Intelの第9世代プロセッサ「Coffee Lake Refresh-S」のCPU「Core i7」と「Core i5」の性能比較をしています。
要点だけ知りたいという方は、目次から「まとめ」だけ見ても良いかも。
第9世代の「Core i9」「Core i7」「Core i5」
第9世代のCore i7
主流CPUに「Core i9」が参戦した事によって、主流CPUで最高性能でなくなりました。実質格落ちです。
しかし、「Core i9」の価格の高さから察するに、個人ヘビーユーザーの主流は「Core i7」というのは変わらなさそうです。
第8世代の6コア12スレッドから、8コア8スレッドという仕様変更になりました。ハイパースレッディングを利用していない形ですね。
現時点(2018年11月)では「Core i7 9700K」しか出ていないですが、価格は従来より若干高めとなっています。
性能は第8世代のCore i7より上昇はしているものの、コア数の増加と最大クロック周波数の上昇を考えると、技術的な向上はほぼ無しと言っても良さそう。
第9世代のCore i5
第8世代と同じく6コア6スレッドCPUとして登場しました。
ですが、Core i7と同様に、性能の向上は最大クロック周波数の上昇分程度と言ったところでした。技術的な向上はほぼ無しと言っても良さそうです。
現時点(2018年11月)では「Core i5 9600K」しか出ていないですが、価格は従来より若干高めとなっています。
簡易比較表
第9世代のCore i7/5の簡易比較表です。
【簡易比較表】
CPU名 | ベンチマーク | コア(スレッド) | TDP | 定格クロック | TB時最大 | コスパ | 参考価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Core i9 9900K | 20500 | 8(16) | 95W | 3.6GHz | 5.0GHz | 0.311 | 66,000円 |
Core i7 9700K | 17400 | 8(8) | 95W | 3.6GHz | 4.9GHz | 0.335 | 52,000円 |
Core i5 9600K | 13500 | 6(6) | 95W | 3.7GHz | 4.6GHz | 0.397 | 34,000円 |
Core i7 8700K | 16100 | 6(12) | 95W | 3.7GHz | 4.7GHz | 0.329 | 49,000円 |
Core i7 8700 | 15250 | 6(12) | 65W | 3.2GHz | 4.6GHz | 0.347 | 44,000円 |
Core i5 8600K | 12800 | 6(6) | 95W | 3.6GHz | 4.3GHz | 0.376 | 34,000円 |
Core i5 8500 | 12100 | 6(6) | 65W | 3.0GHz | 4.1GHz | 0.417 | 29,000円 |
Core i5 8400 | 11700 | 6(6) | 65W | 2.8GHz | 4.0GHz | 0.418 | 28,000円 |
※ベンチマークスコアはPASSMARKのベンチマークスコアを参考にした目安の値。
※参考価格は、価格.comの2018年10月末時点での最安値価格。
第8世代のCPUと比較してみると、コスパが少し劣っている事がわかります。
現在のラインナップでは価格も高いものしかないので、第8世代から買い替えたいほどの魅力は正直ないです。
ただ、ベンチマークスコア自体は向上しているので、より高い性能が欲しいというのであれば選択肢には入ります。
しかし、全体的にコスパが悪めな点はやはりマイナス評価。
まだ発売から日が浅いので価格が大幅に下がる可能性もありますが、少なくとも現時点(2018年11月)では、第8世代よりおすすめとは言い切れないです。
また、全体的にクロック周波数・コア数が増えているため、発熱の問題も第8世代より注意が必要だと考えられ、扱いにくさが気になります。
シングルスレッド性能
シングルスレッド性能が高いと、軽い処理の処理速度が速くなる他、マルチスレッド(コア)処理に対しての最適化が不十分なアプリケーションに対する処理速度が速くなります。
大きなメリットは上記に挙げたものが主ですが、ほぼ全ての処理に対して有利に働くので重要視される事が多いです。
