CPU性能比較表【2024年最新版】

2024年版デスクトップPC向けのCPUの性能一覧表です。モデルナンバーや世代毎のフィルター機能もあります。現在メジャーなものと、以前メジャーだった幅広い世代のCPUを抜粋して掲載しています。
ノートPCのCPUについては別ページに分けて掲載しているので、お手数をお掛けしますが、下記の関連リンクを参照お願いします。
※掲載の価格は、更新時点での主に価格.comやAmazonの価格となっています。現在は異なる可能性があるため注意してください。
CPU名称
文字通りCPUの名前です。
PassMark
特に有名なベンチマークの一つです。総合性能といった感じになっています。
Cinebench R23(マルチ/シングル)
CPUの処理性能を測る有名なベンチマークの一つです。決まった画像を表示するシンプルな内容なので、PassMarkよりも純粋なCPUのコアによる処理性能を知ることができます。「マルチ」はCPUの全コアを使用した全力の処理性能で、「シングル」は1コアのみを使用した際の処理性能となっています。
コア
CPUのコアの数(合計)です。コアが多いほどCPU全体の処理性能が高くなり、重い処理への対応力が高まります。ただし、最近では小型な省電力コアが採用されることが多かったり、SMT不採用(1コア=1スレッド)のコアが増えてきているので、コア数だけで処理性能を測るのは難しいです。
スレッド
スレッドはシステム上で認識するコアの数と思って貰えばOKです。1コア:1スレッドが基本ですが、1コア:2スレッドのものもあります(SMT・ハイパースレッディング採用コアの場合)。
クロック・周波数(定格/最大)
CPUのクロックは、ざっくり言うと処理の回数を表す数値です。クロックが高いほど、処理できる信号の数が多いことになるので、処理性能が高くなりますが、負荷が高くなるため、発熱や消費電力が多くなります。ただし、コアの性能や他の要素により性能は大きく変わるので、クロックだけで性能は測れない点に注意。CPUにはクロックの異なる複数のコアを持つものがありますが、記載の数値は最も高性能なコアものとなっています。
TDP
TDPは熱設計電力のことで、大体の消費電力の目安となります。ただし、最近のCPUは複数のTDPが状況に応じて適用されることが多くなっており、表記の数値よりも大幅に多くなることが基本なので注意。表向きのTDP(デフォルトTDP)は、実際の消費電力というよりは、他CPUとの相対的な差を知るためのものとなっています。
価格
CPU単体の大体の市場価格です。各ショップ価格を参考に随時更新しています。
コスパ
1円あたりのPassMarkのスコアです(小数点第3位を四捨五入)。
FRONTIER(フロンティア)
常時開催セールのコスパが非常に良いのが魅力のショップ。日本製コンデンサ仕様の電源もポイントが高い。最強コスパの筆頭候補ショップ。
ドスパラ
言わずと知れた大手BTOパソコンショップ。常に相場平均より少し良いくらいのコスパで販売していることが多く、安定感がある。ケースがコスパ重視機にも採用されるものとしては良いのも嬉しい。
パソコン工房
豊富な構成とコスパの良さが魅力の大手ショップです。こちらもコスパは安定している印象で、電源が全体的に強い印象があります。コラボモデルやLEDライティングモデルも豊富で、様々なニーズに応えようという方針を感じます。
TSUKUMO(ツクモ)
コスパの良いBTOパソコンショップながら、地味に標準搭載のWindowsが全てDSP版で統一されているため(2020年3月時点)、他の大手BTOより実質コスパがちょっと安いことが多い(活かせるケースはそんなに多くないとは思うけど)。PCパーツや周辺機器販売も行っており、品揃えは豊富で安い。
STORM(ストーム)
知名度はちょっと低いけどコスパの良いBTOパソコンショップ。パーツ選びが自作ユーザーっぽくて個人的に好き。流行りのケースなどをいち早く取り入れるユーザーのニーズに応える姿勢が良い。選択肢は少ないけど、カスタマイズ価格は安いのも魅力。
マウスコンピューター
限定モデルが特にお得な印象がある大手ショップです。基本構成は大手の割にはやや高めな印象ですが、Web限定モデルやシークレットリンクモデル品はお得なものも多いです。
PCワンズ
特に高額PCを検討する際におすすめのショップ。PCパーツショップの大手で、単体販売のパーツを選択してフルカスタマイズのPCを注文できるサービスを利用する形。市販の超豊富なPCパーツ群から選ぶので、ズバ抜けて自由度が高いのが魅力のショップ。組み立て&セットアップ費用に固定の費用が掛かるので、金額が高いほど割安といった感じになる。他BTOと違い、パッケージ版のOSを追加費用なしで導入できるのも大きなメリットで、購入直後のカスタマイズにも対応可能。
パソコンショップ(Ark)
大手ショップと違い、ケースも市販のものが使用されているため種類が非常に豊富なのが魅力。基本価格自体は大手よりは若干高めに感じますが、ウィークリーセールで毎週大きめの値引きPCが更新される他、パーツメーカーによるキャンペーン値引きなども反映されるので、時期や製品によってはお得になります。
海外の大手PCメーカー:レノボ・HP・DELL・ASUS 等
言わずと知れた世界的に有名な大手のPCメーカーは、やはり全体的にコスパがかなり良いことが多いです。ただし、構成数は少なめなことが多い他、ケースが小さめで電源容量もギリギリなことが多い印象がある点は注意が必要です。また、サポートも日本以外の方が出ることが多い印象なので、細かなサポートを期待する場合にはそちらも注意。
Ryzen 9 7950X3D:非常に優れたゲーミング性能を持ち、電力効率も非常に良いハイエンドCPU
「3D Va-Cache」を搭載したZen 4のRyzen 9の最上位モデルです。16コア32スレッドによる驚異的なマルチスレッド性能を持ちつつ、Core i9-14900K/13900Kに匹敵するゲーミング性能を持っています。その上でCore i9(K付き)よりも電力効率が大幅に優れているため、総合性能的な意味ではトップのゲーミングCPUと呼べると思います。本体価格は2024年8月時点ではCore i9-14900K/13900Kと同等なのですが、BTO等ではCore i9より一段高い価格なのがネックです。ただし、その効率の良さと性能を考えれば、ガンガン処理を行う前提なら多少高価でもおすすめできるCPUです。
Core i7-14700(F):20コアで5万円前後の高コスパCPU
20コア(8P+12E)28スレッドの第14世代のCore i7のK無しモデルです。K無しモデルよりも消費電力が抑えられており、価格も少し安いです。第13・14世代Coreは回復不可能なダメージが入るといった不具合が問題となっていますが、実は報告例はほぼK付きなので、クロックや電力制限が低いK無しなら深く気にする必要は無いと思われるのも少し安心できます。その代わり、標準設定ではベース電力の65Wで基本稼働する様になっており、消費電力がかなり抑えられているため、K付きよりはマルチスレッド性能が一段落ちてしまいます。とはいえ、電力制限下でも20コアによるマルチスレッド性能は非常に優れていますし、電力制限を調整(解除)することでK付きに近い性能まで引き上げることも一応可能なので、そのあたりの調整が出来る人にはK付きと実用性は大差なかったりします。ただし、標準設定のままでも発熱が少ないメリットもあり、電力制限を引き上げるなら高性能なクーラーが必要になるので、必要に応じて運用しましょう。
Ryzen 7 7900X3D:Core i7よりも優れた効率とゲーム性能の高性能CPU
Ryzen 7 7900X3Dは「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、特にゲームで強力なのが魅力の12コア24スレッドCPUです。優れた優れたマルチスレッド性能と強力なゲーム性能を持ちます。
元々はゲーム特化なら7800X3Dが選ばれることが多かったため、この7900X3Dは人気が低かったのですが、その影響なのか7800X3Dが値上がりする中7900X3Dの価格は変わらなかったので、2024年11月時点では実売価格が数千円程度の差しかなくなっており、相対的に有力となったCPUです。BTO等では選択肢がそもそも無いのが残念ですが、自作やフルカスタマイズPC等では強力な選択肢です。
Ryzen 7 9800X3D:現状のゲーム最強CPU。ゲーム時の電力効率も良い。ただし、8コアCPUとは思えない高価さ
Ryzen 7 9800X3Dは、2024年11月時点のゲームで最強のCPUです(ハイエンドGPUとの併用時)。「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、ゲームで非常に強力な8コア16スレッドCPUです。この9800X3Dが登場するまでは先代の7800X3Dが最強でしたが、その先代をも平均で8%~10%程度上回るゲーム性能を誇るという結果が出ており、他にもやや差を付けたゲーム最強CPUです。
先代では「3D V-Cache」がCCDの上に配置されていたため、コアの冷却が難しくてクロックや温度制限を低めにする必要があるという課題がありましたが、9000X3Dの第2世代「3D V-Cache」ではCCDが上に配置されるようになったため、コアの冷却の課題が克服されました。これによりクロックや温度制限を高くすることが可能になり、先代では制限されていたオーバークロックも可能になりました。それに加えてアーキテクチャ更新による性能向上もあり、先代から大きめの性能向上となりました。
