【Chrome・Edge・Firefox・Opera】PC版ウェブブラウザの特徴を比較

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PC用(Windows)のウェブブラウザのざっくり比較です。

注意

本記事の内容は記事更新時点(2025年5月27日)のものであり、ご覧になっている際には異なる可能性があるため注意してください。

主要ブラウザの簡易比較表

Windows PCの主要ウェブブラウザであるGoogle ChromeMicrosoft EdgeFirefoxOpera の4つの簡易比較表です。

Safariも多くのシェアを持つ主要ブラウザの一つですが、本記事はWindows向けの記事なので除外しています。

主要ブラウザの簡易比較


Chrome

Edge

Firefox

Opera
拡張機能
カスタマイズ性
(標準設定)
他サービスとの連携Google
(Android)
Microsoft
(Windows)
基本無し基本無し
日本シェア54.46%11.13%3.81%
世界シェア66.51%5.26%2.6%2.09%
※参考:StatCounter 2024年4月~2025年4月のデスクトップ・Mobile PC(タブレット除く)。

Chromeが圧倒的シェアを誇り、Edge・Firefoxと続く形になっています。

各ブラウザの特徴【メリット・デメリット】

各ブラウザーの特徴をざっくりと説明していきます。


Google Chrome

良い点

  • 豊富な拡張機能
  • 翻訳機能が標準搭載
  • 世界シェア1位、開発がGoogleという安心感

気になる点

  • 細かな設定が省略されていることが多い
  • サイドに項目を常時表示させておくことができない
  • サイドバーが使いにくい

日本・世界共に最高シェアを誇る、Google開発のウェブブラウザです。50%超えの圧倒的シェアとなっています。

ChromeはオープンソースのChromiumに基づいており、ほとんどそのままのコードが使用されています。開発元が「google」という事で信頼感もありますし、スマホ版はAndroidの標準ブラウザとなっているので、同期などの連携も余計な手間なくできます

拡張機能の豊富さも魅力です。Chromeウェブストア内の多数の拡張機能を簡単に導入することができます

以前はメモリを大量に消費するという声も多かったですが、現在では改善が進んでいます。非アクティブなタブのメモリを解放する「メモリセーバー」機能もあるので、以前ほどは気にする必要はなくなっています。

以前は気になる点も多かった印象ですが、現在ではかなり改善されているので、迷ったらコレにしておけば良いかと思います。

ただし、主に設定面で細かくいじれない印象があるのがデメリットです。

たとえば、メモリの使用量や制限量に関して、他のブラウザでは数値で指定できたりしますが、Chromeでは「バランス」などの抽象的な設定しかできません。

ブラウザのサイドを有効活用しにくいのもデメリットです。ブックマークアイコンやタブなどをサイドに並べることができると、ワイド画面を有効活用しやすいですし、使い方次第でも有効的に働くと思いますが、Chromeは標準ではサイドに何かを常時させる設定がありません。

設定が絞られていてシンプルなのは、PCにあまり詳しくない人にとっては変な設定にしてしまう危険性が無いのでプラスなのかもしれませんが、見つけにくい所でも良いので置いて欲しかったという感は否めないです。

ほとんどのことは拡張機能で対応できるので困ることは少ないものの、拡張機能は多少リソースを奪われてしまいますし、必要なものだけ導入したいという人も多いと思うので、個人的にはちょっと気になる部分です。


Microsoft Edge

良い点

  • 豊富な拡張機能(Chromeウェブストア)
  • 比較的高いカスタマイズ性
  • 翻訳機能が標準搭載
  • サイドバーで他のページにアクセスできる

気になる点

  • 標準ではMicrosoft系サービスに最適化されている
  • サイドバーにブックマークアイコンやメインのタブを常時表示させることはできない

「Microsoft Edge」はMicrosoftが提供するWidonwsの標準ブラウザです。2025年4月から過去1年間の世界シェアは2位ですが、約11%なのでChromeとは圧倒的な差があります。

Chromeと同じ「Chromium」ベースのブラウザーとなっているため、Chromeウェブストアの拡張機能のほとんどを手軽に導入して利用することができます(一部Chrome限定のものもあるのでその点は注意)。

Chromiumベースではありますが、Microsoftが独自の最適化を多く施しているため、Chromeとは印象が異なるブラウザです。

嬉しい部分としては、Chromeでは標準ではカスタマイズ性が低めでしたが、Edgeは標準でも高めのカスタマイズ性を持っている点があります。

たとえば、新しいタブページや起動時に表示するページはデザインも含めて細かくカスタマイズすることができ、使いやすいです。

また、Chromeは標準ではサイドバーに関する設定は少ないですが、Edgeではサイドバーから別途Webページにアクセスすることができ、タブを置いておくことができます。

サイドバーにはOutlookなどWindows関連のものを表示させたりもできるので、メインのタブから画面を切り替えずに他のところにすぐアクセスできるのが便利です。