今回は、Cinebench R15というソフトで測定した数値を見ていきます。
【Cinebench R15 Single】
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i9 9900K | 221 |
Core i7 9700K | 218 |
Core i7 8086K | 217 |
Core i7 8700K | 203 |
Core i5 9600K | 201 |
Core i5 8400 | 177 |
どちらも非常に高いシングルスレッド性能
シングルスレッド性能は、第8世代から大幅な向上が見られました。
特に「Core i5 9600K」は前世代から約13%も向上し、「Core i7 8700K」に迫る性能まで向上しています。
「Core i7 9700K」も「Core i7 8700K」から大幅に向上しています。
数値自体は両者少し差があるものの、どちらも非常に高い数値です。低い方の「Core i5 9600K」でも十分すぎる性能です。
マルチスレッド性能
マルチスレッド性能が高いと、マルチタスクの処理やエンコードの速度などが速くなります。簡単にいうとCPU全体の全力のパフォーマンスを表します。
シングルスレッド性能と同じく、Cinebench R15というソフトで測定した数値を見ていきます。
【Cinebench R15 Multi】
CPU名称 | スコア |
---|---|
Core i9 9900K | 2063 |
Core i7 9700K | 1515 |
Core i7 8086K | 1421 |
Core i7 8700K | 1411 |
Core i5 9600K | 1074 |
Core i5 8400 | 949 |
マルチスレッド性能はCore i7が大幅に上回る
マルチスレッド性能では、Core i7が大幅に上回る結果になりました。
コンセプト的にCore i7が上回るのは仕方ないにしても、差が大きいです。
「Core i5 9600K」も決して低い数値ではないですが、「Core i7と比べると圧倒的な差がある」と言わざるを得ません。
マルチスレッド性能の高さを求める人は、Core i5は少し不満を覚えるかもしれません。
ゲーミング性能
ゲーミング性能は、言葉の通りゲームする際のパフォーマンスの性能です。
主に実際にゲームを起動してみた際のFPS数で比較されます。
今回は、10種類の人気ゲームでFPS数を測定した平均FPS数(相乗平均)の数値を見ていきます。
使用されたGPUは「Geforce GTX 1080 Ti」となっています。
【総合ゲーミング性能】
CPU名称 | FPS |
---|---|
Core i9 9900K | 120.7 |
Core i7 9700K | 119.2 |
Core i7 8086K | 116.1 |
Core i7 8700K | 115.7 |
Core i5 9600K | 115.2 |
Core i5 8400 | 111.3 |
両者高性能で、相変わらずCore i5が驚異的なコスパ
価格・マルチスレッド性能に大きな差がある「Core i7 9700K」と「Core i5 9600K」を比較しても、平均FPSは4しか変わりませんでした。
今回の測定に用られているGPUは「GeForce GTX 1080 Ti」という超高性能ハイエンドGPUですが、Core i5でもそのボトルネックとはならないという事がわかります。
そのため、単純にゲーミング性能のコスパを考えるのであれば、Core i5が圧倒的優位です。
しかし、Core i7とCore i5ではマルチスレッド性能に大きな差があります。
そのため、「ゲーム+何か重めのアプリケーション」という使い方なら「Core i7」方が快適です。
最近ではライブ配信なども流行っていますし、Core i7の方が安心感では勝る気がします。
とはいえ、最新3Dゲームなら「Core i7以上が最低条件」という時代は終わりを迎えたといっても良さそうです。(これは第8世代からだけど)
まとめ
安定・安心はやはりCore i7
結論は今までと変わらず、「Core i7が安定」です。Core i7は各項目全て高性能でバランスが良く、コスパも悪くはありません。