しかし、価格は先代から値上がりし、発売時価格は86,800円です。8コアCPUとしては超高額になってしまいました。ゲームでは強力なものの、マルチスレッド性能コスパは悪い点は留意しておいた方が良いかと思います。
更に、電力面も先代の7800X3Dと比べると少し悪化しています。先代は仕様上クロックや温度を制限する必要があったことが、逆に優れた効率で扱い易いCPUとなる要因になっていた印象ですが、9800X3Dではそれらが緩くなってしまったので、良さが少し損なわれています。それでもゲーム時は電力面でも十分に優秀ですが、高負荷なマルチスレッド処理時の消費電力はかなり増えました。性能も大きく向上したので用途次第ですが、気になる場合には調整する必要があります。個人的には、対応は可能なものの、標準設定で安心な設定の方が良かったと思います。
強みのゲーム性能も、GPUの性能やゲームタイトル次第ではそこまで大きな差にならないこともありますし、このレベルの高さだと、ミドルレンジCPUを選べばGPUのグレードを一つ上げることも可能なので、最終的なゲーム性能を考えるとそちらの方が良いケースも多々あると思います。ゲームで強いからといって雑に選ぶのではなく、慎重に選択したいCPUです。
Ryzen 7 7800X3D:非常に強力なゲーム性能と電力効率。一般用途での実用性が非常に高いが、人気故に8コアながら高価
Ryzen 7 7800X3Dは、9800X3Dが登場するまで「ゲーム最強」と呼び声の高かったCPUです。「3D Va-Cache」搭載で大容量のL3キャッシュを備えるため、ゲームで非常に強力な8コア16スレッドCPUです。
他にもX3Dモデルがある中、この7800X3Dが最強と呼ばれる理由は8コアぴったりという仕様です。現状のほとんどのゲームは超多コアに最適化されていないため、8コア程度あれば性能をほぼ最大化できるという通説があるのですが(ハイエンドGPU&重めのゲーム前提)、7800X3Dは8コアぴったりというコア数なのが良いです。無駄なコアがあることによるロスが発生しないため良いと言われており、実際にX3Dモデルの中でも7800X3Dが若干優れたゲーム性能が出ています。そのため、ゲーム性能に特化するなら非常に魅力的なCPUです。
また、電力効率が非常に優れており、特にゲーム時の効率はCoreのハイエンドモデルと比べると圧倒的に優れているのが強みです。
ただし、デメリットとして、8コア16スレッドCPUながら6~8万円ということで、同価格帯のCPUよりも明らかにマルチスレッド性能が低く、その面でのコスパが悪い点があります。価格の近い「Core i7 / Core Ultra 7」は20コア28スレッドです。しかし、8コア16スレッドでも一般用途ではあれば十分な性能はありますし、マルチスレッド処理時でも効率は非常に優れているので、実用性を考えればほとんどの人にとって大きなネックにはならないです。そのため、ゲーム重視のCPUとして非常に強力で人気なRyzenとなっています。
Ryzen 9 7900:省電力な12コア高性能CPU
Ryzen 9 7900は、Zen 4の12コアの省電力モデルCPUです。元々やや不人気なCPUだったこともあってか、大幅に値下がりが進み、2024年11月時点では約6万円台前半程度になっているため、「Core i7-14700(F)」に対して十分な競争力を持てるようになっています。最大消費電力(PPT)は88Wに設定されているため非常に省電力ながら、小型コアを含まない12コア24スレッドによる優れたマルチスレッド性能が魅力です。また、付属クーラー「Wraith Prism RGB」が付属品の割には悪くない性能なので、そちらで運用すれば実質コストもやや削減できるのも強みです。電力制限を解除することも可能なので、高性能なクーラーを用意すれば性能をやや引き上げることも可能です。CoreのK無しモデルと違ってオーバークロックにも対応しており、調整幅も非常に広いCPUなので、色々と設定弄ってみたいという人には特に面白いCPUだと思います。
Core i5-14400(F) / Core i5-13400(F):10コアで3万円台前半~という安さで、低価格構成で非常に強力
10コア(6P + 4E)16スレッドの第13,14世代のCore i5(下位)です。上位CPUと比べるとマルチスレッド性能は劣るもののコスパ自体は良く、重い処理でもこなせる性能ではあるので、安さ重視や、性能を持て余して費用を無駄にしたくない場合に向いているCPUです。ハイエンドGPU使用時がゲーム性能がやや低いのも弱点ではありますが、ハイエンド未満のGPUなら大した差ではありません。そのため、この価格のCPUでハイエンドGPUを採用する人はほとんど居ないため、実質的にはそこまで気にする必要がありません。安さ特化CPUでは非常に強力な選択肢です。
Ryzen 5 7600X/7600:約3万円前後でCore i5-14400(F)と同等の性能・コスパで、AM5の長期サポートを得られる
Zen 4で6コアのRyzen 5です。発売当初は高価だったために低価格PC用のCPUとして機能していませんでしたが、その後値下がりが進んだことで、価格・性能ともに「Core i5-13400F」に近い低価格PCで非常に強力なCPUとなりました。しかし、13400(F)よりもソケットのAM5のサポートは長期化が期待できる面で優位性があり、Coreと違い、RyzenではX3Dモデルの追加による旧シリーズ強化なども見込める関係で、後にCPUを交換をする場合を考えると一段有利なのが魅力です。BTOではまだ13400(F)よりも若干高価なことが多いので難しいですが、自作や一部構成では13400(F)とほぼ同額で導入できることもあるので、その場合にはちょっとおすすめです。
Ryzen 7 8700G/Ryzen 5 8600G:高性能内蔵GPUモデル
RyzenのRDNA 3アーキテクチャ内蔵GPU搭載モデルです。グラボ無しでも重めの3Dゲームや動画編集に対応が可能という、ライトユーザーには非常に魅力的なCPU(APU)です。AI用の「Ryzen AI」を搭載しているのも地味に嬉しいです。コア構成は、「Ryzen 7 8700G」はCPUは8コア16スレッドで、GPUは12コア(Radoen 780M)で、「Ryzen 5 8600G」はCPUは6コア12スレッドで、GPUは8コア(Radeon 760M)となっています。
8700Gと8600Gの内蔵GPUのコア数差(12 / 8)が気になると思いますが、コア数差の1.5倍ほどの差はなく、おおよそ1.2~1.3倍くらいの差です。重めの処理でなければ実用性面での差は意外と小さいので、CPU性能を重視しないなら8600Gでも良いと覚えておくと良いかもしれません。
Ryzen 7 5700X:2万円台中盤で買える超高コスパ8コアCPU(旧世代)
旧世代ですが、その価格の安さによる圧倒的なマルチスレッド性能コスパで売り上げ上位に居続けるのが「Ryzen 7 5700X」です。2万円台前半~中盤という価格で、3万円ちょっとの「Core i5-14400(F)」や「Ryzen 5 7600(X)」に匹敵するマルチスレッド性能を持つため、非常に優れたコスパを持っています。旧世代のためシングルスレッド性能やゲーム性能はやや落ちるものの、L3キャッシュは32MBと多めに搭載しているおかげで、ゲームにおいてはミドルハイくらいまでのGPUならほぼ問題にはならないレベルなので、費用を節約しつつコスパを最大化できる存在として重宝します。電力効率も古い割には優れており、未だに高コスパCPUとして非常に強力な存在です。
Ryzen 5 5600系:2万円未満ながらL3キャッシュが32MBと多めで、ゲーム性能は思ったより低くない
旧世代ですが、その価格の安さと優れたゲーム性能コスパで魅力なのが「Ryzen 5 5600(無印/X/T)」です。2万円未満という価格ながら、L3キャッシュは32MB搭載しており、最新のCore Ultra 5よりも多いです。そのおかげで、旧世代のため各種性能が低いものの、ゲームにおいてはミドルハイくらいまでのGPUなら大きなネックにならないレベルです。安さ特化のゲーム用CPUとして非常に強力です。PS5にもこれに似た仕様のCPUが採用されていることも、そのコスパの良さの裏付けになっているかもしれません。ただし、前述の「Ryzen 7 5700X」との価格差が小さい割にはマルチスレッド性能差が大きめ(約1.3倍)なので、PC全体の総合コスパを考えると相対的に微妙に見える感はあります。
Core i5-12400(F):1.8万円程度から買えるようになった低価格CPU。低価格ゲーミングPCで強力
じわじわと値下がりを続けて、2024年10月時点では約1.8万円~から購入できるようになった6コア12スレッドの旧世代のCore i5です。最新世代と違ってEコアが無いためマルチスレッド性能が低めなのは注意ですが、実はCore i5-13400/14400とPコアの仕様がほぼ同一のため、ゲーム性能はわずかしか変わらないです。そのため、低価格のゲーミングPC用のCPUとしてはゲームコスパが非常に優れているのが魅力です。消費電力や発熱も少ないのも良いです。