Microsoft関連サービスとは他の部分でも連携がしやすかったりするので、そこを重視したい方にも魅力だと思います。

このように、Chromeの良い部分を残しつつ、高いカスタマイズ性を実現しているのが強みなのがEdgeです。

以前は酷評されていたIEの印象を引きずってかシェアも伸び悩んでいる印象でしたが、最近ではシェアも伸びてきています。

機能面もChromeと劣る部分はほぼないレベルなので、高めのカスタマイズ性やWindowsとの連携を重視したい方にはおすすめのブラウザです。

目立った欠点こそないブラウザだと思いますが、メインのタブアクセスをサイドに配置できないという点はChromeと同様デメリットと言えるかなと思います。

ブックマークについてもサイドバーからアクセスして表示させることはできますが、常にブックマークを表示させておき、起動からワンクリックでアクセスといったことは標準ではできません。


Firefox

良い点

  • 標準でも高いカスタマイズ性
  • サイドバー機能が優秀
  • 優れた拡張機能

悪い点

  • 翻訳機能が標準搭載されていない
  • Chromeウェブストアの拡張機能の互換性なし
  • 同期には専用アカウントが必要
  • GoogleやMicrosoftサービスとの連携がない

「Firefox」は、Mozilla開発のオープンソースのブラウザです。2025年4月から過去1年間の世界シェアは3位ですが、わずか2.6%です。日本では約3.8%なので、国内人気はやや高めのブラウザです。

Firefoxの特徴は、オープンソースのChromiumベースではないブラウザという点です。2025年時点でのWindows向けの主要ブラウザの中では、唯一のChromiumベースではないブラウザとなっています。

Firefoxの魅力は標準でのカスタマイズ性の高さです。開発元が非営利企業で独自のオープンソースコードを使用している上、GoogleやMicrosoftなどのOSを手掛ける企業による制限や特定サービスへの誘導的なものがないので、高いカスタマイズ性や独自性を実現しています。

特にサイドバーの機能性は高さは魅力です。標準で「ブックマーク」「履歴」「他デバイスのタブ」のアイコンが常時表示させることができ、ワンクリックですぐにアクセスできます。メインブラウザのタブをサイドに配置させることもでき、縦の領域を広げることも可能です。

更に最近では、AIチャットボットもサイドバーに表示させることができるようになっています。「ChatGPT」や「Gemini」など主要なAIから選んで導入することができ、ページを切り替えることなくアクセスできます。

このように、標準設定でのカスタマイズ性・機能性の高さはChromeやEdgeより優れているのが強みです。

Chromiumベースではないので「Chromeウェブストア」の多数の拡張機能を利用できない点はデメリットと言えるとは思いますが、

「Firefox Add-ons」から導入できる拡張機能も、主要な機能にはほとんど対応することができるので、個人的には大きなデメリットではないと思っています。

それよりも気になるのは、他のサービスとの連携です。

「ChromeならGoogle」「EdgeならMicrosoft」といった具合で、他の主要ブラウザではメールやクラウドストレージなどに簡単にアクセスできたりしますが、Firefoxにはそういった機能が標準では実装されていません。

Firefoxブラウザ同士の同期は可能ですが、Mozillaアカウントに登録&ログインすることが必要となっています。GoogleやMicrosoftアカウントと違って、アカウント保有率は格段に劣ると思いますので、その点は少しネックなのかなと思います。

しかし、他デバイスとタブを共有する機能はChromium系のブラウザよりも使いやすいと思いますので、ブラウザの機能性にこだわりたい方には一度試して欲しいブラウザです。


Opeta

良い点

  • 豊富な拡張機能(Chromeウェブストア)
  • 標準でも高いカスタマイズ性
  • サイドバー機能が優秀
  • 広告ブロック機能が標準搭載

気になる点

  • 利用者が少ない
  • 同期には専用アカウントが必要
  • GoogleやMicrosoftサービスとの連携がない

「Opera」はノルウェーの「オペラ・ソフトウェア」が提供するブラウザです。コアなブラウザという印象を持っている方も多いと思いますが、ChromeやEdgeと同じChromiumベースのブラウザです。

Operaの魅力は、Chromium系ブラウザでありながら標準でも高いカスタマイズ性を持っている点です。

中でも、サイドバーには様々な機能を置くことができるのはChromeやEdgeよりも良い点です。ブックマークや履歴はもちろん、AIチャットボットやSNSなども主要なものから選んで配置することができます。

Chromiumベースなので、Chromeウェブストアのほとんどの拡張機能に対して互換性もあり、そちらをサイドバーへ置いておくことなども可能です。

更に、PC用のブラウザには珍しく広告ブロック機能が標準搭載されているのも特徴です

汎用の広告ブロック機能はページによっては正常に表示できなかったりもするので、利用には少し注意が必要ではあるものの、PCに詳しくない人にとっては嬉しいと思います。

デメリットはやはり、GoogleやMicrosoftとの連携面です。各サービスとの連携機能は標準ではありませんし、同期も専用のアカウントが必要となっています。

しかし、2025年時点の純粋な機能性やパフォーマンスでは個人的には1番にも思えるブラウザとなっているので、気になる方は試してみて欲しいです。

国内シェアは皆無に近いので、載せるか迷ったブラウザではありますが、Chromiumベースで取っつきやすさはありますし、機能性も高いので載せることにしたブラウザです。

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