Core i5は近年急激に性能を向上させておりコスパも非常に良いです。しかし、依然マルチスレッド性能はCore i7が大きく上回っています。
最近ではゲームのライブ配信や動画撮影・エンコード等の「マルチタスク処理性能」が重要となる用途も多いため、マルチスレッド性能は高くて損はありません。
また、単純に未来の「要求性能の向上」を考えると、少しでも性能の高いCPUを導入する方が安心でもあります。
予算が気になる人はCore i5で問題ない
「Core i7が安定」としたものの、Core i5も非常に高性能かつコスパが良い素晴らしいCPUです。
第9世代ではシングルスレッド・ゲーミング性能共に大幅に向上し、もはや「中性能CPU」とは言えないレベルです。
特にゲーミング性能は、Core i7やi9ともわずかしか変わらず、値段を考えれば驚異的なコスパです。
マルチスレッド性能だけは、Core i9とCore i7に大幅に負けてしまっている状況ですが、数値自体は決して低いものではなく、十分高性能といえるものです。
上記の事から、Core i5は「可・不可」でいえば不可能な事はほぼないCPUといえます。
そのため、少しでも予算が気になる場合であれば無理に15000円~20000円以上をプラスしてCore i7を購入する必要性はありません。
Core i7が安定択とはいえ、Core i5を選べば失敗という事はないです。
むしろCore i5を選ぶ方が「賢い」とも言えるほど、両者とも素晴らしいCPUで難しい選択です。
それでは、記事はここまでです。ご覧いただきありがとうございました。
>自作に迷うオヤジさん
コメントありがとうございます。
はい、構成をあれこれ考えるのが自作PCの一番の醍醐味ですね!もう自作の方が安い断言できない時代ですから、尚更です。存分に悩みましょう。
設置状況や条件の理由等について、なんとなくですが把握しました。現在水冷をお使いだったのですね。
素人が偉そうに憶測で物申してしまい、お恥ずかしいです。
とりあえずまとめると、ケースの条件についてはこだわりの面もあるけど、どちらかというと必要ないからということですね(形状以外)。とはいえ、アクリル仕様は剛性的にちょっと不安って感じでしょうか。
余談ですが、今のケースのアクリル仕様率がこんなに高かった事に今更気付きました。
選んで頂いたScythe のSCY-CFS3-BKですが、見たところ条件は概ね満たしているように見えますね。H60は簡易水冷でも小型なタイプなので、このサイズのケースならサイズ的には多分大丈夫でしょう。少なくとも、どこにも付けれないという事はないと思います。6000円未満でファン3基標準付属はコスパが良いですね。1点気になる点は、天面の防塵フィルターが無い点くらいです。
まぁ、その辺は定期的に掃除すれば良い話ですし、後から簡単に対策できそうなので、問題ないかもしれませんね。
一応、サイズからは前回のコメントで触れた「Define R5」を意識したSCY-DFR5-BK(静寂)というケースがあり、こちらはドスパラで6700円くらいです。天面にメッシュ加工の防塵対策が施してあります。挙げられた製品で防塵対策を別途行うなら、手間が省けるかもしれないので、よければチェックしてみると良いかもしれません。
以上です。また気軽にコメントくださると幸いです。
管理人 さま
コメントありがとうございます。
パーツ選びもなかなか難航しております。
でも、こうして構成をいろいろと考えているのが
自作の一番の楽しみだったりしますなwww
さて、難航しているとはいえ残りはケースをクリアすれば
なかなか良い構成で組めそうなところまで来ました。
まず、側面イルミなどがいらない理由としては、
設置場所が、PCデスクの脇にワイヤーラックを組んでその下部に
設置するからということでしょうね。
つまり、一度設置してしまえばほとんどPCケースを見ずにモニターに向かう
ことになるから、無駄に光ったり側面がアクリルで中が見えたりする必要が
ないってことですね。PCの調子が悪ければ配線外してラックから下ろし
側面パネル開けて保守しますから。
次に形ですが、これは私が古い人間だからというのもあるのかもしれませんが
PCの本体は四角い箱というイメージ大きいのかもしれません。
あとは、先にも書いた設置場所がワイヤーラックということもあり余分なでっぱりが
邪魔なんですwww
フロントパネルにしても静音性が上がるから付いているのかもしれませんが