CPU性能比較表

※CPU名のリンクはAmazonへのものとなっています。

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644 COMMENTS

٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

こんにちは

https://jp.mercari.com/item/m39046268435

こちらのpcを購入したいと考えているのですがフォートナイトをするにはスペックは足りますでしょうか

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とねりん:管理人

フォートナイトは低設定なら軽いゲームなので、FHD低設定とかなら144fpsくらいは出るのではないかと思います。

ただ、URLを貼られた商品を買うのはおすすめしません。
色々ゲーミングデバイスが付いているとは言っても、細かな製品名を載せていない中古品ですし、今はグラボも全体的に安くなっていますから、2世代も古いCPU搭載の中古品としてはコスパが単純に悪いです。

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٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

本当ですか!
ありがとうございました!
また質問するかもしれないのでその時はよろしくお願い致します‍♀️

k

はじめまして、こんにちは。
管理人さんの豊富な知識と丁寧なご対応を拝見いたしまして、ご相談に乗っていただければとコメントさせていただきました。

先日hpでデスクトップを注文しました。
以下スペックとなります。

OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0765jp パフォーマンスプラスモデル

cpu
i7 12700F
gpu
3060 Ti
メモリ
HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz Intel XMP対応 RGB
ストレージ
Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe Gen 4×4 NVMe)
電源
Cooler Master 内蔵500W ATX電源、80PLUS Bronze
OS
Windows11pro
価格
178096円

以下ご相談内容を書かせていただきます。
①個人的には、まぁまぁコスパのいいPCだなと思ったのですが、管理人様的にはどう思われますか。まだキャンセルも可能なので、あまりコスパが良くないであったり、他にもっといいPCがあるとお考えでしたらお教えいただけると幸いです。

②電源が、500wのブロンズですが、これは、十分な電力量なのでしょうか。換装の必要があるなら、おすすめのものも教えていただけると幸いです。

③i7は、まぁまぁ発熱が多いと耳にしますが、グリスを塗り替える等の何らかの対策は取ったほうが良いのでしょうか。

その他、気になる点や注意する点があったら教えていただけますと幸いです。
PC関連の知識に乏しいので、頓珍漢な質問をしているかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。

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k

すみません、いくらか情報が不足しているように感じたので、追加いたします。
FHDで、エーペックスや、valorantのプレイにに使う予定ですが、割といろんなものに触るタイプなので、おそらくもう少し重めのゲームもプレイすると思います。cpu.gpuの稼働率が上がった際に、電力や排熱が十分なのか不安に感じています。
また、HDDを増設する可能性が高いので、それも含めて電力量を判断いただけると幸いです。

