かせるものが欲しいです。

色々な比較サイト様を拝見して検討しておりますが、踏ん切りがつかない状態です。
RTX3080と3070、どちらがより希望を満たせるでしょうか?
非常に難しい話かと思いますが、背中を押していただきたく思います。

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とねりん:管理人

はじめまして。
私自身がコスパと電力効率重視の考えなので、その面でRTX 3070の方を上にしています。ただ、価格の高ささえ我慢できるならコスパも電力効率も大きな差ではないので、予算に余裕があって少しでも高い性能が良いならRTX 3080でも良いと思います。

後のために高い性能を導入するのは良い選択肢だと思いますが、基本的にRTX 3070でも1440pまでなら重いゲームでも十分な性能です。165fpsくらいまでは全然いけると思います。数年前までは1080pでも重いゲームで144fpsを安定させるのは厳しい状況があったので、より高いGPUを導入するメリットも全然あったと思いますが、今では全体的に性能が向上したので、昔ほどのメリットは無いのかなと思います。
質問者様のご利用の環境や要求するレベルによりますが、RTX 3080の方が良いとなるのは、4Kやレイトレーシングで出来るだけ高いfpsを出したい場合などになると思います。どちらかというと、そのあたりを意識するかどうかの話になると思います。

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迷い人

詳しいアドバイスをいただき、恐縮です。
当時、1070を選んだ時も1080との性能差と金額面で妥協して選んでしまった面があるので、今回買うならなるべく妥協はせずに性能で選びたいと思い、3080も視野に入れていました。
ただ、1070からの買い替えとなると3070でも倍近い性能アップに繋がるということもあり、それでも十分かなとは思ってはおりました。今のところ、4Kやレイトレーシング対応ゲームをプレイする予定もないので、仰るように3070でも十分なのかも知れません。
また、Radeon系も考えてはみましたが、今までずっとGeforceを使い続けてきたことと、最近のAMD事情を知らないので、安全を考えてGeforceにしました。

ケースデザインや価格的にドスパラ様での購入を考えていますが、3080搭載PCが入荷待ち状態なので、もう少し待ってみて、FF14の大型アップデートが来る11月までに再入荷し、価格が無理のない範囲でしたら3080を、3070をカスタマイズした以上の価格になってしまうようなら、「GALLERIA XA7C-R37T」or「GALLERIA XA7C-R37」をカスタマイズしたものを考えたいと思います。

返信する
はか

コスパいいものを探してるのに、評価が「高すぎるのが難点」みたいな評価ばっかりでどうなの。ただの高品質ランキングかと

返信する
とねりん:管理人

価格の高さとコスパは別の指標なので、別におかしくはないと思います。
コメント頂いている時点では最新世代GPUがハイエンド品しか出ていないので、そういうものが多くなるのも仕方ないです。

それに、現在の1~3位は順に「RTX 3060 Ti」「RX 6700 / 6750 XT」「RX 6600 / 6650 XT」ですから、少なくとも現時点では比較的安価なものも評価していると思いますが…。

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