設置場所が足元になるのでそれほど気になりませんし、水冷にしたら
ほぼ無音です。(現在も水冷を使っていますが、無音に近いですね。)
なので取り外しできるなら最初から無くていいでしょうって感じですね。
ただ、教えていただいた2機種(側面がアクリル仕様以外は)はいいですね。
少し値は張りますがwww
最後に、私の方で他にないかと探していて見つけたものがあるので
記載しておきます。
Scythe(サイズ) のSCY-CFS3-BK (ATX ブラック) です。
これは、フロントに120mmファン2基、リアに120mmファン1基が
標準搭載で、電源搭載部分に防塵フィルター付きの通気口と
天面に最大140mmファンが2基設置可能な通気口があるというケースです。
必要とあれば、側面にも140mmまでのファンが取り付けられるようで、
エアフローはかなりいいと思うのですが。いかがでしょう。
値段も、6000円弱と手ごろですし。
あとは、水冷が設置できるかどうかですが、Scythe(サイズ)自体も
水冷を販売しているメーカーですから、心配ないのかなと思っています。
もちろん、購入ということになれば確認しますが。
以上です。またご意見いただけると幸いです。
>自作に迷うオヤジさん
PCケースについて調べていたら少し遅くなりました。申し訳ありません。コメントありがとうございます。
>複数コアなんて影も形もありませんでした。
自分がPCに興味を持った頃には既に2コア以上が一般的だったので、想像できないですね…。とはいえ、今では8コアCPUも普通ですし、PCの進歩の速さは凄いです。
では、再度選んできて頂いたパーツについて触れていきます。
【PCケース】
再度選んで頂いたケースですが、設置可能なようです。
対応水冷ユニットにH60の記載がありました。
設置可能ファンが背面×1前面×2となっているので、多分ファン配置は
・背面排気(水冷ラジエータ)×1、前面吸気×1(2)
・背面吸気×1前面排気×2(水冷ラジエータ含む)
あたりになるのかな?あまり見ない配置なので、正直なんとも言えません。が、
やはり、個人的には天面に排気ファンを設置した形を推したいです。
シングルファン簡易水冷のメジャーなファン配置パターンは
・背面吸気(水冷ラジエータ)+前面吸気+天面排気
・背面吸気+前面吸気+天面排気(水冷ラジエータ)
恐らくこの辺りだと思います。
エアフローやファンの位置(役割)については諸説あり、かなり意見の分かれる部分ですが、簡易水冷で天面を利用しないのは稀だと思います。
エアフロー等を抜きにした条件(こだわり)としては
・シンプルな見た目(LED発行やアクリル板仕様がいらない?)
・黒で四角い形状
・操作ボタン等がケース上部にある事
主に上記という事で問題ないのかな?と思います。
フロントパネルが開くのももしかしたら嫌?なのかもしれませんが、現在はフロントパネルは着脱可能で「静音重視」と「冷却重視」を切り替えられるように配慮されたものも多いです。
それにデメリットや不満を感じる点が正直自分は思い当たらないので、何かあれば教えて頂きたいです。
宣伝みたいになってしまいますが、フロントパネルが開閉可能な点以外は、上記条件を満たした人気ケースに「Define R5」というのがあります。基本1万円以上する高価なケースですが、14cmの中型ファンを2基標準付属している他、水冷にも最適化されており、非常に使い勝手の良いケースです。高価ですが、その価値はあると思います。
また、水冷クーラーと同じメーカー(Corsair)が良いのであれば、こちらも1万円を超えますがCarbide Series 275Q も条件を満たすと思います。あと、アクリル板仕様となってしまいますが、Carbide 400はAmazonで8300円くらいで、その他条件的には悪く無さそうです。
【電源ユニット】
550WGoldに変更ですね。問題ないと思います。ちょっと余裕あるくらいが安心ですよね。
【SSD】
なんで今J26?と思ったのですが、既にお持ちだったのですね。でしたら、是非利用しましょう。勿体ないです。
以上です。おすすめしたケースに関しては少し高額になってしまって申し訳ないですが、該当条件に合う安い製品は自分では見つけられませんでした。また気軽にコメントくれると幸いです。
管理人 さま
コメントありがとうございます。
>その頃は恐らくシングルコア・スレッドCPUが主流?