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とねりん:管理人

はじめまして。期待に応えられるかはわかりませんが、回答させていただきます。
質問を分けていただきましたが、内容がやや前後してしまいました。

1. コスパは良いと思うが、どう思うか
該当製品のコスパは非常に良いと思います。前モデルもそうでしたが、HPのOMENはCPUとGPUだけから見た価格は飛び抜けて安いと思います。
ただし、25Lに関しては質問者様も懸念されている通り、電源や排熱には不安が感じられます。

2. 排熱について
スペック表を見ても各仕様が明記はされておらず、新しいモデルのため実機レビューも見当たらないので公式HPのイメージ画像等からの推測になります。

まずCPUのクーラーは恐らく12cmファン1基搭載でヒートシンクもやや小さめの空冷だと思います。Core i7-12700の性能を最大限活かすには正直足りないです。対策をするなら、グリスを塗り替えるよりも先にクーラーを変えないといけないと思います。
ただし、先代機ではどうやらマザーボードを一度外さないとクーラーのバックプレートを装着できないケースっぽい?ので(要確認)、初心者には少し敷居が高いかもしれない点は注意が必要ですし、ケースがかなりスリムなので、高性能なクーラーの選択肢が少ない点も難しいところです。

また、空冷クーラーの場合にはPCケースのエアフローも大きく関係しますが、こちらも恐らく良くありません。
画像と説明を見る限り、ケースファンは12cmファンがフロントとリアに1基ずつで最低限という形で、プラスでベンチレーターが搭載されているらしいです(こっちは正直よくわからない)。
PCケースもフロントがメッシュ仕様で通気性が良くなっている訳ではないこともあり、やはりエアフローは恐らく良くないです。ですが、幸い天面は通気性が確保されているようなので、そこケースファンを追加することで多少改善されるかもしれません。かなり簡単で安価に対応できるので、水冷クーラーへの換装を考えていない場合はとりあえずでやってみても良いと思います。

3. 電源について
12700FとRTX 3060 Tiで500W BRONZEはかなり不安を感じます。12700Fの標準の最大消費電力が約180W(TDP PL2)でRTX 3060 Tiが200Wですから、それだけで380Wです。電源は変換時にロスが生じるので容量の500W全てが使える訳ではないですし、他パーツでも多少電力を消費しますから、はっきり言って足りないです。CPUとGPUの双方が同時に使用率100%で稼働することはほとんどないとは思うものの、一般的にはダメと言われるレベルです。この構成なら最低でも650W BRONZE、ちょっと余裕を持つなら750W GOLDあたりが妥当だと思います。

4. 総評的なもの
非常に安くてコスパが良く、他社でこのクラスのお得さのものはほぼ見つからないです。なので止めとけとは言えないですが、そのまま使うには問題点も多いPCです。
問題がある点を対処するには、最低でも電源とクーラーの交換が必要になり、それらに費用を対象費やしてもコスパは十分良いレベルだと思います。
ですが、電源の交換とマザーボードを一度外してのクーラーの交換ともなると、自作とも大きく変わらないレベルのいじり方になると思うので、初心者には敷居が高い気がします。

とはいえ、ゲームであればCPU使用率はそこまで高くならないものも多いですし、室温が高くなければ十分に性能を発揮できるケースもあると思います。
また、排熱や容量が不安なら、CPUやGPUの電力制限を調整して利用するのも手だとは思います。大きく制限するならわざわざ高性能なPCを購入した意味が…的な話にはなるかもしれませんが…。

それに、非常に安価なので、仮に排熱や電源のせいで性能が多少制限されてもコスパの良さは保たれると思います。
そのため、キャンセルしろと言うほどではないですが、本人がどう感じるかですね。

返信する
k

ご丁寧に教えていただきありがとうございます。
実は、前々から自作PCに興味があって、電源を変えるくらいならちょうどいい機会かと思っていたのですが、マザーボードの方も触らないといけないですか……
せっかくなので、このPCを買って、試行錯誤しながら、自作の真似事でもしてみようと思います。
ちなみに、水冷への換装はありですか?
空冷の換装とケースの排熱を改善するなら、水冷に換装するのとそこまで費用は変わらないのではと思ったのですが。

とねりん:管理人

詳細なレビューが見当たらなかったのですが、先代機でYouTubeの方でマザーボードを取り外して交換してる動画があったので、外さないとだめの可能性が高そうです。
自作に興味があったのですね。今はGPUも安くなってきているので、電源とかクーラーとかを拡張性が不便なケースで交換するくらいなら、ちょっと高くても自作の方が良いのではという気は正直してました。

簡易水冷への換装もありだとは思います。240mmの簡易水冷を前提として、安いものを採用するなら確かに費用も大して変わらないと思います(サイズ的に搭載できるかは一応チェックが必要だと思います)。
ただ、個人的には今回のケースなら空冷の方がやや向いている気がします。室温にもよりますが…。
理由は、簡易水冷にするとCPU周辺のエアフローが弱くなるためです。今回のケースではフロントに12cmファンが1基しかないこともあって吸気性能も低い上、排気性能も低いため、エアフローは極力悪くしたくないためです。ケース自体がエアフロー的には良くないと思うので、大差無い可能性もありますけど…。
簡易水冷にすると恐らく他のケースファンは付けれないと思うので、エアフロー強化はほぼ不可能になってしまいます。一応、無理やり電源横に底面ファンとかは付けれるかもしれないですが…。
GPUが空冷な以上GPU付近のエアフローが悪くなることも避けたいですし、CPUは冷えてもCPU付近の電源回路の温度が上がって効率が悪くなる可能性もあります。

恐らく諸説ある部分で、これは私個人の意見なので参考程度にして欲しいですが、水冷は空冷の上位互換って訳ではない点は一応把握しておいた方が良いかもです。

k

ご丁寧な返答ありがとうございました。
なるほど。cpu周りの回路の温度は盲点でした。
とりあえず、天面にケースファンをつけて様子を見たいと思います。
とても参考になりました。本当にありがとうございました。

とねりん:管理人

色々言っといてあれですが、サイドパネルを外しっぱなしにすれば簡単に解決できたりしますけどね…。最終手段ではあると思いますが。
問題なく運用できるのを願っています。

k

なるほど!重い処理のときはそれも選択肢ですねw
ずっと開けてるのは、少し不安ですが。
まずは使ってみてどうか…ですね。
何から何まで教えていただき本当にありがとうございます。

take

初めまして、主さんの丁寧な説明をみて相談を決めました。
現在2つのpcを選定しました。
求めているスペックとしてははbf5、bf2042、APEXで144fpsが安定してでるくらい、またstellaris、hoi4、などのパラドゲーの最終盤でも重くならず快適にプレイできるくらいの性能が欲しいと考えています。