主流というか、それしかなかったですねwww。
複数コアなんて影も形もありませんでした。
お答えいただいたコメントを考慮して、再び見積もりをしてみました。
問題がないとお答えいただいた、パーツに関してはそのままで行こうと
思います。
【ケース】
ENERMAX ECA3360B-BT(U3) (Fulmo Q 黒)→Corsair CC-9011077-WWに変更
ケースについては、いろいろとこだわりと言いますかありまして、
まず、本体の設置場所がPCデスクより下のラック下部になるため電源等の操作パネルが
なるべく天面に近くにあることが前提となります。
次に、形がスタイリッシュに変形せず黒で真四角であること。余分に光ったり前面に
扉などがないことなどを考慮するとこれがいいのでないかと思っています。
それに、私が選んだ簡易水冷のメーカと同じなので、搭載できないという可能性も
少ないかと思っています。
【電源】
ENERMAX ERX750AWT-DP (750W) ドスパラ×ENERMAX共同開発電源ユニット→
ENERMAX ERX550AWT-DP (550W) ドスパラ×ENERMAX共同開発電源ユニット
こちらは、同じ規格品の550Wに変更しました。容量を余らしておくのはよくないとのこと
でしたが、それなれに余裕を持たせて550wにしました。
【SSD】
SanDisk SDSSDA-480G-J26 (480GB)→SanDisk X600 SD9SB8W-256G-1122 (256GB)
もともと最初のSSDは、以前Cドライブの容量が不足していますというメッセージを受けて
急きょ購入しておいたSSDだったんです。ま~、そのメッセージもいろいろと調整していたら
消えたので使わずじまいだったものを使おうかと思った次第です。
ただ、やはり折角組むなら新しくしてしまおうと思い容量は少なくなりますがこちらを
選択しました。
以上です。一応パーツを選び直したことで費用が2000円ほど安くなりました。
また、ご意見いただけると幸いです。
>自作に迷うオヤジさん
返信遅くなって申し訳ありません。コメントありがとうございます。
なんとPen3とは、自分は名前しか聞いたことないレベルです…。
その頃は恐らくシングルコア・スレッドCPUが主流?だと思いますが、そうであれば動作クロックで性能の優劣がほぼ決まりますもんね。その時代と比較するとかなり状況は変わっているかもしれませんね。
ただ、Core i5 9400FはTB時だと最大4.1GHzで、実はCore i7 3770の3.9GHzより上だったりします。また、コア数が6と多いので、そこでも結構差が出ます。(スレッドは6だけど)
具体的には、PassMark上だと約1.34倍(Core i5 9400F:12500 Core i7 3770:9300)のようです。他にも性能に関わってくる要素は色々ありますし、クロック数は特別大きく無ければ見なくても良いレベルまできてしまっているかもしれませんね。
見積りの方拝見しました。
気になった点を申し上げますね。
【PCケース】
考え中のケースは、もう一度選び直した方がいいと思います。具体的にいうと、前面ファンが標準搭載で、天面に通気口がある(ファンを取り付ける事ができる)のが条件です。
主に簡易水冷式クーラーによるものですが、水冷式に関しては正直自分も素人なので、憶測になりますがご容赦くださいませ。
まず、増設用のグラフィックボードを搭載するとなると、前面ファンは必須だと思っています。一般的には「TDP75Wなら無くてもいいかも」くらいの認識だと思いますが、個人的には欲しいです。
前面ファンを吸気ファンとして利用すると、PCの構造的にグラフィックボードに直接風が当たる形になります。この冷却効果はかなり大きいですし、単純にPC内部のエアフローにも影響があります。
次に、水冷式クーラーに関してです。水冷式クーラーの使用には、冷却液を冷却するためのファン(ラジエーター)を取り付ける事になります。前述の通り、前面ファン部は、できればグラボ冷却とPC内部のエアフロー強化用に主に利用したいです。簡易水冷式クーラーのファンは恐らくPC内部の冷却を主目的としたものではないので、任せるのは不安です。
となると、通気口は(排気用、水冷ラジエーター(ファン)用、PC内部のエアフロー強化およびグラボ冷却用)の3つが必要となります。3つ目の通気口は、必然的に天面になります。
よって、上記の事を考慮して、前面ファンが標準搭載かつ、天面が通気に使えるPCケースを選び直した方が良いです。
また、出来れば水冷クーラーの導入例があるものか、もう少し大型が好ましいです。
【電源】
お考えの構成でしたら、750WのGold認証電源は明らかにオーバースペックです。
後に高TDPのパーツの利用を想定しているなら構わないのですが、電源は無駄に容量が余っているのも良くはないため(最大容量の50%~80%利用の稼働が理想らしい)、容量を下げてもよいかと思います。
Gold認証で今回の構成であれば450Wもあれば十分かと思います。(もう少し低くてもGoldなら多分大丈夫)
【SSD】
SanDiskのJ26は2016年発売の古い製品なので、もう少し新しい製品にした方が良いかと思います。3D NAND TLC方式が価格も同じくらいで、やや高速かつ高寿命なはずです。
【OSとメモリー】
Windows 10 Homeでも更新後に問題があった場合には、その前の状態へロールバックできる機能があるので、リスク回避の点なら問題ないですが、価格は大きく変わらないのでProでも良いかと思います。
メモリーは、現在お使いの構成からして、転送速度がかなり高速になると思うので、悪化する…という事は無いと思います。
【その他】
特に問題は無いと思います。
勝手な意見としては、かなり高価な電源選んでいるので、その費用をPCケースの費用に回すのが良さそうだと思います。
前面・背面ファンが14cm以上を取り付けられるものだと、冷却性も段違いですし、広さに困る事もないです。
PCパーツには珍しく長年使い回せるものですし、今後も自作をお考えなら尚更損はないと思います。
水冷式に関しては完全に素人で申し訳ないですが、お力になれば幸いです。
また何かあればお気軽にご連絡くださいませ。
管理人 さま
返信が遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。
CPUの候補として『Core i5 9400F』は全く考えていませんでしたね~。
Pen3のころから自作をしているせいか、動作クロック数の大きさ=PCの性能と
思ってしまうところがあり、今現在使っているi7が3.2Ghz、
『Core i5 9400F』が2.9Ghzなのでクロック数が下がるのか~と思ってしまって
いたので候補から外しておりました。
でも、今のクロック数の計算ってPen3やPen4のころとは違っているのでほとんど
あてにならないんですよね。それをいつも忘れてしまいますwww
それらを踏まえて、私がいつも使っているパーツ通販のドスパラで見積もりを作って
みました。
見積例:
ケース:ENERMAX ECA3360B-BT(U3) (Fulmo Q 黒)
グラボ:Palit NE5105T018G1-1070F (GeForce GTX1050Ti 4GB STORMX)
電源:ENERMAX ERX750AWT-DP (750W) ドスパラ×ENERMAX共同開発電源ユニット
システムストレージ:SanDisk SDSSDA-480G-J26 (480GB)
クーラー:Corsair H60(2018) CW-9060036-WW (水冷式CPUクーラー)
マザー:ASRock Z390 Pro4 (Z390 1151 ATX)
メモリ:CFD W4U2666PS-8GC19 (DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組)
CPU:Intel Core i5 9400F BOX
OS:Microsoft 【64bit】 Windows 10 Pro 日本語 DVD (DSP)
★キャンペーン:「ファイナルパソコンデータ引越し」ライセンスキー同梱
以上です。これで大体12万弱くらいです。
システムストレージ以外のHDDはすでに物理的に4発載せているのでそれを
移動して、データやテンプとして使いますのでシステムにはOSと実行ファイル以外は
入れないようにします。
メモリが、16Gと現在のメモリより少なくなりますが今の使用状況であれば
問題ないかな~と思っております。
OSは、Homeと悩んだんですがいろいろと調べるとアップデートのタイミングが
任意で選べるようなので、こちらの方がいいという情報を見たのでProにしました。
これで、問題ないと思いますか?ご意見いただけたら幸いです。
>自作に迷うオヤジさん
はじめまして。コメントありがとうございます。数あるサイトの中から質問して貰えて嬉しい限りです。頑張ってお答えしたいと思います。
用途を見たところ、やろうと思えば予算を大きく下回る事も可能かと思いますが、現在お使いのPCスペックと予算から見て、予算内で出来るだけ良い性能という前提でお答えしますね。
また、あくまで個人的見解と思って頂ければ幸いです。
①CPUについて
こちらの記事の情報が古く申し訳なかったです。第9世代のCPUの普段の発熱は思ったほど多くは無かったようです。
それに、水冷クーラーなら簡易とはいえ冷却性能はそれなりだと思うので、12万円台のPCのCPUなら気にする必要はないかと思います。
それでは本題ですが、