一つ目のpc
(cpu) Core i7-12700
(cpuファン) GAMMAXX L240 V2+
(グラボ) GeForce RTX 3060 Ti

二つ目のpc
(cpu) Core i5-12400
(cpuファン) Scythe 無限五 リビジョンB
(グラボ) GeForce RTX 3060

電源は双方gold規格の850w
メモリは16gb、SSDは2TBを想定しています。

二つ目のpcでスペックに不安はないか、冷却性能は十分か、メモリは足りるか(stesmの推奨スペックでは足りていますが)、32に変更した場合core i5で活かし切れるか、また、二つ目でスペックが足りるなら1660superに格下げして問題ないか、などお聞きしたいです。
不足情報がありましたらお教えください。

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。

FHDを前提とすると、挙げられたゲームはRTX 3060程度の性能があれば144fpsに到達するには十分だと思いますが、BF2042だけは他より重めのゲームなのでRTX 3060 Tiでも144fps安定は厳しいかもしれません。
コスパ重視の選定っぽいので、出来れば価格とケース(もしくは製品名でも)もあると評価しやすいかなと思います。とりあえず今回はその辺りは省いて回答しておきます。

1.二つ目のPCでスペックに不安はないか
価格差があるので仕方ないですが、Core i5-12400はCore i7-12700と比べるとかなり性能が落ちますし、RTX 3060もRTX 3060 Tiと比べると劣りますから、重めのゲームでは大きめの差は出ます。基本的に少なくとも2割以上はfpsが低下することになると思います。
とはいえ、RTX 3060の構成でも144fpsに到達できるゲームは多いので、RTX 3060 Ti構成と比べて使用感に差がないゲームも多いと思います。挙げられた中だとBF2042では多少ネックになると思いますが、他はそこまで変わらないと思います。他の用途でも一般的には困るというほどの性能不足になるほどの差は出ないと思うので、安さ重視なら全然ありな選択だと思います。

2.冷却性能は十分か
PCケースのエアフローも大きく関係するので(特に空冷)絶対大丈夫とは言えないですが、どちらの構成もクーラーは妥当なものが選択されていると思います。

3.メモリは16GBで足りるか,Core i5で必要か
32GBにした方が重い処理(たとえばゲーム)をしながら他の処理をこなしたりなどの対応力は当然高まりますが、ゲーミング単体なら16GB→32GBは現状はfps向上率はわずかです(ゲームにもよるかもしれないけど)。
メモリは空きスロットがあれば後から増設も簡単なので、予算が気になるならとりあえず16GBで良いと思います。
Core i5-12400で32GBは確かにやり過ぎ感があり、用途次第ですが、あっても活かせるかは怪しいところだと思います。上述のように後から増設も出来るので、Core i5ならとりあえず16GBの方で良いと思います。

4.GTX 1660 SUPERにしても問題ないか
ご存知かもしれませんが、GTX 16シリーズはRTコアとTensorコアを持たないため、ハードウェアレイトレーシングアクセラレーションやDLSSに対応していません。該当機能を使いたいなら選択肢から外れる他、将来性があると言われている映像コーデックのAV1のデコードにも対応していないため、将来性を考えるなら微妙な選択だと思います。
GTX 1660 SUPERは今かなり値下がりしているので、従来の一般的なゲーミング性能コスパに限れば非常に優れていますし、予算を抑える選択肢とはありだと思いますが…次世代GPUも控える今に選択すると後に大きなショックを受ける可能性は高そうな気がします。今安くてコスパの良いGPUを今選ぶなら、RX 6600(XT)かRTX 3060が最適だと思います。

以上、ざっとですが回答になります。

返信する
take

丁寧にありがとうございます。BTOメーカーのなので商品名を
一つ目→ GALLERIA XA7C-R36T
二つ目→ GALLERIA RM5C-R36
をそれぞれ電源、ファンなどをカスタマイズしたものです。
やはりBF2042がネックになってきますね…最新ゲームがこれくらいになると考えると一つ目の方がいい気がしますね

とねりん:管理人

商品名ありがとうございます。
一つ目を仰られていた通りにカスタマイズすると27万円超えますね…。カスタマイズで強化しているとはいえ、RTX 3060 Ti搭載機としては高過ぎると思います。
ドスパラのGALLERIAじゃないと嫌って訳ではないなら正直もっと安くなりますし、今ならRTX 3070を十分狙える予算になりますので、コスパ重視なら他を検討した方が良いかもです。
ドスパラで検討するにしても、ケースは地味になりますがRTX 3070搭載のraytrek XF 32GBモデルの方が圧倒的にコスパは良いと思います。クーラーのカスタマイズの選択肢が少ないのだけ気になりますが…。

take

ありがとうございます。パーツ関係はともかくpcの設定などに非常に疎いため、ゲーム用の設定まで代行してくれるガレリアのを選んでいました。自分で頑張って設定をやれば万単位で安くなるとなると考えものですね… 。raytrek XF見てみたのですが確かに圧倒的にコスパいいですね、ただおっしゃる通り簡易とは言え水冷が使えないのは冷却が多少不安そうというのが感想です。ケースの風通しが少し悪そうに見えるのですが無限5でなんとかなるレベルなのでしょうか。

とねりん:管理人

raytrekのタワーケースは標準で14cmファンと3基と12cmファン1基を備えるので、エアフローはかなり良い方ですよ。
正直無限五でCore i7-12700は十分とは言えないレベルだと思いますが、水冷が必須というほどのCPUではないです。ゲームしかやらないレベルならCPUが100%張り付きで稼働するみたいなことはないと思うので、無限五でもケースのエアフローが十分なら一応許容範囲ではあるかなと思います。

もしかして設定の代行って有料のやつですか?でしたら、悪いことは言わないので自分でやった方が良いと思います。

take

本当に丁寧に説明して頂きありがとうございます。raytrek XF 32GBモデルをcpuファン・グリス・SSDの変更で購入しようと思います。

ゆすきん

初めてゲーミンクpcに手を出してみようと考えて、いろいろ調べて構成を考えています
相談に載って頂けると幸いです

【購入検討中のpc】
〈CPU〉
intel core i5 12400f
〈GPU〉
palit RTX3070
〈マザーボード〉
ASUS TUF GAMING B660M PLUS D4
〈電源〉
玄人志向 KPPW-BK 650W
〈SSD〉
Western degital 1tb
〈メモリ〉
CFD W4U 3200 16GB
〈ケース〉
Thermal take CA-1J5-00M1WN-01
〈OS〉
Windows 11 home
〈モニター〉
BenQ MOBIUZ EX2510S

【使用用途】
APEXやサイバーパンクなどのゲーム全般
Blenderを使ってCG制作
イラスト制作

【質問】
〇このスペックだとどれくらいの年数使えるのか(3年くらいは使いたい)
〇 cpuとgpuのバランス
〇RTX3060tiと比較してRTX3070にするべきか
〇モニターの性能を引き出せるか
〇電源は650wで足りるのか
〇RTX40シリーズが出るのを待った方が良いのか
〇空冷で考えているが 冷却に追加で購入した方が良いのか