予算12万円で簡易水冷クーラーとグラボ搭載でインテルとなると、コスパを最重視して「Core i5 9400F」(現在約23,000円)という内蔵GPU廃止モデルのCPU一択かなというのが正直な印象です。(第9世代ですが、中身は「Core i5 8400」とほぼ同じもので実質第8世代CPU)
第8世代と第9世代どっち、というよりは「Core i5 9400F」の正解感を強く感じてしまいます。
これ以上のCPUだと予算オーバーか、どこかを削る必要が出てくる可能性が高いですし、これ以下の価格のCPUだと現在お使いのCPUよりも性能が低くなってしまいます。
また、恐らくこだわりなので無粋かと思いますが、TDP65WクラスのCPUに水冷クーラーは少し勿体無い気がします。
②チップセットについて
違いを詳しく理解していなくても、チップセットは基本的に上位モデルが下位モデルの全ての機能を備えている場合がほとんどなので、最新かつ主流の中で最上位の『Z390』を選ぶのが無難かと思います。価格も大きくは変わりません。
『Z390』は『Z370』の上位モデルにあたり、違いは主に「USB 3.1 gen2」対応とCNVi対応(ワイヤレス化に関するもの)です。
ちなみに、同じソケット1151対応チップセットが大量に存在するのは、インテルCPUのソケット形状が第6~第9世代(現在)と長期間にわたって変更が無い事に由来します。(ご存知かもしれないですが)
『Z360』と『Z365』については正直耳にした事がないです。申し訳ないです。
③SSD(システムストレージ)について
正直「どちらが良い」とは言い切れません。容量単価もほぼ同じなので、恐らく上級者でも非常に悩ましい部分です。結局は好みだと思います。
M.2 SSDの気になる点としては
・非常に高速ながら、SATA接続のSSDも十分高速で、大容量の転送を行わない限りは体感できる差はほとんどない点
・留意する事が多い(使用できないスロット発生の可能性、マザーボードの最大速度確認、発熱 等)点
などがあり、特別必要だと感じていない状況なら、あえてM.2 SSD選んでも実益はほぼ無いと言っても良いと思います。
ただ、逆にいえば、色々留意する点は多いものの、容量単価はほぼ変わらないのに高速かつコンパクトという点で、純粋な性能だけ見れば「M.2 SSDの方が上」と定義付ける事も可能ですので、そこをどう思うかだと思います。また、特に言われるM.2 SSDの発熱ですが、現在は故障のリスク増大という程ではないようです。環境にもよりますが、最低限の対策があればそこまで気にする必要は無いかと思います。
とはいえ、個人的にはやはり不安は拭えないです。
質問に対する回答は以上になります。不足な点やご不明な点がありましたら、また気軽に言って頂けたら出来る範囲でお答えいたします。
初めて、投稿いたします。
自作についてWebをさ迷い歩いてここにたどり着きました。
まずは、当方が現在使用しているPCのスペックを簡単に書きます。
CPU:i7-3770
メモリ:DDR3 24G
OS:Win7Pro 64Bit
です。既知のこととは思いますがWin7のサポートも1年を切り
そろそろ10への移行を考えなくてはいけないと思いまして
スペック的には、今のままでも10を動作させるには十分だと
思うのですが、どうせなら新しく1台組もうかと思いパーツを
調べだしたのですが、何分久々の自作ですのでどう選べばいいか
迷ってしまって、ネットを放浪しておりました。
ここで質問なんですが、
①今作るなら、第8世代か第9世代か
CPUはIntelで行こうと思っていますが、世代はどちらがいいのか
迷っています。第9世代はTDPが高いから放熱を考えないと危険とか
性能的には第8世代で十分だとかいろいろ聞いてるとどっちにしたらいいのか
わからなくなりました。
②チップセットはどれにすればいいのか
チップセットの種類も多くなっていてどれを選べばいいのか迷っています。
同じ1151ソケットなのに『Z360』『Z365』『Z370』『Z390』とどれを
選べばいいのか。
③システムストレージはM.2かSSDどちらがいいのか
現在、当方ではシステムストレージにSATA接続のSSD180Gを使っています。
これを新しくするにあたりM.2にするかSSDにするか迷っています。
M.2は熱くなりやすいとか、すでにSSDを使っているなら変更する必要が
ないとか聞くとさらに迷います。
以上のことで、どちらにすればいいか迷っております。
使用用途としては、そんな特別なことはしていません。
しいて言うなら、副業でEXCELVBAの開発を自宅でやっていることくらいでしょうか。
ゲームも、ドラゴンクエスト10しかやっておりませんしこの先他のゲームを
する予定もありません。
予算は、12万程度を考えています。
GPUは GeForce GTX1050程度を考えています。
冷却は簡易水冷を考えています。
以上です。ご意見を頂けたら幸いです。