質問が多くなってしまい申し訳ございません、ご回答よろしくお願い致します
m(*_ _)m

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。BTOではあまり見ない構成なので多分自作?でしょうか。とりあえず、質問頂いたことについてざっと回答していきます。

1. どれくらいの年数使えるのか
使用者の「使える」に求めるレベルによります。私の主観で答えるなら、約6年前に発売されたGTX 1070でも高いレベルを求めなければ個人的には十分使えるレベルだと思います。そのため、FHDなら少なくとも3年は十分使えると言えるのではないかと思います。

2. CPUとGPUのバランス,RTX 3070とRTX 3060 Ti
Core i5-12400FとRTX 3070を組み合わせるのは、CPUの性能不足がやや気になるのは確かです。BTOでもあまり見ない組み合わせですね。具体的な検証に基づいた訳ではないですが、自分ならRTX 3070を搭載するなら出来れば最低でもCore i5-12600K以上にしたいと感じます。

3. モニターの性能を引き出せるか
165fps出せるかという意味だと思いますが、プレイするゲームによります。挙げられた中では、APEXではFHDなら平均165fpsに十分到達できると思いますが、サイバーパンクは非常に重いゲームなので厳しいと思います。

4. 電源は650Wで足りるのか
大丈夫だと思います。Core i5-12400FのMTPが117Wで、PalitのRTX 3070もOCじゃないモデルなら220Wで、合わせても337Wです。変換時の損失や他パーツ分を考慮しても許容範囲内だと思います。

5. RTX 40シリーズを待った方が良いのか
具体的な性能や価格がわかりませんし、今は為替の動きの影響もありますから何とも言えないです。ただし、RX 7000シリーズも近い時期に出ると思いますし、結構間が空いた新世代のため性能自体は大きく向上するとは思いますから、待てるなら待った方が電力効率やコスパは良くなる可能性は高いとは思います。

6. 水冷の方が良いのか
Core i5-12400Fなら空冷でも冷やせます。ただし、付属クーラーはおすすめしないのと、空冷クーラーはPCケースのエアフローが重要になる点に注意です。Versa H26は標準だと12cmファンがリアとフロントに1基ずつと最低限なので、出来ればファンをもう1個くらいは追加した方が個人的には安心です。

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ゆすきん

詳しく教えて頂きありがとうございます

やはり、cpuとgpuのバランスに難ありでしたか cpuを考え直したいと思います。

今すぐ欲しいという訳ではないので 管理人様の言うように もう少し時期を待ってみます。

らい

はじめまして。とても参考になるサイトをありがとうございます。
管理人様の真摯なコメント返しに感動し、私も相談させていただきます。

現在、Core i5 9400F、3070Tiで運用しているのですが、Apexをしていると発熱が半端なく、どう考えてもCPUだろうなと思い、CPUとマザーボード、ケース、クーラーの換装を考えています。コスパ重視(CPUが3万円前後)でCore i5 12400Fを考えていますが、変えてもそこまで変化しないのかな、すぐに発熱ひどくなるのかな、、と考えています。

・クーラーは虎徹で、ケースもですが、GTX760全盛期あたりからCPUとグラボメインでパーツごとに強化し続けてきたって感じで、ずっと使ってます。笑
・メモリは32GBです。
・特にRyzenへの抵抗はありません。
・なにか不足情報ありましたら申し訳ございません。

もし管理人様ならどういった換装を考えますでしょうか?コスパ重視パターンとどうせならここまで頑張るかなパターンを教えていただけますと幸いです。

返信する
とねりん:管理人

はじめまして。丁寧な言葉ありがとうございます。励みになります。

発熱が多いとのことですが、実際のパーツ毎の温度を確認した訳ではなさそうなのでファンの音が大きいとかでしょうか。
CPUが原因かもということですが、Core i5-9400Fは標準設定であれば文字通りTDP65Wの省電力CPUのはずなので、本来なら虎徹でも十分に静音動作するはずです。ファンの向き間違えやフィルムの剥がし忘れとかない限りはそこまでうるさくはならないと思います。

RTX 3070 Tiの方が発熱量でいえば圧倒的に多いので、安価なモデルの場合はそちらが原因の可能性もあると思います。GPUが問題である場合には、GPUのクロックを下げたり電力制限をすると改善する可能性もあります。GPU温度はタスクマネージャーからも簡単に確認できるので、ゲームプレイ時に確認してみて温度が高いようなら(70度後半とか)試してみると良いと思います。フリーソフトを使うと簡単にできます。MSIのAfterburnerなどが有名です。
性能は多少下がりますが、電力半分でも性能は8割以上維持されたりすることもあり、RTX 3070 Tiは最新世代だと電力効率が悪めのGPUでもあるので、特に問題無くても発熱や消費電力が気になるならやっておいても良いかもしれません。

それと、PCケースのエアフローがしっかりしていないため、温度が下がらずにファンが高回転し続けている可能性もあるかもしれません。軽視されがちですが、空冷クーラーを使うなら良いことが前提の重要な部分です。120mmファンが1個とか2個しかないレベルであれば怪しいです。もし怪しいようならクーラーよりも先にそちらを対応した方が良いかもしれません。

以下対応に関してですが、教えて貰った情報からだと原因と問題箇所が明確には断定できないので、ひとまずという感じですが、ざっと下記に私の考えを載せておきます。

まず、CPUやマザーボードの交換は新世代のCPUの登場が間近なので少し待っても良いかなと思います。次世代のRyzen 7000シリーズが秋ごろに登場予定ですし、近い時期に第13世代Coreも出ると言われています。Ryzen 7000シリーズはメモリがDDR5のみ対応らしいのでコストは増加してしまうとは思いますが…。今でも使える状況なら待ってみても良いのかなと思います。

それを踏まえて今何か対応するとして、まずPCのエアフローに問題がありそうな場合にはPCケースファンの追加やPCケースの変更です。空冷クーラーはPC内部の空気を利用しますから、エアフローが悪いと上手く冷却できません。もし問題がある場合には優先度はクーラーよりも高いです(9400Fなら虎徹でも本来は大丈夫だと思うので)。

次に、エアフローが問題ない状態の場合でCPU(ファン)が原因とするなら、最もコスパ良く温度が下がる可能性があるのは熱伝導率の高い高品質なグリスへの塗り替えだと思います(今が安物のグリスという前提ですが)。少ない量のものでも大体何回か分は使える量がありますし、しっかり密閉して保存すれば多少日が経っても使えるので、後にCPUやクーラーを交換することになったとしても無駄にならないこともあり、リスクも小さいと思います。

最後に、CPUクーラーの換装です。つい昨日(23日)に発表されたことですが、次世代のRyzen 7000シリーズは現行のRyzen 5000シリーズのソケットAM4とクーラーが互換するようです。第13世代Coreも既にソケットは第12世代が同じことが判明しているので、クーラーは今換えても、ソケットAM4とLGA1700に対応したものなら現行でも次世代でもRyzenとCoreどちらでも使い回せます。

まずはすぐ簡単にできるGPUの電力制限を試してみると良いかなと思います。その後が上記の感じで。
コスパ重視と出来るだけパターン毎にならず、しかも読み辛い長文になってしまい申し訳ありませんが、以上になります。よろしくお願いします。

返信する
らい

早速のご返信ありがとうございます。
なんとも親身にお答えいただき、すごく助かります。ありがとうございます。方法としてはCPU換装しかないと考えておりましたが、他の道筋もあることは初めて知りました。
CPU新しいのが近々出るのですね。何か記事をお書きになる予定でしょうか。

Apex時のGPUの温度は70度前後でした。使用率はCPUが常に100%、GPUが50-70%です。
プレイに支障が出るレベルで重くなります。これはCPUの性能の問題ではなく、排熱の問題の可能性が高いということでしょうか?(アフターバーナーで電力制限も試しました。)

確かにケースにファンは一つしかなく、一番安い中華製のものを買った覚えがあります。
そこでおすすめのケース、おすすめのグリス、またそのケースに追加でファンなど取り付けなどあればその点なども含め、教えていただけると幸いです。

とねりん:管理人

返事遅くなり申し訳ありません。寝てしまっていました。
CPU、新しいものが出るといっても早くても何か月後か(発表では秋ごろ)ではありますが…。出た際には評価記事を出そうと思っています。

本題ですが、GPUは使用率の割には温度が高いですが、温度自体はそこまでなので問題なさそうです。Afterburnerも試されていたんですね。となるとやはり問題はCPUの可能性が高そうですね。
Core i5-9400FとRTX 3070 Tiでは性能のギャップがかなりあり、ボトルネックは高確率で発生しているため、CPU使用率が100%となるのは恐らくおかしくないです。
ただし、そのときにfpsが低下したり多少カクつきが出ることはあっても、普通は正常なプレイが不可能なほど不安定にはなりません。CPUが発熱のせいでクロックが下げられて急激に性能が低下したせいで不安定になっている可能性はあります。

状況を見る限り発熱が原因とは言い切れないものの、ケースファン一つでCPUに加えRTX 3070 Tiを空冷運用するのは特に暑い時期には厳しいと思うので、どちらにせよそこは対応した方が良いかなと思います。以下、質問頂いた点についてざっと触れています。

【グリス】
「熊グリス」と呼ばれる定番のグリス「Thermal Grizzly Kryonaut」をとりあえずおすすめしておきます。また、「ARCTIC MX-4」も定番でよくおすすめされるグリスだと思うので紹介しておきます。

【PCケースとケースファン】
今お使い具体的な製品がわからないので何とも言えないですが、裏面配線に対応していて他も特に不満を感じていないなら、そのままケースファン追加でも良いと思います。
ただ、裏面配線に対応していないとエアフロー的にも良くないので、換えるのもありかなと思います。
下記から一応おすすめケースについて少しだけ書きますが、好みの部分も強いところなので、あくまで参考程度にしてくださいませ。また、エアフローについても同様に参考程度に。

まず、安さとコスパ重視ならやはり「Versa H26」が非常に強力です。4000円台という低価格の割には質が良く、ロングセラーになってきている定番のケースです。側面がアクリルパネルで透明になっており、標準搭載のBlue LEDの前面ファンが美しく、見た目も重視されています。
付属ケースファンは120mmが前面と背面に1個ずつ標準装備なので、発熱の多いハイエンドパーツを採用するならエアフローはやや心許ないです。ケースファンの場所や個数は諸説あるので一概には言えませんが、追加1個なら前面に吸気ファンが一般的かなと思います。また、あまり見ないですが、天面に排気1個もありだと思います。
また、グラフィックボードの最大幅が310mmまでとなっているため、3連ファンかつ大型のモデルだと入らない可能性がある点も一応注意です。

次に、ミドルレンジ以上のものも一つピックアップして紹介すると、「Antec P10 FLUX」は静音性とエアフローどちらも重視されていてコスパの良い製品としておすすめです。
トップを密閉し防音パネルも採用された静音ケースですが、前面に3基の120mmファンと背面120mm1基を標準搭載しており(+電源上にも1基)、エアフローも始めから確保されているのが嬉しいモデルです。ほぼフル装備なので、付属ファンに不満が無い限りは後からの対応を特に考える必要がないです。価格はコメント時で約1万円と安めなので、付属ファンはさすがにそこまで良いものではないと思いますが、コスパは良いケースだと思います。
また、P10 FLUXを見た目重視した「DF700 FLUX / DF800 FLUX」といったモデルもあるので、静音性よりも見た目や天面が開放されているタイプが良い場合にはそちらの方が良いと思います。

といった感じでいくつか紹介してみました。また長くなって申し訳ありませんが、回答です。

らい

結果をお伝えしたく、お礼、ご連絡が遅くなりました。
結果から述べると、まずはコスパ重視で改善と思い、Versa H26とファン、MX-4を購入したところ大幅に改善しました。まず、PCケース内がほぼ熱くならなくなり、GPU温度も60-70度がマックスといった感じで安定しております。また、CPUのグリスも塗り替え、虎徹の回転数がマックスになることもなくなりました。
Apexの設定もOriginの設定もある程度いじりましたが、CPU使用率も100%常時だったのが、80-90%と少し改善されました。
とても満足の行く結果となりました。
本当にありがとうございました。今後とも管理人様のご活躍をお祈りしております。

とねりん:管理人

ケース交換は結構手間だと思いますがご苦労さまでした。
良いアドバイスを出来たか不安になったりすることもあるので、このようなご報告嬉しいです。
お役に立てたのなら幸いでした。

zakkie

はじめまして。
大変参考になる情報をいつもありがとうございます。
エルデンリングをRyzen 5 2600とRTX3070Tiで遊んでいるのですが、1080pで60FPSに張り付かず、CPUのコア1の使用率が常に90%を超えているので、CPUがボトルネックになっているのではないかと考え、買い替えを検討しています。
主にゲーム用途でしか使わないので、シングルコア性能で考えてRyzen 5 5600Xを買い替え対象に検討しているのですが、他にオススメのCPUや注意点などあれば教えてください。
(予算としては2~4万で、できるだけコスパの良いCPUを購入したいです)

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とねりん:管理人

はじめまして。

恐らくマザーボードをそのまま使うためにRyzenで検討している?ということで良いのでしょうか。
RTX 3070 TiでRyzen 5 2600だと少なからずボトルネックは発生してしまうと思いますし、予算から考えるとRyzen 5 5600Xの選択も妥当だと思います。
ただ、CPUを変えれば他のfps上限が高いゲームでは恩恵を十分感じることが出来るとは思いますが、エルデンリングに限れば上限60fpsですし、高負荷時(戦闘中など)のfps低下は多分スペックに関わらず発生すると思うので、CPUを変えてもそこはあまり改善されないかもしれません。

一応他に候補を挙げるなら、最近追加されたRyzen 5 5600やRyzen 7 5700Xあたりでしょうか。5700Xだと予算を若干超えてはしまいますが…。予算を出来るだけ抑えたいなら5600(無印)でもいいし、マルチスレッド性能も重視したいなら5700Xもありかなって感じになると思います。
また、これは余談になりますが、今(というか最近はほぼ常時ですが)パソコン工房だとPCパーツは税込み33,000円以上だと2,000ポイントが付くキャンペーンがやっており、5600Xは対象外で5700Xは対象です。なので、特に利用ショップを決めていないならそこも考慮してみても良いかもしれません。

最後に、ご存知かもしれませんが300,400シリーズのマザーボードでRyzen 5000シリーズを使用するには基本BIOSの更新が必要となるので注意してください。特に、300シリーズはサポート対象となったのがつい最近で、まだ提供が行われていないものも多いと思うので、すぐ購入して導入したい場合には注意です。事前に確認しておくことをおすすめします。

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将棋ソフト大好きさん

コスパがとても参考になりました
ありがとうございました

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らまぁ

M1ウルトラすげぇな60Wでそのスコア出せるって尋常じゃないw
しかも動画編集する自分からすると、メディアエンジン4つついてるのはえぐい。エンコード、書き出しがこれから早くなっていきそう。(ソフトウェアの対応次第)

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はまち

以下のスペックのPCをフルHDでYouTubeの配信用のPCにしようと検討しているのですが大丈夫でしょうか?
Core i5 9400f GTX970(ocモデル) メモリ16GB
VTuber配信なども興味がありやってみたいのですがその場合でも対応出来るスペックでしょうか?GPUは高騰が収まったら50〜60番台のグラボに買い換えようと思っています

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とねりん:管理人

配信作業のみを行うPCということであれば、対応可能だと思います。
VTuber配信に関しても、正直具体的な負荷については確信できませんし、推奨スペックなどを見ると余裕ではないですが、多分単体ならそんなに重いものではないと思うので、負荷的には余裕がある配信PCなら多少スペックが低くても対応できるのではないかと思います。

また、特にGPUが古い世代のものなので、現行の用途でどれぐらい使えるのかは難しいところだと思います。現状はまだ動画の圧縮方式はH.264方式が主流だと思うのでGTX 970でも対応できますが、それ以降の方式には基本対応できないですし、電力効率的にもよろしくないので、おっしゃるように新しい世代のGPUに換えた方が良いと思います。

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蟻さん

初めまして、こんにちは。
BTOパソコンの部品交換を検討しております。PCについて知識が無いのでご相談させてください。

使用用途は主に、PCゲーム(エーペックスや据え置きソフトの移植版)や動画配信・編集です。
コスパ良く最新ゲームをサクサクプレイできるスペックにアップグレードしたいです。
下記が交換予定の部品です。
その他交換したほうがいい部品や、注意点などはありますでしょうか?
よろしくお願いします。

【PC】
THIRDWAVE・Diginnos (3年前ドスパラで購入)

【CPU】
〇現在→組AMD Ryzen 5 2600 BOX(AM4/3.4/19M/C6/T12/65W)I
〇交換予定→Core i7 12700F ¥43,800

【メモリ】
〇現在→CT2K8G4DFS8266 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組] 
〇増設予定→CT2K8G4DFS8266 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組](合計4枚32GB)¥6970

【HDD(内蔵)】
〇現在→組TOSHIBA DT01ACA100(SATA3 1TB 7200 32MB)

【SSD】
〇現在→組PHISON PS5012-E12 256G (M.2 2280NVMe 256G TLC)

【マザーボード】
〇現在→組ASRock AB350 Pro4(B350 AM4 DDR4 ATX)I
〇交換予定→GIGABYTE Z690 UD DDR4 (Z690 1700 ATX) ¥26,950

【グラフィックカード】
●組ASUS PH-GTX1650-4G-BULK (1650 4G GDDR5 1D1H1P)
〇交換予定→DUAL-RX6600XT-O8G [PCIExp 8GB] ¥64,980

【電源S】
〇現在→組SILVERSTONE SST-ST50F-ESB(ATX 500W 80+B)I
〇交換予定→玄人志向 80Plus Bronze 650W ATX電源ユニット KRPW-BR650W/85+ ¥5,942

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とねりん:管理人

はじめまして。

部品交換というより総入れ替えに近い感じですね。
以下がざっとした所感です。

【CPU】
今なら内蔵GPU搭載の「Core i7-12700」もFと価格がほぼ変わらないので、わずかにコスパが良いです(グラボ搭載機では役立つことはほぼないかもしれませんが)。
また、BOX品ならクーラーが一応付属していますが、正直性能があまり良くないです(特に静音性)。必須ではないですが、別途クーラーを用意するのをおすすめします(LGA1700対応のリテンションキットが付属しているもの)。

【マザーボード】
H670やB660の方が少し安いので、コスパ重視なら検討してみても良いかもしれません。Z690の方が良い理由があるなら特に気にしなくて大丈夫です。

【グラボ】
RX 6600 XTは効率重視なら優秀なGPUなので良いと思います。ただし、やはり性能は上位GPUには劣り、200fps以上や1440p以上の解像度、その他レイトレーシングなどでは低いパフォーマンスとなる点には一応注意です。配信中にはエンコードでも使用することになると思うので、更に若干のfps低下が見られる点も留意です。

【電源ユニット】
問題ないと思います。

【メモリ】
製品名は違いますが、同じメーカー(crucial)の同系統の新しめのもので「CT2K8G4DFRA32A(DDR4-3200 8GBx2)」の方が少し安いので、こちらで良いと思います。詳しい仕様を見つけることは出来ませんでしたが、JEDEC準拠のDDR4のSPDプロファイルが一通り収録されていると思うので、多分問題なく使えると思います(恐らく遅い方に合わせられてDDR4-2666で動作します)。

【ケース】
仕様を見てみようと探したのですが、どれなのかよくわかりませんでした。
各種パーツが入るのかをサイズや規格を確認しておくのと、別途CPUクーラーを用意する場合には収まるかの確認も必要です。
また、高性能なGPUを搭載する一般的なゲーミングPCでは大体フロントにケースファンを搭載しているので、今無ければ搭載可能か確認した上で用意するのがおすすめです。

【OSについて】
恐らく今お使いのPCのWindowsのライセンスはOEM版だと思うので、大幅なパーツ変更を行うと認証が通りません。別途ライセンスを用意する必要がある点に注意してください。

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